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日本工業規格

JIS

 A

5524

-1994

ラスシート(角波亜鉛鉄板ラス)

Lath sheets

1.  適用範囲  この規格は,建物の主に壁,屋根,床などのモルタル下地及びコンクリート下地に使用す

る角波亜鉛鉄板の上面にメタルラスを溶接したラスシートについて規定する。

備考1.  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS A 5505  メタルラス

JIS G 3302  溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯

JIS Z 9001  抜取検査通則

2.  この規格の中で{  }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,

参考値である。

2.  種類  ラスシートの種類は,次による。 
(1)  山高,山ピッチ,質量及び溶接ピッチによる区分  山高,山ピッチ,質量及び溶接ピッチによって LS1,

LS2,LS3 及び LS4 に区分する(表 1,表 及び表 参照)。

参考 LS4 は,主として枠組壁工法用塗り下地に使用するものである。

(2)  接合方法による区分  接合方法によって重ね方式 (F) 及びはぜ方式 (S) に区分する(図 参照)。重

ね方式には,二方向重ね方式及び一方向重ね方式がある。

(3)  ラス目による区分  ラス目によってモルタル下地用 (M) 及びコンクリート下地用 (C) に区分する

表 参照)。

3.  形状及び寸法  ラスシートの形状及び寸法は,次による。 
(1)  形状  ラスシートの形状は,図 による。



A 5524-1994

図 1


3

A 5524-1994

図 1



A 5524-1994

図 1


5

A 5524-1994

(2)  常備品の寸法及び許容差  常備品の寸法及び許容差は,図 2,表 及び表 による。

図 2

備考 LS1,LS2,LS3 の有効幅は,当分の間±30mm まで認める。



A 5524-1994

表 1

単位 mm

種類

山高  h

山ピッチ  p

有効幅  w

LS1 4

36  648

828

LS2 7

90  810

LS3 15

90  720

LS4 4

36  900

表 2

単位 mm

種類

長さ  L

有効幅  w

山高  h

山ピッチ  p

LS1

+15

0

±15

±0.5

±4

LS2

+15

0

±15

±0.5

±4

LS3

+15

0

±15

±0.5

±4

LS4

+10

0

±10

±1.0

±4

備考 LS1,LS2,LS3 の山高は±1mm まで,山ピッチは±14mm まで,

当分の間認める。

(3)  注文品の寸法及び許容差  注文品の寸法及び許容差は,表 及び表 による。ただし,長さは,当事

者間の協定によって決定するが,最大長さを 12m 以下とする。

(4)  メタルラスの形状  メタルラスの形状は,JIS A 5505 に規定する平ラスとする。ただし,ラス目は表

のとおりとする。

表 3

単位 mm

種類

L

w

S

w

備考

モルタル下地用 (M)

45 以下 20 以下

コンクリート下地用 (C)

90 以下 45 以下

4.  品質 
4.1

角波亜鉛鉄板とメタルラスとの接合  角波亜鉛鉄板とメタルラスとの接合点は,全面にまんべんな

く配置されており,かつ,確実に溶接されていなければならない。

4.2

角波亜鉛鉄板とメタルラスとのはく離強度  角波亜鉛鉄板とメタルラスとのはく離強度は,8.5 の試

験方法で試験し,

15 か所の溶接点のうち,100N {10.2kgf}  未満でのはく離が 2 か所以上あってはならない。

4.3

質量  ラスシートの質量は,表 による。


7

A 5524-1994

表 4

単位 kg/m

2

種類

質量

LS1 2.3 以上 
LS2 2.8 以上 
LS3 3.7 以上 
LS4 4.4 以上

参考  板厚別質量を,参考表 に示す。

5.  外観 
5.1

ラスシートの四すみは直角で,使用上有害なそり,ねじれなどがあってはならない。

5.2

ラスシートには,穴,目切れ,破れ,溶接不良などの使用上有害な欠点があってはならない。

6.  材料 
6.1

角波亜鉛鉄板  角波亜鉛鉄板に使用する材料は,JIS G 3302 に規定する溶融亜鉛めっき鋼板とし,

板厚を LS1 は 0.19mm 以上,LS2 は 0.25mm 以上,LS3 は 0.30mm 以上,LS4 は 0.40mm 以上とする。

6.2

メタルラス  メタルラスに使用する材料は,JIS G 3302 に規定する溶融亜鉛めっき鋼板とし,厚さ

0.40mm 以上とする。

7.  製造  6.1 に規定する材料を角波形に成型した角波亜鉛鉄板の上面に,6.2 に規定する材料で製造した

メタルラスを

図 に示す形状に電気抵抗溶接によって溶接して作る。この場合の溶接ピッチは,表 によ

る。

表 5

単位 mm

種類

溶接ピッチ

縦方向

横方向

LS1 150 以下 110 以下 
LS2    
LS3    
LS4 120 以下 110 以下

8.  試験方法 
8.1

数値の換算  従来単位の試験機又は計測器を用いて試験する場合の国際単位系 (SI) による数値へ

の換算は,次による。

1kgf=9.80N

8.2

寸法

8.2.1

有効幅  有効幅  (w)  は,図 に示す 3 か所において 1mm 単位まで測定し,その平均値で表す。



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図 3

備考

及び は端部より 100mm 以内, はほぼ中央部とする。

8.2.2

長さ  長さ  (L)  は,図 に示す 3 か所において 1mm 単位まで測定し,その平均値で表す。

図 4

備考

及び は両端部より 100mm 以内, はほぼ中央部とする。

8.2.3

山高及び山ピッチ  山高及び山ピッチは,図 に示す 3 か所において山高は 0.1mm,山ピッチは

1mm の単位まで測定し,それぞれの平均値で表す。

図 5

備考

及び は端部より 100mm 以内の山, はほぼ中央部の山とする。


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A 5524-1994

8.2.4

ラス目  ラス目は,図 に示す 3 か所において溶接点を避けて 1mm 単位まで測定し,それぞれの

平均値で表す。

8.3

溶接ピッチ  溶接ピッチは,図 に示す 3 か所に近接する溶接点において 1mm 単位まで測定し,そ

の平均値で表す。

8.4

質量  ラスシート 1 枚を 0.01kg 単位まで量り,これを面積(製品幅 W×製品長さ L)で除して単位

質量を 0.01kg/m

2

単位まで求める。質量は,ラスシート 3 枚の単位質量の平均値で表す。

8.5

はく離試験  はく離試験は,試験体を水平に置き,図 に示す 15 か所において,容量 200N {20.4kgf}

のばねばかりを用い,溶接点にできるだけ近い箇所のメタルラスにばねばかりのフックを引っ掛け,真上

に徐々に力を加えて 100N {10.2kgf}  まで引っ張り,角波亜鉛鉄板とメタルラスとのはく離の有無を調べる。

図 6

備考

及び は端部よりほぼ

4

L

の溶接点, はほぼ中央部の溶接点, 及び は

端部より最初の溶接点, 及び は端部よりほぼ

4

W

の溶接点, はほぼ中

央部の溶接点とする。

9.  検査  検査は,JIS Z 9001 によってロットの大きさを決定し,合理的な抜取検査方式を用い,3.5.

の規定によって合否を判定する。

10.  製品の呼び方  製品の呼び方は,種類及び寸法で呼び,次の例による。ただし,呼び方のうち必要の

ないものは除いてもよい。

11.  表示 
11.1  製品には 1 枚ごとに,次の事項を表示しなければならない。

(1)  種類及び板厚

(2)  製造業者名(又は略号)


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A 5524-1994

11.2  製品は,適当な枚数ごとにバンド締めとし,必要に応じて鉄板又は段ボールによってこん(梱)包

するものとし,次の事項を表示しなければならない。

(1)  製品の呼び方

(2)  製造業者名(又は略号)

(3)  製造年月(又は略号)

(4)  こん(梱)包数量

参考表 1  板厚別質量表

単位 kg/枚

板厚  mm

種類

製品幅  W

(有効幅 w

mm

製品長さ

L

mm

0.19 0.20 0.23 0.25 0.27 0.30 0.35 0.40 0.50 0.60

(1

000)  (1.57) (1.63)

(1.82)

(1.93)

(2.10)

(2.28)

(2.58) (2.88)

1

829  2.87 2.98 3.32 3.53 3.84 4.17 4.71 5.26

2

134  3.35 3.48 3.87 4.12 4.47 4.86 5.49 6.13

2

438  3.83 3.98 4.43 4.71 5.11 5.55 6.28 7.01

2

743  4.31 4.47 4.98 5.29 5.75 6.24 7.06 7.88

683

(648)

3

048  4.79 4.97 5.53 5.88 6.39 6.94 7.85 8.76

(1

000)  (1.90) (1.97)

(2.17)

(2.33)

(2.53)

(2.74)

(3.10) (3.46)

1

829  3.47 3.60 3.96 4.26 4.62 5.02 5.67 6.33

2

134  4.05 4.20 4.64 4.96 5.39 5.85 6.61 7.38

2

438  4.63 4.81 5.33 5.68 6.17 6.69 7.57 8.44

2

743  5.21 5.40 5.98 6.39 6.94 7.53 8.51 9.49

LS1

848

(828)

3

048  5.79 6.00 6.63 7.10 7.71 8.36 9.46

10.55

(1

000)

 

(2.37)

(2.57)

(2.79)

(3.14)

(3.50)

(4.22)

(4.99)

2

438

  5.78 6.27 6.79 7.67 8.54

10.29 12.20

LS2 840

(810)

3

048

 

7.23

7.84

8.49

9.59

10.68

12.85

15.25

(1

000)

 

(2.75)

(3.10)

(3.46)

(4.18)

(4.95)

2

438

 

6.69

7.57

8.44

10.19

12.10

LS3 730

(720)

3

048

 

8.36

9.46

10.55

12.72

15.12

(1

000)

    

(4.13)

(4.70)

(5.51)

1

829

    

7.56

8.59

10.07

2

438

    

10.08

11.45

13.42

2

743

    

11.33

12.89

15.11

LS4 930

(900)

3

048

    

12.61

14.31

16.78

備考  本表の質量は,最小質量である。 
参考  製品長さ の(  )及び板厚別質量の(  )内数字は,注文品の質量計算の参考値とする。


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A 5524-1994

建築部会  ラスシート専門委員会  構成表(昭和 52 年 2 月 1 日制定のとき)

氏名

所属

(委員会長)

上  村  克  郎

建設省建築研究所

松  谷  蒼一郎

建設省住宅局

中  村      清

通商産業省生活産業局

緒  方  謙一郎

通商産業省生活産業局

帆  足  万  里

工業技術院標準部

芳  賀  義  明

財団法人建材試験センター

深  沢      明

株式会社竹中工務店

平  岡      昇

日本電建株式会社

小  西  孝  一

石原建設株式会社

藤  井  平太郎

社団法人日本左官業組合連合会

松  江  廣  元

社団法人全国建築士事務所協会

佐々木  敬  吉

東邦シートフレーム株式会社

堀      友  春

株式会社山中製作所

鈴  木  光  明

東邦ラス工業株式会社

矢  口      滋

矢口産業株式会社

吉  村  章一郎

株式会社淀川製鋼所

(関係者)

矢  野  重  雄

ラスシート工業会

(事務局)

田  村  尹  行

工業技術院標準部材料規格課

米  倉  久  明

工業技術院標準部材料規格課

山  村  修  蔵

工業技術院標準部材料規格課

(事務局)

牛  島  宏  育

工業技術院標準部材料規格課(平成 6 年 6 月 1 日改正のとき)

根  岸  喜代春

工業技術院標準部材料規格課(平成 6 年 6 月 1 日改正のとき)

荒  井      淳

工業技術院標準部材料規格課(平成 6 年 6 月 1 日改正のとき)