サイトトップへこのカテゴリの一覧へ

background image

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

A 8652-1995 

金属製型わくパネル 

Metal panels for concrete form 

1. 適用範囲 この規格は,鋼製又はアルミニウム合金製の面板及びさん材からなるコンクリート型わく

用パネル(以下,パネルという。)について規定する。 

備考 この規格の中で { } を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるもので,参考値で

ある。 

2. 品質 

2.1 

パネルは,全体にわたり形状均整で,使用上有害な曲がり,ねじれ,たわみ,凹凸,さび,その他

の有害な欠点があってはならない。 

2.2 

パネルにさん材を用いる場合には,図1又は図2によるものとし,面板の厚さは,表1の値以上と

し,これを支えるさん材の間隔のうち小さい方の内のりは,200mm以下とする。 

図1 

図2 

background image

A 8652-1995  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表1 

単位mm 

種類 

面板の厚さとその許容差 

鋼 

2.0±0.2 

アルミニウム合金 

3.5±0.2 

2.3 

パネルは,6.に示す試験に合格するものでなければならない。 

3. 呼び方,寸法及び形状 

3.1 

パネルの呼び方及び寸法は,表2による。 

表2 

単位mm 

呼び方 幅×長さ×せい 呼び方 幅×長さ×せい 呼び方 幅×長さ×せい 呼び方 幅×長さ×せい 

3018 300×1 800×55 

2018 200×1 800×55 

1518 150×1 800×55 

1018 100×1 800×55 

3015 300×1 500×55 

2015 200×1 500×55 

1515 150×1 500×55 

1015 100×1 500×55 

3012 300×1 200×55 

2012 200×1 200×55 

1512 150×1 200×55 

1012 100×1 200×55 

3009 300×900×55 

2009 200×900×55 

1509 150×900×55 

1009 100×900×55 

3006 300×600×55 

2006 200×600×55 

1506 150×600×55 

1006 100×600×55 

3.2 

3.1に示す幅,長さ及びせいの許容差は,表3による。 

表3 

単位mm 

幅 

幅の許容差 

長さ 長さの許容差 せい せいの許容差 

300 
200 
150 
100 

+0.6 
−0.9 

1 800 
1 500 

1 200  

+1.3 
−1.7 

55 

±0.5 

900 
600 

+0.8 
−1.2 

3.3 

パネル相互の組立てに用いる孔の中心位置の許容差は,さん材の長手方向に対し±0.8mm,さん材の

せい方向に対し±0.5mmとする。 

また,孔径の許容差は±0.2mmとする。 

3.4 

面板の4隅の角度は,90°とする。その許容差は,図3に示す+d,−dで表し,その値は,幅の5001

以下でなければならない。 

図3 

4. 材料 パネルに使用する材料の機械的性質は,表4のとおりとする。 

background image

A 8652-1995  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表4 

単位N/mm2 {kgf/mm2} 

種類 

引張強さ 

降伏点又は耐力 

鋼 

275 {28} 以上 

206 {21} 以上 

アルミニウム合金 

255 {26} 以上 

177 {18} 以上 

5. 表面処理 パネルは,浮き上がった黒皮,ほこり,汚れなどの付着物を除いて清浄にした後,コンク

リートに接しない面には,耐アルカリ性さび止塗料による塗装又はめっきなどによる表面処理を施す。 

コンクリートに接する面に表面処理を施す場合は,コンクリートの面に有害な影響を与えるようなもの

であってはならない。 

6. 試験 

6.1 

数値の換算 従来単位の試験機又は計測器を用いて試験する場合の国際単位系 (SI) による数値へ

の換算は,次による。 

1kgf=9.80N 

6.2 

パネルの剛性試験は,図4に示す三等分点法によって行い,表5に示す支点間距離及び荷重におい

て最大たわみ量を測定し,その測定値が表5に示す許容たわみ量以下のとき合格とする。 

図4 

表5 

パネルの長さ 

mm 

支点間距離l 

mm 

荷重P 

N/cm {kgf/cm} 

許容たわみ量 

mm 

1 800 

900 

98.1 {10} 

1.8 

1 500 
1 200 

900 

450 

98.1 {10} 

0.2 

600 

6.3 

パネルの強度試験は,図4に示す三等分点法によって行い,表6に示すスパン及び荷重において破

壊しないとき合格とする。 

background image

A 8652-1995  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表6 

パネルの長さ 

mm 

支点間距離l 

mm 

荷重P 

N/cm {kgf/cm} 

1 800 
1 500 
1 200 

900 

166.6 {17} 

900 
600 

450 

333.2 {34} 

7. 検査 パネルの検査は,6.に規定する試験を行い合否を決定する。ただし,検査は,合理的な抜取方

式によって行ってもよい。 

8. 表示 製品には,次の事項を表示しなければならない。 

(1) 3.1に示す呼び方 

(2) 製造年月又はその略号 

(3) 製造業者名又はその略号