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A 8962

:2006

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,全国仮設安全事業協同組合(ACCESS)/財団法

人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標

準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。


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目  次

ページ

1.

  適用範囲

1

2.

  種類

1

3.

  つま先板を用いた足場の構成例

2

4.

  各部の名称

3

5.

  構造

4

6.

  強度

4

7.

  試験方法

4

8.

  検査

6

9.

  表示

6

 


日本工業規格

JIS

 A

8962

:2006

つま先板

Toeboard

1.

適用範囲  この規格は,作業床高さ 2 m を超える足場及び支保工として使用する足場における作業床,

通路などに用いるつま先板について規定する。

備考  つま先板は,作業床,通路などの周囲に取り付ける板状のもので,墜落・転落,飛来・落下に

よる災害防止を目的とするもの。

2.

種類  つま先板は,第 1 種及び第 2 種に分類し,表 による。

  1  つま先板の種類

種類

形状

第 1 種

床上面からの高さが 15 cm 以上確保できる高さの
もの。

第 2 種

床上面からの高さが 10 cm 以上 15 cm 未満確保で

きる高さのもの。


2

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3.

つま先板を用いた足場の構成例  つま先板を用いた主な足場の構成例は,次の図 1による。

      図  1  枠組式足場の例                          図  2  くさび緊結式足場の例

            図  3  単管式足場の例                        図  4  支保工として使用される足場の例


3

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4.

各部の名称  つま先板は,次の図 5に示すように,つま先板部,固定部,すき間ふさぎ部などから

構成する。また,次の図のうち,○

1

はつま先板部,○

2

は固定部,○

3

はすき間ふさぎ部を表す。

[平面図]

[側面図]

[断面図]

  5

[平面図]

[側面図]

[断面図]

  6

[平面図]

[側面図]

[断面図]

  7

すき間


4

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5.

構造

a)

つま先板を取り付けたとき,近接する足場板とのすき間は垂直方向(

図 8),水平方向(図 9)とも 1 cm

以下とする。

  8                              図  9

b)

つま先板を取り付けたとき,つま先板部と建地(

図 10),つま先板部とつま先板部のすき間(図 11

は 3 cm 以下とする。

                        図 10                                  図 11

c)

浮き上がり,跳ね上がりなどにより脱落してはならない。

6.

強度

a)

つま先板の強度は,つま先板を垂直に立て,中央部に 60 kg の水平力を与えたときの水平たわみ量が

10 cm

以下とする。

b)

つま先板の強度は,つま先板を垂直に立て,中央部に 85 kg の鉛直力を与えたときの鉛直たわみ量が 1

cm

以下とする。

7.

試験方法

a)

つま先板の水平荷重試験  次の図 1214 に示すように,試験用ジグにつま先板を取り付け,つま先板

の中央部に 60 kg のおもりをつり下げることによって水平力を加え,水平たわみ量(

δ

H

)

を測定する。

1)

支柱に取り付ける方式

[側面図]

[断面図]

 12

1c

m

1cm以下

建 地

m以下

m以 下

建 地

3cm以 下

おも り (60kg)

ワイヤロ-プ

支 柱

支 柱

つ ま 先 板

50mm(加 力 ジグ 幅 )

加力 ジ グ

1 cm

以下

3 cm

以下

3 cm

以下

建地

3 cm

以下

建地

支柱

支柱

50 mm

(加力ジグ幅)

おもり (60 kg)

ワイヤロープ

つま先板

加力ジグ

1 c

m

以下


5

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2)

床に取り付ける方式

[側面図]

[断面図]

 13

3)

支柱と床に支持させる方式

[側面図]

[断面図]

 14

b)

つま先板の鉛直荷重試験  次の図 1517 に示すように,試験用ジグにつま先板を取り付け,つま先板

の中央部に 85 kg のおもりをつり下げ,鉛直たわみ量  (

δ

v

)

を測定する。

1)

支柱に取り付ける方式

[側面図]

[断面図]

 15

2)

床に取り付ける方式

[側面図]

[断面図]

 16

おも り (60kg)

ワイヤロ-プ

床付 き 布 わ く

つ ま 先 板

50mm(加 力 ジグ 幅 )

加力 ジ グ

支 柱

おも り (60kg)

ワイヤロ-プ

床付 き 布 わ く

支 柱

つ ま 先 板

50mm(加 力 ジグ 幅 )

加 力 ジ グ

支 柱

ワイヤロ-プ

支 柱

おも り ( 85k

つ ま 先 板

50mm(加 力 ジグ 幅 )

加 力 ジ グ

床付 き 布 わ く

ワイヤロ-プ

おも り ( 85kg)

つま 先 板

50mm(加 力 ジグ 幅 )

加 力 ジ グ

支柱

床付き布わく

50 mm

(加力ジグ幅)

おもり (85 kg)

ワイヤロープ

つま先板

加力ジグ

50 mm

(加力ジグ幅)

おもり (85 kg)

支柱

加力ジグ

つま先板

ワイヤロープ

50 mm

(加力ジグ幅)

支柱

ワイヤロープ

床付き布わく

加力ジグ

おもり (60 kg)

支柱

つま先板

50 mm

(加力ジグ幅)

ワイヤロープ

床付き布わく

加力ジグ

おもり (60 kg)

つま先板


6

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3)

支柱と床に支持させる方式

[側面図]

[断面図]

 17

c)

前記 7. a)  又は b)  に定める試験は,当該機材の方式ごとに各 5 回行い,そのすべてに適合しなければ

ならない。

8.

検査  検査は,5.(構造)及び 6.(強度)について,次に示す方法によって行い,合否を決定する。

a)

構造については,それぞれ 1 回の連続製造数の中から 5 個以上の試料を抜き取る。

b)

強度については,それぞれ 1 回の連続製造数の中から 5 個以上の試料を抜き取る。

9.

表示  つま先板には,次の事項を見やすい箇所に表示する。

a)

製造業者名又はその略号

b)

製造年

c)

日本工業規格の番号及び種類

関連規格  社団法人仮設工業会:幅木の認定基準

EN HD-1000

  プレハブ(組立)部材からなる点検補修用足場の材料,寸法,設計荷重,安全性

に対する規格

JIS Z 9002:1956

  計数規準型一回抜取検査(不良個数の場合)

(抜取検査その 2)

JIS Z 9003:1979

  計量規準型一回抜取検査(標準偏差既知でロットの平均値を保証する場合及

び標準偏差既知でロットの不良率を保証する場合)

JIS Z 9004:1983

  計量規準型一回抜取検査(標準偏差未知で上限又は下限規格値だけ規定した

場合)

JIS Z 9015-1:1999

  計数値検査に対する抜取検査手順−第 1 部:ロットごとの検査に対する

AQL

指標型抜取検査方式

支 柱

床付 き 布 わ く

ワイヤロ-プ

おも り (85kg)

支 柱

つ ま 先 板

50mm(加 力 ジグ 幅 )

加 力 ジ グ

支柱

50 mm

(加力ジグ幅)

おもり (85 kg)

支柱

加力ジグ

つま先板

ワイヤロープ

床付き布わく