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A 5505

:2014

(1)

目  次

ページ

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

1

3

  用語及び定義  

1

4

  メタルラスの形状例及び各部の名称  

2

5

  種類 

4

6

  品質 

4

6.1

  外観  

4

6.2

  性能  

4

7

  寸法,質量及び許容差  

5

8

  材料 

8

9

  試験 

9

9.1

  試験一般  

9

9.2

  外観  

9

9.3

  寸法及び質量測定  

9

9.4

  引張試験  

10

9.5

  耐食性試験  

11

10

  検査  

11

10.1

  検査の種類及び検査項目  

11

10.2

  判定基準  

12

11

  製品の呼び方  

12

12

  表示  

14

附属書 A(規定)引張試験方法  

15

附属書 B(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表  

17


A 5505

:2014

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,関東メタルラス工

業組合(KMLMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改

正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格であ

る。

これによって,JIS A 5505:1995 は改正され,この規格に置き換えられた。

なお,平成 27 年 2 月 19 日までの間は,工業標準化法第 19 条第 1 項等の関係条項の規定に基づく JIS マ

ーク表示認証において,JIS A 5505:1995 によることができる。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 A

5505

:2014

メタルラス

Metal laths

適用範囲 

この規格は,主として建築の左官・耐火被覆・防水被覆などの下地材及び軽量気泡コンクリートパネル

(以下,ALC パネルという。

)の補強材に使用するメタルラスについて規定する。

なお,技術上重要な改正に関する旧規格との対比を,

附属書 に示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 7507

  ノギス

JIS B 7512

  鋼製巻尺

JIS G 3141

  冷間圧延鋼板及び鋼帯

JIS G 3302

  溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯

JIS G 3532

  鉄線

JIS G 4305

  冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯

JIS Z 2371

  塩水噴霧試験方法

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

3.1 

平ラス 

メタルラス製造機によって鋼板をエキスパンデット状に切り伸ばした状態の製品であり,成型などの二

次加工されていない平らなメタルラス(

図 参照)。

3.2 

ALC

パネル用ラス 

ALC

パネル用に製造されたメタルラス。

3.3 

こぶラス 

平ラスを同一面方向にこぶ付け加工されたメタルラス(

図 参照)。

3.4 

波形ラス 

平ラスを一定方向に波形加工されたメタルラス(

図 参照)。


2

A 5505

:2014

3.5 

リブラス 

リブが付いたメタルラスであり,平ラス製造時に素板部分を一定間隔で残し,残した素板部分に同一面

方向に山形加工されたメタルラス(

図 参照)。

3.6 

リブラス 

鋼板に切り目を付け,二次加工でリブ付け及び展開引伸ばしによって製造するメタルラス(

図 参照)。

メタルラスの形状例及び各部の名称 

メタルラスの形状例及び各部の名称は,次による。

a)

平ラス,ALC パネル用ラス及びリブラス A のメッシュ寸法は,ボンドの中心間距離とし,長目方向の

対角線の距離を R,短目方向の対角線の距離を とする(

図 参照)。

図 1−平ラス 

b)

こぶラスのこぶの頂部相互間の横ピッチ P

1

,縦ピッチ P

2

及び高さ の寸法のとり方は,

図 による。

図 2−こぶラス 

c)

波形ラスの山の頂部相互間のピッチ 及び高さ の寸法のとり方は,

図 による。


3

A 5505

:2014

図 3−波形ラス 

d)

リブラス A のリブの頂部相互間のピッチ 及び高さ の寸法のとり方は,

図 による。

図 4−リブラス 

e)

リブラス C のリブの頂部相互間のピッチ P,高さ 及びリブ幅 の寸法のとり方は,

図 による。

なお,リブは,高さ(H)4 mm 以上及びリブ幅(W)5 mm 以上の部分とする。また,リブラス C

のメッシュ寸法は内寸法とし,長目方向対角線の距離を R,短辺の距離を とする(

図 参照)。

図 5−リブラス 


4

A 5505

:2014

図 5−リブラス C(続き) 

種類 

メタルラスの種類は,

表 による。

表 1−種類 

種類及び記号

材料又は表面処理,及び記号

用途

平ラス 
こぶラス

波形ラス

リブラス A 
リブラス C

F

K

W

RA

RC

溶融亜鉛めっき

ステンレス

Z

SU

建築の左官・耐火被覆・防水被覆な
どの下地材

ALC

パネル用ラス ALC

無処理 M ALC パネルの補強材

品質 

6.1 

外観 

メタルラスは,9.2 の外観検査を実施したとき,メッシュに目切れがなく,かつ,赤さびがあってはなら

ない。

6.2 

性能 

6.2.1 

メッシュ部の引張強さ 

平ラス,こぶラス,波形ラス,リブラス A 及びリブラス C は,9.4 の引張試験を実施したとき,

表 

メッシュ部の引張強さに示す値に適合しなければならない。

6.2.2 

中性塩水噴霧試験後の引張強さ 

ステンレス製を除く平ラス,こぶラス,波形ラス,リブラス A 及びリブラス C は,9.5 の耐食性試験を

実施したとき,

表 の中性塩水噴霧試験後の引張強さに示す値に適合しなければならない。

表 2−メッシュ部の引張強さ 

単位  N

種類

呼び方

メッシュ部の引張強さ

d)

中性塩水噴霧試験後の

引張強さ

平ラス

a)

F450 140

以上 110 以上

F500 150

以上 120 以上

F700 170

以上 130 以上

F1050 240

以上 190 以上

こぶラス

b)

K800 180

以上 140 以上

波形ラス

b)

W700 170

以上 130 以上

W1050 240

以上 190 以上


5

A 5505

:2014

表 2−メッシュ部の引張強さ(続き) 

単位  N

種類

呼び方

メッシュ部の引張強さ

d)

中性塩水噴霧試験後の

引張強さ

リブラス A

RA1400 140

以上 110 以上

RA1800 150

以上 120 以上

RA2100 170

以上 130 以上

リブラス C

(150・155)

c)

RC800

60

以上

40

以上

RC1000

90

以上

70

以上

RC1300 120

以上

90

以上

リブラス C

(100)

c)

RC900

60

以上

40

以上

RC1200

90

以上

70

以上

RC1490 120

以上

90

以上

リブラス C

(75)

c)

RC1040

60

以上

40

以上

RC1390

90

以上

70

以上

RC1730 120

以上

90

以上

a)

平ラスのうち,F450 は補強用とする。

なお,補強用とは,外壁の出隅・入隅部,開口部周りのモルタルのひび割れ抑制などに使用する

ものである。

b)

こぶラス及び波形ラスのメッシュ部の引張強さ及び中性塩水噴霧試験後の引張強さは,二次加工前

の平ラスの状態での試験数値を適用する。

c)

括弧は,リブピッチ寸法を示す。

d)

引張試験方法を

附属書 で行う場合は,A.2 による。

寸法,質量及び許容差 

メタルラスは,

9.3

に示す方法で寸法及び質量を測定し,

表 3∼表 に示す値に適合しなければならない。

なお,

表 及び表 5∼表 の呼び方で,−(ハイフン)の後は,高さの呼び(以下,山高という。)を示

す。

表 3−平ラス,こぶラス及び波形ラスの寸法,質量及び許容差 

単位  mm


呼び方

参考  単位面積

当たりの

質量

(g/m

2

メッシュ寸法

b)

製品寸法

ピッチ

高さ

旧呼
び方

I

形 II 形

長さ

P

1

 

P

2

 

R S R S 



F450 1

号 450±14

26

±3

13

±3

32

±3

16

±3

600

±50∼

1 000

±50

a)

1 800

±50

∼2 000

±50

a)

F500 2

号 500±15

F700 3

号 700±21

F1050 4

1 050

±32




K800

−09

− 800±24

26

±3

13

±3

32

±3

16

±3

610

±50

910

±50

1 829

±50

157

±10

167

±10

1

2

9

K800

−11

− 800±24

1

2

11




W700

−06

− 700±21

26

±3

13

±3

32

±3

16

±3

610

±50

930

±50

1 839

±50

33

±10

1

2

6

W700

−08

− 700±21

1

2

8

W700

−10 1 号 700±21

1

2

10


6

A 5505

:2014

表 3−平ラス,こぶラス及び波形ラスの寸法,質量及び許容差(続き) 

単位  mm


呼び方

参考  単位面積

当たりの

質量

(g/m

2

メッシュ寸法

b)

製品寸法

ピッチ

高さ

旧呼
び方

I

形 II 形

長さ

P

1

 

P

2

 

R S R S 




W1050

−06

1 050

±32

26

±3

13

±3

32

±3

16

±3

610

±50

930

±50

1 839

±50

33

±10

1

2

6

W1050

−08

1 050

±32

1

2

8

W1050

−10 2 号

1 050

±32

1

2

10

a)

平ラスの幅及び長さは,受渡当事者間の協定による。

b)

こぶラス及び波形ラスのメッシュ寸法については,二次加工前の平ラスの状態での測定値を適用する。

表 4ALC パネル用ラスの寸法,質量及び許容差 

単位  mm

種類

呼び方

(参考) 
旧呼び方

単位面積当たりの

質量(g/m

2

メッシュ寸法

製品寸法

(幅,長さ)

a)

I

形 II 形

R S R S 

A

L
Cパネル用ラス

ALC650

0

35

650

26

±3 13±3 32±3 16±3

ALC700 3

0

40

700

ALC760

0

45

760

ALC800

0

45

800

ALC860

0

50

860

ALC940

0

55

940

ALC1050 4

0

60

050

1

a)

 ALC

パネル用ラスの幅及び長さは,受渡当事者間の協定による。

表 5−リブラス の寸法,質量及び許容差 

単位  mm

呼び方

参考

単位面積

当たりの質量

(g/m

2

高さ

製品寸法

ピッチ

参考

原板の

厚さ

メッシュ寸法

旧呼び

長さ

R S 


A

RA1400

−09 1 号 1

400

±14

1

2

9

610

±50

910

±50

1 829

±50

120

±10

0.4

26

∼32 10∼16

RA1800

−09 2 号 1

800

±14

1

2

9

120

±10

0.5

RA2100

−09 3 号 2

100

±14

1

2

9

120

±10

0.6


7

A 5505

:2014

表 6−リブラス のリブピッチ 150 mm 及び 155 mm 製品の寸法,質量及び許容差 

単位  mm

呼び方

単位面積
当たりの

質量

(g/m

2

高さ

製品寸法

ピッチ

リブ幅

参考

長さ

V

ハット

原板
の厚

メッシュ寸法

R S 


C

RC800

−05

800

以上

1

2

5

600

±30

1 000

±30

a) 

500

±30

6 000

±30

a)

150

±7

155

±7

5

以上

9

以上

0.3

10

∼20

5

∼15

RC800

−06

1

2

6

RC800

−07

1

2

7

RC800

−08

1

2

8

RC1000

−05

1 000

以上

1

2

5

0.4

RC1000

−06

1

2

6

RC1000

−07

1

2

7

RC1000

−08

1

2

8

RC1300

−05

1 300

以上

1

2

5

0.5

RC1300

−06

1

2

6

RC1300

−07

1

2

7

RC1300

−08

1

2

8

a)

リブラス C の幅及び長さは,受渡当事者間の協定による。

表 7−リブラス のリブピッチ 100 mm 製品の寸法,質量及び許容差 

単位  mm

呼び方

単位面積
当たりの

質量

(g/m

2

高さ

製品寸法

ピッチ

リブ幅

参考

長さ

V

ハット

原板
の厚

メッシュ寸法

R S 


C

RC900

−05

900

以上

1

2

5

600

±30

1 000

±30

a) 

500

±30

6 000

±30

a) 

100

±7

5

以上

9

以上

0.3

10

∼20 5∼15

RC900

−06

1

2

6

RC900

−07

1

2

7

RC900

−08

1

2

8

RC1200

−05

1 200

以上

1

2

5

0.4

RC1200

−06

1

2

6

RC1200

−07

1

2

7

RC1200

−08

1

2

8


8

A 5505

:2014

表 7−リブラス のリブピッチ 100 mm 製品の寸法,質量及び許容差(続き) 

単位  mm

呼び方

単位面積
当たりの

質量

(g/m

2

高さ

製品寸法

ピッチ

リブ幅

参考

長さ

V

ハット

原板
の厚

メッシュ寸法

R S 


C

RC1490

−05

1 490

以上

1

2

5

600

±30

1 000

±30

a) 

500

±30

6 000

±30

a) 

100

±7

5

以上

9

以上 0.5 10∼20 5∼15

RC1490

−06

1

2

6

RC1490

−07

1

2

7

RC1490

−08

1

2

8

a)

リブラス C の幅及び長さは,受渡当事者間の協定による。

表 8−リブラス のリブピッチ 75 mm 製品の寸法,質量及び許容差 

単位  mm

呼び方

単位面積

当たりの

質量

(g/m

2

高さ

製品寸法

ピッチ

リブ幅

参考

長さ

V

ハット

原板

の厚

メッシュ寸法

R S 


C

RC1040

−05

1 040

以上

1

2

5

600

±30

1 000

±30

a)

500

±30

6 000

±30

a)

75

±7

5

以上

9

以上

0.3

10

∼20 5∼15

RC1040

−06

1

2

6

RC1040

−07

1

2

7

RC1040

−08

1

2

8

RC1390

−05

1 390

以上

1

2

5

0.4

RC1390

−06

1

2

6

RC1390

−07

1

2

7

RC1390

−08

1

2

8

RC1730

−05

1 730

以上

1

2

5

0.5

RC1730

−06

1

2

6

RC1730

−07

1

2

7

RC1730

−08

1

2

8

a)

リブラス C の幅及び長さは,受渡当事者間の協定による。

材料 

メタルラスに用いる材料は,

表 又はこれと同等以上の品質をもつものでなければならない。


9

A 5505

:2014

表 9−材料 

種類

材料

平ラス

こぶラス 
波形ラス

リブラス A

リブラス C

JIS G 3302

に規定する種類の記号 SGCC とし,めっきの付着量は,めっきの付着量表

示記号 Z12 以上とする。ただし,リブラス C については Z08 以上とする。

JIS G 4305

に規定する種類の記号 SUS304 又はそれと同等若しくは同等以上の耐食性

能をもつものとする。

ALC

パネル用ラス

JIS G 3141

に規定する種類の記号 SPCC 又はそれと同等若しくは同等以上の機械的性

質をもつものとする。

試験 

9.1 

試験一般 

メタルラスの試験は,9.29.5 による。

なお,メタルラスの種類ごとの試験項目の一覧を

表 10 に示す。

表 10−ラスの種類及び試験項目 

種類

外観

寸法及び質量測定

引張試験

耐食性試験

平ラス

溶融亜鉛めっき

ステンレス

こぶラス

溶融亜鉛めっき

ステンレス

波形ラス

溶融亜鉛めっき

ステンレス

リブラス A

溶融亜鉛めっき

ステンレス

リブラス C

溶融亜鉛めっき

ステンレス

ALC

パネル用ラス

無処理

9.2 

外観 

外観の試験は,直射日光を避け,北窓昼光又はこれに相当する 400 lx 以上の照明の下で,約 30 cm 離れ

て目視で調べる。

9.3 

寸法及び質量測定 

9.3.1 

幅及び長さ 

幅及び長さの測定は,採取した製品 3 個について,JIS B 7512 に規定する目量 1 mm の 1 級コンベック

スルール又は同等以上の測定精度をもつコンベックスルールを用いて 1 mm 単位で測定し,3 個の測定し

た値を平均し,四捨五入し整数に丸めた値を測定値とする。

9.3.2 

ピッチ,高さ及びメッシュ寸法 

ピッチ,高さ及びメッシュ寸法の測定は,採取した製品 3 個について,それぞれ 1 か所行う。JIS B 7507

に規定するノギス又は同等以上の精度をもつノギスを用いて 1 mm 単位で測定し,3 個の測定した値を平

均し,四捨五入し整数に丸めた値を測定値とする。

9.3.3 

質量 

質量の測定は,採取した製品 3 個について行う。最小目量が 1 g のはかりを用いて製品の質量を測定す


10

A 5505

:2014

る。9.3.1 の幅及び長さの測定値から製品の面積を求め,単位面積当たりの質量を 1 g 単位で算出し,3 個

の算出した値を平均し,四捨五入し整数に丸めた値を測定値とする。

9.4 

引張試験 

9.4.1 

一般事項 

引張試験は,製品 1 個から採取した試験片 3 個について行う。3 個の測定した値を平均し,四捨五入し

整数に丸めた値を測定値とする。

9.4.2 

試験片 

試験片は,リブラス C についてはリブに沿ってメッシュが横に 3 個つながるように切り出したものを,

それ以外のラスはメッシュ寸法の が横に連続して 3 個つながる用に切り出したものを 1 試験片とし(

6

参照)

,試験片 3 個を採取する。

a)

  平ラス,こぶラス,波形ラス及びリブラス A b)  リブラス 

図 6−試験片の採取例 

9.4.3 

引張試験方法 

引張試験の方法は,採取した試験片の両側のメッシュ部分(

図 参照)に,JIS G 3532 又はそれと同等

の直径 5 mm の鉄線を用いて行う。引張速度 25 mm/min±5 mm/min にて引っ張り,引張試験機が示す最大

値を 1 の位まで読み取り,これを引張強さとする。引張試験機の測定精度は,±1 %とする。

なお,

附属書 に示す試験方法によってもよい。


11

A 5505

:2014

a)

  平ラス,こぶラス,波形ラス及びリブラス A b)  リブラス 

図 7−引張試験の試験片に対する加力方向 

9.5 

耐食性試験 

9.5.1 

一般事項 

耐食性試験は,製品 1 個から採取した試験片 3 個について行う。3 個の測定した値を平均し,四捨五入

し整数に丸めた値を測定値とする。

9.5.2 

中性塩水噴霧試験用の試験片 

試験片は,9.4.2 の試験片を 3 個切り出すのに十分な大きさとする。

9.5.3 

中性塩水噴霧試験 

中性塩水噴霧試験は,

9.5.2

の試験片について,

JIS Z 2371

に規定する中性塩水噴霧試験を 200 時間行う。

9.5.4 

引張試験用の試験片 

試験片は,9.5.3 の試験を行った後に水洗いし,乾燥した布で水を除去したものから,9.4.2 と同等の試験

片を 3 個切り出す。

なお,試験片の乾燥及び赤さびの除去は行わなくてもよい。

9.5.5 

引張試験方法 

引張試験は,9.4.3 のとおりとする。

10 

検査 

10.1 

検査の種類及び検査項目 

検査は,製品の品質が設計で示す全ての特性を満足するかどうかを判定する形式検査と,既に形式検査

に合格したものと同じ設計・製造による製品の受渡しをする場合,必要と認める特性が満足するものであ

るかどうかを判定するための受渡検査とに区分する。

それぞれの検査の項目は,次による。

a)

形式検査項目

1)

外観

2)

寸法及び質量

3)

引張試験


12

A 5505

:2014

4)

耐食性試験

b)

受渡検査項目

1)

外観

2)

寸法及び質量

3)

引張試験

10.2 

判定基準 

メタルラスの検査は,合理的な抜取検査方式によって行い,箇条 で試験したとき,箇条 6,箇条 

び箇条 の規定に適合したものを合格とする。

11 

製品の呼び方 

製品の呼び方は,メッシュ寸法(リブラス C についてはリブピッチ寸法)

,種類,単位面積当たりの質

量,高さ,材料又は表面処理の記号,めっき付着量の順序によるものとし,単位面積当たりの質量と山高

はハイフンでつないで示す。種類によって該当する項目がない場合は,その項目を含まなくてもよいもの

とする。また,旧呼び方がある場合は,材料又は表面処理の記号の前に括弧書きで示すことが望ましい。

a) 

平ラス及び ALC パネル用ラス 

例 1  平ラス

    I  F  700  (3 号)  Z  12

 12

JIS G 3302 のめっき付着量

Z

=材料又は表面処理の記号

(3 号)=旧呼び方

 700

=単位面積当たりの質量 700 g/m

2

F

=種類の記号

I

=メッシュ寸法 I 形

(I 型,R:26 mm±3 mm×S:13 mm±3 mm)

例 2 ALC パネル用ラス

    II  ALC  700  M

M

=材料又は表面処理の記号

 700

=単位面積当たりの質量 700 g/m

2

ALC

=種類の記号

 II

=メッシュ寸法 II 形

(II 型,R:32 mm±3 mm×S:16 mm±3 mm)


13

A 5505

:2014

b) 

波形ラス及びこぶラス 

例 1  波形ラス

    I  W  1050−10  (2 号)  Z  12

 12

JIS G 3302 のめっき付着量

Z

=材料又は表面処理の記号

(2 号)=旧呼び方

 10

=山高 10 mm

 1050

=単位面積当たりの質量 1 050 g/m

2

W

=種類の記号

I

=メッシュ寸法 I 形

例 2  こぶラス

    II  K  800−10−Z  12

 12

JIS G 3302 によるめっき付着量

Z

=材料又は表面処理の記号

10

=山高 10 mm

 800

=単位面積当たりの質量 800 g/m

2

K

=種類の記号

 II

=メッシュ寸法 II 形

c) 

リブラス 

例 1

    155  RC  800−05−Z  08

 08

JIS G 3302 によるめっき付着量

Z

=材料又は表面処理の記号

05

=山高 5 mm

 800

=単位面積当たりの質量 800 g/m

2

 RC

=種類の記号

 155

=リブピッチ寸法 155 mm


14

A 5505

:2014

例 2

    75  RC  1390−08−SU

 SU

=材料又は表面処理の記号

 08

=山高 8 mm

 1390

=単位面積当たりの質量 1 390 g/m

2

 RC

=種類の記号

 75

=リブピッチ寸法 75 mm

12 

表示 

製品,製品に添付するラベル,荷札又は製品の包装のいずれかには,次の事項を見やすい位置に表示し

なければならない。また,送り状にも同様に明示してもよい。

a)

規格番号又は規格名称

b)

製品の呼び方

c)

1

梱包の製品数量

d)

製造年月又はその略号

e)

製造業者名又はその略号


15

A 5505

:2014

附属書 A

(規定)

引張試験方法

A.1

  引張試験方法 

引張試験の方法は,採取した試験片の両側のメッシュ部分(

図 A.1 参照)を JIS G 3532 又はそれと同等

の直径 5 mm の鉄線を用いて,

表 A.1 に示した質量のおもりを載せて引張試験を行う。

なお,おもり質量の精度は,±1 %以内とする。

a)

  平ラス,こぶラス,波形ラス及びリブラス A b)  リブラス 

図 A.1−引張試験の試験片に対する加力方向 

A.2

  合否の判定 

試験片 3 個について引張試験を行い,

表 A.1 の載荷質量にて,いずれの試験片も破断しなかったものを

合格とする。


16

A 5505

:2014

表 A.1−メッシュ部の載荷質量 

単位  kg

種類

呼び方

メッシュ部の載荷質量

平ラス

F450 14

以上

F500 15

以上

F700 17

以上

F1050 24

以上

こぶラス K800

18

以上

波形ラス

W700 14

以上

W1050 24

以上

リブラス A

RA1400 14

以上

RA1800 15

以上

RA2100 17

以上

リブラス C

(150・155)

a)

RC800 6

以上

RC1000 9

以上

RC1300 12

以上

リブラス C

(100)

a)

RC900 6

以上

RC1200 9

以上

RC1490 12

以上

リブラス C

(75)

a)

RC1040 6

以上

RC1390 9

以上

RC1730 12

以上

a)

括弧は,リブピッチ寸法を示す。


17

A 5505

:2014

附属書 B

(参考)

技術上重要な改正に関する新旧対照表

現行規格(JIS A 5505:2014)

旧規格(JIS A 5505:1995)

改正理由

箇条番号

及び題名

内容

箇条番号

及び題名

内容

1

適用範囲

建築の左官・耐火被覆・防水被覆などの下地材及び軽
量気泡コンクリートパネル(ALC パネル)の補強材に

使用するメタルラスについて規定する。

1.

適用範囲

左官工事の塗下地及びコンクリートの下地に
使用するメタルラスについて規定する。

ALC

パネル用のメタルラスを

新たに適用範囲に加え,用途

を明確にすることでより実態

に合わせた規格に改正する。

6

品質 6.1

外観

メッシュに目切れがなく,かつ,赤さびがない。

6.2

性能

平ラス,こぶラス,波形ラス,リブラス A 及びリブラ
ス C は,引張試験を実施し引張強さの規定に適合しな

ければならない。また,ステンレス製を除く上記ラス

は,耐食性試験を実施し中性塩水噴霧試験後の引張強
さの強度に適合しなければならない。

4.

外観

メタルラスは,次の規定に適合しなければなら
ない。

(1)

形状が正しく,目切れがなく,かつ有害な

さびがないこと。

(2)

刻み幅が均一であること。

品質性能に引張試験を加え,
品質加工に信頼性をもたせ,

耐食性試験を加えることによ

って耐久性を上げるよう改正
した。

8

材料

メタルラスに用いる材料は,表 9 又はこれと同等以上

の品質をもつものでなければならない。

5.

材 料 及 び

製造

メタルラスは,JIS G 3131 又は JIS G 3141 に規

定する薄板を使用し,常温引伸切断法によって

製造する。

使用材料に溶融亜鉛めっき鋼

板 及 び ス テ ン レ ス 鋼 板 を 加

え,より耐久性の高い製品に
改正した。

9

試験 9.2 に外観の試験を規定。

9.3

に寸法及び質量測定を規定。

9.4

に引張試験を規定。

9.5

に耐食性試験を規定。

試験の規定なし。

新たに試験方法を明確にし,

引張試験及び耐食性試験後の

引張試験を加えた内容に改正
した。

10

検査

検査の種類及び検査項目を形式検査項目と受渡検査

項目とに分けて明確に定義した。

6.

検査

メタルラスの検査は,合理的な抜取検査方法を

用い,形状・寸法,質量及び外観について行い,

規定に適合しなければならない。

JIS

マーク表示制度に対応し,

形式検査と受渡検査とに区分

した内容に改正した。

17

A

 5505


2014