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A 5901

:2014

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

1

3

  用語及び定義  

1

4

  種類 

2

5

  品質 

3

5.1

  外観  

3

5.2

  寸法,質量,縦糸の間隔及び横糸の間隔の許容差  

3

5.3

  性能  

4

6

  構造 

5

7

  材料及び製造  

6

7.1

  材料  

6

7.2

  製造  

6

8

  試験 

7

8.1

  試験の一般条件  

7

8.2

  数値の丸め方  

7

8.3

  外観  

7

8.4

  寸法及び糸間隔  

7

8.5

  質量  

7

8.6

  含水率  

7

8.7

  たわみ試験  

8

8.8

  局部圧縮試験  

9

9

  熱抵抗試験及び熱抵抗の表示値  

9

10

  検査  

10

11

  製品の呼び方  

10

12

  表示  

11

附属書 A(規定)熱抵抗の算出  

12

附属書 B(規定)稲わら畳床及び稲わらサンドイッチ畳床の製造に使用する縫糸  

15


A 5901

:2014

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本

工業規格である。

これによって,JIS A 5901:2004 は改正され,この規格に置き換えられた。

なお,平成 26 年 10 月 20 日までの間は,工業標準化法第 19 条第 1 項等の関係条項の規定に基づく JIS

マーク表示認証において,JIS A 5901:2004 によることができる。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 A

5901

:2014

稲わら畳床及び稲わらサンドイッチ畳床

Straw TATAMIDOKO and straw sandwich TATAMIDOKO

序文 

この規格は,1950 年に制定され,その後 12 回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は 2004 年に

行われたが,その後の使用状況の多様化及び熱抵抗の追加に対応するために改正した。

なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

適用範囲 

この規格は,稲わらを材料として製造した畳床,稲わらと押出法ポリスチレンフォーム保温材を材料と

して製造した畳床及び稲わらとタタミボードとを材料として製造した畳床(以下,畳床という。

)について

規定する。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS A 1412-2

  熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法−第 2 部:熱流計法(HFM 法)

JIS A 5905

  繊維板

JIS A 9511

  発泡プラスチック保温材

JIS B 7503

  ダイヤルゲージ

JIS G 3452

  配管用炭素鋼鋼管

JIS P 3401

  クラフト紙

JIS Z 1533

  ポリオレフィンクロス用フラットヤーン

JIS Z 8401

  数値の丸め方

JIS Z 8703

  試験場所の標準状態

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

3.1

うわばえ(上配)

畳床の見栄えを良くするために,表面に配列するきれいな稲わら。化粧配ともいう。

3.2

よこてばえ(横手配)

畳床の上層部にあって,稲わらを縦横交互に配列させたときの横手方向に配列する稲わら。


2

A 5901

:2014

3.3

たてばえ(縦配)

よこてばえ(横手配)の下層部にあって,長手方向に配列する稲わら。

3.4

おおてばえ(大手配)

畳床の中心部にあって,横手方向に配列する稲わら。

3.5

きりわら

畳床に,むらが生じないようにするため,配置する稲わら。

3.6

したばえ(下配)

畳床の下層に,長手方向に平行に配列する稲わら。

3.7

裏面材

畳床の裏面の見栄え及び強化のために使用する材料。

3.8

補強材

ポリスチレンフォームサンドイッチ稲わら畳床の補強のために用いる材料。

3.9

こも(菰)

畳床の裏面の見栄え及び強化のために用いるむしろ(筵)

3.10

縦糸

畳床の長手方向と同方向に縫われた糸。

3.11

横糸

縦糸に直角に交差している糸。

3.12

取っ手

畳を持ちやすくするために,畳床裏面に取り付けたひも(紐)

種類 

畳床の種類は,材料,構造及び標準寸法によって,次のとおり区分する。

a)

材料及び構造による区分  材料及び構造による区分は,表 による。


3

A 5901

:2014

表 1−材料及び構造による区分

区分

記号

材料及び構造

参照図

稲わら畳床 WR

稲わらを材料として構成したもの。

図 1 
図 

ポリスチレンフォームサンド
イッチ稲わら畳床

PS

押出法ポリスチレンフォーム保温材を芯
材とし,上下を稲わらで構成したもの。

図 

タタミボードサンドイッチ稲
わら畳床

TB

タタミボードを芯材とし,上下を稲わらで
構成したもの。

図 

b)

標準寸法による区分  標準寸法(以下,寸法という。)による区分は,表 による。

表 2−寸法による区分

単位  mm

区分

記号

a)

 2

000

× 1 000×50 100

W

 1

900

× 950×50 95

W

 1

840

× 920×50 92

W

a)

 100

W

は本間(京間)

,95 W は三六間(中京間)

,92 W

は五八間(江戸間,関東間)の寸法に該当する。

品質 

5.1 

外観 

畳床は,8.3 によって試験したとき,四隅がほぼ直角で,表面の稲わらの分布にむらがなく,使用上支障

となる反り,ねじれなどあってはならない。

5.2 

寸法,質量,縦糸の間隔及び横糸の間隔の許容差 

8.4

及び 8.5 によって試験したとき,寸法,質量,縦糸の間隔及び横糸の間隔の許容差は,次による。

a)

寸法の許容差  寸法の許容差は,表 による。ただし,注文品の寸法は,受渡当事者間の協定とし,

その寸法の許容差は,

表 による。

表 3−寸法の許容差

単位  mm

記号

長さ

厚さ

寸法

許容差

寸法

許容差

寸法

許容差

100 W

2 000

±30 1 000 ±15 50 ±2.0

95 W

1 900

950

92 W

1 840

920

b)

芯材の厚さ,質量,縦糸の間隔及び横糸の間隔  芯材の厚さ,質量,縦糸の間隔及び横糸の間隔は,

表 による。ただし,注文品の質量は,受渡当事者間の協定とする。


4

A 5901

:2014

表 4−芯材の厚さ,質量,縦糸の間隔及び横糸の間隔

区分

記号

芯材の厚さ

mm

1

枚の質量

kg

縦糸の

間隔

mm

横糸の

間隔

mm

(参考)

単位面積当

たりの質量

kg/m

2

押出法ポ
リスチレ

ンフォー

ム保温材

タタミ

ボード

a)

100 W

95 W

92 W

厚さ 50 mm

製品

稲わら畳床

特級品 WR-S

− 34.0

30.7

28.8

30  21

17.0

1

級品 WR-1

− 32.0

28.9

27.0

27

16.0

2

級品 WR-2

− 30.0

27.0

25.4

30

15.0

3

級品 WR-3

− 28.0

25.3

23.7

33

14.0

ポリスチレン

フォームサン

ドイッチ稲わ
ら畳床

− PS-C20  20

− 23.0

20.8

19.5

30

11.5

PS-C25 25

− 21.0

19.0

17.8

30

10.5

PS-C30 30

− 19.0

17.0

16.0

30

9.5

タタミボード
サンドイッチ

稲わら畳床

− TB-C20  − 20

28.0

25.3

23.7

 30 14.0

 TB-C25

− 25

27.0

24.5

23.0

 30 13.5

a)

タタミボードの芯材の厚さは,タタミボードの厚さの合計値。

c)

質量,縦糸の間隔及び横糸の間隔の許容差  質量,縦糸の間隔及び横糸の間隔の許容差は,表 によ

る。ただし,注文品の質量は,受渡当事者間の協定とし,その許容差は,

表 による。

表 5−質量,縦糸の間隔及び横糸の間隔の許容差

1

枚の質量の許容差

kg

縦糸の間隔の許容差

mm

横糸の間隔の許容差

mm

±2.5

±3.0

±3.0

5.3 

性能 

畳床の性能は,箇条 に規定する試験を行い,

表 を満足しなければならない。

なお,熱抵抗値(m

2

・K/W)を表示する場合は,箇条 に示す試験又は算出によって熱抵抗値を求めた

とき,表示値を満足しなければならない。

表 6−性能

区分

含水率

a)

%

たわみ量

mm

局部圧縮量

mm

稲わら畳床

特級品 15 以下

2

以下

5

以下

1

級品

3

以下

2

級品

4

以下

3

級品

5

以下

ポリスチレンフォームサンドイッチ

稲わら畳床

4

以下

タタミボードサンドイッチ稲わら畳床

4

以下

a)

稲わらの含水率をいう。 


5

A 5901

:2014

構造 

畳床の構造は,

図 1∼図 による。

特級品,1 級品及び 2 級品は

図 に示すように 6 層以上,3 級品は図 に示すように 4 層以上,図 はポ

リスチレンフォームサンドイッチ稲わら畳床,

図 はタタミボードサンドイッチ稲わら畳床。

図 1−稲わら畳床 層形畳床

図 2−稲わら畳床 層形畳床

図 3−ポリスチレンフォームサンドイッチ稲わら畳床


6

A 5901

:2014

図 4−タタミボードサンドイッチ稲わら畳床

材料及び製造 

7.1 

材料 

材料は,次のとおりとし,畳床の種類に応じて使用する。

a)

稲わら  畳床に使用する稲わらは,乾燥したものとする。ただし,したばえに使用するきりわらは,

回収した使用済みの畳床から採取した稲わら“再生稲わら”を用いてもよい。

なお,再生稲わらは,良質のものとし,乾燥機によって 105  ℃,2 時間以上加熱殺菌及び乾燥処理

を施す。また,再生稲わらの畳床への混入割合は質量比で 20 %以下とする。

b)

押出法ポリスチレンフォーム保温材  畳床に使用する押出法ポリスチレンフォーム保温材は,JIS A 

9511

の 5.6(密度)に規定する試験を行い,密度が 27 kg/m

3

以上であり,その熱伝導率は,JIS A 9511

の 4.2(特性)に規定する値又はそれと同等以上の性能をもつものとする。さらに,JIS A 9511 の 5.13.1

(測定方法 A)に規定する試験を行い,燃焼性試験に合格したものとし,その厚さは,20 mm,25 mm

及び 30 mm とする。

c)

タタミボード  畳床に使用するタタミボードは,JIS A 5905 に規定するタタミボード又はそれと同等

以上の性能をもつものとし,その厚さは,10 mm,15 mm 及び 20 mm とする。

d)

裏面材  畳床に使用する裏面材は,稲わらで編んだこも又は JIS Z 1533 に規定するフラットヤーン 1

種又は 2 種で,密度は縦,横とも 4 本以上/25.4 mm に平織して,JIS P 3401 に規定するクラフト紙 3

種に圧着したもの又はこれと同等以上の性能をもつものとする。

e)

補強材  ポリスチレンフォームサンドイッチ稲わら畳床に使用する補強材は,単板,厚紙,プラスチ

ック板などで使用に適したものとする。

f)

縫糸  畳床に使用する縫糸は,附属書 に規定する糸又はそれらと同等以上の性能をもつ糸とする。

ただし,これらの糸に害虫予防などのために薬剤を含浸又は浸透させたものは使用しないものとする。

7.2 

製造 

製造は,次による。

a)

畳床  畳床は,図 1∼図 に示す断面をもつように,7.1 a)e)  に規定する材料を必要に応じて組み合

わせ,7.1 f)  に規定する縫糸を用いて製造する。また,長手方向の両端の縫糸の間隔は,中央部から

狭めるものとし,畳床の裏面中央部には,取っ手を付けるものとする。

b)

防虫処理  稲わら又は畳床には,ダニ,その他の害虫が発生しないように,加熱による方法又は防虫

紙(布)による方法若しくはこれらを組み合わせた方法で防虫処理を施さなければならない。ただし,

フェンチオン,フェニトロチオンなどの有機りん系の薬剤を含有する防虫紙(布)を使用する場合は,

当該製品の製造について薬事法による承認を受けたものを用いなければならない。


7

A 5901

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試験 

8.1 

試験の一般条件 

試験の一般条件は,JIS Z 8703 に規定する標準温度状態 15 級(20  ℃±15  ℃)及び標準湿度状態 20 級

[(65±20) %]による。

8.2 

数値の丸め方 

数値の丸め方は,JIS Z 8401 の規則 B によって四捨五入とする。

8.3 

外観 

平面状態に試験体を置き,約 1 m 離れたところから目視によって観察する。

8.4 

寸法及び糸間隔 

寸法及び糸間隔の測定は,次による。

a)

長さは,

図 に示す AB 及び CD の 2 か所を 1 mm 以上の精度をもつ測定器で測定し,その平均値で

表す。

b)

幅は,

図 に示す EF 及び GH の 2 か所を 1 mm 以上の精度をもつ測定器で測定し,その平均値で表す。

c)

厚さは,

図 に示す J,K,L 及び M の各々4 点の縫目間隔のほぼ中心を 0.5 mm 以上の精度をもつ測

定器で測定

1)

する。

なお,測定器が畳床に接する部分は,直径約 50 mm の円盤とする。

1)

測定位置が縫目間隔を狭くした部分(小針)にかかる場合は,その部分をはずした位置で測

定するものとする。

単位  mm

図 5−寸法の測定箇所

d)

縦糸及び横糸の間隔  縦糸及び横糸の間隔は,畳床のほぼ中央部において,縦糸,横糸共に 11 本間の

長さを糸の中心で 1 mm 以上の精度をもつ測定器で測定し,10 で除した値とする。

8.5 

質量 

試験体の質量を 0.1 kg 以上の精度をもつ測定器で,0.1 kg 単位まで測定するものとする。

8.6 

含水率 

含水率の測定は,

電気抵抗式水分計

2)

によって行うものとし,

測定点は 1 枚につき

図 に示す 5 点とし,

含水率は 1 %単位で表す。測定点の全てが,5.3 

表 で規定する含水率を満たさなければならない。


8

A 5901

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2)

畳床用に校正された測定器(針の押込み長さは,稲わら畳床は 25 mm,ポリスチレンフォーム

サンドイッチ稲わら畳床及びタタミボードサンドイッチ稲わら畳床は 10 mm)とする。

単位  mm

図 6−含水率の測定点

8.7 

たわみ試験 

たわみ試験は,

図 に示すように試験体のほぼ中央部分をスパン 450 mm で,支点棒によって水平に支

持する。ただし,試験体の両端部は,拘束しないように支持材で水平に支える。スパン 450 mm の中央に

加圧棒(JIS G 3452 に規定する呼び径 80 の鋼管)を介して 600 N の荷重を加え,載荷 3 時間後にスパン中

央部の試験体裏面両端のたわみ量を測定する。

たわみ量の測定は,JIS B 7503 に規定するダイヤルゲージ又はこれと同等以上の性能をもつ測定器具に

よって 0.1 mm 単位まで測定する。

たわみ量は,次の式によって求める。

2

2

1

Y

Y

Y

+

=

ここに,

Y: 載荷

3

時間後のたわみ量(

mm

Y

1

Y

2

: 載荷

3

時間後の測定点におけるたわみ量(

mm

図 7−たわみ試験


9

A 5901

:2014

8.8 

局部圧縮試験 

局部圧縮試験は,次による。

a)

試験装置  試験装置は,図 に示すものとする。圧入棒は,直径

25 mm

の鋼製丸棒で,その軸に直角

に切り取ったものとし,畳床表面に垂直に圧入されるように適切なガイドを設けたものとする。圧入

深さの測定器は,JIS B 7503 に規定するダイヤルゲージとし,圧入棒の左右にそれぞれ

1

個,計

2

を取り付ける。

b)

試験方法  図 に示すように,圧入棒の上端におもりを静かに載せ,圧入棒と畳床との接触面に

200 N

の荷重が加わるようにする。

載荷

30

秒後の圧入棒の変位を

2

個のダイヤルゲージで

0.1 mm

単位まで読み取り,その平均値をも

って局部圧縮量とする。試験は畳床表面の任意の

3

か所で行い,局部圧縮量は,測定値のうちの最大

値をもって表す。

なお,スピンドル先端と畳床表面との間に,厚さ

3 mm

で大きさ約

30 mm

×

30 mm

の板ガラスを挟

むものとする。

単位  mm

図 8−局部圧縮試験装置の例

熱抵抗試験及び熱抵抗の表示値 

畳床の熱抵抗試験は,JIS A 1412-2 

附属書 B(保護熱板式熱流計法)による。

なお,熱抵抗の表示値は,

附属書 に規定する熱抵抗の算出によって求めることができる。主な畳床の

熱抵抗の表示値を

表 に示す。この場合,畳床に使用するタタミボード又は押出法ポリスチレンフォーム

保温材が JIS A 5905 に規定する熱抵抗,又は JIS A 9511 に規定する熱伝導率と同等以上の性能をもつもの

とする。ただし,JIS A 9511 に規定する押出法ポリスチレンフォーム保温材

3

b

を使用するときは,

属書 に規定する算出ではなく,

JIS A 1412-2

附属書 による。


10

A 5901

:2014

表 7−主な畳床の熱抵抗の表示値 

区分

記号

畳床の

厚さ

mm

芯材の厚さ

mm

押出法ポリスチ
レンフォーム保

温材の種類

a)

熱抵抗の

表示値

m

2

・K/W

押出法ポリス
チレンフォー

ム保温材

タタミ 
ボード

稲わら畳床

特級品

WR-S 50

− 0.71

1

級品

WR-1

2

級品

WR-2

3

級品

WR-3

ポ リ ス チ レ ン
フ ォ ー ム サ ン

ド イ ッ チ 稲 わ

ら畳床

− PS-C20

20

1

種 b 0.93

PS-C25 25

1

種 b 0.98

PS-C30 30

1

種 b 1.04

タ タ ミ ボ ー ド

サ ン ド イ ッ チ
稲わら畳床

− TB-C20

− 20  − 0.79

 TB-C25

− 25  − 0.81

a)

押出法ポリスチレンフォーム保温材の種類は,JIS A 9511 

表 1(種類の区分及び記号)に基づく。

ただし,3 種 b を除く。

10 

検査 

畳床の検査は,形式検査

3)

と受渡検査

4)

とに区分し,検査項目は,それぞれ次の項目を箇条 8,箇条 9

及び目視によって試験したとき,箇条 5,箇条 67.1 及び箇条 12 に適合したものを合格とする。

なお,形式検査及び受渡検査の抜取検査方式は,受渡当事者間の協議によって定める。

a)

形式検査項目

1)

外観

2)

寸法,質量,縦糸の間隔及び横糸の間隔の許容差

3)

性能

4)

構造

5)

材料

6)

表示

b)

受渡検査項目

1)

外観

2)

表示

3)

製品の品質が設計で示した全ての特性を満足するかどうか判定するための検査。

4)

既に形式検査に合格したものと同じ設計・製造による製品の受渡しをする場合,必要と認める

特性を満足するものであるかどうかを判定するための検査。

11 

製品の呼び方 

畳床の呼び方は,材料及び構造による区分,寸法による区分並びに芯材の厚さ,畳床の寸法に対する質

量,縦糸の間隔及び横糸の間隔による区分を組み合わせ,次の例による。

なお,寸法による区分は,記号で表してもよいが,厚さを表示する。

例 1

稲わら畳床,

1 840

×

920

×

50 mm

1

級品


11

A 5901

:2014

 WR-1

92 W (50)

寸法による区分(

1 840

×

920

×

50 mm

材料及び構造による区分(稲わら畳床

1

級品)

例 2

ポリスチレンフォームサンドイッチ稲わら畳床,

95 W (50)

,芯材の厚さ

20 mm

 PS-C20

95 W (50)

寸法による区分(

1 900

×

950

×

50 mm

材料及び構造による区分(ポリスチレンフォームサンドイッチ稲わ

ら畳床,芯材の厚さ

20 mm

例 3

タタミボードサンドイッチ稲わら畳床,

100 W (50)

,芯材の厚さ

20 mm

 TB-C20

100 W (50)

寸法による区分(

2 000

×

1 000

×

50 mm

材料及び構造による区分(タタミボードサンドイッチ稲わら畳床,

芯材の厚さ

20 mm

12 

表示 

この規格の全ての要求事項に適合した畳床には,裏面の中心付近に,次の事項を表示しなければならな

い。ただし,熱抵抗値は省略してもよい。

a)

種類又は記号  ただし,再生稲わらを使用している場合は,次の例による。

例 1

再生稲わら使用

0

%

例 2

再生稲わら使用

10

%

b)

製造業者名又はその略号

c)

製造年月又はその略号

d)

防虫処理方法

例 1

加熱

例 2

加熱+防虫紙(布)

e)

熱抵抗値


12

A 5901

:2014

附属書 A

(規定)

熱抵抗の算出

A.1 

一般 

この附属書は,畳床の熱抵抗を算出する方法について規定する。

A.2 

熱抵抗算出の方法 

熱抵抗算出の方法は,次による。

a)

畳床の構造は,基材となる材料を単純に積層している。また,材料は,JIS A 5905JIS A 9511 などで

規定しているものを使用するので,材料の熱性能を知ることができる。このため,畳床の熱抵抗は,

使用する材料の熱抵抗の和として算出できる。

b)

使用する材料の熱性能の規格値を用いれば,畳床の最低限の熱性能は確保されることになる。

c)

畳床の熱抵抗値は,減少する割合又は性能値の確実性を保証するために,断熱性低減係数 α

0

1

間の数値)を用いて畳床材料の熱抵抗の和に乗じることによって求めることができる。

A.3 

熱抵抗値の算出 

畳床

1)

の熱抵抗は,畳床の区分によって次の式を用いて算出する。また,計算結果は,小数点以下

2

に丸める。数値の丸め方は,JIS Z 8401 の規則

B

によって四捨五入とする。

1)

畳床には,副資材として保護材,裏面材,クッション材及び補強材が使用されるが,熱的には

ほとんど寄与しないので,ここでは考慮しない。

a)

稲わら畳床

α

×

=

S

R

R

ここに,

R: 畳床の熱抵抗(

m

2

K/W

R

S

稲わらの熱抵抗(

m

2

K/W

α: 断熱性低減係数。

1.0

とする。

稲わらの熱伝導率(λ)に関しては,各種測定によって稲わらの等級によって異なるが,

0.057 9 W/(m

K)

0.065 2 W/(m

K)

の値を得た。そこで,安全率(

3

σ)を考慮して熱伝導率(λ)を

0.07 W/(m

K)

した。

したがって,R

S

は,稲わらの熱伝導率

0.07 W/(m

K)

を用いて,次の式によって計算する。

λ

d

R

×

=

000

1

1

S

ここに,

d

稲わらの厚さ(

mm

λ

稲わらの熱伝導率[

W/(m

K)

b)

ポリスチレンフォームサンドイッチ稲わら畳床

(

)

α

×

=

PS

S

R

R

R

ここに,

R

畳床の熱抵抗(

m

2

K/W

R

S

稲わらの熱抵抗(

m

2

K/W

R

PS

押出法ポリスチレンフォーム保温材の熱抵抗(

m

2

K/W

α

断熱性低減係数。

1.0

とする。

また,

R

PS

は,JIS A 9511 の規定による押出法ポリスチレンフォーム保温材の熱伝導率を用いて,次


13

A 5901

:2014

の式を用いて算出する。

λ

d

R

×

=

000

1

1

PS

ここに,

d

押出法ポリスチレンフォーム保温材の厚さ(

mm

λ

押出法ポリスチレンフォーム保温材の熱伝導率[

W/(m

K)

各保温材に対する熱伝導率は,

表 A.1 による。

表 A.1−熱伝導率 

種類

熱伝導率[W/(m・K)]

保温材 1 種 b

保温材 2 種 b

0.040

0.034

c)

タタミボードサンドイッチ稲わら畳床

(

)

α

×

=

S

TB

R

R

R

i

ここに,

R

畳床の熱抵抗(

m

2

K/W

R

TBi

i

枚目のタタミボードの熱抵抗(

m

2

K/W

R

S

稲わらの熱抵抗(

m

2

K/W

α

断熱性低減係数。

1.0

とする。

また,JIS A 5905 の規定によるタタミボードの熱抵抗(

R

TB

)は,次の値とする。

厚さ(

mm

熱抵抗(

m

2

K/W

 10

0.181

 15

0.267

 20

0.361

A.4 

算出の根拠 

算出の根拠として,

表 A.2 に畳床の熱抵抗測定結果を示す。断熱性低減係数=

1.0

は十分に安全率を考慮

した係数である。


14

A 5901

:2014

表 A.2−畳床の熱抵抗測定結果

区分

畳床の

厚さ

a)

mm

芯材の種類

規格値を用
いた熱抵抗

計算値

m

2

・K/W

製品測定値

m

2

・K/W

タタミ

ボード 
の厚さ

mm

押出法ポリスチ

レンフォーム 
保温材の厚さ

mm

押出法ポリスチ

レンフォーム 
保温材の種類

稲わら畳床(特級) 50

0

0

− 0.71

0.77

∼0.82

稲わら畳床(1 級)

0.79

∼0.88

稲わら畳床(2 級)

0.81

∼0.85

稲わら畳床(3 級)

0.82

∼0.86

ポリスチレンフォーム
サンドイッチ稲わら畳

50 0

20

1

種 b 0.93

1.01

∼1.03

25 0.98

1.05

∼1.09

30 1.04

1.05

∼1.14

タタミボードサンドイ
ッチ稲わら畳床

50 20

0

− 0.79

0.82

∼0.88

25 0

− 0.81

0.83

∼0.84

稲わら畳床(特級) 55

0

0

− 0.79

0.85

∼0.89

稲わら畳床(1 級)

0.86

∼0.95

稲わら畳床(2 級)

0.83

∼0.95

稲わら畳床(3 級)

0.88

∼0.93

ポリスチレンフォーム

サンドイッチ稲わら畳

55 0

20

1

種 b 1.00

1.08

∼1.13

25 1.05

1.11

∼1.17

30 1.11

1.16

∼1.22

タタミボードサンドイ
ッチ稲わら畳床

55 20

0

− 0.86

0.90

∼0.97

25 0

− 0.88

0.88

∼0.94

a)

  5.2

表 において厚さは 50 mm しか規定していないが,稲わら畳床の熱伝導率の測定 N 数確保,及び熱抵

抗計算値並びに測定値の検証のため 55 mm の測定結果を記載している。


15

A 5901

:2014

附属書 B

(規定)

稲わら畳床及び稲わらサンドイッチ畳床の製造に使用する縫糸

B.1 

縫糸の種類及び品質 

縫糸の種類及び品質は,

表 B.1 のとおりとする。

表 B.1−縫糸の種類及び品質

種類

より数

変動率

%

引張強さ

N

伸び率

一定荷重時

%

引掛強さ

N

引張強さ

変動率

%

連続糸

上糸

紡績糸及びフィラメント
ヤーン畳糸

7

以下

108

以上

4.5

以下

(59 N 荷重時)

118

以上

7

以下

スプリットヤーン畳糸 10 以下

138

以上 10 以下

下糸

紡績糸及びフィラメント
ヤーン畳糸

7

以下

138

以上

6.5

以下

(79 N 荷重時)

157

以上

7

以下

スプリットヤーン畳糸 10 以下

177

以上 10 以下