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日本工業規格

JIS

 A

5212

-1993

ガラスブロック(中空)

Hollow glass blocks

1.

適用範囲  この規格は,主に建築物に用いる中空のガラスブロック(以下,ガラスブロックという。)

について規定する。

備考1.  この規格の中で  {  }  を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,

参考値である。

2.

この規格の引用規格を,次に示す。

JIS A 1420

  住宅用断熱材の断熱性能試験方法

JIS B 7524

  すきまゲージ

JIS R 3502

  化学分析用ガラス器具の試験方法

2.

種類

2.1

表面形状及びモデュール呼び寸法による区分  ガラスブロックは,表面形状及びモデュール呼び寸

法によって

表 のとおり区分する。

表 1  表面形状及びモデュール呼び寸法による区分

単位 mm

表面形状

モデュール呼び寸法 
長さ▼L×高さ▼H

表 参照)

125

×125

160

×160

200

×200

正方形

320

×320

250

×125

長方形

320

×160

2.2

厚さによる区分  ガラスブロックは,厚さによって表 のとおり区分する。

表 2  厚さによる区分

単位 mm

厚さ

 80

 95

125

3.

外観及び品質

3.1

外観  ガラスブロックの外観は,表 の規定に適合しなければならない。


2

A 5212-1993

表 3  外観

欠点の種類

基準

ひび割れ,径 1 mm 以上の異物(

1

)

,溶着不良(

2

)

あってはならない。

脈理(

3

)

,しわ,泡(

4

)

,欠け,形状のひずみ(

5

)

,径 1

mm

未満の異物

600 mm

離れて目視したとき,著し

く目立つものであってはならない。

(

1

)

ガラス素地中に存在する不透明の未溶解物及び混入物をいう。

(

2

)  2

個の箱形状ガラスの接着部分の溶着不良をいう。

(

3

)

ガラス素地中の不均質によって生じる層状のしま模様をいう。

(

4

)

ガラス素地中に存在する気泡をいう。

(

5

)

表面の反り,角度のくるいなどの形状のゆがみをいう。

3.2

品質  ガラスブロックの品質は,6.によって試験し,表 の規定に適合しなければならない。

表 4  品質

品質

基準

アルカリ溶出量 1.0

mg

以下

ねじれ(

6

) 1.5

mm

以下

圧縮強さ 4.40

N/mm

2

 {44.9 kgf/cm

2

}

以上

熱衝撃性

破損その他の異状がないこと。

熱貫流抵抗

受渡当事者間の協定による。

(

6

)

ガラスブロックを構成したときの2個の箱形状ガラス

の相互のねじれをいう。

4.

寸法及び許容差  ガラスブロックの寸法及びその許容差は,表 のとおりとする。


3

A 5212-1993

表 5  寸法及び許容差

単位  mm

表面形状による

区分

モデュール呼び寸法

長さ▼L×高さ▼H

厚さ

T

製品寸法(

7

)

の許容差

目地の標準寸法

W

125

×125 80

8

∼15

160

×160 95,

125

8

∼15

200

×200 95,

125

8

∼15

正方形

320

×320 95

15

∼25

250

×125 80

8

∼15

長方形

320

×160 95

±1.2

  8

∼25

(

7

)

製品寸法とは,製品の長さ  (L),高さ  (H)  及び厚さ  (T)  をいう。

備考  製品の長さ及び高さは,モデュール呼び寸法に対して,現場取付けの際に必要と

する目地の寸法を差し引いたものであり,受渡当事者間の協定による。

正方形ガラスブロック 

長方形ガラスブロック 

5.

製造方法  製造方法は,次のとおりとする。

(1)

ガラスブロックは,プレス成形した 2 個の箱形状のガラスの接着面を加熱溶融した後,完全に溶着さ

せて中空体とする。その後,ひずみ(内部応力)を除くために徐冷する。

(2)

ガラスブロックの側面には,ガラスとセメントモルタルとの接着を良くするために,耐水性塗料を塗

布する。

6.

試験方法

6.1

数値の換算  従来単位の試験機又は計測器を用いて試験する場合の国際単位系 (SI) による数値へ

の換算は,次による。

1 kgf

=9.80 N

6.2

アルカリ溶出試験  ガラスブロックのアルカリ溶出試験は,JIS R 3502 による。


4

A 5212-1993

6.3

ねじれ測定  ガラスブロックを定盤の上におき,図 のように,JIS B 7524 に規定するすきまゲー

ジを用いて製品と定盤との間のすきまを 4 辺についてそれぞれ測定し,その最大値をねじれとする。

図 1  ねじれ測定

6.4

圧縮強さ試験  圧縮強さ試験は,図 に示すように,加圧面が表面(

8

)

に直角になるように,キャッ

ピング(

9

)

を施し,加圧する。加圧は,中央に球座面をもつ伝圧装置を用いて,原則として 1 cm

2

当たり毎

秒 10∼20 N (1.02∼2.04 kgf)  の速さで行う。得られた最大荷重から次の式によって圧縮強さを求める。

(

){

}

( ){ }

( ){ }

2

2

2

2

/

/

cm

mm

kgf

N

cm

kgf

mm

N

)

(

10

加圧面積

最大荷重

圧縮強さ

=

(

8

)

ガラスブロック使用の状態で外部に露出している面をいう。

(

9

)

キャッピングは,せっこう又はセメントペーストによって

図 のとおりに行う。

(

10

)

加圧面積とは,

“表面の一辺の長さ(又は高さ)×厚さ”をいう。

図 2  圧縮強さ試験

6.5

熱衝撃試験  温度差を

3
0

40

+

℃に調整した二つの水槽を用意する。次に,試験体ガラスブロックを全

形のまま高温側の水槽に浸し,

5

分間以上放置する。

これを手早く取り出し,

1

表面を低温側の水槽に浸す。

1

分後に取り出して破損その他の異状の有無を観察する。

6.6

熱貫流試験  熱貫流試験に用いる試験体は,ガラスブロックを図 に準じてパネル状に組み立て,

寸法が縦×横=

900

×

900 mm

以上とし,気乾状態(

11

)

とする。試験は,JIS A 1420 によって,平均温度

30

±

3

℃,熱流方向が上向きのときの熱貫流抵抗を求める。

(

11

)

試験体を通風のよい室内に

7

日以上放置した状態をいう。


5

A 5212-1993

図 3  熱貫流試験用試験体(例)

7.

検査  検査は,合理的な抜取検査方式を用いて,寸法,外観,アルカリ溶出量,ねじれ,圧縮強さ,

熱衝撃性及び熱貫流抵抗について行い,3.及び 4.に適合しなければならない。ただし,アルカリ溶出量の

検査は,材料変更の都度行うこととし,熱貫流抵抗の検査は,受渡当事者間の協定による。

8.

表示  ガラスブロックの包装には,次の事項を表示しなければならない。

(1)

寸法(モデュール呼び寸法及び厚さ又は製品寸法)

(2)

製造業者名又はその略号


6

A 5212-1993

JIS A 5209

  陶磁器質タイル外

9

件の見直し委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

重  倉  祐  光

東京理科大学

(幹事)

馬  場  明  生

建設省建築研究所

渡  邊  敬  三

昭和女子大学

梅  野  捷一郎

建設省住宅局

塩  原  壮  太

建設省大臣官房

田  中  映  男

通商産業省生活産業局

長  田  直  俊

通商産業省生活産業局

服  部  幹  雄

工業技術院標準部

飛  坂  基  夫

財団法人建材試験センター

今  仲  昭  喜

住宅・都市整備公団

逸  見  義  男

株式会社フジタ

原      重  國

社団法人日本建築士事務所協会連合会(株式会社熊谷組)

丸  一  俊  雄

社団法人建築業協会(清水建設株式会社)

浜  島  幸  雄

財団法人全国タイル検査・技術協会

石  村      進

小野田セメント株式会社

羽根田  長  寿

社団法人日本建築コンクリートブロック工事業協会

広  橋  信  治

社団法人全国建築コンクリートブロック工業会

山  本  正  之

社団法人全国タイル業協会

湯  山      斌

全国化粧ブロック協会

小  川  晋  永

社団法人日本硝子製品工業会

佐  藤  浩  司

全国建築石材工業会

佐  治  圭  三

全国モザイクタイル工業組合

大  家  規  男

全国タイル工業協会

横  溝  利  之

日本セラミックブロック協会

梁      連  成

日本れんが協会

(事務局)

富  田  賢  策

財団法人建材試験センター

ガラスブロック分科会  構成表

氏名

所属

(委員長)

重  倉  祐  光

東京理科大学

(主査)

逸  見  義  男

株式会社フジタ

古  賀  一  八

株式会社長谷工コーポレーション

山  田  次  雄

工業技術院標準部

岸      賢  蔵

財団法人建材試験センター

浅  田  博  之

日本電気硝子株式会社

川  端  健  治

日本硝子建材株式会社

小  川  晋  永

社団法人日本硝子製品工業会

(事務局)

富  田  賢  策

財団法人建材試験センター

備考

この改正原案は,“JIS A 5209  陶磁器質タイル

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件の見直し”委員会の下に置かれたガ

ラスブロック分科会において作成された。