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B 0101:2013  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲························································································································· 1 

2 分類······························································································································· 1 

3 用語及び定義 ··················································································································· 2 

参考文献 ···························································································································· 32 

附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································ 34 

B 0101:2013  

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本ねじ研究協会

(JFRI)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべき

との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。 

これによって,JIS B 0101:1994は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格 

      JIS 

B 0101:2013 

ねじ用語 

Screw threads and fasteners-Vocabulary 

序文 

この規格は,2009年に第2版として発行されたISO 1891及びISO 5408を基とし,使用実態を反映する

ため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。 

適用範囲 

この規格は,一般に用いるねじの“ねじ基本”及び“締結用部品(ねじ部品,座金,ピン及びリベット)”

に関する用語及び定義について規定する。 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO 1891:2009,Fasteners−Terminology 

ISO 5408:2009,Screw threads−Vocabulary(全体評価:MOD) 

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”

ことを示す。 

分類 

用語は,“ねじ基本”及び“締結用部品”の二つに大分類し,次による。 

a) ねじ基本 

1) 一般 

2) 基礎 

3) 形式 

4) はめあい 

b) 締結用部品 

1) 一般 

2) 頭の形 

3) ねじ先の形 

4) 小ねじなど 

5) ボルト 

6) ナット 

7) 座金 

8) ピン 

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B 0101:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

9) リベット及びその他のねじ部品 

用語及び定義 

この規格で規定する用語及び定義は,次による。 

なお,対応英語を参考として示す。 

注記1 用語の一部に,丸括弧“( )”を付けてあるものは,この丸括弧の中の用字を含めた用語と,

丸括弧の中の用字を省略した用語の二通りあることを示し,丸括弧の中の用字を含めた用語

を優先するのがよい。ただし,これらの用語を複合語として用いる場合は,一般に丸括弧の

中の用字は省略できる。 

用語の下にある丸括弧の中の細字は,用語の読み方を示す。 

注記2 幾つかの用語を複合してねじ部品の名称とする場合は,次の例のようにする。 

例  

頭部に付随する用語 

部品の基本的名称 

複合した部品の名称 

[b) 2)に示す用語] 

[b) 4),b) 5)に示す用語] 

六角(頭) 

ボルト 

六角ボルト 

 すりわり付き(頭)なべ(頭) 

小ねじ 

すりわり付きなべ小ねじ 

注記3 定義欄で用語の後に付けてある丸括弧内の数字は,この規格の用語番号を示す。 

a) ねじ基本 

1) 一般 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1101 

ねじ 

ねじ山をもった円筒又は円すい全体。 
注記 ねじ(2102)参照。 

screw thread 

1102 

おねじ 

ねじ山が円筒又は円すいの外面にあるねじ。 

external thread,  
bolt thread 

1103 

めねじ 

ねじ山が円筒又は円すいの内面にあるねじ。 

internal thread,  
nut thread 

1104 

平行ねじ 

ねじ山が円筒の外面又は内面にあるねじ。 

cylindrical screw thread,  
straight thread,  
parallel thread 

1105 

テーパねじ 

ねじ山が円すいの外面又は内面にあるねじ。 

taper screw thread,  
taper thread 

1106 

一条ねじ 

リードがピッチに等しいねじ(図1106a及び図1106b)。 

single-start thread 

1107 

二条ねじ 

リードがピッチの2倍に等しいねじ(図1107)。 

two-start thread,  
double-start thread 

1108 

多条ねじ 

リードがピッチの2以上の整数倍に等しいねじ。 

multi-start thread 

1109 

右ねじ 

軸方向に見たとき,時計回り(右回り)にたどると遠ざかるよ
うなねじ(図1106a及び図1106b)。 

right-hand thread 

1110 

左ねじ 

軸方向に見たとき,逆時計回り(左回り)にたどると遠ざかる
ようなねじ(図1110)。 

left-hand thread 

2) 基礎 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1201 

つる巻き線 

円筒又は円すいの表面に沿って,軸方向移動と軸線の周りの回
転角との比が,一定であるような点が描く軌跡(図1201a及び
図1201b)。 

helix 

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番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1202 

ねじ山 

二つの隣り合ったフランク間の実体部分(図1202a及び図
1202b)。 

ridge 

1203 

ねじ溝 

二つの隣り合ったフランク間のくぼみの空間部分(図1202a及
び図1202b)。 

groove 

1204 

基準山形 

軸線を含む断面において,めねじとおねじとが共有する理論上
の寸法と角度とで定義されるねじの理論上のねじ山形状(図
1204)。 

basic profile 

1205 

設計山形 

基準山形(1204)に対して,山の頂及び谷底に丸み又は平たん
形状を付与したねじ山形状。 

design profile 

1206 

最大実体山形 

設計山形に対して寸法許容差を適用したとき,最大実体寸法
(JIS B 0401-1参照)となるねじの山形。 

maximum material 

profile 

1207 

最小実体山形 

設計山形に対して寸法許容差を適用したとき,最小実体寸法
(JIS B 0401-1参照)となるねじの山形。 

minimum material 

profile 

1208 

リード 

ねじのつる巻き線に沿って軸の周りを一周するとき,軸方向に
進む距離(図1201aのPh,図1201bのPh及び図1107のPh)。 
注記 リードの量記号は,Phで表す。 

なお,一条ねじの場合:Ph=P 
   多条ねじの場合:Ph=n×P 
ここに:nはねじの条数,Pはピッチ。 

lead 

1209 

ピッチ 

ねじの軸線を含む断面において,互いに隣り合うねじ山の相対
応する2点を軸線に平行に測った距離。 
注記 ピッチの量記号は,Pで表す(図1209のP)。 

pitch 

1210 

(25.4 mm当たり

の)山数 

25.4 mmをピッチで割った値。 

threads per inch 

1211 

リード角 

平行ねじの場合は,ねじ山のつる巻き線と,その上の1点を通
るねじの軸に直角な平面とがなす角度。テーパねじの場合は,
ねじ山の円すいつる巻き線と,その上の1点を通るねじの軸に
直角な平面とがなす角度を,その点を通るねじの半径線に直角
な平面に投影した角度。 
特に指定のない場合は,有効径を定義するために用いた仮想的
な円筒又は円すい上のつる巻き線についてのリード角を指す
(図1201aのφ及び図1201bのφ)。 
注記 リード角の量記号は,φで表す。 

なお,リード(テーパねじの場合は,軸方向に測ったリ

ード)をPh,その点におけるつる巻き線の半径をrとす
れば,リード角φはtanφ=Ph/(2πr)によって計算すること
ができる。 

lead angle 

1212 

ねじの軸線 

有効径を定義するために用いた仮想的な円筒又は円すいの軸線
(図1201a及び図1201b)。 

axis of pitch diameter,  
axis of screw thread 

1213 

ピッチ線 

有効径を定義するために用いた仮想的な円筒又は円すいの母直
線(図1204及び図1209)。 

pitch line 

1214 

(おねじの)外径 

おねじの山の頂に接する仮想的な円筒(又は円すい)の直径(図
1209のd)。 

major diameter of 

external thread 

1215 

おねじの谷の径 

おねじの谷底に接する仮想的な円筒(又は円すい)の直径(図
1209のd3)。 

minor diameter of 

external thread 

1216 

めねじの谷の径 

めねじの谷底に接する仮想的な円筒(又は円すい)の直径(図
1209のD)。 

major diameter of 

internal thread 

1217 

(めねじの)内径 

めねじの山の頂に接する仮想的な円筒(又は円すい)の直径(図
1209のD1)。 

minor diameter of 

internal thread 

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番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1218 

有効径 

ねじ溝の幅がねじ山の幅に等しくなるような仮想的な円筒(又
は円すい)の直径。 
この場合,ピッチが規定のピッチに等しいときは単独有効径
(1414)に等しい(図1209のd2,D2)。 

pitch diameter 

1219 

呼び径 

ねじの寸法を代表する直径で,おねじの外径及びめねじの谷の
径の基準寸法が使われる。 

nominal diameter,  
nominal size 

1220 

基準径 

テーパねじにおいて,直径寸法を定めるための基準となる直径。 gauge diameter 

1221 

基準径の位置 

テーパねじにおいて,基準径を定めるための軸直角平面の位置。 position of gauge plane 

1222 

フランク 

山の頂と谷底とを連絡する面。 
軸線を含んだ断面形では,一般に直線になっている(図1202b)。 

flank 

1223 

進み側フランク 

ねじ込みの際,その品物の進行方向に対面するフランク。 

leading flank 

1224 

追い側フランク 

進み側フランクの反対側のフランク。 

following flank 

1225 

圧力側フランク 

ねじ込まれて荷重がかかった際,直接荷重を受ける側のフラン
ク。 

load flank,  
pressure flank 

1226 

遊び側フランク 

圧力側フランクの反対側のフランク。 

clearance flank 

1227 

山の頂 
(やまのいただき)

ねじ山の両側のフランクを連絡する面(図1227)。 

crest 

1228 

谷底 

ねじ溝の両側のフランクを連絡する面(図1202b)。 

root 

1229 

フランク角 

ねじの軸線を含んだ断面形において測った個々のフランクが,
軸線に直角な直線となす角(図1202bのβ)。 
注記1 基準山形が対称断面形であるねじ山の場合には,フラン

ク角を“ねじ山の半角”ということもある。 

注記2 フランク角の量記号は,βで表す。 

flank angle 

1230 

ねじ山の角度 

ねじの軸線を含んだ断面形において測った隣り合う二つのフラ
ンクがなす角度(図1202bのα)。 

注記1 “ねじ山の全角”ということもある。 
注記2 ねじ山の角度の量記号は,αで表す。 

thread angle,  
included angle 

1231 

山の高さ 

ねじの軸線を含んだ断面形において,山の頂を連ねる直線と谷
底を連ねる直線との間を軸線に直角に測った距離(図1202b)。 

thread height 

1232 

山の頂の切取り高

さ 

ねじの軸線を含んだ断面形において,とがり山の頂を連ねる直
線と山の頂を連ねる直線との間を軸線に直角に測った距離(図
1232)。 

crest truncation 

1233 

谷底の切取り高さ 

ねじの軸線を含んだ断面形において,とがり谷底を連ねる直線
と谷底を連ねる直線との間を軸線に直角に測った距離(図
1232)。 

root truncation 

1234 

とがり三角形 

ねじの軸線を含んだ断面形において互いに隣り合う二つのフラ
ンクを山の頂の方向に延長して交わった点を頂点とし,谷底の
方向に延長して交わった点を連ねる直線を底辺とする1ピッチ
分の三角形(図1234)。 

fundamental triangle 

1235 

とがり山の高さ 

とがり三角形の高さ(図1234)。 
注記 とがり山の高さの量記号は,Hで表す。 

fundamental triangle 

height 

1236 

ひっかかりの高さ 

互いに同心にはまり合うおねじとめねじとの軸線を含んだ断面
形において,おねじの山の頂を連ねる直線と,めねじの山の頂
を連ねる直線との間を軸線に直角に測った距離(図1236)。 

thread overlap 

1237 

基準のひっかかり

の高さ 

基準山形におけるひっかかりの高さ(図1236)。 

basic thread overlap 

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番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1238 

ひっかかり率 

基準のひっかかりの高さに対する,実体のひっかかりの高さの
百分率。次の式で算出する(図1236)。 

(%)

100

1

=H'

H

ひっかかり率

ここに,H1:基準のひっかかりの高さ 

H1':実体のひっかかりの高さ 

percentage of thread 

engagement 

1239 

(おねじの)山頂

すきま 

互いに同心にはまり合う おねじ と めねじ との軸線を含んだ
断面形において,めねじの谷底を連ねる直線と,おねじの山の
頂を連ねる直線との間を軸線に直角に測った距離(図1239)。 

major clearance,  
crest clearance 

1240 

(おねじの)谷底

すきま 

互いに同心にはまり合う おねじ と めねじ との軸線を含んだ
断面形において,めねじの山の頂を連ねる直線と,おねじの谷
底を連ねる直線との間を軸線に直角に測った距離(図1239)。 

minor clearance,  
root clearance 

3) 形式 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1301 

ねじの呼び 

ねじの形式,呼び径及びピッチを表す呼び記号(JIS B 0123参
照)。 
例えば,“M10”は呼び径が10 mmのメートル並目ねじ,“M8
×1”は呼び径が8 mmでピッチが1 mmのメートル細目ねじ,
“3/8-16UNC”は,おねじの外径及びめねじの谷の径の基準寸法
が25.4×3/8 mmで,25.4 mm当たりの山数が16のユニファイ並
目ねじを表す。 

nominal designation of 

thread 

1302 

並目ねじ 
(なみめねじ) 

呼び径とピッチとの組合せが一般的で,最も普通に使用されて
いるねじ。 

coarse thread 

1303 

細目ねじ 
(ほそめねじ) 

並目ねじに比べて呼び径に対するピッチの割合が細かいねじ。 

fine pitch thread 

1304 

三角ねじ 

ねじ山の形が正三角形に近いねじの総称。 
注記 メートルねじ・ユニファイねじ・ミニチュアねじなどは,

これに属する。 

triangular screw thread 

1305 

メートルねじ 

ねじの各部の寸法を1 mm基準として決めたねじ山の角度60°
の三角ねじ。 

metric thread 

1306 

メートル並目ねじ 

メートルねじで並目のもの(JIS B 0205-2参照)。 

metric coarse thread 

1307 

メートル細目ねじ 

メートルねじで並目ねじよりピッチの細かいもの(JIS B 0205-2
参照)。 

metric fine pitch thread 

1308 

インチねじ 

ねじの各部の寸法を25.4 mm基準として決めたねじ山の角度
60°の三角ねじ。 

inch thread 

1309 

ユニファイ並目ね

じ 

基準山形がメートルねじと同じの,並目のインチねじ(JIS B 
0206参照)。 

unified coarse thread,  
UNC thread 

1310 

ユニファイ細目ね

じ 

基準山形がメートルねじと同じの,ユニファイ並目ねじよりピ
ッチが細かいねじ(JIS B 0208参照)。 

unfied fine pitch thread,  
UNF thread 

1311 

メートル台形ねじ 

山の頂及び谷底の切取りが大きい対称断面形のねじをもち,ね
じの各部の寸法を1 mm基準として決めた,ねじ山の角度が30°
のねじ(JIS B 0216-1〜JIS B 0216-3参照及び図1311)。 

metric trapezoidal screw 

thread 

1312 

29度台形ねじ 

山の頂及び谷底の切取りが大きい対称断面形のねじをもち,ね
じの各部の寸法を1 mm基準として決めた,ねじ山の角度が29°
の台形ねじ。 
注記 ピッチは,25.4 mm当たりの山数で表す。 

29-degree trapezoidal 

screw thread 

1313 

角ねじ 
(かくねじ) 

ねじ山の断面形が正方形に近いねじ。 

square thread 

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番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1314 

のこ歯ねじ 

軸方向の力が一方向だけに働く場合に用いられる非対称断面形
のねじ(図1314)。 

buttress thread 

1315 

丸ねじ 

台形ねじの山の頂及び谷底に大きい丸みを付けたねじ(図
1315)。 

round thread,  
knuckle thread 

1316 

ミニチュアねじ 

時計,光学機器,電気機器,計測器などに用いる呼び径が小さ
い,ねじ山の角度が60°のねじ(JIS B 0201参照)。 

miniature screw thread 

1317 

自転車ねじ 

自転車,その他これに準じるものに用いる,ねじ山の角度が60°
のねじ(JIS B 0225参照)。 

cycle thread 

1318 

管用ねじ 
(くだようねじ) 

管,管用部品,流体機器などの接続に用いるねじ。 
平行ねじとテーパねじとがある。 
注記 テーパねじではテーパを1/16にとるのが普通である。 

pipe thread 

1319 

管用平行ねじ 

機械的結合を主目的とする管用ねじ(JIS B 0202参照)。 

parallel pipe thread 

1320 

管用テーパねじ 

ねじ部の耐密性を主目的とする管用ねじ(JIS B 0203参照)。 

taper pipe thread 

1321 

アメリカ管用ねじ 

アメリカで使用されている管用ねじ。 
1/16のテーパを付けるものと,平行ねじとがある。ねじ山の角
度は60°である。 
注記 一般用の管用ねじのほかに,ねじ山の気密性をよくする

ことを目的とした気密管用ねじ(dry sealed pipe thread)が
ある。 

American Standard pipe 

thread 

1322 

電線管ねじ 

電線管をつなぐねじ(JIS C 8305参照)。 
1) 厚鋼電線管ねじ(あつこうでんせんかんねじ) 

厚鋼電線管をつなぐ,ねじ山の角度が約55°ねじ[図

1322(1)]。 

2) 薄鋼電線管ねじ(うすこうでんせんかんねじ) 

薄鋼電線管をつなぐ,ねじ山の角度が80°ねじ[図

1322(2)]。 

1) thick steel duct 
2) conduit tube thread 

1323 

電球ねじ 

電球の口金及び受け金に用いるねじ。 
ねじ山の形がほぼ同じ大きさの山の丸みと谷の丸みとが連続し
ているねじ(JIS C 7709-0〜JIS C 7709-3参照及び図1323)。 

electric socket and 

lamp-base thread 

4) はめあい 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1401 

(ねじの)はめあ

い長さ 

おねじとめねじとが互いに接触し,はまり合っている部分の長
さを軸線方向に測ったもの。 

length of thread 

engagement 

1402 

標準のはめあい長

さ 

実際のはめあいの長さと関係なく,公差を算出するとき,基準
とするはめあい長さ。 
注記 通りねじゲージの長さと一致させるのが普通である。 

reference length of 

(thread) engagement 

1403 

ピッチ誤差 

実際のピッチと規定上のピッチとの差。 
注記1 実際のピッチが,規定より大きい場合は正,小さい場合

は負とする。 

注記2 一般には1ピッチについていうが,2ピッチ以上につい

ていうこともある。 

pitch deviation,  
pitch error 

1404 

単一ピッチ誤差 

1ピッチに対するピッチ誤差。 

simple pitch error 

1405 

累積ピッチ誤差 

2ピッチ以上離れた山と山との間のピッチの合計に対するピッ
チ誤差。 

cumulative pitch 

deviation,  

cumulative pitch error 

1406 

(リードの)よろ

めき 

1リード以内におけるねじ山の進みが1リードを1周期又は数周
期として増減しているようなリードの誤差。 

drunkenness 

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番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1407 

ピッチの許容差 

一定のねじ部長さ(標準のはめあいの長さをとるのが普通であ
る。)内にある任意の山と山との間の単一及び累積ピッチ誤差に
対して定められた許容差。 

pitch tolerance 

1408 

(山の)角度誤差 

実際の山の角度と規定上の山の角度との差。 
注記 実際の山の角度が,規定より大きい場合は正,小さい場

合は負とする。 

angle error 

1409 

(山の)倒れ 

ねじの軸線を含んだ断面におけるねじ山の両フランクの中心線
が軸線(テーパねじで,ねじ山がテーパ面に直角に規定された
ものではテーパ面)に直負な直線となす角。 

− 

1410 

フランク角誤差 

実際のフランク角と規定上のフランク角との差。 
注記 実際のフランク角が,規定より大きい場合は正,小さい

場合は負とする。 

flank angle deviation,  
flank angle error 

1411 

(山の)半角誤差 

基準山形が対称断面形であるねじ山の場合のフランク角(ねじ
山の半角)誤差。 

error of half angle 

1412 

(山の)半角の許

容差 

ねじ山の半角誤差に対して定められた許容差。 

tolerance on half angle 

1413 

有効径当量 

ねじ山のピッチ誤差又は半角誤差を有効径に換算した数値。普
通,次の換算式を用いる。 

f1=1.732δp 
f2=0.436Pδα1 

ここに,f1:ピッチ誤差の有効径当量(μm) 

f2:半角誤差の有効径当量(μm) 
P:ピッチ(mm) 

δp:はめあいの長さ内にある任意の山と山との間

の単一又は累積ピッチ誤差の最大値(μm) 

δα1:半角誤差の絶対値の最大値(分) 

pitch diameter 

equivalent 

1414 

単独有効径 

1) 平行ねじの場合,軸線に沿って測ったねじ溝の幅が規定上

のピッチの21であるような仮想的な円筒の直径(図1414)。 

2) テーパねじの場合は,テーパ面に沿って測ったねじ溝の幅

が,テーパ面に沿って測った規定上のピッチの21であるよう

な円すいの直径。 

simple pitch diameter,  
thread groove diameter 

1415 

総合有効径 

単独有効径にピッチ誤差の有効径当量及び半角誤差の有効径当
量を加算した(めねじの場合は,差し引いた)もの。 

virtual pitch diameter,  
functional diameter 

b) 締結用部品 

1) 一般 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2101 

ねじ部品 

ボルト,ナットなどのように,その一部にねじをもった部品。 
注記 おねじをもったねじ部品をおねじ部品,めねじをもった

ねじ部品をめねじ部品という。 

threaded fastener 

2102 

ねじ 

1) ねじ山をもった部品の総称。 
2) ボルト(2501)と対照していう場合は,ナットを組まない

で用いるおねじをもった部品の総称。 

注記 ねじ(1101)参照。 

1) threaded fastener 
2) screw 

background image

B 0101:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2103 

ねじ部 

ねじ部品のおねじ又はめねじの部分。ただし,円筒部(2109)
をもつおねじ部品では,円筒部と完全ねじ部との境界にある不
完全ねじ部はねじ部に含めず,ねじ先端部の不完全ねじ部はね
じ部に含める。全ねじ(円筒部がないもの)のおねじ部品では,
首下部及びねじ先端部にある不完全ねじ部はねじ部に含める
(図2103)。 
なお,ねじ先端の面取り部は不完全ねじ部の一部である(図
2103)。 

threaded portion 

2104 

完全ねじ部 

山の頂と谷底の形状が両方とも完全な山形となっているねじ部
(図2103)。 

complete thread 

2105 

不完全ねじ部 

ねじの加工工具の面取り部又は食い付き部などによって作られ
た山形が不完全なねじ部(図2103)。円筒部をもつおねじ部品で
は,円筒部と完全ねじ部との境界部及びねじ先端部に,不完全
ねじ部が生じる。全ねじのおねじ部品では,首下部及びねじ先
端部に生じる。 

thread runout,  
vanish thread,  
washout thread,  
incomplete thread,  
run-out of thread 

2106 

面取り部 

おねじとめねじが食い付きやすくなるように,ねじ部の端に設
けた面取りの部分(図2103)。 

chamfer 

2107 

頭部 

おねじ部品の頭の部分。 

head 

2108 

軸部 

おねじ部品の頭部を除いた部分。 

shank 

2109 

円筒部 

おねじ部品の頭部とねじ部との間にある円筒部分(図2103)。 

body 

2110 

座面 

ねじ部品の締付けのとき直接力を受ける面の部分。ただし,ね
じのフランクを除く。 

bearing surface 

2111 

頂面 

ボルト頭又はナットで,座面の反対側にある力を受けない面。 

top face 

2112 

ねじ先 

おねじ部品のねじ部の端。 

end,  
point 

2113 

首下丸み部 

頭部から円筒部へ移行する部分に付けたすみ肉の部分。 

underhead fillet 

2114 

(ねじの)逃げ溝 

1) おねじ部品のねじ部と円筒部との境界に設けた溝。 
2) 全ねじおねじ部品の頭部首下に設けた溝(JIS B 1018参照及

び図2114)。 

thread undercut 

2115 

すりわり 

ねじ回しの先端を差し込んでねじ部品を回転するために設けた
溝(図2115)。 

slot 

2116 

十字穴 

十字ねじ回しの先端を差し込んでねじ部品を回転するために設
けた十字形のくぼみ。 
注記 十字形の形状について,JIS B 1012では,次の3種類を規

定している。 

1) H形[図2116(1)] 
2) Z形[図2116(2)] 
3) S形[図2116(3)] 

cross recess 
1) recess type H 
2) recess type Z 
3) special (cross 

recess) type,  

recess type S 

2117 

六角穴 

六角棒スパナを差し込んでねじ部品を回転するために設けた六
角断面形のくぼみ(図2117)。 

hexagon socket 

2118 

ヘクサロビュラ穴 

断面がヘクサロビュラ形の棒スパナを差し込んでねじ部品を回
転するために設けたヘクサロビュラ断面形のくぼみ(図2118)。 

hexalobular socket 

2119 

四角穴 

断面が四角形の棒スパナを差し込んでねじ部品を回転するため
に設けた四角断面形のくぼみ(図2119)。 

square socket 

2120 

ねじ部長さ 

ねじ部(2103)で定義したねじ部の長さ。 

thread length 

2121 

円筒部長さ 

座面から最初の完全ねじ山までの長さ。首下丸み部又は逃げ溝
部及び不完全ねじ部を含める。 

body length 

2122 

呼び長さ 

おねじ部品の長さを表す代表的寸法。六角ボルトの場合には,
ねじ部長さと円筒部長さとの和になるが,部品によっては寸法
の取り方が多少異なる(図2122)。 

nominal length 

background image

B 0101:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2123 

グリップ長さ 

ボルトとナットとで締め付ける場合は,ボルト及びナットの両
座面間の距離。植込みボルトの場合は,ナットに接する被締付
け部材の厚さに相当する。皿頭ねじの場合は,皿穴を設けた部
材の皿の大径側面とナット座面との距離(図2123)。 

grip length 

2124 

頭の径 

円形の頭の最も大きい部分の直径(図2124)。 

head diameter 

2125 

円筒部径 

円筒部の直径(図2103)。 

body diameter 

2126 

頭の高さ 

平面の座面をもつおねじ部品では,頭の頂点又は上面から座面
までの距離。平面以外の座面をもつ場合は,頭の形状によって
寸法の取り方が多少異なる(図2126)。 

height of head 

2127 

ナットの高さ 

ナットの上面と座面との間の距離(図2127)。 

thickness of nut 

2128 

二面幅 

ねじ部品のスパナをかける部分の互いに平行な二面間の距離
(図2128)。 

width across flat 

2129 

対角距離 

ねじ部品のスパナをかける部分の互いに相対する角と角との間
の距離(図2129)。 

width across corner 

2130 

面取り角 

ボルトなどの頭部の頂面又はナットの頂面,座面及びねじ穴に
付けられた面取りの角度(図2130)。 

angle of chamfer 

2131 

首下丸み 

ねじの軸線を含んだ断面形において測った首下丸み部の半径
(図2131)。 

radius under head 

2132 

丸み移行円の径 
(まるみいこうえ

んのけい) 

おねじ部品の頭部座面と首下丸みとが接する円の直径(図
2132)。 

fillet transition diameter 

2133 

(ねじの)有効断

面積 

主としておねじ部品の応力計算に用いるが,ナットの保証荷重
応力などを求めるときにも用いるねじの断面積(JIS B 1082参
照)。 

tensile stress area 

2134 

ねじ山せん断面積 

おねじとめねじとのはめあい長さ間において,おねじのねじ山
又はめねじのねじ山がせん断力を受ける面積の合計(図2134)。 
注記 通常,おねじのねじ山のせん断面積は,めねじの内径を

直径とする仮想円筒と接するおねじのねじ山の面積とし
て計算され,めねじのねじ山せん断面積は,おねじの外
径を直径とする仮想円筒と接するめねじのねじ山の面積
として計算される。 

thread shear area 

2) 頭の形 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2201 

六角(頭) 

六角形の頭(図2201)。 

hexagon head 

2202 

座付き六角(頭) 

頭部下面に六角二面幅より小さい直径の座面がある六角頭(図
2202)。 

hexagon head with 

washer face 

2203 

四角(頭) 

四角形の頭(図2203)。 

square head 

2204 

止め穴付き(頭) 

回り止めのために,針金を通す横穴をあけた六角頭又は四角頭
(図2204)。 

head with hole,  
drilled head 

2205 

つば付き六角(頭) 頭部座面の面積を大きくするため,直径が六角対角距離より大

きい円盤状のつばをもつ六角頭(図2205)。 

hexagon head with 

collar 

2206 

フランジ付き六角

(頭) 

頭部座面の面積を大きくするため,直径が六角対角距離より大
きい円すい状のつばをもつ六角頭(図2206)。 

hexagon head with 

flange 

2207 

フランジ付きヘク

サロビュラ(頭) 

頭部座面の面積を大きくするため,直径が対角距離より大きい
円すい状のつばをもつヘクサロビュラ形の頭(図2207)。 

hexalobular head with 

flange 

2208 

フランジ付き12ポ

イント(頭) 

同軸同寸の六角形を30°ずらしたような形状にフランジを付け
た頭(図2208)。 

12 point flange head,  
bihexagonal head 

background image

10 

B 0101:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2209 

歯付きフランジ

(頭) 

フランジ付き頭の座面に戻り止めの作用をするように刻みを付
けた頭。 

serrated toothed flange 

head 

2210 

すりわり付き(頭) すりわりを入れた頭。 

slotted head 

2211 

十字穴付き(頭) 

上面に十字形のくぼみがある頭(図2211)。 

cross recessed head 

2212 

六角穴付き(頭) 

上面に六角形の穴がある頭(図2212)。 

hexagon socket head 

2213 

ヘクサロビュラ穴

付き(頭) 

上面にヘクサロビュラ穴がある頭(図2213)。 

hexalobular socket head 

2214 

四角穴付き(頭) 

上面に四角形のくぼみがある頭(図2214)。 

square socket head 

2215 

刻み付き(頭) 

指で締めやすいようにローレット目を付けた頭(図2215)。 
注記 ローレット目には,平目,あや目などがある(JIS B 0951

参照)。 

knurled head 

2216 

丸(頭) 

半球形に近い頭(図2216)。 

round head,  
cup head 

2217 

丸平(頭) 

上面に丸みの付いた平頭(図2217)。 

raised cheese head,  
fillister head 

2218 

なべ(頭) 

上面の角に丸みの付いた平頭(図2218)。リベットのなべ頭では,
これと異なるものがある。 

pan head 

2219 

平(頭) 

たけの低い円筒形の頭(図2219)。 

flat fillister head 

2220 

チーズ(頭) 

平頭で側面に僅かの傾斜を付けた頭(図2220)。 

cheese head 

2221 

トラス(頭) 

小ねじに多く用いられるもので,丸頭より高さが低く,外径が
大きい頭(図2221)。 

mushroom head,  
cup head,  
truss head 

2222 

バインド(頭) 

上面に丸みの付いた径の大きな頭。座面にくぼみがあるものも
ある(図2222)。 

binding head 

2223 

ブレジャ(頭) 

タッピンねじ(2413)に多く用いられ,丸頭とトラス頭との中
間の形状の頭(図2223)。 

brazier head 

2224 

ウエハ(頭) 

上面が高さの低い丸形でつばをもった頭(JIS B 1125参照及び
図2224)。 

wafer head 

2225 

皿(頭) 

上面が平らで座面が円すい形の頭(図2225)。 

countersunk head,  
flat head 

2226 

丸皿(頭) 

上面に丸みの付いた皿頭(図2226)。 

raised countersunk head,  
oval head 

2227 

アンダカット皿

(頭) 

皿頭のおねじ部品で,ねじ部長さを大きくするため,頭部座面
側を切り取った皿頭(図2227)。 

undercut countersunk 

head,  

undercut flat head  

2228 

アンダカット丸皿

(頭) 

丸皿頭のおねじ部品で,ねじ部長さを大きくするため,頭部座
面側を切り取った丸皿頭(図2228)。 

undercut raised 

countersunk head,  

undercut oval head 

2229 

角皿(頭) 

座面が四角すいの頭(図2229)。 

countersunk square head 

2230 

小形皿(頭) 

皿頭の座面角度が60°で,皿の外径が標準の皿頭(2225)より
小さい頭(JIS B 1125参照及び図2230)。 

countersunk trim head 

2231 

トランペット(頭) 皿頭のテーパ座面部が円弧状になっている頭(JIS B 1125参照

及び図2231)。 

trumpet head 

2232 

T(頭) 

長方形の頭(図2232)。 

T-head,  
hammer head 

background image

11 

B 0101:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

3) ねじ先の形 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2301 

あら先 

ねじ先端部が転造加工のままで,面を取っていないもの(JIS B 
1003参照及び図2301)。 

as-rolled end 

2302 

面取り先 

ねじ部先端面が切断のままで,端部の角をほぼねじの谷の径ま
で面を取ったもの(JIS B 1003参照及び図2302)。 

chamfered end 

2303 

丸先 

ねじ部先端に丸みを付けたもの(図2303)。 

rounded end 

2304 

平先 

ねじ部先端に約45°の面取りを施し,端面を平らに加工したも
の(JIS B 1003参照及び図2304)。 

flat point 

2305 

棒先 

ねじ部先端に,ねじの呼び径の21に等しい長さの円筒部のあるも

の(JIS B 1003参照及び図2305)。 

long dog point 

2306 

半棒先 

ねじ部先端に,ねじの呼び径の41に等しい長さの円筒部のあるも

の(JIS B 1003参照及び図2306)。 

short dog point 

2307 

全とがり先 

ねじ先端部を,90°の円すい状にとがらしたもの(JIS B 1003
参照及び図2307)。 

cone point 

2308 

とがり先 

1) 全とがり先(2307)のとがり先端を僅かに切り取ったもの

[JIS B 1003参照及び図2308(1)]。 

2) JIS B 1125に規定するほぼ25°にとがったねじ先で,とが

った先端付近までねじ山があるもの[図2308(2)]。 

1) truncated cone point 
2) gimlet point 

2309 

くぼみ先 

ねじ部端面の中央にくぼみを付けたもの(JIS B 1003参照及び
図2309)。 

cup point 

2310 

パイロット先 

ねじ先端部におねじの谷の径よりも小さな径で,めねじの内壁
に添って挿入を案内する部分(パイロット)のあるもの。 
注記 パイロット先については,JIS B 1003に次の2種類を規定

している。 

1) パイロット平先[図2310(1)]。 
2) パイロットとがり先[図2310(2)]。 

pilot point, 
1) pilot point (flat) 
2) pilot point with 

truncated cone 

2311 

切り刃先 

1) ねじ先端部に切り刃状の溝を付けたもの[JIS B 1003参照及

び図2311(1)]。 

2) ねじ先端部にドリル状の部分をもつもの[JIS B 1124参照及

び図2311(2)]。 

1) scrape point 
2) drill point 

2312 

タッピンねじ先 

1) タッピンねじ先C形 

約45°にとがった先端で,とがり部の先端付近までねじ

山があるもの[JIS B 1007参照及び図2312(1)]。 

2) タッピンねじ先F形 

端面が平らで,先端部が先細りテーパとなっていて,テ

ーパ部に平行ねじ山の延長があるもの[JIS B 1007参照及び
図2312(2)]。 

3) タッピンねじ先R形 

約45°にとがった先端で,最先端は丸みを付けていて,

とがり部の先端付近までねじ山があるもの[JIS B 1007参照
及び図2312(3)]。 

1) tapping screw type 

C cone end 

2) tapping screw type 

F flat end 

3) tapping screw type 

R rounded end 

4) 小ねじなど 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2401 

小ねじ 

比較的呼び径の小さい頭付きのねじ。駆動部の形状として一般
には,すりわり付き,十字穴付きなどがある。 

machine screw 

2402 

すりわり付き小ね

じ 

すりわり付きの小ねじ(JIS B 1101参照)。 

slotted head machine 

screw 

background image

12 

B 0101:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2403 

精密機器用すりわ

り付き小ねじ 

光学機器,計測機器などの精密機器に使用するすりわり付き小
ねじ(JIS B 1116参照)。 

slotted head screw for 

precision instrument 

2404 

十字穴付き小ねじ 

十字穴付きの小ねじ(JIS B 1111参照)。 

cross-recessed head 

machine screw 

2405 

座金組込み十字穴

付き小ねじ 

座金がねじから抜け落ちないように組み込まれた十字穴付き小
ねじ(JIS B 1188参照及び図2405)。 

cross recessed head 

screw with captive 
washer 

2406 

ヘクサロビュラ穴

付き小ねじ 

ヘクサロビュラ穴付きの小ねじ(JIS B 1107参照)。 

hexalobular socket head 

screw 

2407 

眼鏡枠用小ねじ 

眼鏡枠に用いる小ねじ(JIS B 1119参照)。 

machine screw for 

spectacle frame 

2408 

平座金組込みねじ 

平座金がねじから抜け落ちないように組み込まれた小ねじ又は
ボルト(JIS B 1130参照)。 

screw and washer 

assembly with plain 
washer 

2409 

止めねじ 

ねじの先端を利用して機械部品間の動きを止めるねじ。駆動部
の形状として一般には,すりわり付き,六角穴付き,四角頭な
どがある(図2409)。 

set screw 

2410 

すりわり付き止め

ねじ 

すりわり付きの止めねじ(JIS B 1117参照及び図2410)。 

slotted set screw,  
slotted grub screw 

2411 

六角穴付き止めね

じ 

六角穴付きの止めねじ(JIS B 1177参照及び図2411)。 

hexagon socket set screw 

2412 

四角止めねじ 

四角頭の止めねじ(JIS B 1118参照)。 

square head set screw 

2413 

タッピンねじ 

ねじ自身でねじ立てができるねじの総称。 
駆動部の形状として一般には,すりわり付き,十字穴付き,六
角頭などがある。 

self tapping screw,  
tapping screw 

2414 

すりわり付きタッ

ピンねじ 

すりわり付きのタッピンねじ(JIS B 1115参照及び図2414)。 

slotted head tapping 

screw 

2415 

十字穴付きタッピ

ンねじ 

十字穴付きのタッピンねじ(JIS B 1122参照及び図2415)。 

cross recessed head 

tapping screw 

2416 

六角タッピンねじ 

六角頭のタッピンねじ(JIS B 1123参照及び図2416)。 

hexagon head tapping 

screw 

2417 

平座金組込みタッ

ピンねじ 

平座金がねじから抜け落ちないように組み込まれたタッピンね
じ(JIS B 1129参照)。 

tapping screw washer 

assembly with plain 
washer 

2418 

つば付き六角タッ

ピンねじ 

つば付き六角頭のタッピンねじ(JIS B 1126参照)。 

hexagon washer head 

tapping screw 

2419 

フランジ付き六角

タッピンねじ 

フランジ付き六角頭のタッピンねじ(JIS B 1127参照)。 

hexagon flange head 

tapping screw 

2420 

ヘクサロビュラ穴

付きタッピンね
じ 

ヘクサロビュラ穴付きのタッピンねじ(JIS B 1128参照)。 

hexalobular socket head 

tapping screw 

2421 

ドリリングタッピ

ンねじ 

ねじ先の形状がとがり先で,下穴を必要としないタッピンねじ。
(JIS B 1125参照)。 

self drilling tapping 

screw 

2422 

ドリルねじ 

ねじ先の形状が切り刃先で,下穴を必要としないタッピンねじ。
(JIS B 1124参照)。 

drilling screw 

2423 

スレッドローリン

グねじ 

おねじ自身でメートルねじのめねじを塑性変形によって成形
し,締め付けるねじの総称。 
注記 スレッドフォーミングねじともいう。 

thread forming screw 

background image

13 

B 0101:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2424 

木ねじ 

木材にねじ込むのに適した先端とねじ山とをもつねじ。駆動部
の形状として一般には,すりわり付き,十字穴付きがある。 

wood screw 

2425 

すりわり付き木ね

じ 

すりわり付きの木ねじ(JIS B 1135参照及び図2425)。 

slotted head wood screw 

2426 

十字穴付き木ねじ 

十字穴付きの木ねじ(JIS B 1112参照及び図2426)。 

cross recessed head 

wood screw 

2427 

コーチねじ 

一般の木ねじより,比較的大きい木ねじ(図2427)。 
四角コーチねじと六角コーチねじとがある。 
注記 四角コーチねじをラッグねじ(lag screw,lag bolt)という

こともある。 

coach screw 

2428 

打込みねじ 

くぎを打つように打ち込んで固定するねじ(図2428)。 
ねじ部はリードの大きい多条ねじで,普通,硬化処理が施して
あり,先端の平らなものと,とがったものとがある。 

drive screw 

5) ボルト 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2501 

ボルト 

一般にナットと組んで用いるおねじ部品の総称。 
円筒部の種類によって,次の4種類に分類される。 
1) 呼び径ボルト(2502) 
2) 全ねじボルト(2503) 
3) 有効径ボルト(2504) 
4) 伸びボルト(2505) 

bolt 

2502 

呼び径ボルト 

円筒部の径がほぼねじの呼び径に等しいボルト(図2502)。 

bolt with nominal 

diameter body 

2503 

全ねじボルト 

円筒部をもたないボルト(図2503)。 

− 

2504 

有効径ボルト 

円筒部の径がほぼねじの有効径に等しいボルト(図2504)。 

bolt with reduced shank 

(shank diameter≒
pitch diameter) 

2505 

伸びボルト 

円筒部の一部又は全部の径を細くして伸びやすくしたボルト
(図2505)。 

bolt with waisted shank 

2506 

六角ボルト 

六角頭(2201)をもつボルトの総称(JIS B 1180参照)。 
JIS B 1180の附属書では,二面幅の大きさによって“並形六角
ボルト”と“小形六角ボルト”とに分類している。 

hexagon bolt,  
hexagon head bolt 

2507 

座金組込み六角ボ

ルト 

座金がねじから抜け落ちないように組み込まれた六角ボルト
(JIS B 1187参照及び図2507)。 

hexagon head screw 

with captive washer 

2508 

摩擦接合用高力六

角ボルト 

(まさつせつごう

ようこうりき−)

建築(鉄骨製ビルなど)及び土木(橋りょうなど)に用いられ
る引張強さが高い六角ボルト(JIS B 1186参照)。一般的には単
に“高力ボルト”と呼ばれている。 

hexagon head bolt for 

high-strength 
structural bolting 

2509 

四角ボルト 

四角頭のボルト(JIS B 1182参照)。 

square head bolt 

2510 

フランジ付き六角

ボルト 

六角頭のボルトで,頭部座面の面積を大きくするため,直径が
六角対角距離より大きい円すい状のつばをもつボルト。 

hexagon flange bolt 

2511 

フランジ付きヘク

サロビュラボル
ト 

ヘクサロビュラ頭のボルトで,頭部座面の面積を大きくするた
め,直径が対角距離より大きい円すい状のつばをもつボルト
(JIS B 1189参照)。 

hexalobular head bolt 

with flange 

2512 

皿ボルト 

皿頭のボルトで,すりわり付き,キー付きなどの種類がある(JIS 
B 1179参照,図2512a及び図2512b)。 

flat head bolt 

2513 

六角穴付きボルト 

六角穴付き頭のボルト(JIS B 1176参照及び図2513)。 

hexagon socket head cap 

screw 

background image

14 

B 0101:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2514 

六角穴付きボタン

ボルト 

丸頭に六角穴を付けたボルト(JIS B 1174参照及び図2514)。 

hexagon socket button 

head screw 

2515 

六角穴付きショル

ダボルト 

円筒部の径がねじの呼び径より大きい六角穴付きボルト(JIS B 
1175参照及び図2515)。 

hexagon socket head 

shoulder screw 

2516 

六角穴付き皿ボル

ト 

皿頭に六角穴を付けたボルト(JIS B 1194参照)。 

hexagon socket 

countersunk head 
screw 

2517 

ヘクサロビュラ穴

付きボルト 

ヘクサロビュラ穴付き頭のボルト(JIS B 1136参照)。 

hexalobular socket head 

cap screw 

2518 

角根丸頭ボルト 

丸頭の付け根に,回り止めのための四角部をもつボルト(JIS B 
1171参照及び図2518)。 

cup square neck bolt,  
cup head square neck bolt 

2519 

キー付き丸頭ボル

ト 

丸頭の付け根に,回り止めのためのキーを付けたボルト(図
2519)。 

cup head nib bolt,  
cup nib bolt 

2520 

こぶ付き丸頭ボル

ト 

丸頭の付け根に,回り止めのためのこぶ状の突起を付けたボル
ト(図2520)。 

cup oval neck bolt,  
fish bolt 

2521 

六角リーマボルト 

リーマ仕上げをした穴にしっくりはめ込み,ずれ止めの役目も
させる六角ボルト。円筒部が平行のものと,僅かにテーパを付
けたものとがある(図2521)。 

hexagon fit bolt,  
hexagon head reamer 

bolt 

2522 

ちょうボルト 

頭部がちょう形をしたボルト(JIS B 1184参照及び図2522)。 

wing bolt 

2523 

アイボルト 

丸い穴があるリング状の頭をしたボルト。頭の付け根に座を付
けたもの(JIS B 1168参照)は,主としてつり上げ用として用
いられ,この種のものを“つりボルト”(lifting eyebolt)という
ことがある(図2523)。 

eye bolt,  
eyebolt 

2524 

アイレットボルト 

ねじの外径にほぼ等しい材料をリング状に曲げて頭部としたボ
ルト(図2524)。 

eyelet bolt 

2525 

フックボルト 

頭部がかぎ形をしたボルト(図2525)。 

clip bolt 
hook bolt 

2526 

Uボルト 

U字形をした両脚にねじを切ったボルト(図2526)。 

stirrup bolt,  
U bolt 

2527 

溶接ボルト 

座面に突起部を設け,鋼板に溶接して用いるボルト(JIS B 1195
参照及び図2527)。 

weld bolt 

2528 

ねじ付き溶接スタ

ッド 

ほぼ有効径に等しい径の円筒部をもつ棒状のボルト。円筒部の
一端をアークスタッド溶接によって構造体に取り付けて用いる
(図2528)。 

weld stud,  
single end stud,  
threaded stud 

2529 

植込みボルト 

棒の両端にねじがあって,一方のねじを機械の本体などに固く
植え込んで用いるボルト(JIS B 1173参照及び図2529)。 

stud,  
stud bolt,  
tap-end bolt 

2530 

控えボルト 

2枚の板の間隔を決め,その板の控えとなるような働きをするボ
ルト(図2530)。 

stay bolt 

2531 

基礎ボルト 

機械構造物を据え付けるときに構造物を土台に締め付けるボル
ト。形状は種々ある(JIS B 1178参照)。 

foundation bolt 

2532 

Tボルト 

T頭(2232)をもつボルト(図2532)。 

T-head bolt,  
hammer head bolt 

2533 

T溝ボルト 

T溝にはめ合わせて使用するボルト(JIS B 1166参照)。 

T-slot screw,  
T-slot bolt 

2534 

アプセットボルト 

ボルト頭を圧造によって六角,四角などに成形したボルト(図
2534)。 
冷間圧造による六角頭のアプセットボルトは,頭部上面にへこ
みがあるのが普通である。 

upset head bolt 

background image

15 

B 0101:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2535 

トリムドボルト 

ボルト頭をトリーマによって六角又は四角に打ち抜いたボルト
(図2535)。 

trimmed head bolt 

6) ナット 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2601 

ナット 

めねじ部品の総称。 

nut 

2602 

六角ナット 

外形が六角形をしたナットの総称(JIS B 1181参照及び図
2602)。 
JIS B 1181の本体では,六角ナットを次の5種類に分類している。
1) 六角ナット−スタイル1 
2) 六角ナット−スタイル2 
3) 六角ナット−C 
4) 六角低ナット−両面取り 
5) 六角低ナット−面取りなし 
JIS B 1181の附属書では,二面幅の大きさによって“並形六角
ナット”と“小形六角ナット”とに分類している。 

hexagon nut 
1) hexagon nut (style 1) 
2) hexagon nut (style 2) 
3) hexagon nut 
4) hexagon thin nut 

(chamfered) 

5) hexagon thin nut 

(unchamfered) 

2603 

座付き六角ナット 

六角二面幅より僅かに小さい直径の座面をもつ六角ナット(JIS 
B 1181参照及び図2603)。 

washer faced hexagon 

nut 

2604 

摩擦接合用高力六

角ナット 

摩擦接合用高力六角ボルトと合わせる六角ナット(JIS B 1186
参照)。 

hexagon nut for 

high-strength 
structural bolting 

2605 

四角ナット 

外形が四角のナット(JIS B 1163参照及び図2605)。 

square nut 

2606 

つば付き六角ナッ

ト 

座面の面積を大きくするため,直径が六角対角距離より大きい
円盤状のつばをもつ六角ナット(図2606)。 

hexagon nut with collar 

2607 

座金組込み六角ナ

ット 

六角ナットの座面側に,皿ばね座金,波形ばね座金などを組み
込んだナット(図2607)。 
組み込まれた座金は,ナットに対して自由に回転ができ,かつ,
ナットから落ちないようになっている。 

hexagon nut and spring 

washer assembly 

2608 

フランジ付き六角

ナット 

座面の面積を大きくするため,直径が六角対角距離より大きい
円すい状のつばをもつ六角ナット(JIS B 1190参照及び図
2608)。 

hexagon nut with flange 

2609 

フランジ付き12ポ

イントナット 

外形が同軸同寸の六角形を30°ずらしたような形をしたフラン
ジ付きのナット(図2609)。 

12 point flange nut 

2610 

歯付きフランジ六

角ナット 

フランジ付き六角ナットの座面に,戻り止めの作用をするよう
な刻みを付けたナット(図2610)。 

serrated toothed flange 

nut,  

lock face nut 

2611 

袋ナット 

おねじの先端が現れないように片面を帽子状にしたナット。 

cap nut,  
box nut 

2612 

六角袋ナット 

外形が六角の袋ナット(JIS B 1183参照及び図2612)。 

acorn nut,  
domed cap nut 

2613 

すりわり付き丸ナ

ット 

上面にすりわりを付けた外形が円形のナット(図2613)。 

slotted round nut 

2614 

溝付き丸ナット 

側面にたて溝を切った外形が円形のナット(図2614)。 

slotted round nut for 

hook-spanner 

2615 

横穴付き丸ナット 

ナットを締め付けるときに使う穴を側面に設けた外形が円形の
ナット(図2615)。 

round nut with set pin 

holes in side 

2616 

上面穴付き丸ナッ

ト 

ナットを締め付けるときに使う穴を上面に設けた外形が円形の
ナット(図2616)。 

round nut with drilled 

holes in one face 

2617 

アイナット 

環が付いたナット(JIS B 1169参照)。 

eyenut 

background image

16 

B 0101:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2618 

つまみナット 

指で回して締め付けることができるように,つまみが付いたナ
ット(図2618)。 

thumb nut 

2619 

ちょうナット 

つまみがちょう形をしたつまみナット(JIS B 1185参照)。 

wing nut,  
fly nut 

2620 

刻み付きナット 

外周にローレット目を付けた丸形のナット(図2620)。 

knurled nut 

2621 

戻り止めナット 

ナットの一部に戻り止めのための仕掛けが施されているナット
の総称。 
戻り止めのための仕掛けにはいろいろな種類がある。 

self-locking nut 

2622 

ばね板ナット 

ばね鋼などの板を打ち抜いて作ったナット(JIS B 1216参照及
び図2622)。 
1山をもっているだけであるが,ばねの作用で回り止めになって
いる。 

spring nut 

2623 

溝付き六角ナット 

ナット脱落防止用の割りピンを差し込む溝がある六角ナット
(JIS B 1170参照)。 
次の形式がある。 
1) 六角ナットの上面に溝を入れたもの[図2623(1)]。 
2) 円筒部を設け,この部分に溝を入れたもの(キャッスルナ

ットともいう。)[図2623(2)]。 

1) hexagon slotted nut 
2) hexagon castle nut 

2624 

プリベリングトル

ク形ナット 

相手おねじ部品にねじ込み又はねじ戻すときに必要なトルクが
発生するような仕掛けを施したナット(JIS B 1199-1〜JIS B 
1199-4参照)。 
次の形式がある。 
1) 非金属インサート付きプリベリングトルク形六角ナット

[図2624(1)] 

2) 全金属製プリベリングトルク形六角ナット[図2624(2)] 
3) 非金属インサート付きプリベリングトルク形フランジ付き

六角ナット[図2624(3)] 

4) 全金属製プリベリングトルク形フランジ付き六角ナット

[図2624(4)] 

1) prevailing torque 

type hexagon nut 
(with non-metallic 
insert) 

2) prevailing torque 

type all-metal 
hexagon nut 

3) prevailing torque 

type hexagon nut 
with flange (with 
non-metallic 
insert) 

4) prevailing torque 

type all-metal 
hexagon nut with 
flange 

2625 

プレートナット 

板にリベット止めして用いるナット(図2625)。 

plate nut 

2626 

溶接ナット 

座面に突起部を設け,鋼板に溶接して用いるナット。 
JIS B 1196は,次の3種類を規定している。 
また,それぞれの種類には,幾つかの形式がある。 
1) 六角溶接ナット[図2626(1)] 
2) 四角溶接ナット[図2626(2)] 
3) T形溶接ナット 

weld nut 
1) hexagon weld nut 
2) square weld nut 
3) T-shape weld nut 

2627 

フランジ付き六角

溶接ナット 

フランジ座面に突起部を設け,鋼板に溶接して用いるナット
(JIS B 1200参照及び図2627)。 

hexagon weld nut with 

flange 

2628 

眼鏡枠用ナット 

眼鏡枠に用いるナット(JIS B 1119参照及び図2628)。 

nut for spectacle frame 

2629 

T溝ナット 

T溝に入れて用いるナット(JIS B 1167参照及び図2629)。 

nut for T-slot,  
T-slot nut 

background image

17 

B 0101:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

7) 座金 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2701 

座金 

小ねじ,ボルト,ナットなどの座面と締付け部との間に入れる
部品。 
形状,機能,用途などによっていろいろな種類がある。 

washer 

2702 

平座金 

平板状の座金(JIS B 1256参照及び図2702)。 
外形には丸,片面取りをした丸,四角などがあり,特に四角形
のものを“角座金”という。 

plain washer 

2703 

ばね座金 

コイル状をした座金(JIS B 1251参照及び図2703)。 
座金には,一巻のもの,二巻のものがあり,また,切り口が平
らなもの,つめ状をしたものなどがある。 

spring lock washer 

2704 

皿ばね座金 

皿状をしたばね作用をもつ座金(JIS B 1251参照及び図2704)。 conical spring washer 

2705 

波形ばね座金 

ばね座金(2703)を波形に曲げた座金(図2705)。 

wave spring washer 

2706 

歯付き座金 

回り止めの役目をする歯が設けてあるばね作用をもつ座金(JIS 
B 1251参照及び図2706)。 

toothed lock washer 

2707 

波形座金 

丸い平座金(2702)を波形に曲げた座金(図2707)。 

wave washer 

2708 

舌付き座金 
(したつきざがね)

丸い座金の一部を突き出した形とし,その部分を回り止めとし
た座金(図2708)。 

tab washer,  
tongued washer 

2709 

外つめ付き座金 

丸い座金外周の一部を切り開き,その部分を折り曲げて回り止
めとした座金(図2709)。 

external tab washer,  
external claw washer 

2710 

内つめ付き座金 

丸い座金内周の一部につめ状の突起部を設け,その部分を折り
曲げて回り止めとした座金(図2710)。 

internal tab washer,  
internal claw washer 

2711 

つめ付き角座金 

角座金の四すみにつめを付けた座金(図2711)。 

square claw washer 

2712 

四角テーパ座金 

片面に勾配を付けた四角座金(図2712)。 
溝形鋼,I形鋼などの締付けに多く用いる。 

square taper washer (for 

U and I section) 

8) ピン 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2801 

ピン 

穴に差し込んで継手,位置決め,ねじの回り止めなどの目的に
用いる棒状又は筒状の部品。 
ピンには頭付きのものもある。 

pin 

2802 

平行ピン 

断面が円形で側面が円筒になっている頭なしのピン(JIS B 1354
参照及び図2802)。 

parallel pin,  
straight pin 

2803 

ダウエルピン 

平行ピンの一種で焼入硬化をした精度の高いピン。 
一般には,位置決めなどに用いる(JIS B 1355参照及び図2803)。 

dowel pin 

2804 

めねじ付き平行ピ

ン 

平行ピンの一端にめねじを設けたピン(JIS B 1359参照及び図
2804)。 

parallel pin with internal 

thread 

2805 

クレビスピン 

継手用のピン。 
形状には平行ピンと同じようなもの,割りピン穴があるもの,
頭付きのものなどがあり,鉄道車両に多く用いる。 

clevis pin 

2806 

テーパピン 

断面が円形で,側面がテーパになっている頭なしのピン(JIS B 
1352参照)。 

taper pin 

2807 

先割りテーパピン 

テーパピンの小端部に軸方向の割りを入れたもの(JIS B 1353
参照)。 

taper pin with split 

2808 

ねじ付きテーパピ

ン 

テーパピンの大端側にめねじ又はおねじを設けたピン[JIS B 
1358参照,図2808(1)及び図2808(2)]。 

taper pin with thread 

2809 

スプリングピン 

弾性がある板を円筒状に丸め,ピンの半径方向にばね作用が生
じるピン(JIS B 2808参照)。 
ピンには溝付き[図2809(1)]のものと,二重巻き[図2809(2)]
のものとがある。 

spring-type straight pin,  
spring pin 

background image

18 

B 0101:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2810 

グルーブドピン 

平行ピンの軸方向にV形の溝を入れて,溝縁の一部を盛り上げ
たピン(図2810)。 

grooved pin 

2811 

割りピン 

ねじの戻り,ピンの脱落などを防ぐために用いる部品(JIS B 
1351参照及び図2811)。 

split pin,  
cotter pin 

2812 

スナップピン 

穴加工した軸に挿入し,脱落を防ぐために用いるピン(JIS B 
1360参照及び図2812)。 

snap pins 

9) リベット及びその他のねじ部品 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2901 

リベット 

軸部にねじのない頭付きの部品。 
締結物の穴に軸部を差し込み,軸端をかしめて継手とする。 

rivet 

2902 

冷間成形リベット 

冷間圧造によって頭部を成形したリベット(JIS B 1213参照)。 cold headed rivet 

2903 

熱間成形リベット 

熱間圧造によって頭部を成形したリベット(JIS B 1214参照)。 hot headed rivet 

2904 

チューブラリベッ

ト 

軸に中空部があるリベット。 
中空部の深さに浅いものと深いものとがある。 

tubular rivet 

2905 

セミチューブラリ

ベット 

中空部の深さが軸径の約90 %のチューブラリベット(JIS B 
1215参照及び図2905)。 
頭の形状には,薄丸,トラス,平,皿,丸などがある。 

semi-tubular rivet 

2906 

フルチューブラリ

ベット 

中空部の長さが軸径の1.12倍を超えるチューブラリベット(図
2906)。 

full tubular rivet 

2907 

足割りリベット 

軸端に軸方向に割りが入っているリベット(図2907)。 

split rivet 

2908 

ブラインドリベッ

ト 

差し込んだ側から,かしめができる構造になっているリベット
(JIS B 0147参照及び図2908)。 

blind rivet 

2909 

ターンバックル 

一端に右ねじ,他端に左ねじのめねじ部が設けられ,ワイヤー
やタイロッドなどの張力を調整するために用いられる部品(JIS 
A 5540,JIS A 5541参照及び図2909)。 

turnbuckle 

2910 

アンカーボルト 

構造部材や設備機器を固定するためにコンクリートに埋め込ん
で用いるボルト。構造用両ねじアンカーボルトと呼ばれている
(JIS B 1220及びJIS B 1221参照)。 

anchor bolt with rolled 

(machined) threads 
for structure 

2911 

頭付きスタッド 

構造部材や設備機器を固定するためにコンクリートに埋め込ん
で用いるスタッド。溶接して使用される(JIS B 1198参照)。 

headed stud 

2912 

ねじプラグ 

ねじ付きのプラグ(JIS D 2101参照)。 
1) 管用テーパねじプラグ[図2912(1)]。 

管用テーパねじをもつプラグで,駆動部の形状は,六角

頭付き,四角頭付き,六角穴付き及び四角穴付きがある。 

2) 平行ねじプラグ[図2912(2)]。 

平行ねじをもつプラグで,駆動部の形状は,六角頭付き,

四角頭付き及び六角穴付きがある。 

1) pipe plug 
2) screw plug 

一条ねじのおねじ(右ねじ) 

一条ねじのめねじ(右ねじ) 

図 1106a 

図 1106b 

background image

19 

B 0101:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

二条ねじのおねじ(右ねじ) 

一条ねじのおねじ(左ねじ) 

図 1107 

図 1110 

平行ねじ 

テーパねじ 

図 1201a 

図 1201b 

おねじのねじ山の要素 

おねじ 

めねじ 

図 1202a 

図 1202b 

つる巻き線 

つる巻き線の接線 

円すい つる巻き線 

円すい つる巻き線 

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20 

B 0101:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図 1204 

図 1209 

図 1227 

図 1232 

図 1234 

図 1236 

図 1239 

図 1311 

山の頂の切取り高さ 

谷底の切取り高さ 

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21 

B 0101:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図 1314 

図 1315 

図 1322(1) 

図 1322(2) 

図 1323 

図 1414 

図 2103 

図 2114 

図 2115 

H形 

Z形 

S形 

図 2116(1) 

図 2116(2) 

図 2116(3) 

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22 

B 0101:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図 2117 

図 2118 

図 2119 

図 2122 

図 2123 

図 2124 

図 2126 

図 2127 

図 2128 

図 2129 

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23 

B 0101:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図 2130 

図 2131 

図 2132 

図 2134 

図 2201 

図 2202 

図 2203 

図 2204 

図 2205 

図 2206 

図 2207 

図 2208 

図 2211 

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24 

B 0101:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図 2212 

図 2213 

図 2214 

(すりわり付きの例) 

(すりわり付きの例) 

図 2215 

図 2216 

図 2217 

(すりわり付きの例) 

(すりわり付きの例) 

(すりわり付きの例) 

図 2218 

図 2219 

図 2220 

(すりわり付きの例) 

(すりわり付きの例) 

(すりわり付きの例) 

図 2221 

図 2222 

図 2223 

(すりわり付きの例) 

(すりわり付きの例) 

図 2224 

図 2225 

図 2226 

(すりわり付きの例) 

(すりわり付きの例) 

図 2227 

図 2228 

図 2229 

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25 

B 0101:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図 2230 

図 2231 

図 2232 

図 2301 

図 2302 

図 2303 

図 2304 

図 2305 

図 2306 

図 2307 

図 2308(1) 

図 2308(2) 

図 2309 

図 2310(1) 

図 2310(2) 

図 2311(1) 

図 2311(2) 

タッピンねじ先C形 

タッピンねじ先F形 

タッピンねじ先R形 

図 2312(1) 

図 2312(2) 

図 2312(3) 

(平座金組込みの例) 

図 2405 

図 2409 

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26 

B 0101:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(平先の例) 

(平先の例) 

図 2410 

図 2411 

(なべ頭の例) 

(なべ頭の例) 

図 2414 

図 2415 

図 2416 

(丸頭の例) 

(皿頭の例) 

図 2425 

図 2426 

図 2427 

図 2428 

図 2502 

図 2503 

図 2504 

(ばね座金組込みの例) 

図 2505 

図 2507 

(すりわり付きの例) 

(キー付きの例) 

図 2512a 

図 2512b 

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27 

B 0101:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図 2513 

図 2514 

図 2515 

図 2518 

図 2519 

図 2520 

図 2521 

図 2522 

図 2523 

図 2524 

図 2525 

図 2526 

図 2527 

図 2528 

図 2529 

図 2530 

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28 

B 0101:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(座なし六角頭の例) 

図 2532 

図 2534 

図 2535 

図 2602 

図 2603 

図 2605 

図 2606 

図 2607 

図 2608 

図 2609 

図 2610 

図 2612 

図 2613 

図 2614 

図 2615 

図 2616 

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29 

B 0101:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図 2618 

図 2620 

図 2622 

図 2623(1) 

図 2623(2) 

図 2624(1) 

図 2624(2) 

図 2624(3) 

図 2624(4) 

図 2625 

図 2626(1) 

図 2626(2) 

図 2627 

星形 

すりわり付き丸形 

六角 

図 2628 

図 2629 

図 2702 

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30 

B 0101:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図 2703 

図 2704 

図 2705 

図 2706 

図 2707 

図 2708 

図 2709 

図 2710 

図 2711 

図 2712 

図 2802 

図 2803 

図 2804 

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31 

B 0101:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(めねじ付きの例) 

(おねじ付きの例) 

図 2808(1) 

図 2808(2) 

図 2809(1) 

図 2809(2) 

図 2810 

図 2811 

図 2812 

図 2905 

図 2906 

図 2907 

図 2908 

図 2909 

図 2912(1) 

図 2912(2) 

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32 

B 0101:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

参考文献 

規格番号 

規格の名称 

規格番号 

規格の名称 

JIS A 5540 

建築用ターンバックル 

JIS B 1052-2 

締結用部品の機械的性質−第2部:保証 

JIS A 5541 

建築用ターンバックル胴 

荷重値規定ナット−並目ねじ 

JIS B 0123 

ねじの表し方 

JIS B 1052-6 

締結用部品の機械的性質−第6部:保証 

JIS B 0147 

ブラインドリベット−用語及び定義 

荷重値規定ナット−細目ねじ 

JIS B 0201 

ミニチュアねじ 

JIS B 1082 

ねじの有効断面積及び座面の負荷面積 

JIS B 0202 

管用平行ねじ 

JIS B 1101 

すりわり付き小ねじ 

JIS B 0203 

管用テーパねじ 

JIS B 1107 

ヘクサロビュラ穴付き小ねじ 

JIS B 0205-1 

一般用メートルねじ−第1部:基準山形 JIS B 1111 

十字穴付き小ねじ 

JIS B 0205-2 

一般用メートルねじ−第2部:全体系 

JIS B 1112 

十字穴付き木ねじ 

JIS B 0205-3 

一般用メートルねじ−第3部:ねじ部品 JIS B 1115 

すりわり付きタッピンねじ 

用に選択したサイズ 

JIS B 1116 

精密機器用すりわり付き小ねじ 

JIS B 0205-4 

一般用メートルねじ−第4部:基準寸法 JIS B 1117 

すりわり付き止めねじ 

JIS B 0206 

ユニファイ並目ねじ 

JIS B 1118 

四角止めねじ 

JIS B 0208 

ユニファイ細目ねじ 

JIS B 1119 

眼鏡枠用小ねじ及びナット 

JIS B 0209-1 

一般用メートルねじ−公差−第1部:原 JIS B 1122 

十字穴付きタッピンねじ 

則及び基礎データ 

JIS B 1123 

六角タッピンねじ 

JIS B 0209-2 

一般用メートルねじ−公差−第2部:一 JIS B 1124 

タッピンねじのねじ山をもつドリルねじ 

般用おねじ及びめねじの許容限界寸法 

JIS B 1125 

ドリリングタッピンねじ 

−中(はめあい区分) 

JIS B 1126 

つば付き六角タッピンねじ 

JIS B 0209-3 

一般用メートルねじ−公差−第3部:構 JIS B 1127 

フランジ付き六角タッピンねじ 

造体用ねじの寸法許容差 

JIS B 1128 

ヘクサロビュラ穴付きタッピンねじ 

JIS B 0209-4 

一般用メートルねじ−公差−第4部:め JIS B 1129 

平座金組込みタッピンねじ 

っき後に公差位置H又はGにねじ立て 

JIS B 1130 

鋼製平座金組込みねじ−座金の硬さ区分 

をしためねじと組み合わせる溶融亜鉛 

200 HV及び300 HV 

めっき付きおねじの許容限界寸法 

JIS B 1135 

すりわり付き木ねじ 

JIS B 0209-5 

一般用メートルねじ−公差−第5部:め JIS B 1136 

ヘクサロビュラ穴付きボルト 

っき前に公差位置hの最大寸法をもつ溶 JIS B 1163 

四角ナット 

融亜鉛めっき付きおねじと組み合わせ 

JIS B 1166 

T溝ボルト 

るめねじの許容限界寸法 

JIS B 1167 

T溝ナット 

JIS B 0210 

ユニファイ並目ねじの許容限界寸法及 

JIS B 1168 

アイボルト 

び公差 

JIS B 1169 

アイナット 

JIS B 0216-1 

メートル台形ねじ−第1部:基準山形及 JIS B 1170 

溝付き六角ナット 

び最大実体山形 

JIS B 1171 

角根丸頭ボルト 

JIS B 0216-2 

メートル台形ねじ−第2部:全体系 

JIS B 1173 

植込みボルト 

JIS B 0216-3 

メートル台形ねじ−第3部:基準寸法 

JIS B 1174 

六角穴付きボタンボルト 

JIS B 0225 

自転車ねじ 

JIS B 1175 

六角穴付きショルダボルト 

JIS B 0401-1 

寸法公差及びはめあいの方式−第1部: JIS B 1176 

六角穴付きボルト 

公差,寸法差及びはめあいの基礎 

JIS B 1177 

六角穴付き止めねじ 

JIS B 0951 

ローレット目 

JIS B 1178 

基礎ボルト 

JIS B 1003 

締結用部品−メートルねじをもつおね 

JIS B 1179 

皿ボルト 

じ部品のねじ先 

JIS B 1180 

六角ボルト 

JIS B 1006 

締結用部品−一般用メートルねじをも 

JIS B 1181 

六角ナット 

つおねじ部品の不完全ねじ部長さ 

JIS B 1182 

四角ボルト 

JIS B 1007 

タッピンねじのねじ部 

JIS B 1183 

六角袋ナット 

JIS B 1012 

ねじ用十字穴 

JIS B 1184 

ちょうボルト 

JIS B 1015 

おねじ部品用ヘクサロビュラ穴 

JIS B 1185 

ちょうナット 

JIS B 1018 

締結用部品−一般用メートルねじをも 

JIS B 1186 

摩擦接合用高力六角ボルト・六角ナッ 

つおねじ部品の逃げ溝 

ト・平座金のセット 

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33 

B 0101:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

規格番号 

規格の名称 

規格番号 

規格の名称 

JIS B 1187 

座金組込み六角ボルト 

JIS B 1251 

ばね座金 

JIS B 1188 

座金組込み十字穴付き小ねじ 

JIS B 1256 

平座金 

JIS B 1189 

フランジ付き六角ボルト 

JIS B 1257 

座金組込みタッピンねじ用平座金−並 

JIS B 1190 

フランジ付き六角ナット 

形及び大形系列−部品等級A 

JIS B 1194 

六角穴付き皿ボルト 

JIS B 1258 

座金組込みねじ用平座金−小形,並形及 

JIS B 1195 

溶接ボルト 

び大形系列−部品等級A 

JIS B 1196 

溶接ナット 

JIS B 1351 

割りピン 

JIS B 1198 

頭付きスタッド 

JIS B 1352 

テーパピン 

JIS B 1199-1 

プリベリングトルク形ナット−第1部: JIS B 1353 

先割りテーパピン 

非金属インサート付き六角ナット 

JIS B 1354 

平行ピン 

JIS B 1199-2 

プリベリングトルク形ナット−第2部: JIS B 1355 

ダウエルピン 

全金属製六角ナット 

JIS B 1358 

ねじ付きテーパピン 

JIS B 1199-3 

プリベリングトルク形ナット−第3部: JIS B 1359 

めねじ付き平行ピン 

非金属インサート付きフランジ付き六 

JIS B 1360 

スナップピン 

角ナット 

JIS B 2808 

スプリングピン 

JIS B 1199-4 

プリベリングトルク形ナット−第4部: JIS C 7709-0 

電球類の口金・受金及びそれらのゲージ 

全金属製フランジ付き六角ナット 

並びに互換性・安全性 第0部 電球類 

JIS B 1200 

フランジ付き六角溶接ナット 

の口金・受金及びそれらのゲージ類の総 

JIS B 1213 

冷間成形リベット 

括的事項 

JIS B 1214 

熱間成形リベット 

JIS C 7709-1 

電球類の口金・受金及びそれらのゲージ 

JIS B 1215 

セミチューブラリベット 

並びに互換性・安全性 第1部 口金 

JIS B 1216 

押込みばね板ナット 

JIS C 7709-2 

電球類の口金・受金及びそれらのゲージ 

JIS B 1217 

管フランジ用ボルト・ナット 

並びに互換性・安全性 第2部 受金 

JIS B 1220 

構造用転造両ねじアンカーボルトセット JIS C 7709-3 

電球類の口金・受金及びそれらのゲージ 

JIS B 1221 

構造用切削両ねじアンカーボルトセット  

並びに互換性・安全性 第3部 ゲージ 

JIS B 1250 

一般用ボルト,小ねじ及びナットに用い JIS C 8305 

鋼製電線管 

る平座金−全体系 

JIS D 2101 

自動車部品−ねじプラグ 

background image

附属書JA 

(参考) 

JISと対応国際規格との対比表 

JIS B 0101:2013 ねじ用語 

ISO 1891:2009 Fasteners−Terminology 
ISO 5408:2009 Screw threads−Vocabulary 

(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技
術的差異の理由及び今後
の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

3 用語及
び定義 

− 

ISO 5408 

3〜7 

symmetrical thread 
unsymmetrical thread 
thread start 
profile of thread 
adjacent flanks 
homologous flanks 
addendum 
dedendum 
major diameter 
minor diameter 
crest diameter 
root diameter 
pitch cylinder 
pitch cone 
axis of pitch diameter 
two-flank pitch 
cumulative pitch 
two-flank lead 
ridge thickness 
groove 
widthflank overlap 
length of assembly 
kinematic travel 

削除 

日本国内では使われない用
語であるため,削除した。 

日本国内ではこれらの用
語を削除しても影響はな
い。 

3

4

B

 0

1

0

1

2

0

1

3

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

background image

(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技
術的差異の理由及び今後
の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

3 用語及
び定義 
(続き) 

・ (おねじの)外径 
・ おねじの谷の径 
・ めねじの谷の径 
・ (めねじの)内径 
・ 基準径の位置 
・ 山の頂の切取り高さ 
・ 谷底の切取り高さ 
・ ねじ部品 
・ ねじ 
・ ねじ部 
・ 面取り部 
・ 頭部 
・ 軸部 
・ 円筒部 
・ 座面 
・ 頂面 
・ ねじ先 
・ 首下丸み部 
・ (ねじの)逃げ溝 
・ ヘクサロビュラ穴 
・ ねじ部長さ 
・ 円筒部長さ 
・ 呼び長さ 
・ グリップ長さ 
・ 頭の径 
・ 円筒部径 
・ 頭の高さ 
・ ナットの高さ 
・ 二面幅 
・ 対角距離 
・ 面取り角 
・ 首下丸み 
・ 丸み移行円の径 

ISO 5408 

一般 

追加 

日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。 

技術的な差異はない。 

3

5

B

 0

1

0

1

2

0

1

3

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

background image

(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技
術的差異の理由及び今後
の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

3 用語及
び定義 

・ 基準のひっかかりの高さ 
・ ひっかかり率 

ISO 5408 

はめあい 

追加 

日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。 

技術的な差異はない。 

(続き) 

・ 標準のはめあい長さ 
・ 単一ピッチ誤差 
・ (リードの)よろめき 
・ ピッチの許容差 
・ (山の)角度誤差 
・ (山の)倒れ 
・ (山の)半角誤差 
・ (山の)半角の許容差 

ISO 5408 

許容差 

追加 

日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。 

技術的な差異はない。 

・ ねじの呼び 
・ 並目ねじ 
・ 細目ねじ 
・ 三角ねじ 
・ メートル並目ねじ 
・ ユニファイ並目ねじ 
・ ユニファイ細目ねじ 
・ メートル台形ねじ 
・ 29度台形ねじ 
・ 角ねじ 
・ のこ歯ねじ 
・ 丸ねじ 
・ ミニチュアねじ 
・ 自転車ねじ 
・ 管用ねじ 
・ 管用平行ねじ 
・ 管用テーパねじ 
・ アメリカ管用ねじ 
・ 電線管ねじ 
・ 電球ねじ 

ISO 1891 

3.1 

ねじ基本 

追加 

日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。 

技術的な差異はない。 

3

6

B

 0

1

0

1

2

0

1

3

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

background image

 (I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技
術的差異の理由及び今後
の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

3 用語及
び定義 
(続き) 

・ 止め穴付き(頭) 
・ 歯付きフランジ(頭) 
・ すりわり付き(頭) 
・ 十字穴付き(頭) 
・ 六角穴付き(頭) 
・ 四角穴付き(頭) 
・ 刻み付き(頭) 
・ 平(頭) 
・ ブレジャ(頭) 
・ ウエハ(頭) 
・ 角皿(頭) 
・ 小形皿(頭) 
・ トランペット(頭) 

ISO 1891 

3.1 

頭の形 

追加 

日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。 

技術的な差異はない。 

タッピンねじ先 

ISO 1891 

3.3 

ねじ先の形 

追加 

日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。 

技術的な差異はない。 

3

7

B

 0

1

0

1

2

0

1

3

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

background image

(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技
術的差異の理由及び今後
の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

3 用語及
び定義 
(続き) 

・ 小ねじ 
・ すりわり付き小ねじ 
・ 精密機器用すりわり付き小ねじ 
・ 十字穴付き小ねじ 
・ 座金組込み十字穴付き小ねじ 
・ ヘクサロビュラ穴付き小ねじ 
・ 眼鏡枠用小ねじ 
・ 平座金組込みねじ 
・ ボルト 
・ 呼び径ボルト 
・ 全ねじボルト 
・ 有効径ボルト 
・ 伸びボルト 
・ 摩擦接合用高力六角ボルト 
・ 皿ボルト 
・ 溶接ボルト 
・ 控えボルト 
・ アプセットボルト 
・ トリムドボルト 
・ アンカーボルト 
・ 頭付きスタッド 
・ ねじプラグ 

ISO 1891 

4.1 

ISOメートルねじをも
つボルト及び小ねじ 

追加 

日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。 

技術的な差異はない。 

・ すりわり付きタッピンねじ 
・ 十字穴付きタッピンねじ 
・ ドリリングタッピンねじ 

ISO 1891 

4.2 

タッピンねじ 

追加 

日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。 

技術的な差異はない。 

ドリルねじ 

ISO 1891 

4.4 

ドリルねじ 

追加 

日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。 

技術的な差異はない。 

スレッドローリングねじ 

ISO 1891 

4.5 

スレッドフォーミング
ねじ 

追加 

日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。 

技術的な差異はない。 

コーチねじ 

ISO 1891 

4.7 

木ねじ 

追加 

日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。 

技術的な差異はない。 

3

8

B

 0

1

0

1

2

0

1

3

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

background image

(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇
条ごとの評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技
術的差異の理由及び今後
の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

3 用語及
び定義 
(続き) 

・ 止めねじ 
・ すりわり付き止めねじ 
・ 六角穴付き止めねじ 
・ 四角止めねじ 

ISO 1891 

4.9 

止めねじ 

追加 

日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。 

技術的な差異はない。 

・ ナット 
・ 摩擦接合用高力六角ナット 
・ 座金組込み六角ナット 
・ 歯付きフランジ六角ナット 
・ つまみナット 
・ 戻り止めナット 
・ ばね板ナット 
・ プレートナット 
・ 眼鏡枠用ナット 

ISO 1891 

ナット 

追加 

日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。 

技術的な差異はない。 

・ 歯付き座金 
・ つめ付き角座金 

ISO 1891 

座金 

追加 

日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。 

技術的な差異はない。 

・ ダウエルピン 
・ 先割りテーパピン 
・ スナップピン 

ISO 1891 

ピン 

追加 

日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。 

技術的な差異はない。 

・ リベット 
・ 冷間成形リベット 
・ 熱間成形リベット 
・ チューブラリベット 
・ セミチューブラリベット 
・ フルチューブラリベット 
・ 足割りリベット 

ISO 1891 

− 

− 

追加 

日本国内で頻繁に使用する
用語を追加した。 

技術的な差異はない。 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:(ISO 1891:2009,ISO 5408:2009,MOD) 

3

9

B

 0

1

0

1

2

0

1

3

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

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注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 
 

− 削除 ················ 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 

− 追加 ················ 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 
 

− MOD ··············· 国際規格を修正している。 

4

0

B

 0

1

0

1

2

0

1

3

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。