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B 0005-2 : 1999 (ISO 8826-2 : 1994)

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日

本工業規格である。これによって JIS B 0005 : 1973 は廃止され,JIS B 0005 のこの部及び

第 部に置き換

えられる。

JIS B 0005

は,規格の名称の前付け部及び主題部を“製図−転がり軸受”とした次の 2 部で構成される。

第 部:基本簡略図示方法

第 部:個別簡略図示方法

なお,JIS B 0005-2 には,次に示す附属書があるが,規定事項ではない。

附属書 A(参考)  参考文献


日本工業規格

JIS

 B

0005-2

 : 1999

 (ISO

8826-2

 : 1994

)

製図−転がり軸受−

第 2 部:個別簡略図示方法

Technical drawings

−Rolling bearings−

Part 2 : Detailed simplified representation

序文  この規格は,1994 年に第 1 版として発行された ISO 8826-2, Technical drawings−Rolling bearings−Part

2 : Detailed simplified representation

を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく,作成した

日本工業規格である。

製図の方法は,線を用いて一定の尺度で対象物を描くことである。簡略図示方法では,

(時間及び労力を省

くために)主要な形状である外形だけを表すのが望ましい。

簡略の程度は,図示する対象の種類,製図の尺度及び書類作成の目的によって,基本簡略図示方法(

第 1

部)又は個別簡略図示方法(第 部)のいずれかを用いる。個別簡略図示方法は,列数又は調心など転が

り軸受をより詳細に示すものである。

誤解を避けるために,一つの図面においては基本簡略図示方法又は個別簡略図示方法のどちらか一つだけ

を用いる。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にない事項である。

1.

適用範囲  この規格は,種々の転がり軸受の個別簡略図示方法について規定する。

この図示方法は,転がり軸受の正確な形状及び詳細を示す必要のないとき,例えば,組立図中で用いる。

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの規格は,その最新版を適用する。

JIS B 0005-1

  製図−転がり軸受−第 1 部:基本簡略図示方法

JIS B 1512

  転がり軸受の主要寸法

備考  次に示す規格からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

ISO 15 : 1981

  Rolling bearings−Radial bearings−Boundary dimensions, general plan

ISO 104 : 1979

  Rolling bearings−Thrust bearings−Boundary dimensions, general plan

ISO 355 : 1979

  Rolling bearings−Metric tapered roller bearings−Boundary dimensions and series

designations

ISO 355-1 : 1980

  Metric tapered roller bearings−Double row bearings−Boundary demensions

ISO 3030 : 1996

  Rolling bearings−Radial needle roller and cage assemblies−Dimensions and

tolerances

ISO 3031 : 1979

  Needle roller bearings−Thrust needle roller and cage assemblies, thrust washers


2

B 0005-2 : 1999 (ISO 8826-2 : 1994)

−Dimensions and tolerances

ISO 3245 : 1997

  Rolling bearings−Needle roller bearings, drawn cup without inner rings−

Boundary dimensions and tolerances

ISO 8443 : 1985

  Radial ball bearings with flanged outer ring−Flange dimensions

JIS B 1536

  ソリッド形針状ころ軸受

備考 ISO 

1206 : 1982, Needle roller bearings

−Light and medium series−Dimensions and tolerances か

らの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS B 1558

  転がり軸受ユニット用玉軸受

備考 ISO 9628 : 1992, Rolling bearings−Insert bearings and eccentric locking collars からの引用事項は,

この規格の該当事項と同等である。

3.

図示方法

3.1

原則  図面上において転がり軸受が入る場所は,(内輪又は外輪のいずれかがない場合でも)正方形

又は長方形によって示す(JIS B 0005-1 参照)

3.2

個別簡略図示方法の要素  転がり軸受形体に関する個別簡略図示方法の要素を表 に示す。

表 に基づいた軸受形態の組合せ例及び軸受の荷重特性を表 に示す。

軸受中心軸に対して直角に図示するときには,転動体は実際の形状(玉,ころ,針状ころなど)及び寸

法にかかわらず円で表示してもよい(

図 参照)。

3.3

個別簡略図示方法  転がり軸受の個別簡略図示方法の例を表 3に示す。

表 3の軸受は,水平な軸受中心軸の上部を示しているが,表 の軸受は,鉛直な軸受中心軸に関して

示してある。

図 1


3

B 0005-2 : 1999 (ISO 8826-2 : 1994)

表 1  転がり軸受形体に関する個別簡略図示方法の要素

番号

要素

説明

用い方

1.1

長い実線(

3

)

の直線。

この線は,調心できない転動体の軸

線を示す。

1.2

長い実線(

3

)

の円弧。

この線は,調心できる転動体の軸線,

又は調心輪・調心座金を示す。

短い実線(

3

)

の直線で,番号 1.1 又は

1.2

の長い実線に直交し,各転動体の

ラジアル中心線に一致する。

転動体の列数及び転動体の位置を示
す。

長方形

ころ

1.3

他の表示例

細い長方形

針状ころ,ピン

(

1

)

この要素は,軸受の形式によって傾いて示してもよい。

(

2

)

短い実線の代わりに,これらの形状を転動体として用いてもよい。

(

3

)

線の太さは,外形線と同じとする。


4

B 0005-2 : 1999 (ISO 8826-2 : 1994)

表 2  個別簡略図示方法の要素の組合せ

軸受形体

2

個の軌道輪

3

個の軌道輪

軸受荷重特性

単列

複列

単列

複列

なし



調

あり

なし




調

あり

なし









調

あり

備考  この表に示す転がり軸受は,すべて軸受の中心軸の上側を示している。


5

B 0005-2 : 1999 (ISO 8826-2 : 1994)

表 3  玉軸受及びころ軸受

適用

玉軸受

ころ軸受

簡略図示方法

図例(

1

)

及び規格(

2

)

図例(

1

)

及び規格(

2

)

3.1

3.2

3.3

3.4

3.5

3.6

3.7

3.8

(

1

)

参考図であり,詳細には示してない。

(

2

)

関連規格がある場合には,その番号を示す。


6

B 0005-2 : 1999 (ISO 8826-2 : 1994)

表 4  針状ころ軸受

簡略図示方法

図例(

1

)

及び関連規格(

2

)

4.1

4.2

4.3

(

1

)

図は参考であり,詳細には示してない。

(

2

)

関連規格がある場合には,その番号を示す。

表 5  コンバインド軸受

簡略図示方法

図例(

1

)

5.1

5.2

5.3

5.4

(

1

)

図は参考であり,詳細には示してない。


7

B 0005-2 : 1999 (ISO 8826-2 : 1994)

表 6  スラスト軸受

適用

玉軸受

ころ軸受

簡略図示方法

図例(

1

)

及び規格(

2

)

図例(

1

)

及び規格(

2

)

6.1

6.2

6.3

6.4

6.5

6.6

(

1

)

参考図であり,詳細には示してない。

(

2

)

規格がある場合には,その番号を示す。


8

B 0005-2 : 1999 (ISO 8826-2 : 1994)

4.

図例  図 2に転がり軸受の個別簡略図示方法の例を示す。

参考  図 2の簡略図示方法の例に示すシールの簡略図は,ISO 9222-2 : 1989, Technical drawings−

Seals for dynamic application

−Part 2 : Detailed simplified representation によった。

図 2

図 3

図 4


9

B 0005-2 : 1999 (ISO 8826-2 : 1994)

図 5


10

B 0005-2 : 1999 (ISO 8826-2 : 1994)

附属書 A(参考)  参考文献

(1)  JIS Z 8316

  製図における図形の表し方

備考  ISO 128 : 1982, Technical drawings−General principles of presentation からの引用事項は,この規格

の該当事項と同等である。

(2)  JIS B 0104

  転がり軸受用語

備考  ISO 5593 : 1997, Rolling bearings−Vocabulary からの引用事項は,この規格の該当事項と同等で

ある。

機械基本分野国際整合化分科会  転がり軸受製図 JIS 原案作成 WG  構成表

氏名

所属

(主査)

中  込  常  雄

中込技術士事務所

(幹事)

平  田  幸  雄

日本精工株式会社

(委員)

中  嶋      誠

通商産業省機械情報産業局

本  間      清

工業技術院標準部

是  永      敦

工業技術院機械技術研究所

桑  田  浩  志

トヨタ自動車株式会社

黒  澤  克  美

株式会社東芝

日  高  俊  幸

株式会社日立製作所

永  田  杉  彦

東芝機械株式会社

迫  田  國  昭

三菱重工業株式会社

斉  藤      充

石川島播磨重工業株式会社

喜  井  武  司

社団法人日本ベアリング工業会

藤  原  正  明

株式会社不二越

徳  田  昌  敏 NTN 株式会社(平成 9 年 12 月 31 日まで)

瀧  本  正  彦 NTN 株式会社(平成 10 年 1 月 1 日から)

小  津  秀  夫

光洋精工株式会社

(事務局)

杉  田  光  弘

財団法人日本規格協会

田  代  和  也

財団法人日本規格協会

文責  平田  幸雄