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B 0103

:2015

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  分類 

1

3

  用語及び定義  

1

附属書 A(参考)ばね用語の分類ツリー  

52

参考文献  

63

附属書 JA(参考)JIS と対応国際規格との対比表  

64


B 0103

:2015

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,一般社団法人日本

ばね工業会(JSMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を

改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格で

ある。

これによって,JIS B 0103:2012 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 B

0103

:2015

ばね用語

Springs-Vocabulary

序文 

この規格は,2009 年に第 1 版として発行された ISO 26909 を基に,技術的内容を変更することなく作成

した日本工業規格であるが,対応国際規格には規定されていない用語及びその定義も日本工業規格として

追加している。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。変更の

一覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

適用範囲 

この規格は,ばね用語(以下,用語という。

)について規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 26909:2009

,Springs−Vocabulary(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

分類 

用語は,次の 7 分類とし,

附属書 に用語の分類ツリーを示す。

a)

ばね基本

b)

用途

c)

形状

d)

構成部品又は部分

e)

設計

f)

製造

g)

試験及び検査

用語及び定義 

この規格で規定する用語及び定義は,次による。

なお,参考のために慣用語,対応英語及びばね記号を示す。

注記 1  用語の下の括弧内は,読み方を示す。

注記 2  対応英語欄に太字で示された用語は,ISO 26909 で規定されている用語を示す。

注記 3  番号に点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にない用語及び定義を示す。


2

B 0103

:2015

a)

ばね基本

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばね記号

1000 

ばね 

たわみを与えたときにエネルギーを蓄積し,それを

解除したとき,内部に蓄積されたエネルギーを戻す
ように設計した機械要素。

spring 

1111 

圧縮ばね 

軸方向に圧縮荷重を負荷したとき,それに抵抗する
力を生じるばね。狭義には,圧縮コイルばねを指す。
注記  JIS B 2704-1 及び JIS B 2704-2 参照。

押しばね

compression 

spring 

1112 

引張ばね 
(ひっぱりば

ね)

軸方向に引張荷重を負荷したとき,それに抵抗する

力を生じるばね。狭義には,引張コイルばねを指す。
注記  JIS B 2704-1 及び JIS B 2704-3 参照。

引きばね

extension spring,

tension spring

1113 

ねじりばね 

長手方向の軸まわりのねじりモーメントに抵抗す
る力を生じるばね。狭義には,ねじりコイルばねを

指す。 
注記  JIS B 2709-1 及び JIS B 2709-2 参照。

トーショ

torsion spring,

torsion

1211 

線形特性ばね  荷重とたわみとの関係が線形となるばね特性(番号

5100

及び 5111 参照)をもつばね。

constant rate 

spring,

linear spring

1212 

非線形特性ば

 

荷重とたわみとの関係が線形ではない(非線形)ば

ね特性(番号 5100 及び 5112 参照)をもつばね。

variable rate 

spring,

progressive rate

spring,

non-linear spring

1213 

定荷重ばね 
(ていかじゅ

うばね)

たわみが変化しても,荷重又はトルクがほとんど変

化しないばね。

constant force 

spring 

1214 

組合せばね 

所要の特性を得るために,幾つかのばねを組み合わ
せたばね。 
注記  組合せ方法には,直列法又は並列法がある。

2

個のばねを組み合わせたものは,直列 2 連

ばね又は並列 2 連ばねという。

 combination

spring

1311 

熱間成形ばね  ばねの成形方法による名称で,熱間で成形するば

ね。

hot formed spring

1312 

冷間成形ばね  ばねの成形方法による名称で,冷間で成形するば

ね。

cold formed 

spring 

1410 

金属ばね 

ばねの材料の種類による名称で,金属材料を用いた

ばね。

 metallic

spring

1411 

鋼製ばね 
(こうせいば

ね)

ばねの材料の種類による名称で,鉄鋼材料を用いた

ばね。

 steel

spring

1412 

非鉄金属ばね  ばねの材料の種類による名称で,非鉄金属材料を用

いたばね。

 non-ferrous

spring

1413 

薄板ばね 
(うすいたば

ね)

ばねの材料の種類による名称で,薄い板状の材料を

用いた各種形状のばね(

図 1)。

flat spring 

1414 

線ばね 

ばねの材料の種類による名称で,線状の材料を用い
たコイルばね。

wire spring 


3

B 0103

:2015

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばね記号

1415 

線細工ばね 
(せんざいく

ばね)

ばねの材料の種類による名称で,線状の材料を用い
た各種形状のばね(

図 2)。

ワイヤフ

ォーミ

ング

formed wire 

spring,

wire forming

1420 

非金属ばね 

ばねの材料の種類による名称で,非金属材料を用い

たばね。

 non-metallic

spring

1421 

ゴムばね 

ばねの材料の種類による名称で,ゴムの弾性を利用

するばね。 
注記  JIS D 0111 参照。

 rubber

spring

1422 

流体ばね 

ばねの材料の種類による名称で,気体及び/又は液
体の弾性を利用するばね。 
注記  JIS D 0111 参照。

 fluid

spring,

hydropneumatic

spring

1423 

空気ばね 

流体ばねの一種で,空気の弾性を利用するばね(

86

注記  JIS D 0111 参照。

 air

spring,

pneumatic spring

1424 

ガスばね 

流体ばねの一種で,アルゴン,ヘリウムなど不活性
ガスの弾性を利用するばね。

 gas

spring,

gas pressure spring

1425 

樹脂ばね 

ばねの材料の種類による名称で,合成樹脂材料を用

いたばね。

 composite

spring

1426 

セラミックば

 

ばねの材料の種類による名称で,セラミックスを用

いたばね。

 ceramic

spring

1511 

磁気ばね 

ばねの機能の種類による名称で,磁気による反発力

及び吸引力を利用するばね。

磁石ばね

magnetic spring

b)

用途

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばね記号

2100 

ファスナばね  締結を目的とした,各種形状のばね(図 及び図 3

図 13)。

fastener spring 

2110 

止め輪 
(とめわ)

軸又は穴に付けた溝にはめて,軸方向の移動を防ぐ

輪状のばね(

図 3)。

注記 1  止め輪のうちグリップ止め輪(番号 2117

参照)は,溝がない軸に用いる。

注記 2  JIS B 2804 参照。

スナップ

リング

snap ring,

retaining ring 

2111 

サークリップ  止め輪のうち C 字形のもの(図 3)。C 形止め輪と

もいう。

circlip 

2112 C

形軸用偏心

止め輪 

環状の溝をもつ軸の溝部にはめて,軸挿入部品の軸

方向の移動を防ぐ円環状のばねで,内径の中心位置
と外径の中心位置とが異なる止め輪(

図 3)。

注記  JIS B 2804 参照。

C

リング,

スナップ

リング

C-type retaining 

ring (for shaft),

snap ring

2113 C

形穴用偏心

止め輪 

円筒穴内部に環状の溝をもつ穴の溝部にはめて,穴

挿入部品の円筒方向の移動を防ぐ円環状のばねで,
内径の中心位置と外径の中心位置とが異なる止め

輪(

図 3)。

注記  JIS B 2804 参照。

C

リング,

スナップ

リング

C-type retaining 

ring (for bore),

snap ring


4

B 0103

:2015

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばね記号

2114 C

形軸用同心

止め輪 

環状の溝をもつ軸の溝部にはめて,軸挿入部品の軸
方向の移動を防ぐ円環状のばねで,内径の中心位置

と外径の中心位置とが同一の止め輪(

図 3)。

注記  JIS B 2804 参照。

C

リング,

スナップ

リング

C-type retaining 

ring with 

uniform section

(for shaft),

snap ring

2115 C

形穴用同心

止め輪 

円筒穴内部に環状の溝をもつ穴の溝部にはめて,穴
挿入部品の円筒方向の移動を防ぐ円環状のばねで,

内径の中心位置と外径の中心位置とが同一の止め

輪(

図 3)。

注記  JIS B 2804 参照。

C

リング,

スナップ

リング

C-type retaining 

ring with 

uniform section

(for bore),

snap ring

2116 E

形止め輪 

軸用の止め輪で,その形状が文字 E に似ている止め

輪(

図 3)。

注記  JIS B 2804 参照。

E

リング

E-type retaining 

ring 

2117 

グリップ止め

 

軸用の止め輪で,溝を付けていない軸に使用する止

め輪(

図 3)。

注記  JIS B 2804 参照。

grip ring 

2120 

ばね座金 

ねじの緩み止めに用いるばね作用を利用した座金

の総称(

図 4∼図 及び図 59)。

注記  JIS B 1251 参照。

スプリン

グワッ

シャ

spring washer,

lock washer

2121 

波形ばね座金 
(なみがたば

ねざがね)

線を巻いて,波形に成形したばね座金(

図 5)。

注記  JIS B 1251 参照。

waved spring 

washer,

curved spring

washer

2122 

波形座金 
(なみがたざ

がね)

円環状の薄板に波形を付けたばね座金(

図 及び図

7

ウェーブ

ワッシ

waved washer,

curved washer

2123 

皿ばね座金 

底がない皿状のばね座金(

図 59)。

注記  JIS B 1251 参照。

conical spring 

washer 

2124 

歯付き座金 

円環状の薄板にねじれた歯を付けたばね座金(

8

。内歯形,外歯形,皿形及び内外歯形がある。

注記  JIS B 1251 参照。

toothed washer,

toothed lock

washer

2130 

スプリングピ

 

弾性がある板を円筒状に丸め,その半径方向のばね

作用を利用し,穴に打ち込んで隣接部品を連接する
ピン(

図 9)。

注記  JIS B 2808 参照。

ロールピ

spring pin,

roll pin

2131 

溝付きスプリ

ングピン 

スプリングピンの一種で,穴に打ち込んだとき,円

筒状に丸めた両端が接合しない程度に成形したピ
ン(

図 9)。端部は,両面取り及び片面取りがある。

注記  JIS B 2808 参照。

ロールピ

slotted spring-type 

straight pin,

roll pin

2132 

二重巻きスプ

リングピン 

スプリングピンの一種で,円筒状に一巻き以上丸め

たピン(

図 9)。

注記  JIS B 2808 参照。

coiled spring-type 

straight pin 

2140 

スナップピン  軸の径方向の孔に差し込み,軸の相対移動を防ぐピ

ン(

図 10)。

R

ピン, 

松葉ピン

spring cotter pin,

snap pin

2150 

スナップリテ

ーナ 

軸の溝に差し込み,軸の相対移動を防ぐリテーナ

図 11)。

だるまピ

hairpin clip,

snap retainer


5

B 0103

:2015

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばね記号

2160 

ばね板ナット 
(ばねいたな

っと)

薄板ばねで,パネルに差し込む挿入部及びナット部
のある締結部品(

図 12)。

注記  挿入部のばね作用を利用して,あらかじめパ

ネルに差し込んだ後,被保持部品を重ねてね
じ部品で締結する。

spring nut 

2161 

押込みばね板

ナット 

薄板ばねの中心部に,スタッドを押し込む爪をもつ
締結部品(

図 13)。

注記  ばね作用及び爪部の抜け止め作用によって

スタッドを保持し,被保持部品とパネルとを
締結し,保持する。

push-on spring 

nut 

2170 

ガータスプリ

ング 

密着巻のコイルばねの両端を連結し,環状にして締

付けに用いるばね(

図 14)。

garter spring,

bracelet spring

2180 

ホースクラン

 

板状又は線状の材料を用いて環状に成形し,材料の

弾性を利用してホース差込み接続部を締め付ける

ばね(

図 97)。

hose clamp 

2200 

懸架ばね 
(けんがばね)

一般に,自動車,鉄道車両などの車体を支えるばね。  suspension

spring,

chassis spring

2300 

担いばね 
(にないばね)

鉄道車両などの車体を支える重ね板ばね(

図 15 

図 16)。

 bearing

spring,

carriage spring

2400 

まくらばね 

台車枠と車体との間に用いるばね(

図 17 及び図

18

 bolster

spring

2500 

軸ばね 

軸箱と台車枠との間に用いる上下方向の衝撃を緩

和するばね。

 axle

spring,

bearing spring

2600 

弁ばね 

内燃機関の吸排気弁などに用いるコイルばね。

valve spring 

2700 

クラッチスプ

リング 

密着巻部分が比較的長いねじりコイルばねで,コイ

ル部の巻締め力を利用し,巻締めの方向にだけトル

クを伝達するばね。

clutch spring,

wrap spring

2800 

スタビライザ  車体に遠心力が作用した場合の車体の横揺れを少

なくするために取り付けられているばねの総称。 
注記 1  丸棒を略“コ”の字の形状に成形したもの

が一般的で,中実のもの(中実スタビライ
ザ)及び中空のもの(中空スタビライザ)

がある(

図 51 及び図 52)。

注記 2  JIS D 0111 参照。

stabilizer bar,

anti-roll bar,

sway bar,

tubular stabilizer

bar

2910 

シートばね 

車両用の座席,いす,寝具などに用いるクッション

用のばねの総称(

図 39 及び図 62)。

注記  ジグザグばね,圧縮コイルばね,たる形コイ

ルばね,空気ばねなどが用いられている。

seat spring 

2920 

バイアスばね  コイルばね,板ばねなどを用いて外力を負荷して,

2

方向動作を繰り返して行わせるために用いるばね

の総称。

 bias

spring

2930 

摩擦ばね 

摩擦を利用して減衰を生じさせるばねの総称(

43

図 61 及び図 96)。

注記  輪ばね,異形断面を用いた二重巻のコイルば

ねなどがある。

 friction

spring


6

B 0103

:2015

c)

形状

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばね記号

3100 

板ばね 
(いたばね)

板状の材料を用いたばねの総称。狭義には,ばね板

で構成したばねを指す。 
注記  JIS D 0111 参照。

 leaf

spring

3110 

重ね板ばね 

ばね板を重ね合わせて構成した板ばね(

図 15∼図

23

図 64,図 77 及び図 78)。

注記  JIS B 2710-1JIS B 2710-4 及び JIS D 0111 

照。

leaf spring,

laminated spring

3111 

マルチリーフ

スプリング 

階段状に長さの異なるばね板を重ね合わせて構成
した板ばね(

図 15∼図 21)。

 multi-leaf

spring

3112 

テーパリーフ

スプリング 

他部品との取付部分を除き,ほぼ全体にわたってテ
ーパを施してある板ばね。 
注記  より均一な応力分布を得るため,放物線状に

テーパを施す場合もあるので,パラボリック
リーフスプリングともいう

図 22 及び図 23)。

tapered leaf spring,

parabolic leaf 

spring 

3113 J

リーフスプ

リング 

J

字形の板ばね(

図 24)。

J-leaf spring 

3114 Z

リーフスプ

リング 

Z

字形の板ばね(

図 25)。

Z-leaf spring 

3115 

トレーリング

リーフ 

エアサスペンションに用い,主にリンク機構として

車軸の前側でシャシフレームとつなぐ板ばね(

26

注記  エアサスペンションは,JIS D 0111 参照。

trailing leaf for 

air suspension 

3116 

プログレッシ

ブ重ね板ば
 

常時荷重を受けるばね(主ばね)と,荷重の増加と

ともに補助的に働くばね(補助ばね)とで構成した

重ね板ばね(

図 21)。

progressive leaf 

spring,

progressive rate

leaf spring,

variable rate leaf

spring

3117 

親子重ね板ば

 

常時荷重を受けるばね(親ばね)と荷重が増加した
後に補助的に働くばね(子ばね)とで構成した重ね

板ばね(

図 17 及び図 20)。

two-stage 

progressive leaf 

spring 

3120 

半だ円ばね 

半だ円のような形状をした重ね板ばね(

図 15,図

16

図 19∼図 23,図 64,図 77 及び図 78)。

 semi-elliptic

spring,

half-elliptic spring

3130 

だ円ばね 

だ円のような形状をした重ね板ばね(

図 17 及び図

18

注記  二組組み合わせたものを 2 連ばね(図 17),

三組組み合わせたものを 3 連ばね(

図 18)な

どという。

 full-elliptic

spring

3140 

対称ばね 

センタボルト又はセンタピンの位置が,スパンの中

央にある重ね板ばね

図 15∼図 18,図 20 及び図 64)。

 symmetrical

leaf

spring

3150 

非対称ばね 

センタボルト又はセンタピンの位置が,スパンの中
央にない非対称の重ね板ばね(

図 19,図 21∼図 23

図 77 及び図 78)。

 unsymmetrical

leaf

spring,

asymmetrical leaf

spring

3160 

FRP

板ばね 

繊維強化プラスチックを用いた板ばね(

図 87)。

fiber

reinforced

plastic leaf spring


7

B 0103

:2015

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばね記号

3161 

GFRP

板ばね  ガラス繊維を強化材とした繊維強化プラスチック

を用いた板ばね。

 glass

fiber

reinforced plastic

leaf spring

3200 

コイルばね 

線,棒状又は板状の材料をら(螺)線形状に成形し

たばねの総称。 
注記  圧縮コイルばね(図 27,図 28,図 34∼図 43

図 84,図 85 及び図 88∼図 93 並びに JIS B 
2704-1

JIS B 2704-2 参照)

,引張コイルばね

図 29 及び図 30 並びに JIS B 2704-1 及び JIS 

B 2704-3

参照)

,ねじりコイルばね(

図 31

図 33 並びに JIS B 2709-1 及び JIS B 2709-2
参照)など。

巻きばね,

つる巻き

ばね

coil spring,

helical spring

3210 

圧縮コイルば

 

主として,圧縮荷重を受けるコイルばね(

図 27,図

28

図 34∼図 43,図 84,図 85,図 88,図 89 及び

図 91∼図 93)。

押しばね

helical 

compression 

spring 

3220 

引張コイルば

 

(ひっぱりこ

いるばね)

主として,引張荷重を受けるコイルばね(

図 29 

図 30)。

引きばね

helical extension 

spring 

3221 

2

本線引張コ

イルばね 

2

本の線を併置した素線からなる引張コイルばね

図 30)。

 double

wire

extension spring

3230 

ねじりコイル

ばね 

主として,ねじりモーメントを受けるコイルばね

図 31∼図 33)。

トーショ

helical torsion 

spring 

3231 

2

本線ねじり

コイルばね 

2

本の線を併置した素線からなるねじりコイルばね

図 32)。

double wire torsion

spring

3232 

重ね巻きねじ

りコイルば
 

コイル部を二重にした,ねじりコイルばね(

図 33)。

注記  ねじりコイルばねの端末を折り返して,最初

のコイル外径を内径側として,二重にコイリ

ングしたばね。

 duplex

torsion

spring

3240 

円形コイルば

 

円形に巻いたコイルばねの総称。

circular

coil

spring

3241 

円筒コイルば

 

円筒形のコイルばね(

図 27∼図 36,図 40∼図 42

図 84,図 85,図 90 及び図 92)。 
注記  2 個組み合わせたものを二重コイルばね(図

34

,3 個組み合わせたものを三重コイルばね

図 35)などという。

cylindrical coil 

spring,

cylindrical spring,

double coil spring,

triple coil spring

3242 

円すいコイル

ばね 

円すい形のコイルばね(

図 37 及び図 43)。

conical spring 

3243 

鼓形コイルば

 

(つづみがた

こいるばね)

中央がくびれた鼓形又は砂時計形のコイルばね(

38

waisted spring 

3244 

たる形コイル

ばね 

たる形のコイルばね(

図 39)。

barrel spring 

3245 

テーパコイル

ばね 

材料の直径が変化しているコイルばね(

図 36)。

coil spring with 

tapered material

3246 

たる形テーパ

コイルばね 

たる形で,材料の直径が変化しているコイルばね

図 88)。

barrel tapered coil

spring


8

B 0103

:2015

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばね記号

3247 

片絞りコイル

ばね 

円筒コイルばねの片側端部を円すい形に成形した
圧縮コイルばね(

図 89)。

beehive 

compression 

spring 

3248 

圧縮ねじりコ

イルばね 

圧縮及びねじりの作用を生じさせるコイルばね(

90

 compression-

torsion coil

spring

3249 

圧縮アークコ

イルばね 

コイル軸が円弧状の圧縮コイルばね(

図 91)。

arc compression 

coil spring 

3250 

不等ピッチコ

イルばね 

ピッチが均一でない圧縮コイルばね(

図 37 及び図

85

variable pitch 

spring 

3260 

異形コイルば

 

コイルの形状によるばねの総称で,円筒,円すい,

鼓形及びたる形以外の形のコイルばね(

図 93)。

 irregular

shaped

coil spring

3261 

長円コイルば

 

異形コイルばねの一種で,コイル横断面が長円又は

これと類似の形状のコイルばね(

図 93)。

elliptical coil 

spring 

3271 

円形断面ばね  材料の断面形状が円形のコイルばね。

circular section 

wire spring,

circular section

wire coil spring

3272 

異形断面ばね  材料の断面形状が円形以外のコイルばね(図 40 

図 41)。

non-circular wire 

coil spring 

3273 

角ばね 
(かくばね)

異形断面ばねの一種で,材料の断面形状が長方形又

は正方形のコイルばね(

図 33 及び図 41)。

rectangular wire 

coil spring,

square

cross-section

wire spring

3274 

卵形断面ばね 
(たまごがた

だんめんば

ね)

異形断面ばねの一種で,材料の断面形状が卵形のコ

イルばね(

図 40)。

egg-shaped wire 

coil spring,

ovate wire coil 

spring,

oval wire coil

spring

3280 

より線ばね 

より線状の材料を用いたコイルばね(

図 42)。

stranded wire 

spring 

3290 

コイルドウェ

ーブスプリ
ング 

帯状の線材を波形に成形しつつ,その谷と次の山と

が接するようにコイル状に巻いた圧縮コイルばね

図 92)。

coiled wave 

spring 

3300 

竹の子ばね 

長方形断面の材料の長辺がコイル中心線に平行な
円すいコイルばね(

図 43)。

volute spring 

3400 

渦巻ばね 
(うずまきば

ね)

平面内で渦巻形をしているばね(

図 44∼図 49)。

spiral spring 

3410 

ぜんまい 

薄板状の材料を用いた渦巻ばね(

図 44∼図 49)。

power

spring

3411 

接触形ぜんま

 

材料どうしが互いに接触しているぜんまい(

図 45

図 48 及び図 49)。

motor spring 

3412 

非接触形ぜん

まい 

材料どうしが互いに接触していないぜんまい(

44

図 46 及び図 47)。

non-contact-type 

spiral spring 

3413 

ひげぜんまい  計器用などに使用する,小形で精密な非接触形ぜん

まい(

図 47)。

hair spring 


9

B 0103

:2015

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばね記号

3414 

定荷重ぜんま

 

(ていかじゅ

うぜんまい)

たわみが変化しても,荷重又はトルクがほとんど変
化しない密着巻のぜんまい(

図 48 及び図 49)。

constant force 

spiral spring 

3500 

トーションバ

 

任意断面の棒状で,長手方向の軸まわりにねじりを

受けて使うばね(

図 50)。

注記  JIS D 0111 参照。

ねじり棒

ばね

torsion bar spring

3600 

皿ばね 

中心に孔の開いた円板を円すい状に加工した,圧縮

方向にばね作用をする,底のない皿形のばね(

図 59

及び

図 102)。

注記  JIS B 2706 参照。

disc spring 

(Belleville),

coned disc spring,

Belleville spring 

3610 

ダイアフラム

スプリング 

皿ばねの内周側に,中心に向かう複数の舌片状のレ
バーを形成し,作用時には外周及びレバー基部を支

点としてばね作用をするばね(

図 60)。

 diaphragm

spring

3700 

輪ばね 
(わばね)

外輪は内側に,内輪は外側に傾斜がある摩擦面をも

った輪状のばねを重ね合わせたばね(

図 61)。

ring spring 

3810 

ジグザグばね  ジグザグ形のばね(図 62)。

S

ばね

zigzag spring 

3820 U

字形ばね 

U

字形のばね(

図 63)。

U-spring 

3830 

金網ばね 
(かなあみば

ね)

小径の鋼線などを編んで作った金網を圧縮成形し

たばね。

メッシュ

スプリ

ング

wire mesh spring 

3840 

円弧状ばね 

線又は薄板を用いた円弧状(U 字形又は双曲線状)
のばねの総称。 
注記  軸又は穴の溝にはめ,相手部品の相対移動を

防ぐ止め輪などがある(

図 3)。

 hyperbolic

spring

3850 

円盤ばね 

外周及び内周に隔てて案内を入れ,一方を支え他方

に軸線方向の荷重を加えて使用する円盤状のばね。
注記  広義には,円盤状のばねの総称で,皿ばねな

どもその一種である(

図 59,図 60 及び図

102

 disc

spring

d)

構成部品又は部分

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばね記号

4111 

主ばね 
(しゅばね)

プログレッシブ重ね板ばねにおいて,常時荷重を受

けるばね(

図 21)。

main spring 

4112 

補助ばね 

プログレッシブ重ね板ばねにおいて,荷重の増加と

ともに補助的に働くばね(

図 21)。

auxiliary spring,

second stage

leaves

4113 

親ばね 

親子重ね板ばねにおいて,常時荷重を受けるばね

図 17 及び図 20)。

main spring 

4114 

子ばね 

親子重ね板ばねにおいて,荷重が増加した後に補助

的に働くばね(

図 17 及び図 20)。

helper spring 

4120 

ばね板 
(ばねいた)

重ね板ばねを構成する板。

leaf,

plate

4121 

親板 
(おやいた)

両端に荷重支持のための目玉又は取付部をもつば

ね板(

図 15 及び図 64)。

main leaf,

top leaf


10

B 0103

:2015

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばね記号

4122 

全長板 
(ぜんちょう

ばん)

スパン以上の長さをもつばね板(

図 15)。   full

length

leaf

4123 

子板 
(こいた)

親板以外のばね板(

図 15)。

back-up leaf 

4124 

押さえばね板  親板を逆方向の荷重に対して保護するためのばね

板(

図 64 及び図 65)。

 tension

plate,

auxiliary leaf,

rebound leaf

4125 

長方形断面 

断面形状が長方形のばね板の断面(

図 66)。

注記  JIS G 4801 参照。

 rectangular

section

4126 

こば 

板ばねの平鋼の側部の総称(

図 66)。

注記  こばの半径を板厚のほぼ半分にとった場合

を,丸こばという。

round edge of flat

bar

4127 

アイリーフ 

重ね板ばねに組み込んだ目玉付きのばね板(

図 71)。  eye

leaf

4130 

ばね板端部 
(ばねいたた

んぶ)

ばね板の端部(

図 69 及び図 76)。

開先 leaf

end

4131 

目玉 
(めだま)

ばね板の端部を丸く巻いた部分(

図 15,図 20 及び

図 67)。

 (spring)

eye

4132 

二番巻 
(にばんまき)

親板の次のばね板の端部を,親板の目玉に沿って巻

いた部分(

図 15 及び図 68)。

 second

leaf

wrapper

4133 

上巻き目玉 
(うえまきめ

だま)

板ばねの目玉の名称で,親板端部を上向きに丸めた

目玉(

図 67)。

 upturned

eye

4134 

下巻き目玉 
(したまきめ

だま)

板ばねの目玉の名称で,親板端部を下向きに丸めた
目玉(

図 67)。

 downturned

eye

4135 

ベルリンアイ  板ばねの目玉の名称で,その中心が親板のほぼ中心

線上になるように丸めた目玉(

図 67)。

Berlin eye 

4136 

三角開先 
(さんかくか

いさき)

板ばねの子板端部の形状種類で,三角形状にトリミ

ングしたもの(

図 69 及び図 76)。

end trimmed with

diamond point

4137 

ミリタリラッ

 

板ばねの二番巻の一種で,巻いた部分が 3/4 巻の形
状(

図 68)。

military wrapper 

4141 

中心穴 

重ね板ばねにおいて,各リーフの中央部分に設けた

締結用の穴。

 centre

hole

4142 

だぼ 

ばねのずれを防ぐために,ばね板の小部分を押し出

したもの(

図 69)。

 nib

4143 

だぼ穴 

だぼを受けるばね板の穴(

図 69)。

slit

4144 

センタカップ  疲労強度の向上を目的として,センタボルト穴の周

囲を押し出したもの(

図 70)。

 cup

centre

4151 

センタピン 

重ね板ばねの胴締めとばね板相互とのずれを防ぐ

リベット(

図 15)。

 centre

pin

4152 

センタボルト  重ね板ばねの中央部で,ばね板を締め付けるボルト

図 19∼図 21)。

 centre

bolt

4153 

クリップ 

重ね板ばねのばね板が,相互に離れること及び横ず
れすることを防ぐ金具(

図 19∼図 21 及び図 73)。

 clip,

rebound and

alignment clip


11

B 0103

:2015

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばね記号

4154 

クリップバン

 

クリップに用いる板状の部品(

図 73)。

clip

plate

4155 

クリップボル

 

クリップに用いるボルト(

図 20 及び図 73)。

clip

bolt

4156 

クリップパイ

 

クリップに用いる管状の部品(

図 73)。

clip

pipe,

spacer tube

4157 

ブシュ 

重ね板ばねの目玉にはめ込み,軸受の働きをする部

品(

図 20 及び図 74)。

 bush,

bushing

4158 

スペーサ 

重ね板ばねで,必要な間隔を保持するために装着す

る板状の部品(

図 17 及び図 20)。

 spacer

4159 

センタスペー

 

フレッティング腐食(番号 5337 参照)を防ぐため

に,重ね板ばねの中央締付部の板間に挿入する合成
樹脂製などの板状の部品(

図 75)。

注記  JIS B 2710-2 参照。

 centre

spacer,

inter-leaf liner

4160 

インタリーフ  重ね板ばねのばね板間に,全長又は部分的に挿入す

るゴム製,合成樹脂製などの板(

図 75)。

 inter-leaf

liner,

bearing liner

4161 

サイレンサ 

きしみ音(番号 5326 参照)

,たたき音(番号 5325

参照)などの抑制のために,重ね板ばねの先端部に
付ける,又はコイルばねとばね座との間に挿入する

ゴム製,合成樹脂製などの部品(

図 19 及び図 76)。

 silencer,

tip insert,

liner

4162 

マスダンパ 

重ね板ばねの共振抑制のために,振幅の大きい部分

に付けるおもり(

図 77)。

 mass

damper

4163 

ダイナミック

ダンパ 

重ね板ばねの共振抑制のために,振幅の大きい部分

に付けるダンパで,おもり,ゴムばねなどで構成す
る部品(

図 78)。

 dynamic

damper,

vibration absorber

4164 

胴締め 
(どうじめ)

重ね板ばねのばね板を締め付ける枠形金具(

図 15

及び

図 80)。

 band,

backle

4165 

端受け 
(はしうけ)

だ円ばね又は機関車用半だ円ばねの両端を支える

金具(

図 18 及び図 79)。

 end

block

4210 

圧縮コイルば

ね端部 

圧縮コイルばねの巻端の部分(

図 81)。

end of helical

compression

spring

4211 

オープンエン

 

圧縮コイルばね端部形状の一種で,端末がコイル軸
方向に隣のコイルと隙間がある形状[

図 81 d)e)

f)

open end 

4212 

クローズドエ

ンド 

圧縮コイルばね端部形状の一種で,端末がコイル軸

方向に隣のコイルと接している形状[

図 81 a)b)

c)

closed end 

4213 

ピッグテール

エンド 

圧縮コイルばね端部形状の一種で,端末がコイル径
方向内側に巻き込まれた形状[

図 81 h)]。

pigtail end 

4214 

タンジェント

テールエン
 

圧縮コイルばね端部形状の一種で,端末がコイル接

線方向に伸ばされた形状[

図 81 g)]。

tangent-tail end 

4215 

研削エンド 

圧縮コイルばね端部形状の一種で,コイル端面が研

削された形状[

図 81 b)e)]。

ground end 

4216 

テーパエンド  圧縮コイルばね及び板ばねのばね板端部形状の一

種で,圧延,鍛造,研削などによってテーパ加工を

施した形状[

図 76 及び図 81 c)f)]。

tapered end 


12

B 0103

:2015

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばね記号

4217 

オープンフラ

ットエンド 

圧縮コイルばねの端部形状の一種で,端面が平ら
で,端末がコイル軸方向に隣接するコイルと隙間が

ある形状[

図 81 i)]。

open flat end 

4220 

引張コイルば

ね端部 

引張コイルばねの巻端の部分(

図 82)。

end of helical

extension spring

4221 

フック 

引張コイルばねの荷重をかける鍵状の端末部分(

29

及び

図 82)。

hook,

end loop

4222 

丸フック 

引張コイルばねのフックの一種で,丸形のフック

図 82 b)]。

full loop over 

centre 

4223 

半丸フック 

引張コイルばねのフックの一種で,半円形のフック

図 82 a)]。

half loop over 

centre 

4224 U

フック 

引張コイルばねのフックの一種で,U 字形のフック

図 82 f)]。

long round end 

hook over centre

4225 V

フック 

引張コイルばねのフックの一種で,V 字形のフック

図 82 g)]。

V-hook over 

centre 

4226 

角フック 

引張コイルばねのフックの一種で,角形のフック

図 82 e)]。

rectangular hook 

4227 

逆丸フック 
(ぎゃくまる

ふっく)

引張コイルばねのフックの一種で,丸フックを逆に

ねじった形のフック[

図 82 c)]。

counter-type full 

loop 

4228 

斜め丸フック  引張コイルばねのフックの一種で,コイル外周部か

ら斜めに成形したフック[

図 82 j)]。

inclined side hook 

4229 

絞り丸フック  引張コイルばねのフックの一種で,端末が絞り込ま

れたコイル部に成形した丸形のフック[

図 82 h)]。

tapered end with 

circular hook 

4230 

側面丸フック  引張コイルばねのフックの一種で,コイル外周部か

らコイル軸線方向に成形した丸形のフック[

図 82

d)

full loop at side 

4231 

ねじ込みフッ

 

引張コイルばねのフックの一種で,ばね端末のコイ
ル部にボルトなどをねじ込んで固定したフック[

82 i)

threaded plug to 

fit plain end 

spring 

4232 

ねじ込みフッ

クプレート 

ねじ込みフックの一種で,ばね端末のコイル部にプ

レートをねじ込んだフック[

図 82 i)]。

hook plate with 

coil holes 

4233 

コイルドイン

スクリュー
ドプラグ 

ばね端末のテーパ状に絞り込まれたコイル部に取

り付けたスタッドプラグ[

図 82 m)]。

coiled-in screwed 

plug 

4234 

二重フック 

引張コイルばねの丸フックの一種で,ばね端末のコ
イル二巻をコイル中心軸線上に,その方向へ向けた

フック[

図 82 k)]。

double loop 

4235 

スイベルフッ

 

引張コイルばねのフックの一種で,ばね端末がテー

パ状に絞り込まれたコイル部に取り付けた回転可
能なフック[

図 82 l)]。

swivel hook 

4240 

ねじりコイル

ばね腕部 

ねじりコイルばねの巻端の部分(

図 83)。

end of coil torsion

spring

4251 

外側コイル 

二重コイルばねの外側のコイル(

図 34)。   outside

spring,

outer spring

4252 

内側コイル 

二重コイルばねの内側のコイル(

図 34)。   inside

spring,

inner spring

4253 

 

ばねを据える部位,相手部品などの総称。   seat


13

B 0103

:2015

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばね記号

4254 

研削端面 

圧縮コイルばねの端面研削した面。

ground face 

4255 

コイル端末 

コイルばねの両端部分。

coil

end

4310 

ぜんまい端部  ぜんまいの内外の巻端の部分(図 45 及び図 46)。

end of power spring

4320 

ぜんまいケー

 

動力用接触形の渦巻ばねを所定の姿に保持するケ

ース(

図 94)。

こう箱

winding barrel 

4410 

トーションバ

ー端部 

トーションバー端の締結部(

図 50)。

注記  一般に有効径より端部径が大きく,セレーシ

ョン加工又はスプライン加工を施したもの,

四角又は六角に据え込んだものなどがある。

torsion bar head

4420 

止め輪の開口

 

輪状の止め輪を開閉させるために,先端どうしに隙

間をもたせた端部。

aperture of snap

ring

4430 

スタビライザ

目玉部 

スタビライザ端部の相手部品への取付部分(

図 51)。

eye of stabilizer

bar

4431 

アイブシュタ

イプ 

スタビライザ目玉部形状の一種で,孔にブシュを通

して固定する形式(

図 53)。

eye bush type

4432 

ゴムマウント

タイプ 

スタビライザ目玉部形状の一種で,ゴムブシュで目
玉を挟み固定する形式(

図 54)。

rubber mount type

4433 

テーパアイタ

イプ 

スタビライザ目玉部形状の一種で,テーパ状の孔に
固定する形式(

図 55)。

tapered eye type

4434 

ボールジョイ

ントタイプ 

スタビライザ目玉部形状の一種で,ボールジョイン

トで固定する形式(

図 56)。

ball joint type

4441 

スタビライザ

リンク 

スタビライザの目玉部と車体側とを連結するリン

ク(

図 57)。

スタビリ

ンク

link of stabilizer

bar

4442 

横ずれ防止バ

ンド 

スタビライザが横方向にずれるのを防止するため

に装着するバンド又はバンド状の構造物(

図 58)。

anti slide band

4443 

輪ばね外輪 

輪ばねの外側に組み込む輪(

図 61)。

outer

ring

4444 

輪ばね内輪 

輪ばねの内側に組み込む輪(

図 61)。

inner

ring

e)

設計

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばね記号

5100 

ばね特性 

ばねに加わる荷重と,それによって生じるばねのた
わみとの関係。

spring 

characteristics 

5111 

線形特性 

荷重とたわみとの関係が,線形となるばね特性。

linear 

characteristics 

5112 

非線形特性 

荷重とたわみとの関係が,線形ではない(非線形)

ばね特性。

non-linear 

characteristics 

5113 

交会点 
(こうかいて

ん)

荷重たわみ特性が屈折している非線形特性ばねの

荷重−たわみ線図において,1 段目と 2 段目との特

性を延長した線上の交点。このような非線形特性ば
ねの例としては,2 段ピッチコイルばね,プログレ

ッシブ重ね板ばねなどがある(

図 95)。

inflection point 

5114 

変曲点 

非線形特性ばねの荷重−たわみ線図において,特性

が変化し始める点又は終了する点(

図 95)。

注記  特性の遷移部分が無視できるほど微小な場

合は,交会点のことを変曲点と呼ぶこともあ

る。

transition point 


14

B 0103

:2015

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばね記号

5115 

ばね定数 
(ばねじょう

すう)

ばねに単位変形量(たわみ又はたわみ角)を与える
のに必要な力又はモーメント。 
注記  一般には,静的荷重に対する静ばね定数のこ

とをいう。

spring rate,

spring constant,

rate of spring

5116 

動ばね定数 

自動車用懸架ばねなどのように定常的に振動して

いるばねに関し,実際の振動状態におけるばね特性
を表す動的荷重に対するばね定数(

図 98)。

注記  対角線ばね定数ともいい,一般には,15 Hz

程度まで対角線ばね定数と動ばね定数とは
同じである。

対角線ば

ね定数

dynamic spring 

rate 

5117 

ワインドアッ

プ剛性 

車体の加速度によって,走行方向とは直角な水平軸

の周りに生じるねじりモーメントに対する懸架用

板ばねの剛性。

wind-up stiffness 

5118 

横剛性 

ばねの通常使われる方向とは直角の方向からの荷

重に対する剛性。重ね板ばねの場合は,板幅方向の
剛性。

transverse 

stiffness 

5119 

固有振動数 

振動系の自由振動の振動数,又はばね単体が自由振

動するときの振動数。

natural frequency 

f

e

5120 

ヒステリシス  ばね,又はばねと周辺部品との摩擦抵抗によって,

減荷時の荷重−たわみ曲線が加荷時を下回る現象

図 98)。

hysteresis 

5121 

縦弾性係数 

弾性限度内における垂直応力と垂直ひずみとの比。 ヤング率

modulus of direct 

elasticity,

Young's modulus 

5122 

横弾性係数 

弾性限度内におけるせん断応力とせん断ひずみと

の比。

shear modulus,

modulus of rigidity

5123 

荷重−たわみ

曲線 

ばね特性を表す,荷重とたわみとの関係を表した曲

線。

load-deflection 

diagram 

5130 

 

運動を起こすため若しくは緩和するために,又は系

の釣合いを保つために,ばねにかかる作用又はばね
から生じる作用。

force,

load

5131 

ばね荷重 

ばねに加わる荷重,又はばねから生じる荷重。

spring load 

5132 

指定荷重 

使用目的から指定するばね荷重。

specified load 

F

1

F

2

5133 

初荷重 

ばねを機械に取り付けたとき,ばねに加わる荷重。

initial load 

5134 

最大荷重 

ばねに加わる最大の荷重。

maximum load 

5135 

静的荷重 

時間的に,ほぼ変動しない荷重。

static

load,

dead load

5136 

動的荷重 

繰り返し変動する繰返し荷重,大きさと向きが変わ

る交番荷重など,時間的に変動する荷重。

 dynamic

load

5137 

軸荷重 

一般にコイル軸線方向に加わる荷重。

axial load 

5138 

横荷重 

ばねの通常使用する方向とは,直角の方向に加わる

荷重。重ね板ばねの場合は,板幅方向に加わる荷重。

transverse load 

5139 

横方向力 

コイルばねに作用する荷重のコイル軸と直交方向
との分力。横力ともいう。

transverse force 

5140 

偏心荷重 

コイルばねに作用する荷重の作用線がコイル軸か
らずれている荷重。

eccentric load 

5141 

ねじりモーメ

ント 

ねじりコイルばね,トーションバーなどに外力を加

えたときに,軸まわりに発生するモーメント。

トルク

torsional moment,

torque 


15

B 0103

:2015

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばね記号

5142 

セッチング荷

 

ばねにセッチングを施すとき,ばねに加える荷重。

presetting load 

5151 

たわみ 

ばねに荷重,モーメントなどを加えた場合に発生す
る変位又は回転角。圧縮コイルばねのときは,ばね

両端の相対変位をいう。重ね板ばねのときは,両目

玉を結んだ線に対するセンタボルト位置からの垂
線の距離の変化をいう。トーションバーのときは,

ばねの両端の回転角をいう。ぜんまいのときは,巻

回数をいう。

deflection 

5152 

全たわみ 

無荷重時から最大荷重時までのばねのたわみ。圧縮
コイルばねの場合は,自由長さと密着長さとの差を

いう。

total deflection 

s

c

 

5153 

有効たわみ 

ばね特性を計算する基礎になるたわみ。  active

deflection,

working deflection

5161 

取付長さ 

取付時のばねの長さ。 
注記  取付高さともいう。

set length,

set height

5162 

セッチング長

 

ばねにセッチングを施すとき,ばねを押さえる長

さ。 
注記  セッチング高さともいう。

presetting length,

presetting height

5211 

最大応力 

ばねに生じる最大の応力。

maximum stress 

5212 

最小応力 

ばねに生じる最小の応力。

minimum stress 

5213 

平均応力 

ばねに生じる繰返し応力の最大応力と最小応力と
の代数和の 1/2。

mean stress 

5214 

応力振幅 

ばねに生じる繰返し応力の最大応力と最小応力と
の代数差の 1/2。

stress amplitude 

5215 

最小最大応力

 

ばねに生じる繰返し応力の最小応力の最大応力に

対する代数比。

 stress

ratio

5216 

応力分布 

ばねに生じる応力が分布して作用する状態,又はそ

の分布状況。

 distribution

of

stresses,

stress distribution

5217 

修正応力 

コイルばねなどの材料断面に生じる応力で,単純な
ねじり応力に直接せん断力,曲りばり効果などを考

慮した,応力修正係数を乗じた応力値。

 corrected

stress,

corrected 

torsional stress 

5218 

セッチング応

 

ばねにセッチングを施すとき,ばねに生じる応力。  presetting

stress

5219 

ひずみ 

力によって生じる形及び体積の変化率。 
注記  引張ひずみ,圧縮ひずみ及びせん断ひずみが

ある。

 strain

5220 

せん断ひずみ  物体の形状変化を表すせん断方向のひずみ。

shear

strain

5221 

せん断応力 

物体に形状変化をもたらすせん断方向の応力。 
注記 1  圧縮コイルばねに荷重を負荷した場合,材

料はねじりを受けて材料表面にねじりによ

るせん断応力が発生する。このねじりによ
るせん断応力を,ねじり応力というときが

ある。

注記 2  コイルばねの応力修正係数(番号 5511 参

照)を考慮した場合をせん断修正応力,考

慮しない場合をせん断未修正応力という。

 shear

stress,

torsional stress 

τ 

5222 

曲げ応力 

物体に形状変化をもたらす曲げ方向の応力。

bending stress 

σ 


16

B 0103

:2015

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばね記号

5223 

応力−ひずみ

線図 

引張試験の全過程における試験片平行部の公称応
力と伸びとの関係を表す曲線。 
注記  JIS G 0202 参照。

 stress-strain

diagram,

stress-strain curve

5224 

ばね限界値 

薄板ばね材料の長期クリープ変形量を,短時間に推

定・評価するための特性値。 
注記  JIS H 3130 参照。

 spring

deflection

limit

5231 

破壊安全率 

ばねが破壊(降伏,疲労など)を起こす荷重(応力)
と通常の使用状況下における荷重(応力)との比。

safety factor on

margin

5232 S-N

線図 

(えす-えぬ

せんず)

縦軸に応力振幅,横軸に破壊までの繰返し数(破壊
せずに試験を終了した場合の繰返し数を含む。

)を

とって描いた線図。 
注記  JIS G 0202 参照。

S-N diagram,

stress endurance

diagram

5233 

時間強度線図  任意の繰返し応力条件下での寿命(折損までの繰返

し数)を設計段階で推定するために,縦軸に応力振

幅,横軸に平均応力をとり,適当な寿命間隔で,等

寿命線を引き,表した線図。

fatigue strength 

diagram 

5234 

疲労強度 

疲労限度及び時間強度の総称,又は反復する応力に

よって生じる破壊に耐え得る性質。

fatigue strength 

5235 

疲労限度線図  疲労限度が,応力振幅と平均応力との組合せ方によ

って,及び/又は限度の表し方によって変化する様

子を示す線図。 
注記 1  グッドマン(図 101),ヘイ及びスミスによ

る疲労限度線図がある。

注記 2  JIS B 2704-1 及び JIS B 2709-1 参照。

fatigue limit 

diagram 

5311 

座屈 

コイルばねに加わる圧縮荷重又はねじりモーメン

トがある大きさに達したとき,コイルの軸線が急に

波形,ら線形などに曲がる現象(

図 100)。

注記  座屈荷重は,座の拘束状態,コイルばねの縦

横比などによって大きく変化する。

 buckling

5312 

胴曲り 

コイルばねの軸線が,無荷重時に曲がっている状態

又は荷重の増加とともに曲がる現象。 
注記  製造時の初期変形,座の相対的な位置関係,

偏心荷重,座の傾きなどが原因で発生する。

bowing 

5313 

横曲り 

平鋼又はそれを使用した重ね板ばねのばね板が,長

手方向に対して板幅方向に湾曲する現象。

 bowing,

bowing of leaf

spring

5314 

横ずれ 

入力する荷重が大きくなった場合,車両への取付部
でスタビライザの軸方向に生じるずれ。

 slide

5321 

共振 

外力の振動数がばねを含む系又はばね自身の固有
振動数に近づくと,振幅が非常に大きくなる現象。

resonance 

5322 

共振振動数 

共振しているときの振動数。 
注記  共振振動数は,測定する量の性質によって異

なることがある。例えば,速度共振は,変位
共振と異なる振動数のときに起き得る。紛ら

わしいときは,速度共振振動数と明記する。

resonance 

frequency 

5323 

サージング 

コイルばねを加振したときのねじり衝撃波がコイ

ル素線に沿ってばね両端間を往復する時間と,外力

の加振周期とが等しいときに生じる共振現象。

surging 


17

B 0103

:2015

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばね記号

5324 

減衰 

振動系の要素又はその一部の運動に対する抵抗力
によって,エネルギーが失われる現象。

 damping

5325 

たたき音 

ばねどうし又はばねと周辺部品とが,衝撃的に接触
したときに生じる音。

rattle noise 

5326 

きしみ音 

ばねどうし又はばねと周辺部品とが,擦れ合うこと

によって生じる音。

squeak noise 

5331 

荷重低下 

時間経過,高温,繰返したわみなどの影響によって,

ばねがへたって荷重が減少する現象。

 load

loss,

loss in load

5332 

応力緩和 

ばねを一定の長さに伸長又は圧縮した状態に保持

したとき,応力が徐々に低下する現象。

リラクセ

ーショ
ン, 

応力弛緩

(おう
りょく
しかん)

relaxation,

stress relaxation

5333 

へたり 

ばねの永久変形の総称。 
注記  静的へたり,動的へたり,温間へたりなどが

ある。

spring set,

permanent set in 

fatigue,

settling

5334 

高温クリープ

特性 

高温において,一定の荷重の下でひずみが時間とと

もに増加する現象で,その温度及び荷重の変化する

過程の特性。

 high-temperature

creep

characteristics

5335 

孔食 
(こうしょ

く)

局部腐食が,金属内部に向かって孔状に進行する腐

食。 
注記  JIS Z 0103 参照。

 pitting,

pitting corrosion

5336 

腐食疲労 

腐食と繰返し応力との相乗作用によって,金属材料

に生じる強度低下。

corrosion fatigue 

5337 

フレッティン

グ腐食 

ばねどうし又は他の部材との高い面圧による接触,

及び微小な相対的往復変位によって生じる摩耗腐

食現象。 
注記  JIS Z 0103 参照。

fretting corrosion 

5338 

応力腐食割れ  引張応力を受ける材料が,腐食環境下で通常の破壊

応力水準より低い応力で割れを生じる現象。

stress corrosion 

cracking 

5341 

同軸度 

圧縮コイルばねのいずれか一方のコイル径から得

られる軸線をデータム軸直線とし,それと同軸上に

なければならない他の軸線の狂いの大きさ。 
注記  圧縮コイルばねのいずれか一方のコイル径

をデータム円とし,その中心に対する他方の

コイル径の中心の位置の狂いの大きさを同
心度という。

 coaxiality,

concentricity 

5342 

直角度 

端部に平たんな平面をもつ圧縮コイルばねのいず

れか一方の座面から得られるデータム平面に対し,

それに直角でなければならないコイル軸線の狂い
の大きさ。

コイル外

側面の

傾き

perpendicularity 

e

1

5343 

平行度 

端部に平たんな平面をもつ圧縮コイルばねのいず
れか一方の座面から得られるデータム平面に対し,

それに平行でなければならない他の一方の座面の

狂いの大きさ。

parallelism 

e

2


18

B 0103

:2015

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばね記号

5411 

板端法 
(ばんたんほ

う)

ばね板から隣接するばね板への力の伝達が,板の先
端だけで行われるという仮定を基礎とする重ね板

ばねの設計方法。

 tip-contact

method

5412 

展開法 

重ね板ばねを,対称ばねの場合には長手方向に 2 等

分し,非対称ばねの場合にはスパン比に比例配分し

て,同一平面上に並べ直してできる 1 枚板のばね特
性が,元の重ね板ばねのそれに等しいとする設計方

法。

 developed

leaf

method

5413 

ワインドアッ

プトルク 

車体の加速度によって,走行方向とは直角な水平軸

の周りに生じるねじりモーメント。 
注記  ワインドアップモーメントともいう。

 wind-up

torque,

wind-up moment

5414 

板間摩擦 
(ばんかんま

さつ)

重ね板ばねのばね板間のしゅう(摺)動に伴って生
じる摩擦。

 friction

between

plates

5415 

ニップ応力 

重ね板ばねのニップを締め付けたとき,ばね板に生

じる曲げ応力。

 nip

stress

5416 

伝達荷重 

板端法において板の先端に伝達する荷重。   transfer

load

5417 

バウンドスト

ローク 

懸架ばねにおける,常用荷重時からバンプストッパ

で止まるまでの行程。

バンプス

トロー

bound stroke,

bump stroke

5418 

リバウンドス

トローク 

懸架ばねにおける,常用荷重時からリバウンドスト
ッパで止まるまでの行程。

 rebound

stroke

5421 

スパン 

板ばねの荷重支持点間の距離(

図 15,図 16 及び図

19

図 22)。

span,

loaded length

5422 

有効スパン 

板ばねのばね特性を計算する基礎になるスパンで,

荷重支持点間の長さから胴締め部,U ボルト締付け

部などのばね作用をしない部分を除いたもの。

 effective

length

5423 

ストレートス

パン 

板ばねの荷重支持点間を水平に展開した長さ(

19

 straight

span,

straight length,

flat length

l

ST

5424 

ステップ 

重ね板ばねの隣接するばね板の長さの相違からで

きる段(

図 15)。

 step

5425 

反り 
(そり)

重ね板ばねの最上ばね板で,使用時に引張応力を生

じる面のセンタピン又はセンタボルトの位置から,
両目玉中心間又は荷重支持点間を結んだ直線への

垂直距離(

図 15,図 16 及び図 19∼図 22)。

camber,

opening

5426 

重ね板ばねの

高さ 

半だ円ばねでは,その最下ばね板の使用時に圧縮応

力を生じる面のセンタピン又はセンタボルトの位

置から,両目玉中心間又は荷重支持点間を結んだ直
線への垂直距離(

図 15,図 16,図 20 及び図 21)。

だ円ばねでは,胴締めの最外側面間の距離(

図 17

及び

図 18)。

 height,

overall height

5427 

ニップ 

重ね板ばねにおいて,センタボルトなどで締め付け
る前の隣接するばね板とばね板との隙間。

 nip

5428 

展開長さ 

ばね製品の部材を平面状に展開したときの全長。 
注記  素材に圧延,曲げなどの加工を施した場合,

素材の切断長さと異なるため,それと区別し

て呼ぶ。

developed length 


19

B 0103

:2015

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばね記号

5511 

コイルばねの

応力修正係
 

コイルばねの円形材料断面に生じるせん断応力は,
線の湾曲及び直接せん断作用のため,コイル内側で

最大となる。この最大せん断応力を算出するため

に,単純なねじり応力に乗じる係数。

stress correction 

factor 

5512 

ワールの応力

修正係数 

ワール(Wahl)の提唱したコイルばねの応力修正係

数で,圧縮コイルばね,引張コイルばねの設計計算
に最もよく用いる。 
注記  JIS B 2704-1 参照。

 Wahl

factor,

Wahl stress

correction factor

5513 

初張力 
(しょちょう

りょく)

無荷重時にコイル間が密着している引張コイルば

ねの,コイル間を密着する方向に作用している力。

initial tension 

F

i

5514 

初応力 
(しょおうり

ょく)

引張コイルばねの初張力によって,コイル材料に生
じるせん断応力。

initial stress 

τ

i

5515 

コイルばねの

展開長さ 

コイルばねの材料の中心線を,平面に展開したとき

の長さ。

developed length 

of coil spring 

5521 

自由長さ 

無荷重時のコイルばねの長さ。ただし,圧縮コイル

ばねの場合は,自由高さともいう(

図 27,図 28

図 34∼図 39 及び図 43)。

free length,

free height

L

0

 

5522 

引張コイルば

ねの長さ 

引張コイルばねの,フックの内側間の長さ(

図 29)。

length of inside

hooks

L

0

 

5523 

自由角度 

無荷重時のねじりコイルばねの,コイル両端部の相

対角度(

図 31)。

free angle 

α

0

 

5524 

密着長さ 

圧縮コイルばねの互いに隣り合うコイルが密着し

たときの長さ。 
注記  密着高さともいう。

solid length,

solid height

L

c

 

5525 

コイル平均径  コイルばねの計算式に用いる,コイル内径と外径と

の平均値(

図 27 及び図 28)。

mean diameter of 

coil 

5526 

コイル外径 

コイルばねの外径。

outside diameter 

of coil 

D

e

 

5527 

コイル内径 

コイルばねの内径。

inside diameter of 

coil 

D

i

 

5528 

コイル図心径  異形断面コイルばねの,材料断面の図心間の距離

図 40)。

mean diameter by 

gravitational 

centre of wire 

5529 

総巻数 

コイルばねのコイルの端から端までの巻数。

total coils,

total number of

coils,

total number of

turns

n

t

 

5530 

自由巻数 

コイルばねの総巻数から,両端の座巻数を引いた巻

数。

number of free

coils,

number of free

turns

5531 

有効巻数 

コイルばねのばね定数の計算に用いる巻数。 
注記  圧縮コイルばねの場合は,総巻数から座巻を

引いた巻数となることが多い。

active coils,

number of active

coils,

number of active

turns


20

B 0103

:2015

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばね記号

5532 

巻方向 

コイルばねのコイルの巻かれた方向。

direction of helix 

5533 

右巻 

右ねじと同じようなコイルばねの,コイルの巻方向

図 27,図 34 及び図 35)。

right hand wind,

right hand coiled,

clockwise coil

5534 

左巻 

左ねじと同じようなコイルばねの,コイルの巻方向

図 28,図 34 及び図 35)。

left hand wind,

left hand coiled,

counterclockwise

coil,

anticlockwise coil

5535 

座巻 
(ざまき)

圧縮コイルばねの端部で,見掛け上ばねとして作用

しない部分。

end turn,

end coil

5536 

ピッチ 

コイルばねの中心線を含む断面で,互いに隣り合う

コイルの中心線に平行な材料断面の中心間距離(

27

図 28 及び図 37∼図 39)。

spring pitch,

pitch

5537 

ピッチ角 

コイルばねの材料の中心線がばねの中心線に直角
な平面となす角(

図 27)。

pitch angle,

helix angle

5538 

不等ピッチ 

圧縮コイルばねのばね特性を非線形とするためな

どの,ばねの均一でないピッチ(

図 85)。

variable pitch 

5539 

線間隙間 
(せんかんす

きま)

コイルばねの中心線を含む断面で,互いに隣り合う

コイルの中心線に平行な材料断面間の隙間(

図 27)。

space between 

coils,

opening

5540 

ばね指数 

コイル平均径と材料直径との比。材料が異形断面の
場合は,コイル平均径と材料のコイル径方向の幅と

の比。

spring index 

5541 

縦横比 
(たてよこひ)

コイルばねの自由長さとコイル平均径との比。

slenderness ratio 

of coil spring 

5542 

長径 

異形断面コイルばねに用いる材料の横断面の幅(

40

width of wire 

cross-section 

5543 

短径 

異形断面コイルばねに用いる材料の横断面の厚さ

図 40)。

thickness of wire 

cross-section 

5544 

長短径比 

異形断面コイルばねに用いる材料の横断面の幅と
厚さとの比。

aspect ratio of 

wire 

cross-section 

5545 

断面の倒れ角  無荷重時に異形断面コイルばねの材料断面の横方

向軸線が,コイル中心線に対する垂線となす角度。

slant angle of wire 

cross-section 

5546 

軸線 

重ね板ばねの長手方向に板幅中心を結んだ線及び

それと直角をなす目玉の円筒中心を通る線。

axis line 

5547 

コイル間最小

寸法 

組合せばねの外側のばねの内径と内側のばねの外

径との最小距離。 
注記  コイルピッチの最小寸法をいう場合もある。

 minimum

distance

between coils

5548 

フック隙間 

引張コイルばねのフックの開いている部分の寸法。

hook opening 

5611 

トーションバ

ーの有効長
 

トーションバーのばね特性を計算する基礎となる
長さで,つかみ部の影響を考慮したもの。

total active length

of torsion bar

spring

5621 

巻上げトルク  ぜんまいを巻芯に巻き付ける方向に回転させるた

めに必要なトルク(

図 99)。

winding torque 

5622 

巻戻しトルク  ぜんまいを開放する方向に回転させたときに得ら

れるトルク(

図 99)。

unwinding torque 


21

B 0103

:2015

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばね記号

5623 

余裕巻 

ぜんまいを巻芯に巻き付ける方向に回転させると
き,その回転可能な巻数(最大巻数)と使用される

範囲の巻数の上限値との差(

図 99)。

dead turns 

5624 

予巻 
(よまき)

ぜんまいの自由状態から使用できる範囲の巻数の,

下限値まで巻き付ける巻数(

図 99)。

spare turns 

5631 

歯付き座金の

歯の高さ 

ねじの緩み止め効果を上げるためにねじった歯の

高さ。 
注記  JIS B 1251 参照。

height of twisted

tooth,

tooth height of

toothed washer

5641 

補正板厚 

研削した座面をもつ皿ばねの設計計算をするとき

に用いる板厚(

図 102)。

reduced material 

thickness 

f)

製造

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばね記号

6111 

目玉巻機 
(めだままき

き)

ばね板の目玉を成形する機械。

eye

forming

machine,

eye rolling

machine,

eye back machine

6112 

カービングロ

ール 

ばね板にロールで曲率を与える機械。

curving

roll

6113 

成形焼入機 

加熱したばね板をプレスで挟んで成形したまま焼

入れする機械。

 bending

and

quenching

machine

6114 

バンディング

プレス 

重ね板ばねの胴締めを焼きばめ(JIS R 1600 参照)
するプレス。

 banding

press

6121 

コイリングマ

シン 

コイルばねを成形する機械。

coiling

machine,

coiler

6122 

コイルばね焼

入機 

加熱した圧縮コイルばねを,自由長さ調節装置及び

変形防止装置によってプレスしたまま焼入れする

機械。

 quenching

and

sizing machine

6123 

エンドグライ

ンダ 

主として,圧縮コイルばねの端面を研削する機械。

spring end grinding

machine

6124 

面取り研削盤  圧縮コイルばねの端部の外周側又は内周側の面取

りを行う機械。外面取り用及び内面取り用がある。

面取り機

chamfering

machine

6125 

コイリングピ

 

コイルばねをコイリングマシンで成形するとき,材
料に曲率を与えるために使用する工具。 
注記  コイリングマシンには,これを 1 本使用する

種類と 2 本使用する種類とがある。

 coiling

pin

6126 

ピッチツール  コイルばねをコイリングマシンで成形するとき,ピ

ッチを与えるために使用する工具。 
注記  コイルを押し出してピッチ付けを行うフィ

ンガ式と,くさび形工具を押し込んでピッチ
付けを行うくさび式とがある。

 pitch

tool

6127 

フィードロー

 

コイルばねをコイリングマシンで成形するとき,材
料を送るために対をなして駆動するローラ。

 feed

roller


22

B 0103

:2015

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばね記号

6128 

フィードクラ

ッチ 

線,帯鋼などを材料としてばねを成形する成形機の
一部で,材料の送りを断続する機構部品。

one way clutch,

feed clutch

6129 

フィードグリ

ッパ 

線,帯鋼などを材料としてばねを成形する成形機の
一部で,材料を保持して成形部に送り出す部品。

 grip

feeder,

gripping tool

6130 

心金 
(しんがね)

線又は条をコイル状に成形するための心軸。

coiling

arbor,

cutting mandrel

6131 

ワイヤガイド  コイリングマシンなどで線を成形部に送り出すと

きの,座屈防止及び正確な位置への搬送・供給のた

めの案内装置又はプレート。

 wire

guide

6132 

カッティング

ツール 

コイリング後に線を切断するための刃状工具。

cutting

tool,

cutter tool

6133 

と(砥)石 

圧縮コイルばねの端末などの研削及び研磨を行う
工具。天然石のもの及び人造研磨材を焼結したもの

がある。

 grindstone,

grinding wheel,

disc wheel

6141 

テーパロール

マシン 

テーパ加工するためのロール機。

taper

rolling

machine

6142 

フォーミング

マシン 

多方向からスライドする工具によって線又は条を

成形する機械。

 forming

machine

6143 

テンションマ

シン 

主として,引張コイルばねのコイル部及びフック部
を成形する機械。

 extension

spring

machine

6144 

トーションマ

シン 

主として,ねじりコイルばねのコイル部及び腕部を
成形する機械。

 torsion

spring

machine,

torsion winder

6145 

フッキングマ

シン 

引張ばねのフック部を成形する機械。 
注記  小形の種類をルーパという。

 hooking

machine

6146 

ストレートナ  材料がもつ曲がり,ねじれなどのくせ及び残留ひず

みを矯正又は除去する装置。

 straightener

6147 

ピーニングド

ラム 

ショットピーニングを施すときの,回転式のドラム
形のく(躯)体。

 peening

barrel

6148 

ピーニングノ

ズル 

ショットピーニングを施すときの,ショットを投射
する噴射口。

 peening

nozzle

6211 

一次巻 

ぜんまいの成形方法で,材料に一定方向の曲率を与

える加工。

 primary

wind

6212 

二次巻 

ぜんまいの成形方法で,一次巻後に低温焼なましを

施したぜんまいを,その曲率とは逆の方向に再度巻

き付ける加工。 
注記  この目的は,ぜんまいの反発力を高め,高ト

ルクを得ることである。

逆巻加工

reverse wind

6213 

コーナプレス  重ね板ばねのばね板のセンタボルト穴周囲に,疲労

強度の向上を目的として行う鋭角除去又は圧縮残
留応力を付与するためのプレス加工。

 corner

pressing

6214 

圧入 

重ね板ばねなどの目玉に,しまりばめとなるように
ブシュを押し入れる加工。

 push-in

6215 

コイリング 

コイルの加工工程をいい,線又は棒に指定の曲率曲

げ及び指定のねじり率のねじりを与え,コイル状に

成形する加工。

coiling 

6216 

密着巻 

コイルばねにおいて,互いに隣り合うコイルが密着

した状態に成形する加工。

solid coiling 


23

B 0103

:2015

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばね記号

6217 

端面研削 

主として,圧縮コイルばねの端面を研削する加工。
注記  ばねの両端を端面研削する場合を,両端研削

という。

end grinding,

both ends grinding

6218 

テーパ加工 

重ね板ばねのばね板,コイルばねなどの線を,圧延,

鍛造,研削などによってテーパ状にする加工。

 taper

rolling,

taper forging,

taper grinding

6219 

カーリング 

ばね板の端部を丸く巻き込みする加工。目玉巻きと
もいう(

図 67)。

 curling

6220 

シェービング  ばねなどの外周,内周などを,所定の寸法に削り取

って仕上げる加工。

 shaving

6221 

幅落し 

重ね板ばねにおいて,親板以外の全長板などの端部

を周辺部品との干渉を避けるために,ばね板の側面

を切り落とす加工(

図 72)。

 side

trimming

6222 

面取り 

素材及び製品の角を落とす加工。

chamfer

6231 

クリープテン

 

常温でばねを所定の長さまで締め付け,そのままの

状態で行う低温焼なまし。

 prestress

forming,

creep tempering 

6232 

プレステンパ  プレスした状態で行う焼戻し。

press tempering 

6233 

プレスクエン

 

焼入れ変形を規制するために,プレスした状態で行

う焼入れ。

 press

quenching

6234 

オースフォー

ミング 

変形加工を伴った熱処理の方法で,鋼を Ac

3

変態点

以上に加熱し,準安定オーステナイト範囲まで急冷
し,塑性変形加工を付与した後,急冷する処理。

ausforming 

6235 

オーステンパ  加熱してオーステナイト化した鋼を,M

S

点以上の

適当な温度まで急冷し,この温度に保つことによっ

てベイナイト組織を得る熱処理。

austempering 

6236 

球状化焼なま

 

塑性加工若しくは切削加工を容易にする目的,又は

機械的性質を改善する目的で,鉄鋼中の炭化物を球
状化させる熱処理。

 spheroidizing

6237 

低温焼なまし  内部応力の除去又は材料の弾性限,耐力,疲労強度

などの諸特性の改善及び形状の安定化を目的とし

て行う低温加熱処理。

low temperature 

annealing 

6238 

ブルーイング  ばねの外観及び耐食性を改善するために,加熱によ

って表面に黄色又は青色の酸化膜を生じさせる熱
処理。低温焼なましと同じ目的の処理をいうことも

ある。

blueing 

6239 

応力除去 

成形その他の工程中に生じた望ましくない残留応

力を,変態点以下の適当な温度に加熱して除去する
熱処理。

stress relief,

stress relieving 

6240 

ベーキング 

ばねのひずみ除去又はめっき後の水素除去を目的
として行う熱処理。

baking 

6241 

析出硬化 

過飽和固溶体から炭化物,金属間化合物などの異相

を析出させ,硬化させる熱処理。 
注記  JIS G 0201 参照。

precipitation 

hardening 


24

B 0103

:2015

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばね記号

6242 

焼入れ 

オーステナイト化温度から急冷して硬化させる処
理。必ずしも硬化を目的とせず,単に急速に冷却す

る操作をいうこともある。

なお,オーステナイト状態で圧延を行い,その後,

圧延ライン上で直ちに行う焼入れもこれに含み,こ

れを圧延後直接焼入れということがある。 
注記  JIS G 0201 参照。

quench 

hardening,

quenching

6243 

焼戻し 

焼入れで生じた組織を,変態又は析出を進行させて

安定な組織に近づけ,所要の性質及び状態を与える
ために,A

1

点以下の適当な温度に加熱,冷却する処

理。焼ならしの後に用いることもある。 
注記  JIS G 0201 参照。

tempering 

6244 

焼なまし 

適当な温度に加熱し,その温度に保持した後,冷却
する処理。その目的は,残留応力の除去,硬さの低

下,被削性の向上,冷間加工性の改善,結晶組織の

調整,所要の機械的,物理的又はその他の性質を得
ることなどである。 
注記  JIS B 6911 及び JIS G 0201 参照。

annealing 

6245 

浸炭 
(しんたん)

鋼の表面層の炭素量を増加させるため,浸炭剤中で

加熱する処理。浸炭剤の種類によって固体浸炭,液

体浸炭及びガス浸炭に分けられる。 
注記  JIS G 0201 参照。

carburizing 

6246 

窒化 
(ちっか)

鉄鋼の表面層に窒素を拡散させ,表面層を硬化する

処理。方法には,アンモニア分解ガスによるガス窒

化及び青酸塩による液体窒化がある。 
注記  JIS G 0201 参照。

nitriding 

6247 

高周波焼入れ  高周波電流による誘導加熱作用で加熱して行う焼

入れ処理。主に,鉄鋼の任意の表面又は部分を焼入

れする場合に用いる。 
注記  JIS B 6912 及び JIS G 0201 参照。

induction 

hardening 

6251 

ショットピー

ニング 

ばねの表面層に球形に近い硬質粒子を高速度で打
ち当てることによって,疲労強度及び耐応力腐食割

れ性の向上を図る冷間加工法。表面に圧縮残留応力

を与え,その表面を加工硬化させる。 
注記  JIS B 2711 参照。

shot peening 

6252 

ストレスピー

ニング 

ばねの使用時にかかる力に相当する静的な力を加
えて行うショットピーニング。 
注記  ストレスピーニングによって,ばねが使用中

に引張応力を受けたとき,必要な圧縮残留応
力を保持することができる。例えば,重ね板

ばねにショットピーニングを行うときによ

く使用する技術の一つである。

 stress

peening,

strain peening

6253 

多段ピーニン

 

表面層の効果的な残留応力分布を得るために,ショ
ットの粒度及び投射速度を変えて,多段階で行うシ

ョットピーニング加工。

2

段ピー

ニング

multi-stage

peening,

double peening

6254 

ドライホーニ

ング 

表面の平滑化,疲労強度の向上などを目的に,と

(砥)粒を直接圧縮空気で吹き付ける表面加工。

dry honing 


25

B 0103

:2015

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばね記号

6255 

液体ホーニン

 

ばね表面を清浄にするとともに,ばね表面層の圧縮
残留応力による疲労強度の向上を目的に,微細な研

磨材を加えた水,又はそれに適当な腐食抑制剤を加

えたものを吹き付ける加工。 
注記  ショットピーニングでは,変形が大きすぎる

ものに適用する。

liquid honing 

6256 

温間ピーニン

 

鋼製ばねを 150  ℃∼350  ℃の温度に上げた状態で

行うショットピーニング。 
注記  温間ピーニングは,鋼の時効硬化に基づいて

いる。特に,硬さの高いばねに関しては,一

般に,普通ピーニングに比べ,大きな圧縮残

留応力が得られやすく有利である。

ホットピ

ーニン

hot peening,

warm peening

6257 

サンドブラス

 

表面スケール除去及び表面の清浄化を目的に,粒状
の研磨剤を圧縮空気,遠心力又はその他の方法によ

って,ばねの表面に打ち付ける加工。

 sand

blasting

6258 

ショットブラ

スト 

ショット(鋼球など)を遠心力,空気圧などを利用

して金属表面に投射して,スケール,さびなどを除

去する加工。

 shot

blasting

6259 

セッチング 

ばねに,あらかじめ使用される最大値を超える荷重
又はトルクを加えて,ある程度の永久変形を生じさ

せ,ばねの弾性限を高めて耐へたり性及び耐久性を

向上させる加工。

presetting,

setting,

prestressing,

bulldozing

6260 

常温セッチン

 

常温で行う通常のセッチング。 
注記  ホットセッチングに対応する用語で,冷間セ

ッチングともいう。

cold setting 

6261 

ホットセッチ

ング 

低温焼なまし温度程度で行うセッチング。 
注記  温間セッチングともいう。

hot setting,

warm setting

6262 

バレル研磨 

ばねを研磨材などと一緒に容器に入れて回転又は

振動させることによって,ばり,スケールなどを除

去する加工。ばねの表面を清浄にする効果もある。

barreling,

barrel polishing,

tumbling

6263 

ばり取り 

材料を切断及び切削したときに生じた,ばり及びま
くれを取り除く処理。

deburr 

6271 

スプリングバ

ック 

材料に力又はモーメントを加えて塑性域まで変形
させた後除荷するときに,材料のもつ弾性のために

原形に戻ろうとする現象。

 spring

back

6272 

ストリップ 

薄板を一定の幅に裁断した帯状の材料。  strip

6273 

カットワイヤ

ショット 

所定の硬さの鋼線を線径と同等の長さに切断した

投射材。

鋼線ショ

ット,

カットワ

イヤ

cut wire shot

6274 

鋳鋼ショット  溶鋼を噴霧することによって球形にしたものに,更

に熱処理を施した投射材。

cast steel shot


26

B 0103

:2015

g)

試験及び検査

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばね記号

7111 

アルメンアー

クハイト 

ショットピーニング後のアルメンストリップの定

めた長さにおける曲がり変形の大きさ(そりの高
さ)

Almen arc height 

7112 

カバレージ 

測定の対象となる全表面積に対してショットによ
って打痕が発生した面積の割合。

coverage 

7113 

アルメンスト

リップ 

片面にショットピーニング後,生じる曲がり変形の

大きさによって,ピーニング強度を測定するために

用いる短冊状の金属片。

 Almen

strip,

Almen test strip

7114 

オーバピーニ

ング 

ショットピーニングの所定の投射時間より長い時

間をかけて加工された状態。 
注記  ショットピーニングには,最適加工条件があ

る。これより投射時間が長くなると,疲労強

度の向上効果が減少する可能性がある。

 over-peening

7115 

ストレスピー

ニングの初
応力 

ストレスピーニングを行う場合に,あらかじめばね
を使用する方向にたわませて生じさせる静的応力。

initial stress of

stress peening

7116 

ショット投射

分布 

噴射ノズル又は翼車からばねなどに投射されるシ

ョットの散布状態。 
注記  投射機又はノズルの形状によって異なり,中

央部と外周部とでは投射密度が異なり,加工

状態も変化する。

 shot

distribution

7121 

肌荒れ 

ばね表面のスケールの付着,過熱による表面荒れ,

さび,腐食などの表面欠陥の総称。

rough surface 

7122 

脱炭 
(だったん)

材料の製造工程,ばねの熱間加工,熱処理などの工

程で表層部の炭素濃度が低下する現象。 
注記  脱炭すると,ばねの疲労強度が低下する。

decarburization 

7131 

膨れ 
(ふくれ)

めっき層又は塗膜の一部が,素地又は下地層と密着

しないで浮いている状態。

 blister

7141 

表面硬さ 

材料及び製品の表面の硬さ。

surface hardness 

7142 

研磨模様 

と(砥)石の粗さ,研磨速度,被加工物の材質,送

り方向などによって研磨面に現れる模様。

 grinding

mark

7210 

ばね特性試験  ばね特性(番号 5100 参照)を測定する試験の総称。  spring

characteristics

test,

determination of

spring

characteristics

7211 

試験荷重 

ばね特性を測定するために,あらかじめばねに加え
る静的荷重。通常 1 回負荷する。 
注記  JIS B 2704-1JIS B 2704-3 参照。

test load 

7212 

長さ試験 

ばねに荷重を加え,そのときの長さ(高さ)を測定

する試験。

length test,

height test

7221 

残留せん断ひ

ずみ 

ばねに荷重又はトルクを加えて変形させ,次に荷重

又はトルクを除いたときに残るせん断ひずみ。

residual shearing 

strain 


27

B 0103

:2015

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばね記号

7222 

高温締付試験 
(こうおんし

めつけしけ

ん)

一定の高温雰囲気内で,ばねを一定の長さに締付け
保持する試験。 
注記  類似のものにクリープ試験がある。

high-temperature 

clamping test 

7223 

クリープ試験  ばね又は試験片を一定の温度に保持し,これに一定

の荷重を加えて時間とともに増大するひずみを測
定する試験。 
注記  引張クリープ試験,圧縮クリープ試験及びね

じりクリープ試験に分けられる。

creep test 

7224 

リラクセーシ

ョン試験 

全ひずみ一定条件の下で,荷重又は応力の時間的低
下を測定する試験。

relaxation test 

7230 

疲労試験 

ばね又は試験片に,繰返し応力又は変動応力を加え
て,疲労寿命,疲労限度などを求める試験。 
注記 1  試験応力の種類に応じて,ねじり,軸荷重,

回転曲げ,平面曲げ疲労試験などに分類さ
れる。

注記 2  JIS G 0202 参照。

fatigue test 

7231 

繰返し速度 

ばね又は試験片にかかる繰返し荷重の,単位時間当

たりの繰返し数。 
注記 1  試験環境,ばねの種類及び材料によっては,

繰返し速度によって寿命が異なる。

注記 2  JIS G 0202 参照。

 frequency

7232 

回転曲げ疲労

試験 

材料の疲労強度を試験する方法の一つで,曲げ応力

を与えた丸棒試験片又は線を軸まわりに回転させ
ることによって,全方向繰返し曲げを与える疲労試

験。

 rotating

bending

test,

rotating bending

fatigue test

7233 

疲労破壊 

繰返し荷重を受けて発生した亀裂が進展して破壊

に至る現象。

 fatigue

fracture

7234 

延性破壊 
(えんせいは

かい)

大きな塑性変形の後に破壊する現象。

ductile

fracture

7235 

ぜい性破壊 

塑性変形をほとんど伴わずに破壊する現象。 
注記  多くは水素ぜい(脆)性[水素ぜい(脆)化]

による破壊をいう。

 brittle

fracture

7236 

粒界破壊 
(りゅうかい

はかい)

金属の結晶粒の界面に沿って亀裂が発生し,伝ぱ

(播)して破壊する現象。

 intercrystalline

fracture,

intergranular

fracture

7240 

耐候性試験 
(たいこうせ

いしけん)

材料,ばねなどを光,熱,風,雨などの環境下で暴

露した場合の,性能又は表面状況の劣化などを評価
する試験の総称。 
注記  場合によっては,耐久性試験と併せて行うこ

ともある。

weathering test 

7241 

塩水噴霧試験  5 %塩化ナトリウム水溶液を 35  ℃に保って噴霧さ

せた試験装置内へばね又は試験片を静置して,さ
び,膨れなどの発生状態を調べる試験。めっき,塗

覆装などの表面処理を施したもの,ステンレス鋼な

どに用いられる。 
注記  JIS G 0202 参照。

salt spray testing 


28

B 0103

:2015

番号

用語

定義

参考

慣用語

対応英語

ばね記号

7242 

粒界腐食 
(りゅうかい

ふしょく)

金属の結晶粒界に選択的に生じる腐食。 
注記  JIS Z 0103 参照。

 intergranular

corrosion

7310 

X

線応力測定  X 線回折の原理を用いて行う残留応力の測定。

注記  ばねの代表的な例としては,ショットピーニ

ングによる圧縮残留応力の測定がある。

 X-ray

stress

measuring

7311 

圧縮残留応力  ばねにショットピーニングなどを施すことによっ

て,表面層は若干の加工硬化とともに表面層だけが

展延され,これに起因して生じる圧縮の残留応力。

 compressive

residual stress,

compressive

remaining stress

7312 

残留応力分布  ばねの内部に残留している応力の分布状態。一般に

は,一様な分布をせず,特定部分に偏って分布して
いる。

 distribution

of

residual stress,

residual stress

distribution

7320 

非破壊試験 

材料及びばねを破壊せずに,欠陥の有無,その存在

位置,大きさ,形状,分布状態などを調べる試験。
注記  JIS G 0202 及び JIS Z 2300 参照。

 non-destructive

testing

7321 

渦電流探傷試

 

(うずでんり

ゅうたんし 
ょうしけん)

コイルを用いて,電気的導体であるばね材料又はば
ねへ時間的に変化する磁場(交流など)を与え,そ

れに生じた渦電流が,欠陥によって変化するのを検

出する非破壊試験方法。渦流探傷試験(かりゅうた
んしょうしけん)又は電磁誘導探傷試験ともいう。
注記  JIS G 0202 及び JIS Z 2300 参照。

eddy current 

testing,

electromagnetic

testing

7322 

浸透探傷試験 
(しんとうた

んしょうし

けん)

ばね材料,ばねなどの試験体表面に,開口している

きずに浸透液を浸透させた後,拡大した像の指示模
様としてきずを観察する非破壊試験方法。染色浸透

探傷試験及び蛍光浸透探傷試験がある。 
注記  JIS G 0202 及び JIS Z 2300 参照。

liquid penetrant 

testing 

7323 

磁粉探傷試験 
(じふんたん

しょうしけ

ん)

鉄鋼材料を用いたばねなどの強磁性体を磁化し,欠

陥部に生じた磁極による磁粉の付着を利用して,欠
陥を検出する非破壊試験方法。 
注記  JIS G 0202 及び JIS Z 2300 参照。

magnetic particle 

testing 

7330 

ねじり試験 

ねじりコイルばね,トーションバー,ばね座金類な

どの変形又は破壊の状況を調べる試験。 
注記  ばね座金類では,粘り強さ試験ともいう。

twist test,

toughness test

図 1−(番号 14132100 

図 2−(番号 1415 


29

B 0103

:2015

E

形止め輪(2116

グリップ止め輪(2117 

図 3−(番号 2100211021112112211321142115211621173840 

図 4−(番号 21002120 

図 5−(番号 210021202121 

図 6−(番号 210021202122 

図 7−(番号 210021202122 

軸用

穴用

軸用

穴用

C

形偏心止め輪(21122113

C

形同心止め輪(21142115 


30

B 0103

:2015

皿形

内外歯形 

図 8−(番号 210021202124 

両面取り(溝付 形)

片面取り(溝付 形)

二重巻き(2132 

図 9−(番号 2100213021312132 

図 10−(番号 21002140 

図 11−(番号 21002150 

図 12−(番号 21002160 

図 13−(番号 21002161 

内歯形

外歯形 


31

B 0103

:2015

図 14−(番号 2170 

図 15−(番号 230031103111312031404121412241234131413241514164 

5421

542454255426 

図 16−(番号 23003110311131203140542154255426 


32

B 0103

:2015

図 17−(番号 240031103111311731303140

4113

411441585426 

図 18−(番号 24003110311131303140 

4165

5426 

図 19−(番号 3110311131203150415241534161542154235425 

図 20−(番号 3110311131173120314041134114413141524153415541574158 

5421

54255426 


33

B 0103

:2015

図 21−(番号 311031113116312031504111411241524153542154255426 

図 22−(番号 311031123120315054215425 

図 23−(番号 3110311231203150 

図 24−(番号 3113 

図 25−(番号 3114 

図 26−(番号 3115 


34

B 0103

:2015

図 27−(番号 32003210324155215525 

5533

553655375539 

図 28−(番号 32003210324155215525 

5534

5536 

図 29−(番号 32003220324142215522 

図 30−(番号 3200322032213241 

図 31−(番号 3200323032415523 

由長さ

由長さ

線間隙間


35

B 0103

:2015

図 32−(番号 3200323032313241 

図 33−(番号 32003230323232413273 

図 34−(番号 32003210324142514252 

5521

55335534 

図 35−(番号 320032103241552155335534

図 36−(番号 320032103241

3245

5521 

図 37−(番号 320032103242

3250

55215536 

図 38−(番号 320032103243

5521

5536 

由長さ

右巻

左巻

由長さ

右巻

右巻

左巻

自由長さ

由長さ

ピッチ

由長さ

ピッチ


36

B 0103

:2015

図 39−(番号 291032003210324455215536

図 40−(番号 32003210324132723274 

5528

55425543 

図 41−(番号 32003210324132723273 

図 42−(番号 3200321032413280 

由長さ

ピッチ

短径

材料断面図心 

長径 

コイル図心径 

素材断面形状 


37

B 0103

:2015

図 43−(番号 293032003210324233005521 

図 44−(番号 340034103412 


38

B 0103

:2015

図 45−(番号 3400341034114310 

図 46−(番号 3400341034124310 

図 47−(番号 3400341034123413 

図 48−(番号 3400341034113414 

図 49−(番号 3400341034113414 

図 50−(番号 35004410 

内端部詳細

内端部詳細  外端部詳細

は,有効径。

d

d

d

d


39

B 0103

:2015

図 51−(番号 28004430 

図 52−(番号 2800 

図 53−(番号 4431 

図 54−(番号 4432 

図 55−(番号 4433 

図 56−(番号 4434 

図 57−(番号 4441 

図 58−(番号 4442 

図 59−(番号 2120212336003850 


40

B 0103

:2015

図 60−(番号 36103850 

図 61−(番号 2930370044434444 

図 62−(番号 29103810 

図 63−(番号 3820 

図 64−(番号 31103120314041214124 

図 65−(番号 4124 

図 66−(番号 41254126 

内輪 

外輪 

押さえばね板

こば

親板 

押さえばね板


41

B 0103

:2015

図 67−(番号 41314133413441356219 

ミリタリラッパ(

4

3

巻)

二番巻(

4

1

巻) 

図 68−(番号 41324137 

図 69−(番号 4130413641424143 

図 70−(番号 4144 

図 71−(番号 4127 

だぼ 

だぼ穴 


42

B 0103

:2015

図 72−(番号 6221 

クリンチ形クリップ

ゴム付きクリップ

図 73−(番号 4153415441554156 

金属ブシュ

金属ブシュ(巻きブシュ)

ゴムブシュ(つば付きブシュ)

ゴムブシュ(スリーブ付きブシュ)

図 74−(番号 4157 

ボルト形クリップ 

ゴム

ゴム


43

B 0103

:2015

図 75−(番号 41594160 

テーパ端部(テーパ開先)

サイレンサ付き端部

図 76−(番号 4130413641614216 

図 77−(番号 3110312031504162 

平端部(平開先)

三角端部(三角開先)

センタスペーサ 
又はインタリーフ


44

B 0103

:2015

図 78−(番号 3110312031504163 

図 79−(番号 4165 

打抜胴締め

打抜胴締め

図 80−(番号 4164 

鍛接又は溶接胴締め

打抜胴締め


45

B 0103

:2015

a)

  クローズドエンド(無研削)

4212 

b)

  クローズドエンド(研削)

42124215 

c)

  クローズドエンド(テーパ)

42124216 

d)

  オープンエンド(無研削)

4211 

e)

  オープンエンド(研削)

42114215 

f)

  オープンエンド(テーパ)

42114216 

g)

  タンジェントテールエンド(無研削)

4214 

h)

  ビッグテールエンド(無研削)

4213 

i)

  オープンフラットエンド(無研削)(4217 

図 81−(番号 42104211421242134214421542164217 


46

B 0103

:2015

i)

  ねじ込みフック(42314232

j)

  斜め丸フック(4228

k)

  二重フック(4234 l)  スイベルフック(4235

m)

  コイルドインスクリュー

ドプラグ(4233 

図 82−(番号 422042214222422342244225422642274228 

4229

423042314232423342344235 

 a)

  半丸フック(4223 b)  丸フック(4222 

 c)

  逆丸フック(4227 d)  側面丸フック(4230 

 e)

  角フック(4226 f)  フック(4224 

 g)

  フック(4225 h)  絞り丸フック(4229 


47

B 0103

:2015

e)

  ブルトーション形 

図 83−(番号 4240 

図 84−(番号 320032103241 

図 85−(番号 32003210324132505538 

a)

  ショートフック

b)

  ヒンジ

c)

  直線起こし

基本形状(腕の長さの短い場合) 

a)

  ストレート

b)

  段曲げ

c)

  段曲げ

d)

  フック

基本形状(腕の長さの長い場合) 


48

B 0103

:2015

図 86−(番号 1423 

図 87−(番号 3160 

図 88−(番号 320032103246 

図 89−(番号 320032103247 

図 90−(番号 320032413248 

図 91−(番号 320032103249 


49

B 0103

:2015

図 92−(番号 3200321032413290 

図 93−(番号 3200321032603261 

図 94−(番号 4320 

図 95−(番号 51135114 

図 96−(番号 2930 

自由長さ


50

B 0103

:2015

図 97−(番号 2180 

図 98−(番号 51165120 

図 99−(番号 5621562256235624 

最大巻数

巻数 

予巻 

使用範囲

巻上げトルク

巻戻しトルク

余裕巻 

トルク


51

B 0103

:2015

固定端の場合 

図 100−(番号 5311 

注記  JIS B 2704-1 及び JIS B 2709-1 参照。

図 101−(番号 5235 

図 102−(番号 360038505641 

ねじりモーメント 

ねじりモーメント 

ら線形

 


52

B 0103

:2015

附属書 A

(参考)

ばね用語の分類ツリー

a)

ばね基本

1000

  ばね (1100)(荷重方向)

1111

  圧縮ばね

1112

  引張ばね

1113

  ねじりばね

(1200)

(特性)

1211

  線形特性ばね

1212

  非線形特性ばね

1213

  定荷重ばね

1214

  組合せばね

(1300)

(製造)

1311

  熱間成形ばね

1312

  冷間成形ばね

(1400)

(材料)

1410

  金属ばね

1411

  鋼製ばね

1412

  非鉄金属ばね

1413

  薄板ばね

1414

  線ばね

1415

  線細工ばね

1420

  非金属ばね

1421

  ゴムばね

1422

  流体ばね

1423

  空気ばね

1424

  ガスばね

1425

  樹脂ばね

1426

  セラミックばね

(1500)

(その他)

1511

  磁気ばね


53

B 0103

:2015

b)

用途

2100

  ファスナばね

2110

  止め輪

2111

  サークリップ

2112

  形軸用偏心止め輪

2113

  形穴用偏心止め輪

2114

  形軸用同心止め輪

2115

  形穴用同心止め輪

2116

  形止め輪

2117

  グリップ止め輪

2120

  ばね座金

2121

  波形ばね座金

2122

  波形座金

2123

  皿ばね座金

2124

  歯付き座金

2130

  スプリングピン

2131

  溝付きスプリングピン

2132

  二重巻きスプリングピン

2140

  スナップピン

2150

  スナップリテーナ

2160

  ばね板ナット

2161

  押込みばね板ナット

2170

  ガータスプリング 

2180

  ホースクランプ 

 2200

  懸架ばね

2300

  担いばね

2400

  まくらばね

2500

  軸ばね

2600

  弁ばね

 2700

  クラッチスプリング

 2800

  スタビライザ

(2900)

(その他ばね)

2910

  シートばね

2920

  バイアスばね

2930

  摩擦ばね


54

B 0103

:2015

c)

形状

3100

  板ばね

3110

  重ね板ばね

3111

  マルチリーフスプリング

3120

  半だ円ばね

3112

  テーパリーフスプリング

3130

  だ円ばね

3113

  リーフスプリング

3140

  対称ばね

3114

  リーフスプリング

3150

  非対称ばね

3115

  トレーリングリーフ

3116

  プログレッシブ重ね板ばね

3117

  親子重ね板ばね

3160

  FRP 板ばね

3161

  GFRP 板ばね

3200

  コイルばね

3210

  圧縮コイルばね

3220

  引張コイルばね

3221

  本線引張コイルばね

3230

  ねじりコイルばね

3231

  本線ねじりコイルばね

3232

  重ね巻きねじりコイルばね

3240

  円形コイルばね

3241

  円筒コイルばね

3242

  円すいコイルばね

3243

  鼓形コイルばね

3244

  たる形コイルばね

3245

  テーパコイルばね

3246

  たる形テーパコイルばね

3247

  片絞りコイルばね

3248

  圧縮ねじりコイルばね

3249

  圧縮アークコイルばね

3250

  不等ピッチコイルばね

3260

  異形コイルばね

3261

  長円コイルばね

(3270)

(素線断面形状)

3271

  円形断面ばね

3272

  異形断面ばね

3273

  角ばね

3274

  卵形断面ばね

3280

  より線ばね

3290

  コイルドウェーブスプリング

3300

  竹の子ばね

3400

  渦巻ばね

3410

  ぜんまい

3411

  接触形ぜんまい

3412

  非接触形ぜんまい

3413

  ひげぜんまい

3414

  定荷重ぜんまい

3500

  トーションバー

3600

  皿ばね

3610

  ダイアフラムスプリング

3700

  輪ばね

 (3800)

(その他のばね)

3810

  ジグザグばね

3820

  字形ばね

3830

  金網ばね

3840

  円弧状ばね

3850

  円盤ばね


55

B 0103

:2015

d)

構成部品又は部分

1)

重ね板ばね

 (4100)

(重ね板ばねの (4110)(ばね構成)

4111

  主ばね

構成部品又は部分)

4112

  補助ばね

4113

  親ばね

4114

  子ばね

4120

  ばね板

4121

  親板

4122

  全長板

4123

  子板

4124

  押さえばね板

4125

  長方形断面

4126

  こば

4127

  アイリーフ

4130

  ばね板端部

4131

  目玉

4132

  二番巻

4133

  上巻き目玉

4134

  下巻き目玉

4135

  ベルリンアイ

4136

  三角開先

4137

  ミリタリラッパ

(4140)

(ばね板加工)

4141

  中心穴

4142

  だぼ

4143

  だぼ穴

4144

  センタカップ

(4150)

(その他)

4151

  センタピン

4152

  センタボルト

4153

  クリップ

4154

  クリップバンド

4155

  クリップボルト

4156

  クリップパイプ

4157

  ブシュ

4158

  スペーサ

4159

  センタスペーサ

4160

  インタリーフ

4161

  サイレンサ

4162

  マスダンパ

4163

  ダイナミックダンパ

4164

  胴締め

4165

  端受け


56

B 0103

:2015

2)

コイルばね

 (4200)

(コイルばねの

4210

  圧縮コイルばね端部

4211

  オープンエンド

構成部品又は部分)

4212

  クローズドエンド

4213

  ピッグテールエンド

4214

  タンジェントテールエンド

4215

  研削エンド

4216

  テーパエンド

4217

  オープンフラットエンド

4220

  引張コイルばね端部

4221

  フック

4222

  丸フック

4223

  半丸フック

4224

  フック

4225

  フック

4226

  角フック

4227

  逆丸フック

4228

  斜め丸フック

4229

  絞り丸フック

4230

  側面丸フック

4231

  ねじ込みフック

4232

  ねじ込みフックプレート

4233

  コイルドインスクリュード

プラグ

4234

  二重フック

4235

  スイベルフック

4240

  ねじりコイルばね腕部

(4250)

(その他)

4251

  外側コイル

4252

  内側コイル

4253

  座

4254

  研削端面

4255

  コイル端末

3)

ぜんまい

 (4300)

(ぜんまいの

4310

  ぜんまい端部

構成部品又は部分)

4320

  ぜんまいケース

4)

その他のばね

 (4400)

(その他のばね)

4410

  トーションバー端部

4420

  止め輪の開口部

4430

  スタビライザ目玉部

4431

  アイブシュタイプ

4432

  ゴムマウントタイプ

4433

  テーパアイタイプ

4434

  ボールジョイントタイプ

(4440)

(その他)

4441

  スタビライザリンク

4442

  横ずれ防止バンド

4443

  輪ばね外輪

4444

  輪ばね内輪


57

B 0103

:2015

e)

設計

1)

全般

5100

  ばね特性 (5110)(力−たわみの関係)

5111

  線形特性

5112

  非線形特性

5113

  交会点

5114

  変曲点

5115

  ばね定数

5116

  動ばね定数

5117

  ワインドアップ剛性

5118

  横剛性

5119

  固有振動数

5120

  ヒステリシス

5121

  縦弾性係数

5122

  横弾性係数

5123

  荷重−たわみ曲線

5130

  力

5131

  ばね荷重

5132

  指定荷重

5133

  初荷重

5134

  最大荷重

5135

  静的荷重

5136

  動的荷重

5137

  軸荷重

5138

  横荷重

5139

  横方向力

5140

  偏心荷重

5141

  ねじりモーメント

5142

  セッチング荷重

(5150)

(変位)

5151

  たわみ

5152

  全たわみ

5153

  有効たわみ

(5160)

(ばね長さ)

5161

  取付長さ

5162

  セッチング長さ

 (5200)

(強度) (5210)(応力・ひずみ)

5211

  最大応力

5212

  最小応力

5213

  平均応力

5214

  応力振幅

5215

  最小最大応力比

5216

  応力分布

5217

  修正応力

5218

  セッチング応力

5219

  ひずみ

5220

  せん断ひずみ

5221

  せん断応力

5222

  曲げ応力

5223

  応力−ひずみ線図

5224

  ばね限界値

(5230)

(疲労・線図)

5231

  破壊安全率

5232

  S-N 線図

5233

  時間強度線図

5234

  疲労強度

5235

  疲労限度線図


58

B 0103

:2015

1)

全般(続き)

 (5300)

(現象) (5310)(変形)

5311

  座屈

5312

  胴曲り

5313

  横曲り

5314

  横ずれ

(5320)

(振動)

5321

  共振

5322

  共振振動数

5323

  サージング

5324

  減衰

5325

  たたき音

5326

  きしみ音

(5330)

(経時変化)

5331

  荷重低下

5332

  応力緩和

5333

  へたり

5334

  高温クリープ特性

5335

  孔食

5336

  腐食疲労

5337

  フレッティング腐食

5338

  応力腐食割れ

(5340)

(幾何公差)

5341

  同軸度

5342

  直角度

5343

  平行度

2)

板ばね

 (5400)

(板ばねの設計) (5410)(計算)

5411

  板端法

5412

  展開法

5413

  ワインドアップトルク

5414

  板間摩擦

5415

  ニップ応力

5416

  伝達荷重

5417

  バウンドストローク

5418

  リバウンドストローク

(5420)

(寸法)

5421

  スパン

5422

  有効スパン

5423

  ストレートスパン

5424

  ステップ

5425

  反り

5426

  重ね板ばねの高さ

5427

  ニップ

5428

  展開長さ


59

B 0103

:2015

3)

コイルばね

 (5500)

(コイルばねの設計) (5510)(計算)

5511

  コイルばねの応力修正係数

5512

  ワールの応力修正係数

5513

  初張力

5514

  初応力

5515

  コイルばねの展開長さ

(5520)

(寸法)

5521

  自由長さ

5522

  引張コイルばねの長さ

5523

  自由角度

5524

  密着長さ

5525

  コイル平均径

5526

  コイル外径

5527

  コイル内径

5528

  コイル図心径

5529

  総巻数

5530

  自由巻数

5531

  有効巻数

5532

  巻方向

5533

  右巻

5534

  左巻

5535

  座巻

5536

  ピッチ

5537

  ピッチ角

5538

不等ピッチ

5539

  線間隙間

5540

  ばね指数

5541

  縦横比

5542

  長径

5543

  短径

5544

  長短径比

5545

  断面の倒れ角

5546

  軸線

5547

  コイル間最小寸法

5548

  フック隙間

4)

  その他のばね

 (5600)

(その他のばね) 

(5610)

(トーションバーの設計)  5611

  トーションバーの有効長さ

(5620)

(ぜんまいの設計)

5621

  巻上げトルク

5622

  巻戻しトルク

5623

  余裕巻

5624

  予巻

(5630)

(座金の設計)

5631

  歯付き座金の歯の高さ

(5640)

(皿ばねの設計)

5641

  補正板厚


60

B 0103

:2015

f)

製造

1)

加工機械・部品

 (6100)

(加工機械・部品) (6110)(板ばねの

6111

  目玉巻機

加工機械・部品)

6112

  カービングロール

6113

  成形焼入機

6114

  バンディングプレス

(6120)

(コイルばねの

6121

  コイリングマシン

加工機械・部品)

6122

  コイルばね焼入機

6123

  エンドグラインダ

6124

  面取り研削盤

6125

  コイリングピン

6126

  ピッチツール

6127

  フィードローラ

6128

  フィードクラッチ

6129

  フィードグリッパ

6130

  心金

6131

  ワイヤガイド

6132

  カッティングツール

6133

  と(砥)石

(6140)

(その他)

6141

  テーパロールマシン

6142

  フォーミングマシン

6143

  テンションマシン

6144

  トーションマシン

6145

  フッキングマシン

6146

  ストレートナ

6147

  ピーニングドラム

6148

  ピーニングノズル


61

B 0103

:2015

2)

加工

 (6200)

(加工) (6210)(成形加工)

6211

  一次巻

6212

  二次巻

6213

  コーナプレス

6214

  圧入

6215

  コイリング

6216

  密着巻

6217

  端面研削

6218

  テーパ加工

6219

  カーリング

6220

  シェービング

6221

  幅落し

6222

  面取り

(6230)

(熱処理)

6231

  クリープテンパ

6232

  プレステンパ

6233

  プレスクエンチ

6234

  オースフォーミング

6235

  オーステンパ

6236

  球状化焼なまし

6237

  低温焼なまし

6238

  ブルーイング

6239

  応力除去

6240

  ベーキング

6241

  析出硬化

6242

  焼入れ

6243

  焼戻し

6244

  焼なまし

6245

  浸炭

6246

  窒化

6247

  高周波焼入れ

(6250)

(後処理)

6251

  ショットピーニング

6252

  ストレスピーニング

6253

  多段ピーニング

6254

  ドライホーニング

6255

  液体ホーニング

6256

  温間ピーニング

6257

  サンドブラスト

6258

  ショットブラスト

6259

  セッチング

6260

  常温セッチング

6261

  ホットセッチング

6262

  バレル研磨

6263

  ばり取り

(6270)

(その他)

6271

  スプリングバック

6272

  ストリップ

6273

  カットワイヤショット

6274

  鋳鋼ショット


62

B 0103

:2015

g)

試験及び検査

1)

工程・管理

 (7100)

(工程・管理) (7110)(ショットピーニ

7111

  アルメンアークハイト

  ングの管理項目)

7112

  カバレージ

7113

  アルメンストリップ

7114

  オーバピーニング

7115

  ストレスピーニングの初応力

7116

  ショット投射分布

(7120)

(熱処理の

7121

  肌荒れ

  管理項目)

7122

  脱炭

(7130)

(表面処理の

7131

  膨れ

  管理項目)

(7140)

(その他)

7141

  表面硬さ

7142

  研磨模様

2)

製品・試験

 (7200)

(製品・試験)

7210

  ばね特性試験

7211

  試験荷重

7212

  長さ試験

(7220)

(へたり試験)

7221

  残留せん断ひずみ

7222

  高温締付試験

7223

  クリープ試験

7224

  リラクセーション試験

7230

  疲労試験

7231

  繰返し速度

7232

  回転曲げ疲労試験

7233

  疲労破壊

7234

  延性破壊

7235

  ぜい性破壊

7236

  粒界破壊

7240

  耐候性試験

7241

  塩水噴霧試験

7242

  粒界腐食

3)

その他

 (7300)

(その他)

7310

  線応力測定

7311

  圧縮残留応力

7312

  残留応力分布

7320

  非破壊試験

7321

  渦電流探傷試験

7322

  浸透探傷試験

7323

  磁粉探傷試験

7330

  ねじり試験


63

B 0103

:2015

参考文献

JIS B 0156

  ばね記号

JIS B 1251

  ばね座金

JIS B 2704-1

  コイルばね−第 1 部:圧縮及び引張コイルばね基本計算方法

JIS B 2704-2

  コイルばね−第 2 部:圧縮コイルばねの仕様の表し方

JIS B 2704-3

  コイルばね−第 3 部:引張コイルばねの仕様の表し方

JIS B 2706

  皿ばね

JIS B 2709-1

  ねじりコイルばね−第 1 部:基本計算方法

JIS B 2709-2

  ねじりコイルばね−第 2 部:仕様の表し方

JIS B 2710-1

  重ね板ばね−第 1 部:用語

JIS B 2710-2

  重ね板ばね−第 2 部:設計方法

JIS B 2710-3

  重ね板ばね−第 3 部:試験方法

JIS B 2710-4

  重ね板ばね−第 4 部:製品仕様

JIS B 2711

  ばねのショットピーニング

JIS B 2804

  止め輪

JIS B 2808

  スプリングピン

JIS B 6911

  鉄鋼の焼ならし及び焼なまし加工

JIS B 6912

  鉄鋼の高周波焼入焼戻し加工

JIS D 0111

  自動車懸架装置用語

JIS G 0201

  鉄鋼用語(熱処理)

JIS G 0202

  鉄鋼用語(試験)

JIS G 4801

  ばね鋼鋼材

JIS H 3130

  ばね用のベリリウム銅,チタン銅,りん青銅,ニッケル−すず銅及び洋白の板並びに条

JIS R 1600

  ファインセラミックス関連用語

JIS Z 0103

  防せい防食用語

JIS Z 2300

  非破壊試験用語


64

B 0103

:2015

附属書 JA

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS B 0103:2015

  ばね用語

ISO 26909:2009

,Springs−Vocabulary

(I)JIS の規定

(II)

国際

規格
番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごと

の評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

箇条番号

及び題名

内容

箇条

番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

1

適用範囲

ばねに関する用語を定

 1

JIS

と同じ

一致

2

分類

用語の分類

追加

分かりやすくするため項目を追加

した。

実質的な技術的差異はない。

3

用語及び

定義

対 応 国 際 規 格 に あ る

253

の用語を翻訳して

定義し,更に JIS とし

て 新 た に 用 語 を 追 加

し,431 の用語とした。

 2

ISO

規格では 253 の用語を

定義

追加

我が国の実情を踏まえ,JIS として

必要な用語を追加。

JIS

として追加した用語は,ISO

へ提案する。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 26909:2009,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

−  一致  技術的差異がない。 
−  追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

− MOD

国際規格を修正している。

64

B 01

03

201

5