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A 8346

:2004 (ISO/DIS 10570:2002)

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 11 条に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定

した日本工業規格である。

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO/DIS 10570:2002,Earth-moving

machinery

−  Articulated frame lock  − Performance requirements を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。


A 8346

:2004 (ISO/DIS 10570:2002)

(2)

目  次

ページ

序文 

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  定義

1

3.1

  車体屈折フレーム固定装置(articulated frame lock)

1

4.

  要求事項

1

4.1

  搭載位置 

2

4.2

  機械への取付け

2

4.3

  色 

2

4.4

  性能

2


日本工業規格

JIS

 A

8346

:2004

(ISO/DIS 10570

:2002

)

土工機械−車体屈折フレームの固定装置−

性能要求事項

Earth-moving machinery

−  Articulated frame lock

− Performance requirements

序文  この規格は,2002 年に第 1 版として発行された ISO/DIS 10570,Earth-moving machinery  − Articulated

frame lock

− Performance requirements を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成し

た日本工業規格である。

1. 

適用範囲  この規格は,輸送中又は整備中に,土工機械(以下,機械という)のフレームが意図せず

に屈折するのを防止するための車体屈折フレーム固定装置に対する性能要求について規定する。

この規格は,車体屈折フレームをもつ JIS A 8308 に規定する土工機械に適用する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD(修

正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO/DIS 10570:2002

, Earth-moving machinery −  Articulated frame lock −  Performance

requirements (IDT)

2. 

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS A 8308

  土工機械−基本機種−用語

備考 ISO 

6165:2001

  Earth-moving machinery  − Basic types − Vocabulary が,この規格と一致し

ている。

JIS A 8320

  土工機械−機械全体,作業装置及び構成部品の質量測定方法

備考 ISO 6016:1998  Earth-moving machinery  −  Methods of measuring the masses of whole machines,

their equipment and components

が,この規格と一致している。

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,次による。

3.1

車体屈折フレーム固定装置(articulated frame lock)  輸送中又は整備中に機械のフレームが意図せず

屈折するのを防止する,一つ又はそれ以上のリンク,バー,ピン若しくはこれらと同等のものであって,

機械のフレームへの取付部品及び取付部を備えたもの。

備考  車体屈折フレーム固定装置は,機械が自走するときに用いることを意図したものではない。

4.

要求事項


2

A 8346

:2004 (ISO/DIS 10570:2002)

4.1

搭載位置  車体屈折フレーム固定装置は,機械を直線状態に固定できなければならず,通常運転席

に昇降する側に搭載される。

運転席にいずれからも昇降できる機械にあっては,製造業者の考えによって,

どちら側に搭載してもよい。日常整備の遂行で機械のフレームを屈折する必要がある場合は,車体屈折フ

レーム固定装置は機械のフレームを所要の屈折位置に固定できなければならない。

車体屈折フレーム固定装置は,両フレームを頻繁に調整しなくても搭載できるよう設計されていなけれ

ばならない。

4.2

機械への取付け  車体屈折フレーム固定装置は,取付け部品を用いて,使用中又は保管中に機械か

ら外れないような方法で取り付けられなければならない。

4.3

色  車体屈折フレーム固定装置の色は,取付部品を除き,赤とする。もし,機械が赤の場合は黄色

とする。

4.4

性能  操向装置を用いて左右両側への車体屈折について,次の試験を行う。

車体屈折フレーム固定装置は,取付部品及びすべての機械のフレーム上における取付部も含め,製造業

者が規定する上限において,操向装置によって引き起こされる力の最大値の 2 倍の力をかけても構造的な

永久変形を生じてはならない。

運転質量(kg,  JIS A 8320 による。)の 4 倍以上の操向トルク(Nm)をもつ車体屈折フレームダンパの車体

屈折フレーム固定装置は,機械の操向装置によって引き起こされる力の 1.2 倍の力に耐えなければならな

い。

例えば,スクレーパ及びグレーダのように,つり上げ及び輸送中だけ車体屈折フレーム固定装置が必要

な場合は,その固定装置に要求される力は,つり上げ及び輸送中に車体屈折フレーム固定装置にかかる最

大の力の 2 倍と等しくなる製造業者の計算値でもよい。