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B 0028 : 2000 (ISO 3040 : 1990)

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,財団法人日本規格協会 (JSA) から工業標準

原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大

臣が制定した日本工業規格である。


日本工業規格

JIS

 B

0028

 : 2000

 (ISO

3040

 : 1990

)

製図−寸法及び公差の表示方式−

円すい

Technical drawings

−Dimensioning and tolerancing−Cones

序文  この規格は,1990 年に第 2 版として発行された ISO 3040, Technical drawings−Dimensioning and

tolerancing

−Cones を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格であ

る。

この規格に示す図は,単に規定内容を説明するためのもので,設計の実例を示すものではない。

なお,この規格の中で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。

1.

適用範囲  この規格は,円すいの図面指示に用いる図記号及び寸法・公差の表示方式を規定する。

この規格では,軸直角断面(

1

)

が円である円すいだけを扱う。

(

1

)  JIS B 0154

(円すい用語)の204参照

備考1.  この規格では,簡単のために円すい台だけで図示しているが,適用範囲に従う円すいであれ

ば,どんなタイプの円すいにも適用してよい。

2.

この規格に規定する寸法・公差の表示方式以外の方式を禁止するものではない。

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これの引用規格は,その最新版を適用する。

JIS B 0612

  円すいテーパ

備考  ISO 1119 : 1975 , Series of conical tapers and taper angles からの引用事項は,この規格の該当事

項と同等である。

ISO 3461-2 : 1987,

  General principles for the creation of graphical symbols−Part 2 : Graphical symbols for

use in technical product documentation

3.

定義  この規格で用いる用語の定義は,次による。

テーパ比 C:円すいの二つの軸直角断面における直径の差とその両断面間との距離の比。

次式によって表される(

図 1)。

)

2

tan(

2

α

=

=

L

d

D

C


2

B 0028 : 2000 (ISO 3040 : 1990)

図 

4.

円すいの図記号  円すいは,図 に示す参照線上に描いた図記号によって指示する(図 及び図 8)。

図 2

記号の大きさ及び線の太さについては,ISO 3461-2 を参照。

5.

円すいの寸法表示方式

5.1

円すいの特性及び寸法  円すいは,その機能を表すのに最適な特性及び寸法(表 1)を組み合わせて

定義することができる。

必要以上の特性及び寸法は指示してはならない。ただし,付加的な寸法(例えば,円すい角度の二分の

一など)は,括弧の中に入れて参考寸法として示してもよい。

円すいの特性及び寸法の代表的な組合せを

図 3∼図 に示す。

5.2

テーパ比の図示方法  円すいの図記号及びテーパ比を,円すい形体の近くに指示し,図 に示すよ

うに引出線を用いて参照線と円すいの外形線とを結ぶ。参照線は円すいの中心線に対して平行に引き,円

すいの図記号は円すいの方向と一致させて描く。

5.3

特定用途の円すいの標準系列  特定用途の円すいで規格に規定されている(特に,モールステーパ

又はメトリックテーパ)の場合には,その名称及び番号によって指示してもよい(

図 8)。

表 1  円すいの特性及び寸法

指示例

特性及び寸法

記号

推奨する方法 その他の方法

特性

  テーパ比

C

1 : 5

0.2 : 1

1/5

20%

  テーパ角度

α

 35

° 0.6

rad

円すい直径

−  大端経

D

−  小端経

d

−  指定された断面位置における直径

Dx

長さ

  円すい長さ

L

  円すい長さを含む円すい部品の全長

L

´

  直径が Dx を指定した位置までの部品端からの長さ

Lx


3

B 0028 : 2000 (ISO 3040 : 1990)

図 3

図 4

図 5

図 6

図 7

図 8

6.

円すいの公差表示方式  円すいは,6.16.5 によって,(寸法及び円すい面に対して)公差を指示する。

なお,文字記号 は,公差域の幅を示す。

備考  寸法公差だけによって公差を表示する方法は,円すい面の形状に対しては適切な指示方法では

ない。


4

B 0028 : 2000 (ISO 3040 : 1990)

6.1

テーパ角度を指示した円すいの公差表示方式

図 9

6.2

テーパ比を指示した円すいの公差表示方式

図 10

6.3

軸方向位置に公差を与えない円すいの公差表示方式

図 11


5

B 0028 : 2000 (ISO 3040 : 1990)

6.4

軸方向位置に公差を与えた円すいの公差表示方式

図 12

6.5

データムと関連づけた円すいの公差表示方式

図 13


6

B 0028 : 2000 (ISO 3040 : 1990)

円すい寸法表示 JIS 原案作成委員会  構成表  (JIS B 0028)

氏名

所属

委員長

大  園  成  夫

東京大学工学系研究科

幹事

高  増      潔

東京大学工学系研究科

委員

八  田      勲

工業技術院標準部

近  藤  孝  之

工業技術院機械技術研究所

中  込  常  雄

中込技術士事務所

塚  田  忠  夫

東京工業大学情報理工学研究科

徳  岡  直  静

慶應義塾大学理工学部

初  澤      毅

東京工業大学精密工学研究所

沢  辺  雅  二

株式会社ミツトヨ

桑  田  浩  志

トヨタ自動車株式会社

小  島  貞  夫

共立精機株式会社

小比田  秀  康

株式会社第一測範製作所

藤  原  正  明

株式会社不二越

相  良      誠

東芝機械株式会社

野  上  昭  三

株式会社アマダ

橋  本      進

財団法人日本規格協会

事務局

杉  田  光  弘

財団法人日本規格協会

増  森  かおる

財団法人日本規格協会

(文責:大園  成夫)