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B 0130

:2006

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人火力原子

力発電技術協会(TENPES)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正

すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,

経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS B 0130:1989 は改正され,この規格に置き換えられる。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。


B 0130

:2006

(2)

目  次

ページ

1.

  適用範囲

1

2.

  用語の分類 

1

3.

  用語及び定義 

2

 


日本工業規格

JIS

 B

0130

:2006

火力発電用語−一般

Glossary of terms for thermal power plants

general

1. 

適用範囲  この規格は,火力発電に関して用いる用語のうち,全体,環境,運用及び保守など一般に

関する主な用語について規定する。

2. 

用語の分類  用語は,次のとおり分類する。

a)

全体

1)

発電所の種類及び形式

2)

熱サイクル

b)

環境

1)

大気

2)

水質

3)

騒音・振動

4)

その他

c)

運用

1)

計画・運用

2)

運転

3)

試運転及び試験

d)

保守

1)

保守一般

2)

検査

3)

溶接

4)

保温・保冷

e)

建設

1)

立地調査

2)

工程

3)

据付け

f)

土木・建築

1)

建物

2)

基礎

3)

港湾設備

g)

諸設備


2

B 0130

:2006

1)

クレーン及び空気圧縮機

2)

非常用電源設備及び所内通信設備

3)

防災設備

4)

騒音・振動防止設備

5)

排水処理設備

6)

所内冷却水設備

7)

用水設備

8)

冷却水取水・放水設備

h)

その他

1)

測定試験装置

2)

分析

3. 

用語及び定義  用語及び定義は,次による。

なお,参考のために慣用語及び対応英語を示す。

備考1.    用語及び対応英語で丸括弧を付けてある部分は,紛らわしくしない場合省略してもよい。

2.

用語の下に丸括弧を付けて示す仮名書(漢字・欧字に対する)は,読み方を示す。

3.

一つの用語欄に二つ以上の用語が併記してある場合には,記載してある順に従って優先的に

使用する。

a)

全体

1)

発電所の種類及び形式

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

1101 

発電所

ある種のエネルギーを電気エネルギーに変換す

るプラント。

備考  プラントとは,産業界における,ある

工場,事業所の土地・建物・設備の全

体をいう。

 (electric)

power

plant

1102 

火力発電所

石炭,石油,天然ガス,高炉ガス,COM,CWM,

残さ油,石油コークスなどがもつ熱エネルギーを
利用して発電する発電所。

備考  COM(coal oil mixture),CWM(coal water

mixture)は,JIS B 0126 参照。

 thermal

power

plant

1103 

汽力発電所

蒸気タービンで発電する発電所。 

 steam

power

plant

1104 

ガスタービン発電所

ガスタービンで発電する発電所。

 gas

turbine

power plant

1105 

内燃力発電所

内燃機関で発電する発電所。

 internal

combustion 
engine power 
plant

1106 

地熱発電所 
(ちねつはつでんし
ょ) 
 

地下から噴出する蒸気,熱水又はそれらの混合体
で発電する発電所。

 geothermal

power plant


3

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

1107 

副生ガス利用火力 
  発電所

製鉄所の溶鉱炉ガス,コークス炉ガス,製油所の
分解ガスなどの工場から副次的に発生するガス

を燃料として発電する発電所。

 excessive

gas

recovery 
power plant,

surplus gas

recovery 
power plant

1108 

コークス乾式消火 
  発電所

製鉄所のコークス乾式消火の熱を利用して発電

する発電所。

 coke

dry

quenching 
power plant

1109 

廃物利用火力発電所

製糖工場のバガス,パルプ工場のバーク,廃タイ
ヤなどの廃物を燃料として発電する発電所。

 waste

product

recovery 
power plant

1110 

バイオマス発電所

木くず(屑)

,動物性残さ,畜産系廃棄物,下水

汚泥など生物体を構成する有機物から得られる
バイオマスエネルギーを利用した発電所。

 biomass

power

plant

1111 

廃熱利用火力発電所

ボイラ以外の炉の排ガスの熱を利用して発電す
る発電所。

 waste

heat

recovery 
power plant

1112 

ごみ焼却発電所

ごみ(RDF を含む。

)を燃料として発電する発電

所。

備考 RDF(refuse

derived

fuel)とは,可燃性廃

棄物を原料として,圧縮成形,押出成
形などによって固形化した燃料(廃棄

物固形化燃料)をいう。

 refuse

incinerating 
power plant

1113 

消化ガス発電所

下水処理場などの下水汚泥中に含まれる有機物

を密閉タンクの中で微生物に分解させ,発生する
メタンを主成分とする消化ガスを燃料として発
電する発電所。

 microorganism

disassimilated   
gas power 
plant

1114 

炉頂圧タービン発電所  高炉の炉頂圧を利用したガスエキスパンダ(JIS 

B 0128

参照)で発電する発電所。

 blast

furnace

head pressure 
(gas expander) 
power plant

1115 

塔頂圧タービン発電所  化学プラントの反応塔の塔頂圧を利用したガス

エキスパンダ(JIS B 0128 参照)で発電する発電

所。

 reactor

head

pressure (gas 
expander) 
power plant

1116 LNG

冷熱発電所

液化天然ガスがもつ冷熱エネルギーを利用して
発電する発電所。

 LNG

cryogenic

power plant

1117 

太陽熱発電所

太陽熱によって蒸気を発生させ発電する発電所。

 solar

thermal

power plant

1118 

太陽電池発電所

太陽電池によって太陽光を直接電気エネルギー
に変換し発電する発電所。

太陽光発

電所

photovoltaic

power plant

1119 

燃料電池発電所

燃料がもつ化学エネルギーを直接電気エネルギ

ーに変換し発電する発電所。

fuel cell power

plant

1120 

ソーラポンド発電所

蓄熱用の池で,太陽熱による表層と下層との温度
差を熱源として発電する発電所。

solar pond power

plant


4

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

1121 

海洋温度差発電所

表層海水と深層海水との温度差を熱源として発
電する発電所。

 ocean

thermal

energy 
conversion 
power plant

1122 

加圧流動層燃焼複合 
  発電所

圧力容器内に収納した流動層燃焼ボイラ(JIS B 

0126

参照)から発生する蒸気で駆動する蒸気タ

ービン発電と,ボイラの排ガスを利用するガスタ
ービン発電とを組み合わせた複合発電所。

PFBC pressurized

fluidized bed 
combustion 
combined 
cycle power 
plant

1123 

石炭ガス化複合発電所  石炭をガス化し利用する複合サイクル火力発電

所。

IGCC integrated

coal

gasification 
combined 
cycle power 
plant

1124 

超臨界圧火力発電所

超臨界圧蒸気(JIS Z 9211 参照)で発電を行う火
力発電所。

 supercritical

pressure steam 
power plant

1125 

超々臨界圧火力発電所  超臨界圧火力発電所の 1 種類であって,蒸気圧力

が特に高い火力発電所。

 ultra-supercritica

l pressure 
steam power 
plant

1126 

亜臨界圧火力発電所

亜臨界圧蒸気,すなわち,蒸気圧力が臨界圧(JIS 

Z 9211

参照)以下で,比較的これに近い圧力の蒸

気で発電を行う火力発電所。

 subcritical

pressure steam 
power plant

1127 

複合サイクル火力 
  発電所

ガスタービンと蒸気タービンとを組み合わせて
発電する火力発電所

備考  蒸気タービン 1 台に対してガスタービ

ン 1 台を組み合わせる 1 軸形と,ガス
タービン数台を組み合わせる多軸形

とがある。

 combined

cycle

power plant

1128 

山元火力発電所 
(やまもとかりょくは
つでんしょ)

石炭の産地に設置された火力発電所。

 mine-mouth

power plant

1129 

揚地火力発電所 
(あげちかりょくはつ
でんしょ)

石炭の産地から遠い地域に設置された火力発電

所。

 landing

place

power plant

1130 

内陸火力発電所

内陸部に設置された火力発電所。

 inland

thermal

power plant

1131 

臨海火力発電所

海に接して設置された火力発電所。

 seaside

thermal

power plant

1132 

(タービンの)縦置き 
  方式

タービン軸をボイラの中心線に平行に置く配置

方式。

1133 

(タービンの)横置き 
  方式

タービン軸をボイラの中心線に直角に置く配置

方式。

1134 

ユニット方式

タービン 1 台とボイラ 1 かんとを組み合わせる方
式。

 unit

system


5

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

1135 

ヘッダ方式

タービン 1 台に対して複数のボイラを組み合わ
せる方式。

備考  タービンが複数の場合もある。

 header

system

1136 

サイドバンカ方式

石炭燃焼ボイラを用いる場合に,石炭バンカ(JIS 

B 0126

参照)をボイラの側面に設ける方式。

 side

bunker

system

1137 

フロントバンカ方式

石炭燃焼ボイラを用いる場合に,石炭バンカをボ
イラの前面に設ける方式。

 front

bunker

system

1138 

事業用火力発電所

電気事業者が設置する火力発電所。

 electric

utility

thermal power 
plant

1139 

共同火力発電所

電気事業者と他の企業体,又は企業体間で共同で
設置する火力発電所。

 joint

thermal

power plant

1140 

自家用火力発電所

自家消費を目的として設置する火力発電所。

 industry-owned

thermal power 
plant

1141 

熱併給火力発電所 
(ねつへいきゅうかり
ょくはつでんしょ)

蒸気タービンで発電を行うとともに抽気又は排

気蒸気で,産業用又は民生用の熱供給を行う火力
発電所。

steam supply and

power 
generating 
plant,

district heating

power plant,

combined heat

and power 
generation 
plant

1142 

コージェネレーション 
  発電所

ガスタービン,ディーゼル機関,ガス機関などを
用いて発電を行うとともに,排ガス及び冷却水の

排熱で産業用又は民生用の熱供給を行う発電所
(広義には,熱併給火力発電所も含む。

 cogeneration

power plant

1143 

局地火力発電所

局地系統に連系して発電所に比較的近い地域に
電力供給を行う火力発電所。

 local

thermal

power plant

1144 

系統火力発電所

主要送電系統に連系して電力供給を行う火力発
電所。

 system

thermal

power plant

2)

熱サイクル

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

1201 

熱(力学)サイクル

燃料の燃焼によって発生した熱エネルギーが,部

分的に機械エネルギーに変換される周期的過程
の連続。

thermo dynamic

cycle,

heat cycle


6

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

1202 

再生サイクル

汽力発電所の場合には,ランキンサイクルの膨張
過程において蒸気の一部をタービンから抽出し,

給水の予熱に利用することによって,熱効率の向
上を図った熱力学的サイクル。ガスタービンの場
合には,排ガスの一部エネルギーを熱交換器によ

って加熱器前の作動流体に供給する熱力学的サ
イクル(JIS B 0128 参照)

regenerative

cycle

1203 

再熱サイクル

汽力発電所の場合には,ランキンサイクルの膨張
過程の中間で蒸気の再加熱を行うことによって,
熱効率の向上とタービン低圧段落の蒸気湿り度

の低減を図った熱力学的サイクル。一段再熱,二
段再熱などがある。ガスタービンの場合には,膨
張過程の途中で作動流体を再度加熱するサイク

ル(JIS B 0128 参照)

reheat cycle

1204 

複合サイクル

ガスタービンサイクルと蒸気タービンサイクル

とを結合させた熱力学的サイクル(JIS B 0128 
照)

コンバイ

ンドサ

イクル

combined cycle

1205 

排熱回収サイクル

ガスタービンの排気を排熱回収ボイラ(JIS B 

0128

参照)で熱回収し蒸気タービンに使用するガ

ス−蒸気タービン複合サイクル。

 
 

exhaust heat

recovery cycle

1206 

二流体サイクル

二つの作動流体のそれぞれを結合させた熱サイ
クル。

備考  作動流体には水蒸気とフロン,水銀と

水蒸気などの組合せがある。

binary cycle

b)

環境

1)

大気

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

2101 

大気汚染

汚染物質による大気の汚染。

 air

pollution

2102 

広域汚染

汚染物質による広い地域にわたる汚染。

 regional

pollution

2103 

局地汚染

汚染物質による限られた地域の汚染。

 local

pollution

2104 

ばい煙

燃焼などで発生するばいじん,硫黄酸化物などを
含んだ煙。

 smoke

2105 

含じんガス

ばいじんなどの固体粒状物質を含むガス又は空
気。

 dusty

gas

2106 

煙道ガス

煙道中を流れている排ガス。

 flue

gas

2107 

ばいじん

燃料の燃焼過程で生じるすす,灰など,燃焼ガス
中に含まれる固体の粒状物質。

 dust,

particulate

2108 

硫黄酸化物

燃料の燃焼過程で発生する亜硫酸ガス(SO

2

),無水

硫酸(SO

3

)など,硫黄と酸素との化合物。

SO

X

sulfur oxides

2109 

アシッドスマット

重油(又は原油)燃焼ボイラから排出される硫黄
分を含んだすす。

 acid

smut

2110 

すす

燃料の燃焼過程で生成する遊離炭素。

 soot

2111 

エーロゾル

固体又は液体の微粒子が浮遊している大気。

 aerosol


7

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

2112 

スモッグ

大気汚染によって生じた霧のような状態,又は煙

が混じった霧。

 smog

2113 

降下ばいじん

大気中に放出され,再び地表面に降下した固体粒

状物質。

 sedimented

dust

2114 

浮遊粒子状物質

大気中に浮遊している粒子状の物質。

浮遊粉じ

floating dust

2115 

窒素酸化物

燃料の燃焼過程で発生する一酸化窒素(NO),二酸
化窒素(NO

2

)など,窒素と酸素との化合物。

NO

X

 nitrogen

oxides

2116 

オキシダント

過酸化物質の総称。

備考  光化学スモッグの場合,オキシダント

はオゾンが主で,ほかにアルデヒド,

パ ー オ キ シ ア セ チ ル ナ イ ト レ ー ト
(PAN)のような刺激性の有害物質も含
まれている。

 oxidant

2117 

光化学スモッグ

大気中に窒素酸化物と炭化水素とが共存する場
合,強い太陽光線を受けて化学反応を起こし,空
気中のオキシダントなどの濃度が高まる現象。

 photo-chemical

smog

2118 

環境基準

各種の汚染,騒音及び振動による環境悪化を防止
するための基準。

 environmental

criteria

2119 

排出基準

汚染物質の排出の限度を決める基準。

 emission

standard

2120 

K

値規制

硫黄酸化物の規制方式の一種。

備考  煙突から排出できる硫黄酸化物の量

を,煙突の有効高さ及び地域ごとに定
めた補正係数 値によって定めるもの
で,値が低いほど規制は厳しい。

K-value

regulation

2121 

総量規制

汚染度の高い地域に対して適用されるもので,汚
染物質の地域許容総量を定め,各工場などに割当
てを行う規制方式。

備考  大煙源ほど厳しい規制となる。

 total

pollutant

load control

2122 

環境影響評価

開発行為などが環境に与える影響の予測評価。

環境アセ

スメン

environment

assessment

2123 

大気拡散

大気中でガスなどが時間とともに広がり,希薄に

なっていく現象。

 atmospheric

diffusion

2124 

ばい煙濃度

煙突などから排出されるばい煙の濃度。

備考  大気汚染防止法では,ばいじん又は有

害物質の量。

 smoke

density

2125 

ばい煙量

煙突などから排出されるばい煙の量。

備考  大気汚染防止法では,硫黄酸化物又は

特定有害物質の量。

 (smoke

volume)

2126 

大気安定度

大気拡散が,上層と下層との温度差によって影響

を受ける状態の程度。

備考  高度上昇に伴う“気温の減率”が断熱

膨張による 1  ℃/100 m より大きい場合

は不安定となり,逆に高度上昇ととも
に気温の上昇する“逆転時”には安定
となる。

 stability of

atmosphere


8

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

2127 

逆転層

大気中で高度が増すほど,気温が高くなっている

大気の層。

 inversion

layer

2128 

接地逆転

地表面に接する層間で気温が上空ほど高くなっ

ている状態。

 ground

inversion

2129 

ダウンウォッシュ

風が吹いている場合,煙突の背面で気圧差で煙が

巻き込まれ,浮力が低下し大気拡散が悪くなる現
象。

 down

wash

2130 

ダウンドラフト

風が吹いている場合,建物・山の背面で気圧差で

煙が引き込まれ,浮力が低下し大気拡散が悪くな
る現象。

 down

draft

2131 

サットンの拡散式

サットンが考案した,煙突から排出されるガスな
どの大気中における拡散を計算するための式。

 Sutton’s

equation

2132 

煙突の有効高さ

煙突から吐出される煙が,慣性力と浮力とによっ

て上昇する地上からの高さ。

 effective

stack

height

2133 

視程

大気の混濁の程度を表す尺度。通常は肉眼で物体
の見える水平距離。

 visibility

2134 

風配図 
(ふうはいず)

一定期間の風の風向別分布を示した図。

 wind

rose

2135 

風洞試験

風洞を用いて大気拡散などの状態を調べる模型
試験。

wind tunnel test

2136 

硫酸ミスト

霧状の硫酸で有害な大気汚染物の一つ。

備考  亜硫酸ガスが大気中の水分で亜硫酸と

なり,オキシダントが存在すると酸化
されて硫酸ミストとなるといわれてい

る。

sulfuric acid mist

2137 

酸性雨

高硫黄燃料の燃焼などによって排出された硫黄

酸化物(主として SO

2

)が,大気中で徐々に酸化

を受け希硫酸ミストとなり,遠隔地において降雨
中に溶け込む現象。

 acid

rain

2138 

粉じん

物の粉砕,選別,その他の機械的処理又はたい積
に伴い発生し,又は飛散する物質。

 dust

2139 

オゾン層の破壊

クロロフルオロカーボン(CFC),ハロンなどが大
気中に放出されると成層圏にまで達し,そこで強
い紫外線を浴びて塩素を放出してオゾン層を破

壊する現象。

備考  生態系への悪影響を防ぐため,フロン,

ハロンなどの放出を規制している。

 ozone-layer

depletion

2140 

地球温暖化

二酸化炭素,メタン,亜酸化窒素などの温室効果
ガスの大気中の濃度が増加し,地表面の温度が上
昇する現象。

 global warming

2141 

温室効果

温室効果ガスを含む大気は,日照によって暖めら
れた地表からの赤外線の熱放射を吸収し,地球外

への放散を抑える。この蓄積された赤外線によっ
て地表の温度が暖かく保たれる効果。

 greenhouse

effect


9

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

2142 

温室効果ガス

赤外線を吸収する性質をもち,温室効果をもたら

すガス。

備考  二酸化炭素(CO

2

),メタン(CH

4

),一酸

化二窒素(N

2

O),ハイドロフルオロカー

ボ ン (HFC) , パ ー フ ル オ ロ カ ー ボ ン
(PFC),六ふっ化硫黄(SF

6

)が削減対象と

されている。

GHG greenhouse gas

2143 

排出原単位 1

kWh の電気を発電又は使用する際に排出される

炭酸ガス(CO

2

),窒素酸化物(NO

X

),硫黄酸化物

(SO

X

)などの量のこと。

備考1. CO

2

排出原単位の評価はライフサイ

クル評価手法によるものが一般化し

ている。

2. 

発電端排出原単位,使用端排出原単
位と分けて呼称される。

 emission

factor

per electrical 
unit

2144 

ライフサイクル評価

発電燃料の燃焼に伴う直接的な環境負荷だけで
なく,燃料採掘,輸送,廃棄物処理などの事業に

かかわる活動全般に伴う間接的な環境負荷をも
含めて,全体的に評価すること。

備考  ラ イ フ サ イ ク ル 評 価 手 法 は, JIS Q 

14040

に基づく環境負荷の分析評価手

法の一種。

LCA  
 

life cycle

assessment

2145 

炭酸ガス(CO

2

)回収装

  置

ボイラ排ガスなどから炭酸ガス(CO

2

)を分離回収

する装置。

備考  分離原理の違いから,湿式アミン吸収

法,乾式吸着法,膜分離法などの区別

がある。

 CO

2

 recovery

equipment

2146 

炭酸ガス(CO

2

)貯蔵

回収した炭酸ガス(CO

2

)を隔離貯蔵し,大気中への

再拡散を防ぐこと。

備考  研究中の貯蔵先として地中(油田,炭

層,帯水層)

,深海中がある。

 CO

2

 storage

2147 

ポーラスフィルタ

乾式脱じんに用いられるセラミック,焼結金属な
どの多孔質材フィルタ。

 porous

filter

2)

水質

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

2201 

赤潮

ある種のプランクトンが,異常に増殖して,海水
が赤褐色を呈する現象。

 red

tide

2202 

青潮

酸素を含む量の著しく少ない水の塊が水面に浮
き上がり,青白くなる現象。

 blue tide

2203 

汚水

生活及び/又は事業(耕作の事業を除く。)活動

に起因し又は付随する排水。

 waste

water

2204 

水質汚濁

河川などの自浄作用の限界を超えて汚染物質が

流入することによる,海,河川などの水質汚染。

 water

pollution

2205 

濁度

水の濁りの程度を示す数値。

備考  水 1 L 中に精製カオリン 1 mg を含む場

合の濁度を 1 度とする。

 turbidity


10

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

2206 

汚濁負荷量

河川水を汚濁する物質の量。

備考  主 と し て “ BOD”(t/d) “COD”(t/d)

“SS”(t/d)で表される。

 pollution

load

2207 

温排水

火力発電所の復水器などで熱交換され,温度が上
昇した冷却水の排出水。

 heated

effluent

2208 

化学的酸素要求量

化学的方法によって求められる水中の被酸化物
質が消費する酸素の量。

COD 

chemical oxygen

demand

2209 

生物化学的酸素要求 
  量

水中の有機物質が好気性バクテリアの増殖又は
呼吸作用によって分解するときに消費する溶存

酸素の量。

BOD biochemical

oxygen 
demand

2210 

全酸素要求量

水中の有機物質が,燃焼によって酸化するとき消

費する酸素の量。

備考  測定が燃焼法で迅速に行えるための,

COD,BOD に代わって水質汚濁の指標
として用いられることがある。

TOD,

全酸素消

費量

total oxygen

demand

2211 

有機体炭素

水中に存在する有機物中の炭素。

TOC total

organic

carbon

2212 

懸濁物質

水中に溶けないで分散している不溶解性の物質。

SS suspended

matter,

(suspended

solid)

2213 

溶存酸素

水中に溶け込んでいる酸素。

備考  腐敗性有機物が存在すると,水中の微

生物が有機物を分解する際に溶存酸素
を消費するため,水質汚濁を示す指標

となる。

DO dissolved

oxygen

2214 

スラッジ

金属水酸化物を主体とした汚濁物質で,液体中に

沈降する物質。

 sludge

2215 

汚泥

排水処理装置などの処理後に残る泥状物質。

備考1.  生物処理法による下水・排水処理の

場合,処理後に残る汚泥(消化汚泥・
最終汚泥)のほかに,プロセス中の
フロック状沈殿物も汚泥と呼ぶ。有

機物の消化をつかさど(司)る微生
物の種類によって,好気性汚泥(活
性汚泥)と嫌気性汚泥とがある。

2. 

下水・廃水中の好気性微生物の急速
な増殖によって生じるフロック状沈
殿物で,大きな汚泥分解能力をもつ

ものを活性汚泥(activated sludge)とい
う。

 sludge


11

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

2216 

酸消費量

水中に含まれるアルカリ性成分の濃度を示す量。

備考  酸消費量 pH8.3:

フェノールフタレイン指示薬の変色点
(pH8.3)まで中和するのに要する酸の
量。主として強アルカリ性成分の濃度
を示す。

酸消費量 pH4.8:

メチルレッド−ブロムクレゾールグリ

ーン混合指示薬の変色点(pH4.8)まで
酸性化するのに要する酸の量。弱アル

カリ性成分を含めて,アルカリの全量
を示す。

アルカリ

度,

P アルカ

リ度,

M アルカ

リ度

 

acid

consumption,

(alkalinity)

2217 

アルカリ消費量

水中に含まれている炭酸鉱酸及び加水分解によ
って酸性を呈する塩類,有機酸などの酸を中和す
るのに要するアルカリ量。

酸度 alkali

consumption

2218 

ヘキサン抽出物質

水中に含まれる主として揮発しにくい鉱物油,動
植物油脂類などで,ヘキサンに溶解させて抽出す

る物質の総称。

 extractive

substance in 
normal-hexane

2219 pH

(ぴ−えっち) 

水素イオンの濃度(1 000 mL 中に存在する水素イ
オンのグラムイオン数)を示すのに用いられる符

号。水中水素イオンの逆数の常用対数で表され
る。 
 
pH=log              =  −log[H

+

]

備考  純粋な水の pH は 7 となる。数値が小

さいほど酸性が強い。

ペーハー potential

of

hydrogen

3)

騒音・振動

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

2301 

音響スペクトル, 
音のスペクトル

音圧,強さなどの成分を周波数の関数として示し

たもの(JIS Z 8106 参照)

sound spectrum

2302 

うなり

周波数のわずかに異なる二つの正弦波が重ね合

わされたときに生じる振幅の周期的変化。1 秒間
に生じる振幅の変化の回数は,元の波の周波数差
に等しい(JIS Z 8106 参照)

beats

2303 

騒音

望ましくない音,例えば,音声,音楽などの聴取
を妨害したり,生活に障害,苦痛を与えたりする
音(JIS Z 8106 参照)

noise,   
undesired sound

2304 

暗騒音 
(あんそうおん)

ある音を対象としたとき,その音がないときのそ
の場所における音(JIS Z 8106 参照)

ground noise, 
back ground

noise

2305 

音圧レベル

ある音の基準の音圧に対する比の対数で,比の 10
を底とする対数(常用対数)をとり 20 倍した値。

基準音圧は空気中の音の場合 20µPa(JIS Z 8106
参照)

備考  単位記号は dB。

sound pressure

level

1

[H

+

]


12

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

2306 

音の大きさ

音の強さに関する聴覚上の属性。小から大に至る

尺度上に配列される(JIS Z 8106 参照)

備考1.  量記号は N,単位記号は sone。

2. 

音の大きさのレベル 40 phon の音を 1 
sone とし,正常な聴力をもつ人がそ
の n 倍の大きさと判断する音の大き
さを n sone と定義する。

loudness

2307 

音の大きさのレベル

ある音について,正常な聴力をもつ人が,その音
と同じ大きさに聞こえると判断した 1 000 Hz の純

音の音圧レベル(JIS Z 8106 参照)

備考  量記号は LN,単位記号は phon。

loudness level

2308 

サウンドレベル

標準の周波数重み付けと指数形時間重み付けと
を施して得られる音圧の基準音圧 20 µPa に対す
る比の対数で,比の 10 を底とする対数(常用対

数)をとり 20 倍した値(JIS Z 8106 参照)

備考1.  単位記号は dB。

2.

周波数重み付け特性 A,B,C と,指

定 形 時 間 重 み 付 け 特 性 fast(F) ,
slow(S),impulse(I)とがある。

重み付け

音圧レ

ベル

sound level, 
weighted sound

pressure level

2309 

騒音レベル

騒音の尺度で周波数重み付け A 特性と F 又は S

指数形時間重み付け特性とを用いた重み付け音
圧レベル。

備考  これらの重み付け補正回路を組み込ん

だ普通騒音計(JIS C 1509-1 参照)で
測定する。

noise level

2310 

振動レベル

ある(振動)加速度の基準の加速度に対する比の
対数で,比の 10 を底とする対数(常用対数)を
とり 20 倍した値(JIS Z 8106 及び JIS C 1510 

照)

備考  単位記号は dB。

(vibratory)

acceleration 
level

2311 

許容騒音レベル

騒音レベルで定めた許容値。

 acceptable

noise

level

2312 

等価騒音レベル

騒音レベルが時間とともに変化する場合,測定時
間内でこれと等しい平均二乗音圧を与える連続

定常音の騒音レベル。

 equivalent

noise

level

2313 

低周波空気振動

一般に 20 Hz 以下の空気振動。

備考  我が国ではその範囲が定まっていない

ため,100 Hz 以下も含める場合もある。

 low

frequency

vibration of air

2314 

周波数分析

複雑な音又は振動について,その成分の大きさを

周波数の関数として求めること(JIS Z 8106 
照)

備考  騒音の場合はオクターブバンド幅又は

3

1

オクターブバンド幅に分けることが

決められている。

 frequency

analysis

2315 90

パーセントレンジ

騒音レベルの累積度数分布の 5 %から 95 %までの
幅。

90 % range


13

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

2316 

吸音率

ある面に音波が入射した場合,その面が吸収する

又は透過する音響エネルギーと入射した全音響
エネルギーとの比(JIS Z 8106 参照)

備考  量記号はα又はα

a

 absorption

coefficient of 
sound

2317 

防音

騒音の発生及び伝達の防止。

 noise

insulation

2318 

吸音材料

音のエネルギーを吸収する材料。

備考  多孔質材料,孔あき板構造体などがあ

る。

 noise

absorbing

material

2319 

遮音材料

音のエネルギーを反射する材料。

備考  一体振動パネル,中空パネル,サンド

ウィッチパネルなどがある。

 noise

insulation

material

4)

その他

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

2401 

酸露点

燃焼ガス中の無水硫酸が凝縮し,硫酸になる温

度。

sulfuric acid dew

point

2402 

産業廃棄物

事業活動に伴って生じた廃棄物のうち,燃えが
ら,汚泥,廃油,廃酸,廃アルカリ,廃プラスチ

ック類などの廃棄物。

industrial waste

2403 

一般廃棄物

産業廃棄物以外の廃棄物。 

non-industrial

waste

2404 

特別管理産業廃棄物

爆発性,毒性,感染性など人の健康,又は生活環
境に被害を生じるおそれがあって,政令で定める
産業廃棄物。

備考  廃 PCB などの特定有害産業廃棄物がそ

の代表例。

special

management 
industrial 
waste

2405 PCB 

有機塩素化合物で耐熱性,絶縁性にすぐれている

物質。

備考  広範囲に使用されていたが,人体に有

害なことから製造及び使用が禁止され

ている。

ポリ塩化

ビフェ

ニル

polychlorinated

biphenyl

2406 

環境ホルモン

生体の正常なホルモン作用,諸過程などを阻害す

る性質をもつ外来性の物質。

外因性内

分泌か

く(撹)

乱化学

物質

endocrine

disruptor

2407 

ダイオキシン

ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDFs),ポリ塩化ジベ
ンゾ-パラ-ジオキシン(PCDDs),コプラナ−ポリ塩
化ビフェニル(Co−PCB)を指し,有毒で発がん性

をもつと推定されており,規制の対象となってい
る物質。

備考  ダイオキシンは,塩化ビニルをはじめ

とする有機塩素化合物の焼却によって
大量に発生することが指摘されてい
る。

dioxin, 
dioxins


14

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

2408 

悪臭

悪臭防止法によって規制される不快な臭い。

備考  硫化水素,アンモニアなどが規制対象

となる。

odor

c)

運用

1)

計画・運用

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

3101 

電力需要想定

供給計画及び需給バランスを作成するための,電
力系統で消費される負荷の想定。

備考  電力構成要素別に推計して積み上げる

ミクロ想定と,実績を計量的に分析し
て法則性を抽出するマクロ想定とがあ
る。

power demand

forecast

3102 

電力需給計画

将来の電力需給の均衡を図る一連の計画。

備考  期別,月別の電力の需要想定に対する

供給力を策定する。

plan of power

demand and 
supply

3103 

需給バランス

規定の電圧及び周波数で供給力と需要電力とが

均衡を保っている状態。

power demand

supply balance

3104 

供給予備力

事故,渇水,需要の変動などに備えた需要想定以
上の供給力。

reserve capacity

3105 

供給計画

電力需要想定に基づいて立てられた需給バラン
ス,電源開発計画,送変配電設備計画など。

備考  これらの計画は,毎年経済産業大臣に

届け出る。

(electric power)

supply plan

3106 

火力可能出力

火力発電設備のうち定期点検,補修作業などで運
転できない設備を除く健全設備が発生できる最

大出力。

available thermal

power 
generation

3107 

発電端出力

発電機の端子における出力。

output at

generator 
terminal

3108 

蒸気条件

蒸気の温度,圧力,湿り度などの状態。

 steam

condition

3109 

予想性能曲線

設備又は機器の予測される諸性能を曲線で示し

た図。

estimated

performance 
curve

3110 

設計熱効率

与えられた設計条件の下で算定された発電設備

の熱効率。

design thermal

efficiency

3111 

熱消費率

発生電力量 1 kWh 当たりの熱の消費量。

heat rate,   
heat consumption

rate

3112 

発電端熱効率

発電設備に供給された熱量に対する発電電力量
(熱量換算)の割合。

gross thermal

efficiency

3113 

送電端熱効率

発電設備に供給された熱量に対する送電電力量
(熱量換算)の割合。

net thermal

efficiency

3114 

所内比率

発電電力量に対する所内電力量の割合。

auxiliary power

ratio


15

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

3115 

保証値

設備又は機器の性能を保証した値。

guaranteed

performance

3116 

利用率

定格出力に対する平均電力の割合。

備考  暦日利用率と運転時間利用率とがあ

る。

utilization factor

3117 

稼動率

ある期間内に設備が稼動できる最大時間に対す

る稼動時間の割合(JIS Z 9211 参照)

availability factor

3118 

負荷率

最大電力に対する平均電力の割合。

 load

factor

3119 

総合負荷

ある電力系統内を総合した負荷。

 total

load

3120 

ベース負荷

総合負荷のうち,最小部分に相当する負荷。

 base

load

3121 

中間負荷

ベース負荷とピーク負荷との間にある負荷。

 middle

load

3122 

ピーク負荷

総合負荷のうち,最大部分に相当する負荷。

 peak

load

3123 

直接費

発電に直接必要とする費用。

備考  人件費,修繕費,消耗品費及び諸費に

分けられる。

direct cost

3124 

燃料費

発電用蒸気の発生に使用する燃料に関する費用。

石炭費,燃料油費,ガス費,助燃費,蒸気料など
に分けられる。

fuel expenses

3125 

燃料単価

単位熱量当たりの燃料価格。

unit fuel price

3126 

運炭灰捨費 
(うんたんはいすて
ひ)

貯炭場からボイラまでの石炭運搬費,石炭の燃え

がら搬出費など。

coal and ash

handling 
expenses

3127 

建設費

発電所の建設に関する一切の費用。

備考  総経費,分担関連費,建設中利子など

も含まれる。

construction cost

3128 

資本費

発電原価を構成する諸要素のうち,設備投資額に
よって決まる金利,減価償却費の合計。

capital cost

3129 

建設単価

発電設備の単位容量当たりの建設費。

unit construction

cost

3130 

発電原価

単位電力量発生のために必要とされる費用。

備考  償却,金利などの資本費,人件費,修

繕費などの直接費,燃料費その他が含
まれる。

generating cost

3131 

蒸気単価

工業用蒸気を単位質量発生するために必要とさ
れる費用。

備考  償却,金利などの資本費,人件費,修

繕費などの直接費,燃料費その他が含
まれる。

steam production

cost

3132 

事前調査

建設予定地点につき,あらかじめ地形,地盤,交

通輸送,用水,海洋,気象,環境への影響などに
ついて行う調査。

preliminary

survey

3133 

フィージビリティ 
  スタディ

発電所立地基本計画の可能性などの調査検討。

feasibility study

3134 

熱電比

建物又は施設において消費される熱需要と電力

需要の比で熱需要を電力需要で除した値(熱量換
算値)

JIS B 8121 参照)

heat to power

ratio

3135 

一般電気事業

一般の需要に応じ電気を供給する事業。

public electrical

utility business


16

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

3136 

卸電気事業

一般電気事業者がその一般電気事業の用に供す

るための電気を供給する事業であって,その事業
の用に供する電気工作物が,経済産業省令で定め
る要件に該当するもの。

wholesale

electrical 
utility business

3137 

特定電気事業

特定の供給地点における需要に応じ電気を供給
する事業。

specific area

electrical 
utility business

3138 

特定規模電気事業

特定規模需要に応じる電気の供給を行う事業で

あって,一般電気事業者がその供給区域以外の地
域における特定規模需要に応じ,他の一般電気事
業者が維持,及び運用する電線路を介して行うも

の,並びに一般電気事業者以外の者が,一般電気
事業者が維持,及び運用する電線路を介して行う
もの。

specific scale

electrical 
utility business

2)

運転

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

3201 

給電

電力系統を構成する電力設備の需要に応じた合
理的,かつ,経済的な電力供給の総合運用。

給電運用 load

dispatching,

power

dispatching

3202 

給電指令

電力系統運用上の給電所から発せられる指示事
項。

 load

dispatching

instruction

3203 

負荷予想

電力系統にかかる負荷の予想。

 load

forecast,

load prediction

3204 

経済負荷配分

電力系統運用上の経済的な発電機の出力配分。

EDC, 
ELD,

経済的負

荷配分

economical load

dispatching

3205 

電力系統

多くの発電所,変電所,電線路及び負荷が有機的
に連系された電力の発生から消費までの系統。

 electric

power

system

3206 

単独系統

独立の系統として運用されている電力系統。

 isolated

system

3207 

系統分離

電力系統で事故発生した場合,できるだけ事故波

及を少なくするための一部系統の解列。

 system

splitting

3208 

系統切換え

接続中の電力系統から他の電力系統への切換え。

備考  無停電状態で切り換えるループ切換え

と停電状態にして切り換える停電切換
えとがある。

 system

switching

3209 

母線分離

発電所及び変電所で,常時並用している複数の母
線を,事故発生時に系統を分断することなく行う
分離。

 bus

separation

3210 

電力潮流

電力系統内の有効電力及び無効電力の流れの総
称。

 power

flow

3211 

同期検定

二つの電力系統の周波数,電圧及び位相の比較。

 synchronism

detection

3212 

試送電

停止状態にある電線路を最初低電圧で充電し,
徐々に運転電圧まで上昇させながら行う充電。

trial line charging


17

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

3213 

再送電

事故などによって,停止状態にある電線路を直接

運転電圧で行う充電。

試充電,

強行送電

forced line

charging

3214 

脱調, 
同期外れ

電力系統での事故発生,異常に急激な負荷の変動
などで,同期が保てない状態。

 loss

of

synchronism,

out-of-step

3215 

乱調

電力系統のじょう乱によって同期機の入力と出

力との間に不平衡を生じ,このため同期機の慣性
によって,同期速度を中心として位相角が周期的
変動を繰り返す現象。

 hunting,

racing

3216 

短絡

電位差がある電力回路中の 2 点が直接電気的につ
ながれた状態。

 short

circuit

3217 

地絡

大地に対して電位をもつ電気回路の一部が大地
に直接電気的につながれた状態。

 ground

fault

3218 

がいし洗浄

がいし表面の塩分などの付着物を除去するため

の洗浄。

備考  がいしに塩分,ばい煙,じんあいなど

が付着して湿気を受けると,フラッシ

ュオーバを起こしやすくなる。

 insulator

washing

3219 

待機予備力

起動から全負荷をとるまで数時間程度を要する

供給力。

 cold

reserve

3220 

運転予備力

短時間内で起動して負荷をとることができる供
給力。

 hot

reserve

3221 

瞬動予備力

需要に応じて即時に応動を開始し,急速に出力を
上昇できる供給力。

 spinning

reserve

3222 

進相運転

発電機を進みの力率で運転して,系統から無効電
力を吸収する運転。

 leading

power

factor 
operation

3223 

低力率運転

発電機を遅れの力率で運転して,系統に無効電力
を供給する運転。

 lagging

power

factor 
operation

3224 

自動周波数制御運転

電力系統の周波数を規定値に保持するため,自動
周波数制御装置によって発電所の出力を調整す

る運転。

AFC 運転 automatic

frequency 
control 
operation

3225 

自動無効電力調整運 
  転

発電機の無効電力を自動的に調整する運転。

AQR 運転 automatic

reactive power 
regulating 
operation

3226 

自動力率調整運転

発電機の力率を自動的に調整する運転。

APFR 運

automatic power

factor 
regulating 
operation

3227 

自動負荷調整運転

発電機出力を自動的に調整する運転。

ALR 運転 automatic

load

regulating 
operation


18

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

3228 

自動電圧調整運転

発電機の端子電圧を自動的に調整する運転。

AVR 運転 automatic

voltage

regulating 
operation

3229 

受電電力一定調整運 
  転

自家用火力発電所などにおいて,受電電力が一定
となるよう発電機出力を制御する運転。

 demand

control

operation

3230 

最低負荷運転

運転上の各種制限値内で安定して連続運転でき

る最低負荷での運転。

 minimum

load

operation

3231 

定格負荷運転

定格出力での運転。

 rated

load

operation

3232 

過負荷運転

定格出力を超える出力での運転。

 overload

operation

3233 

ロードリミッタ運転

電力系統の周波数変動にかかわらず,ある設定負
荷以上にならないように,負荷制限器によって蒸
気加減弁の開度を制限して行う運転。

 load

limiter

operation

3234 

ガバナ運転

電力系統の周波数を一定に保つように,調速装置
の作用によって蒸気加減弁の開度を変化させ,負

荷変動を吸収して行う運転。

調速機運

転,

ガバナフ

リー運

speed governing

operation

3235 

低 O

2

運転

燃焼用空気の過剰空気を少なくして行うボイラ

の運転。

low excess air

operation

3236 

変圧運転

低負荷における熱効率の向上を図るため,負荷に
応じた蒸気圧力で行う運転。

 variable

pressure

operation,

sliding pressure

operation

3237 

片系列運転

復水器の水室が二つある場合,又は給水加熱器,
空気予熱器など 2 系統並列に機器を設けてある場
合での 1 系列を停止して行う運転。

one half capacity

operation

3238 

バイパス運転

蒸気,給水などを主系統を通さずバイパス系統を
用いて行う運転。

 by-pass

operation

3239 

タービンバイパス運 
  転

汽力発電所において,負荷遮断などの急激な発電
機出力の減少時に,制御装置が流入蒸気流量をタ
ービンの安定運転に見合うレベルへバランスさ

せるまでの間,タービンへの蒸気の流入を断っ
て,復水器などのタービン後段のプロセスにう
(迂)回させることによって,タービンの過回転

によるトリップを防ぐシステム。

 turbine

by-pass

operation

3240 

ファストカットバッ 
  ク

事故などの緊急時に原動機の出力を,機器の安全

保証上許容できる上限の出力低下率で,急速に低
下させるシステム。

FCB

fast cut back

3241 

所内単独運転

電力系統事故時に送電を遮断し,事故の復旧に備

え,ユニット内の補機をそのユニットの発電によ
って継続駆動させる運転。

 house

load

operation

3242 

系統単独運転

電力系統事故時などにおいて,分離して単独系統
に送電を行う運転。

 single

system

operation

3243 

ボイラ単独運転

事故発生時,タービン及び発電機停止中のボイラ
の継続運転。

 boiler

single

operation


19

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

3244 

並列運転

電力系統,同期機などが並列した状態で運転され

ている状態。

 parallel

operation,

parallel running

3245 

コールドスタート

機器(特に蒸気タービン)の温度が常温に近い状
態で行う起動。

 cold

start

3246 

ウォームスタート

ユニット停止後,機器(特に蒸気タービン)の温
度が常温より比較的高い状態で行う起動。

 warm

start

3247 

ホットスタート

ユニット停止後,機器(特に蒸気タービン)の温

度が常温よりもかなり高い状態で行う起動。

 hot

start

3248 

ベリーホットスター 
  ト

ユニット停止後,機器(特に蒸気タービン)の温

度が運転状態に近い状態で行う起動。

very hot start, 
extra hot start

3249 

急速起動

負荷の要請と起動損失軽減のため,時間を短縮し
て行う起動。

 quick

start

3250 

強制冷却

緊急作業などの場合,作業工程短縮のため強制的
に行うボイラ,タービンなどの冷却。

急速冷却 quick

cooling,

forced cooling

3251 

バンキング

ユニット停止中,ボイラ温度の低下を防ぐため,
ダンパなどを閉止した状態。

 banking

3252 

週末停止起動

電力需要などとの関係から,週末に停止し週始め
に起動する発電所の運用形態。

週末起動

停止,

WSS

weekly start and

stop

3253 

深夜停止起動

電力需要などとの関係から,夜間に停止し早朝に
起動する発電所の運用形態。

深夜起動

停止,

DSS

daily start and

stop

3254 

給電運用停止

給電運用上の理由で行うユニットの停止。

 power

supply

operational 
shut down

3255 

補修停止

点検,補修などのために行うユニットの停止。

 scheduled

outage

3256 

事故停止

事故のためのユニット停止。

 forced

outage

3257 

冷却停止

蒸気圧力,温度を降下させ,タービンを冷却しな
がら行う停止。

 cooling

shut

down

3258 

非常停止

事故など危急時のユニットの急停止。

 emergency

stop

3259 

長期保管

長期停止中における設備の劣化を防ぐ措置。

備考  停止状態で保管する場合と,分解して

保管する場合とがある。

 long

term

preservation

3260 

ハンドオフ

手動での遮断器の開操作。

 manual

trip

3261 

ユニットトリップ

ユニットが事故などの場合,手動又は自動でのユ

ニット停止。

 unit

trip

3262 

マスタフューエル 
  トリップ

危急時におけるボイラの燃料遮断。

MFT emergency

fuel

trip,

master fuel trip

3263 

リセット

ロックアウト状態又は作動後の保護装置を正常

状態に戻す操作。

 reset

3264 

ロックアウト

異常が起こったとき装置の応動を阻止するため,

操作員及び自動装置を含む一切の起動指令を阻
止する状態。

 lockout

3265 

インタロック

機器の誤動作防止又は安全のため,関連装置間に

電気的又は機械的に連絡をもたせたシステム。

 interlock


20

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

3266 

所内全停

所内のすべての電源が喪失した状態。

 black out

3267 

運転制限値

機器の性能,保安などの面から設定された運転上

の制限値。

 operational

limit

3268 

ボイラ水張り

ボイラに水を張る操作。

 boiler

water

filling

3269 

炉内パージ

ボイラの点火前及び消火後,炉内に残留した未燃
ガスによる爆発を防ぐため,炉内を掃気する操
作。

 furnace

purge

3270 

燃料リークチェック

炉内パージの後で,燃料がバーナに供給されてい
ないことを確認する操作。

fuel leak check

3271 

バックファイヤ

火炎がバーナ部から逆行する現象,又は火炎が燃
焼室から逸失する現象。

 back

fire,

blow back, 
puff

3272 

点火

燃料と空気との混合物を電気的火花などによっ
て燃焼を起こさせる操作。

 ignition

3273 

昇圧

ボイラの点火後,圧力を規定値まで上昇させる操
作。

 pressure up

3274 

昇温

ボイラの点火後,蒸気温度を規定値まで上昇させ
る操作。

 temperature

up

3275 

ボイラ水ブロー

ボイラ水濃度の調節又は点検補修のため,ボイラ

水の一部又は全部を排出する操作。

 blow

off

3276 

真空度上昇

タービン起動前に空気抽出装置によって,復水器

内の真空度を上昇させる操作。

 vacuum up

3277 

ウォーミング

起動に先立って機器や配管を暖め,過大な熱応
力,不等膨張などを防止する操作。

 warming

3278 

タービン起動

タービンがターニングの状態から昇速を開始す
る操作。

 turbine

start

3279 

昇速

タービンの回転速度を上げる操作。

 speed

up

3280 

ラブチェック

タービン起動直後の低回転速度で,静止部と回転
部との接触の有無を聴音によって確認する操作。

rubbing check

3281 

ヒートソーク

タービン起動後,所定の回転速度でウォーミング

を行う運転。

 heat

soak

3282 

同期

発電機の回転速度を接続しようとする電力系統

の周波数,電圧及び位相を一致させる操作。

 synchronism

3283 

並列

発電機の周波数,電圧及び位相を電力系統に合わ
せて接続する操作。

 parallel

in,

synchronizing

3284 

初負荷

タービンメタルマッチング及びボイラ諸条件に
よって,発電機並列後最初の段階で,定められた
時間,運転を安定に保持する発電機出力。

 initial

load

3285 

弁切換え

ユニット起動過程において,調速段からの蒸気の
流れを全周噴射から部分噴射に切り換える操作。

FA/PA 切

替え

full-arc/

partial-arc 
transfer

3286 

全周噴射運転

タービン調速段の全周に蒸気を流通させて行う
運転。

備考  調速段全周が均一に加熱されるので,

熱応力が比較的小さくなる。

 full arc

admission


21

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

3287 

部分噴射運転

幾つかの仕切られたタービン調速段の一部分だ

けに蒸気を流通させて行う運転。

備考  調速段の一部分が加熱されるので,熱

応力が比較的大きくなる。

 partial

arc

admission

3288 

所内切換え

所内電源を起動変圧器及び所内変圧器間で切り
換える操作。

 transfer

switching over 
of auxiliary 
power system

3289 

負荷ランバック

主要補機の緊急停止時,ユニットとして運転継続
するに支障がない出力にまで降下させる操作。

 load

run-back

operation

3290 

解列

発電機を並列運転から切り離す操作。

 parallel

off

3291 

混焼率

混焼火力発電所で使用する燃料の熱量のうち,主

燃料以外の燃料の熱量が占める割合。

 mixed

fuel

burning ratio

3292 

事故停止率

ある期間内における事故停止日数(時間数)と運
転日数(時間数)との総和に対する事故停止日数
(時間数)の割合。

forced outage

rate

3293 

補修停止率

ある期間内における補修停止日数(時間数)と運
転日数(時間数)との総和に対する補修停止日数

(時間数)の割合。

 scheduled

outage

rate

3294 

密封油装置バック 
  アップ試験

主密封油ポンプが停止した場合,非常用密封油ポ
ンプ又はタービン油からのバックアップが正常

に作動することを確認する試験。

seal oil back up

test

3295 

弁開閉試験

主蒸気止め弁,蒸気加減弁,再熱蒸気止め弁,イ

ンタセプト弁が常に円滑に作動できるよう,電磁
的又は機械的に開閉を行い,異常の有無を確認す
る試験。

ステムフ

リーテ

スト

valve operation

test,

stem free test

3296 

オイルトリップ試験

タービン運転中にオイルトリップ装置を作動さ
せ,非常調速装置の異常の有無を確認する試験。

oil trip test

3297 

軸受油圧低下トリッ 
  プ試験

軸受油圧低下時にタービンがトリップすること
を,試験用のバルブなどによって確認する試験。

 bearing oil

low

pressure trip 
test

3298 

真空低下トリップ 
  試験

真空低下時にタービンがトリップすることを,試
験用のバルブなどによって確認する試験。

low vacuum trip

test

3299 

スラストトリップ 
  試験

スラスト異常時にタービンがトリップすること

を,試験用のバルブなどによって確認する試験。

thrust failure trip

test

3300 

過回転トリップ試験

定格回転速度を超えてタービンを昇速させ,非常
調速装置の作動によって,定格回転速度の 1.11 倍
以下でタービンがトリップすることを確認する

試験。

過速度ト

リップ

試験

overspeed trip

test

3301 

補助油ポンプ自動 
  起動試験

主油ポンプ故障時に補助油ポンプが自動的に起

動することを確認する試験。

備考  ターニング油ポンプ,非常用油ポンプ

などの試験もある。

 auxiliary oil

pump 
automatic 
startup test

3302 

軸受油圧低下警報 
  試験

軸受油圧低下時に警報が作動することを確認す
る試験。

備考  制御油圧低下などの確認試験もある。

low bearing oil

pressure alarm 
test


22

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

3303 

主油タンク油面警報 
  試験

主油タンク油面の異常変動時に,警報が作動する

ことを確認する試験。

main oil tank oil

level alarm test

3304 

復水器逆洗

タービン運転中に復水器冷却管に詰まったごみ,
海草などを取り除くため,冷却水を逆流させた状

態。

 condenser

back

washing

3305 

熱管理

熱の発生から移動,損失などの過程を分析し,適

切な熱の運用を図り,最大の熱利用効果をあげる
ようにすることを目的とした管理。

 heat

management

3306 

熱勘定

熱の発生,吸収,損失など熱サイクルにおけるエ

ネルギーの分析。

 heat

balance

3307 

熱平衡線図

熱勘定の結果を示した線図。

 heat

balance

diagram

3308 

熱回収

排気ガス,排気蒸気,温水などの熱を有効活用す
るための回収。

 heat

recovery

3309 

補給水

水及び蒸気の漏れ,ブローなどによってボイラ水
が不足するのを補うための純水。

 make-up

water

3310 

起動停止損失

ユニットの起動停止に伴って生じる燃料,所内電

力,補給水などの損失。

 starting

loss

3311 

ボイラ追従制御

負荷変化に対応して,まず蒸気加減弁が作動し,

その結果生じる蒸気圧力及び流量の変化を検出
して,給水量,燃料量,空気量などを制御する制
御方式。

 boiler

following

control

3312 

タービン追従制御

負荷変化に対応して,まず給水量,燃料量及び空
気量が変化し,その結果生じる主蒸気圧力の偏差
を打ち消すように蒸気加減弁開度を変化させる

制御方式。

 turbine

following

control

3313 

ボイラタービン協調 
  制御

負荷変化の指令信号をボイラ及びタービンに並

列に加え,蒸気加減弁開度,給水量,燃料量,空
気量などを制御する制御方式。

 boiler-turbine

parallel 
control,

boiler-turbine

coordinated 
control

3314 

背圧制御運転

背圧タービンで,背圧制御装置によって背圧を設

定値に制御して行う運転。

 operation

controlled by 
back pressure

3315 

抽気圧力制御運転

抽気タービンで,抽気圧力制御装置によって抽気
圧力を設定値に制御して行う運転。

 operation

controlled by 
extraction 
pressure

3316 

アナログ制御

制御系内の主要信号としてアナログ量を用いる

制御。

 analog

control

3317 

ディジタル制御

制御系内の主要信号としてディジタル量を用い

る制御。

 digital

control

3318 

プログラム制御

設定値をあらかじめ定められたプログラムによ
って変化させる制御。

 program

control

3319 

スキャンニングモニ 
  タ

多点の変数を監視走査し,異常点を警報する装
置。

 scanning

monitor


23

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

3320 

データロガ

プロセスの各所から情報を収集し,印字記録する

装置。

備考  簡単な計算や警報を行うものが多い。

 data

logger

3321 

パフォーマンス 
  モニタ

システムの性能を監視する装置。

備考  例えば,ボイラ効率,タービン熱消費

率などを計算し,現時点の値を運転員

に表示する。

 performance

monitor

3322 

シーケンスモニタ

機器の操作開始時期を判断し,諸条件を確認し,

操作手順を逐次表示する装置。

 sequence

monitor

3323 

オペレーション 
  ガイド

目標値と現在値とを比較し,制御対象(例えば,
タービンの速度上昇率)の目標量を表示し,操作

の指針を与える装置。

 operation

guide

3324 

運転支援システム

運用計画,運転操作,監視,設備診断などに関し

て,運転員の意志決定・行動を知識工学の応用な
どによって補助支援するシステム。

 operation

support

system,

operation aid

3325 

運転訓練シミュ 
  レータ

電子計算機によって発電設備などを模擬し,制

御・操作盤と組み合わせることによって,実プラ
ントでの運転と同様の状況を作り出す運転員訓
練用装置。

 training

simulator

3326 

計算機制御

制御系に直接計算機を関与させて行う制御及び
それに伴う一連の情報処理。

 computer

control,

computing

control

3327 

自動起動

制御装置によって起動操作が自動的に行われる
起動方式。

 automatic

start

3)

試運転及び試験

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

3401 

フラッシング

流体の速度,衝撃などによる容器及び管系内部の
清掃。

 flushing

3402 

ブローイングアウト

蒸気などを用いて行う主配管の清掃。

 blowing

out

3403 

化学洗浄

ボイラ及びその給水・復水の系統に対して化学薬

品を適温で循環させて,内部に付着したスケー
ル,シリカ,油脂などを除去する作業。

備考  無機酸及び有機酸洗浄,アルカリ洗浄,

キレート洗浄などがある。

 chemical

cleaning

3404 

シリカパージ

ボイラ起動時のボイラ水ブローによるシリカ濃

度の低減。

 silica

purge

3405 

クリーンアップ

貫流ボイラ及びその給水・復水の系統で,ボイラ
始動前に系統内の給水を系統外に排出したり,復

水脱塩装置を通じて循環させたりして,腐食生成
物を除去し,給水の汚染物濃度を水質についての
許容値まで下げる作業。

 clean up

3406 

安全弁作動試験

安全弁が規定の圧力で作動をすることを確認す
る試験。

 safety

valve

operation test


24

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

3407 

ハンガ調整

配管の冷暖の状況によって配管を支持するハン

ガにかかる荷重,移動量などを適正に配分し,配
管にかかる応力が設計どおりになるようにする
ための調整。

 hanger

adjustment

3408 

油圧調整

タービンなどの制御油及び潤滑油系統の油圧を
規定の範囲にするための調整。

 oil

pressure

adjustment

3409 

保安装置調整

タービン発電機などの,保安装置の作動を調べて
規定の性能を発揮させるための調整。

 safety

device

adjustment

3410 

フィールドバランス

タービン,発電機,補機などの回転体の不釣合い
を実際の使用状態の下で釣り合わせる作業。

 field

balancing

3411 

シーケンステスト

各装置の操作,制御及び作動の順序について各装
置間の関係を表示した結線図に従って,その作動

が良好であることを実地に確認する試験。

 sequence

test

3412 

総合インタロック試 
  験

ユニット全体として各種のインタロックが良好
に作動することを確認する試験。

unit interlock test

3413 

発電機耐電圧試験

現地据付け後,発電機のコイルと大地との間に定
められた電圧を加えて絶縁耐力を確かめる試験。

 generator

(site)

power 
frequency 
withstand test,

generator high

potential test

3414 

初並列

タービン発電機の系統への最初の同期並列。

 initial

synchronization

3415 

軸受点検

タービン発電機を一定期間定格負荷運転した後,
開放して軸受メタルの状態を確認するための点
検。

メタルチ

ェック

bearing

inspection

3416 

無負荷試験

機器が負荷をかけない状態で良好な運転ができ
ることを確認する試験。

no load test

3417 

負荷試験

機器に規定の負荷をかけた状態で良好な運転が
できることを確認する試験。

備考  過負荷試験,最低負荷試験などがある。

 load

test

3418 

負荷変動試験

負荷が変化した場合又は変動状態を持続する場
合に,ユニットがそれに追従する性能を調べる試
験。

load change test, 
load swing test

3419 

負荷遮断試験

負荷を遮断した場合に,調速装置が良好に作動す
ることを確認する試験。

ガバナテ

スト,

ダンプテ

スト

governor test, 
load dump test

3420 

動特性試験

ユニットの過渡応答特性を調べる試験。

 dynamic

response test

3421 

自動制御装置調整

自動制御装置が良好に作動するように行う,装置

各部の調整作業。

 automatic

control

system tuning

3422 

総合試運転

ユニット全体の総合的な試運転。

 unit

trial

operation

3423 

予備試験

正式な試験の前に,あらかじめその機器の性能を

調べるための試験。

 preliminary

test


25

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

3424 

受渡試験

機器の受渡しに当たり,所要の性能が出るかどう

かを確認するための試験。

受取試験

acceptance test

d)

保守

1)

保守一般

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

4101 

修繕工事

発電所の諸設備,建物,構築物などの不良箇所を
修理する工事。

 repair

work

4102 

改良工事

設備の機能を改良又は回復する工事。

 improvement

work

4103 

拡充工事

設備の新設・増設の工事及びこれに類する工事。

 extension

work

4104 

直営工事

設備所有者が直接施工する工事。

work under direct

management

4105 

請負工事

設備所有者が一定の条件の下に契約した専門の
業者に施工させる工事。

 contract

work

4106 

附帯工事

主な工事に附帯して実施する工事。

 incidental

work

4107 

定期補修

ボイラ,タービンなどの機器の保安及び性能維持
のため,定期的に主要部分を開放して行う点検・
修理。

 periodic

maintenance

4108 

定期点検

定期的に行う機器の点検・手入れ。

 periodic

inspection

4109 

安全管理審査

定められた時期に受ける監督官庁又は,登録安全

管理審査機関による審査。使用前安全管理審査,
溶接安全管理審査及び定期安全管理審査がある。

備考  安全管理審査は,システム安全管理審

査と個別安全管理審査とがある。

 safety

management 
review

4110 

使用前安全管理検査

設置者が行う使用前自主検査と,使用前自主検査
にかかわる体制について,監督官庁又は,登録安

全管理審査機関が行う使用前安全管理審査とを
合わせた概念。

 pre-service

safety

control 
inspection

4111 

使用前自主検査

設置者によって電気工作物の使用開始前に実施
されるボイラ,タービンなどの事業者検査。

 autonomous

pre-service 
inspection

4112 

使用前安全管理審査

使用前自主検査にかかわる体制(実施にかかわる
組織,検査の方法,工程管理など)について,定
められた時期に受ける監督官庁又は,登録安全管

理審査機関による審査。

 pre-service

safety

control review

4113 

溶接安全管理検査

設置者が行う溶接事業者検査と,溶接事業者検査
にかかわる体制について,監督官庁又は,登録安
全管理審査機関が行う溶接安全管理審査とを合

わせた概念。

 welding

safety

control 
inspection

4114 

溶接事業者検査

設置者によって電気工作物の使用開始前に実施

される耐圧部分の溶接に関する事業者検査。

 welding

power

supplier 
inspection


26

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

4115 

溶接安全管理審査

溶接事業者検査にかかわる体制(実施にかかわる

組織,検査の方法,工程管理など)について,定
められた時期に受ける監督官庁又は,登録安全管
理審査機関による審査。

 welding

safety

control review

4116 

定期安全管理検査

設置者が行う定期事業者検査と,定期事業者検査
にかかわる体制について,監督官庁又は,登録安

全管理審査機関が行う定期安全管理審査とを合
わせた概念。

 periodic

safety

control 
inspection

4117 

定期事業者検査

設置者によって定期に実施されるボイラ,タービ
ンなどの事業者検査。

 periodic

power

supplier 
inspection

4118 

定期安全管理審査

定期事業者検査にかかわる体制(実施にかかわる
組織,検査の方法,工程管理など)について,定
められた時期に受ける監督官庁又は,登録安全管

理審査機関による審査。

 periodic

safety

control review

4119 

補修計画

次年度以降に実施予定の定期補修の時期,工事期

間,内容などの計画。

 maintenance

schedule

4120 

補修頻度

設備,部品などの機能を維持するために実施する
修理の回数。

 maintenance

frequency

4121 

日常保守

運転員や保修員による日常巡視点検及び日常運

転に伴って発生する小修理。

 daily

maintenance

4122 

事故補修

機器などの事故のため,発電を停止して実施する
点検・修理。

 forced

maintenance

4123 

日常点検

定 期 点検 とは 別 に実 施す る周 期 的な 機器 の 点

検・手入れ。

 daily

inspection

4124 

外部点検

機器を開放しないで,外部から実施する点検・手
入れ。

 external

inspection

4125 

開放点検

機器及び補機のケーシングを取り外して行う内
部点検。

 overhaul

(inspection)

4126 

補修記録

機器及び補機の点検・手入れ,試験・測定などの
結果の記録。

 maintenance

record

4127 

主任技術者

工事,維持及び運用に関する保安監督を行うこと
のできる法令に基づく有資格者。

備考  火力発電関係では,電気主任技術者,

ボイラー・タービン主任技術者,ガス
主任技術者などがある。そのほか資格
が必要なものとして放射線取扱主任

者,高圧ガス製造保安責任者,エネル
ギー管理者,危険物取扱者,公害防止
管理者などがある。

 licensed

engineer

4128 

保安規程

電気工作物の設置者が,電気工作物の保安を確保
するため,自主的に定めて経済産業大臣に届け出
る規定。

 safety

regulations,

maintenance

code


27

B 0130

:2006

2)

検査

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

4201 

静釣合い

剛体の重心が回転軸上にある状態。

 static

balance

4202 

動釣合い

剛体の重心を通る慣性主軸の一つが回転軸と一
致する状態。

 dynamic

balance

4203 

軸受間げき計測

軸と軸受との上部透き間を鉛線などを用いて組
立時に行う計測。

 bearing

clearance 
check

4204 

打音検査 
(だおんけんさ)

金づちなどでたたいて打音の高さ,減衰の速さか
ら内部の状態を判断する検査。

 hammering

test

4205 

酸洗い検査

酸化抑制剤を添加した塩酸などの酸液を用いて,
主として表面欠陥のきず,割れ,しわなどを調べ
る検査。

 pickling

test

4206 

マクロ組織検査

材料の被検査面を研磨又は腐食液で処理し,肉眼
で金属組織,欠陥などの状態を調べる検査。

 macroscopic

examination,

macrography

4207 

ミクロ組織検査

材料の被検査面を腐食液で処理し,顕微鏡によっ
て金属組織などを調べる検査。

 microscopic

examination,

micrography

4208 

内面検査

蒸発管などの内面のきず,腐食,付着物などの状
況を調べる検査。

 inner

surface

inspection

4209 

摩耗検査

厚さ計又は肉眼で測定して摩耗状況を調べる検
査。

 abrasion

inspection

4210 

破面検査

損傷部品の破面の観察によって,割れがどのよう
な応力の下で生じたかを調べる検査。

 fractography

test,

fractography

examination

4211 

破壊検査

被検査材から試験片を採取し,材料の強度などを
破壊によって調べる検査。

DT destructive

test

4212 

非破壊検査

材料及び製品を破壊しないで行う欠陥の有無,材
質,状態などの検査。

備考  放射線,超音波,渦流,磁気,浸透な

どによる方法がある。

NDT non-destructive

test,

non-destructive

examination

4213 

放射線透過検査

X 線,γ線などの放射線を被検査材に照射し,透
過像によって欠陥の有無を調べる検査。

RT radiograph

test,

radiograph

examination

4214 

超音波探傷検査

超音波を被検査材に伝え,その示す音響的性質を
利用して,欠陥の有無を調べる検査。

UT ultrasonic

test,

ultrasonic

examination


28

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

4215 

磁粉探傷検査

強磁性体の被検査材を磁界内に置き,生じた磁気
的ひずみによって,欠陥の有無を調べる検査。 
 
 
 
 
 
 

MT magnetic-particl

e test,

magnetic-particl


examination,

magnetic-field

test,

magnetic-field

examination

4216 

渦流探傷検査

交番磁界に置かれた導体内に流れる電流を用い

て欠陥の有無を調べる検査。

ET eddy

current

test,

eddy current

examination,

electromagnetic

test,

electromagnetic

examination

4217 

液体浸透探傷検査

浸透性が強い着色した液又は蛍光を発する液を
被検査面に塗布して,欠陥の有無を調べる検査。

PT liquid

penetrant

test,

liquid penetrant

examination

4218 

硬さ試験法

被検査材に規定の荷重を押しつけ,くぼみの大き
さによる比較や一定の高さから一定寸法のハン
マを落とし跳ね上がり高さを比較することによ

って,硬さを検査する方法。

備考  経年劣化状態を定量評価する非破壊検

査手法の一つ。

 hardness

test

4219 

レプリカ法

実機部材の表面をフィルムに転写し,これを観察
し,劣化状態を評価する方法。

備考  経年劣化状態を定量評価する非破壊検

査手法の一つ。

 replica

method

4220 

電気抵抗法

金属組織内の炭化物凝集及び粗大化度合いを電

気抵抗で測定し,劣化度合いを検査する方法。

備考  経年劣化状態を定量評価する非破壊検

査手法の一つ。

 electric

resistance 
method

4221 

絶縁抵抗試験

電気設備の絶縁物の抵抗をメガー又はこれに類
する直流電源内蔵の直読計器で測定し,絶縁状態

を判定する試験。

メガー測

定,

絶縁抵抗

測定

insulation

resistance test

4222 

誘電正接試験

電気設備の回路に交流電圧を加え,その電圧と電
流との位相差角の余角(δ)の正接(tanδ)特性を測
定し,絶縁性状を判定する試験。

tan δ 試験 dielectric

loss

tangent test

4223 

直流試験

電気設備の回路に直流電圧を加え,電流−時間特
性などを測定し,絶縁性状を判定する試験。

 direct

current

test

4224 

交流電流試験

電気設備の回路に交流電圧を加え,電流−電圧特

性を測定することによって,絶縁性状を判定する
試験。

 alternating

current test


29

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

4225 

部分放電試験

電気設備の回路に電圧を加え,これらの絶縁物中
の気体ギャップや絶縁物表面で発生する部分放

電を測定し,絶縁性状を判定する試験。

コロナ試

partial discharge

test

4226 

軸振動

円板,翼などをもつ回転体が回転するとき発生す

る軸の振動。

 shaft

vibration,

spindle vibration

4227 

腐食

材料が化学的又は電気化学的作用によって侵さ
れる現象。

コロージ

ョン

corrosion

4228 

浸食

材料が流体又は固体によって摩耗するなど物理

的な原因によって侵される現象。

エロージ

ョン

erosion

4229 

高温腐食

燃料中のバナジウム,ナトリウム又は硫黄化合物
が燃焼するとき,比較的低溶融点の化合物を形成

し,過熱器管壁,ガスタービンブレードなど高温
金属面に付着たい積し,金属を腐食する現象。

 high

temperature 
corrosion

4230 

酸化還元腐食

ボイラ又はガス化炉内部で発生する硫化水素な

どの還元性の物質による還元雰囲気条件下での
金属腐食。

還元腐

食,

硫化還元

腐食

corrosion in

reducing 
atmosphere

4231 

低温腐食

排ガス中の無水硫酸(SO

3

)が水分と結合して硫酸

ガスとなり,露点以下の金属表面に凝結して腐食
を起こす現象。

 low

temperature

corrosion

4232 

アルカリ腐食

高濃度のアルカリによって起こる腐食現象。

 alkali

corrosion,

caustic attack

4233 

アンモニア腐食

復水及び給水中のアンモニア量が多くなり,銅系
統の材料が腐食される現象。

 ammonia

corrosion,

ammonia attack

4234 

経年劣化

長い年月の間に材料の腐食,摩耗などによる時間
経過に伴う物理的性質が低下する現象。

 aged

deterioration

4235 

(チューブ)膨出 
(ぼうしゅつ)

材質不良,腐食,摩耗などによる強度の不足,又
は過熱によって管が膨らむ現象。

 tube

swelling

4236 

(チューブ)乱れ

管相互の伸びの不均等,スペーサの損傷などによ

って管の整列が乱れる現象。

 tube

disarrangemen
t

4237 

クリープ破断

材料がある応力の下でクリープを生じて破断す
る現象。

クリープ

ラプ

チャ

creep rupture

4238 

クリープボイド

クリープ温度域での粒界破壊発生の核となる空
孔。

備考  金属材料のクリーブ破壊は,温度の上

昇,応力の低下に伴い,粒内破壊から
粒界破壊へと変化する。粒界破壊は,
クリープボイドの生成,成長,合一結

合,最終破断の過程から成る。

 creep

void

4239 

熱疲労

熱応力の繰返しによって生じる疲労損傷。

備考  金属内又は金属間において,温度差が

発生し,その膨張差による変形が拘束
されると,金属内,金属間に応力(熱

応力)が生じる。

 thermal

stress

fatigue


30

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

4240 

クリープ疲労重畳

クリープと熱疲労とが同時に作用し,相互に影響
し合うこと。

備考  従来,クリープと熱疲労とは,強度現

象としては異なった性質のものであ
り,高温で使用される金属材料におい

ては,クリープ又は疲労のいずれかに
限られるという場合は非常に少なく,
両者の相互作用によって寿命が消費さ

れる。

 creep

fatigue

interaction

4241 

低サイクル疲労

破壊に至るまでのひずみ繰返し回数(許容繰返し

回数)が少ない場合の疲労。そのひずみの状態か
ら塑性疲労とも呼ぶ。

備考  一般的には,繰返し回数 10

5

∼10

6

回を

境界とし,それより少ないものをいう。

 low

cycle

fatigue

4242 

高サイクル疲労

破壊に至るまでのひずみの繰返し回数(許容繰返

し回数)が多い場合の疲労。

備考  火力発電所の場合,タービン動翼の疲

労などが代表的な例である。

 high

cycle

fatigue

4243 

疲労限度

材料にある繰返し応力を作用させたとき,材料が
永久に破壊しない応力の限度。

備考  繰返し応力は,上限及び下限の絶対値

が等しくない場合が多い。このような
場合には,上限及び下限の平均値を平
均応力とし,その差の半分を応力振幅

として,両者の組合せによって疲労限
度を表示するものを疲労限度線図又は
耐久限度線図という。

 fatigue

limit

4244 

寿命診断

材料の使用開始から,時間経過に伴って劣化し破
壊するまでを寿命とする場合,現在までの寿命消

費を推定する診断。

 life

assessment,

life estimation

4245 

余寿命診断

設備・材料の残された寿命を推定する診断。

 remaining

life

assessment

3) 

溶接

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

4301 

アーク溶接

アークの熱で行う溶接で,交流アーク溶接及び直

流アーク溶接の 2 種類に大別される(JIS Z 3001
参照)

 arc

welding

4302 

ガス溶接

ガスの炎で行う溶接(JIS Z 3001 参照)

 gas

welding

4303 

イナートガスアーク 
  溶接

アルゴン(Ar),ヘリウム(He)若しくはその混合物

のイナートガス又はこれらに少量の活性ガスを
添加して,シールドガスとして用いて行うアーク
溶接。アルゴン(Ar)をシールドガスとして用いて

行う場合をアルゴンアーク溶接と呼び,主として
ティグ(TIG)溶接のことをいう(JIS Z 3001 参照)

 inert

gas

shielded arc 
welding

4304 

シールドアーク溶接

アーク及び溶着金属を保護媒質で大気から遮へ
いしながら行うアーク溶接。

 shielded arc

welding


31

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

4305 

抵抗溶接

溶接継手部に大電流を流し,ここに発生する抵抗
熱によって加熱し,圧力を加えて行う溶接(JIS Z 

3001

参照)

 resistance

welding

4306 

自動アーク溶接

溶接ワイヤの送りが自動的にでき,連続的に溶接

が進行する装置を用いて行うアーク溶接(JIS Z 

3001

参照)

 automatic arc

welding

4307 

手溶接 
(てようせつ)

溶接操作を手で行う溶接(JIS Z 3001 参照)

 manual

welding,

hand welding

4308 

漏れ止め溶接

流体の漏えいを防ぐことだけを目的とする溶接
JIS Z 3001 参照)

 seal

welding

4309 

タック溶接

本溶接の前に,定められた位置に母材を保持する
ための断続的な位置決めの溶接(JIS Z 3001 
照)

仮付け溶

tack welding

4310 

肉盛溶接

母材表面に硬化,耐食,補修,再生などの目的に
応じた所要の組織及び寸法の金属を溶着する方
法(JIS Z 3001 参照)

 cladding by

welding,

overlaying

4311 

開先加工

溶接性をよくするため,母材の縁に施す加工。

 edge

preparation

4312 

余盛 
(よもり)

開先又はすみ肉溶接の必要寸法以上に表面から

盛り上がった溶着金属(JIS Z 3001 参照)

 reinforcement

of weld

4313 

スラグ巻込み

溶着金属中又は母材との融合部にスラグが残る
こと(JIS Z 3001 参照)

4314 

ブローホール

溶 着 金属 中に 生 じる 球状 又は ほ ぼ球 状の 空 洞
JIS Z 3001 参照)

 blowhole

4315 

アンダカット

溶接の止端に沿って母材が掘られて,溶着金属が
満たされないで溝となって残っている部分(JIS Z 

3001

参照)

 undercut

4316 

溶込み

母材の溶けた部分の最頂点と溶接する面の表面
との距離(JIS Z 3001 参照)

 penetration,

weld

penetration

4317 

ピーニング

特殊なハンマで溶接部を連続的に打撃して,表面
層に塑性変形を与える操作(JIS Z 3001 参照)

 peening

4318 

ビード

1 回のパス(溶接継手に沿って行う 1 回の溶接操
作)によって作られた溶接金属(JIS Z 3001 参照)

 bead

4319 

ルート

溶接の断面で見た場合の溶着金属の底と母材と
の交点。

 root

of

weld

4320 

後熱 
(ごねつ)

溶接部又はガス切断部に後から熱を加えること

JIS Z 3001 参照)

 postheating

4321 

溶接後熱処理

溶接後,溶接部又は溶接構造物に行う熱処理。応

力除去熱処理は,この代表的なもの(JIS Z 3001
参照)

post weld heat

treatment

4322 

裏当て金 
(うらあてがね)

管,胴の溶接に当たり裏溶接ができない場合,十

分な溶込みを与えるとともに,スラグなどが継手
部から管内に入るのを防ぐため,管の内面にはめ
る当て金。

 backing

ring,

backing strip, 
backing metal

4323 

インサートリング

管内に突起部分ができないように,接合する部材
の透き間に差し入れるリング状部材。

 insert

ring


32

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

4324 

予熱

溶接又は熱切断の操作に先立って母材に熱を加
えること(JIS Z 3001 参照)

 preheating

4)

保温・保冷

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

4401 

耐火れんが

炉壁などに使用され,高度の耐火度をもつれん
が。

 firebrick,

refractory brick

4402 

耐火断熱れんが

熱伝導率の低い耐火れんが(JIS R 2001 参照)

 insulating

firebrick

4403 

耐火モルタル

耐火れんがを積むときの目地材料(JIS R 2001 

照)

 refractory

mortar,

refractory

cement

4404 

キャスタブル耐火物

耐火性骨材と硬化剤とを混合した粉体の耐火物
JIS R 2001 参照)

 castable

refractory

4405 

プラスチック耐火物

耐火性骨材に可塑性がある材料を加え,更に適量
の水を混ぜて練り土状にした耐火物(JIS R 2001
参照)

 plastic

refractory,

moldable

refractory

4406 

目地材 
(めじざい)

れんがを積む場合に,れんが間を結合するために

使用する材料。

備考  モルタルなどが用いられる。

 bond

4407 

保温材

熱の放散,吸収を防止するための熱伝導率が低い
材料。

 thermal

insulating 
material

4408 

保温工事

高温部から低温部への熱の放散を防止するため
に保温材,外装板などで外面を包む工事。

 hot

insulation

work

4409 

外装板

保温材などの表面を囲んで,それらの損傷を防止

するための外被。

 outer

jacketing

lagging

4410 

防湿材

保冷用保温材への湿気の侵入を防止するための
透湿係数が低い材料。

 vapor

barrier

4411 

保冷工事

外気から低温部への熱の侵入を防止するために
保冷用保温材,防湿材,外装板などで外面を包む
工事。

 cold

insulation

work

e)

建設

1)

立地調査

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

5101 

地質調査

発電所立地点の岩石,地層の種類及びそれらの分
布状態についての調査。

備考  工事の設計・施工の資料とする。

 geological

survey

5102 

深浅調査 
(しんせんちょうさ)

海洋,河川,湖沼などで水面以下の深さの測定。

備考  この測定の結果で深浅図を作成する。

 soundings

5103 

水理実験

水の流動特性を究明するための模型による実験。

 hydraulics

model test


33

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

5104 

ボーリング

地質調査,さく井などのための地盤せん孔作業。

 boring

5105 

載荷試験

積荷板,試験ぐい,ピアー又は既に施工された構
造物のはり(梁)などに一時的に静的荷重を加え

て,載荷重と沈下又は変形との関係を求め,地盤,
くい,ピアーの支持力,はりなどの安定性を調査
する試験。

 load

test

5106 

土質試験

土の物理的及び力学的性質を求める試験。

 soil

test

5107 

沈下量

地盤,盛土又は構造物のある点が,種々の原因で
鉛直方向に下がる変位量。

 settlement

5108 

地盤係数

地盤上に直径 30 cm 又は 75 cm の鋼板を介して圧
力を加えたときの,圧力に対する地盤の変位量の
割合。

 modulus of

subgrade 
reaction

5109 

風力係数

物体の風方向の投影面積を A,風量を W,風速を

V

,空気密度をρとし,W/を次の式で表したと

きの の値。 

2

2

1

V

C

A

W

ρ

=

 coefficient of

wind force

5110 

水平震度

構造物に作用する水平方向の加速度。

 horizontal

seismic 
coefficient

5111 

許容支持力

地盤のせん断破壊又は沈下によって,その上部構

造物に被害が生じない範囲で許容できる最大の
地盤の耐力。

 allowable

bearing 
capacity

5112 

既往最高潮位

既往の潮位のうちで最高の潮位。

HHWL highest

high

water level

5113 

既往最低潮位

既往の潮位のうちで最低の潮位。

LLWL lowest

low

water level

5114 

基本水準面

地理調査所の水準標準と周辺海面の潮位とから
算定した最低潮位面。

datum plane for

sounding

5115 

工事用基準面

港湾又は海岸工事の高さの基準となる水面。

備考  港湾区域内では基本水準面と一致させ

る。

datum plane for

construction

5116 

設計潮位

構造物の設計上の最高及び最低の潮位。

 seawater

level

for design

5117 

東京湾平均海面

東京湾の海面を明治 6 年から明治 12 年の間,東
京湾霊岸島で測定した結果から定めた中等潮位
で,我が国の水準測量の基準面。

TP

mean sea level

of Tokyo Bay

2)

工程

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

5201 

工事期間

着工から営業運転開始までの期間。

工期 construction

period

5202 

工事計画

電気工作物の設置又は変更に要する工事につい

ての計画。

 construction

plan


34

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

5203 

着工

工事に着手する時期。

備考  通常,現地の土木工事着手をいう。

 construction

work starting

5204 

くい打ち

上部構造物の荷重を支える木ぐい,コンクリート
くいなどを地盤支持層まで打ち込む作業。

 piling

5205 

立柱

ボイラ据付け工事上の工程で,建屋,ボイラなど
の柱を立てる時期。

 column

setting

up

5206 

ドラム揚げ

ボイラ据付け工事上の工程で,ボイラドラムをボ
イラ鉄骨上につり揚げ,据え付ける時期。

 drum

lifting

5207 

ヘッダ揚げ

ボイラ据付け工事上の工程で,ボイラヘッダをボ
イラ鉄骨上につり揚げ,据え付ける時期。

 header

lifting

5208 

タービンオンべース

タービン据付け工事上の工程で,タービンを基礎
上に据え付ける時期。

タービン

オン

ベッド

turbine on base

5209 

溶接検査

溶接作業が良好な条件の下で行われ,その結果が
良好であり,使用しても保安上支障がないかどう

かを確認するための検査。

 welding

inspection

5210 

初受電

建設工事上の工程で,補機試運転に必要な電力を
他の電源系統から初めて受ける時期。

 initial

power

receiving,

initial back-feed

5211 

受電

発電所が停止し,所内電源が停電しているときに

起動を目的として,電力系統の電源を受けて所内
電源を生かすこと。

 power

receiving,

back-feed

5212 

漏えい試験

圧力容器などの漏えいの有無について,水圧,空

気圧などによって行う試験。

リークテ

スト

leak test

5213 

耐電圧試験

電力用機器に対して,定められた電圧を加えて絶
縁物が破壊しないことを確かめる試験。

 (site)

power

frequency 
withstand 
test,

high potential

test

5214 

火入れ

ボイラ据付け中の工程で,最初に火炉内で燃料を
点火燃焼させる時期。

 initial

firing

5215 

初通気

タービン据付け中の工程で,最初にタービンケー
シング内に蒸気を入れる時期。

通気

first steaming to

turbine,

(initial roll)

5216 

試験使用

使用前自主検査の完了前に外部系統に並列して
行う運転。

 trial

operation

5217 

運転開始

発電設備の営業運転開始。

運開 commencement

of commercial 
operation


35

B 0130

:2006

3)

据付け

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

5301 

輸送限界

鉄道及び道路の輸送物に対して質量,高さ,幅な
どについて決められた一定の制限値。

 transportation

limit

5302 

据付け荷重

据付け時の機器の荷重。

 installed

load

5303 

つり上げ荷重

つり上げ対象機器及びその運搬用器具を含めた

質量。

 lifting

load

5304 

アンカフレーム

基礎ボルトなどの設定位置を固定するためのコ
ンクリート内に埋め込まれる鋼製枠。

 anchor

frame

5305 

パッカ設定

機器据付け基礎面の微小調整を行う作業。

備考  調整後,基礎板や共通床板の下にモル

タルを詰める。

 packer

setting

5306 

テンプレート

機器の基礎ボルトの正確な位置を設定するため
に設けられた鋼製の形板又は形枠。

 template

5307 

グラウト

据付け機器の基礎と基礎板,共通床板などとの間
の透き間をなくすように流し込む軟らかいモル

タル。

 grout

5308 

心合せ

2 台以上の回転機器を組み合わせるとき,軸のた
わみ及び熱膨張,軸受荷重の適正な配分などを考

慮しながら相互の回転中心線が一致するように
機器を配列する作業。

アライン

メント

alignment

5309 

心出し

2 台の回転機器を結合するとき,軸継手面の平行
と偏心を調整する作業。

センタリ

ング

centering

5310 

ギャップ調整

タービン,発電機,補機などの回転機器で,静止
部と回転体とのすき間を適切な値にする調整作

業。

 gap

adjustment

f)

土木・建築

1)

建物

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

6101 

本館

ボイラ,タービン,発電機などの主要機器を収容
した建物。

 main

station

building

6102 

サービスビル

発電所内の管理部門を収容した建物。

 service

building,

administration

building

6103 

ボイラ室

本館内で,ボイラ及びボイラ補機を収容した部
分。

 boiler

room

6104 

タービン室

本館内で,タービン,発電機及びその補機を収容
した部分。

 turbine

room

6105 

中央制御室

発電用の諸機械を集中管理制御する室。

中央操作

main control

room


36

B 0130

:2006

2)

基礎

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

6201 

くい基礎

くいを打設して作った基礎。

備考  木ぐい,鉄筋コンクリートぐい,鋼ぐいなど

による既製くい基礎と,現場でその位置に削

孔してコンクリートを打ち込むことによって
作られる場所打ちコンクリートぐい基礎とが
ある。

 pile

foundation

6202 

ケーソン基礎

地盤を掘削しながら中空の筒を支持層まで沈めて作っ
た基礎。

備考  空気ケーソン基礎,井筒基礎などがある。

 caisson

foundation

6203 

フーチング基 
  礎

上部構造の荷重をフーチングによって地盤,くいなどに

伝える基礎。

備考  独立,複合及び連続したものがある。

 footing

foundation

6204 

べた基礎

上部構造の広範囲な面積内の荷重を,単一の基礎スラブ

で地盤,くいなどに伝える基礎。

 mat

foundation

6205 

地盤改良

地盤の支持力の増大,沈下の抑制を目的とした,土の締

固め,脱水,固結,置換などの処置。

備考  砂ぐい工法,注入工法,置換工法などがある。

 soil

improvement,

soil stabilization

6206 

標準貫入試験

質量 63.5 kg の標準ハンマを 75 cm の高さから自由落下

させ,標準貫入試験用サンプラを 30 cm 打ち込むのに要
する打撃数を測定し,土層の硬軟を調べる試験。

 standard

penetration test

6207 

不等沈下

構造物の基礎面下の地盤沈下量が,場所によって差があ
るような沈下。

 differential

settlement,

uneven

settlement

6208 

直接基礎

くい・ケーソンを用いないで,構造物底面によって直接

地盤に荷重を伝える基礎。

 spread

foundation

3) 

港湾設備

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6301 

岸壁

船舶が接岸係留して,荷役を行うふ頭。

備考  揚油岸壁,揚炭岸壁,荷揚岸壁がある。

 quay

wall

6302 

桟橋

水中に立てられた支柱上にはり(梁)とけたとを
渡し,その上に床を張って設置された係船用施設。

備考  揚油桟橋,揚炭桟橋,LNG バースがあ

る。

 pier

6303 

シーバース

沖合の水深の大きい場所に設置された係船用施
設。

 sea

berth

6304 

ドルフィン

船舶の係留及び回転操作用としてふ頭に設置され

る構造物。

備考  構造形式は,可とう形と剛体形との二つ

に大別される。

 dolphin

6305 

ブイ

航路標識用及び係船用に用いる水面に浮かぶ構造
物。

備考  1 点係留ブイ,多点係留ブイなどがある。

 buoy

6306 

係船柱

船舶の係留用引綱を支持する柱。

 mooring

post


37

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6307 

護岸

河岸又は堤防を流水による浸食から保護するため
に,それらののり面や脚部の表面に施す工作物。

 revetment,

bulkhead

6308 

防砂堤

沿岸漂砂のたい積を阻止する砂止めの機能をもつ

堤防。

備考  防波堤を兼用することもある。

 groin

6309 

導流堤

火力発電所の温排水を,海・河川などに放流する

場合,水流を誘導する堤防。

 guide

wall

6310 

防潮堤

高潮の浸入を防止し,堤内沿岸の地域を防護する

堤防。

 tide

wall

6311 

防波堤

外海の波から港を遮へいする堤防。

 breakwater

g)

諸設備

1)

クレーン及び空気圧縮機

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

7101 

天井クレーン

高架ランウェイ上を走行するけたにトロリをも

つクレーン(JIS B 0146-1 参照)

 overhead

traveling 
crane

7102 

橋形クレーン

レール上を走行する脚をもつけたに,トロリ又
は ジ ブ 付き ク レー ン をも つク レ ー ン( JIS B 

0146-1

参照)

 gantry

crane

 

7103 

ジブクレーン

クレーン本体から腕を突き出してその先端の滑
車 を 介 して 物 をつ り 上げ るク レ ー ン( JIS B 

0146-1

参照)

備考  腕は水平片持ばりのものと,傾斜して

取り付けるものなどがある。つち形,
高脚形,塔形などがある。

 jib

crane

7104 

ホイスト

電動機,減速装置,ドラムなどを一体のユニッ
トとして小さく作られた横行装置をもつ(又は

もたない)巻上げ機構(JIS B 0146-1 参照)

 hoist

7105 

空気圧縮機

ロータの回転運動又はピストンの往復運動によ
って空気を圧送し,その圧力比が約 2 以上又は

吐出し圧力が約 0.1 MPa 以上の機械(JIS B 0132
参照)

備考  所内用,制御用,スートブロア用など

に用いる。

コンプレ

ッサ

air compressor

7106 

オイルレス空気圧縮機

シリンダ潤滑油を必要としない往復式空気圧縮

機。

備考  圧縮した空気中に油が混入しないの

で,主として計器用,制御用に用いる。

 oilless

air

compressor,

oilfree air

compressor

7107 

空気だめ

圧縮空気を一時ためておく容器。

 air

receiver

7108 

除湿装置

圧縮空気中の水分を除去する装置。

備考  主として計器用,制御用に用いる。

 dehumidifier,

air dryer

7109 

空気清浄器

圧縮空気中の油脂分,ちり,ほこりなどを除去

する装置。

備考  主として計器用,制御用に用いる。

 air

cleaner


38

B 0130

:2006

2)

非常用電源設備及び所内通信設備

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

7201 

非常用電源装置

発電所の常用電源が喪失した場合,所内非常用
電力の供給を目的とした電源装置。

 emergency

electric 
supply unit

7202 

非常用ディーゼル 
  発電機

発電所の非常用電力の供給を目的としたディー
ゼル機関によって駆動される交流発電機。

備考  一般に,所内電源が喪失した場合,ユ

ニットの安全停止などのための補機,
発電所の防災設備などに電力を供給

する。

 emergency

diesel 
generator

7203 

非常用ガスタービン 
  発電機

発電所の非常用電力の供給を目的としたガスタ

ービンによって駆動される交流発電機。

備考  一般に,所内電源が喪失した場合速や

かにユニットを再起動するための補

機に電力を供給する。

 emergency gas

turbine 
generator

7204 

蓄電池

充電して繰り返して使用できる電池。

備考  一般に,無停電電源として整流器と組

み合わせて制御用電源に用いられる
ほか,所内電源が喪失した場合にユニ
ットを安全に停止するための直流電

源。

バッテリ storage

battery

7205 

運転指令装置

発電所内の連絡及び一斉呼出し用の有線通話装

置。

備考  保安通信にも使用する。

ページン

paging system

7206 

ハンドセット

運転指令装置の送受話器。

 hand

set

7207 

無停電電源装置

計算機,制御機器などに安定した電源を供給す

る装置。

UPS, 
CVCF

uninterruptible

power supply 
unit

3)

防災設備

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

7301 

地震計

地震動を自動的に記録する計器。

備考  水平,垂直の各方向について,変位,速

度,加速度を記録するものがある。

 seismograph,

seismometer

7302 

感震計

地震の加速度を検出し,加速度がある一定値を超え

ると警報又は制御信号を発する装置。

備考  水平,垂直の各方向専用のものがある。

 acceleration

seismograph 
apparatus

7303 

避雷針

落雷を避けるため屋上などに立てる金属の棒。

備考  導線で地下に埋めた金属板につな(繋)

いであり,空中電気を安全に地中に流す。

 lightning

conductor,

lightning rod

7304 

不活性ガス消火設備

不活性ガス(窒素,アルゴン,二酸化炭素)の酸素
希釈作用及び吸熱作用によって消火する設備。

in

ert gas

extinguishin
g system


39

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

7305 

スプリンクラ設備

天井などへの固定配管上にスプリンクラヘッドを
配置し,火災が発生して温度が上昇するとスプリン

クラヘッドの可溶部で感知し,同部が溶解又は破壊
して配管中に常時加圧されている水を放水し,自動
的に消火を行う設備。

 sprinkler

system

7306 

水噴霧消火設備 
(みずふんむしょう
かせつび)

特殊ノズルを用いて火点一帯に水を噴霧し,水の蒸
発潜熱で冷却するとともに空気を遮断する方式の

消火設備。

 water

spray

extinguishin
g system

7307 

ドレンチャ設備

被保護物の周囲又は上に水の噴出口を設け,火災の

場合,被保護物全体を水幕で包み,空気を遮断する
方式の防火装置。

 drencher

for

fire 
protection

7308 

泡消火設備

化学的発泡性消火薬剤を用い,泡で空気を遮断して

消火する設備。

 foam

extinguishin
g system

7309 

粉末消火設備

熱せられると二酸化炭素を発生する化学的粉末薬
剤を用い,空気を遮断して消火する設備。

 dry

chemical

extinguishin
g system

7310 

ハロゲン化物消火 
  設備

ハロゲン化物の燃焼抑制作用によって消火する設
備。

 halogenide

extinguishin
g system

7311 

航空障害灯

障害物があることを認識させるため,法令の規制に
従い,地表又は水面上 60 m 以上の高さの建造物に

設置しなければならない灯火。

 air

obstruction

light

7312 

昼間障害標識

障害物があることを認識せさるため,法令の規制に
従い,地表又は水面上 60 m 以上の高さの建造物に

設置しなければならないもので,赤と白,又は黄赤
と白とで交互に塗色した標識。

 air

obstruction

mark

7313 

可燃性ガス検知装置

ガス,原油などの燃焼を行う場合,爆発,引火事故
を防止するために用いる漏えいガスの検出装置。

 inflammable

gas detector

7314 

防潮扉

高潮の浸入を防止するため要所に設置する扉。

 tide

gate

7315 

防油堤

コンクリート,れんが,又は土えん堤で油の流出を
防ぐ隔壁。

 oil

retaining

wall

7316 

流出油防止堤 
(りゅうしゅつゆぼ
うしてい)

鉄筋コンクリート又は土で造られ,防油堤の外に設

け防油堤から油の流出を防ぐ隔壁。

 efflue oil

block 
embankment

7317 

消火用屋外給水施設

消防車が放水する水を供給する屋外の施設。

 outdoor

water

facilities for 
fire-fighting


40

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

7318 

防爆仕様

爆発性雰囲気の中で使用できる電気機器の形式仕
様であり,爆発性雰囲気の種類と適応する防爆構造

の組合せで規定され,専門認定機関で認定されたも
の。

備考1.  防爆仕様は電気機器の防爆構造,対応

する爆発性雰囲気のグループ及び温度
等 級 に よ っ て 規 定 さ れ る ( JIS C 

60079-0

JIS C 60079-6 及び JIS C 

60079-11

参照)

2. 

防爆構造には,耐圧防爆,内圧防爆,
油入防爆,安全増防爆,本質安全防爆

などの種類がある(JIS C 60079JIS C 

60079-6

及び JIS C 60079-11 参照)

specification of

explosion 
protection

7319 

消火器

消火剤をガスの圧力で噴射する携帯又は可搬式の
機械式消火器具で,消防法に定める形式承認,検定
を受けたもの。

備考  加圧式と蓄圧式の 2 種類があり,また消

火剤の種類によって,粉末系消火器,水
系消火器,泡消火器,ガス系消火器に大

別される。

 portable fire

extinguisher

7320 ABC

粉末消火器

粉末系消火器の一種で,

[A 火災(普通火災)

[B

火災(油火災)

[C 火災(電気火災)

]に使用でき

る消火器。

備考1.  消火器として最もはん(汎)用。

2.

粉末状のりん酸塩類を主成分とした微
粒子が入っており,ガスの圧力によっ
て噴射させる。

 ABC dry

chemical 
extinguisher

4)

騒音・振動防止設備

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

7401 

騒音防止装置

騒音を防止するための装置(JIS B 8530 参照)

 noise

control

equipment

7402 

遮音装置

音のエネルギーを反射させる装置(JIS B 8530 
照)

 noise

insulation 
equipment

7403 

消音器

気体の吸込み・吐出しのときに発生する騒音を減少

させる装置。

サイレンサ silencer,

muffler

7404 

振動防止装置

振動を防止するための装置(JIS B 8530 参照)

防振装置 vibration

control 
equipment

7405 

吸音装置

音のエネルギーを吸収する装置(JIS B 8530 参照)

 noise

absorption 
equipment

7406 

振動絶縁装置

振動エネルギーを反射させる装置(JIS B 8530 
照)

 vibration

isolation 
equipment


41

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

7407 

振動減衰装置

振動エネルギーを吸収する装置(JIS B 8530 参照)

 vibration

damping 
equipment

5)

排水処理設備

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

7501 

排水処理装置

排水を処理する装置(スラッジの処理装置を含
む。

 waste

water

treatment 
equipment

7502 

総合排水処理装置

給水装置排水及び床ドレン水などの定常排水並び

に発電所の水洗水である非定常排水を処理する装
置。

備考  主として凝集沈殿,中和などの処理を行

う。

 synthetic

waste

water 
treatment 
equipment

7503 

脱硫排水処理装置

排煙脱硫装置の排水を処理する装置。

備考  主としてふっ素,SS 及び COD 処理を行

う。

 waste

water

treatment 
equipment for 
flue gas 
desulfurizatio
n

7504 

含油排水処理装置

油タンクなどからの油分を含む排水を分離処理す

る装置。

 waste

water

treatment 
equipment for 
oil bearing 
water

7505 

揚運貯炭場排水処 
  理装置

揚運炭設備の機器洗浄水及び貯炭ヤード排水を処
理する装置。

備考  主として沈殿ろ過処理を行う。

 waste

water

treatment 
equipment for 
coal handling 
system and 
drainage of 
coal storage 
yard

7506 

灰処理排水処理装 
  置

灰処理装置の排水を処理する装置。

 waste

water

treatment 
equipment for 
ash handling 
system

7507 

生活排水処理装置

サービスビルなどからの生活排水を処理する浄化
そう(槽)装置。

 sewage

treatment 
equipment

7508 

固液分離装置

排水,汚泥中の固形物及び浮遊物質を除去する装
置(油分を除去する装置を含む。

JIS B 8530 

照)

 solid-liquid

separator


42

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

7509 

スクリーン

固形物及び浮遊物質を平行棒,格子,網,有孔板
などによって分離する装置(JIS B 8530 参照)

備考  バースクリーン,回転スクリーン,スト

レーナ,振動スクリーンなどがある。

 screening

equipment

7510 

沈降分離装置

排水,汚泥中の固形物及び浮遊物質を重力によっ
て沈降分離又は濃縮する装置。凝集作用を利用す
る装置を含む(JIS B 8530 参照)

備考  沈砂池,自然沈殿池,凝集沈殿池,濃縮

そう(槽)などがある。

 precipitation

equipment

7511 

濃縮そう(槽)

スラッジを重力分離によって濃縮するそう(槽)

シックナ thickener

7512 

浮上分離装置

排水又は,汚泥中の油分及び浮遊物質を,比重差

によって浮上分離する装置(JIS B 8530 参照)

備考  自然浮上分離装置と強制浮上分離装置

とがある。

 floatation

equipment

7513 

油水分離装置

排水中の油分を分離する装置。

備考 API 式油水分離装置,CPI 式油水分離装

置などがある。

 oil

separator

7514 

オイルスキマ

排水中の表面に浮上する油分をすくい取る装置。

 oil

skimmer

7515 

除濁装置

排水の濁度成分を,凝集沈殿,ろ過などを行って
取り除く装置。

 clarifier

7516 

凝集沈殿装置

排水に凝集剤を加えて,微細懸濁物質及びコロイ
ド状物質を水酸化アルミニウムなどのフロックに
吸着させて,これを沈殿させて懸濁微粒子を取り

除く装置。

備考  フロックとは,凝集によって生じる(独

立した粒子とみなし得るような)

粒子集

合体(JIS M 0102 参照)

 coagulator

7517 

ろ過装置

排水中の浮遊物質をろ材によってろ過分離する装

置。

備考  緩速ろ過機,急速ろ過機,プレコートろ

過機などがある。

 filtration

equipment for 
clarifying

7518 

脱水装置

スラッジ中の水分を減圧又は加圧によって,ろ過
又はろ板を介して分離する装置。

備考  ベルトプレス脱水機,加圧脱水機,真空

脱水機,絞り加圧脱水機などがある。

 filtration

equipment for 
dewatering

7519 

遠心分離装置

排水又は汚泥中の固形物,浮遊物質,油分などを

遠心力によって分離する装置(JIS B 8530 参照)

備考  サイクロン形遠心分離機,分離板形遠心

分離機,円筒形遠心分離機,デカンタ形

遠心分離機などがある。

 centrifugal

separator

7520 

物理化学的処理装 
  置

物理現象又は化学反応若しくはその両方を併用す
る排水処理装置(JIS B 8530 参照)

 physical

and

chemical 
treatment 
equipment

7521 pH

調整装置

(ぴーえっちちょ
うせいそうち)

排水の pH を調整する装置。中和装置を含む(JIS B 

8530

参照)

 pH

controlling

equipment


43

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

7522 

酸化還元装置

排水中の物質を酸化又は還元処理する装置(JIS B 

8530

参照)

 oxidation-

reduction 
equipment

7523 

吸着装置

排水中の物質を吸着材を用いて除去する装置(JIS 

B 8530

参照)

備考  吸着材には活性炭,けい(珪)藻土,活

性白土,活性アルミナなどがある。

 absorber

7524 

イオン交換装置

排水中の物質をイオン交換材を用いて除去する装
置(JIS B 8530 参照)

備考  交換材には陽イオン又は陰イオン交換

樹脂,ゼオライト樹脂,キレート樹脂な
どを用いる。

 ion

exchange

equipment

7525 

軟化装置

イオン交換樹脂などによって,排水中に含まれる
カルシウム,マグネシウムなどの成分を除去する
装置。

 softener

7526 

電気透析装置

排水中の物質をイオン交換膜を通して電気的に移
動させ,分離する装置(JIS B 8530 参照)

 electrodialyzer

7527 

逆浸透装置

排水中の溶存物質を半透膜を用いて,浸透圧以上
に圧力を加え,分離する装置(JIS B 8530 参照)

備考  構造にはホローファイバ,スパイラル,

プレートアンドフレーム,

チューブラな

どの方式がある。

 reverse

osmosis

equipment

7528 

限外ろ過装置

排水中の物質を半透膜を用いてろ過する装置(JIS 

B 8530

参照)

備考  逆浸透装置と異なり電離物質,低分子物

質及び電離とコロイド領域の境界付近
の微細小物質までろ過して除去するこ
とはできない。

 ultrafilter

7529 

脱気装置

排水中の溶存ガスを除去する装置(JIS B 8530 
照)

備考  酸素,二酸化炭素,アンモニアなどの除

去を行う。

 degasifier

7530 

排水タンク

排水を蓄えるそう(槽)

 waste

water

tank

7531 

排水ポンプ

排水を送るポンプ。

 waste

water

pump

7532 

急速かくはんそう
(槽)

排水に凝集剤を加えてフロックを生成させると
き,その生成速度を速めるためにかき混ぜるそう
(槽)

mixing tank for

coagulation

7533 

消毒設備

排水中に塩素又は塩素化合物を注入して消毒を行
う設備。

 disinfection

equipment

7534 

生物化学的処理装 
  置

微生物の代謝作用を利用して排水を処理する装置

JIS B 8530 参照)

 biochemical

treatment 
equipment

7535 

活性汚泥処理装置

排水に適応した活性汚泥を培養したばっ(曝)気

そう(槽)内に排水を流動接触させ,有機性排水
を処理する装置(JIS B 8530 参照)

 activated

sludge

process 
equipment


44

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

7536 

散水ろ床処理装置

生物膜を接触材に付着させたろ床に排水を散布接
触させ,有機性排水を処理する装置(JIS B 8530

参照)

 trickling

filter

7537 

接触回転板処理装 
  置

生物膜を接触材に付着させた回転体の一部を排水

中に浸せき(漬)接触させ,有機性排水を処理す
る装置(JIS B 8530 参照)

 rotating

biological 
contactor

7538 

接触ばっ気処理装 
  置

生物膜を接触材に付着させた固定ろ床を排水中に
浸せきさせてばっ気し,有機性排水を処理する装
置(JIS B 8530 参照)

 biological

contact 
aeration 
equipment

7539 

嫌気性消化装置

排水に適応した嫌気性微生物からなる汚泥を培養

した消化そう(槽)に有機性濃度排水又は汚泥を
混合,接触させ,有機物をメタンと炭酸ガスとに
分解して除去し,排水又は汚泥を処理する装置

JIS B 8530 参照)

 anaerobic

digester

7540 

ラグーン

排水をそう(槽)又は池に長時間滞留し,微生物

の作用によって有機性排水を処理する施設(JIS B 

8530

参照)

 lagoon

7541 

生物脱窒装置

排水に適応した硝化菌を培養した硝化そう(槽)

で排水をばっ気して流動接触させ,溶存するアン
モ ニ ア 性 窒 素 (NH

4

-N , NH

3

-N) を 硝 酸 性 窒 素

(NO

3

-N)及び亜硝酸性窒素(NO

2

-N)まで酸化した

後,脱窒菌を培養した脱窒そう(槽)で流動接触
させ,

それらの窒素酸化物を還元分解して窒素(N

2

)

とし,排水中の窒素を除去する装置(JIS B 8530

参照)

 biological

denitrification 
equipment

7542 

熱処理装置

排水又は汚泥を加熱又は冷却によって処理する装

置。蒸発,凍結処理装置を含む(JIS B 8530 参照)

 thermal

treatment 
equipment

7543 

蒸発装置

排水を蒸発によって濃縮又は乾固する装置(JIS B 

8530

参照)

 evaporator

7544 

加熱処理装置

排水又は汚泥を加熱して,酸化分解,加水分解,

汚泥の脱水性の改善などを行う装置(JIS B 8530
参照)

備考  湿式酸化装置,加熱調質装置がある。

 heat

treatment

equipment

7545 

加温冷却装置

排水又は汚泥を加温又は冷却によって温度を調節
する装置。熱交換器などを含む(JIS B 8530 参照)

 heating-cooling

equipment

7546 

凍結処理装置

排水又は汚泥を凍結して濃縮,乾燥及び汚泥の脱

水性の改善を行う装置(JIS B 8530 参照)

 freezing

treatment 
equipment


45

B 0130

:2006

6)

所内冷却水設備

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

7601 

冷却水冷却器

軸受冷却水などを冷却する熱交換器。

備考  冷却には,主として海水を用いる。

 cooling

water

heat 
exchanger,

cooling water

cooler

7602 

復水予熱器

発電機,冷却器などの冷却に用いた水で復水を予

熱する熱交換器。

 condensate

preheater

7603 

冷却水タンク

軸受冷却水などをためておくためのそう(槽)

 cooling

water

tank

7604 

冷却水ヘッドタン 
  ク

軸受冷却水などに水頭をもたせるために設けられ

るそう(槽)

 cooling

water

head tank

7605 

軸受冷却水ポンプ

軸受冷却水などを供給するポンプ。

 bearing

cooling

water pump,

auxiliary

cooling water 
pump

7606 

海水ブースタポン 
  プ

冷却水を冷却する海水を昇圧して供給するポン

プ。

海水昇圧ポ

ンプ

seawater

booster pump

7)

用水設備

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

7701 

深井戸 
(ふかいど)

深層の地下水を揚水するための井戸。

 deep

well

7702 

深井戸ポンプ

深層の地下水を揚水するポンプ。

 deep

well

pump

7703 

工業用水受入タ 
  ンク

ボイラ用水,雑用水などの工業用水の一次受入貯
蔵そう(槽)

 industrial

water

receive tank

7704 

工業用水ポンプ

工業用水受入タンクから給水処理装置に送水する
ポンプ。

 industrial

water

pump

7705 

市水受入タンク

水道水を貯蔵するそう(槽)

備考  主として飲料用水に用いるが,発電用

水用として用いる場合もある。

city water tank

7706 

市水ポンプ

市水受入タンクから飲料水タンク又は給水処理装

置に送水するポンプ。

 city

water

feed

pump

8)

冷却水取水・放水設備

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

7801 

取水口

冷却水としての海水又は河川水の取入れ口。

 intake

7802 

取水路

冷却水の取水用水路。

 inlet

channel

7803 

取水そう(槽)

冷却水の取水用水そう(槽)

 intake

chamber


46

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

7804 

沈砂池 
(ちんしゃち)

主として吸込水そう(槽)の上流側に設け,水中
に含まれる土,砂,れきなどを,流速を落とすこ

とによって沈殿させるための池(JIS B 0131 
照)

 sand

basin

7805 

放水路

冷却水を放出するための水路。

 discharge

channel

7806 

放水口

冷却水を海又は河川へ放水する場所。

 outlet

7807 

(復水器冷却水)
  クーリングタワ
  ー

冷却水を冷却するための装置。

備考  豊富な冷却水を得ることが困難な発電

所に設置される。湿式と乾式とがある。

 cooling

tower

7808 

冷却池

池の表面から大気への蒸発によって冷却水の冷却

を行う池。噴水式のものもある。

 cooling

pond

7809 

取水口スクリーン

水中の大形浮遊物が,ポンプ内に流入するのを防
ぐために,取水口に設ける格子状の設備(JIS B 

0131

参照)

備考  バースクリーン,ロータリスクリーン

などがある。

 intake

screen

7810 

スクリーン洗浄ポ
  ンプ

ロータリスクリーンに付着したごみなどに水を吹
き付け洗い落とすためのポンプ。

 screen

wash

pump

7811 

取水口クレーン

取水設備の点検及び清掃のために使用するクレー

ン。

インテーク

クレーン

intake crane

7812 

塩素処理装置

復水器冷却管などの腐食,汚れ,詰まりの原因と
なる貝・藻類の繁殖を防止するために,冷却水に

微量の塩素又は次亜塩素酸ソーダを注入する装
置。

 chlorination

equipment

7813 

海水電解装置

復水器冷却管などの腐食,汚れ,詰まりの原因と

なる貝・藻類の繁殖を防止するために,海水を電
気分解によって塩素を発生させ次亜塩素酸ソーダ
を生成して冷却水に注入する装置。

electrochlorinatio

n equipment

7814 

スクリーン防食装
  置

冷却用海水によるスクリーンの電食を防止するた
めの外部電源などによる防食装置。

 galvanic

protection 
equipment,

cathodic

protection 
equipment

7815 

カーテンウォール

温度が低い深層海水を取水するための取水口前面
に設けた上部海水遮断用の壁。

 curtain

wall

7816 

深層取水

冷却水として,カーテンウォール,深層に取水口
をもった管による温度が低い海水の取水。

 deep

water

intake

h)

その他

1)

測定試験装置

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

8101 

アスピレータ

水流によって空気その他の気体を吸引する器具
JIS K 0211 参照)

水流ポンプ aspirator


47

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

8102 

金属顕微鏡

金属組織など不透明体の表面を調べる顕微鏡。

 metallurgical

microscope

8103 

圧力計試験器

圧力計の校正を行うための器具。

 pressure

gauge

tester

8104 

化学てんびん

化学分析,化学実験で質量の測定に用いるてんび

ん。

 chemical

balance

8105 

比重瓶

比重を測定する器具。

 pycnometer

8106 

比重浮ひょう

ガラス管の下部に水銀,小さい鉛球などを入れ,
液中に直立させて比重を測定する計器。

 hydrometer

8107 

光高温計

高温物質が発する光の強さと一定の発光体との

光度を比較して,温度を測定する計器。

 optical

pyrometer

8108 

放射高温計

測定対象からの放射熱をサーモパイルに受けて
温度を測定する計器。

 radiation

pyrometer

8109 

ベックマン温度計

ベックマンが考案した小さい温度変化を極めて

精密に測る水銀温度計。 

 Beckmann

thermometer

8110 

粘度計

液体の粘度を測定する計器。

 viscosimeter,

viscometer

8111 

比色計

着色溶液の色の濃淡を測定比較する器具。

 colorimeter

8112 

断熱熱量計

測定中に起こる外界との熱の出入を遮断し,燃料
の発熱量を測定する装置。

 adiabatic

calorimeter

8113 

引火点測定器

石油類のような可燃性液体の引火点を測定する

装置。

 flashing

point

tester

8114 

オルザットガス分
  析器

1 個のビュレットと数個のガスピペットとから構
成される携帯用ガス分析器。

備考  吸引法によって気体混合物中の二酸

化炭素,酸素,一酸化炭素及び窒素の
含有量を測定する。

 Orsat

analyzing 
apparatus

8115 

燃焼式ガス分析計

ガスの燃焼による容積の変化又は発熱量を測定
して,そのガスの濃度を測定する計器。

fired gas

analyzer

8116 

赤外線ガス分析計

特定のガスが赤外線を吸収する性質を利用して,
特定成分のガス分析を行う計器。

 infrared gas

analyzer

8117 

磁気式酸素分析計

酸素ガスの磁化率が他のガスに比較して非常に
大きいことを利用して,混合ガス中の酸素を分析

する計器。

 magnetic

oxygen 
meter

8118 

質量分析計

被測定物質の分子をイオン化し,その質量の差を

利用し,一定質量のイオンを分離して混合ガスの
成分を分析する計器。

 mass

spectrometer

8119 

ガスクロマトグラ
  フ

多成分ガスの各成分の吸着,吸収剤による吸着吸

収の能力の差を利用して成分ごとに分離し,成分
を測定する計器。

 gas

chromatogra
ph

8120 

ばいじん量測定器

主として煙道でばいじん濃度を測定する計器。

備考  光電式,ろ紙式,集じん式などがある。

 dust

content

measuring  
instrument

8121 

分光光度計

試料溶液に適切な波長の光を透過させ,その光の
透過量によって試料中の成分濃度を測定する計
器(JIS K 0212 参照)

 spectrophoto-

meter


48

B 0130

:2006

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

8122 

原子吸光分析計

原子の蒸気層に適切な波長の光を透過させると,
原子が光を吸収する現象を利用して,原子の種類

及び濃度を測定する計器(JIS K 0121 参照)

 atomic

absorption 
photometer

8123 

発光分光分析計

試料に適切な方法でエネルギーを与えて,蒸発,

気化,励起発光させ,この光のスペクトルによっ
て,原子の種類及び濃度を測定する計器(JIS K 

0116

参照)

 emission

spectrophoto
- meter

8124 

イオン交換クロマ
  トグラフ

イオンの種類によって,イオン交換樹脂に対する
親和力が異なることを利用してイオンを分離し,

イオンの種類及び濃度を測定する計器(JIS K 

0214

参照)

 ion

chromatogra
ph,

ion exchange

chromatogra
ph

8125 

全硫黄酸化物測定
  装置

気体中の二酸化硫黄,無水硫酸などの硫黄酸化物
の全量を測定する装置。

 total

sulfur

oxide 
measuring 
instrument

8126 

二酸化硫黄自動計
  測器

排ガス中の二酸化硫黄の濃度を自動連続測定す
る装置。

備考  溶液導電率方式,赤外線吸収方式,紫

外線吸収方式,干渉分光方式などがあ
る。

 continuous

analyzer for 
sulfur 
dioxide

8127 

窒素酸化物自動計
  測器

排ガス中の窒素酸化物の濃度を自動連続測定す
る装置。

備考  化学発光方式,赤外線吸収方式,紫外

線吸収方式,定電位電解方式などがあ
る。

 continuous

analyzer for 
oxides of 
nitrogen

8128 

酸素自動計測器

排ガス中の酸素の濃度を自動連続測定する装置。

備考  磁気式としては磁気風方式,磁気力方

式(ダンベル形,圧力検出形),電気

化学式としてはジルコニア方式,電極
方式などがある。

 continuous

analyzer for 
oxygen

8129 

超音波厚さ計

超音波を被試験材に与え,反射波を検出して厚さ

を測定する計器。

 ultrasonic

thicknessme
ter

8130 

硬さ試験機

金属材料などの硬さを測る装置。

 hardness

tester

8131 

騒音計

騒音レベルを測定する計器。

 sound

level

meter

8132 

風向風速計

風向及び風速の瞬間値を測定する計器。

 anemometer

8133 

平均風速計

風速の一定時間内の連続平均値を測定する計器。

 mean

wind

speed meter

8134 

百葉箱 
(ひゃくようば
こ)

温度計,湿度計などを入れるため,地上 1.5 m の

高さの所に置かれた箱。

 instrument

screen

8135 

潮位計

潮位を測定する計器。

 tide

gauge


49

B 0130

:2006

2) 

分析

番号

用語

定義

対応英語(参考)

慣用語

対応英語

8201 

灰中アルカリ率

石炭灰中に含まれる金属元素が燃焼過程において
低溶融塩を生成する可能性を表す比であり,灰中
のアルカリ性成分を酸性成分で除した値。

備考  この質量比が高いと低融点の酸化物及

び 複合塩が形成されやすく,スラッギ
ング性が高くなる。

alkaline rate in

ash

8202 

水分

一般に物質と水が共存する場合,その中に含まれ
る水分の割合。固有水分,化合水分に分けられる

が,単に水分といった場合には固有水分を表し,
規定の温度に加熱乾燥したとき,その減量の試料
に対する百分率をもって水分とする(JIS Z 9211 

照)

備考  分析方法については,JIS M 8812 参照。

 moisture

content

8203 

灰分

固体燃料,液体燃料について,規定の温度,規定
の方法で加熱したとき,燃焼残量の試料に対する
百分率(JIS Z 9211 参照)

備考  分析方法については,JIS M 8812 参照。

 ash

content

8204 

揮発分

固体燃料が燃焼する際,乾留されて気体となる成
分で,試料を規定の温度に調整されている電気炉

中で規定時間加熱したときの減量から定量した水
分を差し引いたものを百分率で示した値(JIS Z 

9211

参照)

備考  分析方法については,JIS M 8812 参照。

 volatile

matter

content

8205 

固定炭素

固体燃料の工業分析において,水分,灰分,揮発

分から次の式によって求められる値。 
固定炭素(%)=100−[水分(%)+灰分(%)+揮発分
(%)] (JIS Z 9211 参照)

備考  分析方法については,JIS M 8812 参照。

 fixed

carbon

content

8206 

チャー

ガス化工程で得られる未燃炭素。

 char


50

B 0130

:2006

関連規格  JIS B 0126  火力発電用語−ボイラ及び附属装置

JIS B 0127

  火力発電用語−蒸気タービン及び附属装置並びに地熱発電設備

JIS B 0128

  火力発電用語−ガスタービン及び附属装置

JIS B 0131

  ターボポンプ用語

JIS B 0132

  送風機・圧縮機用語

JIS B 0146-1

  クレーン用語−第 1 部:一般

JIS B 8121

  コージェネレーションシステム用語

JIS B 8530

  公害防止装置用語

JIS C 60079-0

  爆発性雰囲気で使用する電気機械器具−第 0 部:一般要件

JIS C 60079-6

  爆発性雰囲気で使用する電気機械器具−第 6 部:油入防爆構造“o”

JIS C 60079-11

  爆発性雰囲気で使用する電気機械器具−第 11 部:本質安全防爆構造“i”

JIS C 1509-1

  電気音響−サウンドレベルメータ(騒音計)−第 1 部:仕様

JIS C 1510

  振動レベル計

JIS K 0116

  発光分光分析通則

JIS K 0121

  原子吸光分析通則

JIS K 0211

  分析化学用語(基礎部門)

JIS K 0212

  分析化学用語(光学部門)

JIS K 0214

  分析化学用語(クロマトグラフィー部門)

JIS M 0102

  鉱山用語

JIS M 8812

  石炭類及びコークス類−工業分析方法

JIS Q 14040

  環境マネジメント−ライフサイクルアセスメント−原則及び枠組み

JIS R 2001

  耐火物用語

JIS Z 3001

  溶接用語

JIS Z 3021

  溶接記号

JIS Z 8106

  音響用語

JIS Z 8731

  環境騒音の表示・測定方法

JIS Z 9211

  エネルギー管理用語(その 1)