>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

A 5373

:2016

(1) 

目  次

ページ

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

1

3

  用語及び定義  

1

4

  種類 

2

5

  品質 

2

5.1

  外観  

2

5.2

  性能  

2

6

  形状,寸法及び寸法の許容差  

2

7

  配筋及び配筋の許容差  

3

8

  材料及び製造方法  

3

9

  試験方法  

4

9.1

  外観試験  

4

9.2

  性能試験  

4

9.3

  配筋の測定  

4

10

  検査  

4

10.1

  検査区分及び検査項目  

4

10.2

  検査方法  

5

10.3

  検査の判定  

5

11

  製品の呼び方  

5

12

  表示  

5

13

  報告  

5

附属書 A(規定)ポール類  

6

推奨仕様 A-1  プレストレストコンクリートポール  

10

附属書 B(規定)橋りょう類  

18

推奨仕様 B-1  道路橋用橋げた  

26

推奨仕様 B-2  道路橋橋げた用セグメント  

34

推奨仕様 B-3  合成床版用プレキャスト板  

43

推奨仕様 B-4  道路橋用プレキャスト床版  

47

附属書 C(規定)擁壁類  

52

推奨仕様 C-1  プレストレストコンクリート矢板  

57

附属書 D(規定)暗きょ類  

69

推奨仕様 D-1  プレストレストコンクリート管  

74

推奨仕様 D-2  プレストレストコンクリートボックスカルバート  

83

附属書 E(規定)くい類  

92

推奨仕様 E-1  プレストレストコンクリートくい  

100


A 5373

:2016  目次

(2) 

ページ

附属書 F(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表  

109


A 5373

:2016

(3) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,特定非営利活動法

人コンクリート製品 JIS 協議会(JPCC)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具

して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正

した日本工業規格である。これによって,JIS A 5373:2010 は改正され,この規格に置き換えられた。

なお,平成 28 年 10 月 19 日までの間は,工業標準化法第 19 条第 1 項等の関係条項の規定に基づく JIS

マーク表示認証において,JIS A 5373:2010 によることができる。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


   

日本工業規格

JIS

 A

5373

:2016

プレキャストプレストレストコンクリート製品

Precast prestressed concrete products

適用範囲 

この規格は,プレストレストコンクリート製のプレキャストコンクリート製品(以下,PC 製品という。

について規定する。ただし,日本工業規格が別途定められている,建築用コンクリート製品及びその他の

コンクリート製品には,この規格は適用しない。

この規格は,プレストレストコンクリート構造とすることを意図しない施工上の安全確保などを目的と

して PC 鋼材

1)

などを用いている製品には,適用しない。

なお,技術的に重要な改正に関する新旧対照表を,

附属書 に記載する。

1)

 PC

鋼材とは,JIS G 3109JIS G 3137,及び JIS G 3502 に規定する材料をいう。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS A 0203

  コンクリート用語

JIS A 1108

  コンクリートの圧縮強度試験方法

JIS A 1136

  遠心力締固めコンクリートの圧縮強度試験方法

JIS A 5361

  プレキャストコンクリート製品−種類,製品の呼び方及び表示の通則

JIS A 5362

  プレキャストコンクリート製品−要求性能とその照査方法

JIS A 5363

  プレキャストコンクリート製品−性能試験方法通則

JIS A 5364

  プレキャストコンクリート製品−材料及び製造方法の通則

JIS A 5365

  プレキャストコンクリート製品−検査方法通則

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 0203 によるほか,次による。

3.1 

I

 

製品の性能が満足されることが,実績によって確認された仕様に基づいて製造される PC 製品で,附属

書に推奨仕様が示されているもの。

3.2 

II

 

受渡当事者間の協議によって,性能及び仕様を定めて製造される PC 製品。


2

A 5373

:2016

   

種類 

PC

製品の種類は,用途によって

表 のとおりとする。

なお,製品は,性能及び仕様の定め方によって,I 類と II 類とに区分する。

表 1PC 製品の種類 

種類

適用する附属書の箇条

ポール類

A.2

による。

橋りょう類

B.2

による。

擁壁類

C.2

による。

暗きょ類

D.2

による。

くい類

E.2

による。

その他の製品 
例  防災施設類

受渡当事者間の協議による。

注記  附属書には,推奨仕様のある I 類と推奨仕様のない II 類とが含まれる。

品質 

5.1 

外観 

PC

製品には,使用上有害な,きず,ひび割れ,欠け,反り,ねじれ(板状製品の場合)などがあっては

ならない。

5.2 

性能 

PC

製品の種類に応じた性能は,

表 の規定に適合しなければならない。ただし,性能の照査に性能試験

を適用する場合は,PC 製品では 9.2 による。

表 2PC 製品の性能 

種類

適用する附属書の箇条

ポール類

A.3

による。

橋りょう類

B.3

による。

擁壁類

C.3

による。

暗きょ類

D.3

による。

くい類

E.3

による。

その他の製品 
例  防災施設類

a) 

性能  具体的な性能項目の選択・指定は,JIS A 5362 
よって受渡当事者間の協議による。

なお,性能と製品仕様(寸法,材料,構造など)との

相関性が実績によって明らかな場合には,b)  に示す製品

仕様を指定することによって,代替してもよい。

b) 

性能代替仕様  次による。

1)

寸法

2)

コンクリートの圧縮強度

3)

配筋条件

4)

有効プレストレス

形状,寸法及び寸法の許容差 

形状,寸法及び寸法の許容差は,

表 による。


3

A 5373

:2016

表 3PC 製品の形状,寸法及び寸法の許容差 

種類

適用する附属書の箇条

ポール類

A.4

による。

橋りょう類

B.4

による。

擁壁類

C.4

による。

暗きょ類

D.4

による。

くい類

E.4

による。

その他の製品 
例  防災施設類

受渡当事者間の協議による。

配筋及び配筋の許容差 

PC

製品の配筋(鉄筋及び PC 鋼材)及び配筋の許容差は,9.3 によって,配筋の測定を行い,次の a)  及

び b)  の規定に適合しなければならない。

a) 

配筋  配筋(鉄筋のかぶりを含む。)は,表 による。ただし,受渡当事者間の合意に基づき,PC 製

品の性能(5.2 の規定を含む。

)を損なわない範囲で,

表 以外の配筋方法を採用しても差し支えない。

また,製造業者は,配筋設計図を製品ごとに作成し,購入者から要求があった場合には,その内容を

提示しなければならない。

表 4PC 製品の配筋 

種類

適用する附属書の箇条

ポール類

A.5

による。

橋りょう類

B.5

による。

擁壁類

C.5

による。

暗きょ類

D.5

による。

くい類

E.5

による。

その他の製品 
例  防災施設類

製造業者が定める。

注記  配筋設計を行う場合の一般的注意事項は,次によることが望ましい。

−  鉄筋及び PC 鋼材の最小あきは,粗骨材最大寸法の 5/4 倍以上とするのがよい。

−  必要な鉄筋及び PC 鋼材の断面積は,構造計算又は構造細目から決まるが,その

断面積を満足するための鉄筋及び PC 鋼材の径及び本数の組合せは一つではな
い。鉄筋並びに PC 鋼材の径及び本数は,部材の厚さ,用いる粗骨材の最大寸法

などを考慮し,

鉄筋及び PC 鋼材とコンクリートとの付着が十分に得られるよう,

また,コンクリート部材のひび割れ分散性が良好になるように選定し,これを配
置する。

b) 

配筋の許容差  配筋の許容差

2)

は,要求性能を満足する範囲内で,製品の種類ごとに製造業者が定め

る。

2)

配筋の許容差とは,配筋設計図に示された鉄筋及び PC 鋼材の位置と製品の鉄筋及び PC 鋼材

の位置とのずれの限度値をいう。

材料及び製造方法 

PC

製品に使用する材料及び製造方法は,JIS A 5364 による。


4

A 5373

:2016

   

試験方法 

9.1 

外観試験 

外観試験は,目視によって行い,使用上有害な,きず,ひび割れ,欠け,反り,ねじれ(板状製品の場

合)などの有無を調べる。

9.2 

性能試験 

性能の試験方法は,JIS A 5363 及び

表 による。

表 5PC 製品の性能試験方法 

種類

適用する附属書の箇条

ポール類

A.7

による。

橋りょう類

B.7

による。

擁壁類

C.7

による。

暗きょ類

D.7

による。

くい類

E.7

による。

その他の製品 
例  防災施設類

受渡当事者間の協議による。

9.3 

配筋の測定 

配筋の測定は,鉄筋及び PC 鋼材の径,本数及びかぶりについて行うものとし,その方法は,次のいず

れかによる。

a) 

非破壊試験による測定方法  非破壊試験による測定は,電磁誘導法,レーダー法などを用いて行い,

それぞれ指定された測定方法に従い,鉄筋及び PC 鋼材の径,並びに本数及びかぶりを測定する。

b) 

破壊試料による測定方法  破壊試料による測定は,外圧試験などの性能試験を終了した試料を用いて

行い,その試料のコンクリート部分をはつり,鉄筋を露出させた後,鉄筋及び PC 鋼材の径,並びに

本数及びかぶりを測定する。

c) 

打設前配筋による測定方法  コンクリート打設前後の鉄筋及び PC 鋼材の位置が,鉄筋及び PC 鋼材の

組立方法,型枠への鉄筋及び PC 鋼材の固定方法,かぶりの確保方法などによって,変化しないもの

であるときは,コンクリート打設前の鉄筋及び PC 鋼材の径,並びに本数及びかぶりを測定すること

によって,完成品の鉄筋及び PC 鋼材の位置とみなすことができる。

10 

検査 

10.1 

検査区分及び検査項目 

PC

製品の検査は,最終検査と受渡検査とに区分し,次による。

a) 

最終検査  製品の製造業者は,次に示す検査項目について最終検査を行う。

1)

外観

2)

性能

3)

形状及び寸法

b) 

受渡検査  受渡検査項目は,次による。ただし,受渡当事者間の協議によって,省略することができ

る。

1)

外観

2)

形状及び寸法


5

A 5373

:2016

10.2 

検査方法 

PC

製品の検査方法は,JIS A 5365 及び

表 による。

表 6PC 製品の検査方法 

種類

適用する附属書の箇条

ポール類

A.8

による。

橋りょう類

B.8

による。

擁壁類

C.8

による。

暗きょ類

D.8

による。

くい類

E.8

による。

その他の製品 
例  防災施設類

受渡当事者間の協議による。

10.3 

検査の判定 

検査の判定方法は,JIS A 5365 による。

11 

製品の呼び方 

製品の呼び方は,JIS A 5361 による。

12 

表示 

PC

製品には,JIS A 5361 に規定する事項を表示する。ただし,この規格の附属書において特別に表示方

法を定めてある場合には,その規定に従うものとする。また,II 類に該当する製品については,次の事項

を製品に表示しなければならない。

a)

“II 類”の文字又はその略号

b)

種類(製造業者が定めた呼び)又はその略号

c)

その他必要となる事項又はその略号

13 

報告 

製造業者は,購入者から要求があった場合には,製品の外観,性能,形状・寸法などに関する報告書を

提出しなければならない。


6

A 5373

:2016

   

附属書 A

(規定) 
ポール類

A.1 

概要 

この附属書は,主として通信,信号及び電柱に用いるポール類の I 類及び II 類について規定する。

A.2 

種類 

ポール類の種類は,

表 A.1 による。

なお,I 類は,

表 A.2 による。

表 A.1−ポール類の種類 

大分類

小分類

ポール類

プレストレストコンクリートポール

照明用化粧ポール

その他

表 A.2−ポール類 類の種類 

種類

用途による区分

照査による区分

詳細

1

送電,配電,通信,信号など

ひび割れ試験荷重

推奨仕様 A-1 による。

2

鉄道,軌道(無軌条電車を含む。

)に

おける電線路など

限界ひび割れ幅耐力

注記  限界ひび割れ幅耐力とは,曲げひび割れ幅が限界値に至らない耐力を示す。

A.3 

性能 

ポール類の性能及び性能照査方法は,次による。

a) I

類に区分される製品  製品の性能は,推奨仕様 A-1 の規定に適合しなければならない。

b) II

類に区分される製品  製品の性能は,JIS A 5362 の箇条 及び箇条 の規定に従い,受渡当事者間

の協議によって定める。一般には

表 A.3 の規定によってもよい。

表 A.3−ポール類の性能及び性能照査方法 

性能項目

性能

性能照査方法

使用性

使用時に想定される荷重によって所定の機能を失わず,快適に

使用できなければならない。

設計図書,A.7 又は実績に

よる。

安全性

a)

設計上想定される荷重によって,破壊してはならない。

なお,継手部の性能についても,同様とする。

設計図書,A.7 又は実績に

よる。

耐久性

b)

想定される作用によるひび割れ,材料特性の経時的な低下など

によって,所要の性能が損なわれてはならない。

設計図書又は実績による。

施工性

有害な変状を生じることなく運搬,据付,組立,接合などの作

業を安全かつ容易に行うことができなければならない。

設計図書又は実績による。


7

A 5373

:2016

表 A.3−ポール類の性能及び性能照査方法(続き) 

ポール類に使用する PC 鋼材は,受渡当事者間で協議の上,応力腐食割れに対する耐久性能が確認されたものを使

用する。 

a)

安全性の照査は,購入者から要求があった場合に行う。

b)

耐久性の照査は,水セメント比,又は水セメント比及び空気量が同等,かつ,鉄筋などのかぶりが同等で製

造方法が同様の製品の実績によってもよい。

A.4 

形状,寸法及び寸法の許容差 

ポール類の形状,寸法及び寸法の許容差は,次による。ただし,I 類は,設計思想に差がなく,性能及

び性能照査方法が同じであれば,所要の性能を満足する範囲で購入者の要求によって基準寸法を±10 %の

範囲で変更することができる。

a) 

形状  ポール類の形状例を,図 A.1 に示す。また,必要に応じて継手部を設けることができる。

単位  mm

図 A.1−ポール類の形状例 

b) 

寸法及び寸法の許容差  I 類に区分される製品の寸法及び寸法の許容差は,表 A.4 による。ただし,

キャップ及び底ぶたは,長さに算入しない。II 類に区分される製品の寸法及び寸法の許容差は,受渡

当事者間の協議による。


8

A 5373

:2016

   

表 A.4−ポール類の寸法及び寸法の許容差 

単位  mm

種類

長さ

厚さ

末口径

元口径

直径

プレストレスト

コンクリートポ
ール

寸法

7

∼17(m)  設計図書による。 120∼220 230∼450 300∼400

許容差

+50 
−10

+規定しない

−0

+4 
−2

−  末口径,元口径及び直径は,端部の一断面において直交軸に沿って測定した二つの値の平均値を四捨五入し整

数に丸める。

−  厚さは,端部の一断面において直交軸に沿って測定した四つの値の平均値を四捨五入し整数に丸める。

A.5 

配筋 

配筋は,箇条 7JIS A 5364 及び設計図書による。ただし,受渡当事者間の協議に基づき,製品の性能

A.3 の規定を含む。

)を損なわない範囲で,推奨仕様以外の配筋を採用しても差し支えない。また,ポー

ル類の配筋は,A.3 を満足する配筋を製品ごとに製造業者が定める。

A.6 

コンクリートの品質 

A.6.1 

材料及び製造方法 

コンクリートに使用する材料及び製造方法は,箇条 による。

A.6.2 

圧縮強度 

コンクリートの圧縮強度は,所定の材齢において,50 N/mm

2

以上とする。また,プレストレス導入時の

圧縮強度は,支持点において与えられるプレストレスの 1.7 倍以上,荷重点において与えられるプレスト

レスの 1.3 倍以上で,かつ,25 N/mm

2

以上とする。

なお,II 類は,受渡当事者間の協議による。

A.7 

試験方法 

A.7.1 

コンクリートの圧縮強度試験 

コンクリートの圧縮強度試験は,JIS A 1108 又は JIS A 1136 による。

なお,供試体は,製品と同一養生を行ったもの,又はその他適切な方法によって管理したものとする。

A.7.2 

製品の曲げ耐力試験 

製品の曲げ耐力試験は,JIS A 5363 による。

A.8 

検査 

検査は,JIS A 5365 によるほか,次による。

a) 

最終検査  ポール類の最終検査は,外観,性能,形状及び寸法について行い,次による。

1) 

外観  外観については,製品の特性,製造方法,製造数量などを考慮して,全数検査又は抜取検査

とする。

2) 

性能,形状及び寸法  性能,形状及び寸法については,抜取検査とする。

性能を代用特性として供試体で行う場合には,製品との相関を得ておかなければならない。

3) 

検査ロットの大きさ  検査ロットの大きさは,製品の特性,製造方法,製造数量,製造期間,受注

数量などを考慮し製造業者が定める。

検査ロットは,製品の特性,使用材料,コンクリートの配合,製造方法などが同じものとする。


9

A 5373

:2016

b) 

受渡検査  ポール類の受渡検査は,外観,形状及び寸法について行う。検査ロットの大きさ及び抜取

方式は,受渡当事者間の協議によって,購入者が定める。ただし,受渡当事者間の協議によって,省

略することができる。

A.9 

表示 

ポール類には,JIS A 5361 によって,次の事項を表示する。

a)

種類又はその略号

b)

製品の呼び

c)

製造業者名又はその略号

d)

製造年月日又はその略号

A.10 

その他(推奨仕様) 

ポール類の I 類を,

表 A.5 に示す。

表 A.5−推奨仕様 

構造別製品群規格

推奨仕様

JIS A 5373 

附属書 A  ポール類

推奨仕様 A-1  プレストレストコンクリートポール


10

A 5373

:2016

   

推奨仕様 A-1

プレストレストコンクリートポール

A-1.1 

概要 

この推奨仕様は,

附属書 のうち,ポール類 I 類のプレストレストコンクリートポール(以下,ポール

という。

)について記載する。

A-1.2 

種類 

ポールの種類は,1 種及び 2 種とする。

a)  1

種は,寸法及びひび割れ試験荷重によって,

推奨仕様 A-1  表 のとおり区分する。

b)  2

種は,寸法及び限界ひび割れ幅耐力によって,

推奨仕様 A-1  表 のとおり区分する。

推奨仕様 A-1  表 1−寸法及びひび割れ試験荷重(種) 

長さ

m

荷重点 
の高さ

m

支持点 
の高さ

l

 

m

ひび割れ試験荷重  kN

末口径

120 mm

140 mm

190 mm

220 mm

7 5.55  1.2

− 1.5 −

8 6.35  1.4

− 1.5

2.0

4.3

9 7.25  1.5  2.0 2.5  3.5

4.3

5.0

10 8.05  1.7  2.0 2.5  3.5

5.0

11 8.85  1.9  2.0

− 3.5

5.0

12 9.75  2.0

− 3.5

5.0

7.0

13 10.55

2.2

− 3.5

5.0

7.0

14 11.35

2.4

− 3.5

5.0

7.0

15 12.25

2.5

− 5.0

7.0

11.95 2.8

− 10  10

11.75 3.0

− 15

16 13.25

2.5

− 5.0

7.0

12.95 2.8

− 10  10

12.75 3.0

− 15


11

A 5373

:2016

推奨仕様 A-1  表 1−寸法及びひび割れ試験荷重(種)(続き) 

長さ

m

荷重点 
の高さ

m

支持点 
の高さ

l

 

m

ひび割れ試験荷重  kN

末口径

120 mm

140 mm

190 mm

220 mm

17 13.95

2.8

− 5.0

7.0

10

10

13.75 3.0

− 15

テーパは,1/75 とする。

推奨仕様 A-1  表 2−寸法及び限界ひび割れ幅耐力(種) 

長さ

m

荷重点

の高さ

m

支持点

の高さ

l

 

m

限界ひび割れ幅耐力  kN・m

N

T

直径

直径

300 mm

350 mm

400 mm

350 mm

8 6.35  1.4  65

50

65

9 7.25  1.5  65

50

65

10 8.05  1.7  65

50

65

75

11 8.85  1.9  65

50  110

90

65

110

75

12 9.75  2.0  65

50  110

90

65

110

75

13 10.55  2.2

− 65 110

90

75

110

14 11.35  2.4

− 75 −

注記  N 形及び T 形は,限界ひび割れ幅耐力の分布によって区分した形別記号であり,形別における限

界ひび割れ幅耐力の大きさ及び分布図を,次の図に示す。


12

A 5373

:2016

   

推奨仕様 A-1  表 2−寸法及び限界ひび割れ幅耐力(種)(続き) 

L :ポールの長さ

l

:支持点の高さ

M :推奨仕様 A-1  表 に示す限界ひび割れ幅耐力

A-1.3 

性能 

A-1.3.1 

ポール  

ポール 1 種の性能は,次による。

a) 

ひび割れ試験荷重  ポール 1 種のひび割れ試験荷重(ひび割れ幅 0.25 mm 以下)は,推奨仕様 A-1  

1

に規定する値以上とする。また,ひび割れ試験荷重を除荷したとき,幅 0.05 mm を超えるひび割れ

が残留してはならない。

b) 

終局荷重  ポール 1 種の終局荷重は,推奨仕様 A-1  表 に規定するひび割れ試験荷重の 2 倍の値以上

とする。

A-1.3.2 

ポール  

ポール 2 種の性能は,次による。

a) 

限界ひび割れ幅耐力  ポール 2 種の限界ひび割れ幅耐力(ひび割れ幅 0.25 mm 以下)は,推奨仕様

A-1 

表 に規定する値以上とする。また,限界ひび割れ幅耐力に相当する荷重を除荷したとき,幅 0.05

mm

を超えるひび割れが残留してはならない。

b) 

終局曲げ耐力  ポール 2 種の終局曲げ耐力は,推奨仕様 A-1  表 に規定する限界ひび割れ幅耐力の 2

倍の値以上とする。

c) 

たわみ  ポール 2 種のたわみは,推奨仕様 A-1  表 に規定する限界ひび割れ幅耐力に相当する荷重の

2/3

を加えたとき,長さ 8 m のポールは支持点から 6 m の位置,長さ 9 m 以上のポールは支持点から 7

m

の位置におけるたわみが 75 mm を超えてはならないものとする。

A-1.4 

形状,寸法及び寸法の許容差 

A-1.4.1 

形状 

ポールの形状は,次による。

a)  1

種の形状は,

推奨仕様 A-1  図 に示すようなテーパをもつ中空せっ(截)頭円すい体とする。


13

A 5373

:2016

b)  2

種の形状は,

推奨仕様 A-1  図 に示すような中空円筒体とする。

単位  mm

推奨仕様 A-1  図 1−ポールの形状(種) 

単位  mm

推奨仕様 A-1  図 2−ポールの形状(種) 

A-1.4.2 

寸法及び寸法の許容差 

ポールの寸法は,

推奨仕様 A-1  表 及び推奨仕様 A-1  表 のとおりとし,寸法の許容差は,推奨仕様

A-1 

表 による。

なお,A.4 に規定する範囲で基準寸法を変更した場合,購入者の要求があったときには製造業者は,そ

のポールが,

表 A.3 に適合していることを示す設計図書又は性能試験の資料を提示しなければならない。

推奨仕様 A-1  表 3−寸法の許容差 

単位  mm

種類

長さ

厚さ

末口径

元口径

直径

プレストレス
トコンクリー

トポール

寸法

7

∼17(m)

設計図書による。

120

∼220 230∼450 300∼400

寸法の
許容差

+50 
−10

+規定しない

−0

+4 
−2

−  末口径,元口径及び直径は,端部の一断面において直交軸に沿って測定した二つの値の平均値を四捨五入し整

数に丸める。

−  厚さは,端部の一断面において直交軸に沿って測定した四つの値の平均値を四捨五入し整数に丸める。


14

A 5373

:2016

   

A-1.5 

配筋 

ポールの配筋は,次による。

a) PC

鋼材及び軸方向鉄筋は,ポールの断面になるべく均等になるように配置しなければならない。

b) PC

鋼材及び軸方向鉄筋のあきは,それらの直径の 1 倍以上,かつ,粗骨材最大寸法の 5/4 倍以上でな

ければならない。ただし,附属品などを取り付けることによって,PC 鋼材及び軸方向鉄筋のあきが規

定値以下となる場合には,遠心力締固めによってコンクリートが十分締め固められていることを確認

しなければならない。

c) PC

鋼材及び軸方向鉄筋は,組立筋によって組み立てる。この組立筋は,本体性能を損なわないように

配置しなければならない。

d) PC

鋼材又は軸方向鉄筋と組立筋とを溶接によって接合する場合には,PC 鋼材又は軸方向鉄筋の機械

的性質が溶接によって,それぞれの規格値以下に低下しないことが保証されていなければならない。

e)

かぶりは 9 mm 以上,かつ,PC 鋼材及び軸方向鉄筋の直径の 1 倍以上でなければならない。

A-1.6 

コンクリートの品質 

コンクリートの品質は,A.6.2 による。

A-1.7 

試験方法 

A-1.7.1 

圧縮強度試験 

コンクリートの圧縮強度試験は,A.7.1 による。

A-1.7.2 

曲げ耐力試験 

ポール 1 種の曲げ耐力試験は,ポールを

推奨仕様 A-1  図 のように据え,まくら材などを当てて固定す

る。載荷点において,ポールの軸にできるだけ直交する方向に荷重を加える。載荷は,緩やかな速さで,

ひび割れ試験荷重まで行い,ひび割れ幅及びたわみを測定する。このとき,ひび割れ幅 0.25 mm を超える

ひび割れの有無を調べる。その後,荷重を除去し,残留ひび割れ幅を測定する。このとき,残留ひび割れ

幅 0.05 mm を超えるひび割れの有無を調べる。さらに,必要に応じてポールの終局荷重まで同様な方法で

荷重を加える。試験に用いるひび割れ試験荷重及び終局荷重は,

推奨仕様 A-1  表 に示す。

ポール 2 種の曲げ耐力試験は,ポール 1 種と同様とする。ただし,載荷には,

推奨仕様 A-1  表 に示す

限界ひび割れ幅耐力に相当する荷重及び終局荷重を用いる。


15

A 5373

:2016

単位  mm

a)

図中の固定装置(固定台,まくら材及びジャッキ)は,一例を示したものである。

推奨仕様 A-1  図 3−ポールの曲げ耐力試験方法(種の例) 

推奨仕様 A-1  表 4−ポールのひび割れ試験荷重及び終局荷重(種) 

単位  kN

製品の呼び

ひび割れ試験荷重

終局荷重

7-14-1.5

,8-14-1.5 1.5

3.0

8-14-2.0

,9-12-2.0,10-12-2.0,11-12-2.0 2.0

4.0

9-14-2.5

,10-14-2.5 2.5

5.0

9-19-3.5

,10-19-3.5,11-19-3.5,12-19-3.5,

13-19-3.5

,14-19-3.5

3.5 7.0

8-19-4.3

,9-19-4.3 4.3

8.6

9-19-5.0

,10-19-5.0,11-19-5.0,12-19-5.0,

13-19-5.0

,14-19-5.0,15-19-5.0,16-19-5.0,

17-19.5.0

5.0 10.0

12-19-7.0

,13-19-7.0,14-19-7.0,15-19-7.0,

16-19-7.0

,17-19-7.0

7.0 14.0

15-19-10.0

,16-19-10.0,17-19-10.0,

15-22-10.0

,16-22-10.0,17-22-10.0

10.0 20.0

15-22-15.0

,16-22-15.0,17-22-15.0 15.0

30.0

注記  製品の呼びとは,長さ(m)−末口径(cm)−ひび割れ試験荷重(kN)を示す。


16

A 5373

:2016

   

推奨仕様 A-1  表 5−ポールの限界ひび割れ幅耐力に相当する荷重及び終局荷重(種) 

単位  kN

製品の呼び

荷重点の

高さ

m

限界ひび割れ幅耐力に

相当する荷重

終局荷重

8-35-N50

6.35

7.9 15.8

8-30-N65

,8-35-N65 10.3

20.6

9-35-N50

7.25

6.9 13.8

9-30-N65

,9-35-N65 9.0

18.0

10-35-N50

8.05

6.3 12.6

10-30-N65

,10-35-N65 8.1

16.2

10-35-N75 9.4

18.8

11-35-N50

8.85

5.7 11.4

11-30-N65

,11-35-N65 7.4

14.8

11-35-N75 8.5

17.0

11-35-T90 10.2

20.4

11-40-N110

,11-35-T110 12.5

25.0

12-35-N50

9.75

5.2 10.4

12-30-N65

,12-35-N65 6.7

13.4

12-35-N75 7.7

15.4

12-35-T90 9.3

18.6

12-40-N110

,12-35-T110 11.3

22.6

13-35-N65

10.55

6.2 12.4

13-35-N75 7.2

14.4

13-35-T90 8.6

17.2

13-40-N110

,13-35-T110 10.5

21.0

14-35-N75 11.35

6.7

13.4

注記  製品の呼びとは,長さ(m)−直径(cm)−形別記号,限界ひび割れ幅耐力(kN・

m

)を示す。

A-1.8 

検査 

A-1.8.1 

検査項目 

ポールの検査項目は,次による。

a) 

最終検査  最終検査項目は,次による。

1)

外観

2)

性能

3)

形状及び寸法

b) 

受渡検査  受渡検査項目は,次による。ただし,受渡当事者間の協議によって,省略することができ

る。

1)

外観

2)

形状及び寸法

A-1.8.2 

検査ロット 

ポールの検査ロットの大きさは,製品の特性,製造方法,製造数量,製造期間,受注数量などを考慮し,

最終検査は製造業者が定め,受渡検査は,受渡当事者間の協議によって購入者が定める。ただし,検査ロ

ットの大きさは,3 000 本又は端数を 1 ロットとしてよい。


17

A 5373

:2016

A-1.8.3 

検査方法 

ポールの検査方法は,次による。

a) 

最終検査  最終検査方法は,次による。

1) 

外観  外観の検査は,目視によって全数について行い,5.1 の規定に適合するものを合格とする。

2) 

性能  ひび割れ試験荷重(1 種)及び限界ひび割れ幅耐力(2 種)の検査は,1 ロットから任意に 2

本抜き取り,A-1.7.2 によって行い,2 本とも A-1.3 の規定に適合すれば,そのロットを合格とし,2

本とも適合しなければ,

そのロットを不合格とする。

この検査で 1 本だけ規定に適合しないときは,

そのロットから更に 4 本抜き取って再検査を行い,4 本とも規定に適合すれば,最初の検査の不合

格品を除き,そのロットを合格とし,再検査で 1 本でも適合しないときは,そのロットを不合格と

する。

終局荷重(1 種)及び終局曲げ耐力(2 種)の検査は,ひび割れ試験荷重(1 種)及び限界ひび割

れ幅耐力(2 種)の検査の初めの 2 本のうち 1 本について,A-1.7.2 によって行い,A-1.3 の規定に

適合すれば,そのロットを合格とし,適合しなければ,そのロットから更に 2 本抜き取って再検査

を行い,2 本とも規定に適合すれば,最初の検査の不合格品を除き,そのロットを合格とし,再検

査で 1 本でも適合しないときは,そのロットを不合格とする。

3) 

形状及び寸法  形状及び寸法の検査は,1 ロットから任意に 2 本抜き取り,A-1.4 の規定に適合すれ

ば,そのロットを合格とする。この検査で 1 本でも適合しないときは,そのロットの残り全数につ

いて検査を行い,規定に適合すれば合格とする。

b) 

受渡検査  受渡検査方法は,次による。

1) 

外観  外観の検査は,a) 1)  に準じる,又は次による。

抜取検査を採用する場合には,任意に 2 本抜き取り,2 本とも 5.1 の規定に適合すれば,そのロッ

トを合格とする。この検査で 1 本でも適合しないときは,そのロットの残り全数について検査を行

い,規定に適合すれば合格とする。

2) 

形状及び寸法  形状及び寸法の検査は,a) 3)  に準じる。

A-1.9 

表示 

この規格の全ての要求事項に適合したポールには,A.9 によって,表示する。


18

A 5373

:2016

   

附属書 B

(規定)

橋りょう類

B.1 

概要 

この附属書は,主として道路に用いる橋りょう類の I 類及び II 類について規定する。

B.2 

種類 

橋りょう類の種類は,

表 B.1 による。

なお,I 類は,

表 B.2 による。

表 B.1−橋りょう類の種類 

大分類

小分類

橋りょう類

橋げた

道路橋用橋げた

道路橋橋げた用セグメント

床版

合成床版用プレキャスト板

道路橋用プレキャスト床版

その他

表 B.2−橋りょう類 類の種類 

用途・形状による区分

詳細

橋げた

道路橋用橋げた

通常橋げた

スラブ橋げた

推奨仕様 B-1 による。

けた橋げた

軽荷重スラブ橋げた

道路橋橋げた用セグメント

a)

推奨仕様 B-2 による。

床版

合成床版用プレキャスト板

推奨仕様 B-3 による。

道路橋用プレキャスト床版

推奨仕様 B-4 による。

a)

一組の数個のセグメントを PC 鋼材を用いて組み立てることによって,1 本の橋げたと

なる PC 製品。

B.3 

性能 

橋りょう類の性能及び性能照査方法は,次による。

a) I

類に区分される製品  製品の性能は,推奨仕様 B-1,推奨仕様 B-2,推奨仕様 B-3 又は推奨仕様 B-4

の規定に適合しなければならない。

b) II

類に区分される製品  製品の性能は,JIS A 5362 の箇条 及び箇条 の規定に従い,受渡当事者間

の協議によって定める。一般には

表 B.3 の規定によってもよい。


19

A 5373

:2016

表 B.3−橋りょう類の性能及び性能照査方法 

性能項目

性能

性能照査方法

使用性

使用時に想定される荷重によって所定の機能を失わず,快

適に使用できなければならない。

設計図書,B.7 又は実績によ

る。

安全性

a)

設計上想定される荷重によって,破壊してはならない。

設計図書,B.7 又は実績によ
る。

耐久性

b)

想定される作用によるひび割れ,材料の経時的な低化によ
って,所要の性能が損なわれてはならない。

設計図書又は実績による。

施工性

有害な変状を生じることなく運搬,据付,組立,接合など

の作業を安全かつ容易に行うことができなければならな

い。

設計図書又は実績による。

a)

安全性の照査は,購入者から要求があった場合に行う。

b)

耐久性の照査は,水セメント比,又は水セメント比及び空気量が同等,かつ,鉄筋などのかぶりが同等

で製造方法が同様の製品の実績によってもよい。

B.4 

形状,寸法及び寸法の許容差 

橋りょう類の形状,寸法及び寸法の許容差は,次による。ただし,I 類は,設計思想に差がなく,性能

及び性能照査方法が同じであれば,所要の性能を満足する範囲で購入者の要求によって基準寸法を±10 %

の範囲で変更することができるが,道路橋用橋げた及び道路橋用プレキャスト床版については基準寸法の

変更の範囲は,推奨仕様による。

a) 

形状  橋りょう類の形状を,図 B.1,図 B.2,図 B.3 及び図 B.4 に示す。

図 B.1−道路橋用橋げたの形状例 


20

A 5373

:2016

   

図 B.2−道路橋橋げた用セグメントの形状例 

図 B.3−合成床版用プレキャスト板の形状例 

図 B.4−道路橋用プレキャスト床版の形状例 

b) 

寸法及び寸法の許容差  I 類に区分される製品の寸法及び寸法の許容差は,次による。

なお,II 類に区分される製品の寸法及び寸法の許容差は,受渡当事者間の協議による。

1) 

橋げた  橋げたの寸法及び寸法の許容差は,表 B.4 による。

2) 

床版  床版の寸法及び寸法の許容差は,表 B.5 による。


21

A 5373

:2016

表 B.4−橋げたの寸法及び寸法の許容差 

単位  mm

種類

高さ

又は厚さ

(橋軸直角方向)

長さ

(橋軸方向)

スラブ橋げた

寸法 350∼1 000

700

けた長 L(m)  5.3∼24.7

許容差

±5

±5

L≦10 m の場合

±10

L>10 m の場合

±L

a)

 / 1 000

軽荷重スラブ橋げた

寸法 225∼400 700

けた長 L(m)  5.3∼13.5

許容差

±5

±5

L≦10 m の場合

±10

L>10 m の場合

±L

a)

 / 1 000

けた橋げた

寸法 900∼1 300

800

けた長 L(m)  18.6∼24.7

許容差

±5

±5

±L

a)

 / 1 000

道路橋 
橋げた用セグメント

寸法 1

400

∼3 300

1 300

セグメント長 L(m)  4.05∼11.5

許容差

+10

− 5

上幅+10 
    − 5

下幅± 5

±10

a)

けた長 は,mm で表す。

表 B.5−床版の寸法及び寸法の許容差 

単位  mm

種類

厚さ

(橋軸方向)

長さ

(橋軸直角方向)

合成床版用 
プレキャスト板

寸法 70∼120 998

PC

板長  L(m)

PC

げたの場合  1.57∼3.12

鋼げたの場合  1.50∼3.05

許容差

+5

−2

+5

−3

+10

− 5

道路橋用

プレキャスト床版

寸法

H1 240

∼320

1 990

床版長 L(m)  7.9∼18.5

H2 340

∼420

許容差

+10

   0

+ 5

−10

+20

   0

B.5 

配筋 

配筋(PC 鋼材及び鉄筋の位置)は,JIS A 5364 及び設計図書による。ただし,受渡当事者間の合意に基

づき,製品の性能(B.3 の規定を含む。

)を損なわない範囲で,推奨仕様以外の配筋(PC 鋼材及び鉄筋の

位置)を採用しても差し支えない。

B.6 

コンクリートの品質 

B.6.1 

材料及び製造方法 

コンクリートに使用する材料及び製造方法は,箇条 による。

B.6.2 

圧縮強度 

コンクリートの圧縮強度は,所定の材齢において,

表 B.6 の値を満足しなければならない。

なお,II 類は,受渡当事者間の協議による。


22

A 5373

:2016

   

表 B.6−コンクリートの圧縮強度 

単位  N/mm

2

種類

コンクリートの圧縮強度

プレストレス導入時

品質保証時

橋げた

スラブ橋げた 35 以上 50 以上

軽荷重スラブ橋げた 42 以上 70 以上

けた橋げた 35 以上 50 以上

道路橋橋げた用セグメント 35 以上 50 以上

床版

合成床版用プレキャスト板 30 以上 50 以上

道路橋用プレキャスト床版 35 以上 50 以上

B.7 

試験方法 

B.7.1 

コンクリートの圧縮強度試験 

コンクリートの圧縮強度試験は,JIS A 1108 による。

なお,供試体は製品と同一養生を行ったもの,又はその他適切な方法によって管理したものとする。

B.7.2 

製品の曲げ耐力試験 

製品の曲げ耐力試験は,JIS A 5363 によるものとし,

図 B.5 及び図 B.6 に示す載荷方法によって,曲げ

ひび割れ荷重 を載荷し,ひび割れの有無を調べる。

単純桁構造の場合は,次の式によって荷重 を算出してもよい。連続桁構造の場合は,別途平面骨組計

算によって荷重 を算出する。

(

)

g

×





×

=

W

a

l

M

M

F

2

4

0

d

ここに,

F: 曲げひび割れ荷重(kN)

M: 曲げひび割れ耐力(kN・m)

M

d0

製品自重による曲げモーメント(kN・m)

W: 載荷装置の質量(t)

l: スパン(m)

a: 載荷位置

  橋げたの場合

l<10 m の場合 0.50(m)

l≧10 m の場合 0.75(m)

  道路橋用プレキャスト床版の場合 0.25(m) 
  合成床版用プレキャスト板の場合 0.20(m)

g: 重力加速度(9.81 m/s

2

とする)


23

A 5373

:2016

a)

幅約 10∼15 cm 程度。

図 B.5−載荷方法(道路橋用橋げた及び合成床版用プレキャスト板の場合) 


24

A 5373

:2016

   

単位  mm

a)

幅約 10∼15 cm 程度。

図 B.6−載荷方法(道路橋用プレキャスト床版の場合) 

B.8 

検査 

検査は,JIS A 5365 によるほか,次による。

a) 

最終検査  橋りょう類の最終検査は,外観,性能,形状及び寸法について行い,次による。

1) 

外観  外観については,製品の特性,製造方法,製造数量などを考慮して,全数検査とする。

2) 

性能,形状及び寸法  性能,形状及び寸法については,全数又は抜取検査とする。

性能を代用特性として供試体で行う場合には,製品との相関を得ておかなければならない。

3) 

検査ロットの大きさ  検査ロットの大きさは,製品の特性,製造方法,製造数量,製造期間,受注


25

A 5373

:2016

数量などを考慮して製造業者が定める。

b) 

受渡検査  橋りょう類の受渡検査は,外観,形状及び寸法について行う。検査ロットの大きさ及び抜

取方式は,受渡当事者間の協議によって,購入者が定める。ただし,受渡当事者間の協議によって,

省略することができる。

B.9 

表示 

橋りょう類には,JIS A 5361 によって,次の事項を表示する。

a)

種類又はその略号

b)

製造業者名又はその略号

c)

製造年月日又はその略号

B.10 

その他(推奨仕様) 

橋りょう類の I 類を,

表 B.7 に示す。

表 B.7−推奨仕様 

構造別製品群規格

推奨仕様

JIS A 5373 

附属書 
橋りょう類

橋げた

推奨仕様 B-1  道路橋用橋げた 
推奨仕様 B-2  道路橋橋げた用セグメント

床版

推奨仕様 B-3  合成床版用プレキャスト板 
推奨仕様 B-4  道路橋用プレキャスト床版


26

A 5373

:2016

   

推奨仕様 B-1

道路橋用橋げた

B-1.1 

概要 

この推奨仕様は,

附属書 のうち,橋りょう類 I 類の道路橋用橋げた(以下,橋げたという。)について

記載する。

B-1.2 

種類 

橋げたの種類は,通常橋げた及び軽荷重スラブ橋げたとし,標準スパンによって,

推奨仕様 B-1  表 1

推奨仕様 B-1  表 及び推奨仕様 B-1  表 のとおり区分する。

B-1.2.1 

通常橋げた

1)

通常橋げたは,スラブ橋げた及びけた橋げたとし,次による。

1)

通常橋げたとは,道路法に規定される高速自動車国道,一般国道,都道府県道及び重要な市町

村道,又はその他の重要な道路に使用される橋げたをいう。

a) 

スラブ橋げた  スラブ橋げたは,推奨仕様 B-1  表 に示す。


27

A 5373

:2016

推奨仕様 B-1  表 1−スラブ橋げたの種類及び曲げひび割れ耐力 

標準スパン

m

A

活荷重

a)

B

活荷重

b)

種類

けた高

mm

曲げひび割れ耐力

kN

・m

種類

けた高

mm

曲げひび割れ耐力

kN

・m

5 AS05

350

148

BS05

350

153

6 AS06

350

170

BS06

350

182

7 AS07

400

211

BS07

400

227

8 AS08

400

253

BS08

400

271

9 AS09

450

294

BS09

450

314

10 AS10

450

338

BS10

450

370

11 AS11

450

370

BS11

500

433

12 AS12

450

405

BS12

500

475

13 AS13

500

478

BS13

500

526

14 AS14

500

532

BS14

550

610

15 AS15

550

616

BS15

600

696

16 AS16

600

702

BS16

600

764

17 AS17

650

862

BS17

650

863

18 AS18

700

962

BS18

700

960

19

AS19

750

1 050

BS19

750

1 140

20

AS20

750

1 150

BS20

800

1 260

21

AS21

800

1 270

BS21

850

1 440

22

AS22

850

1 470

BS22

900

1 640

23

AS23

900

1 630

BS23

950

1 780

24

AS24

950

1 830

BS24

1 000

2 020

−  橋りょうとしての橋げた中心間隔が,0.77 m を超えてはならない。

−  橋りょうとして用いる場合,斜角が 60 度以上に適用する。

−  使用するスパンは,標準スパンより長くする場合は 0.2 m 以内で長くし,短くする場合は 1 m 以内で

短くしてもよい。

a)

  A

活荷重とは,道路構造令の設計自動車荷重のうち,大型車の走行頻度の比較的低い状況を想定し

た活荷重。

b)

  B

活荷重とは,道路構造令の設計自動車荷重のうち,大型車の走行頻度の比較的高い状況を想定し

た活荷重。


28

A 5373

:2016

   

b) 

けた橋げた  けた橋げたは,推奨仕様 B-1  表 に示す。

推奨仕様 B-1  表 2−けた橋げたの種類及び曲げひび割れ耐力 

標準スパン

m

A

活荷重

a)

B

活荷重

b)

種類

けた高

mm

曲げひび割れ耐力

kN

・m

種類

けた高

mm

曲げひび割れ耐力

kN

・m

18

AG18

900

1 270

BG18

1 000

1 450

19

AG19

1 000

1 490

BG19

1 000

1 500

20

AG20

1 000

1 560

BG20

1 100

1 790

21

AG21

1 100

1 890

BG21

1 100

1 910

22

AG22

1 100

1 920

BG22

1 200

2 270

23

AG23

1 200

2 280

BG23

1 200

2 300

24

AG24

1 200

2 310

BG24

1 300

2 690

−  橋りょうとしての橋げた中心間隔が,1.08 m を超えてはならない。 
−  橋りょうに用いる場合,斜角が 70 度以上に適用する。 
−  使用するスパンは,標準スパンより長くする場合は 0.2 m 以内で長くし,短くする場合は 1 m 以内

で短くしてもよい。

a)

  A

活荷重とは,道路構造令の設計自動車荷重のうち,大型車の走行頻度の比較的低い状況を想定

した活荷重。

b)

  B

活荷重とは,道路構造令の設計自動車荷重のうち,大型車の走行頻度の比較的高い状況を想定

した活荷重。

B-1.2.2 

軽荷重スラブ橋げた 

軽荷重スラブ橋げた

2)

は,

推奨仕様 B-1  表 に示す。

2)

軽荷重スラブ橋げたとは,道路法に規定されていない,通常の橋げたよりも設計荷重の小さい

道路に使用される橋げたをいう。

推奨仕様 B-1  表 3−軽荷重スラブ橋げたの種類及び曲げひび割れ耐力 

標準スパン

m

種類

けた高

mm

曲げひび割れ耐力

kN

・m

 5

LS05

225

76.1

 6

LS06

225

93.7

 7

LS07

225

108

 8

LS08

250

132

 9

LS09

275

168

10 LS10  300

207

11 LS11  350

258

12 LS12  375

320

13 LS13  400

376

−  橋りょうとしての橋げた中心間隔が,0.77 m を超えてはならない。 
−  橋りょうに用いる場合,斜角が 60 度以上に適用する。

−  使用するスパンは,標準スパンより長くする場合は 0.2 m 以内で長くし,短くす

る場合は 1 m 以内で短くしてもよい。

B-1.3 

性能 

橋げたの要求性能は,曲げひび割れ耐力とし,

推奨仕様 B-1  表 1,推奨仕様 B-1  表 及び推奨仕様 B-1 


29

A 5373

:2016

表 に示す曲げひび割れ耐力を用いて B.7.2 によって算出したひび割れ荷重を加えたとき,ひび割れが発

生してはならない。

B-1.4 

形状,寸法及び寸法の許容差 

橋げたの形状,寸法及び寸法の許容差は,

推奨仕様 B-1  図 1,推奨仕様 B-1  図 2,推奨仕様 B-1  図 

推奨仕様 B-1  表 による。

なお,B.4 に規定する範囲で基準寸法を変更した場合,購入者の要求があったときは,製造業者は,そ

の橋げたが

表 B.3 に適合していることを示す設計図書又は性能試験の資料を提示しなければならない。

注記  受渡当事者間の協議によって,道路橋用橋げたとしての性能を損なわない範囲で必要な附属物

を設けたり,又は適切な加工をすることができる。

単位  mm

単位  mm

推奨仕様 B-1  図 1−スラブ橋げたの形状及び寸法 

(通常橋げた) 

推奨仕様 B-1  図 2−けた橋げたの形状及び寸法 

(通常橋げた) 

単位  mm

推奨仕様 B-1  図 3−スラブ橋げたの形状及び寸法 

(軽荷重スラブ橋げた) 


30

A 5373

:2016

   

推奨仕様 B-1  表 4−寸法の許容差 

単位  mm

区分

許容差

けた長  L

L≦10 m

±10

L>10 m

±

000

1

a)

L

断面の外形寸法

±5

橋げたの反り

b)

±8

c)

横方向の曲がり 10

a)

けた長 は mm で表す。

b)

スパン中央の値とする。

c)

一径間に使用する橋げたの本数を一組とし,その反りの平均値からの許
容差とする。

B-1.5 

配筋 

橋げたの配筋は,設計図書によるほか,次による。

a)

鉄筋及び PC 鋼材のかぶりは,25 mm 以上。

b)

鉄筋及び PC 鋼材のあきは,20 mm 以上で,PC 鋼材については,直径の 3 倍以上のあきを確保し,か

つ,粗骨材の最大寸法の 4/3 倍以上。

c)

鉄筋及び PC 鋼材は,コンクリートの付着を害する浮きさび,油などを取り除き,正しい位置に固定

される方法で組み立てる。

B-1.6 

コンクリートの品質 

コンクリートの品質は,B.6 による。

B-1.7 

製品の曲げ耐力試験 

製品の曲げ耐力試験は,B.7.2 によるものとし,載荷は幅約 10∼15 cm 程度の鋼板と適切な径の丸鋼を用

いて,荷重が均等に分布されるようにする。

B-1.8 

検査 

B-1.8.1 

検査項目 

橋げたの検査項目は,次による。

a) 

最終検査  最終検査項目は,次による。

1)

外観

2)

性能

3)

形状及び寸法

b) 

受渡検査  受渡検査項目は,次による。ただし,受渡当事者間の協議によって,省略することができ

る。

1)

外観

2)

形状及び寸法

B-1.8.2 

検査ロット 

橋げたの検査ロットの大きさは,製品の特性,製造方法,製造数量,製造期間,受注数量などを考慮し,


31

A 5373

:2016

最終検査は製造業者が定め,受渡検査は,受渡当事者間の協議によって購入者が定める。ただし,検査ロ

ットの大きさは,400 本又は端数を 1 ロットとしてもよい。

B-1.8.3 

検査方法 

橋げたの検査方法は,次による。

a) 

最終検査  最終検査方法は,次による。

1) 

外観  外観の検査は,目視によって全数について行い,5.1 の規定に適合するものを合格とする。

2) 

性能  性能の検査は,1 ロットの橋げたから 2 本の橋げたを抜き取り,B-1.7 によって行い,2 本と

も B-1.3 の規定に適合すれば,そのロットを合格とし,2 本とも適合しなければそのロットを不合格

とする。この検査で 2 本のうち 1 本だけ規定に適合しないときは,そのロットの残り全数について

試験を行い,規定に適合すれば合格とする。

3) 

形状及び寸法  形状及び寸法の検査は,全数について行い,B-1.4 の規定に適合するものを合格とす

る。

b) 

受渡検査  受渡検査方法は,次による。

1) 

外観  外観の検査は,a) 1)  に準じる。

2) 

形状及び寸法  形状及び寸法の検査は,a) 3)  に準じる。

B-1.9 

表示 

この規格の全ての要求事項に適合した橋げたには,B.9 によって表示する。


32

A 5373

:2016

   

(参考)推奨仕様 B-1  道路橋用橋げたの設計手順 

道路橋用橋げたの一般的な設計手順及び主な設計項目を,次に示す。

設計の手順

主な設計項目

①  道路条件:道路規格,幅員構成,道路線形,勾配 
②  橋りょう条件:活荷重,橋長,スパン及びけた長,斜角 
③  使用材料: 
    コンクリート:設計基準強度,弾性係数,クリープ係数, 
                  乾燥収縮度,許容応力度 
    鋼材:使用鋼材の種類,機械的性質,弾性係数, 
          許容応力度 
④  設計に関わる施工条件の決定

①  橋げたの種類の決定 
②  配置間隔

①  荷重計算:死荷重,活荷重,添加物など 
②  床版スパン,厚さ 
③  断面諸定数の算出 
④  鋼材配置 
⑤  断面力の算出 
⑥  曲げに対する検討

①  主げたの断面形状 
②  断面諸定数の算出 
③  荷重計算,荷重組合せ 
④  断面力の算出 
⑤  PC 鋼材の配置,プレストレスの計算 
⑥  曲げに対する検討 
⑦  せん断に対する検討 
⑧  ねじりに対する検討(斜角が小さい場合)

①  横げたの形状 
②  断面諸定数の算出 
③  荷重計算,荷重組合せ 
④  断面力の算出 
⑤  PC 鋼材の配置,プレストレスの計算 
⑥  曲げに対する検討

①  鋼材のかぶり,あき 
②  定着具の最小間隔

①  反力,移動量の算出 
②  支承の設計 
③  落橋防止システムの設計

①  つり上げ時の検討 
②  運搬時の検討

スタート

床版の設計

主げたの設計

横げたの設計

構造細目の検討

附属物の設計

架設時の検討

終了

橋げたの種類,配置の決定

設計条件の設定


33

A 5373

:2016

(参考)推奨仕様 B-1  軽荷重スラブ橋げたの設計手順 

軽荷重スラブ橋げたの一般的な設計手順及び主な設計項目を,次に示す。

設計の手順

主な設計項目

①  道路条件:道路規格,幅員構成,道路線形,勾配 
②  橋りょう条件:活荷重,橋長,スパン及びけた長,斜角 
③  使用材料: 
    コンクリート:設計基準強度,弾性係数,クリープ係数, 
                  乾燥収縮度,許容応力度 
    鋼材:使用鋼材の種類,機械的性質,弾性係数, 
          許容応力度 
④  設計に関わる施工条件の決定

①  橋げたの種類の決定 
②  配置間隔

①  主げたの断面形状 
②  断面諸定数の算出 
③  荷重計算,荷重組合せ 
④  断面力の算出 
⑤  PC 鋼材の配置,プレストレスの計算 
⑥  曲げに対する検討

①  横組鉄筋の位置 
②  荷重計算,荷重組合せ 
③  断面力の算出 
④  曲げに対する検討

①  鋼材のかぶり,あき 
②  定着具の配置

①  反力,移動量の算出 
②  支承の設計

①  つり上げ時の検討 
②  運搬時の検討

スタート

主げたの設計

横方向の設計

構造細目の検討

附属物の設計

架設時の検討

終了

橋げたの種類,配置の決定

設計条件の設定


34

A 5373

:2016

   

推奨仕様 B-2

道路橋橋げた用セグメント

B-2.1 

概要 

この推奨仕様は,

附属書 のうち,橋りょう類 I 類の道路橋橋げた用セグメント(以下,橋げた用セグ

メントという。

)について記載する。

B-2.2 

種類 

橋げた用セグメントの種類は,橋げたの長さによって,

推奨仕様 B-2  表 のとおり区分する。また,橋

げた用セグメントは,端部,中間及び中央セグメントから構成され,製造時は鉄筋コンクリート製品(RC)

であるが,使用時は数個の部材を PC 鋼材で一体化し,プレストレストコンクリート構造となる。

ここに示す種類は,主げた間隔 2.6∼3.8 m の道路橋について記載する。


35

A 5373

:2016

推奨仕様 B-2  表 1−橋げた用セグメントの種類とセグメントの構成 

橋げた 
の標準

スパン

端部セグメント

の種類及び数

中間セグメント

の種類及び数

中央セグメント

の種類及び数

橋げた
の標準

スパン

端部セグメント

の種類及び数

中間セグメント

の種類及び数

中央セグメント

の種類及び数

25 m

T25-a

を 2 個

MD25-a

を 1 個

36 m

T36-a

を 2 個

M36-a

を 2 個  MD36-a を 1 個

T25-b

を 2 個

MD25-b

を 1 個

T36-b

を 2 個

M36-b

を 2 個  MD36-b を 1 個

T25-c

を 2 個

MD25-c

を 1 個

T36-c

を 2 個

M36-c

を 2 個  MD36-c を 1 個

26 m

T26-a

を 2 個

MD26-a

を 1 個

37 m

T37-a

を 2 個

M37-a

を 2 個  MD37-a を 1 個

T26-b

を 2 個

MD26-b

を 1 個

T37-b

を 2 個

M37-b

を 2 個  MD37-b を 1 個

T26-c

を 2 個

MD26-c

を 1 個

T37-c

を 2 個

M37-c

を 2 個  MD37-c を 1 個

27 m

T27-a

を 2 個

MD27-a

を 1 個

38 m

T38-a

を 2 個

M38-a

を 2 個  MD38-a を 1 個

T27-b

を 2 個

MD27-b

を 1 個

T38-b

を 2 個

M38-b

を 2 個  MD38-b を 1 個

T27-c

を 2 個

MD27-c

を 1 個

T38-c

を 2 個

M38-c

を 2 個  MD38-c を 1 個

28 m

T28-a

を 2 個

MD28-a

を 1 個

39 m

T39-a

を 2 個

M39-a

を 2 個  MD39-a を 1 個

T28-b

を 2 個

MD28-b

を 1 個

T39-b

を 2 個

M39-b

を 2 個  MD39-b を 1 個

T28-c

を 2 個

MD28-c

を 1 個

T39-c

を 2 個

M39-c

を 2 個  MD39-c を 1 個

29 m

T29-a

を 2 個

MD29-a

を 1 個

40 m

T40-a

を 2 個

M40-a

を 2 個  MD40-a を 1 個

T29-b

を 2 個

MD29-b

を 1 個

T40-b

を 2 個

M40-b

を 2 個  MD40-b を 1 個

T29-c

を 2 個

M29-c

を 2 個  MD29-c を 1 個

T40-c

を 2 個

M40-c

を 4 個  MD40-c を 1 個

30 m

T30-a

を 2 個

MD30-a

を 1 個

41 m

T41-a

を 2 個

M41-a

を 2 個  MD41-a を 1 個

T30-b

を 2 個

M30-b

を 2 個  MD30-b を 1 個

T41-b

を 2 個

M41-b

を 4 個  MD41-b を 1 個

T30-c

を 2 個

M30-c

を 2 個  MD30-c を 1 個

T41-c

を 2 個

M41-c

を 4 個  MD41-c を 1 個

31 m

T31-a

を 2 個

M31-a

を 2 個  MD31-a を 1 個

42 m

T42-a

を 2 個

M42-a

を 2 個  MD42-a を 1 個

T31-b

を 2 個

M31-b

を 2 個  MD31-b を 1 個

T42-b

を 2 個

M42-b

を 4 個  MD42-b を 1 個

T31-c

を 2 個

M31-c

を 2 個  MD31-c を 1 個

T42-c

を 2 個

M42-c

を 4 個  MD42-c を 1 個

32 m

T32-a

を 2 個

M32-a

を 2 個  MD32-a を 1 個

43 m

T43-a

を 2 個

M43-a

を 2 個  MD43-a を 1 個

T32-b

を 2 個

M32-b

を 2 個  MD32-b を 1 個

T43-b

を 2 個

M43-b

を 6 個  MD43-b を 1 個

T32-c

を 2 個

M32-c

を 2 個  MD32-c を 1 個

T43-c

を 2 個

M43-c

を 6 個  MD43-c を 1 個

33 m

T33-a

を 2 個

M33-a

を 2 個  MD33-a を 1 個

44 m

T44-a

を 2 個

M44-a

を 2 個  MD44-a を 1 個

T33-b

を 2 個

M33-b

を 2 個  MD33-b を 1 個

T44-b

を 2 個

M44-b

を 6 個  MD44-b を 1 個

T33-c

を 2 個

M33-c

を 2 個  MD33-c を 1 個

T44-c

を 2 個

M44-c

を 6 個  MD44-c を 1 個

34 m

T34-a

を 2 個

M34-a

を 2 個  MD34-a を 1 個

45 m

T45-a

を 2 個

M45-a

を 2 個  MD45-a を 1 個

T34-b

を 2 個

M34-b

を 2 個  MD34-b を 1 個

T45-b

を 2 個

M45-b

を 6 個  MD45-b を 1 個

T34-c

を 2 個

M34-c

を 2 個  MD34-c を 1 個

T45-c

を 2 個

M45-c

を 6 個  MD45-c を 1 個

35 m

T35-a

を 2 個

M35-a

を 2 個  MD35-a を 1 個

省略

T35-b

を 2 個

M35-b

を 2 個  MD35-b を 1 個

T35-c

を 2 個

M35-c

を 2 個  MD35-c を 1 個

−  橋げた用セグメントは,運搬・架設を考慮して,1 個のセグメントの質量が 30 t 以下でセグメント間の質量差が少

なくなるよう考慮する。

−  橋りょうに用いる場合には,斜角が 70 度以上に適用する。

B-2.3 

性能 

橋げた用セグメントの性能は,コンクリートの圧縮強度を代用特性とし,品質保証時のコンクリートの

圧縮強度を 50 N/mm

2

以上,プレストレス導入時のコンクリートの圧縮強度を 35 N/mm

2

以上とする。


36

A 5373

:2016

   

B-2.4 

形状,寸法及び寸法の許容差 

橋げた用セグメントの形状,寸法及び寸法の許容差は,

推奨仕様 B-2  図 1,推奨仕様 B-2  表 2,推奨仕

様 B-2  表 3,推奨仕様 B-2  表 及び推奨仕様 B-2  表 による。

なお,B.4 に規定する範囲で基準寸法を変更した場合,購入者の要求があったときは製造業者は,その

橋げた用セグメントが

表 B.3 に適合していることを示す設計図書又は性能試験の資料を提示しなければな

らない。

注記  受渡当事者間の協議によって,橋げた用セグメントとしての性能を損なわない範囲で必要な附

属物を設けたり,又は適切な加工をすることができる。

単位  mm

推奨仕様 B-2  図 1−橋げた用セグメントの形状 


37

A 5373

:2016

推奨仕様 B-2  表 2−端部セグメントの寸法 

単位  mm

種類

L

1

H

1

H

2

種類

L

1

H

1

H

2

T25-

a

8 100

1 400

200

220

T36-

a

6 400

2 000

200

220

b

8 100

1 600

200

220

b

6 400

2 300

200

220

c

8 100

1 900

200

220

c

4 900

2 700

200

220

T26-

a

8 600

1 400

200

220

T37-

a

6 900

2 000

200

220

b

8 100

1 700

200

220

b

6 900

2 300

200

220

c

8 100

2 000

200

220

c

5 400

2 700

200

220

T27-

a

8 600

1 400

200

220

T38-

a

5 900

2 100

200

220

b

8 600

1 700

200

220

b

5 900

2 400

200

220

c

8 600

2 000

200

220

c

5 900

2 800

200

220

T28-

a

9 100

1 500

200

220

T39-

a

6 400

2 100

250

230

b

9 100

1 800

200

220

b

6 400

2 500

250

230

c

9 100

2 100

200

220

c

6 400

2 900

250

230

T29-

a

9 100

1 600

200

220

T40-

a

6 200

2 100

250

230

b

9 100

1 900

200

220

b

6 950

2 500

250

230

c

4 350

2 300

200

220

c

4 700

3 000

250

230

T30-

a

9 900

1 700

200

220

T41-

a

6 700

2 200

250

230

b

4 900

2 000

200

220

b

4 700

2 600

250

230

c

4 900

2 400

200

220

c

5 200

3 000

250

230

T31-

a

4 100

1 700

200

220

T42-

a

7 200

2 200

250

230

b

5 400

2 000

200

220

b

5 200

2 600

250

230

c

4 100

2 400

200

220

c

5 700

3 100

250

230

T32-

a

4 400

1 800

200

220

T43-

a

7 700

2 300

250

230

b

4 400

2 100

200

220

b

4 450

2 700

250

230

c

4 400

2 500

200

220

c

4 100

3 200

250

230

T33-

a

4 900

1 800

200

220

T44-

a

8 200

2 300

250

230

b

4 900

2 100

200

220

b

4 600

2 700

250

230

c

4 900

2 500

200

220

c

4 250

3 200

250

230

T34-

a

5 400

1 900

200

220

T45-

a

7 800

2 400

250

230

b

5 400

2 200

200

220

b

4 400

2 800

250

230

c

5 400

2 600

200

220

c

4 050

3 300

250

230

T35-

a

5 900

2 000

200

220

b

5 900

2 300

200

220

c

4 400

2 600

200

220


38

A 5373

:2016

   

推奨仕様 B-2  表 3−中間セグメントの寸法 

単位  mm

種類

L

2

H

1

H

2

種類

L

2

H

1

H

2

M29-

a

M38-

a

9 000

2 100

200

220

b

b

9 000

2 400

200

220

c

7 000

2 300

200

220

c

9 000

2 800

200

220

M30-

a

M39-

a

9 000

2 100

250

230

b

7 000

2 000

200

220

b

9 000

2 500

250

230

c

7 000

2 400

200

220

c

9 000

2 900

250

230

M31-

a

7 800

1 700

200

220

M40-

a

9 500

2 100

250

230

b

7 000

2 000

200

220

b

9 000

2 500

250

230

c

7 800

2 400

200

220

c

6 300

3 000

250

230

M32-

a

8 000

1 800

200

220

M41-

a

9 500

2 200

250

230

b

8 000

2 100

200

220

b

6 500

2 600

250

230

c

8 000

2 500

200

220

c

6 300

3 000

250

230

M33-

a

8 000

1 800

200

220

M42-

a

9 500

2 200

250

230

b

8 000

2 100

200

220

b

6 500

2 600

250

230

c

8 000

2 500

200

220

c

6 300

3 100

250

230

M34-

a

8 000

1 900

200

220

M43-

a

9 500

2 300

250

230

b

8 000

2 200

200

220

b

5 000

2 700

250

230

c

8 000

2 600

200

220

c

5 100

3 200

250

230

M35-

a

8 000

2 000

200

220

M44-

a

9 500

2 300

250

230

b

8 000

2 300

200

220

b

5 100

2 700

250

230

c

9 000

2 600

200

220

c

5 200

3 200

250

230

M36-

a

8 000

2 000

200

220

M45-

a  10  100

2 400

250

230

b

8 000

2 300

200

220

b

5 300

2 800

250

230

c

9 000

2 700

200

220

c

5 400

3 300

250

230

M37-

a

8 000

2 000

200

220

省略

b

8 000

2 300

200

220

c

9 000

2 700

200

220

注記  中間セグメントは,橋げたが 3 セグメント(端部セグメント×2,中央セグメント)で構成

される場合は不要となる。よって,スパンが 25∼28 m(M25∼M28)と,29 m,30 m の一

部(M29-a,M29-b,M30-a)の種類は存在しない。


39

A 5373

:2016

推奨仕様 B-2  表 4−中央セグメントの寸法 

単位  mm

種類

L

3

H

1

H

2

種類

L

3

H

1

H

2

MD25-

a

9 500

1 400

200

220

MD36-

a

8 000

2 000

200

220

b

9 500

1 600

200

220

b

8 000

2 300

200

220

c

9 500

1 900

200

220

c

9 000

2 700

200

220

MD26-

a

9 500

1 400

200

220

MD37-

a

8 000

2 000

200

220

b  10 500

1 700

200

220

b

8 000

2 300

200

220

c  10 500

2 000

200

220

c

9 000

2 700

200

220

MD27-

a  10 500

1 400

200

220

MD38-

a

9 000

2 100

200

220

b  10 500

1 700

200

220

b

9 000

2 400

200

220

c  10 500

2 000

200

220

c

9 000

2 800

200

220

MD28-

a  10 500

1 500

200

220

MD39-

a

9 000

2 100

250

230

b  10 500

1 800

200

220

b

9 000

2 500

250

230

c  10 500

2 100

200

220

c

9 000

2 900

250

230

MD29-

a  11 500

1 600

200

220

MD40-

a

9 500

2 100

250

230

b  11 500

1 900

200

220

b

9 000

2 500

250

230

c

7 000

2 300

200

220

c

6 300

3 000

250

230

MD30-

a  11 000

1 700

200

220

MD41-

a

9 500

2 200

250

230

b

7 000

2 000

200

220

b

6 500

2 600

250

230

c

7 000

2 400

200

220

c

6 300

3 000

250

230

MD31-

a

8 000

1 700

200

220

MD42-

a

9 500

2 200

250

230

b

7 000

2 000

200

220

b

6 500

2 600

250

230

c

8 000

2 400

200

220

c

6 300

3 100

250

230

MD32-

a

8 000

1 800

200

220

MD43-

a

9 500

2 300

250

230

b

8 000

2 100

200

220

b

5 000

2 700

250

230

c

8 000

2 500

200

220

c

5 100

3 200

250

230

MD33-

a

8 000

1 800

200

220

MD44-

a

9 500

2 300

250

230

b

8 000

2 100

200

220

b

5 100

2 700

250

230

c

8 000

2 500

200

220

c

5 200

3 200

250

230

MD34-

a

8 000

1 900

200

220

MD45-

a  10  100

2 400

250

230

b

8 000

2 200

200

220

b

5 300

2 800

250

230

c

8 000

2 600

200

220

c

5 400

3 300

250

230

MD35-

a

8 000

2 000

200

220

b

8 000

2 300

200

220

c

9 000

2 600

200

220


40

A 5373

:2016

   

推奨仕様 B-2  表 5−寸法の許容差 

単位  mm

区分

許容差

長さ  L

1

L

3

±10

上幅  W

1

+10 
− 5

下幅  W

2

± 5

高さ  H

1

+10 
− 5

−  複数のセグメントが連結されて橋げたとして使用されるため,

製作時けた長(L')の許容差は,使用されるセグメントの総和

とし,±(L'−5)

,かつ,−30 mm 以内とする。

−  けた長(L')の単位は m とし,許容差の単位は mm とする。

B-2.5 

配筋 

橋げた用セグメントの配筋は,設計図書によるほか,次による。

a)

鉄筋のかぶりは,上フランジ部は 30 mm 以上,その他の部位は 35 mm 以上とする。

b)

鉄筋のあきは 20 mm 以上で,かつ,粗骨材の最大寸法の 4/3 倍以上とする。

c)

鉄筋は,コンクリートの付着を害する浮きさび,油などを取り除き,PC 鋼材を配置するシースととも

に正しい位置に固定される方法で組み立てる。

B-2.6 

コンクリートの品質 

コンクリートの品質は,B.6 による。

B-2.7 

コンクリートの圧縮強度試験 

コンクリートの圧縮強度試験は,B.7.1 による。

B-2.8 

検査 

B-2.8.1 

検査項目 

橋げた用セグメントの検査項目は,次による。

a) 

最終検査  最終検査項目は,次による。

1)

外観

2)

性能

3)

形状及び寸法

b) 

受渡検査  受渡検査項目は,次による。ただし,受渡当事者間の協議によって,省略することができ

る。

1)

外観

2)

形状及び寸法

B-2.8.2 

検査ロット 

橋げた用セグメントの検査ロットの大きさは,製品の特性,製造方法,製造数量,製造期間,受注数量

などを考慮し,最終検査は製造業者が定め,受渡検査は,受渡当事者間の協議によって購入者が定める。

ただし,検査ロットの大きさは橋げた 1 本とする。


41

A 5373

:2016

B-2.8.3 

検査方法 

橋げた用セグメントの検査方法は,次による。

a) 

最終検査  最終検査方法は,次による。

1) 

外観  外観の検査は,目視によって全数について行い,5.1 の規定に適合するものを合格とする。

2) 

性能  性能の検査は,B-2.7 によって行い,B-2.3 の規定に適合するものを合格とする。

3) 

形状及び寸法  形状及び寸法の検査は,全数について行い,B-2.4 の規定に適合するものを合格とす

る。

b) 

受渡検査  受渡検査方法は,次による。

1) 

外観  外観の検査は,a) 1)  に準じる。

2) 

形状及び寸法  形状及び寸法の検査は,a) 3)  に準じる。

B-2.9 

表示 

この規格の全ての要求事項に適合した橋げた用セグメントには,B.9 によって表示する。


42

A 5373

:2016

   

(参考)推奨仕様 B-2  橋げた用セグメントの設計手順 

橋げた用セグメントの一般的な設計手順及び主な設計項目を,次に示す。

設計の手順

主な設計項目

①  道路条件:道路規格,幅員構成,道路線形,勾配 
②  橋りょう条件:活荷重,橋長,スパン及びけた長,斜角 
③  使用材料: 
    コンクリート:設計基準強度,弾性係数,クリープ係数, 
                  乾燥収縮度,許容応力度 
    鋼材:使用鋼材の種類,機械的性質,弾性係数, 
          許容応力度 
④  設計に関わる施工条件の決定

①  セグメントの種類の決定 
②  分割個数,位置の決定 
③  配置間隔

①  荷重計算:死荷重,活荷重,添加物など 
②  床版スパン,厚さ 
③  断面諸定数の算出 
④  鋼材配置 
⑤  断面力の算出 
⑥  曲げに対する検討

①  主げたの断面形状 
②  断面諸定数の算出 
③  荷重計算,荷重組合せ 
④  断面力の算出 
⑤  PC 鋼材の配置,プレストレスの計算 
⑥  曲げに対する検討 
⑦  せん断に対する検討 
⑧  ねじりに対する検討(斜角が小さい場合) 
⑨  接合部の検討 
⑩  せん断キーの検討

①  横げたの形状 
②  断面諸定数の算出 
③  荷重計算,荷重組合せ 
④  断面力の算出 
⑤  PC 鋼材の配置,プレストレスの計算 
⑥  曲げに対する検討

①  鋼材のかぶり,あき 
②  定着具の最小間隔

①  反力,移動量の算出 
②  支承の設計 
③  落橋防止システムの設計

①  つり上げ時の検討 
②  運搬時の検討

スタート

床版の設計

主げたの設計

横げたの設計

構造細目の検討

附属物の設計

架設時の検討

終了

セグメントの分割個数及び位置の決定

設計条件の設定


43

A 5373

:2016

推奨仕様 B-3

合成床版用プレキャスト板

B-3.1 

概要 

この推奨仕様は,

附属書 のうち,橋りょう類 I 類の合成床版用プレキャスト板(以下,合成床版用プ

レキャスト板という。

)について記載する。

B-3.2 

種類 

合成床版用プレキャスト板の種類は,スパンによって

推奨仕様 B-3  表 のとおり区分する。

推奨仕様 B-3  表 1−合成床版用プレキャスト板の種類及び曲げひび割れ耐力 

種類

プレキャスト板

のスパン

mm

板厚

mm

曲げひび割れ耐力

kN

・m

PCC

−70−1 1

450

70

6.6

PCC

−70−2 1

750

70

7.5

PCC

−80 2

050

80

10.1

PCC

−90 2

200

90

13.0

PCC

−100 2

600

100

16.3

PCC

−110 2

800

110

19.9

PCC

−120 3

000

120

22.3

B-3.3 

性能 

合成床版用プレキャスト板の要求性能は,曲げひび割れ耐力とし,

推奨仕様 B-3  表 に規定する曲げひ

び割れ耐力を用いて B.7.2 によって算出したひび割れ荷重を加えたとき,

ひび割れが発生してはならない。

B-3.4 

形状,寸法及び寸法の許容差 

合成床版用プレキャスト板の形状,寸法及び寸法の許容差は,

推奨仕様 B-3  図 及び推奨仕様 B-3  表 2

による。プレキャスト板の上面には,プレキャスト板と場所打ちコンクリートとが一体化となるための適

切な凹凸を設け,板厚は凹凸の中間とする。

なお,B.4 に規定する範囲で基準寸法を変更した場合,購入者の要求があったときは,製造業者は,そ

の合成床版用プレキャスト板が

表 B.3 に適合していることを示す設計図書又は性能試験の資料を提示しな

ければならない。

注記  受渡当事者間の協議によって,合成床版用プレキャスト板としての性能を損なわない範囲で必

要な附属物を設けたり,又は適切な加工をすることができる。


44

A 5373

:2016

   

単位  mm

推奨仕様 B-3  図 1−合成床版用プレキャスト板の形状及び寸法 

推奨仕様 B-3  表 2−寸法の許容差 

単位  mm

区分

許容差

長さ(橋軸直角方向)

+10

− 5

幅(橋軸方向)

+ 5 
− 3

厚さ(凸部)

+ 5 
− 2

板の側面の直線性

± 3

板の端面の直角性

±10

B-3.5 

配筋 

合成床版用プレキャスト板の配筋は,設計図書によるほか,次による。

a)

鉄筋及び PC 鋼材のかぶりは,25 mm 以上とする。

b)

鉄筋及び PC 鋼材のあきは 20 mm 以上で,

PC

鋼材については,

直径の 3 倍以上のあきを確保し,

かつ,

粗骨材の最大寸法の 4/3 倍以上とする。

c)

鉄筋及び PC 鋼材は,コンクリートの付着を害する浮きさび,油などを取り除き,正しい位置に固定

される方法で組み立てる。

B-3.6 

コンクリートの品質 

コンクリートの品質は,B.6 による。

B-3.7 

製品の曲げ耐力試験 

製品の曲げ耐力試験は,B.7.2 によるものとし,載荷は幅 10∼15 cm 程度の鋼板と適切な径の丸鋼を用い

て,荷重が均等に分布されるようにする。

B-3.8 

検査 

B-3.8.1 

検査項目 

合成床版用プレキャスト板の検査項目は,次による。

a) 

最終検査  最終検査項目は,次による。


45

A 5373

:2016

1)

外観

2)

性能

3)

形状及び寸法

b) 

受渡検査  受渡検査項目は,次による。ただし,受渡当事者間の協議によって,省略することができ

る。

1)

外観

2)

形状及び寸法

B-3.8.2 

検査ロット 

合成床版用プレキャスト板の検査ロットの大きさは,製品の特性,製造方法,製造数量,製造期間,受

注数量などを考慮し,最終検査は製造業者が定め,受渡検査は,受渡当事者間の協議によって購入者が定

める。ただし,検査ロットの大きさは,20 製造ライン又は端数を 1 ロットとしてもよい。

B-3.8.3 

検査方法 

合成床版用プレキャスト板の検査方法は,次による。

a) 

最終検査  最終検査方法は,次による。

1) 

外観  外観の検査は,目視によって全数について行い,5.1 の規定に適合するものを合格とする。

2) 

性能  性能の検査は,1 ロットの合成床版用プレキャスト板から 2 枚の板を抜き取り,B-3.7 によっ

て行い,2 枚とも B-3.3 の規定に適合すれば,そのロットを合格とし,2 枚とも適合しなければその

ロットを不合格とする。2 枚のうち 1 枚だけ規定に適合しないときは,そのロットの残り全数につ

いて試験を行い,規定に適合すれば,合格とする。

3) 

形状及び寸法  形状及び寸法の検査は,1 ロットの合成床版用プレキャスト板のうち,任意の 2 製

造ラインから 1 枚ずつ計 2 枚の板を抜き取って行い,2 枚とも B-3.4 の規定に適合すれば,そのロッ

トを合格とし,1 枚でも規定に適合しなければ,更に別の 4 製造ラインから 1 枚ずつ計 4 枚の板を

抜き取って検査する。4 枚とも規定に適合すれば,不適合品を出した製造ラインを除く全てのライ

ンを合格とし,4 枚のうち 1 枚でも規定に適合しないときは,そのロットの残りについて全数検査

を実施する。

なお,適合しなかった板を出した製造ラインについては,更に 2 枚抜き取って検査を行い,2 枚

とも適合した場合は,不適合品を除く全数を合格とする。1 枚でも不適合品を出した場合は,その

製造ラインの全数検査を実施する。

b) 

受渡検査  受渡検査方法は,次による。

1) 

外観  外観の検査は,a) 1)  に準じる。

2) 

形状及び寸法  形状及び寸法の検査は,a) 3)  に準じる。

B-3.9 

表示 

この規格の全ての要求事項に適合した合成床版用プレキャスト板には,B.9 によって表示する。


46

A 5373

:2016

   

(参考)推奨仕様 B-3  合成床版用プレキャスト板の設計手順 

合成床版用プレキャスト板の一般的な設計手順及び主な設計項目を,次に示す。

設計の手順

主な設計項目

①  床版条件:主げた間隔,プレキャスト床版のスパン, 
              プレキャスト床版厚,舗装厚 
②  使用材料: 
    コンクリート:設計基準強度,弾性係数,クリープ係数, 
                  乾燥収縮度,許容応力度 
    鋼材:使用鋼材の種類,機械的性質,弾性係数, 
          許容応力度 
③  設計に関わる施工条件の決定

①  PC 板の種類の決定

①  PC 板の断面形状 
②  断面諸定数の算出 
③  荷重計算,荷重組合せ 
④  断面力の算出 
⑤  PC 鋼材の配置,プレストレスの計算 
⑥  曲げに対する検討

①  合成床版の断面形状 
②  断面諸定数の算出 
③  荷重計算,荷重組合せ 
④  断面力の算出 
⑤  PC 鋼材の配置,プレストレスの計算 
⑥  曲げに対する検討

①  鋼材のかぶり,あき

①  つり上げ時の検討 
②  運搬時の検討 
③  場所打ちコンクリート打設時の検討

スタート

PC

板の設計

合成床版の設計

構造細目の検討

施工時の検討

終了

PC

板の種類の決定

設計条件の設定


47

A 5373

:2016

推奨仕様 B-4

道路橋用プレキャスト床版

B-4.1 

概要 

この推奨仕様は,

附属書 のうち,橋りょう類 I 類の道路橋用プレキャスト床版(以下,プレキャスト

床版という。

)について記載する。

B-4.2 

種類 

プレキャスト床版の種類は,床版の長さによって,

推奨仕様 B-4  表 のとおり区分する。

推奨仕様 B-4  表 1−プレキャスト床版の種類及び曲げひび割れ耐力 

種類

床版の

長さ

mm

主げた数

主げた

間隔

mm

標準

張出し長

mm

床版の厚さ  mm

曲げひび割れ耐

kN

・m

スパン

中央部

H

1

支点部

H

2

PDS2

− 7.9

  7 900

2

4 000

1 950

250

350

142

PDS2

−  8.9

  8 900

4 100

2 400

250

350

127

PDS2

−  9.4

  9 400

4 400

2 500

260

360

137

PDS2

−  9.9

  9 900

4 700

2 600

270

370

152

PDS2

−10.4

10 400

5 000

2 700

280

380

161

PDS2

−11.2

11 200

5 600

2 800

310

410

198

PDS2

−11.7

11 700

6 000

2 850

320

420

219

PDS3

−12.2 12

200

3

4 700

1 400

240

340

185

PDS3

−12.7

12 700

4 900

1 450

240

340

185

PDS3

−13.2

13 200

5 100

1 500

240

340

198

PDS3

−13.5

13 500

5 200

1 550

240

340

198

PDS3

−13.7

13 700

5 300

1 550

250

350

206

PDS3

−14.0

14 000

5 400

1 600

250

350

206

PDS3

−14.5

14 500

5 600

1 650

260

360

215

PDS3

−14.7

14 700

5 700

1 650

260

360

215

PDS3

−15.0

15 000

5 800

1 700

260

360

229

PDS3

−15.2

15 200

5 900

1 700

260

360

229

PDS3

−15.5

15 500

6 000

1 750

270

370

238

PDS4

−16.0 16

000

4

4 400

1 400

240

340

162

PDS4

−16.5

16 500

4 500

1 500

240

340

162

PDS4

−17.0

17 000

4 600

1 600

240

340

162

PDS4

−17.5

17 500

4 700

1 700

240

340

174

PDS4

−18.5

18 500

5 000

1 750

240

340

187

曲線橋などに適用する場合には,次によってよい。

a)

使用する張出し長を,標準張出し長より 0.3 m 以内で左右に振り分ける。

b)

使用する床版幅の変化は,0.1 m 以内とする。

c)

スパン中央部(H

1

)及び支点部(H

2

)は,

推奨仕様 B-4  図 による。


48

A 5373

:2016

   

単位  mm

推奨仕様 B-4  図 1−プレキャスト床版の形状及び寸法(橋軸直角方向) 

B-4.3 

性能 

プレキャスト床版の要求性能は,曲げひび割れ耐力とし,

推奨仕様 B-4  表 に示す曲げひび割れ耐力を

用いて B.7.2 によって算出した曲げひび割れ荷重を加えたとき,ひび割れが発生してはならない。

B-4.4 

形状,寸法及び寸法の許容差 

プレキャスト床版の形状,寸法及び寸法の許容差は,

推奨仕様 B-4  図 及び推奨仕様 B-4  表 による。

なお,B.4 に規定する範囲で基準寸法を変更した場合,購入者の要求があったときは製造業者は,その

プレキャスト床版が

表 B.3 に適合していることを示す設計図書又は性能試験の資料を提示しなければなら

ない。

注記  受渡当事者間の協議によって,プレキャスト床版としての性能を損なわない範囲で必要な附属

物を設けたり,又は適切な加工をすることができる。

単位  mm

推奨仕様 B-4  図 2−プレキャスト床版の形状及び寸法(橋軸方向) 


49

A 5373

:2016

推奨仕様 B-4  表 2−寸法の許容差 

単位  mm

項目

許容差

床版の長さ

+20 
   0

床版の幅

+ 5

−10

床版の厚さ

+10

   0

B-4.5 

配筋 

プレキャスト床版の配筋は,設計図書によるほか,次による。

a)

鉄筋及び PC 鋼材のかぶりは,25 mm 以上とする。

b)

鉄筋及び PC 鋼材のあきは 20 mm 以上で PC 鋼材については,直径の 3 倍以上のあきを確保し,かつ,

粗骨材の最大寸法の 4/3 倍以上とする。

c)

鉄筋及び PC 鋼材は,コンクリートの付着を害する浮きさび,油などを取り除き,正しい位置に固定

される方法で組み立てる。

d)

床版上面の鉄筋及び PC 鋼材のかぶりは,間詰部を考慮して,30 mm 以上とするのが望ましい。

B-4.6 

コンクリートの品質 

コンクリートの品質は,B.6 による。

B-4.7 

製品の曲げ耐力試験 

製品の曲げ耐力試験は,B.7.2 によるものとし,載荷は幅約 10∼15 cm 程度の鋼板と適切な径の丸鋼を用

いて,荷重が均等に分布されるようにする。

B-4.8 

検査 

B-4.8.1 

検査項目 

プレキャスト床版の検査項目は,次による。

a) 

最終検査  最終検査項目は,次による。

1)

外観

2)

性能

3)

形状及び寸法

b) 

受渡検査  受渡検査項目は,次による。ただし,受渡当事者間の協議によって,省略することができ

る。

1)

外観

2)

形状及び寸法

B-4.8.2 

検査ロット 

プレキャスト床版の検査ロットの大きさは,製品の特性,製造方法,製造数量,製造期間,受注数量な

どを考慮し,最終検査は製造業者が定め,受渡検査は,受渡当事者間の協議によって購入者が定める。た

だし,検査ロットの大きさは,400 枚又は端数を 1 ロットとしてもよい。


50

A 5373

:2016

   

B-4.8.3 

検査方法 

プレキャスト床版の検査方法は,次による。

a) 

最終検査  最終検査方法は,次による。

1) 

外観  外観の検査は,目視によって全数について行い,5.1 の規定に適合するものを合格とする。

2) 

性能  性能の検査は,1 ロットのプレキャスト床版から 2 枚を抜き取り,B-4.7 によって行い,2 枚

とも B-4.3 の規定に適合すれば,そのロットを合格とし,2 枚とも適合しなければそのロットを不合

格とする。2 枚のうち 1 枚だけ規定に適合しないときは,そのロットの残り全数について試験を行

い,規定に適合すれば合格とする。

3) 

形状及び寸法  形状及び寸法の検査は,全数について行い,B-4.4 の規定に適合するものを合格とす

る。

b) 

受渡検査  受渡検査方法は,次による。

1) 

外観  外観の検査は,a) 1)  に準じる。

2) 

形状及び寸法  形状及び寸法の検査は,a) 3)  に準じる。

B-4.9 

表示 

この規格の全ての要求事項に適合したプレキャスト床版には,B.9 によって表示する。


51

A 5373

:2016

(参考)推奨仕様 B-4  プレキャスト床版の設計手順 

プレキャスト床版の一般的な設計手順及び主な設計項目を,次に示す。

設計の手順

主な設計項目

①  床版条件:主げた間隔,プレキャスト床版のスパン, 
              プレキャスト床版厚,舗装厚 
②  使用材料: 
    コンクリート:設計基準強度,弾性係数,クリープ係数, 
                  乾燥収縮度,許容応力度 
    鋼材:使用鋼材の種類,機械的性質,弾性係数, 
          許容応力度 
③  設計に関わる施工条件の決定

①  プレキャスト床版の断面形状 
②  断面諸定数の算出 
③  荷重計算,荷重組合せ 
④  断面力の算出 
⑤  PC 鋼材の配置,プレストレスの計算 
⑥  曲げに対する検討

①  断面力の算出 
②  鉄筋の配置 
③  曲げに対する検討 
④  ループ継手の設計

①  鋼材のかぶり,あき

①  つり上げ時の検討 
②  運搬時の検討

スタート

プレキャスト床版の設計

(橋軸直角方向)

構造細目の検討

施工時の検討

終了

設計条件の設定

プレキャスト床版の設計

(橋軸方向)


52

A 5373

:2016

   

附属書 C 
(規定)

擁壁類

C.1 

概要 

この附属書は,主として護岸及び土留め壁に用いる擁壁類の I 類及び II 類について規定する。

なお,ここに規定するプレキャストプレストレストコンクリート製のプレストレストコンクリート矢板

(以下,矢板という。

)は,用排水路類についても適用できる。

C.2 

種類 

擁壁類の種類は,

表 C.1 とする。

なお,I 類は,

表 C.2 による。

表 C.1−擁壁類の種類 

大分類

小分類

擁壁類

PC

壁体

矢板

その他

表 C.2−擁壁類 類の種類 

種類

詳細

形状による区分

矢板

平形

推奨仕様 C-1 による。

溝形

波形

C.3 

性能 

擁壁類の要求性能及び性能照査方法は,次による。

a) I

類に区分される製品  製品の性能は,推奨仕様 C-1 の規定に適合しなければならない。

b) II

類に区分される製品  製品の性能は,JIS A 5362 の箇条 及び箇条 の規定に従い受渡当事者間の

協議によって定める。一般には

表 C.3 の規定によってもよい。


53

A 5373

:2016

表 C.3−擁壁類の性能及び性能照査方法 

性能項目

性能

性能照査方法

使用性

使用時に想定される荷重によって所定の機能を失わず,快

適に使用できなければならない。

設計図書,C.7 又は実績によ

る。

安全性

a)

設計上想定される荷重によって,破壊してはならない。

設計図書,C.7 又は実績によ
る。

耐久性

b)

想定される作用によるひび割れ,材料の経時的な低下など
によって,所要の性能を損なってはならない。

設計図書又は実績による。

施工性

有害な変状を生じることなく運搬,据付,組立,接合など

の作業を安全かつ容易に行うことができなければならな

い。

設計図書又は実績による。

a)

安全性の照査は,購入者から要求があった場合に行う。

b)

耐久性の照査は,水セメント比,又は水セメント比及び空気量が同等,かつ,鉄筋などのかぶりが同等で製

造方法が同様の製品の実績によってもよい。

C.4 

形状,寸法及び寸法の許容差 

擁壁類の形状,寸法及び寸法の許容差は,次による。ただし,I 類は,設計思想に差がなく,性能,及

び性能照査方法が同じであれば,所要の性能を満足する範囲で購入者の要求によって基準寸法を±10 %の

範囲で変更することができる。

a) 

形状  矢板の形状例を,図 C.1,図 C.2 及び図 C.3 に示す。

単位  mm

図 C.1−矢板(平形)の形状例 


54

A 5373

:2016

   

図 C.2−矢板(溝形)の形状例 

図 C.3−矢板(波形)の形状例 


55

A 5373

:2016

b) 

寸法及び寸法の許容差  I 類に区分される製品の寸法及び寸法の許容差は,表 C.4 による。II 類に区分

される製品の寸法及び寸法の許容差は,受渡当事者間の協議による。

なお,先端部の寸法は,規定しない。

表 C.4−矢板の寸法及び寸法の許容差 

単位  mm

種類

高さ

厚さ

長さ

矢板

平形

寸法 500

50

∼220

− 2

000

∼14 000

許容差

+5

−2

+5

−2

±30

寸法 996

50

∼220

− 2

000

∼14 000

許容差

+7

−2

+7

−2

±30

溝形

寸法 996

90

∼350 45∼100 2

000

∼14 000

許容差

+7

−2

+7

−2

+7

−2

±30

波形

寸法 996,1 246

120

∼1 200

60

∼130 3

000

∼25 000

許容差

+7

−2

+7

−2

+7

−2

±30

注記 1  面には,面取りを施してもよい。 
注記 2  頭部,先端部,継手部の形状並びにつり孔の有無及び位置は,受渡当事者間の協議によって適宜変更

することができる。

注記 3  受渡当事者間の協議によって,矢板としての性能を損なわない範囲で,必要な附属物を設けたり,加

工をすることができる。

注記 4  許容差の詳細は,推奨仕様 C-1 による。

C.5 

配筋 

配筋(PC 鋼材及び鉄筋の位置)は,JIS A 5364 及び設計図書による。ただし,受渡当事者間の合意に基

づき,製品の性能(C.3 の規定を含む。

)を損なわない範囲で,推奨仕様以外の配筋(PC 鋼材及び鉄筋の

位置)を採用しても差し支えない。また,矢板の配筋は,C.3 を満足する配筋(PC 鋼材及び鉄筋の位置)

を製品ごとに製造業者が定める。

C.6 

コンクリートの品質 

C.6.1 

材料及び製造方法 

コンクリートに使用する材料及び製造方法は,箇条 による。

C.6.2 

圧縮強度 

コンクリートの圧縮強度は,所定の材齢及びプレストレス導入時において,

表 C.5 の値を満足しなけれ

ばならない。

なお,II 類は,受渡当事者間の協議による。


56

A 5373

:2016

   

表 C.5−コンクリートの圧縮強度 

単位  N/mm

2

種類

所定の材齢

プレストレス導入時

矢板 70 以上 35 以上

注記  コンクリートの圧縮強度は,JIS A 5364 の附属書 によることができる。

C.7 

試験方法 

C.7.1 

コンクリートの圧縮強度試験 

コンクリートの圧縮強度試験は,JIS A 1108 による。

なお,供試体は製品と同一養生を行ったもの,又はその他適切な方法によって管理したものとする。

C.7.2 

製品の曲げ耐力試験 

製品の曲げ耐力試験は,JIS A 5363 に規定する曲げ耐力試験方法による。

C.8 

検査 

検査は,JIS A 5365 によるほか,次による。

a) 

最終検査  擁壁類の最終検査は,外観,性能,形状及び寸法について行い,次による。

1) 

外観  外観については,製品の特性,製造方法,製造数量などを考慮して,全数検査又は抜取検査

とする。

2) 

性能,形状及び寸法  性能,形状及び寸法については,抜取検査とする。

性能を代用特性として供試体で行う場合には,製品との相関を得ておかなければならない。

3) 

検査ロットの大きさ  検査ロットの大きさは,製品の特性,製造方法,製造数量,製造期間,受注

数量などを考慮し製造業者が定める。

検査ロットは,製品の特性,使用材料,コンクリートの配合,製造方法などが同じものとする。

b) 

受渡検査  擁壁類の受渡検査は,外観,形状及び寸法について行う。検査ロットの大きさ及び抜取方

式は,受渡当事者間の協議によって,購入者が定める。ただし,受渡当事者間の協議によって,省略

することができる。

C.9 

表示 

擁壁類には,JIS A 5361 によって,次の事項を表示する。

a)

種類又はその略号

b)

製造業者名又はその略号

c)

製造年月日又はその略号

C.10 

その他(推奨仕様) 

擁壁類の I 類を,

表 C.6 に示す。

表 C.6−推奨仕様 

構造別製品群規格

推奨仕様

JIS A 5373 

附属書 C  擁壁類

推奨仕様 C-1  プレストレストコンクリート矢板


57

A 5373

:2016

推奨仕様 C-1

プレストレストコンクリート矢板

C-1.1 

概要 

この推奨仕様は,

附属書 のうち,擁壁類 I 類のプレストレストコンクリート矢板(以下,矢板という。)

について記載する。

C-1.2 

種類 

矢板の種類は,形状,寸法及び限界ひび割れ幅耐力によって,

推奨仕様 C-1  表 1,推奨仕様 C-1  表 2

推奨仕様 C-1  表 3,推奨仕様 C-1  表 又は推奨仕様 C-1  表 のとおり区分する。

推奨仕様 C-1  表 1−平形(呼び幅 500 mm 

種類

限界ひび割

れ幅耐力

kN

・m

終局曲げ

耐力

kN

・m

長さ(L

m

mm mm

1

当た

1 m

当た

1

当た

1 m

当た

2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 5.5 6.0 6.5 7.0 7.5 8.0 9.0 10.0 11.0 12.0 13.0 14.0

SF 50H   50  500  2.7

5.4

5.4  10.8  ○  ○

SF 60H   60

4.0

8.0

8.0  16

SF 70H

70   5.5 11  11  22

SF 80H   80

7.5  15

15

30

SF 90H   90

10

20

20

40

SF100H  100   11  22  22  44

SF110H  110   15  30  30  60

SF120H  120   18  36  36  72

○  ○

SF130H  130   22  44  44  88

○  ○

SF140H  140   25  50  50 100

○  ○

SF150H  150   29  58  58 116

○  ○  ○

SF160H  160   34  68  68 136

○  ○  ○

SF180H  180   42  84  84 168

○  ○  ○  ○

SF190H  190   45  90  90 180

○  ○  ○  ○

SF200H  200   51  102  102 204

○  ○  ○  ○  ○

SF220H  220   65  130  130 260

○  ○  ○

注記  この形状の矢板には,断面に圧縮側と引張側との区別がない。


58

A 5373

:2016

   

推奨仕様 C-1  表 2−平形(呼び幅 1 000 mm 

種類  高

mm

製品

mm

限界ひび割

れ幅耐力

kN

・m

終局曲げ

耐力

kN

・m

長さ(L

m

2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 5.5 6.0 6.5 7.0 7.5 8.0 9.0 10.0

11.0

12.0 13.0 14.0

SF 50    50  996

5.4

10.8

○  ○  ○

SF 60    60

8.0

16

○  ○

SF 70    70

11

22

○  ○

SF 80    80

15

30

SF 90    90

20

40

SF100 100

22

44

SF110 110

30

60

SF120

120

36

72    

○  ○

SF130

130

44

88    

○  ○

SF140

140

50

100    

○  ○

SF150

150

58

116      

○  ○  ○

SF160

160

68

136      

○  ○  ○

SF180

180

84

168         

○  ○  ○  ○

SF190

190

90

180         

○  ○  ○  ○

SF200

200

  102

204         

○  ○  ○  ○  ○

SF220

220

  130

260              

○  ○  ○

注記  この形状の矢板には,断面に圧縮側と引張側との区別がない。


59

A 5373

:2016

推奨仕様 C-1  表 3−溝形(呼び幅 1 000 mm 

種類

製品

限界ひ

び割れ

幅耐力

終局曲

げ耐力

長さ(L

m

 mm

mm

mm

kN

・m kN・m  2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 5.5 6.0 6.5 7.0 7.5 8.0 8.5 9.0 9.5 10.0 11.0 12.0 13.0 14.0

SC 90A   90  45  996

5.9

11.8

○  ○  ○ ○ ○ ○

SC 90B

8.9

17.8

○  ○ ○ ○ ○ ○

SC 90C

12

24

○  ○ ○ ○ ○ ○

SC120

120

50   15  30   

○ ○ ○ ○ ○ ○

SC150A

150

60   21  42   

○ ○ ○ ○ ○ ○

SC150B

      28  56   

○ ○ ○ ○ ○ ○

SC175

175

    35  70   

○ ○ ○ ○ ○ ○

SC200A

200

70   41  82   

○ ○ ○ ○ ○ ○

SC200B

      53  106   

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

SC230

230

    63  126   

○ ○ ○ ○ ○ ○  ○

SC255A

255

    83  166   

○ ○ ○ ○ ○  ○  ○  ○

SC255B

     100  200   

○ ○ ○  ○  ○  ○  ○

SC275A

275

   120  240   

○ ○ ○  ○  ○  ○  ○

SC275B

     140  280   

○  ○  ○  ○  ○

SC300

300

100  160  320   

○  ○  ○

SC350

350

   190  380   

○  ○  ○

注記  この形状の矢板には,断面に圧縮側と引張側との区別がある。


60

A 5373

:2016

   

推奨仕様 C-1  表 4−波形(呼び幅 1 000 mm 

種類

限界ひ

び割れ

幅耐力

終局曲

げ耐力

長さ(L

m

 mm

mm

mm

kN

・m kN・m 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 5.5 6.0 6.5 7.0 7.5 8.0 8.5 9.0 9.5 10.0 11.0 12.0 13.0 14.0 15.0 16.0 17.0 18.0 19.0 20.0 21.0

SW120 120

60

996  15

30

○  ○  ○  ○  ○  ○ ○ ○ ○

SW160 160

80

20

40

○  ○  ○  ○ ○ ○ ○ ○ ○

SW180 180

31

62

○  ○  ○  ○ ○ ○ ○ ○ ○

SW225 225

100

42

84

○  ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

SW250

250

   55  110

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

SW275

275

   73  146

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

SW300

300

110

  94  188

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

SW325A

325

   120  240

○ ○ ○ ○ ○

○ ○

SW325B

    130  260

○ ○ ○ ○ ○

○  ○

SW350A

350

120

  160  320

○ ○ ○

○  ○  ○

SW350B

    170  340

○ ○

○  ○  ○

SW400A

400

   200  400

○ ○

○  ○  ○  ○

SW400B

    230  460

○ ○

○  ○  ○  ○

SW450A

450

   270  540

○ ○

○  ○  ○  ○  ○

SW450B

    310  620

○ ○  ○  ○  ○  ○

SW500A

500

   350  700

○ ○  ○  ○  ○  ○

SW500B

    400  800

○  ○  ○  ○  ○  ○

SW600A

600

   500 1

000

○  ○  ○  ○  ○  ○

SW600B

    590 1

180

○  ○  ○  ○  ○

○ ○

注記  この形状の矢板には,断面に圧縮側と引張側との区別がない。


61

A 5373

:2016

推奨仕様 C-1  表 5−波形(呼び幅 1 250 mm 

種類

高さ

厚さ

製品

限界ひ

び割れ

幅耐力

終局曲

げ耐力

長さ(L

m

 mm

mm

mm

kN

・m

kN

・m  8.0 8.5 9.0 9.5 10.0 11.0 12.0 13.0 14.0 15.0 16.0 17.0 18.0 19.0 20.0 21.0 22.0 23.0 24.0 25.0

SW 350W

350  130  1 246

133

266

○  ○  ○ ○ ○

SW 400W

400

179

358

○ ○ ○

SW 450W

450

230

460

SW 500W

500

287

574

SW 550W

550

325

650

○  ○

SW 600W

600

389

778

○  ○  ○

SW 650W

650

430

860

○  ○  ○  ○

SW 700W

700

500

1 000

○  ○  ○  ○  ○

SW 750W

750

543

1 086

○  ○  ○  ○  ○

SW 800W

800

619

1 238

○  ○  ○  ○  ○

SW 850W

850

664

1 328

○  ○  ○  ○  ○

SW 900W

900

747

1 494

○  ○  ○  ○  ○

SW 950W

950

794

1 588

○  ○  ○  ○  ○

SW1000W  1 000

884

1 768

○  ○  ○  ○  ○

SW1050W  1 050

933

1 866

○  ○  ○  ○  ○

SW1100W  1 100

1 029

2 058

○  ○  ○  ○  ○

SW1150W  1 150

1 081

2 162

○  ○  ○  ○  ○

SW1200W  1 200

1 183

2 366

○  ○  ○  ○  ○

注記  この形状の矢板には,断面に圧縮側と引張側との区別がない。

C-1.3 

性能 

矢板の性能は,次による。

C-1.3.1 

限界ひび割れ幅耐力 

矢板の限界ひび割れ幅耐力(ひび割れ幅 0.05 mm 以下)は,

推奨仕様 C-1  表 1,推奨仕様 C-1  表 2,推

奨仕様 C-1  表 3,推奨仕様 C-1  表 又は推奨仕様 C-1  表 に規定する値以上とする。

C-1.3.2 

終局曲げ耐力 

矢板の終局曲げ耐力は,限界ひび割れ幅耐力の 2 倍に相当する値とし,

推奨仕様 C-1  表 1,推奨仕様

C-1 

表 2,推奨仕様 C-1  表 3,推奨仕様 C-1  表 又は推奨仕様 C-1  表 に規定する値以上とする。

C-1.4 

形状,寸法及び寸法の許容差 

矢板の形状は,

推奨仕様 C-1  図 1,推奨仕様 C-1  図 2,推奨仕様 C-1  図 3,又は推奨仕様 C-1  図 によ

る。

寸法及び寸法の許容差は,

推奨仕様 C-1  表 1,推奨仕様 C-1  表 2,推奨仕様 C-1  表 3,推奨仕様 C-1  

4

推奨仕様 C-1  表 及び推奨仕様 C-1  表 による。

反りの許容差は,

推奨仕様 C-1  表 による。

なお,C.4 に規定する範囲で基準寸法を変更した場合,購入者の要求があったときには製造業者は,そ

の矢板が

表 C.3 の規定に適合していることを示す設計図書又は性能試験の資料を提示しなければならない。


62

A 5373

:2016

   

単位  mm

推奨仕様 C-1  図 1−平形の形状 

推奨仕様 C-1  図 2−溝形の形状(高さ 90120 mm 


63

A 5373

:2016

推奨仕様 C-1  図 3−溝形の形状(高さ 150350 mm 

推奨仕様 C-1  図 4−波形の形状 


64

A 5373

:2016

   

推奨仕様 C-1  表 6−矢板の寸法及び寸法の許容差 

単位  mm

種類

高さ

厚さ

長さ

平形

寸法 500  50∼220

− 2

000

∼14 000

許容差

+5 
−2

+5 
−2

±30

平形

寸法 996  50∼220

− 2

000

∼14 000

許容差

+7 
−2

+7 
−2

±30

溝形

寸法 996  90∼350 45∼100 2

000

∼14 000

許容差

+7 
−2

+7 
−2

+7 
−2

±30

波形

寸法 996,1 246

120

∼1 200

60

∼130 3

000

∼25 000

許容差

+7 
−2

+7 
−2

+7 
−2

±30

推奨仕様 C-1  表 7−矢板の反りの許容差 

単位  mm

反り

L≦7 000

10

L>7 000

15

C-1.5 

配筋 

矢板の配筋は,次による。

a)

鉄筋のかぶりは,12 mm 以上とする。

b) PC

鋼材のかぶりは,15 mm 以上とする。

C-1.6 

コンクリートの品質 

コンクリートの品質は,C.6.2 による。

C-1.7 

試験方法 

C-1.7.1 

コンクリートの圧縮強度試験 

コンクリートの圧縮強度試験は,C.7.1 による。

C-1.7.2 

製品の曲げ耐力試験 

矢板の曲げ耐力試験は,

推奨仕様 C-1  図 5,推奨仕様 C-1  図 又は推奨仕様 C-1  図 に示す載荷方法

によって行い,C-1.3.1 の限界ひび割れ幅耐力に相当する荷重を載荷したとき,

推奨仕様 C-1  図 5,推奨仕

様 C-1  図 又は推奨仕様 C-1  図 に示すひび割れ幅測定点において幅 0.05 mm を超えるひび割れの有無

を調べる。さらに,C-1.3.2 の終局曲げ耐力まで載荷し破壊しないことを確認する。

積載荷重は,次の式によって算出する。

g

W

l

M

F

=

6

ここに,

F: 載荷荷重(kN)

M: 限界ひび割れ幅耐力(kN・m)

l: スパン(m)lL/2,bl/3 とする。

ただし,が 10 より小さいときは,l=10 とする。


65

A 5373

:2016

H:矢板の高さ(m)

W: 載荷ビーム,荷重として加わる丸鋼及び鋼板の総質量(t)

ただし,載荷ビームが試験機と一体構造となっている場合は,
載荷ビームの質量は含まない。

g: 重力加速度(9.81 m/s

2

とする)

単位  mm

推奨仕様 C-1  図 5−矢板の曲げ耐力試験方法(平形) 


66

A 5373

:2016

   

単位  mm

推奨仕様 C-1  図 6−矢板の曲げ耐力試験方法(溝形) 


67

A 5373

:2016

単位  mm

a)

ゴム板などは,支点及び載荷点の不陸の影響を吸収又は調整することができる程度の硬さ,厚さ及び幅のもの

がよい。ゴム板のほかにはモルタルが用いられることがある。

推奨仕様 C-1  図 7−矢板の曲げ耐力試験方法(波形) 

C-1.8 

検査 

C-1.8.1 

検査項目 

矢板の検査項目は,次による。

a) 

最終検査  最終検査項目は,次による。

1)

外観

2)

性能

3)

形状及び寸法

b) 

受渡検査  受渡検査項目は,次による。ただし,受渡当事者間の協議によって,省略することができ


68

A 5373

:2016

   

る。

1)

外観

2)

形状及び寸法

C-1.8.2 

検査ロット 

矢板の検査ロットの大きさは,製品の特性,製造方法,製造数量,製造期間,受注数量などを考慮し,

最終検査は製造業者が定め,受渡検査は,受渡当事者間の協議によって購入者が定める。ただし,検査ロ

ットの大きさは,1 000 枚又は端数を 1 ロットとしてもよい。

C-1.8.3 

検査方法 

矢板の検査方法は,次による。

a) 

最終検査  最終検査方法は,次による。

1) 

外観  外観の検査は,1 ロットにつき任意に抜き取ったものについて行い,5.1 の規定に適合するも

のを合格とする。この検査で 1 枚でも適合しないときは,そのロットの残り全数について検査を行

い,規定に適合すれば合格とする。

2) 

性能  性能の検査は,1 ロットから任意に 2 枚抜き取り,C-1.7.2 によって行い,2 枚とも C-1.3.1 

規定に適合すれば,そのロットを合格とし,2 枚とも適合しなければそのロットを不合格とする。

この検査で 2 枚のうち 1 枚だけ規定に適合しないときは,そのロットから更に 4 枚抜き取り,4 枚

とも規定に適合すれば,初めの不合格品を除きそのロットを合格とし,1 枚でも適合しないときは,

そのロットは不合格とする。

3) 

形状及び寸法  形状及び寸法の検査は,1 ロットから任意に 2 枚抜き取り,2 枚とも C-1.4 の規定に

適合すれば,そのロットを合格とする。この検査で 1 枚でも適合しないときは,そのロットの残り

全数について検査を行い,規定に適合すれば合格とする。

b) 

受渡検査  受渡検査方法は,次による。

1) 

外観  外観の検査は,a) 1)  に準じる,又は次による。

抜取検査を採用する場合には,任意に 2 枚抜き取り,5.1 の規定に適合すれば,そのロットを合格

とする。この検査で 1 枚でも適合しないときは,そのロットの残り全数について検査を行い,規定

に適合すれば合格とする。

2) 

形状及び寸法  形状及び寸法の検査は,a) 3)  に準じる。

C-1.9 

表示 

この規格の全ての要求事項に適合した矢板には,C.9 によって表示する。

なお,次の事項も表示しなければならない。

a)

長さ又はその略号

b)

圧縮側,引張側との区別がある場合には,圧縮側又は引張側を示す記号,又は略号


69

A 5373

:2016

附属書 D 
(規定) 
暗きょ類

D.1 

概要 

この附属書は,主として水路,通路などに用いる暗きょ類の I 類及び II 類について規定する。

D.2 

種類 

暗きょ類の種類は,

表 D.1 による。

なお,I 類は,

表 D.2 による。

表 D.1−暗きょ類の種類 

大分類

小分類

暗きょ類

プレストレストコンクリート管

プレストレストコンクリートボックスカルバート

その他

表 D.2−暗きょ類 類の種類 

形状・種類による区分

土かぶりによる

区分

用途によ

る区分

強度による区分

詳細

プレストレストコンクリート管

内圧管

外圧管

高圧 1 種∼高圧 3 種

1

種∼5 種

推奨仕様 D-1 による。

プレストレストコンクリート 
ボックスカルバート

0.50

∼1.50 m

外圧

推奨仕様 D-2 による。

1.51

∼3.00 m

3.01

∼6.00 m

注記 1  プレストレストコンクリート管には,内圧及び外圧が同時に作用する内圧管と外圧だけが作用する外圧管

とがある。

注記 2  プレストレストコンクリートボックスカルバートは,一般に外圧だけが作用する場合に用いられる。

D.3 

性能 

暗きょ類の性能及び性能照査方法は,次による。

a) I

類に区分される製品  製品性能は,推奨仕様 D-1 及び推奨仕様 D-2 の規定に適合しなければならな

い。

b) II

類に区分される製品  製品性能は,JIS A 5362 の箇条 及び箇条 の規定に従い,受渡当事者間の

協議によって定める。

なお,一般には

表 D.3 の規定によってもよい。


70

A 5373

:2016

   

表 D.3−暗きょ類の性能及び性能照査方法 

性能項目

性能

性能照査方法

使用性

使用時に想定される荷重

a)

によって,所定の機能を失わ

ず,快適に使用できなければならない。また,流水に接
する面は,実用上支障のない程度に滑らかでなければな

らない。

設計図書又は D.7 による。

安全性

b)

設計上想定される荷重によって,破壊してはならない。 設計図書又は D.7 による。

耐久性

c)

想定される作用によるひび割れ,材料特性の経時的な低

下などが,所要の性能を損なってはならない。

設計図書又は実績による。

施工性

有害な変状を生じることなく運搬,据付,組立,接合な

どの作業を安全かつ容易に行うことができなければな
らない。

設計図書又は実績による。

a)

内水圧に対する強度が要求される場合には,内水圧についても照査を行う。

b)

安全性の照査は,購入者から要求があった場合に行う。

c)

耐久性の照査は,水セメント比,又は水セメント比及び空気量が同等,かつ,鉄筋などのかぶりが同等で

製造方法が同様の製品の実績によってもよい。

D.4 

形状,寸法及び寸法の許容差 

暗きょ類の形状,寸法及び寸法の許容差は,次による。ただし,I 類は,設計思想に差がなく,性能及

び性能照査方法が同じであれば,所要の性能を満足する範囲で購入者の要求によって基準寸法を±10 %の

範囲で変更することができる。

a) 

形状  暗きょ類の形状例を,図 D.1 に示す。


71

A 5373

:2016

a)

  プレストレストコンクリート管 

b)

  プレストレストコンクリートボックスカルバート 

図 D.1−暗きょ類の形状例 

b) 

寸法及び寸法の許容差  I 類に区分される製品の寸法及び寸法の許容差は,表 D.4 及び表 D.5 による。

II

類に区分される製品の寸法及び寸法の許容差は,受渡当事者間の協議による。

1) 

プレストレストコンクリート管  プレストレストコンクリート管の寸法及び寸法の許容差は,表

D.4

による。

表 D.4−暗きょ類(プレストレストコンクリート管)の寸法及び寸法の許容差 

単位  mm

種類

内径

長さ

厚さ

プレストレスト 
コンクリート管

寸法 600∼3 000

2 000

∼4 000

44

∼250

許容差

±4∼±12

+10

− 5

+4

+12

−2

− 6

許容差の詳細は,推奨仕様による。 
−  厚さは,コア部分とする。

−  管の断面の内外周は,実用的同心円で,その管端は管軸に対して実用的直角でなけ

ればならない。

注記  面取り又は管端補強のように,管の形状に影響を与えず,強度を損なわない程度

の加工を行ってもよい。


72

A 5373

:2016

   

2) 

プレストレストコンクリートボックスカルバート  プレストレストコンクリートボックスカルバー

トの寸法及び寸法の許容差は,

表 D.5 による。

表 D.5−暗きょ類(プレストレストコンクリートボックスカルバート)の寸法及び寸法の許容差 

単位  mm

種類

内幅×内高

長さ

厚さ

プレストレストコンクリート

ボックスカルバート

寸法 600×600∼5 000×2 500

1 000

∼2 000

125

∼530

許容差

±4∼±10

+10

− 5

+4

+8

−2

−4

許容差の詳細については,推奨仕様による。 
注記  面取り又は端部補強のように,製品の形状に影響を与えず,強度を損なわない程度の加工を行ってもよい。

D.5 

配筋(PC 鋼材及び鉄筋の位置) 

配筋は,JIS A 5364 及び設計図書による。ただし,受渡当事者間の合意に基づき,製品の性能(D.3 

規定を含む。

)を損なわない範囲で,推奨仕様以外の配筋を採用しても差し支えない。また,プレストレス

トコンクリート管及びプレストレストコンクリートボックスカルバートの配筋は,D.3 を満足するよう配

筋を製品ごとに製造業者が定める。

D.6 

コンクリートの品質 

D.6.1 

材料及び製造方法 

コンクリートに使用する材料及び製造方法は,箇条 による。

D.6.2 

圧縮強度 

コンクリートの圧縮強度は,所定の材齢において,

表 D.6 の値を満足しなければならない。

なお,II 類は,受渡当事者間の協議による。

表 D.6−コンクリートの圧縮強度 

単位  N/mm

2

種類

圧縮強度

プレストレス

導入時

品質保証時

b)

プレストレストコンクリート管

コンクリート 30 以上 50 以上

モルタル

a)

− 35 以上

プレストレストコンクリート

ボックスカルバート

コンクリート 30 以上 40 以上

a)

 PC

鋼材保護のためのカバーコートモルタル。

b)

プレストレストコンクリート管及びプレストレストコンクリートボックスカルバー
トにおける品質保証時とは,コンクリートの設計基準強度を示す。

D.7 

試験方法 

D.7.1 

コンクリートの圧縮強度試験 

コンクリートの圧縮強度試験は,JIS A 1108 によることとし,供詩体は製品と同一養生を行ったもの,

又はその他適切な方法によって管理したものとする。


73

A 5373

:2016

D.7.2 

製品の曲げ耐力試験及び内圧耐力試験 

製品の曲げ耐力試験及び内圧耐力試験は,JIS A 5363 による。

D.8 

検査 

検査は,JIS A 5365 によるほか,次による。

a) 

最終検査  暗きょ類の最終検査は,外観,性能,形状及び寸法について行い,次による。

1) 

外観  外観については,製品の特性,製造方法,製造数量などを考慮して,全数検査又は抜取検査

とする。

2) 

性能,形状及び寸法  性能,形状及び寸法については,抜取検査とする。

性能を代用特性として供試体で行う場合には,製品との相関を得ておかなければならない。

3) 

検査ロットの大きさ  検査ロットの大きさは,製品の特性,製造方法,製造数量,製造期間,受注

数量などを考慮し,製造業者が定める。

b) 

受渡検査  暗きょ類の受渡検査は,外観,形状及び寸法について行う。検査ロットの大きさ及び抜取

方式は,受渡当事者間の協議によって,購入者が定める。ただし,受渡当事者間の協議によって,省

略することができる。

D.9 

表示 

暗きょ類には,JIS A 5361 によって,次の事項を表示する。

a)

種類又はその略号

b)

製造業者名又はその略号

c)

製造年月日又はその略号

D.10 

その他(推奨仕様) 

暗きょ類の I 類を,

表 D.7 に示す。

表 D.7−推奨仕様 

構造別製品群規格

推奨仕様

JIS A 5373 

附属書 D  暗きょ類

推奨仕様 D-1

プレストレストコンクリート管

推奨仕様 D-2

プレストレストコンクリート

ボックスカルバート


74

A 5373

:2016

   

推奨仕様 D-1

プレストレストコンクリート管

D-1.1 

概要 

この推奨仕様は,

附属書 のうち,暗きょ類 I 類のプレストレストコンクリート管(以下,PC 管とい

う。

)について記載する。

D-1.2 

種類 

PC

管の種類は,内圧管及び外圧管に区分し,更に形状及び呼びの範囲によって,

推奨仕様 D-1  表 

とおり区分する。

推奨仕様 D-1  表 1PC 管の種類 

種類による区分

形状,呼びの範囲による区分

参考

S

形 NC 形

内圧管

1

種 600∼1 650

内圧と外圧に対し
て設計されている

もの。

2

種 600∼2 000

3

4

5

外圧管

高圧 1 種

− 1

500

∼2 200

外圧に対して設計
されているもの。

高圧 2 種 1

500

∼2 600

高圧 3 種 1

500

∼3 000

1

種 600∼1 800

2

種 600∼2 000

3

4

5

D-1.3 

性能 

PC

管の性能は,次による。

D-1.3.1 

曲げひび割れ耐力 

外圧管及び内圧管の曲げひび割れ耐力は,

推奨仕様 D-1  表 に規定する値以上とする。

D-1.3.2 

終局曲げ耐力 

終局曲げ耐力は,

推奨仕様 D-1  表 に規定する値以上とする。

D-1.3.3 

試験内圧耐力 

内圧管の内圧耐力は,

推奨仕様 D-1  表 の試験内圧耐力に規定する値以上とする。

D-1.3.4 

ひび割れ内圧耐力 

受渡当事者間の協議によって,ひび割れ内圧耐力を照査する場合は,

推奨仕様 D-1  表 のひび割れ内圧

耐力に規定する値以上とする。


75

A 5373

:2016

推奨仕様 D-1  表 2PC 管の曲げひび割れ耐力 

単位  kN・m/m

呼び

内圧管・外圧管

曲げひび割れ耐力

高圧

1

高圧

2

高圧

3

1

2

3

4

5

S

形 NC 形

S

NC

S

NC

S

形 NC 形

S

形 NC 形

600

− 12.02

− 10.42

− 8.61

− 6.79

− 5.83

700 14.50

− 12.38

− 10.26

− 8.01

− 6.89

800 17.64

− 15.08

− 12.52

− 9.67

− 8.39

900 21.57

− 18.37

− 14.85

− 11.49 − 9.73

1 000

25.46

− 21.74

− 17.67

− 13.95 − 11.82

1 100

29.23

− 24.77

− 20.70

− 16.04 − 13.13

1 200

33.51

− 28.65

− 23.80

− 18.74 − 16.21

1 350

39.28

− 33.62

− 27.72

− 21.59 − 18.52

1

500 83.04 67.25 56.73 47.11  48.57

40.32

41.73

33.79

35.15

26.47 27.78  22.55

23.83

1

650 91.80 74.48 62.94 55.33  57.17

48.18

49.95

40.16

41.87

31.58 33.22  26.71

28.31

1 800  100.74

81.90

69.34

63.87

66.20

54.86

57.09

44.92

47.04

35.29 37.31  30.32

32.28

2 000  113.15

95.74

88.77

− 78.33

63.64

66.14

53.94

56.39

42.15 44.55  35.92

38.28

2

200 125.97 106.85  99.20

− 91.55

− 78.94

− 65.93

− 52.55 − 45.28

2 400

− 139.25

118.43

− 105.93

− 91.35

− 76.35

− 60.94 − 53.02

2 600

− 153.03

130.49

− 121.48

− 104.80

− 87.67

− 70.99 − 61.53

2 800

− 167.35 − 138.25

− 119.34

− 99.94

− 81.51 − 70.84

3 000

− 182.24 − 156.28

− 134.99

− 113.19

− 92.95 − 81.00


76

A 5373

:2016

   

推奨仕様 D-1  表 3PC 管の終局曲げ耐力 

単位  kN・m/m

呼び

内圧管・外圧管

終局曲げ耐力

高圧

1

高圧

2

高圧

3

1

2

3

4

5

S

形 NC 形

S

NC

S

NC

S

形 NC 形

S

形 NC 形

600

− 18.65

− 16.13

− 13.28

− 10.43 −

8.92

700 22.45

− 19.12

− 15.78

− 12.25 − 10.48

800 27.24

− 23.21

− 19.18

− 14.71 − 12.69

900 33.23

− 28.20

− 22.67

− 17.38 − 14.62

1 000

39.13

− 33.29

− 26.88

− 21.03 − 17.69

1 100

44.82

− 37.80

− 31.40

− 24.08 − 19.50

1 200

51.23

− 43.60

− 35.97

− 28.01 − 24.03

1 350

59.79

− 50.89

− 41.61

− 31.97 − 27.14

1 500  127.00  102.18    85.63

71.46

72.75

60.78

61.99

50.51

51.65

39.01 40.06 32.85

33.86

1 650  139.80  112.57    94.42

83.63

85.28

72.38

73.94

59.78

61.23

46.28 47.62 38.63

39.91

1 800  152.72  123.09  103.34

96.16

98.32

81.99

84.00

66.36

68.21

51.22 52.90 43.40

45.00

2 000  170.35  142.98  132.03

− 115.49

94.38

96.33

79.12

81.00

60.59 62.39 50.78

52.53

2 200  188.28  158.22  146.20

− 134.03

− 114.19

− 93.75

− 72.70 − 61.28

2 400

− 206.54

173.79

− 153.96

− 131.03

− 107.45

− 83.22 − 70.77

2 600

− 225.14

189.70

− 175.30

− 149.08

− 122.15

− 95.92 − 81.04

2 800

− 244.12 − 198.09

− 168.36

− 137.86

− 108.88 − 92.11

3 000

− 263.50 − 222.35

− 188.89

− 154.61

− 122.77 − 104.00

推奨仕様 D-1  表 4PC 管の試験内圧耐力及びひび割れ内圧耐力 

種類

試験内圧耐力

MPa

ひび割れ内圧耐力

MPa

呼びの範囲

内圧管

1

種 1.8

2.0

600

∼1 650

2

種 1.4

1.6

600

∼2 000

3

種 1.0

1.2

4

種 0.6

0.8

5

種 0.4

0.6

D-1.4 

形状,寸法及び寸法の許容差 

PC

管の形状,寸法及び寸法の許容差は,

推奨仕様 D-1  表 5,推奨仕様 D-1  表 及び推奨仕様 D-1  表 7

による。

なお,D.4 に規定する範囲で基準寸法を変更した場合,購入者の要求があったときには製造業者は,そ

の PC 管が

表 D.3 に適合していることを示す設計図書又は性能試験の資料を提示しなければならない。


77

A 5373

:2016

推奨仕様 D-1  表 5PC 管の形状及び寸法   

単位  mm

呼び

内径

コアの厚さ

t

c

挿し口

の外径

D

p

受け口

の内径

D

s

受け口

の深さ

L

s

カバーコート

の厚さ

t

g

有効長

a)

質量(参考)

(kg/m)

600 612

44

684

708 140

25

以上

4 000

410

700 724

46

800

824

480

800 828

52

916

940

610

900

932

59

1 034

1 058

740

1 000

1 034

65

1 144

1 172

165

870

1 100

1 134

71

1 258

1 286

970

1 200

1 234

78

1 372

1 400

1 210

1 350

1 382

87

1 538

1 566

1 460

1 500

1 532

96

1 702

1 734

190

1 770

1 650

1 680

105

1 868

1 900

2 080

1 800

1 824

115

2 032

2 064

2 480

2 000

2 040

125

2 268

2 300

2 940

PC

管の形状については,面取り,切欠き,実用上差し支えない範囲での凹凸など,形状に影響を与えず,強度を損

なわない程度の加工を行ってもよい。断面の内外周は,実用的同心円で,その端面は管軸に対して実用的直角でな
ければならない。また,PC 管の内面は,流水に対して滑らかでなければならない。 

a)

有効長 は,2 000 又は 3 000 とすることができる。


78

A 5373

:2016

   

推奨仕様 D-1  表 6PC 管の形状及び寸法  NC  

単位  mm

呼び

内径

コアの

厚さ

t

c

挿し口

の外径

D

p

受け口

の内径

D

s

挿し口

の長さ

L

p

受け口

の深さ

L

s

カバー

コート

の厚さ

t

g

有効長

内面長

L

l

質量

(参考)

(kg/m)

1 500

1 500

140

1 598

1 632

115 120

25

以上

2 300

2 295

2 110

1 650

1 650

150

1 758

1 792

2 450

1 800

1 800

160

1 916

1 950

2 820

2 000

2 000

175

2 130

2 164

3 380

2 200

2 200

190

2 344

2 378

3 990

2 400

2 400

205

2 550

2 594

130 135

4 640

2 600

2 600

220

2 764

2 808

5 330

2 800

2 800

235

2 978

3 022

6 120

3 000

3 000

250

3 192

3 236

6 900


79

A 5373

:2016

推奨仕様 D-1  表 7−寸法の許容差 

単位  mm

呼びの範囲

内径

コアの

厚さ

a)

t

c

挿し口

の外径

D

p

受け口

の内径

D

s

挿し口,

受け口の

深さ

L

p

L

s

有効長

内面長さ

S

形,NC 形 NC 形

L L

1

600

∼900

±4

+4 
−2

+2 
−1

+1 
−2

±5

+10

− 5

1 000

∼1 350

±6

+6

−3

±2

±2

1 500

∼2 000

±8

+8

−4

2 200

∼2 400

±10

+10

− 5

±3

2 600

∼3 000

±12

+12

− 6

+3

−2

±4

a)

コアの厚さ t

c

は,コアの円周方向プレストレスを与える以前に測定する。

D-1.5 

配筋 

PC

管は,D-1.3 の性能を満足する配筋を,製品ごとに製造業者が定める。

D-1.6 

コンクリートの品質 

コンクリートの品質は,D.6.2 による。カバーコートモルタルの品質検証は,強度と十分な相関がある特

性(密度など)があるときは,それを代用特性として用いてもよい。

D-1.7 

試験方法 

D-1.7.1 

コンクリートの圧縮強度試験 

コンクリートの圧縮強度試験は,D.7.1 による。

D-1.7.2 

製品の曲げ耐力試験 

製品の曲げ耐力試験は,

推奨仕様 D-1  図 のように据え付け,推奨仕様 D-1  表 に規定するひび割れ

耐力に相当する荷重に有効長 を乗じた値まで載荷し,ひび割れの有無を調べる。さらに,

推奨仕様 D-1  

8

に示す終局荷重まで載荷し,破壊しないことを確認する。製品の曲げ耐力試験を行うときは,加圧面及

び支持面に厚さ約 20 mm のゴム板

1)

と約 150 mm×150 mm の角材とを当てて,荷重が均等に分布されるよ

うにしなければならない。

1)

支点及び載荷点の不陸の影響を吸収することができる程度の硬さ及び幅のものがよい。


80

A 5373

:2016

   

推奨仕様 D-1  図 1PC 管の曲げ耐力試験方法 

推奨仕様 D-1  表 8PC 管のひび割れ耐力に相当する荷重及び終局荷重 

単位  kN/m

呼び

内圧管・外圧管

ひび割れ荷重

終局荷重

高圧

1

高圧

2

高圧

3

1

2

3

4

5

高圧

1

高圧

2

高圧

3

1

2

3

4

5

600

110

 95

 78

 61

 52

220

190 156 122

104

700

113

 96

 79

 61

 52

226

192

158

122

104

800

120

102

 84

 64

 55

240

204

168

128

110

900

130

110

 88

 67

 56

260

220

176

134

112

1 000

138

117

 94

 73

 61

276

234

188

146

122

1

100

144 121 100

76

61

288

242 200 152

122

1

200

151 128 105

81

69

302

256 210 162

138

1

350

157 133 108

82

69

314

266 216 164

138

1 500

300

240 200

169

143

118

 90

 75

600

480

400

338

286 236 180

150

1

650

180 155 127

97

80

360

310 254 194

160

1

800

190 161 129

98

82

380

322 258 196

164

2 000

250 230

200 165 137

103

85

500

460

400

330 274 206

170

2

200

210 177 143

108

89

420

354 286 216

178

2 400

300 250

220 185 149

112

93

600

500

440

370 298 224

186

2

600

230 193 155

118

97

460

386 310 236

194

2 800

− 300

240 201 161

123

101

600

480

402 322 246

202

3

000

250 209 167

128

105

500

418 334 256

210

D-1.7.3 

製品の内圧耐力試験 

製品の内圧耐力試験は,

推奨仕様 D-1  図 のように設置し,中空部分を満水状態にした後,推奨仕様

D-1 

表 の試験内圧耐力に規定する圧力を 3 分間保持したときの漏水の有無を調べる。ただし,管の表面

ににじみ出た水が斑点になったもの又は水滴となった程度は,漏水とはみなさない。また,ひび割れ内圧

耐力は

推奨仕様 D-1  表 のひび割れ内圧耐力に規定する圧力に達したときに,ひび割れ発生の有無を調べ


81

A 5373

:2016

る。

推奨仕様 D-1  図 2PC 管の内圧耐力試験方法 

D-1.8 

検査 

D-1.8.1 

検査項目 

PC

管の検査項目は,次による。

a) 

最終検査  最終検査項目は,次による。

1)

外観

2)

性能

3)

形状及び寸法

b) 

受渡検査  受渡検査項目は,次による。ただし,受渡当事者間の協議によって,省略することができ

る。

1)

外観

2)

形状及び寸法

D-1.8.2 

検査ロット 

PC

管の検査ロットの大きさは,製品の特性,製造方法,製造数量,製造期間,受注数量などを考慮し,

最終検査は製造業者が定め,受渡検査は,受渡当事者間の協議によって購入者が定める。ただし,検査ロ

ットの大きさは,50 本又は端数を 1 ロットとしてもよい。

D-1.8.3 

検査方法 

PC

管の検査方法は,次による。

a) 

最終検査  最終検査方法は,次による。

1) 

外観  外観の検査は,目視によって全数について行い,5.1 の規定に適合するものを合格とする。

2) 

性能  性能の検査は,1 ロットから任意に 1 本抜き取り,外圧管は D-1.7.1 によって,内圧管は D-1.7.1

及び D-1.7.2 によって行い,D-1.3 の規定に適合すれば,そのロットを合格とし,適合しなければそ

のロットの残り全数について試験を行い,規定に適合すれば合格とする。

3) 

形状及び寸法  形状及び寸法の検査は,1 ロットから任意に 1 本抜き取り,D-1.4 の規定に適合すれ

ば,そのロットを合格とし,適合しなければそのロットの残り全数について検査を行い,規定に適

合すれば合格とする。


82

A 5373

:2016

   

b) 

受渡検査  受渡検査方法は,次による。

1) 

外観  外観の検査は,a) 1)  に準じる。

2) 

形状及び寸法  形状及び寸法の検査は,a) 3)  に準じる。

D-1.9 

表示 

この規格の全ての要求事項に適合した PC 管の表示には,D.9 によって表示する。


83

A 5373

:2016

推奨仕様 D-2

プレストレストコンクリートボックスカルバート

D-2.1 

概要 

この推奨仕様は,

附属書 のうち,暗きょ類 I 類のプレストレストコンクリートボックスカルバート(以

下,PC ボックスカルバートという。

)について記載する。

D-2.2 

種類 

PC

ボックスカルバートの種類は,呼び寸法及び適用土かぶりによって,

推奨仕様 D-2  表 のとおり区

分する。

推奨仕様 D-2  表 1PC ボックスカルバートの種類 

種類

呼び寸法による区分

mm

適用土かぶりによる区分

a)

m

150

300

600

600

×600

5 000

×2 500

0.50

∼1.50

1.51

∼3.00

3.01

∼6.00

a)

適用土かぶりによる区分について,適用土かぶりの範囲が示されてい

るが,最小土かぶり(0.2 m)まで対応が可能である。

D-2.3 

性能 

PC

ボックスカルバートの性能は,次による。

D-2.3.1 

曲げひび割れ耐力 

PC

ボックスカルバートの曲げひび割れ耐力は,

推奨仕様 D-2  表 に規定する値以上とする。

D-2.3.2 

終局曲げ耐力 

受渡当事者間の協議によって,終局曲げ耐力を照査する場合には,D.3 による。


84

A 5373

:2016

   

推奨仕様 D-2  表 2PC ボックスカルバートの曲げひび割れ耐力 

呼び寸法

B×H(mm)

曲げひび割れ耐力(kN・m/m)

150

型 300 型 600 型

 600

× 600

3.53

2.50

4.00

 700

× 700

4.55

3.22

5.17

 800

× 800

5.71

4.04

6.48

 900

× 600

6.61

5.23

9.77

 900

× 900

7.00

4.95

8.53

 1

000

× 800

8.19

6.24

10.78

 1

000

× 1 000

8.41

5.94

10.05

 1

000

× 1 500

8.22

4.02

5.96

 1

100

× 1 100

9.92

7.01

11.85

 1

200

× 800

10.84

8.71

15.11

 1

200

× 1 000

11.22

8.59

14.71

 1

200

× 1 200

11.43

8.17

13.79

 1

200

× 1 500

11.40

6.99

11.41

 1

300

× 1 300

12.96

9.42

15.87

 1

400

× 1 400

15.07

11.23

18.10

 1

500

× 1 000

16.00

13.60

22.54

 1

500

× 1 200

16.41

13.46

22.11

 1

500

× 1 500

16.68

12.68

20.46

 1

800

× 1 200

20.95

18.94

32.64

 1

800

× 1 500

21.49

18.59

31.70

 1

800

× 1 800

21.59

17.52

29.51

 2

000

× 1 500

24.71

22.86

40.05

 2

000

× 1 800

24.98

22.08

38.34

 2

000

× 2 000

24.92

21.13

36.48

 2

200

× 1 800

29.30

27.94

48.36

 2

200

× 2 200

29.16

26.08

44.70

 2

300

× 1 500

30.55

30.86

53.83

 2

300

× 1 800

31.05

30.51

52.87

 2

300

× 2 000

31.13

29.86

51.50

 2

300

× 2 300

30.87

28.21

48.34

 2

400

× 2 000

32.94

32.60

57.43

 2

400

× 2 400

32.58

30.42

53.23

 2

500

× 1 500

33.90

35.89

65.78

 2

500

× 1 800

34.56

35.86

65.13

 2

500

× 2 000

34.74

35.40

63.93

 2

500

× 2 500

34.97

33.51

58.21

 2

800

× 1 500

39.79

44.91

80.24

 2

800

× 2 000

41.00

45.20

80.07

 2

800

× 2 500

40.90

43.24

76.13

 2

800

× 2 800

40.16

40.94

71.91

 3

000

× 1 500

51.20

60.78

104.09

 3

000

× 2 000

52.26

60.47

103.30

 3

000

× 2 500

51.60

57.28

97.97

 3

000

× 3 000

45.68

48.84

88.18

 3

500

× 2 000

68.23

82.97

138.15


85

A 5373

:2016

推奨仕様 D-2  表 2PC ボックスカルバートの曲げひび割れ耐力(続き) 

呼び寸法

B×H(mm)

曲げひび割れ耐力(kN・m/m)

150

型 300 型 600 型

3 500

×2 500

67.81

81.52

142.21

4 000

×2 000

84.97

105.74

166.93

4 000

×2 500

85.68

105.88

168.39

4 500

×2 000

112.79

142.70

225.61

4 500

×2 500

114.30

143.99

228.41

5 000

×2 000

125.35

161.70

292.95

5 000

×2 500

128.58

165.56

296.71

注記  上記の値は,総重量 245 kN の自動車荷重を設計活荷重とし,150 型は 0.50∼1.50

m

,300 型は 1.51∼3.00 m,600 型は 3.01∼6.00 m の適用土かぶり条件によって

設計された PC ボックスカルバートの曲げひび割れ耐力である。

D-2.4 

形状,寸法及び寸法の許容差 

PC

ボックスカルバートの形状,寸法及び寸法の許容差は,

推奨仕様 D-2  図 1,推奨仕様 D-2  表 及び

推奨仕様 D-2  表 による。

なお,D.4 に規定する範囲で基準寸法を変更した場合,購入者の要求があったときには製造業者は,そ

の PC ボックスカルバートが

表 D.3 の規定に適合していることを示す設計図書又は性能試験の資料を提示

しなければならない。

注記 1  製品の形状には,標準型,インバート型があり,接合部の形状には,突合せ型,はめ込み型,

受け口・差し口型がある。

注記 2  面取り,パッキン溝,つり孔など,PC ボックスカルバートの形状に影響を与えず,強度を損

なわない程度の加工を行ってもよい。

注記 3  製品の据付方法には,単に製品を敷設する方法,PC 鋼材を用いて接合する方法,ボルトを用

いて接合する方法などがあり,

推奨仕様 D-2  図 は,PC 鋼材を用いて接合する製品を示す。


86

A 5373

:2016

   

推奨仕様 D-2  図 1PC ボックスカルバート形状図 


87

A 5373

:2016

推奨仕様 D-2  表 3PC ボックスカルバートの寸法表 

単位  mm

呼び寸法

かぶり区分寸法

150

型,300 型 600 型

T

1

T

2

T

3

C L

a)

T

1

T

2

T

3

C L

a)

 600

×  600

125

125

125

100

2 000

125

125

125

100

2 000

 700

×  700

125

125

125

100

2 000

125

125

125

100

2 000

 800

×  800

125

125

125

100

2 000

125

125

125

100

2 000

 900

×  600

125

125

125

150

2 000

150

150

125

150

2 000

 900

×  900

125

125

125

150

2 000

150

150

125

150

2 000

 1

000

×  800

125

125

125

150

2 000

150

150

150

150

2 000

1 000

×1 000

125

125

125

150

2 000

150

150

150

150

2 000

1 000

×1 500

125

125

125

150

2 000

150

150

150

150

2 000

1 100

×1 100

125

125

125

150

2 000

150

150

150

150

2 000

 1

200

×  800

125

125

125

150

2 000

150

150

150

150

2 000

1 200

×1 000

125

125

125

150

2 000

150

150

150

150

2 000

1 200

×1 200

125

125

125

150

2 000

150

150

150

150

2 000

1 200

×1 500

125

125

125

150

2 000

150

150

150

150

2 000

1 300

×1 300

125

125

125

150

2 000

150

150

150

150

2 000

1 400

×1 400

150

150

150

150

2 000

150

150

150

150

2 000

1 500

×1 000

150

150

150

150

2 000

150

150

150

150

2 000

1 500

×1 200

150

150

150

150

2 000

150

150

150

150

2 000

1 500

×1 500

150

150

150

150

2 000

150

150

150

150

2 000

1 800

×1 200

150

150

150

150

2 000

180

180

180

150

2 000

1 800

×1 500

150

150

150

150

2 000

180

180

180

150

2 000

1 800

×1 800

150

150

150

150

2 000

180

180

180

150

2 000

2 000

×1 500

150

150

150

150

2 000

200

200

200

150

2 000

2 000

×1 800

150

150

150

150

2 000

200

200

200

150

2 000

2 000

×2 000

150

150

150

150

2 000

200

200

200

150

2 000

2 200

×1 800

180

180

180

150

2 000

230

230

230

150

2 000

2 200

×2 200

180

180

180

150

2 000

230

230

230

150

2 000

2 300

×1 500

180

180

180

150

2 000

230

230

230

150

2 000

2 300

×1 800

180

180

180

150

2 000

230

230

230

150

2 000

2 300

×2 000

180

180

180

150

2 000

230

230

230

150

2 000

2 300

×2 300

180

180

180

150

2 000

230

230

230

150

2 000

2 400

×2 000

180

180

180

150

2 000

250

250

250

150

2 000

2 400

×2 400

180

180

180

150

2 000

250

250

250

150

2 000

2 500

×1 500

180

180

180

150

2 000

260

260

250

150

2 000

2 500

×1 800

180

180

180

150

2 000

260

260

250

150

2 000

2 500

×2 000

180

180

180

150

2 000

260

260

250

150

2 000

2 500

×2 500

200

200

200

150

2 000

260

260

250

150

2 000

2 800

×1 500

200

200

200

200

2 000

280

280

280

200

2 000

2 800

×2 000

200

200

200

200

2 000

280

280

280

200

2 000

2 800

×2 500

200

200

200

200

2 000

280

280

280

200

2 000

2 800

×2 800

200

200

200

200

2 000

280

280

280

200

2 000

3 000

×1 500

250

250

200

200

2 000

350

350

300

200

2 000

3 000

×2 000

250

250

200

200

2 000

350

350

300

200

2 000

3 000

×2 500

250

250

200

200

2 000

350

350

300

200

1 500

3 000

×3 000

250

250

250

200

2 000

350

350

300

200

1 500

3 500

×2 000

300

300

250

300

2 000

350

350

300

300

1 500


88

A 5373

:2016

   

推奨仕様 D-2  表 3PC ボックスカルバートの寸法表(続き) 

単位  mm

呼び寸法

かぶり区分寸法

150

型,300 型 600 型

T

1

T

2

T

3

C L

a)

T

1

T

2

T

3

C L

a)

3 500

×2 500

300

300

250

300

2 000

380

380

300

300

1 500

4 000

×2 000

300

300

250

300

1 500

400

400

400

300

1 000

4 000

×2 500

300

300

250

300

1 500

400

400

400

300

1 000

4 500

×2 000

380

380

300

300

1 000

450

450

400

300

1 000

4 500

×2 500

380

380

300

300

1 000

450

450

400

300

1 000

5 000

×2 000

380

380

330

300

1 000

500

530

400

300

1 000

5 000

×2 500

380

380

330

300

1 000

500

530

400

300

1 000

a)

有効長(L)は,1 500 mm 又は 1 000 mm とすることができる。

推奨仕様 D-2  表 4PC ボックスカルバートの寸法の許容差 

単位  mm

呼び寸法

寸法の許容差

内幅及び内高

厚さ

有効長

 600

× 600

∼ 900× 900

± 4

+4 
−2

+10

− 5

 1 000

× 800

∼2 500×2 500

± 6

+6 
−3

2 800

×1 500∼3 000×3 000

± 7

+6 
−4

3 500

×2 000∼5 000×2 500

±10

+8 
−4

D-2.5 

配筋 

PC

ボックスカルバートの配筋は,D-2.3 を満足するように製造業者が定める。

鋼材のかぶりは,鋼材の直径以上でかつ,20 mm 以上とし,鋼材のあきは,粗骨材の最大寸法の 5/4 倍

以上とする。

D-2.6 

コンクリートの品質 

コンクリートの品質は,D.6.2 による。

D-2.7 

試験方法 

D-2.7.1 

コンクリートの圧縮強度試験 

コンクリートの圧縮強度試験は,D.7.1 による。

D-2.7.2 

製品の曲げ耐力試験 

PC

ボックスカルバートの曲げ耐力試験は,PC ボックスカルバートを

推奨仕様 D-2  図 のように据え付

け,頂版のスパン中央に幅 100 mm で

推奨仕様 D-2  表 に規定する曲げひび割れ耐力に相当する荷重を載

荷したときの,幅 0.05 mm を超えるひび割れの有無を調べる。曲げひび割れ耐力に相当する荷重を

推奨仕

様 D-2  表 に示す。

曲げ耐力試験を行うときは,載荷幅を 100 mm とし PC ボックスカルバートの加圧面及び支持面にゴム

2)

を挿入し,荷重が均等に分布されるようにしなければならない。


89

A 5373

:2016

2)

支点及び載荷点の不陸の影響を吸収することができる程度の硬さ,厚さ及び幅のものがよい。

推奨仕様 D-2  表 5PC ボックスカルバートの荷重 

呼び寸法

B×H(mm)

荷重(kN/m)

150

型 300 型 600 型

 600

× 600

30.5 21.4 34.7

 700

× 700

34.2

23.9

38.9

 800

× 800

37.8

26.5

43.1

 900

× 600

41.6

32.7

55.8

 900

× 900

41.5

29.0

45.7

 1

000

× 800

45.5

34.3

58.5

 1

000

× 1 000

45.2

31.5

52.6

 1

000

× 1 500

41.3

19.5

28.6

 1

100

× 1 100

48.6

34.0

56.8

 1

200

× 800

51.9

41.4

71.1

 1

200

× 1 000

52.0

39.5

66.9

 1

200

× 1 200

51.5

36.4

60.9

 1

200

× 1 500

49.6

29.8

48.3

 1

300

× 1 300

54.1

38.9

65.0

 1

400

× 1 400

57.2

42.1

69.1

 1

500

× 1 000

60.4

51.0

85.9

 1

500

× 1 200

60.3

49.1

82.0

 1

500

× 1 500

59.2

44.5

73.2

 1

800

× 1 200

66.3

59.7

103

 1

800

× 1 500

65.8

56.6

96.1

 1

800

× 1 800

64.2

51.6

86.7

 2

000

× 1 500

69.4

64.0

111

 2

000

× 1 800

68.2

59.9

103

 2

000

× 2 000

66.9

56.2

95.7

 2

200

× 1 800

72.3

68.8

118

 2

200

× 2 200

69.6

61.9

106

 2

300

× 1 500

74.7

75.5

131

 2

300

× 1 800

73.8

72.5

125

 2

300

× 2 000

72.8

69.7

120

 2

300

× 2 300

70.5

64.1

110

 2

400

× 2 000

74.4

73.6

128

 2

400

× 2 400

71.4

66.4

115

 2

500

× 1 500

77.3

82.0

145

 2

500

× 1 800

76.7

79.7

140

 2

500

× 2 000

  75.9

77.4

135

 2

500

× 2 500

72.5

69.3

118

 2

800

× 1 500

81.2

92.4

162

 2

800

× 2 000

80.3

89.1

155

 2

800

× 2 500

77.3

82.0

142

 2

800

× 2 800

74.4

75.9

132

 3

000

× 1 500

86.9

105

181

 3

000

× 2 000

  84.9

99.4

172

 3

000

× 2 500

80.6

90.3

157


90

A 5373

:2016

   

推奨仕様 D-2  表 5PC ボックスカルバートの荷重(続き) 

呼び寸法

B×H(mm)

荷重(kN/m)

150

型 300 型 600 型

 3

000

× 3 000

76.3

82.1

137

 3

500

× 2 000

96.7

120

205

 3

500

× 2 500

92.5

114

194

 4

000

× 2 000

109

138

232

 4

000

× 2 500

106

133

227

 4

500

× 2 000

123

159

268

 4

500

× 2 500

120

155

263

 5

000

× 2 000

130

173

302

 5

000

× 2 500

129

171

296

注記  上記の値は,総重量 245 kN の自動車荷重を設計活荷重とし,150 型は 0.50∼1.50

m

,300 型は 1.51∼3.00 m,600 型は 3.01∼6.00 m の適用土かぶり条件によって

設計された PC ボックスカルバートの荷重である。

推奨仕様 D-2  図 2−曲げ耐力試験方法 

D-2.8 

検査 

D-2.8.1 

検査項目 

PC

ボックスカルバートの検査項目は,次による。

a) 

最終検査  最終検査項目は,次による。

1)

外観

2)

性能

3)

形状及び寸法


91

A 5373

:2016

b) 

受渡検査  受渡検査項目は,次による。ただし,受渡当事者間の協議によって,省略することができ

る。

1)

外観

2)

形状及び寸法

D-2.8.2 

検査ロット 

PC

ボックスカルバートの検査ロットの大きさは,製品の特性,製造方法,製造数量,製造期間,受注数

量などを考慮し,最終検査は製造業者が定め,受渡検査は,受渡当事者間の協議によって購入者が定める。

ただし,検査ロットの大きさは,種類が異なるごとに 100 本又は端数を 1 ロットとしてもよい。

D-2.8.3 

検査方法 

PC

ボックスカルバートの検査方法は,次による。

a) 

最終検査  最終検査方法は,次による。

1) 

外観  外観の検査は,目視によって全数について行い,5.1 の規定に適合するものを合格とする。

2) 

性能  性能の検査は,1 ロットから任意に 1 本抜き取り,D-2.7.2 によって行い,D-2.3.1 の規定に適

合すれば,そのロットを合格とし,適合しない場合は,そのロットから更に 2 本抜き取って再検査

を行い,2 本とも適合したときは,最初の検査の不合格品を除いたそのロットを合格とし,再検査

で 1 本でも適合しない場合は,そのロットを不合格とする。

3) 

形状及び寸法  形状及び寸法の検査は,1 ロットから任意に 1 本抜き取って行い,D-2.4 の規定に適

合すれば,そのロットを合格とし,適合しない場合は,そのロットから更に 2 本抜き取って再検査

を行い,2 本とも適合したときは,最初の検査の不合格品を除いたそのロットを合格とし,再検査

で 1 本でも適合しない場合は,そのロットの残り全数について検査を行い,適合するものは合格と

する。

b) 

受渡検査  受渡検査方法は,次による。

1) 

外観  外観の検査は,a) 1)  に準じる,又は次による。

抜取検査を採用する場合には,任意に 2 本抜き取り,5.1 の規定に適合すれば,そのロットを合格

とする。この検査で 1 本でも適合しないときは,そのロット全数について検査を行い,規定に適合

すれば合格とする。

2) 

形状及び寸法  形状及び寸法の検査は,a) 3)  に準じる。

D-2.9 

表示 

この規格の全ての要求事項に適合した PC ボックスカルバートには,D.9 によって,表示する。


92

A 5373

:2016

   

附属書 E

(規定)

くい類

E.1 

概要 

この附属書は,主として基礎くいに用いるくい類の I 類及び II 類について規定する。

E.2 

種類 

くい類の種類は,

表 E.1 による。

なお,I 類は,

表 E.2 による。

表 E.1−くい類の種類 

大分類

小分類

くい類

プレストレストコンクリートくい(PC くい,ST くい,節くい)

プレストレスト鉄筋コンクリートくい(PRC くい,PRC 節くい)

その他

表 E.2−くい類 類の種類 

種類

外径による区分

mm

有効プレストレス

による区分

N/mm

2

詳細

プレストレストコンクリートくい 
(PC くい,ST くい,節くい)

300

∼1 200

4.0

∼10.0

推奨仕様 E-1 による。

−  有効プレストレスは計算によって求める。その計算値は,定めた値の±5 %の範囲とする。 
注記  1 200 mm を超える外径を採用してもよい。その場合,性能値は,受渡当事者間で協議して決定する。

E.3 

性能 

くい類の性能及び性能照査方法は,次による。

a) I

類に区分される製品  製品の性能は,推奨仕様 E-1 の規定に適合しなければならない。

b) II

類に区分される製品  製品の性能は,JIS A 5362 の箇条 及び箇条 の規定に従い,受渡当事者間

の協議によって定める。一般には

表 E.3 の規定によってもよい。


93

A 5373

:2016

表 E.3−くい類の性能及び性能照査方法 

性能項目

性能

性能照査方法

使用性

使用時に想定される荷重によって所定の機能を失わず,快適

に使用できなければならない。

設計図書,E.7 又は実績に

よる。

安全性

a)

設計上想定される荷重によって,破壊してはならない。 
なお,継手部の性能についても,同様とする。

設計図書,E.7 又は実績に
よる。

耐久性

b)

想定される作用によるひび割れ,材料特性の経時的な低下な
どによって,所要の性能を損なってはならない。

設計図書又は実績による。

施工性

有害な変状を生じることなく運搬,据付,組立,接合などの

作業を安全かつ容易に行うことができなければならない。

設計図書又は実績による。

a)

安全性の照査は,購入者から要求があった場合に行う。

b)

耐久性の照査は,水セメント比,又は水セメント比及び空気量が同等,かつ,鉄筋などのかぶりが同等で製

造方法が同様の製品の実績によってもよい。

E.4 

形状,寸法及び寸法の許容差 

くい類の形状,寸法及び寸法の許容差は,次による。ただし,I 類は,設計思想に差がなく,性能及び

性能照査方法が同じであれば,所要の性能を満足する範囲で購入者の要求によって基準寸法を±10 %の範

囲で変更することができる。

a) 

形状  くい類の形状例を,図 E.1 に示す。

PC

くいは,中空円筒形を本体とし,全長にわたり同一断面のものをいう。ST くいは,PC くいの先端部

を拡径したくいであり,節くいは,PC くいの本体に節部を設けたものをいう。また,その節部の外径は,

本体部の性能を損なわない範囲とする。それぞれのくいは,必要に応じて適切な先端部,継手部又は頭部

を設ける。II 類に区分される製品の形状は,受渡当事者間の協議による。


94

A 5373

:2016

   

a)

  PC くい 

b)

  ST くい 

c)

  節くい 

図 E.1−くい類の形状例 

b) 

寸法及び寸法の許容差  I 類に区分される製品の寸法及び寸法の許容差は,表 E.4 による。II 類に区分

される製品の寸法及び寸法の許容差は,受渡当事者間の協議による。


95

A 5373

:2016

表 E.4−くい類の寸法及び寸法の許容差 

種類

外径

mm

厚さ

mm

長さ

m

プレストレスト

コンクリートくい

(PC くい,ST くい,節くい)

寸法 300∼600 700∼1 200

60

∼150 4∼15

寸法許容差

+5 
−2

+7 
−4

+規定しない 
−0

長さの±0.3(%)

−  くいの長さは 1 m 単位とする。

−  くいの外径は,本体の一断面において直交軸に沿って測定した二つの値の平均値を四捨五入し整数に丸める。
−  くいの厚さは,本体の端部の一断面において直交軸に沿って測定した四つの値の平均値を四捨五入し整数に丸

める。

−  くいの拡径部の外径の許容差並びに節部の外径の許容差は,規定しない。 
−  くいの拡径部の長さの許容差並びに節間隔の許容差は,規定しない。

E.5 

配筋 

配筋は,箇条 7JIS A 5364 及び設計図書による。くい類の配筋は,E.3 を満足する配筋を製品ごとに製

造業者が定める。

E.6 

コンクリートの品質 

E.6.1 

材料及び製造方法 

コンクリートに使用する材料及び製造方法は,箇条 による。

E.6.2 

圧縮強度 

コンクリートの圧縮強度は,所定の材齢において,有効プレストレスが 4.0 N/mm

2

は 80 N/mm

2

以上,4.0

N/mm

2

を超えるものは 85 N/mm

2

以上とする。また,プレストレス導入時の圧縮強度は,40 N/mm

2

以上と

する。

なお,II 類は,受渡当事者間の協議による。

E.7 

試験方法 

E.7.1 

コンクリートの圧縮強度試験 

コンクリートの圧縮強度試験は,JIS A 1108 又は JIS A 1136 による。

なお,供試体は,製品と同一養生を行ったもの,又はその他適切な方法によって管理したものとする。

E.7.2 

製品の曲げ耐力試験 

製品の曲げ耐力試験は,JIS A 5363 及び次による。II 類は,受渡当事者間の協議によるものとする。

a)

曲げ耐力試験は,

図 E.2 に示すように,くい類の長さ の 3/5 をスパン として支え,スパンの中央

に曲げ耐力に相当する荷重 を 2 点載荷する。荷重 は,自重を考慮した次の式によって算出する。

b

L

L

m

M

F

10

6

40

=

g

ここに,

F: 荷重(kN)

M: 曲げ耐力(kN・m)

L: くい類の長さ(m)

m: くい類の質量(t)

g: 重力加速度(9.81 m/s

2

とする)

b: 曲げスパン(m)  b=1.0 を標準とする。


96

A 5373

:2016

   

図 E.2−くい類の曲げ耐力試験方法 

曲げ耐力試験を行うときに,せん断力などによる影響が大きくなると思われる場合は,スパン 

くい類の長さ の 3/5 より長くしてもよい。荷重 は,自重を考慮した次の式によって算出する。

(

)

( )

b

l

L

l

m

M

F

=

2

2

8

g

ここに,

F

荷重(

kN

M

曲げ耐力(

kN

m

L

くい類の長さ(

m

m

くい類の質量(

t

g

重力加速度(

9.81 m/s

2

とする)

l

スパン(

m

b

曲げスパン(

m

b

1.0

を標準とする。

b)

曲げひび割れ耐力及び終局曲げ耐力に相当する荷重

F

を載荷して,要求性能を満足することを確認す

る。

c)

継手部の曲げ耐力試験を行う場合は,スパン中央に継手の継ぎ目部分を一致させて行う。また,この

ときの

L

は,

2

本のくい類を継いだ長さとする。

なお,くい類が曲げ破壊を起こす前に,載荷点又は支点において局部破壊を生じるおそれのある場

合は,その対策を講じる。

E.7.3 

製品の軸力曲げ耐力試験(正負交番繰返し軸力曲げ耐力試験) 

製品の軸力曲げ耐力試験は,次による。

II

類は,受渡当事者間の協議によるものとする。

a)

軸力曲げ耐力試験は,

図 E.3 に示すように,軸力

N

を加えたくい類を,

l

をスパンとして支え,スパ

ンの中央に曲げ耐力に相当する荷重

F

2

点載荷する。荷重

F

は,自重を考慮した次の式によって算

出する。

正荷重の場合

(

)

( )

b

l

N

L

l

m

M

F

=

2

8

2

8

δ

g

負荷重の場合

(

)

( )

g

g

m

b

l

N

L

b

m

M

F

+

=

2

8

2

8

δ

ここに,

F

荷重(

kN

M

曲げ耐力(

kN

m


97

A 5373

:2016

L

くい類の長さ(

m

m

くい類の質量(

t

g

重力加速度(

9.81 m/s

2

とする)

l

スパン(

m

l

7.0

を標準とする。

δ: 中央部の相対たわみ量(

m

N

軸力(

kN

b

曲げスパン(

m

b

1.0

を標準とする。

b)

軸力

N

,荷重

F

及び正負交番繰返し回数は,次の条件を満足しなければならない。

1)

軸力

N

は,試験完了時まで一定に確保しなければならない。

2)

軸力

N

は,推奨仕様に示す

N

1

N

2

,及び

N

3

3

段階のいずれかとする。

3)

繰返し荷重

F

は,軸力

N

が与えられている状態で,曲げひび割れ耐力及び終局曲げ耐力のそれぞれ

1/1.2

を生じる値とし,繰返し回数は

10

サイクル以上とする。

なお,正負

1

回をもって

1

サイクルとする。

c)

正負交番繰返し完了後,曲げひび割れ耐力及び終局曲げ耐力に相当する荷重

F

を載荷して,要求性能

を満足することを確認する。

なお,くい類が曲げ破壊を起こす前に,載荷点又は支点において局部破壊を生じるおそれのある場

合は,その対策を講じる。

図 E.3−くい類の軸力曲げ耐力試験方法 

E.7.4 

製品のせん断耐力試験 

製品のせん断耐力試験は,JIS A 5363 及び次による。

II

類は,受渡当事者間の協議によるものとする。

せん断耐力試験は,

図 E.4 又は図 E.5 に示す方法で行い,図 E.4 による場合の荷重

F

は,次の式によっ

て算出する。

Q

F

2

=

ここに,

F

荷重(

kN

Q

せん断耐力(

kN


98

A 5373

:2016

   

b  :曲げスパン(m)  b=1.0 を標準とする。

a  :せん断スパン(シアスパン)(m)  a=1.0D

D  :外径(m)

図 E.4−くい類のせん断耐力試験方法(単純はり形式載荷) 

図 E.4 による試験体のはね出し長さ(

m

)は,

1.25D

2.0D

程度とする。

図 E.5 による場合の荷重

F

は,次の式によって算出する。

(

)

b

b

a

Q

F

+

=

2

ここに,

F: 荷重(kN)

Q: せん断耐力(kN)

b: 載荷点と外側の支点の間の距離(m)

a: せん断スパン(m)  aDt/2

 D

:  外径(m)

  t

:  厚さ(m)

図 E.5−くい類のせん断耐力試験方法(張出はり形式載荷) 

せん断ひび割れ耐力及び終局せん断耐力に相当する荷重 を載荷して,要求性能を満足することを確認

する。

なお,くい類がせん断破壊を起こす前に,載荷点又は支点において局部破壊を生じるおそれのある場合

には,その対策を講じる。


99

A 5373

:2016

E.8 

検査 

検査は,JIS A 5365 によるほか,次による。

a) 

最終検査  くい類の最終検査は,外観,性能,形状及び寸法について行い,次による。

1) 

外観  外観については,製品の特性,製造方法,製造数量などを考慮して,全数検査又は抜取検査

とする。

2) 

性能,形状及び寸法  性能,形状及び寸法については,抜取検査とする。

性能を代用特性として供試体で行う場合には,製品との相関を得ておかなければならない。

3) 

検査ロットの大きさ  検査ロットの大きさは,製品の特性,製造方法,製造数量,製造期間,受注

数量などを考慮し製造業者が定める。

検査ロットは,製品の特性,使用材料,コンクリートの配合,製造方法などが同じものとする。

b) 

受渡検査  くい類の受渡検査は,外観,形状及び寸法について行う。検査ロットの大きさ及び抜取方

式は,受渡当事者間の協議によって,購入者が定める。ただし,受渡当事者間の協議によって,省略

することができる。

E.9 

表示 

くい類には,JIS A 5361 によって,次の事項を表示する。また,遠心力締固めによって製造するくい類

の種類のうち,PC くい,ST くい及び節くいは,PHC と表示する。

a)

種類又はその記号

b)

製造業者名又はその略号

c)

製造年月日又はその略号

E.10 

その他(推奨仕様) 

くい類の I 類を,

表 E.5 に示す。

表 E.5−推奨仕様 

構造別製品群規格

推奨仕様

JIS A 5373 

附属書 E  くい類

推奨仕様 E-1  プレストレストコンクリートくい


100

A 5373

:2016

   

推奨仕様 E-1

プレストレストコンクリートくい

E-1.1 

概要 

この推奨仕様は,

附属書 のうち,くい類 I 類のプレストレストコンクリートくい(以下,くいという。)

について記載する。

なお,全長にわたり同一断面のものを PC くい,PC くいの先端部を拡径したものを ST くい,及び PC

くいの本体に節部を設けたものを節くいという。

E-1.2 

種類 

くいは,外径によって 300 mm,350 mm,400 mm,450 mm,500 mm,600 mm,700 mm,800 mm,900

mm

,1 000 mm,1 100 mm 及び 1 200 mm に区分し,更に有効プレストレスの大きさによって,A 種,B 種

及び C 種(以下,それぞれ A,B 及び C という。

)に区分する。

なお,くいの A,B 及び C の有効プレストレスは,それぞれ 4.0 N/mm

2

,8.0 N/mm

2

及び 10.0 N/mm

2

する。

E-1.3 

性能 

くいの性能は,次による。

E-1.3.1 

曲げひび割れ耐力 

くいの曲げひび割れ耐力は,

推奨仕様 E-1  表 及び推奨仕様 E-1  表 に規定する値以上とする。

E-1.3.2 

終局曲げ耐力 

くいの終局曲げ耐力は,

推奨仕様 E-1  表 及び推奨仕様 E-1  表 に規定する値以上とする。また,継

手部については,

推奨仕様 E-1  表 に規定する値以上とする。

E-1.3.3 

せん断ひび割れ耐力 

くいのせん断ひび割れ耐力は,

推奨仕様 E-1  表 に規定する値以上とする。

E-1.3.4 

終局せん断耐力 

くいの終局せん断耐力は,

推奨仕様 E-1  表 に規定する値以上とする。


101

A 5373

:2016

推奨仕様 E-1  表 1−くいの寸法及び曲げ耐力(軸力 N0 kN 作用時) 

単位  kN・m

外径

mm

区分

厚さ

mm

長さ

m

曲げひび割れ耐力

終局曲げ耐力

300

A

 60

4

∼13 24.5  37.3

B

4

∼15

34.3 61.8

C 39.2

78.5

350

A

 60

4

∼13 34.3  52.0

B

4

∼15

49.0 88.3

C 58.9

117.7

400

A

 65

4

∼15

54.0 81.4

B 73.6

132.4

C 88.3

176.6

450

A

 70

4

∼15

73.6 110.8

B 107.9

194.2

C 122.6

245.2

500

A

 80

4

∼15

103.0 155.0

B 147.2

264.9

C 166.8

333.5

600

A

 90

4

∼15

166.8 250.2

B 245.2

441.4

C 284.5

569.0

700

A

100 4

∼15

264.9 397.3

B 372.8

671.0

C 441.4

882.9

800

A

110 4

∼15

392.4 588.6

B 539.6

971.2

C 637.6

275

900

A

120 4

∼15

539.6 809.3

B 735.8

324

C 833.8

668

1 000

A

130 4

∼15

735.8 1

104

B

1 030

1 854

C

1 177

2 354

1 100

A

140 4

∼15

932.0 1

398

B

1 324

2 384

C

1 521

3 041

1 200

A

150 4

∼15

1 177

1 766

B

1 668

3 002

C

1 962

3 924


102

A 5373

:2016

   

推奨仕様 E-1  表 2−くいの軸力曲げ耐力 

単位  kN・m

外径

mm

軸力 N

1

作用時曲げ耐力

軸力 N

2

作用時曲げ耐力

軸力 N

3

作用時曲げ耐力

軸力

N

1

kN

曲げひび割

れ耐力

M

cr

終局曲げ

耐力

M

u

軸力

N

2

kN

曲げひび割

れ耐力

M

cr

終局曲げ

耐力

M

u

軸力

N

3

kN

曲げひび割

れ耐力

M

cr

終局曲げ

耐力

M

u

300 A  392.4

44.1

77.5

784.8

64.7 105.9

1

177 84.4 122.6

B 54.0

95.2

74.6

117.7  94.2

127.5

C 58.9

106.9

79.5

123.6  99.1

130.5

350 A  490.5

64.7

111.8

981.0

96.1

156.0

1

472

126.5

181.5

B 79.5

140.3  109.9

173.6  141.3

188.4

C 89.3

159.9  119.7

184.4  151.1

192.3

400 A  588.6

97.1

163.8

1

177

139.3 223.7

1

766

182.5 259.0

B 116.7

201.1

158.9

249.2  202.1

269.8

C 130.5

234.5

173.6

266.8  215.8

277.6

450 A  735.8

134.4

228.6

1

472

195.2 312.9

2

207

256.0 361.0

B 168.7

291.4

229.6

353.2  290.4

379.6

C 183.4

329.6

244.3

375.7  305.1

389.5

500 A  882.9

183.4

304.1

1

766

263.9 421.8

2

649

345.3 496.4

B 227.6

392.4

309.0

483.6  389.5

527.8

C 247.2

447.3

328.6

518.0  409.1

543.5

600  A  1 275

309.0

522.9

2 551

452.2

723.0

3 826

594.5

839.7

B 388.5

671.0

530.7

823.1  673.9

886.8

C 427.7

765.2

570.9

877.0  713.2

909.4

700  A  1 766

498.3

832.9

3 532

731.8

1 151

5 297

965.3

1 312

B

606.3

1 034

840.7

1 282

1 074

1 366

C

673.9

1 185

906.4

1 355

1 139

1 387

800  A  1 962

692.6

1 143

3 924

991.8

1 579

5 886

1 292

1 855

B

839.7

1 446

1 140

1 796

1 440

1 967

C

935.9

1 679

1 235

1 936

1 534

2 027

900  A  2 452

966.3

1 598

4 905

1 394

2 226

7 358

1 821

2 601

B

1 165

2 009

1 595

2 516

2 024

2 748

C

1 264

2 277

1 696

2 679

2 127

2 827

1 000  A  2 943

1 306

2 159

5 886

1 876

3 004

8 829

2 446

3 502

B

1 598

2 750

2 167

3 403

2 736

3 697

C

1 745

3 143

2 314

3 633

2 882

3 810

1 100  A  3 434

1 652

2 821

6 867

2 372

3 943

10 300

3 092

4 597

B

2 030

3 646

2 735

4 538

3 440

4 907

C

2 218

4 163

2 916

4 846

3 612

5 041

1 200  A  3 924

2 080

3 555

7 848

2 982

4 983

11 770

3 885

5 852

B

2 552

4 598

3 435

5 754

4 319

6 272

C

2 834

5 331

3 706

6 208

4 578

6 471

  くい本体の性能照査で,軸力曲げ耐力試験及び正負交番繰返し軸力曲げ耐力試験を実施する場合の代表外径は,

通常製造する外径の中間径程度を代表外径として,試験を行う。また,このときの軸力は,N

3

とする。

  なお,この場合のくいの長さは,8 m 以上のものを用いて行う。


103

A 5373

:2016

推奨仕様 E-1  表 2−くいの軸力曲げ耐力(続き) 

記号

説明

N

4

軸力,曲げ耐力関係図において A,B,C 種のそれぞれの終局曲げ耐力が,ほぼ等しくなる軸力

N

3

N

4

×3/4 の軸力

N

2

N

4

×2/4 の軸力

N

1

N

4

×1/4 の軸力

M

cr

曲げひび割れ耐力

M

u

終局曲げ耐力


104

A 5373

:2016

   

推奨仕様 E-1  表 3−くいのせん断耐力 

単位  kN

外径

mm

厚さ

mm

区分

せん断耐力

せん断ひび割れ耐力

終局せん断耐力

 300   60

A 99.1  125

B 126

160

C 136

175

 350   60

A 119

149

B 150

190

C 163

209

 400   65

A 148

187

B 187

234

C 204

259

 450   70

A 181

225

B 228

293

C 248

316

 500   80

A 229

276

B 288

359

C 314

395

 600   90

A 311

388

B 392

506

C 428

554

 700

100

A 406

514

B 512

677

C 557

739

 800

110

A 512

661

B 647

863

C 704

936

 900

120

A 631

820

B 797

1

063

C 867

1

153

 1

000

  130

A 762

990

B 961

1

289

C

1 047

1 400

 1

100

  140

A 905

1

202

B

1 142

1 561

C

1 244

1 687

 1

200

  150

A

1 059

1 413

B

1 337

1 823

C

1 457

1 979

くい本体の性能照査で,せん断耐力試験を実施する場合の代表外径は,通常製造す

る外径の中間径程度を代表外径として,試験を行う。

E-1.4 

形状,寸法及び寸法の許容差 

くいの形状,寸法及び寸法の許容差は,

推奨仕様 E-1  図 1,推奨仕様 E-1  表 及び推奨仕様 E-1  表 4

による。

なお,E.4 に規定する範囲で基準寸法を変更した場合,購入者の要求があったときには製造業者は,そ


105

A 5373

:2016

のくいが,

表 E.3 に適合していることを示す設計図書又は性能試験の資料を提示しなければならない。

ST

くいの拡径部の最大長さは,拡径部外径の 2 倍とする。また,節くいの節部の最大外径は,外径 450

mm

以下では外径+150 mm 以下,外径 500 mm 以上ではその外径+200 mm 以下とする。また,節間隔は,

1 m

とする。

なお,先端部,継手部及び頭部はくいの長さに含まれ,製造後,新たに取り付けた先端部の金具などは,

くいの長さに含まれない。また,先端部には,閉塞形,開放形などがあり,上くい又は中くいに先端部を

取り付けて,下くいとしてもよい。継手部の端面傾斜は,くいの軸線の直角に対して,300 mm につき 1 mm

以内とする。

a)

  PC くい 

b)

  ST くい 

c)

  節くい 

推奨仕様 E-1  図 1−くいの形状 


106

A 5373

:2016

   

推奨仕様 E-1  表 4−寸法及び寸法の許容差 

種類

外径

mm

厚さ

mm

長さ

m

プレストレスト

コンクリートくい

(PC くい,ST くい,

節くい)

寸法 300∼600 700∼1 200

60

∼150 4∼15

寸法の許容差

+5

−2

+7

−4

+規定しない

−0

長さの±0.3(%)

−  くいの長さは 1 m 単位とする。

−  くいの外径は,本体の一断面において直交軸に沿って測定した二つの値の平均値を四捨五入し整数に丸め

る。

−  くいの厚さは,本体の端部の一断面において直交軸に沿って測定した四つの値の平均値を四捨五入し整数

に丸める。

−  くいの拡径部の外径の許容差並びに節部の外径の許容差は,規定しない。

−  くいの拡径部の長さの許容差並びに節間隔の許容差は,規定しない。

E-1.5 

配筋 

くいの配筋は,次による。

a)

軸方向に配置する PC 鋼材及び鉄筋は,その合計断面積による鉄筋比が,0.4 %以上で,かつ,本数は,

6

本以上とし,くいの各断面で,その同心円の周りに沿ってなるべく均等に配置し,くいの曲げ耐力

に方向性が小さくなるようにする。PC 鋼材及び鉄筋のあきは,それらの直径の 1 倍以上で,かつ,粗

骨材の最大寸法の 4/3 倍以上とする。くい頭結合等のために鉄筋を配置する場合の鉄筋配置,必要鉄

筋量は,受渡当事者間で決定するものとする。

b)

らせん状鉄筋は,軸方向 PC 鋼材及び軸方向鉄筋の外側に配置する。らせん状鉄筋は,くいの外径 500

mm

以下では線径 3 mm 以上,外径 600∼1 000 mm では線径 4 mm 以上,外径 1 100 mm 及び 1 200 mm

では線径 5 mm 以上。ピッチは,110 mm 以下とする。

せん断耐力及び変形性能を向上させるために必要ならせん状鉄筋量は,受渡当事者間で決定するも

のとする。

c) PC

鋼材及びらせん状鉄筋のかぶりは,15 mm 以上とする。

d) PC

鋼材及び鉄筋は,コンクリートの付着を害する浮きさび,油などを取り除き,正しい位置に固定さ

れる方法で組み立てる。

E-1.6 

コンクリートの品質 

コンクリートの品質は,E.6.2 による。

なお,A 種は 80 N/mm

2

以上,B 及び C 種は 85 N/mm

2

以上でなければならない。

E-1.7 

試験方法 

E-1.7.1 

コンクリートの圧縮強度試験 

コンクリートの圧縮強度試験は,E.7.1 による。

E-1.7.2 

製品の曲げ耐力試験 

曲げ耐力試験は,E.7.2 による。

なお,荷重の算定に用いる PC くい本体の質量は,

推奨仕様 E-1  表 の値とする。


107

A 5373

:2016

E-1.7.3 

製品の軸力曲げ耐力試験(正負交番繰返し軸力曲げ耐力試験) 

軸力曲げ耐力試験は,E.7.3 による。

なお,荷重の算定に用いる PC くい本体の質量は,

推奨仕様 E-1  表 の値とする。

E-1.7.4 

製品のせん断耐力試験 

せん断耐力試験は,E.7.4 による。

推奨仕様 E-1  表 5PC くいの質量 

単位  t

外径

mm

長さ

4 m

5 m

6 m

7 m

8 m

9 m

10 m

11 m

12 m

13 m

14 m

15 m

300 0.470 0.588 0.705 0.823  0.940

1.058

1.176

1.293

1.411

1.528 1.646 1.763

350 0.568 0.710 0.852 0.994  1.136

1.278

1.421

1.563

1.705

1.847 1.989 2.131

400 0.711 0.889 1.067 1.244  1.422

1.600

1.778

1.955

2.133

2.311 2.489 2.667

450 0.869 1.086 1.303 1.520  1.737

1.954

2.172

2.389

2.606

2.823 3.040 3.257

500 1.097 1.372 1.646 1.920  2.194

2.469

2.743

3.017

3.292

3.566 3.840 4.115

600 1.499 1.874 2.248 2.623  2.998

3.373

3.747

4.122

4.497

4.871 5.246 5.621

700 1.959 2.449 2.939 3.429  3.919

4.409

4.898

5.388

5.878

6.368 6.858 7.348

800 2.479 3.098 3.718 4.338  4.957

5.577

6.196

6.816

7.436

8.055 8.675 9.295

900 3.057 3.821 4.585 5.349  6.113

6.877

7.642

8.406

9.170

9.934 10.698 11.462

1

000 3.693 4.617 5.540 6.463  7.387

8.310

9.233

10.157

11.080

12.004 12.927 13.850

1

100 4.389 5.486 6.583 7.681  8.778

9.875

10.972

12.070

13.167

14.264 15.361 16.459

1

200 5.143 6.429 7.715 9.001 10.287

11.572

12.858

14.144

15.430

16.716 18.002 19.287

この質量は,取扱いの便宜のため,PC くいの単位容積質量を 2.60 t/m

3

πの値を 3.14 として,次の式によっ

て算出し,四捨五入によって小数点 3 桁に丸める。

m

ω

πtL (Dt)

ここに,  m: PC くいの質量(t)

ω

: PC くいの単位容積質量(t/m

3

t:  厚さ(m)

L:  長さ(m)

D:  外径(m)

E-1.8 

検査 

E-1.8.1 

検査項目 

くいの検査項目は,次による。

a) 

最終検査  最終検査項目は,次による。

1)

外観

2)

性能

3)

形状及び寸法

b) 

受渡検査  受渡検査項目は,次による。ただし,受渡当事者間の協議によって,省略することができ

る。

1)

外観

2)

形状及び寸法

E-1.8.2 

検査ロット 

くいの検査ロットの大きさは,製品の特性,製造方法,製造数量,製造期間,受注数量などを考慮し,


108

A 5373

:2016

   

最終検査は製造業者が定め,受渡検査は,受渡当事者間の協議によって購入者が定める。ただし,検査ロ

ットの大きさは,3 000 本又は端数を 1 ロットとしてよい。

E-1.8.3 

検査方法 

くいの検査方法は,次による。

a) 

最終検査  最終検査方法は,次による。

1) 

外観  外観の検査は,目視によって全数について行い,5.1 の規定に適合するものを合格とする。

2) 

性能  本体の曲げひび割れ耐力の検査は,1 ロットから任意に 2 本抜き取り,E-1.7.2 によって行い,

2

本とも E-1.3.1 の規定に適合すれば,そのロットを合格とし,2 本とも適合しなければ,そのロッ

トを不合格とする。この検査で 1 本だけ規定に合格しないときは,そのロットから更に 4 本抜き取

って再検査を行い,4 本とも規定に適合すれば,最初の検査の不合格品を除き,そのロットを合格

とし,再検査で 1 本でも適合しないときは,そのロットを不合格とする。

本体の終局曲げ耐力の検査は,

本体の曲げひび割れ耐力の検査の初めの 2 本のうち 1 本について,

E-1.7.2

によって行い,E-1.3.2 の規定に適合すれば,そのロットを合格とし,適合しなければ,その

ロットから更に 2 本抜き取って再検査を行い,2 本とも規定に適合すれば,最初の検査の不合格品

を除き,そのロットを合格とし,再検査で 1 本でも適合しないときは,そのロットを不合格とする。

3) 

形状及び寸法  形状及び寸法の検査は,1 ロットから任意に 2 本抜き取ったものについて行い,E-1.4

の規定に適合すれば,そのロットを合格とする。この検査で 1 本でも適合しないときは,そのロッ

トの残り全数について検査を行い,規定に適合すれば合格とする。

b) 

受渡検査  受渡検査方法は,次による。

1) 

外観  外観の検査は,a) 1)  に準じる,又は次による。

抜取検査を採用する場合には,任意に 2 本抜き取り,2 本とも 5.1 の規定に適合すれば,そのロッ

トを合格とする。この検査で 1 本でも適合しないときは,そのロットの残り全数について検査を行

い,規定に適合すれば合格とする。

2) 

形状及び寸法  形状及び寸法の検査は,a) 3)  に準じる。

E-1.9 

表示 

この規格の全ての要求事項に適合した PC くい,ST くい及び節くいには,E.9 によって表示する。また,

遠心力締固めによる製造くいは,PHC と表示する。


109

A 5373

:2016

附属書 F

(参考)

技術上重要な改正に関する新旧対照表

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号

及び題名

内容

箇条番号

及び題名

内容

2

引 用 規

削除 2

引 用 規

JIS A 1132

  コンクリート強度試験用供試体の作り方

JIS B 7505-1

  アネロイド型圧力計−第 1 部:ブルドン

管圧力計

JIS B 7721

  引張試験機・圧縮試験機−力計測系の校正

方法及び検証方法

JIS Z 8401

  数値の丸め方

引用 規格 と し て他 の JIS

にて引用しており,基本規
格などと重複して引用す

るなど,基本規格,附属書,

推奨仕様の規格及び箇条
の引用について見直した。

5.1

外観 PC 製品には,使用上有害な,きず,ひび割れ,欠け,

反り,ねじれ(板状製品の場合)などがあってはならな

い。

5.1

外観

外観は,9.1 によって試験を行い,使用上有害な,きず,

ひび割れ,欠け,反り,ねじれ(板状製品の場合)など

があってはならない。また,水路用 PC 製品の流水面は,
実用上支障のない程度に滑らかでなければならない。

試験をすることを限定し

ているため表現を改めた。

また,流水面の滑らかさは
流れに影響する性能を含

むため該当する附属書 D

の表に移した。

5.2

性能 PC 製品の種類に応じた性能は,表 2 の規定に適合しな

ければならない。ただし,性能の照査に性能試験を適用

する場合は,PC 製品では 9.2 による。

5.2

性能

性能は,箇条 9 の試験を行ったとき,表 2 の規定に適合
しなければならない。

試験を行ったときに表 2
の規定に適合可能として

いるため,I 類,II 類につ

いて明確でなかったもの
を区分し適用範囲を明確

にした。

性能と性能試験を分け,性
能だけの規定とした。ま

た,性能試験を行う場合に

ついて 9.2 と関連付けた。

7

配 筋 及

び 配 筋 の

許容差

b)

配筋の許容差  配筋の許容差

2)

は,要求性能を満足

する範囲内で,

7

配筋(鉄

筋及び PC

鋼材)及び

配 筋 の 許
容差

b)

配筋の許容差  配筋の許容差

1)

は,部材の力学的特

性及び耐久性が,所定の要求性能を満足する範囲内で,

性能を満足する範囲内で
製造業者の自由度に委ね

た。

10
9

A

 5

373


20
16


110

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

10

検査 10.1

検査区分及び検査項目

PC

製品の検査は,最終検査と受渡検査とに区分し,次

による。

a)

最終検査  製品の製造業者は,次に示す検査項目に

ついて最終検査を行う。

10.3

検査の判定

検査の判定方法は,JIS A 5365 による。

10

検査 10.1

検査項目

製品の製造業者が実施する最終検査及び製品の受渡時
に確認のために実施する受渡検査の検査項目は,次によ
る。

a)

最終検査項目  検査項目は,次による。

基本規格 JIS A 5365 と整

合させ細分箇条を設けた。

12

表示 a)

“II 類”の文字又はその略号

12

表示 a)

“II 類”の文字

“類”の文字は各数が多

く,製品に押印したとき,

潰れるなどして印字され
ないこともあるため。

附属書 A

(規定)

ポール類

A.3

性能

ポール類の性能及び性能照査方法は,次による。

a)

  I 類に区分される製品  製品の性能は,

推奨仕様 A-1

の規定に適合しなければならない。

b)

  II 類に区分される製品  製品の性能は,JIS A 5362

の箇条 4 及び箇条 5 の規定に従い,受渡当事者間の協議

によって定める。一般には表 A.3 の規定によってもよ
い。

附属書 A

(規定)

ポール類

A.3

性能

ポール類の性能は,表 A.3 の規定に適合しなければなら
ない。

なお,II 類の性能項目は,受渡当事者間の協議による。

I

類は,それぞれの推奨仕

様に適合すること,II 類

は,基本規格の JIS A 5362
に適合することを明示し

た。

表 A.3−ポール類の性能及び性能照査方法 
表中抜粋

性能項目

使用性

安全性

a)

耐久性

b)

施工性

表 A.3−ポール類の性能 
表中抜粋

性能項目

使用状態性能

終局状態性能

a)

変形性能

耐久性能

b)

施工性能

JIS A 5362

と整合させた。

 

1

10

A

 5

373


20
16


111

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

A.3

性能

(続き)

表 A.3−ポール類の性能及び性能照査方法(続き)

性能

使用時に想定される荷重によっ
て所定の機能を失わず,快適に

使用でなければならない。

設 計 上 想 定 さ れ る 荷 重 に よ っ

て,破壊してはならない。

なお,継手部の性能についても,
同様とする。

想 定 さ れ る 作 用 に よ る ひ び 割
れ,材料特性の経時的な低下な

どによって,所要の性能が損な

われてはならない。

有害な変状を生じることなく運

搬,据付,組立,接合などの作
業を安全かつ容易に行うことが

できなければならない。

A.3

性能

(続き)

表 A.3−ポール類の性能(続き)

性能

使用時に想定される常時の荷重
に対して安全であり,ひび割れ幅

が許容値以内でなければならな

い。

終局時に想定される荷重に対し

て,破壊してはならない。

使用時に想定される常時の荷重

に対して,たわみが許容値以内で
なければならない。

想定される劣化作用に対して,耐
久性を保持しなければならない。

運搬,設置,組立などの施工性を
確保しなければならない。

表 A.3−ポール類の性能及び性能照査方法(続き)

性能照査方法

設計図書,A.7 又は実績に

よる。

設計図書,A.7 又は実績に
よる。

設計図書又は実績による。

設計図書又は実績による。

表 A.3−ポール類の性能(続き)

性能照査方法

設計図書又は A.6 による。

設計図書又は A.6 による。

設計図書又は A.6 による。

設計図書又は実績による。

設計図書又は実績による。

JIS A 5362

と整合させた。

要求事項を明確にした。

11
1

A

 5

373


20
16


112

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

A.3

性能

(続き)

表 A.3−ポール類の性能及び性能照査方法(続き)

ポール類に使用する PC 鋼材は,受渡当事者

間で協議の上,応力腐食割れに対する耐久性

が確認されたものを使用する。 

a)

安全性の照査は,購入者から要求があ

った場合に行う。

b)

耐久性の照査は,水セメント比,又は
水セメント比及び空気量が同等,かつ,

鉄筋などのかぶりが同等で製造方法が

同様の製品の実績によってもよい。

A.3

性能

(続き)

表 A.3−ポール類の性能(続き)

a)

終局状態性能の確認は,購入者から要

求があった場合に行う。

b)

耐久性能の確認は,水セメント比及び
/又は鉄筋などのかぶりが同等な類似

製品の実績から判断してもよい。

なお,ポール類に使用する PC 鋼材

は,受渡当事者間で協議して,応力腐

食割れに対する耐久性能が確認された

ものを使用する。

空気量及び製造方法によ

っても耐久性は影響を受

けるため。

A.4

形状,

寸 法 及 び
寸 法 の 許

容差

a)

形状  ポール類の形状例を,図 A.1 に示す。また,
必要に応じて継手部を設けることができる。

(表 A.4)

−  末口径,元口径及び直径は,端部の一断面において

直交軸に沿って測定した二つの値の平均値を四捨五入
し整数に丸める。

A.4

形状,

寸 法 及 び
寸 法 の 許

容差

a)

形状  ポール類の形状例を,図 A.1 に示す。

(表 A.4) 
−  末口径,元口径及び直径は,直交軸に沿って測定し

た二つの値の平均値とする。

2

本以上のポールを 1 本の

ポールに接合し継ポール
と呼ばれるものもポール

類であることを明確にし

た。 
数値の丸め方を明確にし

た。

A.6

コ ン

ク リ ー ト
の品質

A.6.1

材料及び製造方法

コンクリートに使用する材料及び製造方法は,箇条 8 に
よる。

A.7

コ ン

ク リ ー ト
の品質

A.7.1

材料及び製造方法

コンクリートに使用する材料及び製造方法は,JIS A 

5364

による。

基本規格,本体,附属書,

推奨仕様との引用規格の
重複を整理し,一連の箇条

及び表現の整合を図った。

 

1

12

A

 5

373


20
16


113

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

A.6

コ ン

ク リ ー ト

の品質(続
き)

A.6.2

圧縮強度

コンクリートの圧縮強度は,所定の材齢において,50

N/mm

2

以上とする。また,プレストレス導入時の圧縮強

度は,支持点において与えられるプレストレスの 1.7 倍

以上,荷重点において与えられるプレストレスの 1.3 倍

以上で,かつ,25 N/mm

2

以上とする。

なお,II 類は,受渡当事者間の協議による。

A.7

コ ン

ク リ ー ト

の品質(続
き)

A.7.2

圧縮強度

コンクリートの圧縮強度は,製品と同一養生を行った供

試体の圧縮強度又はその他適切な方法によって管理し
た圧縮強度で検証し,所定の材齢において,50 N/mm

2

以上とする。また,プレストレス導入時の圧縮強度は,

支持点において与えられるプレストレスの 1.7 倍以上,
荷重点において与えられるプレストレスの 1.3 倍以上

で,かつ,25 N/mm

2

以上とする。

なお,II 類は,受渡当事者間の協議によるものとし,コ
ンクリートの圧縮強度は,JIS A 5364 の附属書 A による

ことができる。

供試体の養生方法は,関係

する A.7 の試験方法に移

行したため。 
また,JIS A 5364 の附属書

A

は,規定の一部ではない

ため削除した。

A.7

試 験

方法

A.7.1

コンクリートの圧縮強度試験

コンクリートの圧縮強度試験は,JIS A 1108 又は JIS A 

1136

による。

なお,供試体は,製品と同一養生を行ったもの,又はそ
の他適切な方法によって管理したものとする。

A.7.2

製品の曲げ耐力試験

製品の曲げ耐力試験は,JIS A 5363 による。

A.6

試 験

方法

A.6.1

圧縮強度試験

圧縮強度試験は,JIS A 1132 及び JIS A 1108 又は JIS A 

1136

による。

A.6.2

曲げ強度試験

曲げ強度試験は,JIS A 5363 による。 
なお,試験機は,JIS B 7721 に規定する 1 級以上の試験

機又はこれと同等以上の許容値性能をもつものを使用

する。

基本規格,本体,附属書,

推奨仕様との引用規格の
重複を整理し,一連の箇条

及び表現の整合を図った。

推 奨 仕 様

A-1

プ レ

ス ト レ ス

ト コ ン ク

リ ー ト ポ
ール

A-1.2

種類

推奨仕様 A-1  表 1−寸法及びひび割れ試験荷重(1 種)

での“支持点の高さ”の変更及び“製品の呼び”の追加

推 奨 仕 様

A-1

プ レ

ス ト レ ス

ト コ ン ク

リ ー ト ポ
ール

A-1.2

種類

推奨仕様 A-1  表 1−寸法及びひび割れ試験荷重(1 種) 配電規定(JEAC 7001)に

準拠。 
使用実態に合わせて製品

の呼びを追加。

 

11
3

A

 5

373


20
16


114

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

A-1.3

性能 A-1.3.1  ポール 1 種

ポール 1 種の性能は,次による。

a)

ひび割れ試験荷重  ポール 1 種のひび割れ試験荷重

(ひび割れ幅 0.25 mm 以下)は,推奨仕様 A-1  表 1 に

規定する値以上とする。また,ひび割れ試験荷重を除荷

したとき,幅 0.05 mm を超えるひび割れが残留してはな
らない。

b)

終局荷重  ポール 1 種の終局荷重は,推奨仕様 A-1

表 1 に規定するひび割れ試験荷重の 2 倍の値以上とす
る。

A-1.3.2

ポール 2 種

ポール 2 種の性能は,次による。

a)

限界ひび割れ幅耐力

(ポール 1 種と同等)

b)

終局曲げ耐力

(ポール 1 種と同等)

c)

たわみ  ポール 2 種のたわみは,推奨仕様 A-1  表 2

に規定する限界ひび割れ幅耐力に相当する荷重の 2/3 を
加えたとき,

長さ 8 m のポールは支持点から 6 m の位置,

長さ 9 m 以上のポールは支持点から 7 m の位置における

たわみが 75 mm を超えてはならないものとする。

A-1.3

性能 A-1.3.1  曲げ強度

ポール 1 種の本体の曲げ強度は,A-1.6.2 に規定する曲

げ強度試験を行い,推奨仕様 A-1.表 1 に示すひび割れ試
験荷重を加えたとき,幅 0.25 mm を超えるひび割れが発

生してはならない。このひび割れ試験荷重を除荷したと

き,幅 0.05 mm を超えるひび割れが残留してはならな
い。また,ポール 1 種は,推奨仕様 A-1.表 1 に規定する

ひび割れ試験荷重の 2 倍の値で破壊してはならない。

2

種の本体の曲げ強度は,A-1.6.2 に規定する曲げ強度試

験を行い,推奨仕様 A-1  表 2 に示すひび割れ試験曲げ

モーメントを加えたとき,…の 2 倍の値で破壊してはな

らない。

A-1.3.2

変形

ポール 2 種の変形は,A-1.6.2 に規定する曲げ強度試験
を行い,推奨仕様 A-1  表 2 に示すひび割れ試験曲げモ

ーメントの 2/3 を加えたとき,長さ 8 m のポールは支持

点から 6 m の位置,長さ 9 m 以上のポールは支持点から

7 m

の位置におけるたわみが 75 mm を超えてはならな

い。

曲げ強度から耐力表記に

伴う記載方法の全体的な

見直しによる。

A-1.4

状,寸法及

び 寸 法 の

許容差

推奨仕様 A-1  表 3−寸法の許容差 
−  末口径,元口径及び直径は,端部の一断面において

直交軸に沿って測定した二つの値の平均値を四捨五入

し整数に丸める。 
−  厚さは,端部の一断面において直交軸に沿って測定

した四つの値の平均値を四捨五入し整数に丸める。

A-1.4

状,寸法及

び 寸 法 の

許容差

推奨仕様 A-1  表 3−寸法の許容差 
−  末口径,元口径及び直径は,直交軸に沿って測定し

た二つの値の平均値とする。

−  厚さは,本体の端部の 1 断面において直交軸に沿っ

て測定した四つの値の平均値とする。

数値の丸め方を明確にし
た。

A-1.5

配筋 c) PC 鋼材及び軸方向鉄筋は,組立筋によって組み立て

る。この組立筋は,本体性能を損なわないように配置し

なければならない。

A-1.5

配筋 c)  用心鉄筋は,PC 鋼材及び軸方向鉄筋の外側にらせん

状に配置する。用心鉄筋は,直径 2.7 mm 以上のものと

する。ピッチは,150 mm 以下でなければならない。

用心鉄筋は,ポールの性能

上考慮していないことか

ら,仕様規定を改めた。ま
た,その名称を組立筋とし

た。

1

14

A

 5

373


20
16


115

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

A-1.5

配筋

(続き)

d) PC

鋼材又は軸方向鉄筋と組立筋とを溶接によって接

合する場合には,PC 鋼材又は軸方向鉄筋の機械的性質

が溶接によって,それぞれの規格値以下に低下しないこ
とが保証されていなければならない。

A-1.5

配筋

(続き)

e)

用心鉄筋と PC 鋼材又は軸方向鉄筋とを溶接によっ

て接合する場合には,これらの機械的性質が溶接によっ

て,それぞれの規格値以下に低下しないことが保証され
ていなければならない。

組立筋の記載を明確にし

た。

A-1.7

試験

方法

A-1.7.2

曲げ耐力試験

ポール 1 種の曲げ耐力試験は,

ポールを推奨仕様 A-1  図

3

のように据え,まくら材などを当てて固定する。載荷

点において,ポールの軸にできるだけ直交する方向に荷

重を加える。載荷は,緩やかな速さで,ひび割れ試験荷

重まで行い,ひび割れ幅及びたわみを測定する。このと
き,ひび割れ幅 0.25 mm を超えるひび割れの有無を調べ

る。その後,荷重を除去し,残留ひび割れ幅を測定する。

このとき,残留ひび割れ幅 0.05 mm を超えるひび割れの
有無を調べる。さらに,必要に応じてポールの終局荷重

まで同様な方法で荷重を加える。試験に用いるひび割れ

試験荷重及び終局荷重は,推奨仕様 A-1  表 4 に示す。
ポール 2 種の曲げ耐力試験は,

ポール 1 種と同様とする。

ただし,載荷には,推奨仕様 A-1  表 5 に示す限界ひび

割れ幅耐力に相当する荷重及び終局荷重を用いる。 
推奨仕様 A-1  図 3−ポールの曲げ耐力試験方法(1 種の

例)を記載する。

推奨仕様 A-1  表 4−ポールのひび割れ試験荷重及び終
局荷重(1 種)

単位  kN

製品の呼び

ひび割れ試

験荷重

終局荷重

7-14-1.5

8-14-1.5

1.5 3.0

以下同様

A-1.6

強度

試験

A-1.6.2

曲げ強度試験

曲げ強度試験は,A.6.2 による。

なお,試験機は,JIS B 7721 に規定する 1 級以上の試験
機又はこれと同等以上の許容値をもつものを使用する。

曲げ試験の方法について,

具体的に記載した。

11
5

A

 5

373


20
16


116

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

A-1.7

試験

方 法 ( 続

き)

推奨仕様 A-1  表 5−ポールの限界ひび割れ幅耐力に相
当する荷重及び終局荷重(2 種)

単位  kN

製品の呼び

荷重点
の高さ

m

限界ひび
割れ幅耐
力に相当
する荷重

終局荷重

8-35-N50 6.35

7.9

15.8

以下同様

A-1.6

強度

試 験 ( 続

き)

(記載なし)

曲げ耐力試験のひび割れ

試験荷重と終局荷重の数

値を明確化した。

A-1.8

検査

A-1.8.3

査方法

2)

性能  ひび割れ試験荷重(1 種)及び限界ひび割れ幅

耐力(2 種)の検査は,1 ロットから任意に 2 本抜き取

り,A-1.7.2 によって行い,2 本とも A-1.3 の規定に適合

すれば,そのロットを合格とし,2 本とも適合しなけれ
ば,そのロットを不合格とする。この検査で 1 本だけ規

定に適合しないときは,そのロットから更に 4 本抜き取

って再検査を行い,4 本とも規定に適合すれば,最初の
検査の不合格品を除き,そのロットを合格とし,再検査

で 1 本でも適合しないときは,そのロットを不合格とす

る。 
終局荷重(1 種)及び終局曲げ耐力(2 種)の検査は,
ひび割れ試験荷重(1 種)及び限界ひび割れ幅耐力(2

種)の検査の初めの 2 本のうち 1 本について,A-1.7.2
によって行い,A-1.3 の規定に適合すれば,そのロット

を合格とし,適合しなければ,そのロットから更に 2 本

抜き取って再検査を行い,2 本とも規定に適合すれば,
最初の検査の不合格品を除き,そのロットを合格とし,

再検査で 1 本でも適合しないときは,そのロットを不合

格とする。

A-1.8

検査

A-1.8.3

査方法

2)

性能  曲げひび割れ強度の検査は,1 ロットから任意

に 2 本抜き取り,A-1.6.2 によって行い,2 本とも A-1.3.1

の規定に適合すれば,そのロットを合格とし,2 本とも

適合しなければ,そのロットを不合格とする。この検査
で 1 本だけ規定に適合しないときは,そのロットから更

に 4 本抜き取って再検査を行い,4 本とも規定に適合す

れば,最初の検査の不合格品を除き,そのロットを合格
とし,再検査で 1 本でも適合しないときは,そのロット

を不合格とする。

曲げ破壊強度の検査は,曲げひび割れ強度の検査の初め
の 2 本のうち 1 本について,A-1.6.2 によって行い,

A-1.3.1

の規定に適合すれば,そのロットを合格とし,

適合しなければ,そのロットから更に 2 本抜き取って再
検査を行い,2 本とも規定に適合すれば,最初の検査の

不合格品を除き,そのロットを合格とし,再検査で 1 本

でも適合しないときは,そのロットを不合格とする。

文言を耐力表記とした。

1

16

A

 5

373


20
16


117

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

附属書 B

(規定)

橋 り ょ う

B.3

性能

橋りょう類の性能及び性能照査方法は,次による。

a)

  I 類に区分される製品  製品の性能は,推奨仕様

B-1

,B-2,B-3 又は B-4 の規定に適合しなければならな

い。

b)

  II 類に区分される製品  製品の性能は,JIS A 5362

の箇条 4 及び箇条 5 の規定に従い,受渡当事者間の協議
によって定める。一般には表 B.3 の規定によってもよ

い。

附属書 B

(規定) 
橋 り ょ う

B.3

性能

橋りょう類の性能は,表 B.3 の規定に適合しなければな
らない。

なお,II 類の性能項目は,受渡当事者間の協議による。

I

類は,それぞれの推奨仕

様に適合すること,II 類

は,基本規格 JIS A 5362
に適合することを明確に

した。

性能項目

性能

使用性

使用時に想定される荷重によって所定

の機能を失わず,快適に使用でなければ
ならない。

安全性

a)

設計上想定される荷重によって,破壊し

てはならない。

耐久性

b)

想定される作用によるひび割れ,材料の

経時的な低下によって,所要の性能が損

なわれてはならない。

施工性

有害な変状を生じることなく運搬,据

付,組立,接合などの作業を安全かつ容
易に行うことができなければならない。

a)

安全性の照査は,購入者から…

b)

耐久性の照査は,水セメント比,又は水セメ

ント比及び空気量が同等,かつ,鉄筋などの

かぶりが同等で製造方法が同様の製品の実績
によってもよい。

性能項目

性能

使 用 状 態

性能

使用時に想定される常時の荷重に対し

て安全であり,ひび割れ幅が許容値以内
でなければならない。

終 局 状 態

性能

a)

終局時に想定される荷重に対して破壊

してはならない。

耐 久 性 能

b)

想定される劣化作用に対して,耐久性を

保持しなければならない。

施工性能

運搬,設置,組立などの施工性が確保さ

れていなければならない。

b)

終局状態性能の確認は,購入者から…

c)

耐久性能の確認は,水セメント比及び/又は

鉄筋などのかぶりが同等な類似製品の実績か
ら判断してもよい。

JIS A 5362

と整合させた。

空気量及び製造方法によ

っても耐久性は影響を受
けるため。

11
7

A

 5

373


20
16


118

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

B.6

コ ン

ク リ ー ト

の品質

B.6.1

材料及び製造方法

コンクリートに使用する材料及び製造方法は,箇条 8 に

よる。

B.6.2

圧縮強度

コンクリートの圧縮強度は,所定の材齢において,表

B.6

の値を満足しなければならない。

B.7

コ ン

ク リ ー ト

の品質

B.7.1

材料及び製造方法

コンクリートに使用する材料及び製造方法は,JIS A 

5364

による。

B.7.2

圧縮強度

コンクリートの圧縮強度は,製品と同一養生方法を行っ

た供試体の圧縮強度又はその他の適切な方法によって
管理した圧縮強度で検証し,所定の材齢において,表

B.6

の値を満足しなければならない。

箇条の入れ替え。

引用 規格 と し て他 の JIS

にて引用しており,基本規
格などと重複して引用す

るなど,基本規格,附属書,

推奨仕様の規定及び箇条
の引用について見直した。

B.7

試 験

方法

B.7.1

コンクリートの圧縮強度試験

コンクリートの圧縮強度試験は,JIS A 1108 による。

なお,供試体は製品と同一養生を行ったもの,又はそ

の他適切な方法によって管理したものとする。

B.6

試 験

方法

B.6.1

圧縮強度試験

圧縮強度試験は,JIS A 1132 及び JIS A 1108 による。

箇条の入れ替え。

B.7.2

製 品

の 曲 げ 耐
力試験

製品の曲げ耐力試験は,JIS A 5363 によるものとし,図

B.5

及び図 B.6 に示す載荷方法によって,曲げひび割れ

荷重 を載荷し,ひび割れの有無を調べる。

単純桁構造の場合は,次の式によって荷重 を算出して

もよい。連続桁構造の場合は,別途平面骨組計算によっ
て荷重 を算出する。

F:  曲げひび割れ荷重(kN)

  M

:  曲げひび割れ耐力(kN・m)

a)

幅約 10∼15 cm 程度。

B.6.2

曲 げ

強度試験

曲げ強度試験は,JIS A 5363 によるものとし,図 B.5

及び図 B.6 に示す載荷方法によって,ひび割れ試験曲げ
モーメントに相当する荷重 を載荷し,ひび割れの有無

を調べる。

なお,試験は供試体の圧縮強度が所定以上であること

を確認した後に行い,試験機は,JIS B 7721 に規定する

1

級以上の試験機又はこれと同等以上の許容値をもつも

のを使用する。

F:  載荷荷重(kN)

M:  ひび割れ試験曲げモーメント(kN・m)

a)

橋げた用は幅約 15 cm,

床版用は約 10∼15 cm 程度。

箇条の入れ替え。

荷重 の算出式は単純桁

だけに適用する。連続桁構
造の場合は,別途平面骨組

計算によって正確に荷重
を算出することとした。

推 奨 仕 様

B-1

道 路

橋 用 橋 げ

B-1.2.1

常橋げた

推奨仕様 B-1  表 1−スラブ橋げたの種類及び曲げひび

割れ耐力 
曲げひび割れ耐力

推奨仕様 B-1  表 2−けた橋げたの種類及び曲げひび割

れ耐力 
推奨仕様 B-1  表 3−軽荷重スラブ橋げたの種類及び曲

げひび割れ耐力 
曲げひび割れ耐力

推 奨 仕 様

B-1

道 路

橋 用 橋 げ

B-1.2.1

常橋げた

推奨仕様 B-1  表 1−スラブ橋げたの種類及びひび割れ

試験曲げモーメント 
ひび割れ試験曲げモーメント

推奨仕様 B-1  表 2−けた橋げたの種類及びひび割れ試

験曲げモーメント 
推奨仕様 B-1  表 3−軽荷重スラブ橋げたの種類及びひ

び割れ試験曲げモーメント 
ひび割れ試験曲げモーメント

曲げ強度から耐力表記に

変更し,記載方法を全般的
に見直した。

 

1

18

A

 5

373


20
16


119

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

B-1.3

性能 橋げたの要求性能は,曲げひび割れ耐力とし,推奨仕様

B-1

表 1,推奨仕様 B-1  表 2 及び推奨仕様 B-1  表 3 に

示す曲げひび割れ耐力を用いて B.7.2 によって算出した
ひび割れ荷重を加えたとき,ひび割れが発生してはなら

ない。

B-1.3

性能 B-1.3.1  曲げ強度

橋げたは,B-1.6.2 に規定する曲げ強度試験を行い,推

奨仕様 B-1  表 1∼推奨仕様 B-1  表 3 に示すひび割れ試
験曲げモーメント,又は設計図書から求めたひび割れ試

験曲げモーメントを加えたとき,ひび割れが発生しては

ならない。 
なお,設計図書からひび割れ試験曲げモーメントを求め

る場合は,橋げた下縁の引張応力度が有効プレストレス

+3.0 N/mm

2

となる値とする。

性能指標の一つである曲

げひび割れ耐力の算出方

法について文言を整理し
簡明にした。

B-1.6

コン

ク リ ー ト

の品質

コンクリートの品質は,B.6 による。

B-1.7

コン

ク リ ー ト

の品質

コンクリートの圧縮強度は,B.7.2 による。

箇条の入れ替え。

B-1.7

製品

の 曲 げ 耐
力試験

製品の曲げ耐力試験は,B.7.2 によるものとし,載荷は

幅約 10∼15 cm 程度の鋼板と適切な径の丸鋼を用いて,
荷重が均等に分布されるようにする。

B-1.6

強度

試験

B-1.6.1

圧縮強度試験

橋げたの圧縮強度試験は,B.6.1 による。

B-1.6.2

曲げ強度試験

橋げたの曲げ強度試験は,B.6.2 による。 
なお,試験機は,JIS B 7721 に規定する 1 級以上の試験
機又はこれと同等以上の許容値をもつものを使用する。

また,載荷は幅 15 cm 程度の鋼板と適切な径の丸鋼を用

いて,荷重が均等に分布されるようにする。

箇条の入れ替え。

曲げ強度から耐力表記に
変更し,記載方法を全般的

に見直した。

推 奨 仕 様

B-2

道 路

橋 橋 げ た

用 セ グ メ
ント

B-2.3

性能

橋げた用セグメントの性能は,コンクリートの圧縮強度
を代用特性とし,品質保証時のコンクリートの圧縮強度

を 50 N/mm

2

以上,プレストレス導入時のコンクリート

の圧縮強度を 35 N/mm

2

以上とする。

推 奨 仕 様

B-2

道 路

橋 橋 げ た

用 セ グ メ
ント

B-2.3

性能

B-2.3.1

圧縮強度

橋げた用セグメントは,B-2.6.1 に規定する圧縮強度試

験を行い,品質保証時の圧縮強度が 50 N/mm

2

以上,プ

レストレス導入時の圧縮強度は 35 N/mm

2

以上でなけれ

ばならない。

コンクリートの圧縮強度
を代用特性としたため。

 

11
9

A

 5

373


20
16


120

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

B-2.4

状,寸法及

び 寸 法 の
許容差

なお,B.4 に規定する範囲で基準寸法を変更した場合,
購入者の要求があったときは製造業者は,その橋げた用

セグメントが表 B.3 に適合していることを示す設計図
書又は性能試験の資料を提示しなければならない。

B-2.4

状,寸法及

び 寸 法 の
許容差

なお,B.4 に規定する範囲で基準寸法を変更した場合,
購入者の要求があれば製造業者は,設計図書又は性能試

験によってその橋げた用セグメントが,B.3 に適合して
いることを示す資料を提示しなければならない。

性能試験の資料によって

も適合していることを示

せるように改めた。

B-2.6

コン

ク リ ー ト

の品質

コンクリートの品質は,B.6 による。 B-2.6

強度

試験

B-2.7

コン

ク リ ー ト

の品質

B-2.6.1

圧縮強度試験

橋げた用セグメントの圧縮強度試験は,B.6.1 による。

なお,試験機は,JIS B 7721 に規定する 1 級以上の試験
機又はこれと同等以上の許容値をもつものを使用する。

コンクリートの圧縮強度は,B.7.2 による。

箇条の入れ替え。

B-2.7

コン

ク リ ー ト
の 圧 縮 強

度試験

コンクリートの圧縮強度試験は,B.7.1 による。

コンクリートの圧縮強度

を代用特性としているこ
とから,圧縮強度試験を追

加した。

B-2.8

検査 B-2.8.1  検査項目

B-2.8.2

検査ロット

B-2.8.3

検査方法

2)

性能  性能の検査は,B-2.7 によって行い,

B-2.9

表示

B-2.8

検査 B-2.8.1  検査項目

B-2.8.2

検査ロット

B-2.8.3

検査方法

2)

性能  性能の検査は,B-2.6.1 によって行い,

B-2.9

表示

規格本体,附属書,推奨仕

様との引用規格の重複を
整理し,一連の箇条及び表

現の整合を図った。

推 奨 仕 様

B-3

合 成

床 版 用 プ

レ キ ャ ス

ト板

B-3.3

性能

合成床版用プレキャスト板の要求性能は,曲げひび割れ
耐力とし,推奨仕様 B-3  表 1 に規定する曲げひび割れ
耐力を用いて B.7.2 によって算出したひび割れ荷重を加

えたとき,ひび割れが発生してはならない。

推 奨 仕 様

B-3

合 成

床 版 用 プ

レ キ ャ ス

ト板

B-3.3

性能

B-3.3.1

曲げ強度

合成床版用プレキャスト板は,B-3.6.2 に規定する曲げ
強度試験を行い,推奨仕様 B-3  表 1 に規定するひび割
れ試験曲げモーメントを加えたとき,ひび割れが発生し

てはならない。 
なお,設計図書からひび割れ試験曲げモーメントを求め

る場合は,プレキャスト板下縁の引張応力度が有効プレ

ストレス+1.8 N/mm

2

となる値とする。

曲げ強度から耐力表記に

変更し,記載方法を全般的
に見直した。

 

1

20

A

 5

373


20
16


121

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

B-3.4

状,寸法及

び 寸 法 の
許容差

なお,B.4 に規定する範囲で基準寸法を変更した場合,
購入者の要求があったときは,製造業者は,その合成床

版用プレキャスト板が表 B.3 に適合していることを示
す設計図書又は性能試験の資料を提示しなければなら

ない。

B-3.4

状,寸法及

び 寸 法 の
許容差

なお,B.4 に規定する範囲で基準寸法を変更した場合に

は,購入者の要求があれば製造業者は,設計図書又は性

能試験によってその合成床版用プレキャスト板が B.3
に適合していることを示す資料を提示しなければなら

ない。

性能試験の資料によって

も適合していることを示

せるように改めた。

B-3.6

コン

ク リ ー ト
の品質

コンクリートの品質は,B.6 による。

B-3.7

コン

ク リ ー ト
の品質

コンクリートの圧縮強度は,B.7.2 による。

箇条の入れ替え。

B-3.7

製品

の 曲 げ 耐

力試験

製品の曲げ耐力試験は,B.7.2 によるものとし,載荷は

幅 10∼15 cm 程度の鋼板と適切な径の丸鋼を用いて,荷

重が均等に分布されるようにする。

B-3.6

強度

試験

B-3.6.1

圧縮強度試験

合成床版用プレキャスト板の圧縮強度試験は,B.6.1 に

よる。

B-3.6.2

曲げ強度試験

合成床版用プレキャスト板の曲げ強度試験は,B.6.2 に

よる。 
なお,試験機は,JIS B 7721 に規定する 1 級以上の試験

機又はこれと同等以上の許容値をもつものを使用する。

基本規格,本体,附属書,

推奨仕様との引用規格の

重複を整理し,一連の箇条
及び表現の整合を図った。

B-3.8.3

査方法

2)

性能  性能の検査は,1 ロットの合成床版用プレキャ

スト板から 2 枚の板を抜き取り,B-3.7 によって行い,

B-3.8.3

査方法

2)

性能  性能の検査は,1 ロットの合成床版用プレキャ

スト板から 2 枚の板を抜き取り,B-3.6.2 によって行い,

基本規格,本体,附属書,

推奨仕様との引用規格の
重複を整理し,一連の箇条

や表現の整合を図った。

推 奨 仕 様

B-4

道 路

橋 用 プ レ

キ ャ ス ト

床版

B-4.3

性能

プレキャスト床版の要求性能は,曲げひび割れ耐力と
し,推奨仕様 B-4  表 1 に示す曲げひび割れ耐力を用い
て B.7.2 によって算出した曲げひび割れ荷重を加えたと

き,ひび割れが発生してはならない。

推 奨 仕 様

B-4

道 路

橋 用 プ レ

キ ャ ス ト

床版

B-4.3

性能

B-4.3.1

  曲げ強度

プレキャスト床版は,B-4.6.2 に規定する曲げ強度試験
を行い,推奨仕様 B-4  表 1 に示すひび割れ試験曲げモ

ーメントを加えたとき,ひび割れが発生してはならな

い。

性能を曲げ強度から耐力

としたため。

B-4.4

状,寸法及

び 寸 法 の
許容差

なお,B.4 に規定する範囲で基準寸法を変更した場合,
購入者の要求があったときは製造業者は,そのプレキャ

スト床版が表 B.3 に適合していることを示す設計図書
又は性能試験の資料を提示しなければならない。

B-4.4

状,寸法及

び 寸 法 の
許容差

なお,B.4 に規定する範囲で基準寸法を変更した場合に
は,購入者の要求があれば製造業者は,設計図書又は性

能試験によってそのプレキャスト床版が,B.3 に適合し
ていることを示す資料を提示しなければならない。

性能試験の資料によって

も適合していることを示

せるように改めた。

 

12
1

A

 5

373


20
16


122

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

B-4.6

コン

ク リ ー ト

の品質

コンクリートの品質は,B.6 による。

B-4.7

コン

ク リ ー ト

の品質

コンクリートの圧縮強度は,B.7.2 による。

箇条の入れ替え。

B-4.7

製品

の 曲 げ 耐

力試験

製品の曲げ耐力試験は,B.7.2 によるものとし,載荷は
幅約 10∼15 cm 程度の鋼板と適切な径の丸鋼を用いて,

荷重が均等に分布されるようにする。

B-4.6

強度

試験

B-4.6.1

圧縮強度試験

プレキャスト床版の圧縮強度試験は,B.6.1 による。

B-4.6.2

曲げ強度試験

プレキャスト床版の曲げ強度試験は,B.6.2 による。 
なお,試験機は,JIS B 7721 に規定する 1 級以上の試験

機又はこれと同等以上の許容値をもつものを使用する。

また,載荷は幅 10∼15 cm 程度の鋼板と適切な径の丸鋼
を用いて,荷重が均等に分布されるようにする。

箇条の入れ替え。

B-4.8.3

査方法

a)

最終検査

2)

性能  性能の検査は,1 ロットのプレキャスト床版か

ら 2 枚を抜き取り,B-4.7 によって行い,2 枚とも B-4.3
の規定に適合すれば…

B-4.8.3

査方法

a)

最終検査

2)

性能  性能の検査は,1 ロットのプレキャスト床版か

ら 2 枚を抜き取り,B-4.6.2 によって行い,2 枚とも

B-4.3.1

の規定に適合すれば…

箇条の入れ替え。

附属書 C

(規定)

擁壁類

C.3

性能

擁壁類の要求性能及び性能照査方法は,次による。

a)

  I 類に区分される製品  製品の性能は,推奨仕様 C-1

の規定に適合しなければならない。

b)

  II 類に区分される製品  製品の性能は,JIS A 5362

の箇条 4 及び箇条 5 の規定に従い受渡当事者間の協議に

よって定める。一般には,表 C.3 の規定によってもよい。

附属書 C

(規定)

擁壁類

C.3

性能

擁壁類の性能は,表 C.3 の規定に適合しなければならな
い。

なお,II 類の性能項目は,受渡当事者間の協議による。

JIS A 5362

と整合させた。

表 C.3−擁壁類の性能及び性能照査方法

表中抜粋

性能項目

使用性

安全性

a)

耐久性

b)

施工性

表 C.3−擁壁類の性能

表中抜粋

性能項目

使用状態性能

終局状態性能

a)

耐久性能

b)

施工性能

JIS A 5362

と整合させた。

 

1

22

A

 5

373


20
16


123

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

C.3

性能

(続き)

表中抜粋

性能

使用時に想定される荷重によって所定
の機能を失わず,快適に使用できなけれ

ばならない。

設計上想定される荷重によって,破壊し

てはならない。

想定される作用によるひび割れ,材料の

経時的な低化などによって,所要の性能

を損なってはならない。

有害な変状を生じることなく運搬,据

付,組立,接合などの作業を安全かつ容
易に行うことができなければならない。

性能照査方法

設計図書,C.7 又は実績による。

設計図書,C.7 又は実績による。

a)

安全性の照査は,購入者から要求があった場合に
行う。

b)

耐久性の照査は,水セメント比,又は水セメント

比及び空気量が同等,かつ,鉄筋などのかぶりが
同等で製造方法が同様の製品の実績によっても

よい。

C.3

性能

(続き)

表中抜粋

性能

使用時に想定される常時の荷重に対し
て安全であり,ひび割れ幅が許容値以内

でなければならない。

終局時に想定される荷重に対して,破壊

してはならない。

想定される劣化作用に対して,耐久性を
保持しなければならない。

運搬,設置,組立などの施工性を確保し

なければならない。

性能照査方法

設計図書又は C.6 による。

設計図書又は C.6 による。

a)

終局状態性能の確認は,購入者から要求があった

場合に行う。

b)

耐久性能の確認は,水セメント比及び/又は鉄筋
などのかぶりが同等な類似製品の実績から判断

してもよい。

JIS A 5362

と整合させた。

空気量及び製造方法によ
っても耐久性は影響を受

けるため。

C.4

形状,

寸 法 及 び

寸 法 の 許
容差

a)

形状  矢板の形状例を,図 C.1,図 C.2 及び図 C.3 に

示す。

C.4

形状,

寸 法 及 び

寸 法 の 許
容差

a)

形状  矢板の形状を,図 C.1∼図 C.3 に示す。

形状図は規定ではなく例

図。

(本文と図の題名を整合
させた)

12
3

A

 5

373


20
16


124

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

C.6

コ ン

ク リ ー ト

の品質

C.6.1

材料及び製造方法

コンクリートに使用する材料及び製造方法は,箇条 8 に

よる。

C.7

コ ン

ク リ ー ト

の品質

C.7.1

材料及び製造方法

コンクリートに使用する材料及び製造方法は,JIS A 

5364

による。

箇条の入れ替え。

引用 規格 と し て他 の JIS

にて引用しており,基本規
格などと重複して引用す

るなど,基本規格,附属書,

推奨仕様の規格や箇条の
引用について見直した。

 C.6.2

圧縮強度

コンクリートの圧縮強度は,所定の材齢及びプレストレ

ス導入時において,表 C.5 の値を満足しなければならな

い。 
なお,II 類は,受渡当事者間の協議による。

 C.7.2

圧縮強度

コンクリートの圧縮強度は,製品と同一養生を行った供

試体の圧縮強度又はその他適切な方法によって管理し

た圧縮強度で検証し,所定の材齢及びプレストレス導入
時において,表 C.5 の値を満足しなければならない。

なお,II 類は,受渡当事者間の協議による。

C.7

試 験

方法

C.7

試験方法

C.7.1

コンクリートの圧縮強度試験

コンクリートの圧縮強度試験は,JIS A 1108 による。 
なお,供試体は製品と同一養生を行ったもの,又はその

他適切な方法によって管理したものとする。

C.7.2

製品の曲げ耐力試験

製品の曲げ耐力試験は,JIS A 5363 に規定する曲げ耐力

試験方法による。

C.6

試 験

方法

C.6

試験方法

C.6.1

圧縮強度試験

圧縮強度試験は,JIS A 1132 及び JIS A 1108 による。

C.6.2

曲げ強度試験

曲げ強度試験は,JIS A 5363 による。

なお,試験機は,JIS B 7721 に規定する 1 級以上の試験

機又はこれと同等以上の許容値をもつものを使用する。

箇条の入れ替え。

引用 規格 と し て他 の JIS

にて引用しており,基本規
格などと重複して引用す

るなど,基本規格,附属書,

推奨仕様の規格及び箇条
の引用について見直した。

 

1

24

A

 5

373


20
16


125

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

推 奨 仕 様

C-1

プ レ

ス ト レ ス
ト コ ン ク

リ ー ト 矢

C-1.2

種類

C-1.2

種類

矢板の種類は,形状,寸法及び限界ひび割れ幅耐力によ
って,推奨仕様 C-1  表 1,推奨仕様 C-1  表 2,推奨仕様

C-1

表 3,推奨仕様 C-1  表 4 又は推奨仕様 C-1  表 5 の

とおり区分する。

推奨仕様 C-1  表 1

限界ひび割

れ幅耐力

kN

・m

終局曲げ耐力

kN

・m

1

枚当たり

1 m

当たり

 5.4

10.8

推奨仕様 C-1  表 2∼表 5

限界ひび割れ

幅耐力

kN

・m

終局曲げ耐力

kN

・m

推 奨 仕 様

C-1

プ レ

ス ト レ ス
ト コ ン ク

リ ー ト 矢

C-1.2

種類

C-1.2

種類

矢板の種類は,形状,寸法及びひび割れモーメントによ
って,推奨仕様 C-1  表 1∼表 5 のとおり区分する。

推奨仕様 C-1  表 1∼表 5

ひび割れ

モーメント

kN

・m

モーメントから耐力表記

に伴う記載方法の全般的

な見直しによる。

C-1.3

性能 矢板の性能は,次による。

C-1.3.1

限界ひび割れ幅耐力

矢板の限界ひび割れ幅耐力(ひび割れ幅 0.05 mm 以下)

は,推奨仕様 C-1  表 1,推奨仕様 C-1  表 2,推奨仕様

C-1

表 3,推奨仕様 C-1  表 4 又は推奨仕様 C-1  表 5 に

規定する値以上とする。

C-1.3.2

終局曲げ耐力

矢板の終局曲げ耐力は,限界ひび割れ幅耐力の 2 倍に相

当する値とし,推奨仕様 C-1  表 1,推奨仕様 C-1  表 2,

推奨仕様 C-1  表 3,推奨仕様 C-1  表 4 又は推奨仕様 C-1
表 5 に規定する値以上とする。

C-1.3

性能 C-1.3.1  曲げ強度

矢板は,C-1.6.2 に規定する曲げ強度試験を行い,推奨

仕様 C-1  表 1∼表 5 に規定するひび割れモーメントに相

当する荷重を加えたとき,幅 0.05 mm を超えるひび割れ
が発生してはならない。

性能を曲げ強度から耐力
としたため。

12
5

A

 5

373


20
16


126

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

C-1.4

状,寸法及

び 寸 法 の
許容差

矢板の形状は,推奨仕様 C-1  図 1,推奨仕様 C-1  図 2,
推奨仕様 C-1  図 3,又は推奨仕様 C-1  図 4 による。

寸法及び寸法の許容差は,推奨仕様 C-1  表 1,推奨仕様

C-1

表 2,推奨仕様 C-1  表 3,推奨仕様 C-1  表 4,推奨

仕様 C-1  表 5 及び推奨仕様 C-1  表 6 による。

反りの許容差は,推奨仕様 C-1  表 7 による。 
なお,C.4 に規定する範囲で基準寸法を変更した場合,

購入者の要求があったときには製造業者は,その矢板が
表 C.3 の規定に適合していることを示す設計図書又は
性能試験の資料を提示しなければならない。

推奨仕様 C-1  表 6−矢板の寸法及び寸法の許容差 
推奨仕様 C-1  表 7−矢板の反りの許容差

C-1.4

状,寸法及

び 寸 法 の
許容差

矢板の形状,寸法及び寸法の許容差は,推奨仕様 C-1  図

1

∼推奨仕様 C-1  図 4 及び推奨仕様 C-1  表 1∼推奨仕様

C-1

表 6 による。

反りの許容差は,推奨仕様 C-1  表 7 による。

なお,C.4 に規定する範囲で基準寸法を変更した場合に

は,購入者の要求があれば製造業者は,設計図書又は性
能試験によってその矢板が C.3 に適合していることを

示す資料を提示しなければならない。

推奨仕様 C-1  表 6−寸法及び寸法の許容差 
推奨仕様 C-1  表 7−反りの許容差

性能試験の資料によって

も適合していることを示

せるように改めた。

C-1.6

コン

ク リ ー ト

の品質

コンクリートの品質は,C.6.2 による。

C-1.7

コン

ク リ ー ト

の品質

コンクリートの圧縮強度は,C.7.2 による。

箇条の入れ替え。

C-1.7

試験

方法

C-1.7.1

コンクリートの圧縮強度試験

コンクリートの圧縮強度試験は,C.7.1 による。

C-1.7.2

製品の曲げ耐力試験

矢板の曲げ耐力試験は,推奨仕様 C-1  図 5,推奨仕様

C-1

図 6 又は推奨仕様 C-1  図 7 に示す載荷方法によっ

て行い,C-1.3.1 の限界ひび割れ幅耐力に相当する荷重

を載荷したとき,推奨仕様 C-1  図 5,推奨仕様 C-1  図 6
又は推奨仕様 C-1  図 7 に示すひび割れ幅測定点におい

て幅 0.05 mm を超えるひび割れの有無を調べる。さら

に,C-1.3.2 の終局曲げ耐力まで載荷し破壊しないこと
を確認する。

C-1.6

強度

試験

C-1.6.1

圧縮強度試験

矢板の圧縮強度試験は,C.6.1 による。

C-1.6.2

曲げ強度試験

矢板の曲げ強度試験は,推奨仕様 C-1  図 5∼推奨仕様

C-1

図 7 に示す載荷方法によって行い,

推奨仕様 C-1  表

1

∼推奨仕様 C-1  表 5 に規定するひび割れモーメントに

相当する荷重 を加えたとき,推奨仕様 C-1  図 5∼推奨
仕様 C-1  図 7 に示すひび割れ幅測定点でひび割れ状況

を調べる。さらに,推奨仕様 C-1  表 1∼推奨仕様 C-1  表

5

に規定するひび割れモーメントの 2 倍に相当する荷重

まで載荷し破壊しないことを確認する。

箇条の入れ替え。 
基本規格,本体,附属書,

推奨仕様との引用規格の

重複を整理し,一連の箇条
及び表現の整合を図った。

 

1

26

A

 5

373


20
16


127

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

C-1.7

試験

方法

(続き)

積載荷重は,次の式によって算出する。

g

W

l

M

F

=

6

ここに,

F:  載荷荷重(kN)

M:  限界ひび割れ幅耐力(kN・m)

l:  スパン(m)lL/2,bl/3 とする。

ただし,が 10 より小さいとき
は,l=10 とする。

  H

:矢板の高さ(m)

W:  載荷ビーム,荷重として加わる丸

鋼及び鋼板の総質量(t)

ただし,載荷ビームが試験機と一

体構造となっている場合は,載荷
ビームの質量は含まない。

g:  重力加速度(9.81 m/s

2

とする)

C-1.6

強度

試験

(続き)

なお,試験機は,JIS B 7721 に規定する 1 級以上の試験
機又はこれと同等以上の許容値をもつものを使用する。

… 
ゴム板など

a)

a)

ゴム板などは,支点及び載荷点の不陸の影響を吸

収又は調整することができる程度の硬さ,厚さ及
び幅のものがよい。ゴム板のほかにはモルタルが

用いられることがある。

推奨仕様 C-1  図 7−矢板の曲げ耐力試験方法(波形)

… 
調整材(ゴム板,モルタルなど)

推奨仕様 C-1  図 7−曲げ強度試験方法(波形)

ゴム板などは試験を行う

製品に合った適当な硬さ

及び大きさを選定するの
がよいことを,参考として

示した。

 

12
7

A

 5

373


20
16


128

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

附属書 D

(規定)

暗きょ類

D.3

性能

暗きょ類の性能及び性能照査方法は,次による。

a)

  I 類に区分される製品  製品性能は,推奨仕様 D-1

及び D-2 の規定に適合しなければならない。

b)

  II 類に区分される製品  製品性能は,JIS A 5362 

箇条 4 及び箇条 5 の規定に従い,受渡当事者間の協議に

よって定める。 
なお,一般には表 D.3 の規定によってもよい。

表 D.3−暗きょ類の性能及び性能照査方法

性能項目

性能

使用性

使用時に想定される荷重

a)

によって,

所定の機能を失わず,快適に使用でき
なければならない。また,流水に接す

る面は,実用上支障のない程度に滑ら

かでなければならない。

安全性

b)

設計上想定される荷重によって,破壊

してはならない。

耐久性

c)

想定される作用によるひび割れ,材料

特性の経時的な低下などが,所要の性
能を損なってはならない。

施工性

有害な変状を生じることなく運搬,据
付,組立,接合などの作業を安全かつ

容易に行うことができなければならな

い。

b)

安全性の照査は,購入者から…

c)

耐久性の照査は,水セメント比,又は水セメ
ント比及び空気量が同等,かつ,鉄筋などの

かぶりが同等で製造方法が同様の製品の実績

によってもよい。

(表から部分抜粋)

附属書 D 
(規定)

暗きょ類

D.3

性能

暗きょ類の性能は,表 D.3 の規定に適合しなければなら
ない。

なお,II 類の性能項目は,受渡当事者間の協議による。

表 D.3−暗きょ類の性能

性能項目

性能

使用状態性能

使用時に想定される常時の荷重

a)

対して安全であり,ひび割れ幅が許
容値以内でなければならない。

終局状態性能

b)

終局時に想定される荷重に対して,
破壊してはならない。

耐久性能

c)

想定される劣化作用に対して,耐久
性を保持しなければならない。

施工性能

運搬,設置,組立などの施工性を確
保しなければならない。

b)

終局状態性能の確認は,購入者から…

c)

耐久性能の確認は,水セメント比及び/又は

鉄筋などのかぶりが同等な類似製品の実績か

ら判断してもよい。

(表から部分抜粋)

I

類は,それぞれの推奨仕

様に適合すること,II 類

は,基本規格の JIS A 5362
に適合することを明確に

した。

JIS A 5362

と整合させた。

空気量及び製造方法によ

っても耐久性は影響を受
けるため。

1

28

A

 5

373


20
16


129

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

D.4

形状,

寸 法 及 び

寸 法 の 許
容差

表 D.4−暗きょ類(プレストレストコンクリート管)の

寸法及び寸法の許容差

種類

内径

長さ

厚さ

プレストレ

ストコンク

リート管

寸法 600 ∼

3 000

2 000

4 000

44

∼250

許容差  ±4∼

±12

+10

−5

+4

−2

+12

−6

許容差の詳細は,推奨仕様による。

……

注記  面取り又は管端補強のように…強度を損なわ
ない程度の加工を行ってもよい。

(表から部分抜粋)

D.4

形状,

寸 法 及 び

寸 法 の 許
容差

表 D.4−暗きょ類(プレストレストコンクリート管)の

寸法及び寸法の許容差

種類

内径

長さ

厚さ

プレストレ

ストコンク

リート管

寸法 500 ∼

3 000

2 000

5 000

40

∼250

許容差 ±3∼

±12

+10

−5

+4

−2

+12

−6

許容差の詳細は,推奨仕様による。

……

注記  面取り又は管端補強のように…強度を損なわ
ない程度の加工は,差し支えない。

(表から部分抜粋)

寸法において,内径 500,

及び長さ 5 000 の使用実績

がないことから,内径 500
の削除と長さを 4 000 とし

た。また,内径 500 の削除

に伴い,厚さを 44∼と規
定し,内径の許容差を±4

∼と規定した。

D.6

コ ン

ク リ ー ト

の品質

D.7

試 験

方法

 D.6

試 験

方法

D.7

コ ン

ク リ ー ト

の品質

箇条の入れ替え。

D.7.2

製品

の 曲 げ 耐
力 試 験 及

び 内 圧 耐

力試験

製品の曲げ耐力試験及び内圧耐力試験は,JIS A 5363 
よる。

D.6.2

曲げ

強 度 試 験
及 び 内 圧

強度試験

曲げ強度試験及び内圧強度試験は,JIS A 5363 による。

12
9

A

 5

373


20
16


130

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

推 奨 仕 様

D-1

プ レ

ス ト レ ス
ト コ ン ク

リート管

D-1.2

種類

推奨仕様 D-1  表 1−PC 管の種類

種類による区分

形状,呼びの範囲による区分

S

形 NC 形

内圧管

1

種 600∼1 650

2

種 600∼2 000

3

4

5

外圧管

高圧 1 種  − 1

500

∼2 200

高圧 2 種 1

500

∼2 600

高圧 3 種 1

500

∼3 000

1

種 600∼1 800

2

種 600∼2 000

3

4

5

(表から部分抜粋)

推 奨 仕 様

D-1

プ レ

ス ト レ ス
ト コ ン ク

リート管

D-1.2

種類

推奨仕様 D-1  表 1−PC 管の種類

種類による区分

形状,呼びの範囲による区分

S

C

NC

内圧管

1

種 500

1 650

2

種 500

2 000

3

4

5

外圧管

高圧 1 種 − 900

1 350

1 500

2 200

高圧 2 種

900

2 200

2 400

2 600

1

種 500

1 800

900

3 000

2

種 500

2 000

3

4

5

(表から部分抜粋)

寸法において,内径 500 の
使用実績がないことから,

600

∼3 000 とした。

関連基準の改訂によって

要求性能に対応するため。

C

形の削除によって高圧 1

種∼3 種 900∼1 350 を削除
し,高圧 1 種∼3 種,外圧

管 1 種∼5 種 1 500∼3 000

を NC 形で規定した。

1

30

A

 5

373


20
16


131

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

D-1.3

性能 PC 管の性能は,次による。

D-1.3.1

曲げひび割れ耐力

外圧管及び内圧管の曲げひび割れ耐力は,推奨仕様

D-1

表 2 に規定する値以上とする。

D-1.3.2

終局曲げ耐力

終局曲げ耐力は,推奨仕様 D-1  表 3 に規定する値以上
とする。

D-1.3.3

試験内圧耐力

内圧管の内圧耐力は,推奨仕様 D-1  表 4 の試験内圧

耐力に規定する値以上とする。

D-1.3.4

ひび割れ内圧耐力

受渡当事者間の協議によって,ひび割れ内圧耐力を照

査する場合は,推奨仕様 D-1  表 4 のひび割れ内圧耐力

に規定する値以上とする。

推奨仕様 D-1  表 2−PC 管の曲げひび割れ耐力

呼び

内圧管・外圧管

曲げひび割れ耐力

高圧

1

高圧

2

高圧

3

1

S

2

S

3

S

4

S

600

   12.02 10.42 8.61

6.79

700

   14.50 12.38 10.26 8.01

(表から部分抜粋)

D-1.3

性能

D-1.3.1

げ強度

PC

管は,D-1.6.1 に規定する曲げ強度試験を行い,推奨

仕様 D-1  表 2 に規定するひび割れ荷重を加えたとき,

ひび割れが発生してはならない。また,推奨仕様 D-1  表

2

に示す破壊荷重を加えたとき,破壊してはならない。

推奨仕様 D-1  表 2−PC 管の曲げ強度荷重

呼び

種類

内圧管・外圧管

ひび割れ荷重

高圧

1

高圧

2

高圧

3

1

2

3

4

500

   112

97

80

64

600

   110

95

78

61

700

   113

96

79

61

(表から部分抜粋)

性能を曲げ強度から曲げ

耐力とし,それぞれのひび

割れに対する性能を考慮
し て ,“ 曲 げ ひ び 割 れ 耐

力”及び“終局曲げ耐力”

で表した。

使用実績がないことから

呼び 500 を削除した。

13
1

A

 5

373


20
16


132

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

D-1.3

性能

(続き)

推奨仕様 D-1  表 4−PC 管の試験内圧耐力及びひび割れ
内圧耐力

種類

試験内圧

耐力

MPa

ひび割れ内

圧耐力

MPa

呼びの範囲

内圧管 1 種 1.8

2.0  600

∼1 650

2

種 1.4

1.6  600

∼2 000

3

種 1.0

1.2

4

種 0.6

0.8

5

種 0.4

0.6

(表から部分抜粋)

D-1.3.2

圧強度

内圧管は,D-1.6.2 に規定する内圧強度試験を行い,推

奨仕様 D-1  表 3 に規定する試験内圧を加えたとき,漏

水が発生してはならない。また,推奨仕様 D-1  表 3 に
示すひび割れ内圧を加えたとき,ひび割れが発生しては

ならない。

推奨仕様 D-1  表 3−PC 管の試験内圧及びひび割れ内圧

種類

試験内圧

(MPa)

ひび割れ

内圧

(MPa)

呼びの範囲

内圧管 1 種 1.8

2.0

500

∼1 650

2

種 1.4

1.6

500

∼2 000

3

種 1.0

1.2

4

種 0.6

0.8

5

種 0.4

0.6

(表から部分抜粋)

D-1.3

性能として一括で表

現した。

使用実績がないことから
呼び 500 を削除した。

1

32

A

 5

373


20
16


133

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

D-1.4

状,寸法及

び 寸 法 の
許容差

推奨仕様 D-1  表 5−PC 管の形状及び寸法  S 形

呼び

内径

コアの厚さ

t

c

 

600 612

44

700 724

46

PC

管の形状については,面取り,切欠き,実用上差

し支えない範囲での凹凸など…強度を損なわない程

度の加工を行ってもよい。

a)

  有効長 は,2 000 又は 3 000 とすることがで

きる。

(表から部分抜粋)

推奨仕様 D-1  表 7−寸法の許容差

呼びの範囲  内径

 

有効長

内面長さ

S

形,NC 形 NC 形

L L

1

 

600

∼900

±4

+10

− 5

(表から部分抜粋)

D-1.4

状,寸法及

び 寸 法 の
許容差

推奨仕様 D-1  表 4−PC 管の形状及び寸法  S 形

呼び

内径

コアの厚さ

t

c

 

I II I II

500 500 500 42  40

600 612 600 44  44

700 724 700 46  46

PC

管の形状については,必要に応じて,形状に影響

を与えず,強度を損なわない程度の加工は差し支え
ない。

注記  記号 I は遠心力方式,記号 II はロール転圧方式

によってコアを製造した管である。

a)

有効長 は,2 000,3 000 及び 5 000 とすること

ができる。

(表から部分抜粋)

推奨仕様 D-1  表 7−寸法の許容差

呼びの範囲  内径

 

有効長

内面長さ

S

形,C 形,NC 形

C

形,NC 形

L L

1

 

500

±3

+10

600

∼900

±4

− 5

(表から部分抜粋)

使用実績がないことから

呼び 500 及び注

a)

有効長

5 000

を削除した。また,

コアの製造を遠心力方式

だけとした。

呼びの範囲で 500 を削除
した。また,有効長,内面

長さにおいて C 形を削除

した。

13
3

A

 5

373


20
16


134

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

D-1.6

コン

ク リ ー ト

の品質

D-1.7

試験

方法

D-1.7.2

品 の 曲 げ

耐力試験

製品の曲げ耐力試験は,推奨仕様 D-1  図 1 のように据

え付け,推奨仕様 D-1  表 8 に規定するひび割れ耐力に

相当する荷重に有効長 を乗じた値まで載荷し,ひび割
れの有無を調べる。さらに,推奨仕様 D-1  表 8 に示す

終局荷重まで載荷し,破壊しないことを確認する。製品

の曲げ耐力試験を行うときは,加圧面及び支持面に厚さ
約 20 mm のゴム板

1)

と約 150 mm×150 mm の角材とを

当てて,荷重が均等に分布されるようにしなければなら

ない。 

1)

支点及び載荷点の不陸の影響を吸収することが

できる程度の硬さ及び幅のものがよい。

推奨仕様 D-1  表 8−PC 管のひび割れ耐力に相当する荷

重及び終局荷重

呼び

内圧管・外圧管

ひび割れ荷重

高圧

1

高圧

2

高圧

3

1

2

3

4

600

1 0

95

78

61

700

1 3

96

79

61

D-1.7

コン

ク リ ー ト

の品質

D-1.6

強度

試験

D-1.6.1

げ 強 度 試

曲げ強度試験は,PC 管を推奨仕様 D-1  図 1 のように据

え付け,推奨仕様 D-1  表 2 に規定するひび割れ荷重に

有効長 を乗じた値まで載荷し,ひび割れの有無を調べ
る。さらに,破壊荷重まで載荷し,破壊しないことを確
認する。曲げ強度試験を行うときは,PC 管の加圧面及

び支持面に厚さ約 20 mm のゴム板と約 150 mm×150

mm

の角材を当てて,荷重が均等に分布されるようにし

なければならない。

なお,試験機は,JIS B 7721 に規定する 1 級以上の試験
機又はこれと同等以上の許容値をもつものを使用する。

箇条の入れ替え。

試験が複数あるため“強度

試験”を“試験方法”とし
た。コンクリートの品質を

移 動 し た こ と に よ っ て

“D-1.6”を“D-1.7”とし
た。

JIS A 5363

の改正によっ

て曲げ強度を曲げ耐力,内
圧強度を内圧耐力と表記

とした。また,曲げ耐力値

を曲げ強度荷重から耐力
表記としたことから試験

方法に載荷荷重を明記し

た。

ゴム板は試験を行う製品

に合った適当な硬さ及び
大きさを選定するのがよ

いことを,参考として示し

た。

D-1.7.3

品 の 内 圧

耐力試験

製品の内圧耐力試験は,推奨仕様 D-1  図 2 のように設

置し,中空部分を満水状態にした後,推奨仕様 D-1  表 4

の試験内圧耐力に規定する圧力を 3 分間保持したとき
の漏水の有無を調べる。ただし,管の表面ににじみ出た

水が斑点になったもの又は水滴となった程度は,漏水と

はみなさない。また,ひび割れ内圧耐力は推奨仕様 D-1 
表 4 のひび割れ内圧耐力に規定する圧力に達したとき
に,ひび割れ発生の有無を調べる。

D-1.6.2

圧 強 度 試

内圧強度試験は,PC 管を推奨仕様 D-1  図 2 のように設

置し,推奨仕様 D-1  表 3 に規定する試験内圧に達して

から 3 分間その圧力を保持したときの漏水の有無を調
べる。ただし,管の表面ににじみ出た水がはん点になっ

たもの又は水滴となった程度は,漏水とみなさない。ま

た,ひび割れ内圧は推奨仕様 D-1  表 3 に規定するひび
割れ内圧に達したときに,ひび割れ発生の有無を調べ

る。

なお,内圧強度試験は,JIS B 7505-1 に規定する 1.6 級
以上の圧力計を使用する。

1

34

A

 5

373


20
16


135

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

推 奨 仕 様

D-2

プ レ

ス ト レ ス
ト コ ン ク

リ ー ト ボ

ッ ク ス カ
ルバート

D-2.3

性能

D-2.3.1

曲げひび割れ耐力

PC

ボックスカルバートの曲げひび割れ耐力は,推奨仕

様 D-2  表 2 に規定する値以上とする。

D-2.3.2

終局曲げ耐力

受渡当事者間の協議によって,終局曲げ耐力を照査する

場合には,D.3 による。

推 奨 仕 様

D-2

プ レ

ス ト レ ス
ト コ ン ク

リ ー ト ボ

ッ ク ス カ
ルバート

D-2.3

性能

D-2.3.1

曲げ強度

PC

ボックスカルバートは,D-2.6.2 に規定する曲げ強度

試験を行い,推奨仕様 D-2  表 2 に規定する曲げ強度荷
重を加えたとき,幅 0.05 mm を超えるひび割れが発生し

てはならない。また,受渡当事者間の協議によって,破

壊に対する性能を照査する場合は,D.3 による。

曲げ強度から耐力表記に

伴う記載方法の全般的な

見直しをした。

D-2.4

状,寸法及
び 寸 法 の

許容差

なお,D.4 に規定する範囲で基準寸法を変更した場合,

購入者の要求があったときには製造業者は,その PC ボ
ックスカルバートが表 D.3 の規定に適合していること

を示す設計図書又は性能試験の資料を提示しなければ

ならない。 
注記 1  製品の形状には,標準型,インバート型があり,

接合部の形状には,突合せ型,はめ込み型,受

け口・差し口型がある。

注記 2  面取り,パッキン溝,つり孔など,PC ボック

スカルバートの形状に影響を与えず,強度を損

なわない程度の加工を行ってもよい。

D-2.4

状,寸法及
び 寸 法 の

許容差

なお,D.4 に規定する範囲で基準寸法を変更した場合に
は,購入者の要求があれば製造業者は,設計図書又は性
能試験によってその PC ボックスカルバートが D.3 に適

合していることを示す資料を提示しなければならない。

注記 1  製品の形状には,標準型,インバート型があり,

接合部の形状には,突合せ型,はめ込み型,受

け口型,差し口型がある。

注記 2  面取り,パッキン溝,及びつり孔のように,PC

ボックスカルバートの形状に影響を与えず,強

度を損なわない程度の加工は,差し支えない。

性能試験の資料によって

も適合していることを示
せるように改めた。

D-2.6

コン

ク リ ー ト

の品質

コンクリートの品質は,D.6.2 による。

D-2.7

コン

ク リ ー ト

の品質

コンクリートの圧縮強度は,D.7.2 による。

箇条の入れ替え。

D-2.7

試験

方法

 D-2.6

強度

試験

箇条の入れ替え。

D-2.7.1

ン ク リ ー
ト の 圧 縮

強度試験

コンクリートの圧縮強度試験は,D.7.1 による。

D-2.6.1

縮 強 度 試

コンクリートの圧縮強度試験は,D.6.1 による。

箇条の入れ替え。

 

13
5

A

 5

373


20
16


136

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

D-2.7.2

品 の 曲 げ

耐力試験

PC

ボックスカルバートの曲げ耐力試験は,PC ボックス

カルバートを推奨仕様 D-2  図 2 のように据え付け,頂

版のスパン中央に幅 100 mm で推奨仕様 D-2  表 2 に規定
する曲げひび割れ耐力に相当する荷重を載荷したとき
の,幅 0.05 mm を超えるひび割れの有無を調べる。曲げ

ひび割れ耐力に相当する荷重を推奨仕様 D-2  表 5 に示
す。

曲げ耐力試験を行うときは,

載荷幅を 100 mm とし PC

ボックスカルバートの加圧面及び支持面にゴム板

2)

挿入し,荷重が均等に分布されるようにしなければなら

ない。

2)

支点及び載荷点の不陸の影響を吸収することが
できる程度の硬さ,厚さ及び幅のものがよい。

D-2.6.2

げ 強 度 試

曲げ強度試験は,PC ボックスカルバートを,推奨仕様

D-2

図 2 のように据え付け,頂版のスパン中央に幅 100

mm

で推奨仕様 D-2  表 2 に規定する曲げ強度荷重を載荷

したときの,幅 0.05 mm を超えるひび割れの発生の有無

を調べる。

曲げ強度試験を行うときは,

載荷幅を 100 mm とし PC

ボックスカルバートの加圧面及び支持面にゴム板を挿

入し,荷重が均等に分布されるようにしなければならな

い。

規格本体,附属書,推奨仕

様との引用規格の重複を

整理し,一連の箇条及び表
現の整合を図った。

ゴム板は試験を行う製品
に合った適当な硬さ及び

大きさを選定するのがよ

いことを,参考として示し
た。

D-2.8.3

査方法

a)

最終検査

2)

性能  性能の検査は,1 ロットから任意に 1 本抜き
取り,D-2.7.2 によって行い,D-2.3.1 の規定に適合
すれば,そのロットを合格とし,適合しない場合は,

そのロットから更に 2 本抜き取って再検査を行い,

2

本とも適合したときは,最初の検査の不合格品を

除いたそのロットを合格とし,再検査で 1 本でも適

合しない場合は,そのロットを不合格とする。

b)

受渡検査

1)

外観  外観の検査は,a) 1) に準じる,又は次に

よる。

抜取検査を採用する場合には…

2)

形状及び寸法  形状及び寸法の検査は,a) 3) に

準じる。

D-2.8.3

査方法

a)

最終検査

2)

性能  性能の検査は,1 ロットから任意に 1 本抜
き取り,D-2.6.2 によって行い,D-2.3.1 の規定に
適合すれば,そのロットを合格とし,適合しない

場合は,そのロットから更に 2 本抜き取って再検
査を行い,2 本とも適合したときは,最初の検査

の不合格品を除いたそのロットを合格とし,再検

査で 1 本でも適合しない場合は,そのロットを不
合格とする。

b)

受渡検査

1)

外観  外観の検査は,a) 1)  に準じる。

抜き取り検査を採用する場合には…

2)

形状及び寸法  形状及び寸法の検査は,a) 3) に

準じる。

箇条番号を整合させた。

1

36

A

 5

373


20
16


137

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

附属書 E

(規定)

くい類

E.2

種類

表 E.2−くい類 I 類の種類

表中抜粋

      削除

附属書 E

(規定)

くい類

E.2

種類

表 E.2−くい類 1 類の種類

表中抜粋

− PC くいは,全長にわたり,同一断面のもの

をいう。ST くいは,PC くいの先端部を拡大
したものをいう。

重複記載を削除した。

E.3

性能

くい類の性能及び性能照査方法は,次による。

a)

  I 類に区分される製品  製品の性能は,推奨仕様 E-1

の規定に適合しなければならない。

b)

  II 類に区分される製品  製品の性能は,JIS A 5362

の箇条 4 及び箇条 5 の規定に従い,受渡当事者間の協議

によって定める。

一般には表 E.3 の規定によってもよい。

表 E.3−くい類の性能及び性能照査方法 
表中抜粋

性能項目

使用性

安全性

a)

耐久性

b)

施工性

E.3

性能 E.3.1

くい類本体の性能

くい類本体の性能は,表 E.3 の規定に適合しなければな

らない。

なお,II 類の性能項目は,受渡当事者間の協議による。

表 E.3−くい類本体の性能 
表中抜粋

性能項目

使用状態性能

終局状態性能

a)

耐久性能

b)

施工性能

I

類は,それぞれの推奨仕

様に適合すること,II 類

は,基本規格の JIS A 5362

に適合することを明確に
した。

13
7

A

 5

373


20
16


138

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

E.3

性能

(続き)

表 E.3−くい類の性能及び性能照査方法(続き)

性能

使用時に想定される荷重によっ
て所定の機能を失わず,快適に使

用できなければならない。

設計上想定される荷重によって,

破壊してはならない。

なお,継手部の性能についても,
同様とする。

想定される作用によるひび割れ,
材料特性の経時的な低下などに

よって,所要の性能を損なっては

ならない。

有害な変状を生じることなく運

搬,据付,組立,接合などの作業
を安全かつ容易に行うことがで

きなければならない。

E.3

性能

(続き)

表 E.3−くい類本体の性能(続き)

性能

使用時に想定される常時の荷重
に対して安全であり,ひび割れが

許容値以内でなければならない。

終局時に想定される荷重に対し

て,破壊してはならない。

想定される劣化作用に対して,耐

久性を保持しなければならない。

運搬,設置,組立などの施工性を

確保しなければならない。

JIS A 5362

と整合させた。

表 E.3−くい類の性能及び性能照査方法(続き)

性能照査方法

設計図書,E.7 又は実績による。

設計図書,E.7 又は実績による。

表 E.3−くい類本体の性能(続き)

性能照査方法

設計図書又は E.6 による。

設計図書又は E.6 による。

表 E.3−くい類の性能及び性能照査方法(続き)

a)

安全性の照査は,購入者から要求があ

った場合に行う。

b)

耐久性の照査は,水セメント比,又は

水セメント比及び空気量が同等,かつ,

鉄筋などのかぶりが同等で製造方法が
同様の製品の実績によってもよい。

表 E.3−くい類本体の性能(続き)

a)

終局状態性能の確認は,購入者から要

求があった場合に行う。

b)

耐久性能の確認は,水セメント比及び

/又は鉄筋などのかぶりが同等な類似

製品の実績から判断してもよい。

空気量及び製造方法によ

っても耐久性は影響を受
けるため。

1

38

A

 5

373


20
16


139

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

E.3

性能

(続き)

削除 E.3

性能

(続き)

E.3.2

継手部の性能

継手部の性能は,次による。

a)

継手部の曲げ強度  継手部は,E.3.1 に規定する本体

の終局状態性能のうち,破壊曲げモーメントの値で破壊

してはならない。

b)

接続性(継手端面の直角度)  継手端面の傾斜は,く

いの軸線の直角に対して,300 mm につき 1 mm 以内と

する。

継手部は,本体と同等の性

能をもつ必要があるため,
表 E.3 安全性の性能に含め
た。

E.4

形状,

寸 法 及 び
寸 法 の 許

容差

a)

形状  くい類の形状例を,図 E.1 に示す。

PC

くいは,中空円筒形を本体とし,全長にわたり同一

断面のものをいう。ST くいは,PC くいの先端部を拡径

したくいであり,節くいは,PC くいの本体に節部を設

けたものをいう。また,その節部の外径は,本体部の性
能を損なわない範囲とする。それぞれのくいは,必要に

応じて適切な先端部,継手部又は頭部を設ける。II 類に

区分される製品の形状は,受渡当事者間の協議による。

E.4

形状,

寸 法 及 び
寸 法 の 許

容差

a)

形状  くい類の形状例を,図 E.1 に示す。

PC

くいは,中空円筒形を本体とし,必要に応じて適切

な先端部,継手部又は頭部を設ける。ST くいは,PC く

いの先端部を拡径したくいであり,必要に応じて適切な

先端部,継手部又は頭部を設ける。また,節くいは,PC
くいの本体に節部を設けたものをいう。その節部の外径

は,本体部の性能を損なわない範囲とし,必要に応じて
適切な先端部,継手部又は頭部を設ける。II 類に区分さ
れる製品の形状は,受渡当事者間の協議による。

重複記載をなくした。

表 E.4−くい類の寸法及び寸法の許容差

表中抜粋

外径

mm

300

∼600

700

∼1 200

+5

−2

+7

−4

表 E.4−寸法及び寸法の許容差

表中抜粋

外径

mm

300

∼700 未満

700

∼1 200

+5

−2

+7

−4

誤記の訂正。

寸法許容差の規定を明確

にした。

表 E.4−くい類の寸法及び寸法の許容差(続き)

厚さ

mm

60

∼150

+規定しない

−0

表 E.4−寸法及び寸法の許容差(続き)

厚さ

mm

60

∼230

+規定しない

−0

13
9

A

 5

373


20
16


140

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

E.4

形状,

寸 法 及 び

寸 法 の 許
容 差 ( 続

き)

表 E.4−くい類の寸法及び寸法の許容差(続き)

−  くいの外径は,本体の一断面において直

交軸に沿って測定した二つの値の平均値

を四捨五入し整数に丸める。

−  くいの厚さは,本体の端部の一断面にお

いて直交軸に沿って測定した四つの値の

平均値を四捨五入し整数に丸める。

−  くいの拡径部の外径の許容差並びに節部

の外径の許容差は,規定しない。

−  くいの拡径部の長さの許容差並びに節間

隔の許容差は,規定しない。

E.4

形状,

寸 法 及 び

寸 法 の 許
容 差 ( 続

き)

表 E.4−寸法及び寸法の許容差(続き)

−  くいの外径は,本体の 1 断面において直

交軸に沿って測定した二つの値の平均値

とする。

−  くいの厚さは,本体の端部の 1 断面にお

いて直交軸に沿って測定した四つの値の

平均値とする。

E.5

配筋

配筋は,箇条 7,JIS A 5364 及び設計図書による。くい
類の配筋は,E.3 を満足する配筋を製品ごとに製造業者

が定める。

E.5

配筋

配筋は,JIS A 5364 及び設計図書による。ただし,受渡
当事者間の合意に基づき,製品の性能(E.3 の規定を含

む。

)を損なわない範囲で,推奨仕様以外の配筋を採用

しても差し支えない。また,くい類の配筋は,E.3 を満
足する配筋を製品ごとに製造業者が定める。

II

類として記載する必要

がないため削除した。

E.6

コ ン

ク リ ー ト

の品質

E.6.1

材料及び製造方法

コンクリートに使用する材料及び製造方法は,箇条 8 に

よる。

E.6.2

圧縮強度

コンクリートの圧縮強度は,所定の材齢において,有効

プレストレスが 4.0 N/mm

2

は 80 N/mm

2

以上,4.0 N/mm

2

を超えるものは 85 N/mm

2

以上とする。また,プレスト

レス導入時の圧縮強度は,40 N/mm

2

以上とする。

なお,II 類は,受渡当事者間の協議による。

E.7

コ ン

ク リ ー ト

の品質

E.7.1

材料及び製造方法

コンクリートに使用する材料及び製造方法は,JIS A 

5364

による。

E.7.2

圧縮強度

コンクリートの圧縮強度は,製品と同一養生を行った供

試体の圧縮強度又はその他適切な方法によって管理し
た圧縮強度で検証するものとし,所定の材齢において,

有効プレストレスが 4.0 N/mm

2

は 80 N/mm

2

以上,4.0

N/mm

2

を超えるものは 85 N/mm

2

以上とする。また,プ

レストレス導入時の圧縮強度は,40 N/mm

2

以上とする。

なお,II 類は,受渡当事者間の協議によるものとし,コ
ンクリートの圧縮強度は,JIS A 5364 の附属書 A による
ことができる。

圧縮強度だけの規定とし,

供試体の養生方法は関係

する E.7.1 へ移行。 
また,JIS A 5364 の附属書

A

は,規定の一部ではない

ため削除した。

 

1

40

A

 5

373


20
16


141

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

E.7

試 験

方法

E.7.1

コンクリートの圧縮強度試験

コンクリートの圧縮強度試験は,JIS A 1108 又は JIS A 

1136

による。

なお,供試体は,製品と同一養生を行ったもの,又はそ

の他適切な方法によって管理したものとする。

E.7.2

製品の曲げ耐力試験

製品の曲げ耐力試験は,JIS A 5363 及び次による。II 類

は,受渡当事者間の協議によるものとする。

a)

曲げ耐力試験は,図 E.2 に示すように,くい類の長
さ の 3/5 をスパン として支え,スパンの中央に
曲げ耐力に相当する荷重 を 2 点載荷する。荷重 F

は,自重を考慮した次の式によって算出する。

b

L

L

m

M

F

10

6

40

=

g

ここに,

F:  荷重(kN)

M:  曲げ耐力(kN・m)

L:  くい類の長さ(m)

m:  くい類の質量(t)

g:  重力加速度(9.81 m/s

2

とする)

b  曲げスパン(m)  b=1.0 を標準

とする。

E.6

試 験

方法

E.6.1

圧縮強度試験

圧縮強度試験は,JIS A 1132 及び JIS A 1108 又は JIS A 

1136

による。

E.6.2

曲げ強度試験

曲げ強度試験は,JIS A 5363 によるほか,次による。

なお,試験機は,JIS B 7721 に規定する 1 級以上の試験

機又はこれと同等以上の許容値をもつものを使用する。

a)

本体の曲げ強度試験は,図 E.2 に示すように,くい

の長さ の 3/5 をスパン として支え,スパンの中

央に荷重 を加えて行う。載荷荷重 は,次の式に
よって曲げモーメントから算出する。

A

L

L

m

M

F

10

6

40

=

g

ここに,

F:  載荷荷重(kN)

M:  曲げモーメント(kN・m)

m:  くいの質量(t)

g:  標準重力加速度(9.81 m/s

2

L:  くいの長さ(m)

A  曲げスパン(m)  A=1.0 とする。

本体に合わせ,箇条を入れ

替えた。

継手曲げ試験などにおい
て曲げスパン 1.0 m 以上と

する場合があるため b

1.0

を標準とした。

14
1

A

 5

373


20
16


142

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

E.7

試 験

方 法 ( 続

き)

曲げ耐力試験を行うときに,せん断力などによる影響が
大きくなると思われる場合は,スパン をくい類の長さ
の 3/5 より長くしてもよい。荷重 は,自重を考慮し
た次の式によって算出する。

(

)

( )

b

l

L

l

m

M

F

=

2

2

8

g

ここに,

F:  荷重(kN)

M:  曲げ耐力(kN・m)

L:  くい類の長さ(m)

m:  くい類の質量(t)

g:  重力加速度(9.81 m/s

2

とする)

l  スパン(m)

b  曲げスパン(m)  b=1.0 を標準

とする。

b)

曲げひび割れ耐力及び終局曲げ耐力に相当する荷重

を載荷して,要求性能を満足することを確認する。 
c)

継手部の曲げ耐力試験を行う場合は,スパン中央に

継手の継ぎ目部分を一致させて行う。また,このときの
は,2 本のくい類を継いだ長さとする。

E.6

試 験

方 法 ( 続

き)

曲げ強度試験を行うときに,せん断力による影響が大き
くなると思われる場合は,スパン をくいの長さ 

3/5

より長くしてもよい。そのときには,次の式によっ

て曲げモーメントから載荷荷重を算出する。

(

)

(

)

A

B

L

B

m

M

F

=

2

2

8

g

ここに,

F:  載荷荷重(kN)

M:  曲げモーメント(kN・m)

m:  くいの質量(t)

g:  標準重力加速度(9.81 m/s

2

B  スパン(m)

L:  くいの長さ(m)

A  曲げスパン(m)  A=1.0 とする。

b)

破壊曲げモーメントに相当する荷重 を載荷して,

破壊しないことを確認する。

c)

継手部の曲げ強度試験は,スパン中央に継手の継ぎ

目部分を一致させ,a)  及び b)  によって行う。

曲げ強度から耐力表記に

伴う記載方法の全体的な

見直しによる。

1

42

A

 5

373


20
16


143

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

E.7

試 験

方 法 ( 続

き)

E.7.3

製品の軸力曲げ耐力試験

(正負交番繰返し軸力曲げ耐力試験)

製品の軸力曲げ耐力試験は,次による。II 類は,受渡当
事者間の協議によるものとする。

a)

軸力曲げ耐力試験は,図 E.3 に示すように,軸力 N

を加えたくい類を,をスパンとして支え,スパンの中
央に曲げ耐力に相当する荷重 を 2 点載荷する。荷重 F

は,自重を考慮した次の式によって算出する。

正荷重の場合

(

)

( )

b

l

N

L

l

m

M

F

=

2

8

2

8

δ

g

負荷重の場合

(

)

( )

g

g

m

b

l

N

L

b

m

M

F

+

=

2

8

2

8

δ

ここに,

F:  荷重(kN)

M:  曲げ耐力(kN・m)

L:  くい類の長さ(m)

m:  くい類の質量(t)

g:  重力加速度(9.81 m/s

2

とする)

l  スパン(m)  l≧7.0 を標準とする。

δ  中央部の相対たわみ量(m)

N  軸力(kN)

b  曲げスパン(m)  b=1.0 を標準

とする。

E.6

試 験

方 法 ( 続

き)

E.6.3

軸力曲げ強度試験

(正負交番繰返し軸力曲げ強度試験)

軸力曲げ強度試験は,次による。 
なお,試験機は,JIS B 7721 に規定する 1 級以上の試験

機又はこれと同等以上の許容値をもつものを使用する。

a)

本体の軸力曲げ強度試験は,図 E.3 に示すように,

軸力 を加えたくいを,をスパンとして支え,スパン

の中央に荷重 を加えて行う。載荷荷重 は,次の式

によって曲げモーメントから算出する。 
正荷重の場合

(

)

(

)

A

B

N

L

B

m

M

F

=

2

8

2

8

δ

g

負荷重の場合

(

)

(

)

g

g

m

A

B

N

L

A

m

M

F

+

=

2

8

2

8

δ

ここに,

F:  荷重(kN)

M:  曲げモーメント(kN・m)

m:  くいの質量(t)

g:  標準重力加速度(9.81 m/s

2

L:  くいの長さ(m)

B  スパン(m)  B≧7.0 とする。

δ  中央部の相対たわみ量(m)

N  軸力(kN)

A  曲げスパン(m)  A=1.0 とする。

・曲げ強度から耐力表記に

伴う記載方法の全体的な

見直しによる。 
スパンは,“B≧7.0”とし

ていたが,節部などの影響

で 7 m 未満とする場合を
考慮して,

l≧7.0 を標準

とする。

”とした。

なお,既往の曲げ試験の結
果によれば,l≧6D+1.0 m

にすればせん断力による

影響が小さいことが分か
っている。

 

14
3

A

 5

373


20
16


144

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

E.7

試 験

方 法 ( 続

き)

b)

軸力 N,荷重 及び正負交番繰返し回数は,次の条

件を満足しなければならない。

3)

繰返し荷重 は,軸力 が与えられている状態で,

曲げひび割れ耐力及び終局曲げ耐力のそれぞれの 1/1.2
を生じる値とし,繰返し回数は 10 サイクル以上とする。

なお,正負 1 回をもって 1 サイクルとする。

c)

正負交番繰返し完了後,曲げひび割れ耐力及び終局

曲げ耐力に相当する荷重 を載荷して,要求性能を満足

することを確認する。

E.7.4

製品のせん断耐力試験

製品のせん断耐力試験は,JIS A 5363 及び次による。II
類は,受渡当事者間の協議によるものとする。

せん断耐力試験は,

図 E.4 又は図 E.5 に示す方法で行い,

図 E.4 による場合の荷重 は,

次の式によって算出する。

Q

F

2

=

ここに,

F:  荷重(kN)

Q:  せん断耐力(kN)

削除

E.6

試 験

方 法 ( 続

き)

b)

軸力 N,載荷荷重 及び正負交番繰返し回数は,次

の条件を満足しなければならない。

3)

繰返し載荷荷重 は,軸力 が与えられている状態

で,ひび割れ曲げモーメント及び破壊曲げモーメントの
それぞれの 1/1.2 を生じる値とし,繰返し回数は 10 サイ

クル以上とする。 
なお,正負 1 回をもって 1 サイクルとする。

c)

正負交番繰返し完了後,破壊曲げモーメントに相当

する荷重 を載荷して,破壊しないことを確認する。
なお,載荷荷重 は,a)  に規定する式によって算出す

る。

E.6.4

せん断強度試験

せん断強度試験は,JIS A 5363 によるほか,次による。

なお,試験機は,JIS B 7721 に規定する 1 級以上の試験

機又はこれと同等以上の許容値をもつものを使用する。
せん断強度試験は,

図 E.4 又は図 E.5 に示す方法で行い,

図 E.4 による場合は,次の式によってせん断強度から載

荷荷重を算出する。

Q

F

2

=

ここに,

F:  載荷荷重(kN)

Q:  せん断強度(kN)

E.6.5

継手端面の直角度の測定方法

継手端面の直角度の測定は,直角定規を用いて,くい外

径の軸線に合わせてセットし,くい外径に関する傾斜量
を測定して求める。

・曲げ強度から耐力表記に

伴う記載方法の全体的な

見直しによる。

・せん断試験において,単

純はり形式載荷において

もせん断破壊試験を行う
ことが可能なことから規

定を改正した。

継手部は,一般的な性能と

して本体と同等の性能を

もつ必要があるため,表

E.3

安 全 性 の 性 能 に 含 め

た。

1

44

A

 5

373


20
16


145

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

推 奨 仕 様

E-1

プ レ

ス ト レ ス
ト コ ン ク

リ ー ト く

E-1.1

概要

この推奨仕様は,附属書 E のうち,くい類 I 類のプレス

トレストコンクリートくい(以下,くいという。)につ
いて記載する。 
なお,全長にわたり同一断面のものを PC くい,PC く

いの先端部を拡径したものを ST くい,及び PC くいの

本体に節部を設けたものを節くいという。

推 奨 仕 様

E-1

プ レ

ス ト レ ス
ト コ ン ク

リ ー ト く

E-1.1

概要

この推奨仕様は,附属書 E のうち,くい類 I 類のプレス

トレストコンクリートくい(以下,PC くいという。

)に

ついて記載する。端部を拡径したもの(ST くい)

,及び

本体に節部を設けたもの(節くい)を含む。

くい名称を明確とした。

E-1.3

性能 くいの性能は,次による。

E-1.3.1

曲げひび割れ耐力

くいの曲げひび割れ耐力は,推奨仕様 E-1  表 1 及び推
奨仕様 E-1  表 2 に規定する値以上とする。

E-1.3.2

終局曲げ耐力

くいの終局曲げ耐力は,推奨仕様 E-1  表 1 及び推奨仕
様 E-1  表 2 に規定する値以上とする。また,継手部に

ついては,推奨仕様 E-1  表 1 に規定する値以上とする。

E-1.3.3

せん断ひび割れ耐力

くいのせん断ひび割れ耐力は,推奨仕様 E-1  表 3 に規

定する値以上とする。

E-1.3.4

終局せん断耐力

くいの終局せん断耐力は,推奨仕様 E-1  表 3 に規定す

る値以上とする。

E-1.3

性能 E-1.3.1  曲げ強度

くい本体及びくい継手部の曲げ強度は,次による。

a)

くい本体  PC くい本体は,E-1.6.2 に規定する曲げ強

度試験を行い,推奨仕様 E-1  表 1 及び推奨仕様 E-1  表

2

に規定するひび割れ曲げモーメントを加えたとき,ひ

び割れが発生してはならない。また,PC くい本体は,
推奨仕様 E-1  表 1 及び推奨仕様 E-1  表 2 に規定する破

壊曲げモーメントの値で破壊してはならない。

b)

くい継手部  PC くい継手部は,E-1.6.2 に規定する曲

げ強度試験を行い,推奨仕様 E-1  表 1 に規定する破壊

曲げモーメントの値で破壊してはならない。

E-1.3.2

せん断強度

PC

くい本体は,E-1.6.4 に規定するせん断強度試験を行

い,推奨仕様 E-1  表 3 に規定するせん断ひび割れ強度

を加えたとき,ひび割れが発生してはならない。また,

PC

くい本体は,推奨仕様 E-1  表 3 に規定するせん断破

壊強度の値で破壊してはならない。

E-1.3.3

接続性(継手端面の直角度)

継手端面の傾斜は,くいの軸線の直角に対して,300

mm

につき 1 mm 以内でなければならない。

曲げ強度から耐力表記に

伴う記載方法の全般的な

見直しによる。

継手部の接続性の記載は,

E-1.4

形状,寸法及び寸法

の許容差に含めた。

接続性の記載は,形状.寸
法及び寸法の許容差に変

更した。

 

14
5

A

 5

373


20
16


146

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

E-1.3

性能

(続き)

推奨仕様 E-1  表 1−くいの寸法及び曲げ耐力

(軸力 N=0 kN 作用時)

推奨仕様 E-1  表 2−くいの軸力曲げ耐力

曲げひび割れ耐力

終局曲げ耐力

推奨仕様 E-1  表 3−くいのせん断耐力

せん断ひび割れ耐力

  終局せん断耐力

推奨仕様 E-1  表 2−くいの軸力曲げ耐力 
くい本体の性能照査で,軸力曲げ耐力試験及び正負交番

繰返し軸力曲げ耐力試験を実施する場合の代表外径は,

通常製造する外径の中間径程度を代表外径として,試験
を行う。また,このときの軸力は,N

3

とする。

E-1.3

性能

(続き)

推奨仕様 E-1  表 1−寸法及び曲げ強度 
(軸力 N=0 kN 作用時)

推奨仕様 E-1  表 2−軸力曲げ強度

ひび割れ曲げモーメント

破壊曲げモーメント

推奨仕様 E-1  表 3−せん断強度

せん断ひび割れ強度

  せん断破壊強度

推奨仕様 E-1  表 2−軸力曲げ強度

PC

くい本体の性能照査で,軸力曲げ強度試験及び正負

交番繰返し軸力曲げ強度試験を実施する場合の代表外

径は,通常製造する外径の中間径程度を代表外径とし
て,試験を行う。また,このときの軸力は,N

3

とする。

用語を整理した。

E-1.4

状,寸法及

び 寸 法 の
許容差

ST

くいの拡径部の最大長さは,拡径部外径の 2 倍とす

る。また,節くいの節部の最大外径は,外径 450 mm 以

下では外径+150 mm 以下,外径 500 mm 以上ではその
外径+200 mm 以下とする。また,節間隔は,1 m とす

る。

推奨仕様 E-1  図 1−くいの形状

c)

節くいで節部と節間隔を追記

推奨仕様 E-1 表 4−寸法及び寸法の許容差

−  くいの外径は,本体の一断面において直交

軸に沿って測定した二つの値の平均値を
四捨五入し整数に丸める。

−  くいの厚さは,本体の端部の一断面におい

て直交軸に沿って測定した四つの値の平
均値を四捨五入し整数に丸める。

−  くいの拡径部の外径の許容差並びに節部

の外径の許容差は,規定しない。

−  くいの拡径部の長さの許容差並びに節間

隔の許容差は,規定しない。

E-1.4

状,寸法及

び 寸 法 の
許容差

ST

くいは,PC くいの端部を拡径したくいであり,拡径

部の最大長さは,拡径部外径の 2 倍とする。

節くいは,PC くいの本体に節部を設けたくいである。
その節部の外径は,本体部の性能を損なわない範囲と

し,外径 450 mm 以下ではその外径+150 mm 以下,外

径 500 mm 以上ではその外径+200 mm 以下とする。ま
た,節部の間隔は,1 m とする。

推奨仕様 E-1  図 1−くいの形状

推奨仕様 E-1 表 4−寸法及び寸法の許容差

−  くいの外径は,本体の 1 断面において直交

軸に沿って測定した二つの値の平均値と

する。

−  くいの厚さは,本体の端部の 1 断面におい

て直交軸に沿って測定した四つの値の平

均値とする。

ST

くい,節くいの形状は,

附属書に記載があるため,

ここでは,その範囲の数値
だけ記載した。

寸法許容差規定の明確化。

1

46

A

 5

373


20
16


147

A 5373

:2016

現行規格(JIS A 5373:2016)

旧規格(JIS A 5373:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

E-1.5

配筋 a)  …PC 鋼材及び鉄筋のあきは,それらの直径の 1 倍以

上で,かつ,粗骨材の最大寸法の 4/3 倍以上とする。く
い頭結合等のために鉄筋を配置する場合の鉄筋配置,必
要鉄筋量は,受渡当事者間で決定するものとする。

E-1.5

配筋 a)  …PC 鋼材及び鉄筋のあきは,それらの直径の 1 倍以

上で,かつ,粗骨材の最大寸法の 4/3 倍以上とする。

くい頭に鉄筋を配置する

場合の記載を追記した。

E-1.7

試験

方法

なお,荷重の算定に用いる PC くい本体の質量は,推奨

仕様 E-1  表 5 の値とする。

推奨仕様 E-1  表 5−PC くいの質量 
…によって算出し,四捨五入によって小数点 3 桁に丸め

る。

削除

E-1.6

強度

試験

なお,載荷荷重の算定に用いる PC くい本体の質量は,

推奨仕様 E-1  表 5 によってよい。

推奨仕様 E-1  表 5−PC くいの質量 

a)

  …によって算出し,JIS Z 8401 によって小数点以

下 3 けたに丸めたものである。

E-1.6.5

継手端面の直角度の測定試験

継手端面の直角度の測定試験は,E.6.5 による。

数値の丸め方を明記した。

他の合理的な測定機器及

び測定方法も利用可能と
するため,測定機器を限定

した直角度の測定方法の

規定は,削除した。

E-1.8

検査

E-1.8.3

査方法

a)

最 終 検

2)

性能  本体の曲げひび割れ耐力の検査は,1 ロットか

ら任意に 2 本抜き取り,E-1.7.2 によって行い,2 本とも

E-1.3.1

の規定に適合すれば,そのロットを合格とし,2

本とも適合しなければ,そのロットを不合格とする。こ
の検査で 1 本だけ規定に合格しないときは,そのロット

から更に 4 本抜き取って再検査を行い,4 本とも規定に

適合すれば,最初の検査の不合格品を除き,そのロット
を合格とし,再検査で 1 本でも適合しないときは,その

ロットを不合格とする。

本体の終局曲げ耐力の検査は,本体の曲げひび割れ耐力
の検査の初めの 2 本のうち 1 本について,E-1.7.2 によ

って行い,E-1.3.2 の規定に適合すれば,そのロットを

合格とし,適合しなければ,そのロットから更に 2 本抜
き取って再検査を行い,2 本とも規定に適合すれば,最

初の検査の不合格品を除き,そのロットを合格とし,再

検査で 1 本でも適合しないときは,そのロットを不合格
とする。

E-1.8

検査

E-1.8.3

査方法

a)

最 終 検

2)

性能  本体の曲げひび割れ強度の検査は,1 ロットか

ら任意に 2 本抜き取り,E-1.6.2 によって行い,2 本とも

E-1.3.1

の規定に適合すれば,そのロットを合格とし,2

本とも適合しなければ,そのロットを不合格とする。こ
の検査で 1 本だけ規定に合格しないときは,そのロット

から更に 4 本抜き取って再検査を行い,4 本とも規定に

適合すれば,最初の検査の不合格品を除き,そのロット
を合格とし,再検査で 1 本でも適合しないときは,その

ロットを不合格とする。本体の曲げ破壊強度の検査は,
本体の曲げひび割れ強度の検査の初めの 2 本のうち 1 本
について,E-1.6.2 によって行い,E-1.3.1 の規定に適合

すれば,そのロットを合格とし,適合しなければ,その

ロットから更に 2 本抜き取って再検査を行い,2 本とも
規定に適合すれば,最初の検査の不合格品を除き,その

ロットを合格とし,再検査で 1 本でも適合しないとき

は,そのロットを不合格とする。

文言を耐力表記とした。

14
7

A

 5

373


20
16