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A 5901:2018  

(1) 

目 次 

ページ 

序文  1 

1 適用範囲 1 

2 引用規格 1 

3 用語及び定義  1 

4 種類 2 

5 品質 3 

5.1 外観  3 

5.2 寸法,質量,縦糸の間隔及び横糸の間隔の許容差  3 

5.3 性能  4 

6 構造 5 

7 材料及び製造  6 

7.1 材料  6 

7.2 製造  6 

8 試験 7 

8.1 試験の一般条件  7 

8.2 数値の丸め方  7 

8.3 外観  7 

8.4 寸法及び糸間隔  7 

8.5 質量  8 

8.6 含水率  8 

8.7 局部圧縮試験  8 

9 熱抵抗試験及び熱抵抗の表示値  9 

10 検査  10 

11 製品の呼び方  10 

12 表示  10 

附属書A(規定)熱抵抗の算出  12 

附属書B(規定)稲わら畳床及び稲わらサンドイッチ畳床の製造に使用する縫糸  15 

 

 


 

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(2) 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本

建材・住宅設備産業協会(J-CHIF)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して

日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した

日本工業規格である。 

これによって,JIS A 5901:2014は改正され,この規格に置き換えられた。 

なお,平成31年8月19日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ

ーク表示認証において,JIS A 5901:2014によることができる。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

 

 


 

 

日本工業規格          JIS 

 

A 5901:2018 

 

稲わら畳床及び稲わらサンドイッチ畳床 

Straw TATAMIDOKO and straw sandwich TATAMIDOKO 

 

序文 

この規格は,1950年に制定され,その後13回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は2014年に

行われたが,その後の引用規格JIS A 9521:2017(建築用断熱材)の改正に対応するために改正した。 

なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。 

 

適用範囲 

この規格は,稲わらを材料として製造した畳床,稲わらと押出法ポリスチレンフォーム断熱材とを材料

として製造した畳床及び稲わらとタタミボードとを材料として製造した畳床(以下,畳床という。)につい

て規定する。 

 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS A 1412-2 熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法−第2部:熱流計法(HFM法) 

JIS A 5905 繊維板 

JIS A 9521 建築用断熱材 

JIS B 7503 ダイヤルゲージ 

JIS P 3401 クラフト紙 

JIS Z 1533 ポリオレフィンクロス用フラットヤーン 

JIS Z 8401 数値の丸め方 

JIS Z 8703 試験場所の標準状態 

 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 

3.1 

うわばえ(上配) 

畳床の見栄えを良くするために,表面に配列するきれいな稲わら。化粧配ともいう。 

3.2 

よこてばえ(横手配) 

畳床の上層部にあって,稲わらを縦横交互に配列させたときの横手方向に配列する稲わら。 


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3.3 

たてばえ(縦配) 

よこてばえ(横手配)の下層部にあって,長手方向に配列する稲わら。 

3.4 

おおてばえ(大手配) 

畳床の中心部にあって,横手方向に配列する稲わら。 

3.5 

きりわら 

畳床に,むらが生じないようにするため,配置する稲わら。 

3.6 

したばえ(下配) 

畳床の下層に,長手方向に平行に配列する稲わら。 

3.7 

裏面材 

畳床の裏面の見栄え及び強化のために使用する材料。 

3.8 

補強材 

ポリスチレンフォームサンドイッチ稲わら畳床の補強のために用いる材料。 

3.9 

こも(菰) 

畳床の裏面の見栄え及び強化のために用いるむしろ(筵)。 

3.10 

縦糸 

畳床の長手方向と同方向に縫われた糸。 

3.11 

横糸 

縦糸に直角に交差している糸。 

3.12 

取っ手 

畳を持ちやすくするために,畳床裏面に取り付けたひも(紐)。 

 

種類 

畳床の種類は,材料,構造及び標準寸法によって,次のとおり区分する。 

a) 材料及び構造による区分 材料及び構造による区分は,表1による。 

 


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表1−材料及び構造による区分 

区分 

記号 

材料及び構造 

参照図 

稲わら畳床 

WR 

稲わらを材料として構成したもの。 

図1 
図2 

ポリスチレンフォームサンド
イッチ稲わら畳床 

PS 

押出法ポリスチレンフォーム断熱材を芯
材とし,上下を稲わらで構成したもの。 

図3 

タタミボードサンドイッチ稲
わら畳床 

TB 

タタミボードを芯材とし,上下を稲わらで
構成したもの。 

図4 

 

b) 標準寸法による区分 標準寸法による区分は,表2による。 

 

表2−標準寸法による区分 

単位 mm 

区分 

記号a) 

 

2000× 1000×50 

100W 

 

1900× 950×50 

95W 

 

1840× 920×50 

92W 

注a) 100Wは本間(京間),95Wは三六間(中京間),92W

は五八間(江戸間,関東間)の標準寸法に該当する。 

 

品質 

5.1 

外観 

畳床の外観は,四隅がほぼ直角で,表面の稲わらの分布にむらがなく,使用上支障となる反り,ねじれ,

欠け,糸切れがあってはならない。また,裏面材にしわなどがあってはならない。 

5.2 

寸法,質量,縦糸の間隔及び横糸の間隔の許容差 

8.4及び8.5によって試験したとき,寸法,質量,縦糸の間隔及び横糸の間隔の許容差は,次による。 

a) 寸法の許容差 寸法の許容差は,表3による。ただし,注文品の寸法は,受渡当事者間の協定とし,

その寸法の許容差は,表3による。 

 

表3−寸法の許容差 

単位 mm 

記号 

長さ 

幅 

厚さ 

標準寸法 

許容差 

標準寸法 

許容差 

標準寸法 

許容差 

100W 

2000 

±30 

1000 

±15 

50 

±2 

95W 

1900 

950 

92W 

1840 

920 

 

b) 芯材の厚さ,質量,縦糸の間隔及び横糸の間隔 芯材の厚さ,質量,縦糸の間隔及び横糸の間隔は,

表4による。ただし,注文品の質量は,受渡当事者間の協定とする。 

 


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表4−芯材の厚さ,質量,縦糸の間隔及び横糸の間隔 

区分 

記号 

芯材の厚さ 

mm 

畳床1枚の質量 

kg 

縦糸の

間隔 

 
 
 

mm 

横糸の

間隔 

 
 
 

mm 

(参考) 

単位面積当
たりの質量 

kg/m2 

押出法ポ
リスチレ
ンフォー
ム断熱材 

タタミ 

ボードa) 

100W 95W 

92W 

厚さ50 mm

製品b) 

稲わら畳床 

特級品 

WR-S 

− 

− 

34.0 

30.7 

28.8 

30 

21 

17.0 

1級品 

WR-1 

− 

− 

32.0 

28.9 

27.0 

 

27 

16.0 

2級品 

WR-2 

− 

− 

30.0 

27.0 

25.4 

 

30 

15.0 

3級品 

WR-3 

− 

− 

28.0 

25.3 

23.7 

 

33 

14.0 

ポリスチレン
フォームサン
ドイッチ稲わ
ら畳床 

− 

PS-C20 

20 

− 

23.0 

20.8 

19.5 

 

30 

11.5 

PS-C25 

25 

− 

21.0 

19.0 

17.8 

 

30 

10.5 

PS-C30 

30 

− 

19.0 

17.0 

16.0 

 

30 

9.5 

タタミボード
サンドイッチ
稲わら畳床 

− 

TB-C20 

− 

20 

28.0 

25.3 

23.7 

 

30 

14.0 

 

TB-C25 

− 

25 

27.0 

24.5 

23.0 

 

30 

13.5 

注a) タタミボードの芯材の厚さは,タタミボードの厚さの合計値。 

b) 厚さ55 mmの畳床の質量は,上記厚さ50 mmの畳床の質量の+10 %増しとする。 

 

c) 質量,縦糸の間隔及び横糸の間隔の許容差 質量,縦糸の間隔及び横糸の間隔の許容差は,表5によ

る。ただし,注文品の質量は,受渡当事者間の協定とし,その許容差は,表5による。 

 

表5−質量,縦糸の間隔及び横糸の間隔の許容差 

畳床1枚の質量の許容差 

kg 

縦糸の間隔の許容差 

mm 

横糸の間隔の許容差 

mm 

±2.5 

±3 

±3 

 

5.3 

性能 

畳床の性能は,箇条8に規定する試験を行い,表6を満足しなければならない。 

なお,熱抵抗値(m2・K/W)を表示する場合は,箇条9に示す試験又は算出によって熱抵抗値を求めた

とき,表示値を満足しなければならない。 

 

表6−性能 

区分 

含水率a) 

局部圧縮量 

mm 

稲わら畳床 

特級品 

15以下 

5.0以下 

1級品 

2級品 

3級品 

ポリスチレンフォームサンドイッチ 
稲わら畳床 

タタミボードサンドイッチ稲わら畳床 
注a) 稲わらの含水率をいう。 

 


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構造 

畳床の構造は,図1〜図4による。 

なお,特級品,1級品及び2級品は図1に示すように6層以上,3級品は図2に示すように4層以上のも

のとする。 

 

 

 

図1−稲わら畳床6層形畳床の構造 

 

 

 

図2−稲わら畳床4層形畳床の構造 

 

 

 

図3−ポリスチレンフォームサンドイッチ稲わら畳床の構造 

 


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図4−タタミボードサンドイッチ稲わら畳床の構造 

 

材料及び製造 

7.1 

材料 

畳床に用いる材料は,次のとおりとし,畳床の種類に応じて使用する。 

a) 稲わら 畳床に使用する稲わらは,乾燥したものとする。ただし,したばえに使用するきりわらは,

回収した使用済みの畳床から採取した稲わら“再生稲わら”を用いてもよい。 

なお,再生稲わらは,良質のものとし,乾燥機によって105 ℃,2時間以上加熱殺菌及び乾燥処理

を施す。また,再生稲わらの畳床への混入割合は質量比で20 %以下とする。 

b) 押出法ポリスチレンフォーム断熱材 畳床に使用する押出法ポリスチレンフォーム断熱材は,JIS A 

9521の6.8(密度)に規定する試験を行い,密度が27 kg/m3以上で,その熱伝導率は,JIS A 9521の

5.1(特性)に規定する値又はそれと同等以上の性能をもつものとする。さらに,JIS A 9521の附属書

C(燃焼性試験方法)に規定する試験を行い,燃焼性試験に合格したものとし,その厚さは,20 mm,

25 mm及び30 mmとする。 

c) タタミボード 畳床に使用するタタミボードは,JIS A 5905に規定するタタミボード又はそれと同等

以上の性能をもつものとし,その厚さは,10 mm,15 mm及び20 mmとする。 

d) 裏面材 畳床に使用する裏面材は,稲わらで編んだこも又はJIS Z 1533に規定するフラットヤーン1

種又は2種で,密度は縦,横とも4本以上/25.4 mmに平織して,JIS P 3401に規定するクラフト紙3

種に圧着したもの又はこれと同等以上の性能をもつものとする。 

e) 補強材 ポリスチレンフォームサンドイッチ稲わら畳床に使用する補強材は,単板,厚紙,プラスチ

ック板などで,使用に適したものとする。 

f) 

縫糸 畳床に使用する縫糸は,附属書Bに規定する糸又はそれらと同等以上の性能をもつ縫糸とする。

ただし,これらの糸に害虫予防などのために薬剤を含浸又は浸透させたものは使用しないものとする。 

7.2 

製造 

製造は,次による。 

a) 畳床 畳床は,図1〜図4に示す断面をもつように,7.1のa)〜e) に規定する材料を必要に応じて組

み合わせ,7.1 f) に規定する縫糸を用いて製造する。また,長手方向の両端の縫糸の間隔は,中央部

から狭めるものとし,畳床の裏面中央部には,取っ手を付けるものとする。 

b) 防虫処理 稲わら又は畳床には,ダニ,その他の害虫が発生しないように,加熱による方法若しくは

防虫紙(布)による方法又はこれらを組み合わせた方法で防虫処理を施さなければならない。ただし,

フェンチオン,フェニトロチオンなどの有機りん系の薬剤を含有する防虫紙(布)を使用する場合は,

当該製品の製造について医薬品,医療機器等の品質,有効性及び安全性の確保等に関する法律による


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承認を受けたものを用いなければならない。 

 

試験 

8.1 

試験の一般条件 

試験の一般条件は,JIS Z 8703に規定する標準温度状態15級(20 ℃±15 ℃)及び標準湿度状態20級

[(65±20) %]による。 

8.2 

数値の丸め方 

数値の丸め方は,JIS Z 8401の規則Bによって四捨五入とする。 

8.3 

外観 

平面状態に試験体を置き,約1 m離れたところから目視によって観察する。 

8.4 

寸法及び糸間隔 

寸法及び糸間隔の測定は,次による。 

a) 長さは,図5に示すAB及びCDの2か所を1 mm以上の精度をもつ測定器で測定し,その平均値で

表す。また,測定結果は,整数にする。 

なお,タタミボードと押出法ポリスチレンフォーム断熱材の長さが異なる場合,最大の長さの位置

で測定する。 

b) 幅は,図5に示すEF及びGHの2か所を1 mm以上の精度をもつ測定器で測定し,その平均値で表す。

また,測定結果は,整数にする。 

なお,タタミボードと押出法ポリスチレンフォーム断熱材の幅が異なる場合,最大の幅の位置で測

定する。 

c) 厚さは,図5に示すJ,K,L及びMの4点の縫目間隔のほぼ中心を0.5 mm以上の精度をもつ測定器

で測定し,その平均値で表す。測定位置が縫目間隔を狭くした部分(小針)にかかる場合は,その部

分をはずした位置で測定するものとする。また,測定結果は,整数にする。 

なお,測定器が畳床に接する部分は,直径約50 mmの円盤とする。 

 

単位 mm 

 

図5−寸法の測定箇所 

 

d) 縦糸及び横糸の間隔 縦糸及び横糸の間隔は,畳床のほぼ中央部において,縦糸,横糸共に11本間の


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長さを糸の中心で1 mm以上の精度をもつ測定器で測定し,10で除した値とする。また,測定結果は,

整数にする。 

8.5 

質量 

試験体の質量を0.1 kg以上の精度をもつ測定器で,0.1 kg単位まで測定するものとする。また,測定 

結果は,小数点以下1桁にする。 

8.6 

含水率 

含水率の測定は,電気抵抗式水分計1) によって行うものとし,測定点は1枚につき図6に示す5点とし,

含水率は1 %単位で表す。測定点の全てが,表6で規定する含水率を満たさなければならない。 

注1) 畳床用に校正された測定器(針の押込み長さは,稲わら畳床は25 mm,ポリスチレンフォーム

サンドイッチ稲わら畳床及びタタミボードサンドイッチ稲わら畳床は10 mm)とする。 

 

単位 mm 

 

図6−含水率の測定点 

 

8.7 

局部圧縮試験 

局部圧縮試験は,次による。 

a) 試験装置 試験装置は,図7に示すものとする。圧入棒は,直径25 mmの鋼製丸棒で,その軸に直角

に切り取ったものとし,畳床表面に垂直に圧入されるように適切なガイドを設けたものとする。圧入

深さの測定器は,JIS B 7503に規定するダイヤルゲージ又はこれと同等以上の性能をもつ測定器具と

し,圧入棒の左右にそれぞれ1個,計2個を取り付ける。 

b) 試験方法 試験体を平らな状態に置いた後,図7に示すようにガイド付ダイヤルゲージを設置する。

ダイヤルゲージの初期値(又は目盛をゼロ)を読んでから,圧入棒の上端におもりを静かに載せ,圧

入棒と畳床との接触面に200 Nの荷重が加わるようにする。 

載荷30秒後の圧入棒の変位を2個のダイヤルゲージで0.1 mm単位まで読み取り,その平均値をも

って局部圧縮量とする。試験は,畳床表面の任意の3か所で行い,局部圧縮量は,測定値のうちの最

大値をもって表す。 

なお,スピンドル先端と畳床表面との間に,厚さ3 mmで大きさ約30 mm×30 mmの板ガラスを挟

むものとする。 


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単位 mm 

 

図7−局部圧縮試験装置の例 

 

熱抵抗試験及び熱抵抗の表示値 

畳床の熱抵抗試験は,JIS A 1412-2の附属書B(保護熱板式熱流計法)による。 

なお,熱抵抗の表示値は,附属書Aに規定する熱抵抗の算出によって求めることができる。主な畳床の

熱抵抗の表示値を表7に示す。この場合,畳床に使用するタタミボード又は押出法ポリスチレンフォーム

断熱材がJIS A 5905に規定する断熱性(熱伝導率)又はJIS A 9521に規定する断熱性(熱伝導率)と同等

以上の断熱性能をもつものとする。ただし,JIS A 9521に規定する押出法ポリスチレンフォーム断熱材3

種bAを使用するときは,JIS A 1412-2の附属書Bによる。また,熱抵抗の計算結果は,小数点以下2桁

に丸める。数値の丸め方は,JIS Z 8401の規則Bによって四捨五入とする。 

 

表7−畳床の熱抵抗の表示値 

区分 

記号 

畳床の

厚さ 

 

mm 

芯材の厚さ 

mm 

押出法ポリスチ

レンフォーム 

断熱材の種類a) 

熱抵抗の 

表示値 

 

m2・K/W 

押出法ポリスチレン

フォーム断熱材 

タタミ 
ボード 

稲わら畳床 

特級品 

WR-S 

50 

− 

− 

− 

0.71 

1級品 

WR-1 

− 

− 

− 

2級品 

WR-2 

− 

− 

− 

3級品 

WR-3 

− 

− 

− 

ポリスチレンフ
ォームサンドイ
ッチ稲わら畳床 

− 

PS-C20 

20 

− 

1種bA 

0.93 

PS-C25 

25 

− 

1種bA 

0.98 

PS-C30 

30 

− 

1種bA 

1.04 

タタミボードサ
ンドイッチ稲わ
ら畳床 

− 

TB-C20 

− 

20 

− 

0.79 

TB-C25 

− 

25 

− 

0.80 

注a) 押出法ポリスチレンフォーム断熱材の種類は,JIS A 9521の表7(発泡プラスチック断熱材の種類及び製品記

号)に基づく。ただし,3種bAを除く。 


10 

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10 検査 

畳床の検査は,形式検査2) と受渡検査3) とに区分し,検査項目は,それぞれ次の項目を箇条8,箇条9

及び目視によって試験したとき,箇条5,箇条6,7.1及び箇条12に適合したものを合格とする。 

なお,形式検査及び受渡検査の抜取検査方式は,受渡当事者間の協定によって定める。 

a) 形式検査項目 

1) 外観 

2) 寸法,質量,縦糸の間隔及び横糸の間隔の許容差 

3) 性能 

4) 表示 

b) 受渡検査項目 

1) 外観 

2) 表示 

注2) 製品の品質が設計で示した全ての特性を満足するかどうか判定するための検査であり,製造設

備の新設及び変更,生産条件の変更などを行ったときに実施する検査。 

3) 既に形式検査に合格したものと同じ設計・製造による製品の受渡しをする場合,必要と認める

特性を満足するものであるかどうかを判定するための検査。 

 

11 製品の呼び方 

畳床の呼び方は,材料及び構造による区分,寸法による区分,並びに芯材の厚さ,畳床の寸法に対する

質量,縦糸の間隔及び横糸の間隔による区分を組み合わせ,次の例による。 

なお,寸法による区分は,記号で表してもよいが,厚さを表示する。 

例1 稲わら畳床,92W (50),1級品 

 

WR-1 92W (50) 

 

寸法による区分(1 840 mm×920 mm×50 mm) 

 

材料及び構造による区分(稲わら畳床1級品) 

 

例2 ポリスチレンフォームサンドイッチ稲わら畳床,95W (50),芯材の厚さ20 mm 

 

PS-C20 95W (50) 

 

寸法による区分(1 900 mm×950 mm×50 mm) 

 

材料及び構造による区分(ポリスチレンフォームサンドイッチ稲わら畳

 

床,芯材の厚さ20 mm) 

 

例3 タタミボードサンドイッチ稲わら畳床,100W (50),芯材の厚さ20 mm 

 

TB-C20 100W (50) 

 

寸法による区分(2 000 mm×1 000 mm×50 mm) 

 

材料及び構造による区分(タタミボードサンドイッチ稲わら畳床,芯材の

 

厚さ20 mm) 

 

12 表示 

この規格の全ての要求事項に適合した畳床には,裏面の中心付近に,次の事項を表示しなければならな


11 

A 5901:2018  

 

い。ただし,熱抵抗値は省略してもよい。 

a) 種類又は記号 ただし,再生稲わらを使用している場合は,次の例による。 

例1 再生稲わら使用0(%) 

例2 再生稲わら使用10(%) 

b) 製造業者名又はその略号 

c) 製造年月又はその略号 

d) 防虫処理方法 

例1 加熱 

例2 加熱+防虫紙(布) 

e) 熱抵抗値 

 


12 

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附属書A 

(規定) 

熱抵抗の算出 

 

A.1 一般 

この附属書は,畳床の熱抵抗を算出する方法について規定する。 

 

A.2 熱抵抗算出の方法 

熱抵抗算出の方法は,次による。 

a) 畳床の構造は,基材となる材料を単純に積層している。また,材料は,JIS A 5905,JIS A 9521などで

規定しているものを使用するので,材料の熱性能を知ることができる。このため,畳床の熱抵抗は,

使用する材料の熱抵抗の和として算出できる。 

b) 使用する材料の熱性能の規格値を用いれば,畳床の最低限の熱性能は確保されることになる。 

c) 畳床の熱抵抗値は,減少する割合又は性能値の確実性を保証するために,断熱性低減係数α(0〜1の

間の数値)を用いて畳床材料の熱抵抗の和に乗じることによって求めることができる。 

 

A.3 熱抵抗値の算出 

畳床1) の熱抵抗は,畳床の区分によって次の式を用いて算出する。また,計算結果は,小数点以下2桁

に丸める。数値の丸め方は,JIS Z 8401の規則Bによって四捨五入とする。 

注1) 畳床には,副資材として保護材,裏面材,クッション材及び補強材が使用されるが,熱的には

ほとんど寄与しないので,ここでは考慮しない。 

a) 稲わら畳床の場合 次の式(A.1)によって求める。 

α

R

R

S

  (A.1) 

ここに, 

R: 畳床の熱抵抗(m2・K/W) 

 

RS: 稲わらの熱抵抗(m2・K/W) 

 

α: 断熱性低減係数。1.0とする。 

稲わらの熱伝導率(λ)に関しては,各種測定によって稲わらの等級によって異なるが,0.057 9 W/(m・

K)〜0.065 2 W/(m・K)の値を得た。そこで,安全率(3σ)を考慮して熱伝導率(λ)を0.07 W/(m・K)と

した。 

したがって,RSは,稲わらの熱伝導率0.07 W/(m・K)を用いて,次の式(A.2)によって求める。 

λ

d

R

  

1

1

S

  (A.2) 

ここに, 

d: 稲わらの厚さ(mm) 

 

λ: 稲わらの熱伝導率[W/(m・K)] 

b) ポリスチレンフォームサンドイッチ稲わら畳床の場合 次の式(A.3)によって求める。 

R

R

R

PS

S+

  (A.3) 

ここに, 

R: 畳床の熱抵抗(m2・K/W) 

 

RS: 稲わらの熱抵抗(m2・K/W) 

 

RPS: 押出法ポリスチレンフォーム断熱材の熱抵抗(m2・K/W) 

 

α: 断熱性低減係数。1.0とする。 

また,RPSは,JIS A 9521の規定による押出法ポリスチレンフォーム断熱材の熱伝導率を用いて,次


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A 5901:2018  

 

の式(A.4)を用いて算出する。 

λ

d

R

  

1

1

PS

  (A.4) 

ここに, 

d: 押出法ポリスチレンフォーム断熱材の厚さ(mm) 

 

λ: 押出法ポリスチレンフォーム断熱材の熱伝導率[W/(m・K)] 

例として,各断熱材に対する熱伝導率は,表A.1による。 

 

表A.1−熱伝導率 

種類 

熱伝導率[W/(m・K)] 

断熱材1種bA 
断熱材2種bA 

0.040 
0.034 

 

c) タタミボードサンドイッチ稲わら畳床の場合 次の式(A.5)によって求める。 

R

R

R

i

S

TB+

  (A.5) 

ここに, 

R: 畳床の熱抵抗(m2・K/W) 

 

RTBi: i枚目のタタミボードの熱抵抗(m2・K/W) 

 

RS: 稲わらの熱抵抗(m2・K/W) 

 

α: 断熱性低減係数。1.0とする。 

なお,RTBは,次の式(A.6)によって求める。 

λ

d

R

  

1

1

TB

  (A.6) 

ここに, RTB: タタミボードの熱抵抗(m2・K/W) 
 

d: タタミボードの厚さ(mm) 

 

λ: タタミボードの熱伝導率[W/(m・K)] 

λ=0.056 W/(m・K)(JIS A 5905の規定による) 

 

A.4 算出の根拠 

算出の根拠として,表A.2に畳床の熱抵抗測定結果を示す。断熱性低減係数=1.0は,十分に安全率を考

慮した係数である。 

 


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A 5901:2018  

 

表A.2−畳床の熱抵抗測定結果 

区分 

畳床の 

厚さa) 

 
 

mm 

芯材の種類 

規格値を 

用いた 

熱抵抗計算値 

 

m2・K/W 

製品測定値 

(JIS A 1412-2 

で実測) 

 

m2・K/W 

タタミ 
ボード 
の厚さ 

mm 

押出法ポリスチ

レンフォーム 
断熱材の厚さ 

mm 

押出法ポリスチ

レンフォーム 
断熱材の種類 

稲わら畳床(特級) 

50 

− 

0.71 

0.77〜0.82 

稲わら畳床(1級) 

0.79〜0.88 

稲わら畳床(2級) 

0.81〜0.85 

稲わら畳床(3級) 

0.82〜0.86 

ポリスチレンフォーム
サンドイッチ稲わら畳
床 

50 

20 

1種bA 

0.93 

1.01〜1.03 

25 

0.98 

1.05〜1.09 

30 

1.04 

1.05〜1.14 

タタミボードサンドイ
ッチ稲わら畳床 

50 

20 

− 

0.79 

0.82〜0.88 

25 

− 

0.80 

0.83〜0.84 

稲わら畳床(特級) 

55 

− 

0.79 

0.85〜0.89 

稲わら畳床(1級) 

0.86〜0.95 

稲わら畳床(2級) 

0.83〜0.95 

稲わら畳床(3級) 

0.88〜0.93 

ポリスチレンフォーム
サンドイッチ稲わら畳
床 

55 

20 

1種bA 

1.00 

1.08〜1.13 

25 

1.05 

1.11〜1.17 

30 

1.11 

1.16〜1.22 

タタミボードサンドイ
ッチ稲わら畳床 

55 

20 

− 

0.86 

0.90〜0.97 

25 

− 

0.88 

0.88〜0.94 

注a) 表3において厚さは50 mmしか規定していないが,稲わら畳床の熱伝導率の測定N数確保,及び熱抵抗計算

値並びに測定値の検証のため55 mmの測定結果を記載している。 

 

 


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附属書B 

(規定) 

稲わら畳床及び稲わらサンドイッチ畳床の製造に使用する縫糸 

 

B.1 

縫糸の種類及び品質 

縫糸の種類及び品質は,表B.1のとおりとする。 

 

表B.1−縫糸の種類及び品質 

種類 

より数 
変動率 

引張強さ 

 

伸び率 

一定荷重時 

引掛強さ 

 

引張強さ 

変動率 

 


 

 


 

紡績糸及びフィラメント
ヤーン畳糸 

7以下 

108以上 

4.5以下 

(59 N荷重時) 

118以上 

7以下 

スプリットヤーン畳糸 

10以下 

138以上 

10以下 

 


 

紡績糸及びフィラメント
ヤーン畳糸 

7以下 

138以上 

6.5以下 

(79 N荷重時) 

157以上 

7以下 

スプリットヤーン畳糸 

10以下 

177以上 

10以下