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A 7502-3:2015  

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲························································································································· 1 

2 引用規格························································································································· 1 

3 用語及び定義 ··················································································································· 1 

4 防食被覆工法の適用条件 ···································································································· 2 

5 防食被覆層の品質 ············································································································· 2 

6 防食被覆工事の一般的施工方法 ··························································································· 2 

6.1 防食被覆層を施すコンクリートの処理················································································ 2 

6.2 防食被覆層の施工 ·········································································································· 2 

7 検査······························································································································· 3 

7.1 防食被覆層の施工前の検査 ······························································································ 3 

7.2 防食被覆層の検査 ·········································································································· 5 

8 報告······························································································································· 6 

附属書A(参考)施工管理・検査の記録項目 ············································································· 7 

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(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本コンクリート防食協会

(JCEP),地方共同法人日本下水道事業団(JS)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原

案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣

が制定した日本工業規格である。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

JIS A 7502の規格群には,次に示す部編成がある。 

JIS A 7502-1 第1部:基本概念 

JIS A 7502-2 第2部:防食設計標準 

JIS A 7502-3 第3部:防食施工標準 

  

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日本工業規格          JIS 

A 7502-3:2015 

下水道構造物のコンクリート腐食対策技術− 

第3部:防食施工標準 

Corrosion protection technology of sewerage concrete structures- 

Part 3: Construction standards for prevent sulfuric acid corrosion 

序文 

この規格は,下水道構造物のコンクリート腐食対策技術に用いる防食被覆工事の施工方法及び検査方法

を規定することによって,防食被覆工事の施工品質向上に寄与することを目的とする。 

適用範囲 

この規格は,下水道法で定められた終末処理場及びポンプ場において,硫化水素に起因する硫酸による

コンクリート腐食への対策に用いる防食被覆工法を適用する施設の施工方法,検査について規定する。た

だし,防食被覆工法のうち,有機系被覆材を用いる塗布型ライニング工法及びシートライニング工法,並

びにセメントを主成分とする無機系被覆材を用いるモルタルライニング工法を対象とする。 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS A 0203 コンクリート用語 

JIS A 7502-1 下水道構造物のコンクリート腐食対策技術−第1部:基本概念 

JIS A 7502-2 下水道構造物のコンクリート腐食対策技術−第2部:防食設計標準 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 0203,JIS A 7502-1及びJIS A 7502-2によるほか,次によ

る。 

3.1 

後貼り工法 

シートライニング工法のうち,既設のコンクリートに対して接着剤などで直接シートを貼り付けて固着

する工法。 

3.2 

型枠工法 

シートライニング工法のうち,シートを仮固定した型枠を組み立てた後,シート背面にコンクリートな

どの充塡材を充塡し,コンクリートと一体化する工法。 

なお,充塡材が硬化した後に仮固定した型枠は,取り外す。 

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3.3 

埋設型枠工法 

シートライニング工法のうち,シートを固着したコンクリート製などのパネルを型枠として使用し,パ

ネル背面にコンクリートなどの充塡材を充塡し,コンクリートと一体化する工法。 

なお,充塡材が硬化した後も,型枠は取り外すことなく構造物の一部として機能する。 

防食被覆工法の適用条件 

防食被覆工事における防食被覆工法は,JIS A 7502-2によって設計する。 

防食被覆層の品質 

防食被覆工事に用いる防食被覆層の品質は,JIS A 7502-2によって規定する。 

防食被覆工事の一般的施工方法 

6.1 

防食被覆層を施すコンクリートの処理 

6.1.1 

新築工事のコンクリート 

防食被覆層を施す新築工事のコンクリートは,防食被覆層の耐久性に影響しないように,防食被覆層の

施工に適したコンクリートの品質及び表面品質を次のとおり確保する。 

a) 施工対象となるコンクリートの品質 施工対象となるコンクリートの品質は,次による。 

1) 施工対象となるコンクリートは,所定の強度,耐久性及び水密性をもち,有害な欠陥箇所がないも

のとする。 

2) コンクリートの打込みに際して,型枠,型枠剝離剤,コンクリート混和剤及びコンクリート養生剤

のうち,防食被覆層の接着性に悪影響を及ぼすものは使用しない。 

b) 施工対象となるコンクリートの表面品質 施工対象となるコンクリートの表面は,防食被覆層の施工

に適した表面状態に仕上げる。 

c) 施工対象となるコンクリートの欠陥部の処理 防食被覆層の耐久性に悪い影響を及ぼす施工対象と

なるコンクリートの欠陥などについては適切に処理する。 

6.1.2 

改築工事のコンクリート 

防食被覆層を施す改築工事のコンクリートの処理は,次による。 

a) コンクリート腐食部分の除去 健全なコンクリート面が露出するまで,超高圧水処理などによりコン

クリート腐食部分の除去を行う。 

b) 鉄筋の処理 浮きさび(錆),赤さび(錆)は除去し,防せい剤塗布などの処理を行う。 

c) 断面の修復 コンクリート腐食部分の除去後のひび割れなどの欠陥は,断面修復に先立ち適切に処理

し,必要な厚さを施工する。 

6.2 

防食被覆層の施工 

防食被覆層の施工は,防食被覆層が長期にわたり安定した性能を維持するために,防食被覆層の施工に

おいて選定した防食被覆工法の仕様に従い,6.2.1〜6.2.3のいずれかの工程によって行う。 

注記 改築工事などでは,防食被覆層を施工する部位がモルタルなどによって断面修復されている場

合がある。防食被覆層の施工対象部位がコンクリートでない場合は,適宜,施工対象部位の断

面修復材料に適した工法に変更して,適用する。 

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6.2.1 

塗布型ライニング工法による防食被覆工事の工程 

塗布型ライニング工法による標準的な工程は,次による。 

a) コンクリートの前処理 

b) コンクリートの表面処理 

c) プライマー処理1) 及び素地調整材1) の塗布 

d) プライマー処理1) 及び防食被覆材の塗布 

e) 防食被覆層の端部などの処理 

f) 

防食被覆層の養生 

注1) 工法によっては,各工程を省略することが可能である。 

6.2.2 

シートライニング工法による防食被覆工事の工程 

シートライニング工法による標準的な工程は,次による。 

a) 後貼り工法 

1) 施工対象部位のコンクリートの表面処理 

2) コンクリート面へのシート貼付け 

3) シートの端部,継目などの処理 

4) 充塡材料の注入(一部の後貼り工法) 

5) 防食被覆層の養生 

b) 型枠工法 

1) 型枠へのシート貼付け 

2) シートの接合(一部の型枠工法) 

3) 型枠の組立 

4) コンクリートなどの充塡材の打込み 

5) シートの端部,継目などの処理 

6) 防食被覆層の養生 

c) 埋設型枠工法 

1) シートの組立 

2) コンクリートなどの充塡材の打込み 

3) シートの端部,継目などの処理 

4) 防食被覆層の養生 

6.2.3 

モルタルライニング工法による防食被覆工事の工程 

モルタルライニング工法による標準的な工程は,次による。 

a) 施工対象部位のコンクリートの表面処理 

b) プライマー処理2) 及び防食被覆材の塗布 

注2) 工法によっては,各工程を省略することが可能である。 

c) 防食被覆層の端部などの処理 

d) 防食被覆層の養生 

検査 

7.1 

防食被覆層の施工前の検査 

長期にわたり安定した性能を防食被覆層に発揮させるため,防食被覆層を施工する前に,防食被覆層を

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施すコンクリートに対して次の品質検査を実施する。 

a) 新築工事のコンクリートの検査 新築工事のコンクリートの検査は,次による。 

1) 防食被覆層の施工前に,施工対象となるコンクリートの品質及び表面品質の検査を行う。 

2) 検査で不良箇所があった場合は,必要な処置を施す。 

3) 施工対象となるコンクリートの検査項目は,次による。 

− コンクリート表面の異物の有無及び処理状態 

− レイタンス,ぜい(脆)弱部の有無及び処理状態 

− 極端な型枠段差の有無及び処理状態 

− 豆板,表面気泡の有無及び処理状態 

− コールドジョイント,打継ぎ部,ひび割れの有無及び処理状態 

− 漏水の有無及びその状態 

− セパレータ端部の処理状態 

− 目地部の処理状態 

b) 改築工事のコンクリートの検査 改築工事のコンクリートの検査は,次による。 

1) 劣化部除去後の検査 

1.1) コンクリートの劣化部除去が完了した後,除去後のコンクリート表面の品質について検査を行う。 

1.2) 検査で不良箇所が認められた場合は,必要な処置を施す。 

1.3) 劣化部除去後の検査項目は,次による。 

− コンクリートの外観状態 

− 劣化部の除去後の状態 

− コンクリートの表面強度 

2) 鉄筋処理後の検査3) 

2.1) 鉄筋処理が完了した後,処理後の鉄筋の品質について検査を行う。 

2.2) 検査で不良箇所が認められた場合は,必要な処置を速やかに施す。 

2.3) 鉄筋処理後の検査項目は,次による。 

− さび(錆)の除去状態 

− 防せい剤の塗布状態 

注3) 鉄筋に腐食が認められず,鉄筋処理を行わない場合は,本検査を省略することができる。 

3) 断面修復後の検査 

3.1) 断面修復が完了した後,断面修復後の表面の品質について検査を行う。 

3.2) 検査で不良箇所が認められた場合は,必要な処置を施す。 

3.3) 断面修復後の検査項目は,次による。 

− 断面修復部の外観状態 

− 断面修復部の接着強さ 

− 断面修復部の施工厚さ 

c) 塗布型ライニング工法における防食被覆層施工前の検査 塗布型ライニング工法では,a) 又はb) の

検査を行うとともに,更に次の検査を実施する。 

1) 防食被覆層を施すコンクリート面の表面状態の検査 

1.1) 施工対象となるコンクリートの前処理及び表面処理の終了後,防食被覆層の施工前に,コンクリ

ートの表面状態について検査を行う。 

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1.2) 検査で前処理又は表面処理に不良箇所が認められた場合は,速やかに必要な処理を施す。 

1.3) 検査で施工対象となるコンクリートに不良箇所が認められた場合は,必要な処理を施す。 

1.4) 施工対象となるコンクリートの前処理状態の検査項目は,次による。 

− 埋設配管周りの状態 

− 箱抜き周りの状態 

− タラップ周りの状態 

− 取付金具周りの状態 

− 受枠周りの状態 

− 出隅部,入隅部の状態 

1.5) 施工対象となるコンクリートの表面処理状態の検査項目は,次による。 

− 仕上がりの状態 

− 型枠剝離剤,油脂類の付着状況 

− 硬化不良,表面異状の発生状況 

2) 素地調整層の品質の検査 

2.1) 素地調整工程の終了後,素地調整層の品質について検査を行う。 

2.2) 検査で不良箇所が認められた場合は,必要な処理を速やかに施す。 

2.3) 素地調整層の品質の検査項目は,次による。 

− 平たん(坦)さの状態 

− 気泡痕,ふくれの発生状況 

− 浮きの発生状況 

− ひび割れの発生状況 

− ぜい(脆)弱層,エフロレッセンスの発生状況 

− 硬化不良の発生状況 

7.2 

防食被覆層の検査 

防食被覆層の施工後,完成した防食被覆層の品質を確認するため,防食被覆層の完了検査を実施する。

完了検査は,次による。 

a) 防食被覆層の施工完了後,防食被覆層の品質について検査を行う。 

b) 検査で不良箇所が認められた場合は,必要な処置を速やかに施す。 

c) 各防食被覆工法の完了検査における検査項目は,次による。 

1) 塗布型ライニング工法及びモルタルライニング工法における完了検査項目 

− 外観の状態 

− 接着強さ 

− 防食被覆層の施工厚さ 

2) シートライニング工法における完了検査項目 

− シート貼付け(組立)状態 

− シート表面の状態 

− シート継目部の状態 

− コンクリートなどの充塡状況 

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報告 

箇条7のとおり,施工の各段階における所要の品質の検査,不良箇所の処理を目的として行った検査及

びその結果について,検査記録を作成し,報告する。記録項目の例を,参考として附属書Aに示す。 

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附属書A 

(参考) 

施工管理・検査の記録項目 

A.1 施工管理記録 

施工管理記録として記録する項目は,次による。 

a) 施工月日 

b) 工事名 

c) 受注者名 

d) 記録者名 

e) 天候及び屋外環境 

1) 天候 

2) 温度 

3) 湿度 

f) 

管理項目 

g) 施工工程名 

h) 施工環境 

1) 温度 

2) 湿度 

3) 処置・対策内容(換気,除湿,加温など) 

i) 

施工品質 

1) 調配合 

2) 練混ぜ(かくはん機の種類,かくはん時間) 

3) 作業(当日作業の重点指示項目) 

4) 仕上がり状態(欠陥の有無と処置) 

5) 特記事項(安全管理など,その他) 

A.2 使用材料搬入報告書 

使用材料搬入報告書として報告する項目は,次による。 

a) 作成日 

b) 工事名 

c) 受注者名 

d) 作成者名 

e) 納入伝票番号 

f) 

納入年月日 

g) 品名 

h) 納入数量 

i) 

製造ロット番号 

j) 

写真撮影番号 

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k) 確認日 

l) 

検印 

m) 摘要 

A.3 施工対象となるコンクリートの品質の検査記録 

施工対象となるコンクリートの品質の検査記録として記録する項目は,次による。 

a) 工事名 

b) 検査日 

c) 検査施設名 

d) 受注者名 

e) コンクリートの品質(適・不適,不適の場合は不適の理由及びその位置,処置などを記録する。) 

1) コンクリート表面の異物 

2) 1 mm以上の型枠段差,段差 

3) 豆板 

4) 表面気泡 

5) ひび割れ 

6) コールドジョイント 

7) 打継ぎ部 

8) 漏水 

9) セパレータ端部 

10) 目地部 

A.4 施工対象となるコンクリートの表面状態の検査記録 

施工対象となるコンクリートの表面状態の検査記録として記録する項目は,次による。 

a) 工事名 

b) 検査日 

c) 検査施設名 

d) 受注者名 

e) 施工対象となるコンクリートの前処理・表面処理(適・不適,不適の理由及び位置,処置などを記録

する。) 

1) 埋設配管周り,箱抜き周り1),タラップ周り,取付金具周り,受枠周り2) 

注1) 下水の流入出口などの開口部となる部分に,型枠などを挿入し,コンクリートが充塡され

ないようにした部分の周囲。 

2) 上部積載物などを受けるための枠の周囲。 

2) 出隅部分3),入隅部分4) 

注3) 壁,床,柱などの二つの面が出合った外側の部分で,二つの面のなす外側の角度は180度

より大きく,360度より小さい。 

4) 壁,床,柱などの二つの面が出合った内側の部分で,二つの面のなす内側の角度は0度よ

り大きく,180度より小さい。 

3) 表面の仕上がり 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

4) 型枠剝離剤,油脂類の付着 

5) 硬化不良などの異常 

6) 表面の異物・付着物 

7) その他 

A.5 劣化部除去後の検査記録 

劣化部除去後の検査記録として記録する項目は,次による。 

a) 工事名 

b) 検査日 

c) 検査施設名 

d) 受注者名 

e) コンクリートの健全度 

f) 

劣化部除去の確認(フェノールフタレインの呈色) 

g) コンクリートの表面強度(接着強度,破断状況) 

h) 鉄筋処理の状態 

1) さび(錆)の除去程度 

2) 防せい剤の塗布状態 

i) 

検査が不合格のときの指示事項 

A.6 断面修復における施工厚さの測定記録 

測定記録として記録する項目は,次による。 

a) 工事名 

b) 測定日 

c) 検査施設名 

d) 記録者 

e) 受注者名 

f) 

工種 

g) 材料の種類 

h) 材料の設計厚さ 

i) 

測定箇所(対象範囲) 

j) 

測定位置及び測定厚さ 

A.7 断面修復後の検査記録 

断面修復後の検査記録として記録する項目は,次による。 

a) 工事名 

b) 検査日 

c) 検査施設名 

d) 受注者名 

e) 修復部の施工状況 

f) 

修復部の接着強さ 

10 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

g) 修復部の施工厚さ 

h) 検査が不合格のときの指示事項 

A.8 素地調整層の品質の検査記録 

素地調整層の品質の検査記録として記録する項目は,次による。 

a) 工事名 

b) 検査日 

c) 検査施設名 

d) 受注者名 

e) 素地調整層の品質(適・不適,不適の理由及び位置,処置などを記録する。) 

1) 平たん(坦)さ 

2) 気泡痕,ふくれ 

3) 浮き 

4) ひび割れ 

5) ぜい(脆)弱層,エフロレッセンス 

6) 硬化不良 

7) その他 

A.9 完了検査記録(塗布型ライニング工法による防食被覆工事) 

完了検査記録として記録する項目は,次による。 

a) 工事名 

b) 検査日 

c) 検査施設名 

d) 受注者名 

e) 目視検査(仕上がり状態) 

f) 

指触検査(硬化状態) 

g) ピンホール検査(ピンホール検出状態) 

h) 接着強さ及び接着強さ試験時の破断状況 

i) 

施工厚さ 

j) 

検査が不合格のときの指示事項 

A.10 完了検査記録(シートライニング工法による防食被覆工事) 

完了検査記録として記録する項目は,次による。 

a) 工事名 

b) 検査日 

c) 検査施設名 

d) 受注者名 

e) シートの貼付け(組立)状況 

f) 

シート表面の状況 

g) シート継目の状況 

11 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

h) コンクリートなどの充塡程度 

i) 

検査が不合格のときの指示事項 

A.11 完了検査記録(モルタルライニング工法による防食被覆工事) 

完了検査記録として記録する項目は,次による。 

a) 工事名 

b) 検査日 

c) 検査施設名 

d) 受注者名 

e) 目視検査(仕上がり状態) 

f) 

指触検査(硬化状態) 

g) 接着強さ及び接着強さ試験時の破断状況 

h) 施工厚さ 

i) 

検査が不合格のときの指示事項