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A 5908

:2015

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

1

3

  用語及び定義  

2

4

  種類 

3

5

  形状及び寸法  

4

6

  品質 

5

6.1

  外観  

5

6.2

  性能  

5

7

  試験方法  

8

7.1

  試験の一般条件  

8

7.2

  試験片  

8

7.3

  寸法及び直角度の測定  

9

7.4

  密度試験  

11

7.5

  含水率試験  

12

7.6

  曲げ強さ試験  

12

7.7

  曲げヤング係数試験  

13

7.8

  湿潤時曲げ強さ試験  

13

7.9

  吸水厚さ膨張率試験  

13

7.10

  剝離強さ試験  

14

7.11

  木ねじ保持力試験  

14

7.12

  てい(釘)頭貫通力試験  

15

7.13

  くぎ側面抵抗試験  

16

7.14

  ホルムアルデヒド放散量試験  

17

7.15

  平面引張強さ試験  

17

7.16

  耐衝撃性試験  

18

7.17

  耐酸性試験  

18

7.18

  耐アルカリ性試験  

18

7.19

  耐汚染性試験  

19

7.20

  耐変退色性試験  

19

7.21

  耐引っかき性試験  

19

7.22

  断熱性試験  

19

8

  検査 

19

8.1

  検査の種類及び検査項目  

19

8.2

  判定基準  

20


A 5908

:2015  目次

(2)

ページ

9

  製品の呼び方  

20

10

  表示  

21

附属書 JA(参考)JIS と対応国際規格との対比表  

22

附属書 JB(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表  

27


A 5908

:2015

(3)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本繊維板工業会

(JFPMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべ

きとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。こ

れによって,JIS A 5908:2003 は改正され,この規格に置き換えられた。

なお,平成 28 年 12 月 20 日までの間は,工業標準化法第 19 条第 1 項等の関係条項の規定に基づく JIS

マーク表示認証において,JIS A 5908:2003 によることができる。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 A

5908

:2015

パーティクルボード

Particleboards

序文 

この規格は,2008 年に第 1 版として発行された ISO 16893-1,2010 年に第 1 版として発行された ISO 

16893-2

及び 2009 年に第 1 版として発行された ISO 16894 を基とし,我が国の実情を反映させるため,技

術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一

覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。また,技術上重要な改正に関する旧規格との対照を附属書

JB

に示す。

適用範囲 

この規格は,木材などの小片を主な原料として接着剤を用いて成形・熱圧した板(以下,パーティクル

ボードという。

)について規定する。

この規格は,パーティクルボードを基材として両面に単板を張った単板張りパーティクルボード,両面

又は片面に化粧紙等を接着した化粧パーティクルボード,及び構造用パーティクルボードについても規定

する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 16893-1:2008

,Wood-based panels−Particleboard−Part 1: Classifications

ISO 16893-2:2010

,Wood-based panels−Particleboard−Part 2: Requirements

ISO 16894:2009

,Wood-based panels−Oriented strand board (OSB)−Definitions, classification and

specifications

(全体評価:MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS A 1408

  建築用ボード類の曲げ及び衝撃試験方法

JIS A 1412-1

  熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法−第 1 部:保護熱板法(GHP 法)

JIS A 1412-2

  熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法−第 2 部:熱流計法(HFM 法)

JIS A 1460

  建築用ボード類のホルムアルデヒド放散量の試験方法−デシケーター法

JIS A 5508

  くぎ

JIS B 1112

  十字穴付き木ねじ


2

A 5908

:2015

JIS B 7512

  鋼製巻尺

JIS B 7526

  直角定規

JIS B 7751

  紫外線カーボンアーク灯式の耐光性試験機及び耐候性試験機

JIS K 7102

  着色プラスチック材料のカーボンアーク燈光に対する色堅ろう度試験方法

JIS K 8355

  酢酸(試薬)

JIS K 8594

  石油ベンジン(試薬)

JIS K 8624

  炭酸ナトリウム十水和物(試薬)

JIS K 8625

  炭酸ナトリウム(試薬)

JIS K 8886

  無水酢酸(試薬)

JIS L 0804

  変退色用グレースケール

JIS L 0805

  汚染用グレースケール

JIS S 6026

  クレヨン及びパス

JIS Z 8703

  試験場所の標準状態

JIS Z 8730

  色の表示方法−物体色の色差

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

3.1 

小片 

チップ,フレーク,ウェファー,ストランド,その他の切削片・破砕片の総称。

3.2 

成形・熱圧 

小片をマット状にし,熱盤で熱圧締すること。

3.3 

素地 

表裏面にオーバーレイ,塗装などの化粧を施していない状態。

3.4 

研磨 

パーティクルボードの表面を滑らかにするために研ぎ磨いて平滑にしていく作業のこと。

3.5 

単板張り 

パーティクルボードの表裏面に単板を張り,強度及び化粧性を向上するもの。

3.6 

化粧 

パーティクルボードの表面にオーバーレイ,塗装など行い,化粧性を向上するもの。

3.7 

構造用 

主として建造物の耐力部材として用いられるもの。

3.8 

養生 


3

A 5908

:2015

試験片の含水率が気乾状態又は恒量に達するまでに行う試験前の処理。

種類 

パーティクルボードの種類は,素地パーティクルボード,単板張りパーティクルボード,化粧パーティ

クルボード及び構造用パーティクルボードに区分し,更に表裏面の状態,曲げ強さ,耐水性及びホルムア

ルデヒド放散量によって次のとおり区分する。

a) 

表裏面の状態による区分  表裏面の状態による区分は,表 による。

表 1−表裏面の状態による区分 

種類

区分

記号

表裏面の状態

素地パーティクルボード

無研磨板

RN

両面が素地の状態で,無研磨のもの。

研磨板

RS

両面が素地の状態で,研磨のもの。

単板張りパーティクルボード

無研磨板

VN

素地パーティクルボードの両面に単板を張った板

で,無研磨のもの。

研磨板

VS

素地パーティクルボードの両面に単板を張った板で
研磨したもの。

化粧パーティクルボード

単 板 オ ー バ ー
レイ

DV

素地パーティクルボードの両面又は片面に化粧単板
を接着したもの。

プ ラ ス チ ッ ク

オーバーレイ

DO

素地パーティクルボードの両面又は片面に合成樹脂

系シート,フィルム,合成樹脂含浸紙,コート紙,

アフターコート紙などを接着したもので,化粧板を
単色で仕上げた無地物,木目及び抽象模様を付けた

柄物などがある。

塗装

DC

素地パーティクルボードの両面又は片面に合成樹脂

塗料を焼付硬化又は印刷したもので,化粧面を単色

で仕上げた無地物,木目及び抽象模様を付けた柄物
などがある。

構造用パーティクルボード

無研磨板

S-RN

両面が素地の状態で,無研磨のもの。

研磨板

S-RS

両面が素地の状態で,研磨のもの。

b) 

曲げ強さによる区分  曲げ強さによる区分は,表 による。

表 2−曲げ強さによる区分 

種類

区分

記号

曲げ強さ

素地パーティクルボード
及び化粧パーティクルボ

ード

18

タイプ

18

縦方向・横方向ともに 18.0 N/mm

2

以上のもの

13

タイプ

13

縦方向・横方向ともに 13.0 N/mm

2

以上のもの

8

タイプ

8

縦方向・横方向ともに 8.0 N/mm

2

以上のもの

素地パーティクルボード

24-10

タイプ

24-10

縦方向 24.0 N/mm

2

以上・横方向 10.0 N/mm

2

以上の

もの

17.5-10.5

タイプ

17.5-10.5

縦方向 17.5 N/mm

2

以上・横方向 10.5 N/mm

2

以上の

もの

単板張りパーティクルボ

ード

30-15

タイプ

30-15

縦方向 30.0 N/mm

2

以上・横方向 15.0 N/mm

2

以上の

もの

構造用パーティクルボー

18

タイプ

S18

縦方向・横方向ともに 18.0 N/mm

2

以上のもの

注記 24-10 タイプは配向性ストランド(OSB)タイプ,17.5-10.5 タイプはウェファータイプのボードをいう。


4

A 5908

:2015

c) 

耐水性による区分  耐水性による区分は,表 による。

表 3−耐水性による区分 

区分

記号

耐水性評価方法

主な用途(参考)

湿潤時曲げ試験

吸水厚さ膨張率

A

試験

B

試験

普通(U タイプ)

REG

(U)

家具,キャビネットなど

耐水 1(M タイプ)  MR1(M)

建築下地(床,壁,野地)

,造作部材

など

耐水 2(P タイプ)

MR2

(P)

高い 耐水 性が 求めら れる 建 築下地

(床,壁,野地)

,造作部材など

d) 

ホルムアルデヒド放散量による区分  ホルムアルデヒド放散量による区分は,表 による。

表 4−ホルムアルデヒド放散量による区分 

区分

記号

ホルムアルデヒド放散量

平均値

最大値

F

☆☆☆☆等級

F

☆☆☆☆

0.3 mg/L

以下

0.4 mg/L

以下

F

☆☆☆等級

F

☆☆☆

0.5 mg/L

以下

0.7 mg/L

以下

F

☆☆等級

F

☆☆

1.5 mg/L

以下

2.1 mg/L

以下

形状及び寸法 

形状は,直方体とし,次による。

a)

寸法は,

表 及び表 による。ただし,特に要求のある場合には,受渡当事者間の協定によって表 5

及び

表 の範囲を超えてもよい。

表 5−厚さ 

単位  mm

種類

厚さの範囲

素地パーティクルボード

単板張りパーティクルボード 
化粧パーティクルボード

5

以上,40 以下

構造用パーティクルボード

9

表 6−幅及び長さ 

単位  mm

種類

幅の範囲

長さの範囲

素地パーティクルボード 
単板張りパーティクルボード

化粧パーティクルボード

構造用パーティクルボード

315

以上,

2 100

以下

450

以上,

6 100

以下

b)

寸法の許容差及び直角度は,特に指定がない限り,

表 による。許容差はプラス側又はマイナス側に

許容差を配分して設定してもよいが,その場合の許容差の範囲は,

表 を超えてはならない。


5

A 5908

:2015

なお,

表 の化粧パーティクルボードの厚さは,基材の厚さに化粧層の厚さを加えたものをいう。

c)

寸法及び直角度の測定は,7.3 による。

表 7−許容差及び直角度 

単位  mm

種類

厚さ

厚さの許容差

a)

幅の

許容差

a)

長さの

許容差

a)

直角度

無研磨板

研磨板

化粧板

測定法

A

測定法

B

素地パーティクルボード

単板張りパーティクルボード

15

未満

±1.0

±0.3

±3

±3

2

以下

3

以下

15

以上,

20

未満

±1.2

20

以上

±1.5

化粧パーティクルボード

18

未満

±0.5

18

以上

±0.6

構造用パーティクルボード

9

±1.0

±0.3

a)

表示値に対しての許容差を示す。

品質 

6.1 

外観 

外観は,次による。

a)

パーティクルボードの表面には著しい凹凸,汚れ,小片の剝がれなどがなく,かつ,使用上有害なね

じれ,反りなどがあってはならない。また,化粧パーティクルボードについては

表 に示す欠点があ

ってはならない。

表 8−化粧パーティクルボードの外観 

欠点の種類

基準

欠け

a)

,亀裂,剝がれ

あってはならない。

ねじれ,反り

使用上有害なものであってはならない。

化粧目的以外の凹凸,へこみ,汚れ,きず,

異物の混入

60 cm

離れて目視したとき,著しく目立つもの

であってはならない。

化粧目的以外の模様,光沢・色調の不ぞろい

2 m

b)

離れて目視したとき,著しく目立つもの

であってはならない。

a)

基材及び化粧層の欠けをいう。

b)

数枚並べて同時に行う。

b)

パーティクルボードの切断面は良好で,側面は表面に対し直角でなければならない。ただし,特殊な

目的をもって側面を加工したものはこの限りでない。

6.2 

性能 

パーティクルボードは,

表 に示す性能項目について,箇条 によって試験を行ったとき,表 10∼表 14

に適合しなければならない。


6

A 5908

:2015

表 9−性能項目 

性能項目

素 地 パ ー テ ィ ク ル
ボード

単板張りパーティク
ルボード

化粧パーティクルボ
ード

構造用パーテ
ィクルボード

適用
箇条

普通

(U タ

イプ)

耐水 1

(M タ

イプ)

耐水 2

(P タ

イプ)

普通

(U タ

イプ)

耐水 1

(M タ

イプ)

耐水 2

(P タ

イプ)

普通

(U タ

イプ)

耐水 1

(M タ

イプ)

耐水 2 
(P タ

イプ)

耐水 1

(M タ

イプ)

耐水 2

(P タ

イプ)

寸法・直角度

7.3

密度

7.4

含水率

7.5

曲げ強さ

7.6

曲げヤング係数

a)

a)

a)

a)

a)

a)

a)

a)

a)

a)

a)

7.7

湿 潤 時 曲

げ強さ

b)

A

試験

7.8

B

試験

吸水厚さ膨張率

b)

7.9

剝離強さ

7.10

木ねじ保持力

c)

7.11

てい(釘)頭貫通力

7.12

くぎ側面抵抗

7.13

ホルムアルデヒド放散量

7.14

平面引張強さ

7.15

耐衝撃性

7.16

耐酸性

d)

7.17

耐アルカリ性

d)

7.18

耐汚染性

d)

7.19

耐変退色性

d)

7.20

耐引っかき性

d)

7.21

断熱性(熱伝導率)

受渡当事者間の協定による

7.22

a)

△印は,参考値としての試験項目を示す。

b)

  8

タイプには適用しない。

c)

木ねじ保持力は,厚さ 15 mm 以上に適用する。

d)

単板オーバーレイには適用しない。


7

A 5908

:2015

表 10−性能 

種類

曲げ強さ

による

区分

密度

g/cm

3

含水率

%

曲げ強さ

N/mm

2

湿潤時

曲げ強さ

a)

N/mm

2

吸水厚さ

膨張率

a)

%

剝離 
強さ

N/mm

2

木ねじ

保持力

b) 

N

(参考値)
曲げヤング

係数

a)

N/mm

2

方向

方向

方向

方向

素 地 パ ー

テ ィ ク ル
ボード,

化 粧 パ ー

テ ィ ク ル
ボード

18

タイプ

0.40

以上

0.90

以下

5

以上

13

以下

18.0

以上

9.0

以上

12

以下

0.3

以上

500

以上

3 000

以上

13

タイプ

13.0

以上

6.5

以上

0.2

以上

400

以上

2 500

以上

8

タイプ

8.0

以上

0.15

以上

300

以上

2 000

以上

素 地 パ ー
テ ィ ク ル

ボード

24-10

タイプ

24.0

以上

10.0

以上

12.0

以上

5.0

以上

厚 さ 12.7

mm

以 下

のものは,

25

以下と

する。

0.3

以上

500

以上

縦方向

4 000

以上

横方向

1 300

以上

17.5-10.5

タイプ

17.5

以上

10.5

以上

8.8

以上

5.3

以上

厚 さ 12.7

mm

を 超

え る も の
は,20 以

下とする。

縦方向

3 000

以上

横方向

2 000

以上

単 板 張 り

パ ー テ ィ

ク ル ボ ー

30-15

タイプ

30.0

以上

15.0

以上

15.0

以上

7.5

以上

12

以下

縦方向

4 500

以上

横方向

2 800

以上

注記  縦方向とは,長手方向をいい,横方向とは,これに直角の方向をいう。単板張りパーティクルボードの場合

は,単板の繊維方向を縦方向といい,これに直角な方向を横方向という。

a)

  8

タイプには適用しない。

b)

木ねじ保持力は,厚さ 15 mm 以上に適用する。

表 11−化粧パーティクルボードの性能 

平面引張

強さ

N/mm

2

耐衝撃性

耐酸性

耐アル
カリ性

耐汚染性

耐変退色性

耐引っかき性

クレヨン

(赤)に対す

る耐汚染性

外観

色差

0.4

以上

放射状の亀裂,破壊,

化 粧 層 の 剝 離 が な

い。また,くぼみの
直径が 20 mm 以下。

変 色 し

ない。

変 色 し

ない。

グ レ ー ス ケ

ール 3 号以上

表 面 に ひ び

割れ,膨れな

ど の 欠 点 が
ない。

グ レ ー ス ケ

ール 4 号以上 
又は色差 3.0
以下

著しいきず跡

が付かない。

注記  耐酸性,耐アルカリ性,耐汚染性,耐変退色性及び耐引っかき性は,単板オーバーレイ及びアフターコート

紙ばりには適用しない。

表 12−構造用パーティクルボードの性能 

密度

g/cm

3

含水率

%

曲げ強さ

N/mm

2

湿潤時

曲げ強さ

N/mm

2

吸水厚さ

膨張率

%

剝離強さ

N/mm

2

てい(釘)

頭貫通力

kN

くぎ側面

抵抗

kN

(参考値)

曲げヤング係数

N/mm

2

0.71

以上

0.81

以下

5

以上

13

以下

18.0

以上 9.0 以上

12

以下 0.3 以上

1.0

以上

1.0

以上 3

000

以上


8

A 5908

:2015

表 13−ホルムアルデヒド放散量 

種類

区分

記号

ホルムアルデヒド

放散量

mg/L

素地パーティクルボード

単板張りパーティクルボード

化粧パーティクルボード 
構造用パーティクルボード

F

☆☆☆☆等級

F

☆☆☆☆

平均 0.3 以下

最大 0.4 以下

F

☆☆☆等級

F

☆☆☆

平均 0.5 以下

最大 0.7 以下

F

☆☆等級

F

☆☆

平均 1.5 以下

最大 2.1 以下

表 14−断熱性 

種類

熱伝導率

W/

(m・K)

素地パーティクルボード 
単板張りパーティクルボード

化粧パーティクルボード

構造用パーティクルボード

0.15

以下

試験方法 

7.1 

試験の一般条件 

数値の丸め方は,四捨五入とし,

表 10∼表 14 に規定する各品質項目値の桁数より一つ下の位まで求め,

各品質項目値の桁数に丸める。ただし,各試験に規定がある場合には,この限りでない。

7.2 

試験片 

7.2.1 

試験片の採取 

試験片は,

表 15 に示す寸法及び個数を試料の周辺部を除く中央部分から各試験項目ごとに採取する。

なお,化粧板で化粧面に溝などが付いているものは,その溝部分を含めて試験片を採取する。

7.2.2 

試験片の養生 

試験片は,気乾状態

1)

のもの又は温度 20±2  ℃,相対湿度(65±5)%で,恒量

2)

に達したものを用いる。

ただし,ホルムアルデヒド放散量試験に用いる試験片は,JIS A 1460 の 7.3(養生)による。

1)

気乾状態とは,試験片を通風のよい室内に 7 日間以上放置したもの,製造上で含水率が調整さ

れたもの,又は製品出荷状態と同等の含水率が確保されたものをいう。

2)

恒量とは,24 時間ごとの質量を測定し,その変化率が 0.1 %以下になったもの,又は試験片に

よっては変化量の測定が困難な場合,合理的な方法によって恒量であることを確認したものを

いう。


9

A 5908

:2015

表 15−試験片の寸法及び個数 

試験項目

試験片の寸法

mm

1

枚の板から採取する試験片の個数(個)

寸法及び直角度

製品全形

1

密度試験

100

×100

1

含水率試験

100

×100

1

曲げ強さ試験

幅 50×長さ[スパン

a)

+50]

縦方向 1,横方向 1

湿潤時曲げ強さ試験

幅 50×長さ[スパン

a)

+50]

縦方向 1,横方向 1

吸水厚さ膨張率試験

50

×50

1

剝離強さ試験

50

×50

1

木ねじ保持力試験

50

×100

1

てい(釘)頭貫通力試験

100

×100

10

くぎ側面抵抗試験

50

×100

10

ホルムアルデヒド放散量試験

50

×150

木口をも含め試験片の全表面積が 1 800 cm

2

に近い枚数(端数は四捨五入)を 2 組用いる。

平面引張強さ試験

50

×50

1

耐衝撃性試験

300

×300

1

耐酸性試験

100

×100

1

耐アルカリ性試験

100

×100

1

耐汚染性試験

100

×100

1

耐変退色性試験

150

×150

1

b)

耐引っかき性試験

50

×50

1

断熱性試験

200

×200 又は 300×300

1

a)

スパンは,公称厚さの 15 倍とする。ただし,公称厚さの 15 倍が 150 mm に満たない場合は 150 mm と

する。

b)

柄物については,3 個とする。

7.3 

寸法及び直角度の測定 

7.3.1 

厚さ 

厚さは,

図 に示すように,試料の周辺から 15 mm 以上内側の 4 点を,1/20 mm 以上の精度をもつ測定

器で測り,4 点の平均値を求めて厚さとする。この場合,測定器が試料の表面に接する部分は,直径 6 mm

以上の円とする。ただし,化粧を目的として凹凸を付けてある場合は,凸部を測定する。


10

A 5908

:2015

単位  mm

○印:厚さの測定点

各辺から 15 mm 以上内側の
四隅(a,b,c,d)4 点

図 1−厚さの測定 

7.3.2 

幅及び長さ 

幅及び長さは,1 mm 以上の精度をもつ測定器を用いる。幅及び長さの測定箇所は,

図 に示すように

周辺から約 100 mm 内側で,それぞれ各辺に平行に幅及び長さを 2 か所ずつ測定し,それぞれの平均値を

板の幅及び長さとする。

単位  mm

図 2−幅及び長さの測定箇所 

7.3.3 

直角度 

直角度の測定は,次のいずれかによる。

a) 

測定法 A  直角度は,試料を図 のように JIS B 7526 に規定する平形直角定規 1 級の呼び 1 000 の定

規又はこれと同等以上の精度をもつ直角定規に当てて,定規の長辺の端部(角から約 940 mm の箇所)

での定規と試料との間に生じる隙間(δ)を,試料の辺長(L)が 940 mm 未満の場合は,試料の辺長

の端部において生じる隙間(δ)を,0.5 mm 以上の精度をもつ測定器で四隅を測定し,次の式によっ

て算出し,最大値とする。


11

A 5908

:2015

L

D

δ

000

1

=

ここに,

D

直角度(

mm

L

940

又は試料の辺長(

mm

δ

測定した隙間(

mm

単位  mm

図 3−直角度の測定 

b) 

測定法 B  直角度は,対角線の測定に支障のない状態で,板の二つの対角線の長さを JIS B 7512 に規

定する目量

1 mm

1

級コンベックスルール又はこれと同等以上の精度をもつ測定器で測定し,その

差を正の整数に丸めた値とする。

7.4 

密度試験 

密度試験は,

図 に示す測定箇所の幅,長さ及び厚さを測定し,それぞれについての平均値を求め試験

片の幅,長さ及び厚さとし,体積(

v

)を求める。次に,質量(

m

1

)を測定し,次の式によって算出する。

この場合,厚さは

0.05 mm

,幅及び長さは

0.1 mm

,質量は

0.1 g

の精度まで測定し,算出する。

v

m

1

=

ρ

ここに,

ρ

密度(

g/cm

3

m

1

質量(

g

v

体積(

cm

3


12

A 5908

:2015

単位  mm

○印:厚さの測定箇所 
↑印:幅及び長さの測定箇所

図 4−幅,長さ及び厚さの測定箇所 

7.5 

含水率試験 

含水率試験は,試験片の質量(

m

1

)を測定し,これを

103

±

2

℃の空気乾燥器に入れ,恒量になったと

きの質量(

m

0

)を測定し,次の式によって算出する。

100

0

0

1

×

=

m

m

m

MC

ここに,

MC

含水率(

%

m

0

乾燥後の質量(

g

m

1

乾燥前の質量(

g

7.6 

曲げ強さ試験 

曲げ強さ試験は,

図 に示す試験装置を用いて,試験片の表面から平均変形速度約

10 mm/min

で荷重を

加え,その最大荷重(

P

)を測定し,次の式によって算出する。

2

2

3

bt

PL

=

σ

ここに,

σ: 曲げ強さ(N/mm

2

P: 最大荷重(N)

L: スパン(mm)

b: 試験片の幅(mm)

t: 試験片の厚さ(mm)

なお,18 タイプ,13 タイプ及び 8 タイプのパーティクルボードは,縦方向と横方向との試験の結果のい

ずれか小さい方の値とし,24-10 タイプ,17.5-10.5 タイプ及び 30-15 タイプについては,両方向の曲げ強さ

をもってその板の曲げ強さとする。


13

A 5908

:2015

単位  mm

L≧15×t,かつ,L≧150

図 5−曲げ強さ試験装置(例) 

7.7 

曲げヤング係数試験 

曲げヤング係数試験は,曲げ強さ試験での加力中に,試験片の中央部のたわみ量を,0.1 mm 以上の精度

をもつダイヤルゲージ又は同等の精度をもつ電気式変位計を用いて測定し,荷重−たわみ曲線の直線部分

から次の式で算出する。たわみ量は,試験装置の加圧棒の鉛直方向の位置の測定によってもよい。

なお,18 タイプ,13 タイプ及び 8 タイプのパーティクルボードは,縦方向と横方向との試験の結果のい

ずれか小さい方の値とし,24-10 タイプ,17.5-10.5 タイプ及び 30-15 タイプについては,両方向の曲げ強さ

をもってその板の曲げヤング係数とする。

)

(

4

)

(

1

2

3

3

1

2

d

d

bt

L

P

P

MOE

=

ここに,

MOE: 曲げヤング係数(N/mm

2

P

2

P

1

直線部分の荷重の増加量(N)

  なお,P

2

は最大荷重の 40 %程度,P

1

は最大荷重の 10 %

程度とする。

L: スパン(mm)

b: 試験片の幅(mm)

t: 試験片の厚さ(mm)

d

2

d

1

P

2

P

1

に対応した直線部分のたわみの増加量(mm)

7.8 

湿潤時曲げ強さ試験 

湿潤時曲げ強さ試験は,次のいずれかとする。

a) 

湿潤時曲げ強さ 試験  湿潤時曲げ強さ A 試験は,試験片を 70±3  ℃の温水中に 2 時間浸せきし,

更に常温の水中に 1 時間浸せきした後,ぬ(濡)れたままの状態で 7.6 の曲げ強さ試験を行い,試験

片ごとに曲げ強さを求める。また,湿潤時曲げ強さを算出するときの試験片の寸法は,浸せき前の試

験片の寸法を用いるものとする。ただし,常温とは JIS Z 8703 による。

b) 

湿潤時曲げ強さ 試験  湿潤時曲げ強さ B 試験は,試験片を沸騰水中に 2 時間浸せきし,更に常温の

水中に 1 時間浸せきした後,ぬ(濡)れたままの状態で 7.6 の曲げ強さ試験を行い,試験片ごとに曲

げ強さを求める。また,湿潤時曲げ強さを算出するときの試験片の寸法は,浸せき前の試験片の寸法

を用いるものとする。

7.9 

吸水厚さ膨張率試験 

吸水厚さ膨張率試験は,あらかじめ,試験片の中央部の厚さを 0.05 mm の精度でダイヤルゲージ又はマ

イクロメータで測定し,これを 20±1  ℃の水中に水面下約 3 cm に水平に置き,24 時間浸した後,取り出

して水分を拭き取り厚さを測定し,次の式によって算出する。


14

A 5908

:2015

100

1

1

2

×

=

t

t

t

TS

ここに,

TS: 吸水厚さ膨張率(%)

t

1

吸水前の厚さ(mm)

t

2

吸水後の厚さ(mm)

7.10  

離強さ試験 

剝離強さ試験は,図 に示す鋼又はアルミニウムブロックに試験片を接着させ,試験片の表面に垂直に

引張荷重を加え,剝離破壊時の最大荷重(P')を測定し,次の式によって算出する。

この場合,引張荷重速度は約 2 mm/min とする。

L

b

P

IB

×

=

ここに,

IB: 剝離強さ(N/mm

2

P': 剝離破壊時の最大荷重(N)

b: 試験片の幅(mm)

L: 試験片の長さ(mm)

単位  mm

a)

  試験片詳細 

b)

  荷重アタッチメント詳細 

図 6−剝離強さ試験装置(例) 

注記  鋼又はアルミニウムブロックと試験片との接着には,エポキシ系樹脂又はホットメルト接着剤

を用いるとよい。

7.11 

木ねじ保持力試験 

木ねじ保持力試験は,JIS B 1112 に規定する呼び径 2.7 mm,長さ 16 mm の木ねじを

図 に示す位置に垂

直にねじ部(約 11 mm)をねじ込み

3)

,試験片を固定して木ねじを垂直に引き抜き,それに要する最大荷


15

A 5908

:2015

重をそれぞれ測定し,その 2 か所の平均値をもって木ねじ保持力とする。ただし,引抜荷重速度は,約 2

mm/min

とする。

3)

ねじ込みは,あらかじめ直径 2 mm のドリルで深さ約 3 mm の案内孔を設けてから行うとよい。

単位  mm

図 7−木ねじ保持力試験 

7.12 

てい(釘)頭貫通力試験 

てい(釘)頭貫通力試験は,

図 に示すように,JIS A 5508 に規定する CN50

4)

のくぎを,表面側から試

験片の中央部に,表面に垂直に打ち込む

5)

。打ち込み深さは,てい(釘)頭部の裏面が試験片表面にほぼ

接触する位置とする。

裏面に突き出たくぎの先端をつかんで,

くぎの頭が試験片を貫通するまで引っ張り,

そのときの最大荷重を測定し,てい(釘)頭貫通力とする

6)

。ただし,この場合の引抜速度は約 2 mm/min

とする。

注記  試験片の寸法は 100 mm×100 mm,引抜速度は約 2 mm/min と規定しているが,同等以上の安全

側の結果が得られるのであれば試験片の寸法,引抜速度などの試験条件を変更してもよい。

4)

JIS A 5508

に規定する CN50 のくぎは,径 2.87 mm,長さ 50.8 mm,頭部の径は 6.76 mm である。

試験に供するくぎは,頭部の径を測定し,そろったものを用いる。

5)

くぎの打込みは,あらかじめくぎの直径の 80∼90 %のドリルで貫通した案内孔を設けてから行

うとよい。

6)

試験時には CN50 くぎを引張試験用チャックなどでユニバーサルジョイントを介して加力する

とよい。


16

A 5908

:2015

図 8−てい(釘)頭貫通力試験装置(例) 

7.13 

くぎ側面抵抗試験 

くぎ側面抵抗試験は,

図 に示すように,試験片の端部から 12 mm の位置に JIS A 5508 に規定する CN50

4)

のくぎを,表面に垂直に打ち込む

5)

。打ち込み深さは,試験片表裏面からのくぎの突出し部分の長さがほ

ぼ等しくなる位置とする。次に,ジグ(引張試験用チャック)にて試験片を固定し,くぎの突出し部分を

荷重が均等に加わるようにして引っ張り,そのときの最大荷重を測定し,くぎ側面抵抗とする

6)

。ただし,

この場合の引張速度は約 2 mm/min とする。

注記  試験片の寸法は 50 mm×100 mm,引張速度は約 2 mm/min と規定しているが,同等以上の安全

側の結果が得られるのであれば試験片の寸法,引張速度などの試験条件を変更してもよい。


17

A 5908

:2015

図 9−くぎ側面抵抗試験装置(例) 

7.14 

ホルムアルデヒド放散量試験 

ホルムアルデヒド放散量試験は,3 枚の板を採取して,それぞれ JIS A 1460 によって行い,それらの平

均値及び最大値をもって放散量とする。ただし,板 1 枚における 2 組の試験片の測定値は丸め幅 0.1 とし,

又は小数点第 1 位まで表し,その平均値は小数点以下第 1 位に丸める。また,3 枚の板の測定値の平均も

小数点以下第 1 位に丸める。

7.15 

平面引張強さ試験 

平面引張強さ試験は,試験片の表面中央に 1 辺が 20 mm の正方形状又は 400 mm

2

の円形の接着面をもつ

アタッチメントを接着剤を用いて接着し,接着剤の硬化後,アタッチメントの周囲に基板に達する深さの

きずを付けた後,試験片及びアタッチメントを

図 10 のように固定し,接着面と直角方向に約 2 mm/min の

荷重速度で引っ張り,剝離破壊時における最大荷重(P')を測定し,次の式によって算出する。

なお,試験片によって,たわみが大きく測定値に影響があると判断した場合は,試験片の補強のために

あて板などをあてがうことができるものとする。

400

P

PT

=

ここに,

PT: 平面引張強さ(N/mm

2

P': 剝離破壊時における最大荷重(N)

400

接着アタッチメントの面積(mm

2


18

A 5908

:2015

単位  mm

図 10−平面引張強さ試験装置(例) 

7.16 

耐衝撃性試験 

耐衝撃性試験は,JIS A 1408 の 5.2(衝撃試験)の

表 の S1 に規定する砂上全面支持によって,試験片

の表面を上にして置き,

その表面中央部に

表 16 に規定する鉄鋼製の球形おもりを一定の高さから落とし,

目視によって表面の放射線状の亀裂,破壊,化粧層の剝離の有無を観察するとともにくぼみの直径を測定

する。

表 16−耐衝撃性試験に使用するおもり 

試験片の

厚さ

mm

使用する球形おもり

おもりの

落下高さ

cm

記号

質量

g

呼び

直径

mm

15

未満

W

2

-300

約 286

8

5

1

約 41

 50

15

以上

W

2

-500

約 530

2

約 51

100

7.17 

耐酸性試験 

耐酸性試験は,試験片を水平に置き,表面に 5 %酢酸水溶液を数滴滴下し,その上を時計皿で被覆し,2

時間経過した後,時計皿を取り除き直ちに水洗いしてから室内に静置し,24 時間後に表面の状態を目視に

よって観察する。

なお,5 %酢酸水溶液は,JIS K 8355 に規定する酢酸又は JIS K 8886 に規定する無水酢酸を用いて調製

したものを用いる。

7.18 

耐アルカリ性試験 

耐アルカリ性試験は,試験片を水平に置き,表面に 1 %炭酸ナトリウム水溶液を数滴滴下し,その上を

時計皿で被覆し,2 時間経過した後,時計皿を取り除き直ちに水洗いしてから室内に静置し,24 時間後に

表面の状態を目視によって観察する。

なお,1 %炭酸ナトリウム水溶液は,JIS K 8624 に規定する炭酸ナトリウム十水和物又は JIS K 8625 

規定する炭酸ナトリウムを用いて調製したものを用いる。


19

A 5908

:2015

7.19 

耐汚染性試験 

耐汚染性試験は,試験片を水平に固定し,表面に 2 cm×4 cm の打抜開孔部をもつ板を当て,JIS S 6026

に規定するクレヨン(赤)を用いて,化粧面が見えなくなるまで塗り潰し,2 時間放置した後,JIS K 8594

に規定する石油ベンジンを布又はナイロンブラシに含ませて化粧層を傷めないように拭き取り,JIS L 

0805

に規定する汚染用グレースケールを用いて観察する。

7.20 

耐変退色性試験 

耐変退色性試験は,JIS B 7751 に規定する紫外線カーボンアーク灯式耐光性試験機を用い,JIS K 7102

の 2.(試験の種類)の(2.1)の B-1 法によって 48 時間照射後,表面のひび割れ,膨れなどを観察する。

次に,比較的乾燥した室内の暗所に静置する。

なお,照射をしない基準の試験片は,あらかじめ同じ場所に静置しておく。

変退色は,照射後 2 時間以上経過した後,暗所から取り出し,JIS L 0804 に規定する変退色用グレース

ケールを用いて測定するか,又は JIS K 7102 に規定する測色計を用い,JIS Z 8730 の L*a*b*表色系の表示

方法に基づいて測定する。ただし,木目その他の模様のあるものについては,3 個の色差値の平均値によ

って判定する。

7.21 

耐引っかき性試験 

耐引っかき性試験は,マルテンス型引っかき硬度計の球径 3 mm のものを用い,硬度計の荷重は,4.9 N

とし,試験片の表面を上にして縦横両方向に約 30 mm 滑らせる。これを縦横両方向とも 3 か所について行

い,その後,試験片を約 60 cm 離れた位置から目視によって観察する。

7.22 

断熱性試験 

断熱性試験は,JIS A 1412-1 の保護熱板法(GHP 法)

,又は JIS A 1412-2 の熱流計法(HFM 法)によっ

て試験し,平均温度 23±1  ℃での値で熱伝導率を求める。

検査 

8.1 

検査の種類及び検査項目 

製品の検査は,形式検査

7)

と受渡検査

8)

とに区分し,検査の項目は,次による。ただし,種類によって

該当する項目に限る。

なお,受渡検査の抜取検査方式は,合理的な抜取方式によるものとし,顧客からの要望のある場合は,

受渡当事者間の協定による。

7)

形式検査とは,製品の品質が,設計(新しく設計,改造,技術的生産条件の変更など)で示す

全ての特性を満足するかどうかを判定するための検査。

8)

受渡検査とは,既に形式検査に合格したものと同じ設計・製造による製品の受渡しをする場合,

必要と認める特性が満足するものであるかどうかを判定するための検査。

a)

形式検査項目

1)

外観検査

2)

寸法検査及び直角度検査

3)

密度検査

4)

含水率検査

5)

曲げ強さ検査

6)

湿潤時曲げ強さ検査

7)

吸水厚さ膨張率検査


20

A 5908

:2015

8)  剝

離強さ検査

9)

木ねじ保持力検査

10)

てい(釘)頭貫通力検査

11)

くぎ側面抵抗検査

12)

ホルムアルデヒド放散量検査

13)

平面引張強さ検査

14)

耐衝撃性検査

15)

耐酸性検査

16)

耐アルカリ性検査

17)

耐汚染性検査

18)

耐変退色性検査

19)

耐引っかき性検査

20)

断熱性検査

b)

受渡検査項目

1)

外観検査

2)

寸法検査

3)

密度検査

4)

含水率検査

5)

曲げ強さ検査

6)

湿潤時曲げ強さ検査

7)

吸水厚さ膨張率検査

8)  剝

離強さ検査

9)

木ねじ保持力検査

10)

平面引張強さ検査

11)

耐衝撃性検査

8.2 

判定基準 

検査は,箇条 に規定した試験を行い,箇条 及び箇条 の各項目に適合したものを合格とする。

なお,試験片数が複数の場合については,平均値と明記していない限り試験項目は全ての値が適合しな

ければならない。

製品の呼び方 

製品の呼び方は,次の例による。ただし,表裏面の状態による区分,単板張りパーティクルボードの曲

げ強さ区分,など必要のない区分は省略してもよい。


21

A 5908

:2015

製品の呼び方

例 1 RS 18  普通(U タイプ)

F

☆☆☆

例 2 VS 13  耐水 1(M タイプ)  F☆☆☆☆

例 3 DV

耐水 2(P タイプ)  F☆☆☆☆

例 4 RS 18  REG(U)

F

☆☆☆

                                      ホルムアルデヒド放散量による区分

表 参照)

                                      耐水性による区分(

表 参照)

                                      曲げ強さによる区分(

表 参照)

                                      表裏面の状態による区分(

表 参照)

10 

表示 

この規格の全ての要求事項に適合した製品又は包装には,

次の事項を表示しなければならない。

ただし,

一荷口ごとに表示してもよい。

なお,ホルムアルデヒド放散等級表示を行う床・内壁・外壁・屋根の建築下地用の製品については,一

製品ごとにホルムアルデヒド放散量による区分の種類(又は記号)

c)  及び d)  の事項を表示しなければな

らない。

a)

規格番号,及び種類又は記号

b)

寸法(厚さ×幅×長さ)

c)

製造年月又はその略号

d)

製造業者名又はその略号

e)

注意書き(例参照)

例  他の製品からホルムアルデヒドを吸収するおそれがあるので保管には十分に注意しなければな

らない。


22

A 5908

:2015

附属書 JA

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS A 5908:2015

  パーティクルボード

ISO 16893-1:2008

,Wood-based panels−Particleboard−Part 1: Classifications

ISO 16893-2:2010

,Wood-based panels−Particleboard−Part 2: Requirements

ISO 16894:2009

,Wood-based panels−Oriented strand board (OSB)−Definitions,

classification and specifications

(I)JIS の規定

(II)国際

規格番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごと

の評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的

差異の理由及び今後の対策

箇条番号 
及び題名

内容

箇条番号

内容

箇条ごと 
の評価

技術的差異の内容

1

適用範囲

木 材 な ど の 小 片 を

主な原料として,接

着 剤 を 用 い て 成
形・熱圧した板(パ

ーティクルボード)

について規定

ISO 16893-1

ISO 16893-2

ISO 16894

1

1

1

変更

三つの国際規格を一つの JIS として

規定。

ISO

への改訂提案は行わない。

2

引用規格

3

用語及び

定義

ISO 16893-1

ISO 16894

3

3

変更

JIS

を規定する上で必要な用語を追

加した。

実質的な差異はない。

4

種類

表裏面の状態,曲げ

強さ,耐水性,ホル

ム ア ル デ ヒ ド 放 散
量による区分

ISO 16893-1

4

要 求 品 質 等 を 記 号

及 び 簡 略 用 語 で 表

変更

利用可能になる主要分類を含む全

てを分類表に示す。

気候風土及び建築文化の違い

によってユーザニーズが異な

るため。

構 造 用 パ ー テ ィ ク

ルボードを追加

ISO 16894 

4

使 用 条 件 で 製 品 を

分類している。

使用条件が各国・各地域で必ずしも

一致しない。

5

形状及び

寸法

厚さ,幅及び長さに

つ い て 範 囲 表 記 と
し,寸法の許容差を

規定

ISO 16893-1

ISO 16893-2

ISO 16894 

7

4.5

5

厚さ許容差を規定。

幅,長さの具体的寸
法表記はない。

変更

具体的に取引されている寸法を表

記した。

気候風土及び建築文化の違い

によってユーザニーズが異な
るため。表示方法は継続検討を

行う。

22

A

 5

908


20
15


23

A 5908

:2015

(I)JIS の規定

(II)国際 
規格番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策

箇条番号

及び題名

内容

箇条番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

6

品質

6.1

外観

表 面 欠 点 及 び 化 粧

パ ー テ ィ ク ル ボ ー

ドの外観を表 8 に規

規定なし

追加

ISO

規格に項目はない。

JIS

では,製品規格として必要

なため規定。

6.2

性能

パ ー テ ィ ク ル ボ ー

ド の 種 類 及 び 性 能

項目を表 9∼表 14
に規定

ISO 16893-2

ISO 16894

4

∼5

5

∼10

使 用 す る 湿 度 環 境

及 び 使 用 す る パ ー

テ ィ ク ル ボ ー ド を
規定

変更

利用可能になる主要分類を含む全

てを分類表に示した。

気候風土及び建築文化の違い

によってユーザニーズが異な

るため。

7

試験方法

7.1

試 験 の

一般条件

数 値 の 丸 め 方 を 規

規定なし

追加

数値の丸め方を規定した。

国内の実情に即して規定。次回

改正時に検討する。

7.2.1

試 験

片の採取

試 験 片 の 採 取 方 法
を規定

規定なし

追加

試験片の採取方法を規定した。

国内の実情に即して規定。次回
改正時に検討する。

7.2.2

試 験

片の養生

試 験 片 の 寸 法 及 び

個数を表 15 に規定

ISO 16893-1

ISO 16894

6

5

∼10

試 験 片 の 寸 法 及 び

個数を規定

変更

試験片の寸法及び個数を一つの表

にまとめた。

実質的な差異はない。

7.3.1

厚さ

測 定 位 置 及 び 測 定

点数

ISO 16893-1

ISO 16894

6.1

5

測 定 位 置 及 び 測 定

個数

変更

測定点の数が,ISO 規格は長手方向

1

辺の 3 か所,

JIS

はランダム位置

(縁

からの距離は規定)

JIS

の方が実用的であるため,

ISO

に提案することを検討。

7.3.2

幅 及

び長さ

測 定 位 置 及 び 測 定

点数

ISO 16893-1

ISO 16894 

6.1

5

JIS

に同じ

一致

7.3.3

直 角

測定方法

測定法 B

ISO 16893-1

ISO 16894

6.1

5.

測定法 A は JIS 

同じ

変更

測定方法を追加した。

7.4

密 度 試

測定方法

ISO 16893-1

ISO 16894

6.1

5

試 験 片 寸 法 は , 50

mm

角。0.01 g まで

測 定 で き る 天 び ん

を使用

変更

試験片寸法は,100 mm 角。

国内の実情に即して規定。次回
改正時に検討する。

7.5

含 水 率

試験

測定方法

ISO 16893-1

ISO 16894

6.1

5

JIS

に同じ

一致

23

A

 5

908


20
15


24

A 5908

:2015

(I)JIS の規定

(II)国際 
規格番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策

箇条番号

及び題名

内容

箇条番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

7.6

曲 げ 強

さ試験

測定方法

ISO 16893-1

ISO 16894

6.1

6

支持具,荷重負荷先

端部の寸法,支点間
距離(試験片の厚さ

の 20 倍以上)

,荷重

速度は 60±30 秒以
内 で 最 大 荷 重 に 到

達。

変更

試験片の大きさ,試験スパン,支持

具,荷重速度などが異なる。 
試験装置は,実質的に同等。

ISO

規格は縦横の平均,JIS は 18 タ

イプ,13 タイプ及び 8 タイプは縦方
向及び横方向のいずれか小さい方

の値とし,24-10 タイプ,17.5-10.5

タイプ及び 30-15 タイプは両方向の
曲げ強さをもってその値とする。

国内の実情に即して規定。試験

時の条件については,次回改正
時に検討する。

7.7

曲 げ ヤ

ング係数試

測定方法

ISO 16893-1

ISO 16894

6.1

6

支持具,荷重負荷先

端部の寸法,支点間

距離(試験片の厚さ
の 20 倍以上)

,荷重

速度は 60±30 秒以

内 で 最 大 荷 重 に 到
達。

変更

試験片の大きさ,試験スパン,支持

具,荷重速度などが異なる。

試験装置は,実質的に同等。

ISO

規格は縦横の平均,JIS はいず

れか小さい方の値。

国内の実情に即して規定。試験

時の条件については,次回改正

時に検討する。

7.8

湿 潤 時

曲げ強さ試

a) A

試験

b) B

試験

湿 潤 条 件 及 び 測 定

方法

ISO 16893-1

ISO 16894

6.1

9

湿潤条件は,JIS 

同 じ 。 た だ し , 装

置・器具について詳
細に規定。

曲 げ 強 さ 試 験 は ,

ISO 16978

変更

試験片の大きさ,試験スパン,支持

具,荷重速度などが異なる。

試験装置は,実質的に同等。

国内の実情に即して規定。試験

時の条件については,次回改正

時に検討する。

7.9

吸 水 厚

さ膨張率試

測定方法

ISO 16893-1

ISO 16894 

6.1

7

∼10

JIS

に同じ

一致

7.10 剝

離強

さ試験

測定方法

ISO 16893-1

ISO 16894

6.1

7

∼10

荷重速度は 60±30

秒 以 内 で 最 大 荷 重
に到達。

変更

引張荷重速度は,約 2 mm/min とす

る。

国内の実情に即して規定。試験

時の条件については,次回改正
時に検討する。

7.11

木ねじ

保持力試験

測定方法

ISO 16893-1

6.2

荷重速度は 60±30

秒 以 内 で 最 大 荷 重

に到達。

変更

引張荷重速度は,約 2 mm/min とす
る。

国内の実情に即して規定。試験

時の条件については,次回改正

時に検討する。

24

A

 5

908


20
15


25

A 5908

:2015

(I)JIS の規定

(II)国際 
規格番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策

箇条番号

及び題名

内容

箇条番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

7.12

て い

(釘)頭貫
通力試験

測定方法

規定なし

追加

ISO

規格に項目はない。

JIS

では,製品規格として必要

なため規定。

7.13

く ぎ

側面抵抗試

7.14

ホ ル

ムアルデヒ

ド放散量試

測定方法

ISO 16893-1

ISO 16894

6.1

5

JIS

に同じ

一致

7.15

平 面

引張強さ試

測定方法

ISO 16893-1

6.1

JIS

に同じ

一致

7.16

耐 衝

撃性試験

測定方法

規定なし

追加

ISO

規格に項目はない。

JIS

は,製品規格として必要な

ため,規定項目及び規定内容を
追加。

7.17

耐 酸

性試験

7.18

耐 ア

ルカリ性試

7.19

耐 汚

染性試験

7.20

耐 変

退色性試験

7.21

耐 引

っかき性試

7.22

断 熱

性試験

25

A

 5

908


20
15


26

A 5908

:2015

(I)JIS の規定

(II)国際 
規格番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策

箇条番号

及び題名

内容

箇条番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

8

検査

検 査 の 種 類 及 び 検

査項目を規定

規定なし

追加

ISO

規格に項目はない。

JIS

は,製品規格として必要な

ため,規定項目及び規定内容を
追加。

9

製品の呼

び方

製 品 の 呼 び 方 を 規

規定なし

追加

ISO

規格に項目はない。

JIS

は,製品規格として必要な

ため,規定項目及び規定内容を

追加。

10

表示

表示事項を規定

ISO 16893-2

ISO 16894

6

11

JIS

とほぼ同じ。

変更

実質的な差異はない。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:

ISO 16893-1:2008,ISO 16893-2:2010,ISO 16894:2009,MOD)

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

−  一致  技術的差異がない。

−  追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

−  変更  国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

− MOD

国際規格を修正している。

26

A

 5

908


20
15


27

A 5908

:2015

附属書 JB

(参考)

技術上重要な改正に関する新旧対照表

現行規格(JIS A 5908:2015)

旧規格(JIS A 5908:2003)

改正理由

箇条番号

及び題名

内容

箇条番号

及び題名

内容

1

適用範囲

パーティクルボードを基材として両面
に単板を張った単板張りパーティクル

ボード,両面又は片面に化粧紙等を接着

した化粧パーティクルボード,さらに構
造用パーティクルボードについても規

定する。

1.

適用範囲

パーティクルボードを基材として両面
に単板を張った単板張りパーティクル

ボード,さらに両面又は片面に化粧紙等

を接着した化粧パーティクルボードに
ついても規定する。

構造用パーティクルボードを新たに追加し,適用
範囲に加えた。

4

種類

パーティクルボードの種類は,素地パー

ティクルボード,単板張りパーティクル
ボード,化粧パーティクルボード及び構

造用パーティクルボードである。また,

表裏面の状態,曲げ強さ,耐水性及びホ
ルムアルデヒド放散量によって区分す

る。

(表 1)

(表 2)

3.

種 類 及 び

記号

パーティクルボードの種類は,表裏面の

状態,曲げ強さ,接着剤,ホルムアルデ
ヒド放散量及び難燃性によって区分す

る。

・  種類の中に素地パーティクルボード,単板張

りパーティクルボード及び化粧パーティクル
ボードを明確に表示した。

・  構造用パーティクルボードを新たに追加し,

規定した。

・  接着 剤に よる 区分 を耐 水性 によ る区 分と し

た。

・  難燃性による区分を削除した。

4

c)

耐 水性 に

よる区分

接着剤による区分から“耐水性”による
区分に変更した。

(表 3)

普通(U タイプ)

耐水 1(M タイプ) 
耐水 2(P タイプ) 
耐水性を評価する試験項目を明示し,判

断基準を示した。

3.

c)

接着 剤に

よる区分

種類を接着剤による区分とする。

(表 3)

U

タイプ:ユリア樹脂系又はこれと性能

が同等以上のもの。

M

タイプ:ユリア・メラミン共縮合樹脂

系又はこれと性能が同等以上のもの。

P

タイプ:フェノール樹脂系又はこれと

性能が同等以上のもの。

実際の主な用途は,耐水性によって,使い分けさ
れており,接着剤の技術開発もあり,その区分だ

けでは,ユーザが判断できなくなってきた。

ISO

規格の区分に準じた。

耐水性を評価する試験項目を明示することによっ

て,耐水性の判断を分かりやすくした。

4

難 燃 性 に よ

る区分

削除した。

3.

e)

難燃 性に

よる区分

難燃 2 級,難燃 3 級,普通に区分されて
いる。

市場で,難燃性を要求されることがなくなった。

27

A

 5

908


20
15


28

A 5908

:2015

現行規格(JIS A 5908:2015)

旧規格(JIS A 5908:2003)

改正理由

箇条番号 
及び題名

内容

箇条番号 
及び題名

内容

5

形 状 及 び

寸法

形状は,直方体である旨を追記した。

4.

形 状 , 寸

法 及 び 許 容

形状とだけ記載。

形状だけの表記では,製品の姿・形が不明瞭であ

り,その点を明確に表記した。

表 5−厚さ

厚さの範囲を 5 mm 以上,40 mm 以下と
した。

表 6  厚さ

厚さは,9,10,12,15,18,20,25,

30

,35,40 mm。

製品厚さの種類が多く,また,幅及び長さも特殊
な設定が多い。これらの寸法設定はユーザとの協

議による場合が多いことから,寸法だけでなく許

容差,直角度などにおいても受渡当事者間の協定
によるものを加えた。

表 6 − 幅 及

び長さ

幅,長さについても範囲表記とした。

幅の寸法の範囲を 315 mm 以上,2 100

mm

以下とした。

長さの寸法の範囲を 450 mm 以上,6 100

mm

以下とした。

図 1  幅及び

長さ

次の 寸法 を 図 で表 記し て い る。(単 位

mm

900

×1 820

910

×1 820,2 420,2 730

1 210

×2 420,2 730

ユーザの多様な寸法要望に対応するため,幅と長

さとの任意組合せが可能となる範囲表記とした。

これら寸法設定はユーザとの協議による場合が多
いことから,寸法だけでなく許容差,直角度など

においても受渡当事者間の協定によるものを加え

た。

表 7 − 許 容
差 及 び 直 角

直角度の測定方法は,測定法 A(直角定
規を使用)

,測定法 B(対角線の差を測

定)の 2 通りを設定した。

測定法 A については規格値の変更なし。
測定法 B について規格値を設定した。

表 7  寸法の
許 容 差 及 び

直角度

直角定規での測定による直角度だけ規
定。

直角度の測定は 2 種類の方法を規定し,それぞれ
の規格値を設定した。

なお,現行平形直角定規と同等の測定方法として,

JIS A 5422

JIS A 5404 を参考に,対角線の長さの

差で判定する方法を採用した。

なお,従来の直角定規法 2 mm 以下と整合を図る

ため,理論上の算出値として 3 mm 以下を規定し
た。

6

品質

6.2

性能

表 9 に示す性能項目について箇条 7 によ

って試験を行い,表 10∼表 14 に適合し

なければならない。

5.2

品質

表 9 に示す品質項目について 6.によって

試験を行い,表 10∼表 13 に適合しなけ

ればならない。

製品と品質項目及び規格値との連関は,変更して

いない。ただし,追加項目及び参考値の項目も表

記した。

構造用パーティクルボードの性能項目
を規定。

(表 12)

構造用パーティクルボードとして品質項目も追加
した[てい(釘)頭貫通力,くぎ側面抵抗]

断熱性(熱伝導率)

断熱性(熱抵抗)

JIS A 5905

(繊維板)との整合を図った。

表 14−断熱

熱伝導率で表記した。

表 12  断 熱

厚さごとの熱抵抗値で規定。

JIS A 5905

との表記方法を統一した。

28

A

 5

908


20
15


29

A 5908

:2015

現行規格(JIS A 5908:2015)

旧規格(JIS A 5908:2003)

改正理由

箇条番号 
及び題名

内容

箇条番号 
及び題名

内容

7.1

試 験 の

一般条件

数値の丸め方を規定した。

数値の丸め方を規定した。

なお,表 10∼表 14 に規定する各品質項目値の桁数

よりも一つ下の位まで求めた上で丸めることとし
た。

7.2.2

試験片

の養生

1)

気乾状態とは,試験片を通風のよ

い室内に 7 日間以上放置したも

の,製造上で含水率が調整された
もの,又は製品出荷状態と同等の

含水率が確保されたものをいう。

2)

恒量とは,24 時間ごとの質量を測
定し,その変化率が 0.1 %以下に

なったもの,又は試験片によって

は変化量の測定が困難な場合,合
理的な方法によって恒量である

ことを確認したものをいう。

6.1

試験片

(

8

)

気乾状態とは,試験片を通風のよ

い室内に 7 日間以上放置したもの

をいう。

(

9

恒量とは,24 時間ごとの質量を測
定し,その変化率が 0.1 %以下に

なったものをいう。

出荷前品質検査の迅速化のため,製造工程上で含

水率調整されたもの,製品出荷状態と同等の含水

率が確保されたものも,気乾状態の定義に加える
こととした。

また,試験片によっては変化量の測定が困難な場

合があり,試験片サイズの調整,及びバックデー
タ採取によって恒量であることを証明できる合理

的な方法を規定し,恒量であることを確認したも

のも,恒量の定義に加えることとした。

断熱性試験  試験片の寸法

200 mm

×200 mm 又は 300 mm×300 mm

断熱性試験  試験片の寸法

900 mm

×900 mm

試験方法の変更に伴い,寸法の見直しを行った。

7.3.1

厚さ

試料の周辺から 15 mm 以上内側の 4 点

6.2.1

厚さ

周辺から 20 mm 以上内側の 4 点

ユーザの要望及び厚さ測定器の適性を考慮し,従
来よりも外側の測定位置でも可とした。

7.3.3

直角度

測定法 A:平形直角定規を使用した測定

方法

測定法 B:対角線の長さの差を測定する
方法

6.2.3

直角度

平形直角定規を使用した測定方法

直角度の測定は 2 種類の方法を設定し,それぞれ

の規格値を設定した。

なお,現行の平形直角定規と同等の測定方法とし
て,JIS A 5422JIS A 5404 の管理方法を参考に,

対角線の長さの差で判定する方法を採用した。

JIS B 7526

平型直角定規 1 級の直角定規の寸法及

び測定位置の修正を行った。

7.20

耐 変 退

色性試験

6.16

耐 変 退

色性試験

紫外線カーボンアーク灯式耐候性試験

機又はサンシャインカーボンアーク灯

式耐候性試験機を用いる方法を削除。

実情に即して,紫外線カーボンアーク灯式耐光性

試験機を用いる方法に限定した。

29

A

 5

908


20
15


30

A 5908

:2015

現行規格(JIS A 5908:2015)

旧規格(JIS A 5908:2003)

改正理由

箇条番号 
及び題名

内容

箇条番号 
及び題名

内容

7.22

断 熱 性

試験

JIS A 1412-1

の保護熱板法(GHP 法)

又は JIS A 1412-2 の熱流計法(HFM 法)

によって試験し,平均温度 23±1  ℃の値
で熱伝導率を求める。

6.18

断 熱 性

試験

JIS A 1420

によって,平均温度 30±3  ℃

熱流方向上向きで表面温度を測定した

場合の熱抵抗を求める。

JIS A 5905

との整合を図り,試験方法及び平均温

度を見直した。

30

A

 5

908


20
15