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A 5902

:2004

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本建材

産業協会 (FECMI)/財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべ

きとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。こ

れによって,JIS A 5902:2001 は改正され,この規格に置き換えられる。

JIS A 5902

には,次に示す附属書がある。

附属書(規定)  畳の製造に使用する縫糸


A 5902

:2004

(2)

目  次

ページ

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  定義

1

4.

  種類及び記号 

1

4.1

  区分

1

4.2

  へりによる区分

2

4.3

  畳床による区分

2

4.4

  標準寸法による区分

2

5.

  品質

3

5.1

  外観

3

5.2

  寸法の許容差 

3

5.3

  針足間隔 

3

6.

  材料及び製造 

3

6.1

  材料

3

6.2

  製造

4

7.

  試験

4

7.1

  試験の一般条件

4

7.2

  試験体

4

7.3

  外観

4

7.4

  寸法及び針足間隔の測定 

4

8.

  検査

5

9.

  製品の呼び方 

5

10.

  表示

6

附属書(規定)  畳の製造に使用する縫糸 

7

 
 


日本工業規格

JIS

 A

5902

:2004

TATAMI

1.

適用範囲  この規格は,稲わら畳床,稲わらサンドイッチ畳床又は建材畳床に畳表及び畳へり(縁)

地などを縫い付けた畳(以下,畳という。

)について規定する。

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS A 5901

  稲わら畳床及び稲わらサンドイッチ畳床

JIS A 5914

  建材畳床

JIS L 3108

  畳へり地

JIS Z 8703

  試験場所の標準状態

JIS Z 9015-1

  計数値検査に対する抜取検査手順−第 1 部:ロットごとの検査に対する AQL 指標型抜

取検査方式

3.

定義  この規格に用いる主な用語の定義は,次による。

a)

かまち(框)  畳の横方向(幅方向)の端面で,畳表を畳床の裏面に巻き込んで取り付ける側の端面

部。

b)

平刺し縫い  畳へり(縁)(以下,へりという。)を畳表とともに,畳床の表面に縫い付ける縫着方法。

c)

返し縫い  平刺しで縫い付けたへりの反対側を固定するために縫い付ける縫着方法。

d)

かまち縫い  畳表を畳床に固定するために,かまち側(短辺側)を縫い付ける縫着方法。

e)

ほうがき(方書)  部屋に畳を敷きこむ際に,それぞれの畳の納まる場所を指示するために,畳の裏

面に方位を書いたもの。通常は部屋の中心から北側,東などと書く。

f)

針足間隔  畳表を畳床に縫い付ける縫い針の間隔。

4.

種類及び記号  畳の種類及び記号は,畳表,へり,畳床及び標準寸法によって,次のとおり区分する。

4.1

区分  畳表による区分は,表 による。

  1  畳表による区分

区分

記号

摘要

畳表

特等 JS 畳表の日本農林規格に定める特等のもの又は同等以上の品質のもの。

1

等 J1 畳表の日本農林規格に定める 1 等のもの又は同等以上の品質のもの。

畳表の縦糸が 
麻糸のもの。

2

等 J2 畳表の日本農林規格に定める 2 等のもの又は同等以上の品質のもの。

1

等 C1 畳表の日本農林規格に定める 1 等のもの又は同等以上の品質のもの。

2

等 C2 畳表の日本農林規格に定める 2 等のもの又は同等以上の品質のもの。

畳表の縦糸が 
綿糸のもの。

3

等 C3 畳表の日本農林規格に定める 3 等のもの又は同等以上の品質のもの。


2

A 5902

:2004

4.2

へりによる区分  へりによる区分は,へりの有無によって,表 による。

  2  へりによる区分

区分

記号

へり付き Ht

へり無し Hn

4.3

畳床による区分  畳床による区分は,畳床の種類によって,表 による。

  3  畳床による区分

区分

記号

摘要

稲わら畳

特級

WR-S

JIS A 5901

に規定する稲わら畳床特級品。

1

WR-1

JIS A 5901

に規定する稲わら畳床 1 級品。

2

WR-2

JIS A 5901

に規定する稲わら畳床 2 級品。

3

WR-3

JIS A 5901

に規定する稲わら畳床 3 級品。

ポリスチレンフォーム

サンドイッチ稲わら畳

PS-C

JIS A 5901

に規定するポリスチレンフォームサンドイッチ稲わら畳床。

タタミボードサンドイ 
ッチ稲わら畳

TB-C

JIS A 5901

に規定するタタミボードサンドイッチ稲わら畳床。

建材畳

Ⅰ形

KT-

JIS A 5914

に規定する建材畳床Ⅰ形。

Ⅱ形

KT-

JIS A 5914

に規定する建材畳床Ⅱ形。

Ⅲ形

KT-

JIS A 5914

に規定する建材畳床Ⅲ形。

K

KT-K

JIS A 5914

に規定する建材畳床 K 形。

N

KT-N

JIS A 5914

に規定する建材畳床 N 形。

4.4

標準寸法による区分  標準寸法(以下,寸法という。

)による区分は,

表 による。

  4  寸法による区分

単位  mm

寸法

記号

1 910

×955×55 95W-55

1 820

×910×55 91W-55

1 760

×880×55 88W-55

1 760

×880×60 88W-60

参考  寸法の記号と畳表の日本農林規格の種類との対応を参考表 に示す。

参考表  1

寸法(記号)

畳表の日本農林規格の種類

95W-55 1

種表

91W-55 2

種表

88W-55

88W-60

3

種表


3

A 5902

:2004

5.

品質

5.1

外観  畳の外観は,使用上有害な汚れがなく,畳表が畳床に密着し,たるみ,いぐさ(藺草)筋の

曲がり,傷などの欠点がなく,隅のところは,正しく角度を保ったものでなければならない。

なお,へり付きの場合,へり幅は等しく仕上がり,たるみのないように縫着されていなければならない。

5.2

寸法の許容差  畳の寸法の許容差は,表 による。ただし,注文品の寸法は,受渡当事者間の協定

とし,その寸法の許容差は,

表 による。

  5  寸法の許容差

単位  mm

記号

長さ

厚さ

寸法

許容差

寸法

許容差

寸法

許容差

95W-55 1

910

955

55

±2

91W-55 1

820

±1

910

0

∼−1

88W-55 1

760

880

88W-60 1

760

60

5.3

針足間隔  針足間隔は,畳床の区分によって,表 による。

  6  針足間隔

単位  mm

区分

機械縫い

手縫い

平刺し
縫い

返し

縫い

かまち
縫い

平刺し
縫い

返し

縫い

かまち 
縫い

稲わら畳

特級 20 以下

30

以下

35

以下

20

以下

30

以下 45 以下

1

級 30 以下

35

以下

45

以下

35

以下

35

以下 45 以下

2

級 30 以下

40

以下

45

以下

45

以下

50

以下 60 以下

3

級 35 以下

45

以下

50

以下

55

以下

60

以下 70 以下

ポリスチレンフォームサンドイッチ 
稲わら畳

30

以下

40

以下

45

以下

45

以下

50

以下

60

以下

タタミボードサンドイッチ稲わら畳

建材畳

6.

材料及び製造

6.1

材料

6.1.1

畳床  畳床は,JIS A 5901 及び JIS A 5914 に規定する畳床とする。

6.1.2

畳表  畳表は,日本農林規格に定めるもの又は同等以上の品質のものとする。

6.1.3

畳へり  畳へりは,JIS L 3108 に規定する畳へり地とする。

6.1.4

へり下紙  へり下紙は,ハトロン紙と厚手の紙をはり合わせたものなどとし,寸法が正しく色むら

がないものとする。

6.1.5

かまち補強材  かまち補強材は,合板,プラスチック板,厚紙など使用に適したものとする。合板

を使用する場合は,日本農林規格に定める普通合板2類の性能を満たし、ホルムアルデヒドの放散量はF

☆☆☆☆等級とし,その厚さは 2.3 mm 以上とする。


4

A 5902

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6.1.6

縫糸  畳床に使用する縫い糸は,附属書に規定する糸又は,それらと同等以上の性能を持つ糸とす

る。ただし,これらの糸に害虫予防等のための薬剤を含浸又は浸透させたものは使用しないものとする。

6.1.7

返し縫い保護材  返し縫い保護材は,稲わら,圧縮厚紙,ポリエチレン系シートなどとする。

6.1.8

かまちコーナー保護材  かまちコーナー保護材は,木製板,厚紙,プラスチックなどとする。

6.1.9

タッカー用綴針  タッカー用綴針は,角頭針(幅 7∼10 mm,針足の長さ 15∼25 mm,太さ 1∼1.5

mm

)とし,金属製又はプラスチック製とする。

6.1.10

粘着テープ  粘着テープは,幅 50 mm 程度の耐湿性をもつものとする。

6.2

製造

6.2.1

畳  畳は,6.1 に規定する材料を必要に応じて組み合わせて製造する。

6.2.2

かまち止め  かまち止めは,畳表がほつれないように,縫着しなければならない。建材畳床Ⅱ形及

び N 形は,縫着又は 6.1.9 のタッカーを用いてタッカー止めとする。ただし,タッカー止めの場合は,そ

の上を 6.1.10 の粘着テープを張って補強する。

6.2.3

かまち補強  建材畳床Ⅱ形及び N 形に,6.1.5 のかまち補強材を取り付ける場合は補強材及び畳表

の折込み厚さを考慮して,かまち裏面のポリスチレンフォーム板を切除して取り付ける。

6.2.4

角止め  畳へりの角止めは,縫い止め又はタッカー止めとする。

7.

試験

7.1

試験の一般条件  試験の一般条件は,JIS Z 8703 に規定する標準温度状態 15 級 (20±15  ℃)  及び標

準湿度状態 20 級 [(65±20)  %]  による。

7.2

試験体  試験体は,3 枚とする。

7.3

外観  汚れ,きず,畳表のたるみ,いぐさ(藺草)筋の曲がり及びへりの仕上がりの状態を目視で

調べる。

7.4

寸法及び針足間隔の測定  寸法及び針足間隔の測定は,次による。

a)

長さは,

図 に示す AB 及び CD の 2 か所を,幅は,EF 及び GH の 2 か所を 1 mm の精度で測定し,

その平均値で表す。

b)

厚さは,

図 に示す J,K,L 及び M の 4 点の縫い目間隔のほぼ中心を 0.5 mm の精度で測定し,その

平均値で表す。

なお,測定器が畳に接する部分は,直径約 50 mm の円盤とする。

c)

針足間隔は,畳の周辺のほぼ中央部において,平刺し縫い部分,返し縫い部分及びかまち縫い部分の

糸目 11 か所の長さを糸の中心部で 1 mm 以上の精度をもつ測定器で測定し,10 で除した値とする。


5

A 5902

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単位  mm

  1  寸法の測定箇所

8.

検査  畳の検査は,JIS Z 9015-1 によってロットの大きさを決定し,各ロットごとに 3 枚を抜取って

7.

 によって試験を行い,5.  の規定に合格しなければならない。

なお,検査は,合理的な抜取方式によって行ってもよい。

9.

製品の呼び方  畳の呼び方は,次の例による。

1.  1 等畳表(麻糸)・へり付き・稲わら畳(1 級)・1 760×880×60

2. J1

・ Ht ・ WR-1 ・ 88W-60

寸法による区分

畳床の種類(稲わら畳床 1 級品)

へり付き

畳表の種類(1 等畳表,縦糸が麻糸)

3.  1 等畳表(綿糸)・へり付き・稲わら量(1 級)・1 760×880×60

4. C1

・ Ht ・ WR-1 ・ 88W-60

寸法による区分

畳床の種類(稲わら畳床 1 級品)

へり付き

畳表の種類(1 等畳表,縦糸が綿糸)

5.  2 等畳表(麻糸)

・へり付き・ポリスチレンフォームサンドイッチ稲わら量(心材厚さ 20)

・1 820

×910×55

6. J2

・ Ht ・ PS-C20 ・ 91W-55

寸法による区分

畳床の種類(ポリスチレンフォームサンドイッチ稲わ

ら畳床,心材厚さ 20 mm)

へり付き

畳表の種類(2 等畳表,縦糸が麻糸)


6

A 5902

:2004

7.  2 等畳表(綿糸)・へり付き・タタミボードサンドイッチ稲わら量(心材厚さ 20)・1 910×955

×55

8. C2

・ Ht ・ TB-C20 ・ 95W-55

寸法による区分

畳床の種類(タタミボードサンドイッチ稲わら畳床,

心材厚さ 20 mm)

へり付き

畳表の種類(2 等畳表,縦糸が綿糸)

9.  1 等畳表(麻糸)・へり付き・建材畳Ⅰ形・1 760×880×55

10. J1 ・ Ht ・ KT-Ⅰ・ 88W-55

寸法による区分

畳床の種類(建材畳床Ⅰ形)

へり付き

畳表の種類(1 等畳表,縦糸が麻糸)

11.  1 等畳表(綿糸)・へり付き・建材畳Ⅱ形(TB 厚さ 20)・1 760×880×55

12. C1 ・ Ht ・ KT-Ⅱ(TB20)・ 88W-55

寸法による区分

畳床の種類(建材畳床Ⅱ形・TB 厚さ 20 mm)

へり付き

畳表の種類(1 等畳表,縦糸が綿糸)

10.

表示  畳には,裏面の中心付近に,次の事項を表示しなければならない。

a)

種類又は記号

b)

製造年月又はその略号

c)

製造業者名又はその略号

d)

ほうがき(方書)

(注文品に,表示する。

関連規格  日本農林規格  畳表の格付の表示の様式及び表示の方法(平成 13 年 2 月 23 日農林省告示第 231

号)

日本農林規格  畳表の日本農林規格(平成 13 年 2 月 23 日農林水産省告示第 227 号)

日本農林規格  普通合板(平成 15 年 2 月 27 日農林水産省告示第 233 号)

日本農林規格  畳表についての検査方法(平成 13 年 2 月 23 日農林水産省告示第 230 号)


7

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附属書(規定)  畳の製造に使用する縫糸

1.

適用範囲  この附属書は,畳の製造に使用する縫糸の種類について規定する。

2.

縫糸の種類及び品質  縫糸の種類及び品質は,附属書表 のとおりとする。

附属書表  1  縫糸の種類及び品質

種類

より数 
変動率

引張 
強さ

N

伸び率

一定荷重時

引掛強さ

N

引張強さ

変動率

紡績糸及びフィラメントヤ

ーン畳糸

7

以下

  7

以下

逢着糸

スプリットヤーン畳糸 10 以下

138

以上

6.5

以下

(79N 荷重時)

177

以上

10

以下

切糸

紡績糸及びフィラメントヤ
ーン畳糸

― 162

以上

6.0

以下

(79N 荷重時)

172

以上

  7

以下