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B 0151:2018  

(1) 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲························································································································· 1 

2 分類······························································································································· 1 

3 用語及び定義 ··················································································································· 1 

B 0151:2018  

(2) 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人配管

技術研究協会(JSPE)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格

を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格

である。 

これによって,JIS B 0151:2001は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

日本工業規格          JIS 

B 0151:2018 

鉄鋼製管継手用語 

Iron and steel pipe fittings-Vocabulary 

序文 

この規格は,1973年に制定され,その後3回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は2001年に

行われたが,その後の関連する日本工業規格の改正などに対応するために改正した。 

なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。 

適用範囲 

この規格は,蒸気,水,ガス,空気などの流体を通す鉄鋼製の配管に用いる鉄鋼製管継手に関する用語

及び定義について規定する。 

分類 

用語は,次のとおり分類する。 

a) 基本 

b) 接合方式 

c) 固定式管継手 

1) 管継手 

2) ネック付き管継手 

3) 管フランジ 

d) 可動式管継手 

1) 可動式 

2) ベローズ形 

用語及び定義 

用語及び定義は,次による。 

なお,対応英語を参考として示す。 

注記1 用語の一部に,丸括弧“( )”を付けてあるものは,この丸括弧の中の用字を含めた用語及

び丸括弧の中の用字を省略した用語の二通りがあることを示し,丸括弧の中の用字を含めた

用語を優先する。 

紛らわしくない場合は,丸括弧の部分を省略してもよい。 

注記2 用語欄で,丸括弧内の仮名書きは読み方を示す。 

注記3 定義欄で,用語の後に付けてある丸括弧内の数字は,この規格の用語番号を示す。 

図は,一例を示す。 

background image

B 0151:2018  

a) 基本 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1001 

管 

流体を通す筒。 
注記 管には,“くだ”又は“かん”の読み方がある。 

pipe, 
tube 

1002 

管継手 

配管において,次の目的で管の接続などに用いる継手。 
a) 流体の方向転換 
b) 流体の分岐又は集合 
c) 管の接続 
d) 管径の異なるものとの接続 
e) 管の末端の閉鎖 
f) 計器,バルブなどの取付け 
g) 膨張,収縮などの吸収 
h) 管の回転又は屈曲 
注記 管継手には,“くだつぎて”又は“かんつぎて”の読み方

がある。 

connector, 
pipe fittings, 
pipe joint, 
pipe coupling, 
tube fittings, 
tube coupling 

1003 

接合方式 

管又は管継手を,管,管継手又は機器と接続する方式。 

connection type 

1004 

固定式管継手 

流体の分岐,集合若しくは方向転換,又は管の接続若しくは閉
鎖の目的のために用いる管継手。 
注記 管継手自体は,接合する管の変位を調整しない。 

fixed fittings 

1005 

可動式管継手 

管の軸方向の伸縮,横方向の変位,曲げ変位,振動などに対応
する目的のために用いる管継手。 

adjustable fittings 

1006 

同径管継手 

(どうけいくだつ
ぎて) 

径の呼びが全て同一の管継手。 

equal fittings 

1007 

径違い管継手 

(けいちがいくだ
つぎて) 

二つ以上の異なる径の呼びをもつ管継手。 

reducing fittings 

1008 

偏心管継手 

相対する管の軸心を平行にずらして接続する管継手。 

eccentric fittings 

1009 

同心管継手 

相対する管の軸心を同一直線上に接続する管継手。 

concentric fittings 

1010 

ネック付き管継手 

端部に継目なく追加された直管部分をもつ管継手。 

necked fittings 

1011 

管フランジ 

管,機器などの接続に用いるつば状の管継手。 

pipe flange 

b) 接合方式 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2001 

ねじ込み式 

管用ねじで接続する接合方式(図1参照)。 

threaded type, 
screwed type 

2002 

ユニオン式 

部品をユニオンナット及びユニオンねじで挟んで接続する接合
方式(図2参照)。 

union type 

2003 

突合せ溶接式 

(つきあわせよう
せつしき) 

端部を突き合わせて溶接する接合方式(図3参照)。 

butt welding type 

2004 

差込み溶接式 

(さしこみようせ
つしき) 

端部を差し込んで溶接する接合方式。 
注記 差込み溶接式には,スリップオン溶接式(2005)及びソケ

ット溶接式(2006)がある。 

slip-on welding type,  
socket welding type 

2005 

スリップオン溶接式 

差込み溶接式(2004)で端部の位置決め手段がないもの(図4
参照)。 

slip-on welding type 

2006 

ソケット溶接式 

差込み溶接式(2004)でストッパのあるもの(図5参照)。 

socket welding type 

2007 

フランジ式 

管フランジ(1011)を,ガスケットを挟んでボルト及びナット
で接続する接合方式(図6参照)。 

flanged type 

background image

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番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2008 

くい込み式 

金属製のスリーブを管の端部にくい込ませて接続する接合方式
(図7参照)。 

bite type,  
flareless type,  
olive type 

2009 

フレア式 

管の端部を円すい状に広げて接続する接合方式(図8参照)。 

flared type 

2010 

メカニカル式 

ゴム輪又はガスケットを押輪で締め付け,挿し口と受口とを密
着させる接合方式(図9参照)。 

mechanical type 

2011 

ハウジング式 

接続両端部に特殊形状のガスケットをはめ込み,その上からハ
ウジングをかぶせ,ボルト・ナット,ピンなどで締め付ける接
合方式(図10参照)。 

housing type 

c) 固定式管継手 

1) 管継手 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

3101 

エルボ 

互いにある角度をなす二つの管の接続に用い,曲率半径が比較
的小さい管継手(図11参照)。 

elbow 

3102 

ベンド 

互いにある角度をなす二つの管の接続に用い,曲率半径が比較
的大きい管継手(図12参照)。 
注記 返しベンド(JIS B 2301参照)とは,曲率半径が著しく小

さいものをいう。 

bend 

3103 

三つの管をT字状に接続するために用いるT形の管継手(図13
参照)。 
注記 チーズともいう。 

tee 

3104 

三つの管をY字状に接続するために用いるY形の管継手(図14
参照)。 

lateral 

3105 

クロス 

四つの管を十字状に接続するために用いる十字形の管継手(図
15参照)。 

cross 

3106 

レジューサ 

直径が異なる二つの管を,同心又は偏心して接続するために用
いる主として突合せ溶接式の管継手(図16参照)。 
注記 比較的大きな管継手では片落ち管ともいう。 

reducer 

3107 

ソケット 

二つの管を直線状に接続するために用いる主としてねじ込み式
の管継手(図17参照)。 

socket 

3108 

カップリング 

二つの管を直線状に接続するために用いる主としてソケット溶
接式の管継手(図18参照)。 

coupling 

3109 

キャップ 

管の末端を閉鎖するために用いる帽子状の管継手(図19参照)。 cap 

3110 

ボス 

本管に引出し穴をあけ,枝管をねじ込み又は差込み溶接で接続
する管継手(図20参照)。 

boss 

3111 

プラグ 

管の末端及び管穴を閉鎖するために用いる栓状の管継手(図21
参照)。 

plug 

3112 

ユニオン 

ユニオン式(2002)の組立管継手(図22参照)。 

union 

3113 

組みフランジ 

管フランジ2個一組のフランジ式(2007)の管継手(図23参照)。 flange union 

3114 

ブッシング 

内・外面に,径が異なるめねじ及びおねじが切ってある管継手
(図24参照)。 

bushing 

3115 

(管用)止めナット 

ねじ込み式管継手の緩み止めに用いるナット状の管継手(図25
参照)。 

lock nut 

3116 

ニップル 

直線軸の両端におねじが切ってある管継手(図26参照)。 

nipple 

3117 

ハーフカップリング 

一端を機器,管の側面などに溶接し,他端を管にねじ込み又は
差込み溶接で接続する管継手(図27参照)。 

half coupling 

3118 

タッカ 

主として排水配管の補修に用いる管継手(図28参照)。 

tacker 

background image

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番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

3119 

Uトラップ 

排水配管に用いられるもので,U字部に水をため,下水道から
の気流を遮断する管継手(図29参照)。 

U trap 

3120 

スタブエンド 

端部につばをもち,遊合形フランジ(3307)と組み合わせて用
いる管継手(図30参照)。 
注記 ラップジョイントともいう。 

stub end,  
lap joint 

3121 

アウトレット 

本管に引出し穴をあけ,枝管を接続する管継手(図31参照)。 

outlet 

3122 

マイタベンド 

互いにある角度をなす二つの管の接続に用い,管を斜めに継い
で作られる管継手(図32参照)。 
注記 曲管又は曲り管ともいう。 

miter bends 

2) ネック付き管継手 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

3201 

ネック付きエルボ 

エルボの各端部に継目なく追加された直管部分をもつ管継手
(図33参照)。 

necked elbow 

3202 

ネック付きT 

Tの各端部に継目なく追加された直管部分をもつ管継手(図34
参照)。 

necked tee 

3203 

ネック付きレジュー

サ 

レジューサの各端部に継目なく追加された直管部分をもつ管継
手(図35参照)。 

necked reducer 

3204 

ネック付きキャップ 

キャップの端部に継目なく追加された直管部分をもつ管継手
(図36参照)。 

necked cap 

3) 管フランジ 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

3301 

板フランジ 

平板状の管フランジ(1011)(図37参照)。 
注記 ハブをもたないもので,丸形,角形及びオーバル形がある。 

plate flange 

3302 

ハブフランジ 

ハブをもつ管フランジ(図38参照)。 
注記 ねじ込み式及び差込み溶接式がある。 

hubbed flange 

3303 

ネックフランジ 

主として突合せ溶接のための長いハブをもつ管フランジ(図39
参照)。 
注記 突合せ溶接式フランジ(welding neck flange)ともいう。 

neck flange 

3304 

閉止フランジ 

(へいしフランジ)

管の末端を閉じるために用いる管フランジ(図40参照)。 
注記 取っ手などの付いたものを“フランジ蓋”ともいう。 

blank flange, 
blind flange 

3305 

眼鏡フランジ 

(めがねフランジ)

丸形の板フランジと閉止フランジとが眼鏡状に一体となってい
る管フランジ(図41参照)。 

spectacle flange 

3306 

一体フランジ 

配管部品の一部として一体に構成された管フランジ(図42参
照)。 

integral flange 

3307 

遊合形フランジ 

(ゆうごうがたフ
ランジ) 

スタブエンド(3120)とともに使用する管フランジ(図43参照)。 
注記 ラップジョイントともいう。 

loose flange, 
lapped flange, 
lap joint 

3308 

Oリング形フランジ 

(オーリングがた
フランジ) 

Oリングを入れる溝をもつ管フランジ(図44参照)。 

O ring flange 

3309 

デルタリング形フラ

ンジ 

デルタリングを入れる溝をもつ管フランジ(図45参照)。 
注記 デルタリングは,断面がギリシャ文字“デルタ(Δ)”に

似た形のガスケット。 

delta ring flange 

3310 

レンズリング形フラ

ンジ 

レンズリングを挟んで締め付けて接続する管フランジ(図46参
照)。 
注記 レンズリングは,中央に穴をもった凸レンズの形状をした

ガスケット。 

lens ring flange 

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B 0151:2018  

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

3311 

全面座 

管フランジの接合面で,全面を平面に仕上げたもの(図47参照)。 flat face 

3312 

平面座 

管フランジの接合面で,ボルト穴の内側に平らな座面を設けた
もの(図48参照)。 
注記 ボルト穴の内側に,ほぼ接する平面座の大平面座[図48 

a)]と,大平面座より小さい平面座の小平面座[図48 b)]
とに区別する場合がある。 

raised face 

3313 

溝形 

管フランジの接合面で,一方に設けられた溝に,他方の凸部が
入るように作られたもの(図49参照)。 

tongue and groove 

3314 

タング座 

溝形(3313)の凸部があるほうの接合面[図49 a)参照]。 

tongue 

3315 

グルーブ座 

溝形(3313)の溝があるほうの接合面[図49 b)参照]。 

groove 

3316 

はめ込み形 

管フランジの接合面で,おす・めすの形に作ったもの(図50参
照)。 

male and female, 
spigot and recess 

3317 

メール座 

はめ込み形(3316)のおすのほうの接合面[図50 a)参照]。 

male, 
spigot 

3318 

フィメール座 

はめ込み形(3316)のめすのほうの接合面[図50 b)参照]。 

female, 
recess 

3319 

リングジョイント座 

管フランジの接合面で,リングジョイントガスケットが入る溝
をもつもの(図51参照)。 

ring joint 

d) 可動式管継手 

1) 可動式 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

4101 

回転管継手 

定速で連続回転できる管継手(図52参照)。 

rotary joint 

4102 

スイベル管継手 

速度及び方向が不定で,穏やかに回転できる管継手(図53参照)。 swivel joint 

4103 

ボール管継手 

内部に球面状の滑り面をもち,角変位を可能にする管継手(図
54参照)。 

ball joint 

4104 

メカニカル形管継手 

メカニカル式(2010)の管継手(図55参照)。 
注記 管のたわみ及び伸縮を吸収することができる。 

mechanical type joint 

4105 

ハウジング形管継手 

ハウジング式(2011)の管継手(図56参照)。 
注記 管のたわみ及び伸縮を吸収することができ,ショルダ形

[図56 a)],グルーブ形[図56 b)]及びリング形[図56 c)]
がある。 

housing type joint 

4106 

滑り伸縮形管継手 

本体のスタフィングボックスにグランドパッキンを詰め,グラ
ンドで押し込むことによって気密性を保つ管継手(図57参照)。 
注記 管の伸縮を吸収することができる。 

slip expansion joint 

4107 

フレキシブルメタル

ホース 

屈曲運動,振動などを吸収するため,波形に加工した管(ベロ
ーズ)又はら(螺)旋形に加工した管(スパイラル)と固定式
管継手とが一組になっている管継手(図58参照)。 
注記 管に金属編組を施してあるが,管が裸の場合もある。 

corrugated flexible 

metal hose 

4108 

インタロックメタル

ホース 

屈曲運動,振動などを吸収するため,金属条帯をかみ合わせ,
ねじ状に連続して加工した管と固定式管継手とが一組になって
いる管継手(図59参照)。 

interlocked flexible 

metal hose 

4109 

伸縮ベンド 

温度変動などによって発生する伸縮を吸収するU字形又はルー
プ状の管継手(図60参照)。 

expansion loop 

background image

B 0151:2018  

2) ベローズ形 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

4201 

ベローズ形伸縮管継

手 

軸方向,軸曲げ,軸直角方向などの変位を,一つ以上のベロー
ズの伸縮・屈曲によって吸収する管継手(JIS B 2352及び図61
〜図72参照)。 
注記 ベローズ素子1個を用いたものを単式,2個用いたものを

複式という。 

bellows expansion 

joint 

4202 

補強リングなしベロ

ーズ形伸縮管継手 

ベローズと端管又は管フランジとで構成するベローズ形伸縮管
継手(図61参照)。 

unreinforced bellows 

expansion joint 

4203 

ロッド付きベローズ

形伸縮管継手 

リミットロッド(4216)と両端管に取り付けたステー板とによ
って,異常時には内圧推力を支持し,主に軸方向変位を吸収す
るベローズ形伸縮管継手(図62参照)。 

bellows expansion 

joint with rods 

4204 

補強リング付きベロ

ーズ形伸縮管継手 

ベローズの谷部に補強リング(4214)又は調整リング(4215)
を用いた構造をもち,主に高圧力に使用するベローズ形伸縮管
継手(図63参照)。 

reinforced bellows 

expansion joint 

4205 

外筒付きベローズ形

伸縮管継手 

ベローズを外部障害から保護するための外筒を装備したベロー
ズ形伸縮管継手(図64参照)。 

covered bellows 

expansion joint 

4206 

圧力バランス式ベロ

ーズ形伸縮管継手 

内部推力を伸縮管自体が吸収することができるベローズ形伸縮
管継手(図65参照)。 
注記 直管部圧力バランス式[図65 a)],曲管部圧力バランス式

[図65 b)],及びユニバーサル圧力バランス式[図65 c)]
がある。 

pressure balanced 

bellows expansion 
joint 

4207 

ジンバル式ベローズ

形伸縮管継手 

ジンバルリング,ピン及びアームを両端管に取り付けた構造に
よって内圧推力を支持し,任意平面の軸曲げ変位を吸収するベ
ローズ形伸縮管継手(図66参照)。 

gimbal bellows 

expansion joint 

4208 

ヒンジ式ベローズ形

伸縮管継手 

ヒンジアーム及びピンを両端管に取り付けた構造によって内圧
推力を支持し,一平面の軸曲げ変位を吸収するベローズ形伸縮
管継手(図67参照)。 

hinged bellows 

expansion joint 

4209 

ユニバーサル式ベロ

ーズ形伸縮管継手 

タイロッドと両端管に取り付けたステー板とによって内圧推力
を支持し,2個のベローズを用いて主に軸直角方向の変位を吸収
するベローズ形伸縮管継手(図68参照)。 

universal bellows 

expansion joint 

4210 

スイング式ベローズ

形伸縮管継手 

スイングバー及びピンを両端管に取り付けた構造によって内圧
推力を支持し,2個のベローズを用いて,一平面の軸直角方向の
変位,又は軸直角方向変位と軸曲げ変位との組合せ変位を吸収
するベローズ形伸縮管継手(図69参照)。 

swing bellows 

expansion joint 

4211 

パンタグラフ付きベ

ローズ形伸縮管継
手 

調整リングにパンタグラフを取り付けることによって,ベロー
ズの各山が均等に伸縮するベローズ形伸縮管継手(図70参照)。 

bellows expansion 

joint with 
pantographs 

4212 

リンク付きベローズ

形伸縮管継手 

両端管と中間パイプとにパンタグラフを取り付けることによっ
て,2個のベローズが均等に伸縮するベローズ形伸縮管継手(図
71参照)。 

pantograph linked 

bellows expansion 
joint 

4213 

外圧式ベローズ形伸

縮管継手 

ベローズの外面に流体の圧力を受ける構造で,ドレン及びガス
のたまりをなくすことができるベローズ形伸縮管継手(図72参
照)。 

external pressure type 

bellows expansion 
joint 

background image

B 0151:2018  

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

4214 

補強リング 

ベローズの谷部外面又は山部内面の形状に合わせるように取り
付けるリングであって,内圧力又は外圧力による変形を防止す
るリング(図63参照)。 
注記1 山数が2山以上の波形の間に設けるリングを中間補強

リングといい,端末に設けるものを端末補強リングとい
う。 

注記2 補強リングには,ベローズの圧縮方向の動きを制限し,

座屈防止を兼ねる調整リングも含まれる。 

root-reinforcing ring 

4215 

調整リング 

補強リングの一種で,T字形の断面形状をもち,耐圧性能の強
化,及びベローズの各山に伸縮を配分する機能をもつもの。ま
た,内圧力による蛇行防止性能をもつ(図63参照)。 

equalizing ring 

4216 

リミットロッド 

正規の作動状態でベローズの軸方向・軸直角方向・軸曲げの変
位量を制限し,異常時には内圧力による軸方向の推力を支持す
る能力をもつもの。一般に,ロッド(バーと呼ぶ場合もある)
又はボルトの形でベローズ形伸縮管継手に取り付ける(図62及
び図63参照)。 

limit rod 

4217 

コントロールロッド 

ユニバーサル式ベローズ形伸縮管継手などの複数のベローズの
最大変位を配分する機能をもつもの。ただし,内圧力による軸
方向の推力は,支持できない。一般に,ロッド(バーと呼ぶ場
合もある)形でベローズ形伸縮管継手に取り付ける(図68参照)。 

control rod 

4218 

タイロッド 

軸方向に伸縮させるためのガイド,自重受けの役割,アンカ故
障による継手の損傷防止又は内圧力による推力を受けもつ役割
をする部品(図65及び図68参照)。 

tie rod 

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B 0151:2018  

図1−ねじ込み式 

図2−ユニオン式 

 
 

図3−突合せ溶接式 

図4−スリップオン溶接式 

 
 

図5−ソケット溶接式 

図6−フランジ式 

 
 

図7−くい込み式 

図8−フレア式 

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B 0151:2018  

図9−メカニカル式 

図10−ハウジング式 

 
 

図11−エルボ 

 
 

図12−ベンド 

 
 

図13−T 

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10 

B 0151:2018  

図14−Y 

図15−クロス 

図16−レジューサ 

図17−ソケット 

図18−カップリング 

図19−キャップ 

図20−ボス 

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11 

B 0151:2018  

図21−プラグ 

図22−ユニオン 

図23−組みフランジ 

図24−ブッシング 

図25−止めナット 

図26−ニップル 

図27−ハーフカップリング 

図28−タッカ 

図29−Uトラップ 

図30−スタブエンド 

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図31−アウトレット 

図32−マイタベンド 

図33−ネック付きエルボ 

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図34−ネック付きT 

図35−ネック付きレジューサ 

図36−ネック付きキャップ 

図37−板フランジ 

図38−ハブフランジ 

図39−ネックフランジ 

図40−閉止フランジ 

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図41−眼鏡フランジ 

図42−一体フランジ 

図43−遊合形フランジ 

図44−Oリング形フランジ 

図45−デルタリング形フランジ 

図46−レンズリング形フランジ 

図47−全面座 

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a) 大平面座 

a) タング座 

b) 小平面座 

b) グルーブ座 

図48−平面座 

図49−溝形 

a) メール座 

b) フィメール座 

図50−はめ込み形 

図51−リングジョイント座 

図52−回転管継手 

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図53−スイベル管継手 

図54−ボール管継手 

図55−メカニカル形管継手 

a) ショルダ形 

b) グルーブ形 

c) リング形 

図56−ハウジング形管継手 

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図57−滑り伸縮形管継手 

図58−フレキシブルメタルホース 

図59−インタロックメタルホース 

図60−伸縮ベンド 

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図61−補強リングなしベローズ形伸縮管継手 

図62−ロッド付きベローズ形伸縮管継手 

図63−補強リング付きベローズ形伸縮管継手 

図64−外筒付きベローズ形伸縮管継手 

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a) 直管部圧力バランス式 

b) 曲管部圧力バランス式 

c) ユニバーサル圧力バランス式 

図65−圧力バランス式ベローズ形伸縮管継手 

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図66−ジンバル式ベローズ形伸縮管継手 

図67−ヒンジ式ベローズ形伸縮管継手 

図68−ユニバーサル式ベローズ形伸縮管継手 

図69−スイング式ベローズ形伸縮管継手 

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図70−パンタグラフ付きベローズ形伸縮管継手 

図71−リンク付きベローズ形伸縮管継手 

図72−外圧式ベローズ形伸縮管継手 

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参考文献 JIS B 0142 油圧・空気圧システム及び機器−用語 

JIS B 2220 鋼製管フランジ 

JIS B 2239 鋳鉄製管フランジ 

JIS B 2301 ねじ込み式可鍛鋳鉄製管継手 

JIS B 2302 ねじ込み式鋼管製管継手 

JIS B 2308 ステンレス鋼製ねじ込み式管継手 

JIS B 2309 一般配管用ステンレス鋼製突合せ溶接式管継手 

JIS B 2311 一般配管用鋼製突合せ溶接式管継手 

JIS B 2312 配管用鋼製突合せ溶接式管継手 

JIS B 2313 配管用鋼板製突合せ溶接式管継手 

JIS B 2316 配管用鋼製差込み溶接式管継手 

JIS B 2352 ベローズ形伸縮管継手 

JIS G 3443-2 水輸送用塗覆装鋼管−第2部:異形管 

JIS G 5527 ダクタイル鋳鉄異形管