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A 5209

:2014

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

1

3

  用語及び定義  

2

4

  種類 

10

5

  品質 

10

5.1

  タイル  

10

5.2

  ユニットタイル  

17

6

  試験 

18

6.1

  試験方法  

18

7

  検査方法  

18

8

  表示 

19

8.1

  製品の表示  

19

8.2

  包装又は送り状の表示  

19

8.3

  カタログ又は説明書の表示  

20

附属書 JA(参考)JIS と対応国際規格との対比表  

22

附属書 JB(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表  

27


A 5209

:2014

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,全国タイル工業組

合(JCTMA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査

会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS A 5209:2010 は改正され,この規格に置き換えられた。

なお,平成 27 年 6 月 19 日までの間は,工業標準化法第 19 条第 1 項等の関係条項の規定に基づく JIS マ

ーク表示認証において,JIS A 5209:2010(陶磁器質タイル)によることができる。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 A

5209

:2014

セラミックタイル

Ceramic tiles

序文 

この規格は,2012 年に第 2 版として発行された ISO 13006 を基とし,国内の実情を反映させるため,技

術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。また,技術上重要な改正に関する旧 JIS との対比

附属書 JB に示す。

適用範囲 

この規格は,セメントモルタルによるタイル後張り工法(以下,モルタル張りという。

,有機系接着剤

によるタイル後張り工法(以下,接着剤張りという。

)及びタイル先付けプレキャストコンクリート工法の

場合に用いるセラミックタイル(以下,タイルという。

)について規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 13006:2012

,Ceramic tiles−Definitions, classification, characteristics and marking(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS A 1509-1

  セラミックタイル試験方法−第 1 部:抜取検査

注記  対応国際規格:ISO 10545-1:1995,Ceramic tiles−Part 1: Sampling and basis for acceptance

(MOD)

JIS A 1509-2

  セラミックタイル試験方法−第 2 部:寸法・形状の測定方法

注記  対応国際規格:ISO 10545-2:1995,Ceramic tiles−Part 2: Determination of dimensions and surface

quality

(MOD)

JIS A 1509-3

  セラミックタイル試験方法−第 3 部:吸水率,見掛け気孔率及びかさ密度の測定方法

注記  対応国際規格:ISO 10545-3:1995,Ceramic tiles−Part 3: Determination of water absorption,

apparent porosity, apparent relative density and bulk density

(MOD)

JIS A 1509-4

  セラミックタイル試験方法−第 4 部:曲げ破壊荷重及び曲げ強度の測定方法

注記  対応国際規格:ISO 10545-4:2004,Ceramic tiles−Part 4: Determination of modulus of rupture and

breaking strength

(MOD)


2

A 5209

:2014

JIS A 1509-5

  セラミックタイル試験方法−第 5 部:床タイルの耐素地摩耗性試験方法

注記  対応国際規格:ISO 10545-6:2010,Ceramic tiles−Part 6: Determination of resistance to deep

abrasion for unglazed tiles

(MOD)

JIS A 1509-6

  セラミックタイル試験方法−第 6 部:床タイルの耐表面摩耗性試験方法

注記  対応国際規格:ISO 10545-7:1996,Ceramic tiles−Part 7: Determination of resistance to surface

abrasion for glazed tiles

(MOD)

JIS A 1509-7

  セラミックタイル試験方法−第 7 部:耐熱衝撃性試験方法

注記  対応国際規格:ISO 10545-9:2004,Ceramic tiles−Part 9: Determination of resistance to thermal

shock

(MOD)

JIS A 1509-8

  セラミックタイル試験方法−第 8 部:施ゆうタイルの耐貫入性試験方法

注記  対応国際規格:ISO 10545-11:1994,Ceramic tiles−Part 11: Determination of crazing resistance for

glazed tiles

(MOD)

JIS A 1509-9

  セラミックタイル試験方法−第 9 部:耐凍害性試験方法

注記  対応国際規格:ISO 10545-12:1997,Ceramic tiles−Part 12: Determination of frost resistance

(MOD)

JIS A 1509-10

  セラミックタイル試験方法−第 10 部:耐薬品性試験方法

注記  対応国際規格:ISO 10545-13:1995,Ceramic tiles−Part 13: Determination of chemical resistance

(MOD)

JIS A 1509-11

  セラミックタイル試験方法−第 11 部:施ゆうタイルから溶出する鉛及びカドミウムの

定量方法

注記  対応国際規格:ISO 10545-15:1995,Ceramic tiles−Part 15: Determination of lead and cadmium

given off by glazed tiles

(MOD)

JIS A 1509-12

  セラミックタイル試験方法−第 12 部:耐滑り性試験方法

JIS A 1509-13

  セラミックタイル試験方法−第 13 部:ユニットタイルの品質試験方法

JIS A 5548

  陶磁器質タイル用接着剤

JIS A 5557

  外装タイル張り用有機系接着剤

JIS Z 8901

  試験用粉体及び試験用粒子

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

3.1

セラミックタイル(ceramic tile)

主に壁・床の装飾又は保護のための仕上げ材料として用いられる,粘土又はその他の無機質原料を成形

し,高温で焼成した,厚さ 40 mm 未満の板状の不燃材料。

3.1.1

平物

建物の壁又は床の平面を構成するもの。平物には,定形タイルと不定形タイルとがある(

図 参照)。


3

A 5209

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形状

平物

役物

定形

タイル

不定形 
タイル

平物の不定形タイルの形状に合わせて製作した役物

注記  定形タイルの隅角部は,円弧状とすることができる。ただし,円弧の半径が 5 mm を超えるものは,不定形

タイルとする。

図 1−タイルの形状図(例)

3.1.1.1

定形タイル

正方形及び長方形のタイル(

図 参照)。ただし,装飾のため側面を非直線状にしたタイルは含まない。

3.1.1.2

不定形タイル

定形タイル以外の形状のタイル(

図 参照)。


4

A 5209

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3.1.2

役物

一つの面又は複数の面で構成された,開口部又は隅角部に用いるタイル。単体又は一列に施工する。役

物には,定形タイルと不定形タイルとがある(

図 参照)。ただし,有機質接着剤を用いて接着加工を行

ったタイルは含まない。

3.1.2.1

定形タイル

平物の定形タイルを施工する場合に用いる役物タイル(

図 参照)。

3.1.2.1.1

一つの面で構成されたタイル

正方形及び長方形のタイル。ただし,装飾のため側面を非直線状にしたタイルは含まない。

3.1.2.1.2

複数の面で構成されたタイル

正方形と長方形との面,正方形と正方形との面又は長方形と長方形との面で構成され,かつ,隣接する

面との角度が直角の関係にあるタイル。ただし,装飾のため側面を非直線状にしたタイルは含まない。

3.1.2.2

不定形タイル

平物の不定形タイルを施工する場合に用いる役物タイル(

図 参照)。

3.2

裏あし(back feet)

モルタルなどとの接着をよくするため,タイルの裏面に付けたリブ又は凹凸。

3.3

素地(きじ)

タイルの主体をなす部分。施ゆうタイルの場合は,うわぐすりを除いた部分。

3.4

ユニットタイル

施工しやすいように,多数個のタイルを並べて連結したもの。ユニットタイルには,表張りユニットタ

イルと裏連結ユニットタイルとがある。また,平物を連結した平物ユニットタイルと役物を連結した役物

ユニットタイルとがある。

ただし,

タイル先付けプレキャストコンクリート工法に用いるものは含まない。

なお,平物ユニットタイルのモデュール呼び寸法による面積は,1 800 cm

2

以下である。

3.4.1

表張りユニットタイル

タイルの表面に表張り台紙を張り付けて連結したもの。表張り台紙は,施工時に剝がす。

3.4.2

裏連結ユニットタイル

タイルの裏面及び/又は側面を裏連結材で連結したもの。裏連結材には,ネット,台紙,樹脂などがあ

り,施工時にそのまま埋め込む。

3.5

裏面開口率

裏連結ユニットタイルの裏面面積に対する,裏連結材が存在しない部分の面積の割合。


5

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3.6

成形方法

3.6.1

押出し成形

素地原料を,押出成形機で所定の形状・寸法に成形する方法。

3.6.2

プレス成形

素地原料を,高圧プレス成形機で所定の形状・寸法に成形する方法。

3.7

寸法(sizes)

3.7.1

製作寸法

タイル及びユニットタイルを製作するときの製品の基本となる寸法(

図 参照)。外観の大きさを示す,

長さ,幅,厚さなどが製作寸法である。

図 2−製作寸法及び目地共寸法

3.7.2

目地共寸法(coordinating size)

タイル及びユニットタイルの製作寸法に目地寸法を加えたもの(

図 参照)。

3.7.3

モデュール呼び寸法

タイル及びユニットタイルの割付けに用いる寸法。

図 及び図 の 及び がモデュール呼び寸法,J

が目地寸法であり,その寸法の例を合わせて示す。


6

A 5209

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単位  mm

寸法の例

A

B 50 60 75 100

1

000/9

150

200

225

300

400

450

600

1

∼10

図 3−タイルの割付図(例)


7

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ユニットタイルのモデュール呼び寸法の例

単位  mm

平物ユニットタイル

役物ユニットタイル

モデュール呼び寸法の例

モデュール呼び寸法の例

A

B

300 400 303 300 400 303

注記  役物ユニットタイルの寸法は,平物ユニットタイルの寸法に合わせたものとする。

図 4−ユニットタイルの割付図(例)

3.8

施ゆうタイル

表面にうわぐすりを施したタイル。

なお,施ゆうタイルには,うすゆう,エンゴーベ,はん点ゆう,共素地ゆうなどを含む。

3.9

無ゆうタイル

うわぐすりを施さず,素地がそのまま表面状態となるタイル。

3.10

セメントモルタルによるタイル後張り工法


8

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張付け材料として,セメントモルタルを用いるタイル後張り工法。

3.11

有機系接着剤によるタイル後張り工法

張付け材料として,JIS A 5548 又は JIS A 5557 に規定する有機系接着剤を用いるタイル後張り工法。

3.12

タイル先付けプレキャストコンクリート工法

プレキャストコンクリート工場でタイルを型枠に先付けし,コンクリートを打設して一体化する工法。

3.13

使用部位

タイルの材質,性能及び機能面によって,使用が可能な部位。

3.14

標準見本

品質の標準を示した見本。

3.15

限度見本

品質の限界を示した見本で,合否の判断基準となるもの。

3.16

ばち

正方形状のタイルの四辺又は長方形状のタイルの相対する二辺における寸法の不ぞろい。

3.17

反り

タイルの湾曲の総称(

図 参照)。

でこ反り

へこ反り

面反り

辺反り

側反り

図 5−反り(例)


9

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3.18

面反り

タイルの表面の対角線方向の湾曲(

図 参照)。面反りには,表面方向に山なりに湾曲したでこ反り及び

その反対方向に湾曲したへこ反りがある。

3.19

ねじれ

タイル表面の 2 本の対角線方向の湾曲の差。

3.20

辺反り

タイルの表面の端部の湾曲(

図 参照)。辺反りには,表面方向に山なりに湾曲したでこ反り及びその反

対方向に湾曲したへこ反りがある。

3.21

側反り

タイルの側面の湾曲(

図 参照)。側反りには,側面方向に山なりに湾曲したでこ反り及びその反対方向

に湾曲したへこ反りがある。

3.22

直角性

正方形又は長方形のタイルの四隅の直角の度合い(

図 参照)。

図 6−直角性(例)

3.23

貫入

施ゆうタイルのうわぐすり面に生じた亀裂。

3.24

切れ

タイルの表面,裏面又は側面に生じた素地の亀裂。

3.25

層剝離

素地に生じた層状の剝離。

3.26

C.S.R

Coefficient of Slip Resistance

試料上で滑り片を滑らせたときの引張荷重を鉛直荷重で除して得られる滑り抵抗係数。履物で歩行する

場合に用いる。

3.27

C.S.R

B

Coefficient of Slip Resistance of Bathroom Floor


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試料上で滑り片を滑らせたときの引張荷重を鉛直荷重で除して得られる滑り抵抗係数。素足で歩行する

場合に用いる。

種類 

タイル及びユニットタイルの種類は,次による。

なお,成形方法及び吸水率による種類を,

表 に示す。

a)

成形方法による種類  成形方法による種類は,次による。

−  押出し成形(A)

−  プレス成形(B)

b)

吸水率による種類  吸水率による種類は,次による。

−  I 類(3.0 %以下)

− II 類(10.0 %以下)

− III 類(50.0 %以下)

c)

うわぐすりの有無による種類  うわぐすりの有無による種類は,次による。

−  施ゆう

−  無ゆう

表 1−成形方法及び吸水率による種類

成形方法

吸水率

I

類 II 類 III 類

押出し成形(A)

AI AII AIII

プレス成形(B)

BI BII BIII

品質 

5.1 

タイル 

5.1.1 

外観 

タイルの外観は,

表 の規定を満足しなければならない。

なお,観察は,必要に応じて標準見本又は限度見本と比較対照して行う。


11

A 5209

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表 2−タイルの外観

検査項目

平物・役
物の区分

欠点 
区分

欠点の種類

規定

個々のタイル

c)

平物及び

役物

重欠点

a)

貫入・切れ・層剝離・裏面の著しい破損・裏
面の著しい異物の付着・裏面の著しい変形

タイルを手にとって観察
したとき,認められない。

軽欠点

a)

欠け・小穴・ゆうとび・凸凹・端部の荒れ・

きず・異物の付着・装飾むら・色むら・色ぽ

つ・光沢むら・反り・直角性・ばち

タイルを並べ,約 1 m 離

れて観察したとき,目立

たない。

平物相互間

平物

色調の不ぞろい

b)

光沢の不ぞろい

b)

タイルを並べ,約 2 m 離

れて観察したとき,目立
たない。

平物,役物相互

c)

役物

色調の不ぞろい

b)

光沢の不ぞろい

b)

平物と役物を隣接して並

べ,約 2 m 離れて観察し

たとき,目立たない。

a)

装飾上及び/又は設計上,意図的に施したもの並びに製品の特徴として存在するものは,使用上及び施工上

有害でなく,かつ,タイルの接着性を阻害するおそれがなければよい。

b)

装飾上及び/又は設計上,意図的に施したもの並びに製品の特徴として存在するものを除く。

c)

複数の面をもつ役物は,それぞれの面に適用する。

5.1.2 

形状 

タイルの形状は,製造業者による。通常よく使用する標準的な平物及び役物,定形タイル及び不定形タ

イルの例を

図 に示す。また,タイルの表面形状は,平面以外の形状とすること又は装飾のために模様を

付けることができる。

注記  視覚障害者誘導用床タイルの突起の形状・寸法及びその配列は,JIS T 9251 によるのが望まし

い。

5.1.3 

裏あし 

5.1.3.1 

一般事項 

次の使用部位で,セメントモルタルによるタイル後張り工法又はタイル先付けプレキャストコンクリー

ト工法で施工するタイルには,裏あしがなくてはならない。

なお,有機系接着剤によるタイル後張り工法で施工するタイルには,裏あしがなくてもよい。

a)

屋外壁

b)

屋内壁のうち,吹き抜けなどの高さが 2 階以上に相当する部分

裏あしの形状及び高さは,JIS A 1509-2 の箇条 6(裏あしの形状及び高さ)に規定する測定を行ったとき,

次による。ただし,タイルの裏あし形状,高さ及び施工方法を受渡当事者間で取り決めた場合は,その取

り決めによる。

5.1.3.2 

裏あしの形状 

形状は,あり状とし,製造業者が定める。

あり状とは,

図 の例 に示すように,裏あしのほぼ先端部の幅(L

0

)とほぼ付根部の幅(L

1

)とが,

L

0

L

1

の関係にある形状をいう。また,

例 に示すような裏あしの場合,高さ(h)の中央部付近の幅(L

2

が L

0

L

2

を満足しなければならない。ただし,タイルの端部は除く。端部の形状の例を,

図 の例 に示

す。

なお,

例 に示すように,例 及び例 以外の形状であっても,ほぼ付根部の幅(L

3

)が L

4

L

3

の条件

を満たし,タイル裏面の中心部から上下又は左右対称に配列しているものについては,あり状とみなす。


12

A 5209

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図 7−裏あしの形状の例

5.1.3.3 

裏あしの高さ 

製作寸法で定めた部分の裏あしの高さは,

表 に示す数値とする。ただし,タイルの端部に傾斜を設け

たときは,その部分を除く。

なお,目地共寸法の長さ及び幅が 150 mm×50 mm 及び 200 mm×50 mm のものについては,1.2 mm 以

上 3.5 mm 以下とする。

表 3−裏あしの高さ

単位  mm

タイル表面の面積

a)

裏あしの高さ(h

15 cm

2

未満 0.5 以上 3.5 以下

 15

cm

2

以上 60

cm

2

未満 0.7 以上 3.5 以下

60 cm

2

以上 1.5 以上 3.5 以下

a)

複数の面で構成された役物の場合,大きい方の面の面積に適用する。

5.1.4 

寸法 

5.1.4.1 

長さ,幅及び厚さ 

タイルの製作寸法は,製造業者が定める。タイルの長さ,幅及び厚さの製作寸法に対する許容差は,JIS 

A 1509-2

の箇条 5(寸法)に規定する測定を行ったとき,成形方法及び吸水率による種類ごとに

表 4∼表 9

に示す数値とする。ただし,不定形タイルの場合,製造業者が製作寸法として定めた部分を測定する。

5.1.4.2 

ばち 

タイルのばちは,JIS A 1509-2 の箇条 7(ばち)に規定する測定を行ったとき,成形方法及び吸水率によ

る種類ごとに

表 4∼表 に示す数値以下とする。

なお,測定は,長方形の場合は相対する長辺及び短辺の各々で行う。ただし,不定形タイル及び各辺が

50 mm

以下のタイルには適用しない。

5.1.4.3 

反り 

タイルの面反り,ねじれ,辺反り及び側反りは,JIS A 1509-2 の箇条 8(反り)に規定する測定を行った

とき,成形方法及び吸水率による種類ごとに

表 4∼表 に示す数値とする。ただし,不定形タイル,役物

及び各辺が 50 mm 以下の平物には適用しない。


13

A 5209

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5.1.4.4 

直角性 

タイルの直角性は,JIS A 1509-2 の箇条 9(直角性)に規定する測定を行ったとき,成形方法及び吸水率

による種類ごとに

表 4∼表 に示す数値以下とする。ただし,不定形タイル,役物,各辺が 50 mm 以下の

正方形状の平物及び短辺が 50 mm 以下の長方形状の平物には適用しない。

5.1.4.5 

役物の角度 

タイルの役物の角度の許容差は,JIS A 1509-2 の箇条 10(役物の角度)に規定する測定を行ったとき,

成形方法及び吸水率による種類ごとに

表 4∼表 に示す数値とする。役物の角度の許容差は,複数の面で

構成されたタイルに適用する。ただし,不定形タイル,人為的に表面を凸凹にしたタイル及び各面又は小

さい方の面の長さが 45 mm 未満のタイルには適用しない。

表 4−タイルの製作寸法に対する許容差[AI(押出し成形 類)]

単位  mm

項目

製作寸法

a)

50

以下 50 を超え

105

以下

105

を超え

155

以下

155

を超え

235

以下

235

を超え

305

以下

305

を超え

455

以下

455

を超え

605

以下

長さ及び幅

±1.5

±2.0

±2.5

±3.0

±3.0

±3.5

±3.5

厚さ

±1.5

ばち

1.5 2.0 2.5 3.0 3.0 3.5 3.5

反り

面反り

b)

±1.2

±1.6

±2.0

±2.0

±2.4

±2.4

ねじれ

b)

− 0.9 以下 1.2 以下 1.5 以下 1.5 以下 1.8 以下 1.8 以下

辺反り

b)c)d)

±1.2

±1.6

±2.0

±2.0

±2.4

±2.4

側反り

d)

±1.0

±1.5

±2.0

±2.0

±2.5

±2.5

直角性

− 2.0 2.5 3.0 3.0 3.5 3.5

役物の角度(°) 90±1.5

a)

長方形状の場合,厚さ及び反りは長辺,直角性は短辺を意味する。

b)

人為的に表面を凸凹にしたものには適用しない。

c)

長辺が短辺の 2 倍を超える長方形状のタイルには適用しない。

d)

長方形状の短辺には適用しない。

表 5−タイルの製作寸法に対する許容差[AII(押出し成形 II 類)]

単位  mm

項目

製作寸法

a)

50

以下 50 を超え

105

以下

105

を超え

155

以下

155

を超え

235

以下

235

を超え

305

以下

305

を超え

455

以下

455

を超え

605

以下

長さ及び幅

±1.5

±2.0

±2.5

±3.0

±3.0

±3.5

±3.5

厚さ

±1.5

ばち

1.5 2.0 2.5 3.0 3.0 3.5 3.5

反り

面反り

b)

±1.2

±1.6

±2.0

±2.0

±2.4

±2.4

ねじれ

b)

− 0.9 以下 1.2 以下 1.5 以下 1.5 以下 1.8 以下 1.8 以下

辺反り

b)c)d)

±1.2

±1.6

±2.0

±2.0

±2.4

±2.4

側反り

d)

±1.0

±1.5

±2.0

±2.0

±2.5

±2.5

直角性

− 2.0 2.5 3.0 3.0 3.5 3.5

役物の角度(°) 90±1.5

a)

d)

は,

表 に同じ。


14

A 5209

:2014

表 6−タイルの製作寸法に対する許容差[AIII(押出し成形 III 類)]

単位  mm

項目

製作寸法

a)

50

以下 50 を超え

105

以下

105

を超え

155

以下

155

を超え

235

以下

235

を超え

305

以下

305

を超え

455

以下

455

を超え

605

以下

長さ及び幅

±0.8

±1.2

±1.6

±2.0

±2.0

±2.4

±2.4

厚さ

±0.7

ばち

1.0 1.4 1.6 2.0 2.0 2.4 2.4

反り

面反り

b)

±0.9

±1.2

±1.5

±1.5

±1.8

±1.8

ねじれ

b)

− 0.7 以下 1.0 以下 1.2 以下 1.2 以下 1.4 以下 1.4 以下

辺反り

b)c)d)

±0.9

±1.2

±1.5

±1.5

±1.8

±1.8

側反り

d)

±0.8

±1.2

±1.6

±1.6

±2.0

±2.0

直角性

− 1.4 1.8 2.2 2.2 2.4 2.4

役物の角度(°) 90±1.5

a)

d)

は,

表 に同じ。

表 7−タイルの製作寸法に対する許容差[BI(プレス成形 類)]

単位  mm

項目

製作寸法

a)

50

以下 50 を超え

105

以下

105

を超え

155

以下

155

を超え

235

以下

235

を超え

305

以下

305

を超え

455

以下

455

を超え

605

以下

長さ及び幅

±0.8

±1.2

±2.0

±2.4

±2.4

±2.8

±2.8

厚さ

±0.7

±1.2

ばち

1.0 1.4 1.6 2.0 2.0 2.4 2.4

反り

面反り

b)

±0.9

±1.2

±1.5

±1.5

±1.8

±1.8

ねじれ

b)

− 0.7 以下 1.0 以下 1.2 以下 1.2 以下 1.4 以下 1.4 以下

辺反り

b)c)d)

±0.9

±1.2

±1.5

±1.5

±1.8

±1.8

側反り

d)

±0.8

±1.2

±1.6

±1.6

±2.0

±2.0

直角性

− 1.4 1.8 2.2 2.2 2.4 2.4

役物の角度(°) 90±1.5

a)

d)

は,

表 に同じ。

表 8−タイルの製作寸法に対する許容差[BII(プレス成形 II 類)]

単位  mm

項目

製作寸法

a)

50

以下 50 を超え

105

以下

105

を超え

155

以下

155

を超え

235

以下

235

を超え

305

以下

305

を超え

455

以下

455

を超え

605

以下

長さ及び幅

±0.8

±1.2

±2.0

±2.4

±2.4

±2.8

±2.8

厚さ

±0.7

±1.2

ばち

1.0 1.4 1.6 2.0 2.0 2.4 2.4

反り

面反り

b)

±0.9

±1.2

±1.5

±1.5

±1.8

±1.8

ねじれ

b)

− 0.7 以下 1.0 以下 1.2 以下 1.2 以下 1.4 以下 1.4 以下

辺反り

b)c)d)

±0.9

±1.2

±1.5

±1.5

±1.8

±1.8

側反り

d)

±0.8

±1.2

±1.6

±1.6

±2.0

±2.0

直角性

− 1.4 1.8 2.2 2.2 2.4 2.4

役物の角度(°) 90±1.5

a)

d)

は,

表 に同じ。


15

A 5209

:2014

表 9−タイルの製作寸法に対する許容差[BIII(プレス成形 III 類)]

単位  mm

項目

製作寸法

a)

50

以下 50 を超え

105

以下

105

を超え

155

以下

155

を超え

235

以下

235

を超え

305

以下

305

を超え

455

以下

455

を超え

605

以下

長さ及び幅

±0.6

±0.8

±1.0

±1.2

±1.4

±1.6

±2.0

厚さ

±0.5

ばち

0.6 0.8 1.0 1.2 1.4 1.6 2.0

反り

面反り

b)

±0.6

±0.8

±1.0

±1.0

±1.2

±1.2

ねじれ

b)

− 0.5 以下 0.6 以下 0.8 以下 0.8 以下 1.0 以下 1.0 以下

辺反り

b)c)d)

±0.6

±0.8

±1.0

±1.0

±1.2

±1.2

側反り

d)

±0.8

±1.2

±1.6

±1.6

±2.0

±2.0

直角性

− 0.8 1.0 1.2 1.4 1.6 2.0

役物の角度(°) 90±1.5

a)

d)

は,

表 に同じ。

5.1.5 

吸水率 

タイルの吸水率は,

JIS A 1509-3

に規定する測定を行ったとき,

表 10 の規定を満足しなければならない。

なお,測定は,煮沸法又は真空法のいずれを採用してもよい。

注記  採用した試験方法を記録する。

表 10−吸水率

単位  %

吸水率による区分

吸水率

I

類 3.0 以下

II

類 10.0 以下

III

類 50.0 以下

5.1.6 

曲げ破壊荷重 

タイルの曲げ破壊荷重は,JIS A 1509-4 に規定する測定を行ったとき,

表 11 の規定を満足しなければな

らない。ただし,各辺が 35 mm 以下のタイルには適用しない。

表 11−曲げ破壊荷重

単位  N

使用部位

タイル表面の面積

a)

曲げ破壊荷重

屋内壁

− 108 以上

屋内床・浴室床

− 540 以上

屋外壁

モルタル張り用,タイル先付けプレ

キャストコンクリート工法用

接着剤張り用

60 cm

2

未満 540 以上

60 cm

2

以上 720 以上

屋外床 60

cm

2

未満 540 以上

60 cm

2

以上 1 080 以上

a)

複数の面で構成された役物の場合,大きい方の面の面積を適用する。

5.1.7 

耐摩耗性 

使用部位が屋外床及び屋内床を使用可能とするタイルの耐摩耗性は,耐素地摩耗性及び耐表面摩耗性と

し,次による。ただし,耐表面摩耗性は,受渡当事者間の協定がある場合にだけ適用する。


16

A 5209

:2014

a)

耐素地摩耗性  耐素地摩耗性は,JIS A 1509-5 に規定する試験を行ったとき,表 12 の規定を満足しな

ければならない。

なお,素足で歩く場所に使用する床タイルに耐素地摩耗性は適用しない。

表 12−耐素地摩耗性

単位  mm

3

使用部位の区分

摩耗体積

屋外床 345 以下

a)

屋内床 540 以下

a)

人通りの多い場所に使用する床タイルに

ついては,175 mm

3

以下が望ましい。

b)

耐表面摩耗性  耐表面摩耗性は,JIS A 1509-6 に規定する試験を行い,その結果を,表 13 に示すクラ

スに分類する。

表 13−耐表面摩耗性のクラス分類

変化が認められたときの摩耗回転数(回)

クラス

100 0

150 1

600 2

750

,1 500

3

2 100

,6 000,12 000

4

摩耗回転数が 12 000 回転で変化が認められなかった場合

5

5.1.8 

耐熱衝撃性 

局部的な熱衝撃を受ける箇所に使用するタイルの耐熱衝撃性は,JIS A 1509-7 に規定する試験を行った

とき,切れ,貫入などの損傷があってはならない。ただし,装飾上及び設計上,意図的に貫入を施したタ

イル並びに製品の特徴として貫入が存在するタイルには適用しない。

5.1.9 

耐貫入性 

施ゆうタイルの耐貫入性は,JIS A 1509-8 に規定する試験を行ったとき,貫入が生じてはならない。た

だし,装飾上及び設計上,意図的に貫入を施したタイル並びに製品の特徴として貫入が存在するタイルに

は適用しない。

5.1.10 

耐凍害性 

凍害を受けるおそれのある場所に使用するタイルの耐凍害性は,JIS A 1509-9 に規定する試験を行った

とき,タイルの表面,裏面又は端部に,ひび割れ,素地又はうわぐすりの剝がれなどの損傷があってはな

らない。

5.1.11 

耐薬品性 

タイルの耐薬品性は,JIS A 1509-10 の箇条 6(試験溶液)に規定する薬品(塩化アンモニウム,塩酸,

くえん酸,水酸化カリウム,次亜塩素酸ナトリウム)について,JIS A 1509-10 の箇条 8(手順)に規定す

る試験を行い,その結果を

表 14 に示すクラスに分類する。


17

A 5209

:2014

表 14−耐薬品性のクラス分類

切断面

a)

・非切断面・表面の変化の有無

クラス

変化が認められない。 A

切断面

a)

だけに変化が認められる。 B

切断面

a)

・非切断面・表面に変化が認められる。

C

a)

切断面の観察は,無ゆうタイルに適用する。

5.1.12 

鉛及びカドミウムの溶出性 

食物が直に接する箇所に使用する施ゆうタイルの鉛及びカドミウムの溶出性は,JIS A 1509-11 に規定す

る試験を行い,その結果を記録する。

5.1.13 

耐滑り性 

水ぬれする床に用いるタイルの耐滑り性は,JIS A 1509-12 に規定する試験を行い,その結果及び滑り条

件(滑り片の種類及び試料の表面状態)を記録する。

なお,履物で歩行する場所に使用するタイルには C.S.R,素足で歩行する場所に使用するタイルには

C.S.R

・B を求める試験を適用する。また,JIS A 1509-12 に規定する滑り片と試料の表面状態とはどの組合

せにおいても試験可能である。組合せの例を,

表 15 及び表 16 に示す。

表 15C.S.R を求める試験の滑り片と試料の表面状態との組合せ(例)

区分

滑り片

表面状態(介在物及び散布量)

滑り条件 1

ゴムシート:

硬さ  A72∼80 
厚さ  3∼6 mm

JIS Z 8901

に規定する試験用粉体 1 の 1 種,7 種と水道水

とを,9:1:2 000 の質量比で混合した懸濁液を約 400 g/m

2

散布する。

滑り条件 2

ゴムシート: 
硬さ  A72∼80

厚さ  3∼6 mm

JIS Z 8901

に規定する試験用粉体 1 の 1 種,7 種と水道水

とを,9:1:20 の質量比で混合した懸濁液を約 400 g/m

2

散布する。

滑り条件 3 EVAC 独立気泡発泡体シート:

硬さ  A45∼55 
厚さ  8∼11 mm

密度  0.30∼0.40 g/cm

3

JIS Z 8901

に規定する試験用粉体 1 の 7 種と水道水とを

1

:4 の質量比で混合した懸濁液を約 400 g/m

2

散布する。

表 16C.S.Rを求める試験の滑り片と試料の表面状態との組合せ(例)

区分

滑り片

表面状態(介在物及び散布量)

滑り条件

ゴム製ノンスリップシート: 
硬さ  A70∼80

突起部分の形状  φ7 mm

厚さ  平たん(坦)部分  4.5 mm
突起部分  6∼7 mm

JIS Z 8901

に規定する試験用粉体 1 の 4 種と水道水とを,

1

:300 の質量比で混合した懸濁液を約 100 g/m

2

散布する。

5.2 

ユニットタイル 

ユニットタイルは,5.1.15.1.13 の規定を満足したタイルによって構成しなければならない。

5.2.1 

外観 

ユニットタイルの外観は,

表 17 の規定を満足しなければならない。

なお,観察は必要に応じて標準見本又は限度見本と比較対照して行う。


18

A 5209

:2014

表 17−ユニットタイルの外観

検査項目

規定

個々のユニット

タイル

台紙・連結材のはみ出し  ユニットタイルを手に取って観察したとき,認められない。ただし,

表張りユニットタイルは,施工に支障を来すおそれがなければよい。

台紙・連結材の破れ

目地の不ぞろい

a)

ユニットタイルを並べ,約 1 m 離れて観察したとき,目立たない。

厚さの不ぞろい

a)

ユニットタイルを並べ,斜め方向から観察したとき,目立たない。

ユニットタイル
相互間

色調の不ぞろい

a)

ユニットタイルを並べ,約 2 m 離れて観察したとき,目立たない。

光沢の不ぞろい

a)

目地違い

a)

ユニットタイルを並べ,約 1 m 離れて観察したとき,目立たない。

a)

装飾上及び/又は設計上,意図的に施したもの並びに製品の特徴として存在するものを除く。

5.2.2 

寸法 

ユニットタイルの長さ及び幅の製作寸法に対する許容差は,JIS A 1509-13 の 6.1(寸法)に規定する測

定を行ったとき,±1.6 mm とする。ただし,連結のない方向には適用しない。

5.2.3 

表張り台紙及び裏連結材の接着性 

ユニットタイルは,JIS A 1509-13 の 6.2(表張り台紙及び裏連結材の接着性)に規定する試験を行った

とき,タイルが表張り台紙又は裏連結材から剝がれ落ちてはならない。

5.2.4 

表張り台紙の剝離性 

表張りユニットタイルは,JIS A 1509-13 の 6.3(表張り台紙の剝離性)に規定する試験を行ったとき,

全てのタイルから表張り台紙が剝がれなければならない。

5.2.5 

裏連結材の耐水接着性能 

裏連結ユニットタイルは,JIS A 1509-13 の 6.4(裏連結材の耐水接着性能)に規定する試験を行ったと

き,タイルが連結材から剝がれ落ちてはならない。

5.2.6 

裏連結ユニットタイルの裏面開口率 

裏連結ユニットタイルは,JIS A 1509-13 の 6.5(裏連結ユニットタイルの裏面開口率)に規定する測定

を行ったとき,次の a)c)  を満足しなければならない。ただし,裏連結材の形状の設計段階において,a)

c)  を満たすことが明らかな場合は,測定を省略することができる。

a)  1

枚のユニットタイルに対し,裏面開口率 65 %以上

b)  1

個のタイルに対し,裏面開口率 60 %以上

c)

目地部全体に対し,裏面開口率 65 %以上

試験 

6.1 

試験方法 

試験方法は,JIS A 1509-2-13 による。

なお,製造条件が平物と同一の役物は,JIS A 1509-3-12 の試験を省略してもよい。

検査方法 

検査方法は,JIS A 1509-1 による。


19

A 5209

:2014

表示 

8.1 

製品の表示 

タイルには,製造業者名又はその略号及び生産国又はその略号を表示する。ただし,製法上表示が著し

く困難なタイルは,表張り台紙,包装又は送り状に表示してもよい。

8.2 

包装又は送り状の表示 

この規格の全ての要求事項に適合したタイル及びユニットタイルには包装又は送り状に,次の事項を表

示する。

a)

規格番号及び種類  種類は,箇条 に規定する成形方法,吸水率及びうわぐすりの有無による種類,

タイル又はユニットタイルの別とする。ただし,

“タイル”の文言は省略してもよい。

表示の例を次に示す。

例 1  JIS A 5209  AI 施ゆうタイル

例 2  JIS A 5209  BII 無ゆうユニット

b)

寸法  タイル及びユニットタイルの寸法の表示は,単位はミリメートル(mm)とし,次の例による。

ただし,役物ユニットタイルの場合は省略してもよい。

なお,不定形タイルの場合は,製造業者が定めた製作寸法を表示する。

1)

タイルの寸法表示

1.1)

平物の寸法表示  製作寸法の大きい方を先に表示することが望ましい。

例 1  モデュール呼び寸法及び製作寸法の場合

M100

×100  98×98×5

厚さ

製作寸法

モデュール呼び寸法

モデュール呼び寸法を表す記号

例 2  製作寸法だけの場合

(長方形の場合) 227×60×13

厚さ

製作寸法

(正方形の場合) 108×108×10

厚さ

製作寸法

1.2)

役物の寸法表示  製作寸法で表示する(図 参照)。複数の面で構成された役物の場合は,大きい

方の面の長さを先に表示することが望ましい。

例  曲がりの場合

(95

+45)×45×7

厚さ(t

製作寸法  (abc×t


20

A 5209

:2014

図 8−役物の寸法表示(例)

2)

ユニットタイルの寸法表示  ユニットタイルの寸法表示は,ユニットタイルのモデュール呼び寸法

とタイルの製作寸法とを併記する。通常,製作寸法の大きい方を先に表示する。

例 1  平物ユニットタイルの場合

M300

×300  95×45×7

厚さ

タイルの製作寸法

モデュール呼び寸法

モデュール呼び寸法を表す記号

例 2  役物ユニットタイルの場合

M300

  (95+45)×45×7

厚さ

タイルの製作寸法

モデュール呼び寸法

モデュール呼び寸法を表す記号

c)

製造業者名又はその略号

d)

施工方法の適性表示  間違った施工方法を防ぐための表示をする。

例  モルタル張りには使用不可

8.3 

カタログ又は説明書の表示 

8.3.1 

使用部位 

製造業者が定めた使用部位に従って,次の使用部位の適否を表示する。

a)

屋内壁  屋内壁部。

b)

屋内床  雨水などによる水ぬれがない,乾燥した状態で使用する屋内床部。

c)

浴室床  主に素足による歩行を想定した住宅の浴室などの面積の狭い浴室床部。

d)

屋外壁  屋外壁部。

e)

屋外床  土足で歩行し,水ぬれする床部及び雨水などが持ち込まれる建物などの床部。

適否の記号

記号の意味

◎    :  使用可能  (材質,性能及び機能面からみて使用可能を意味する。

×    :  使用不可  (材質,性能及び機能面からみて使用不適を意味する。

  


21

A 5209

:2014

8.3.2 

その他 

タイル及びユニットタイルは,次の事項を,カタログ,説明書などに表示することが望ましい。

a)

耐凍害性

   

b)

表面の面積が 900 cm

2

を超えるタイルの適正な施工方法

c)

品質上の注意事項

d)

使用上の注意事項

e)

施工上の注意事項

参考文献  JIS T 9251  高齢者・障害者配慮設計指針−視覚障害者誘導用ブロック等の突起の形状・寸法

及びその配列


22

A 5209

:2014

附属書 JA

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS A 5209:2014

  セラミックタイル ISO 

13006:2012

  Ceramic tiles−Definitions, classification, characteristics and marking

(I)JIS の規定

(II)

国際

規格
番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごとの評

価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差異

の理由及び今後の対策

箇条番号

及び題名

内容

箇条

番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

1

適用範囲

セラミックタイルの品
質基準について規定

 1

JIS

とほぼ同じ

変更

JIS

は,施工方法の条件を規定。また,

ISO

規格は役物及び 49 cm

2

以下のタイ

ルは適用外。

国内では各種の施工方法があり,そ
れによって規格の適用が異なる,ま

た役物の適用は使用者の要求によっ

て規定した。

2

引用規格

3

用語及び定

3

JIS

とほぼ同じ

追加

JIS

として必要な用語を追加。

実質的な差異はない。

4

種類

a)

成 形 方 法

による種類

成形方法による区分

4

4.2

一致

b)

吸 水 率 に

よる種類

吸水率による区分   4.3

JIS

とほぼ同じ

変更

ISO

規格では,JIS の区分を吸水率等に

よって,更に細分化をしている。

ISO

規格のような細分化は品質特性

上必要ないため。

c)

う わ ぐ す

りの有無によ

る種類

うわぐすりの有無によ

る区分

追加

JIS

では,うわぐすりの有無についても,

タイルの種類を区分する要素の一つに

している。

ISO

規格でも 8.3 仕様で“施ゆう”

か“無ゆう”かを表示することを義

務付けているため追加した。

5

品質

5.1

タイル

タイルについて規定

5

7

JIS

とほぼ同じ

変更

JIS

では,役物とユニットタイルについ

ての規定を追加した。

ISO

規格には,役物とユニットタイ

ルについて適用外であるが,国内で

は多く使用されており,これらにつ

いての品質特性を規定する必要があ
るため。

22

A

 5

209


20
14


23

A 5209

:2014

(I)JIS の規定

(II) 
国際

規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごとの評
価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差異
の理由及び今後の対策

箇条番号

及び題名

内容

箇条

番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

5.1.1

外観

外観について規定

JIS

とほぼ同じ

変更

JIS

では,独自の外観欠点を設定し,外

観の規定を重要度によって区分し規定
している。また,タイル相互間,平物,

役物相互間の欠点を規定している。ISO

規格は Table.1 の分類ごとに規定。

国内市場品質に合わせ,従来からの

外観規定を基にした。

5.1.2

形状

形状について規定

JIS

とほぼ同じ

追加

視覚障害者誘導用床タイルのタイルに
ついて記載した。

国際規格の見直しの際提案を検討す
る。

5.1.3

裏あし

裏あしの形状と高さに

ついて規定

JIS

とほぼ同じ

変更

JIS

は外装接着剤張りの裏あしについて

言及している。

ISO

規格は Table.1 の分類ごとに適用タ

イルの面積を 49 cm

2

以上としており,指

定があった場合だけの適用としている。

国際規格の見直しの際提案を検討す

る。

5.1.4

寸法

5.1.4.1

長さ,

幅及び厚さ

5.1.4.3

反り

5.1.4.4

直 角

寸法について規定

JIS

とほぼ同じ

変更

JIS

は各辺の寸法によって許容差を定め

ている。 
許容差の単位について JIS ではミリメー

トルで規定した。ISO 規格は Table.1 の

分類ごとに規定。

ISO

規格の面積に応じた許容差は,

国内で大量に生産されている小さな
タイル及び長方形状のタイルの短辺

は極端に厳しくなる。また,パーセ

ント表示にするとユーザはその都度
数値を計算する必要があり,端数処

理 の 問 題 も 生 じ る お そ れ が あ る た

め。

5.1.4.2

ばち

ばちについて規定

追加

旧 JIS に合わせ,ばちも表面品質を判断
する特性の一つであるとの考え方から

規定した。

国内のニーズであるため特に提案は
しない。

5.1.4.5

役 物

の角度

役物の角度の許容差

追加

役物についての必要な品質特性として

角度を規定した。

ISO

規格には役物についての規定は

ないが,日本では役物は多く使用さ
れており,角度は重要な品質要素で

あるため。国内のニーズであるため

特に提案はしない。

23

A

 5

209


20
14


24

A 5209

:2014

(I)JIS の規定

(II) 
国際

規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごとの評
価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差異
の理由及び今後の対策

箇条番号

及び題名

内容

箇条

番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

5.1.5

吸水率

吸水率について規定

I

類:3.0 %以下

II

類:10.0 %以下

III

類:50.0 %以下

JIS

とほぼ同じ

変更

JIS

では,ISO 規格と同様 I∼III 類に大

分類している。ISO 規格は Table.1 の分
類ごとに規定。ISO 規格のように,更に

細分化していない。また,基準値は最大

値だけで規定している。

箇条 4 b)吸水率による区分と同じ。

また,基準値設定については,国内
の実情であり特に提案はしない。

5.1.6

曲 げ 破

壊荷重

曲げ破壊荷重について
規定

JIS

とほぼ同じ

変更

JIS

では,他の要求品質も含めタイルの

使用部位によって基準を定めている。ま

た,曲げ強度については基準値を設定し

ていない。ISO 規格は Table.1 の分類ご
とに規定。

使用部位によって必要とされる条件
を規定する考え方である。

なお,基準値については,旧 JIS 

基準値を ISO 規格に換算した。

5.1.7

耐 摩 耗

5.1.7 a)

耐 素

地摩耗性

床タイルの耐素地摩耗

性について規定

JIS

とほぼ同じ

変更

JIS

では,施ゆう・無ゆうで区分せず,全

床タイルに適用した。また,基準値を屋

外床と屋内床の使用部位で区分し,定め
た。ISO 規格は Table.1 の分類ごとに規

定。

JIS

では,材質料としての摩耗度を

全タイル同一の評価方法で比較がで

きるようにした。また,使用部位に
よって基準値を定め,ユーザに分か

りやすくした。

5.1.7 b)

耐 表

面摩耗性

床タイルの耐表面摩耗

性について規定

JIS

とほぼ同じ

変更

JIS

では,施ゆう・無ゆうで区分せず,全

床タイルに適用したが,必須ではなく
“受渡当事者間の協定による”に限定し

た。

摩耗したときの見え方は無ゆうタイ

ルでも変化があるため,施ゆう・無
ゆうで区分しないこととした。また,

外観評価のクラス分けで基準値がな

いため,必須試験である必要はない
と判断した。

5.1.8

耐 熱 衝

撃性

耐熱衝撃性について規

JIS

に同じ

一致

5.1.9

耐 貫 入

耐貫入性について規定

JIS

に同じ

一致

5.1.10

耐凍害

耐凍害性について規定

JIS

とほぼ同じ

変更

JIS

では,吸水率に関係なく,凍害を受

けるおそれのある場所に使用するタイ

ルについては必須の要件とした。ISO 

格は Table.1 の分類ごとに規定。

JIS

は使用部位によって要求品質を

定めていることから,規定した。

24

A

 5

209


20
14


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A 5209

:2014

(I)JIS の規定

(II) 
国際

規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごとの評
価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差異
の理由及び今後の対策

箇条番号

及び題名

内容

箇条

番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

5.1.11

耐薬品

耐薬品性について規定

JIS

とほぼ同じ

変更

JIS

では評価のためのクラス分類を規定

している。ISO 規格は Table.1 の分類ご
とに規定。ISO 規格の分類とは一致しな

い。

試験方法の違いによって,ISO 規格

の無ゆうタイルの分類方法に合わせ
たため。

5.1.12

鉛及び

カドミウムの
溶出性

食物が直に接する箇所

に使用されるときの施
ゆうタイルの鉛及びカ

ドミウムの溶出性につ

いて規定

JIS

とほぼ同じ

変更

JIS

では,食物がタイルに直に接する箇

所に使用される場合にだけ適用するこ
とにした。

ISO 13006

の附属書 N(試験方法)

に“この試験は施ゆうタイルが調理
場の天板及び壁に使われる場合並び

に食物が直接タイルに触れるような

場合に用いられる”と規定されてい
るのを参考にした。

5.1.13

耐滑り

水ぬれする場所の床に

使用するタイルの耐滑

り性試験方法について
規定

追加

試験方法(原理)は,国内で普及してい

る JIS A 1454(高分子系張り床材試験方

法)で規定する滑り評価を採用した。

国内では,外装床タイルが多く普及

しており,JIS では水ぬれ時の滑り

に対する歩行者の安全性を考慮して
規定した。国内のニーズであるため

特に提案はしない。

5.2

ユ ニ ッ ト

タイル

ユニットタイルの性能

について規定

追加

JIS

では,ユニットタイルについて規定

を追加した。

ISO

規格にはユニットタイルについ

ての規定がないが,国内では多く使
用されており,これらについての品

質特性を規定する必要があるため。

6

試験

試 験 方 法 は JIS A 

1509-2

-13 による。

追加

ISO

規格は付表中に表示している。

実質的な差異はない。

7

検査方法

検 査 方 法 は JIS A 

1509-1

による。

 6

JIS

に同じ

一致

8

表示

表示方法に関する規定

8

JIS

とほぼ同じ

変更

JIS

では,製法上表示が著しく困難なタ

イルは,紙張り台紙,包装又は送り状に

表示してもよいとした。

成形技術やタイルのサイズによって

タイルへの表示が困難な場合がある

ためであり実質的な差異はない。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 13006:2012,MOD

25

A

 5

209


20
14


26

A 5209

:2014

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

−  一致  技術的差異がない。

−  追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

−  変更  国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

−  MOD  国際規格を修正している。

26

A

 5

209


20
14


27

A 5209

:2014

附属書 JB

(参考)

技術上重要な改正に関する新旧対照表

現行規格(JIS A 5209:2014)

旧規格(JIS A 5209:2010)

改正理由

箇条番号

及び題名

内容

箇条番号

及び題名

内容

1

適 用 範

この規格は,セメントモルタルによるタイル後張り工法
(以下,モルタル張りという。

,有機系接着剤によるタ

イル後張り工法(以下,接着剤張りという。

)及びタイ

ル先付けプレキャストコンクリート工法の場合に用い
るセラミックタイル(以下,タイルという。

)について

規定する。

1.

適用 範

この規格は,陶磁器質タイル(以下,タイルという。

について規定する。

適用する施工法を明確に
した。また,材質による

区分の陶磁器質という名

称がなくなったため,ISO
規格の名称に合わせた。

4

種類

タイル及びユニットタイルの種類は,次による。

なお,成形方法及び吸水率による種類を,

表 に示す。

表 1−成形方法及び吸水率による種類

成形方法

吸水率

I

類 II 類 III 類

押出し成形(A) AI  AII  AIII

プレス成形(B) BI  BII  BIII

4.

種類

タイルの種類は,次による。

以下省略

ISO

規格の分類を導入し

た。

5

品質

タイルの外観の基準を

表 に規定。

なお,観察は,必要に応じて標準見本又は限度見本と比

較対照して行う。

5.

品質 特

平物,役物及びユニットタイルの表面品質の合格判定基
準を

表 1∼表 に規定。

27

A

 5

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20
14


28

A 5209

:2014

現行規格(JIS A 5209:2014)

旧規格(JIS A 5209:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

5.1.3.2

あ し の 形

形状は,あり状とし,製造業者が定める。

あり状とは,

図 の例 に示すように,裏あしのほぼ先

端部の幅(L

0

)とほぼ付根部の幅(L

1

)とが,L

0

L

1

関係にある形状をいう。また,

例 に示すような裏あし

の場合,高さ(h)の中央部付近の幅(L

2

)が L

0

L

2

満足しなければならない。ただし,タイルの端部は除く。
端部の形状の例を,

図 の例 に示す。

なお,

例 に示すように,例 及び例 以外の形状であ

っても,ほぼ付根部の幅(L

3

)が L

4

L

3

の条件を満た

し,タイル裏面の中心部から上下又は左右対称に配列し

ているものについては,あり状とみなす。

5.7 a)

あ し の 形

形状は,あり状とし,製造業者が定める。

あり状とは,

図 の例 に示すように,裏あしのほぼ先

端部の幅(L

0

)とほぼ付根部の幅(L

1

)とが,L

0

L

1

関係にある形状をいう。また,

例 に示すような裏あし

の場合,高さ(h)の中央部付近の幅(L

2

)が L

0

L

2

満足しなければならない。 
なお,

例 に示すように,例 及び例 以外の形状であ

っても,ほぼ付根部の幅(L

3

)が L

0

L

3

の条件を満た

しているものについては,あり状とみなす。

あり状の形状をより明確

にした。

5.1.3.3

あ し の 高

本文に以下を追加した。

裏あしの高さ(h)は,目地共寸法が 150 mm×50 mm
及び 200 mm×50 mm のものについては,1.2 mm 以上

3.5 mm

以下とする。

5.7 b)

あ し の 高

表 の注(

10

)

と し て タ イル の モ デ ュ ール 呼 び 寸 法が

M150

×50 及び M200×50 のものについては,1.2 mm 以

上とすると説明。

また,

表 の参考で,裏あしの高さ(h)は,最大 3.5 mm

程度であると規定。

裏あしの高さの上限が曖

昧であったため,規定と
して明確にした。

5.1.4

成形方法と吸水率によって許容差を設定。 5.3

寸法

主な用途と製作寸法によって許容差を設定。

分類は ISO 規格に合わ
せ,許容差は旧 JIS を基

にした。

5.1.6

げ 破 壊 荷

タイルの曲げ破壊荷重は,JIS A 1509-4 に規定する測定

を行ったとき,

表 11 の規定を満足しなければならない。

ただし,各辺が 35 mm 以下のタイルには適用しない。

曲げ破壊荷重は,

表 11 に使用部位別に基準値を設定し

た。

5.10

曲 げ

破 壊 荷 重
及 び 曲 げ

強度

タイルの曲げ破壊荷重及び曲げ強度は,JIS A 1509-4 

規定する測定を行ったとき,次による。ただし,各辺が

50 mm

以下のタイルには適用しない。曲げ破壊荷重は,

表 11 に主な用途による区分ごとに基準値を設定してい
た。

標 準 的 な タ イ ル サ イ ズ

(50 mm 角など)を適用
可能とするため適用サイ

ズの範囲を広げた。

主な用途による区分の廃
止によって使用部位別に

基準を設定した。

28

A

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A 5209

:2014

現行規格(JIS A 5209:2014)

旧規格(JIS A 5209:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

5.1.7

摩耗性

使用部位が屋外床及び屋内床を使用可能とするタイル

の耐摩耗性は,耐素地摩耗性及び耐表面摩耗性とし,次

による。ただし,耐表面摩耗性は,受渡当事者間の協定
がある場合にだけ適用する。

5.11

耐 摩

耗性

使用部位表示で屋外床及び屋内床を使用可能とするタ

イルの耐摩耗性は,次による。

試験を施ゆうと無ゆうと

で区分せず,全ての床タ

イルに適用することで,
同一の評価方法で比較が

できるようにした。また,

表面摩耗性試験は外観評
価のクラス分けだけで基

準値がないため,必須試

験である必要はないとし
た。

5.1.13

滑り性

水 ぬ れ す る 床 に 用 い る タ イ ル の 耐 滑 り 性 は , JIS A 

1509-12

に規定する試験を行い,その結果及び滑り条件

を記録する。 
なお,

履物で歩行する場所に使用するタイルには C.S.R,

素足で歩行する場所に使用するタイルには C.S.R・B を

求める試験を適用する。また,JIS A 1509-12 に規定す
る滑り片と試料の表面状態とはどの組合せにおいても

試験可能である。組合せの例を,

表 15 及び表 16 に示す。

表は省略

5.17

耐 滑

り性

水ぬれする場所の床に使用するタイルの耐滑り性は,

JIS A 1509-12

に規定する試験を行い,その結果を記録

する。

滑り片と表面状態との組

合せは,基本的には自由

であるが,参考として一
般的な使用場面として考

えられる組合せの 4 例を

記載した。

5.2.2

寸法

ユニットタイルの長さ及び幅の製作寸法に対する許容
差は,…±1.6 mm とする。ただし,連結のない方向に

は適用しない。

5.3 a) 2)

ユ ニ ッ ト

タ イ ル の

長 さ 及 び
幅 の 許 容

タイルの寸法測定と同じ
結果となるため,適用外

とした。

7

検 査 方

検査方法は,JIS A 1509-1 による。 7.

検査

a)

検査方

検査方式は,形式検査と受渡検査とに区分し,その抜取

検査方式は,計数一回抜取りとする。

(以降省略)

詳細は JIS A 1509-1 と重

複するため,削除した。

− 8.

製品 の

呼び名

タイルの呼び方は,4.に規定する区分による。

(以降省

略)

製品の呼び名が使用部位

と必ずしも一致しないこ

とからユーザが混乱する
ため項目削除した。

29

A

 5

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20
14


30

A 5209

:2014

現行規格(JIS A 5209:2014)

旧規格(JIS A 5209:2010)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

8

表示

種類は,箇条 に規定する成形方法,吸水率及びうわぐ

すりの有無による種類,タイル又はユニットタイルの別

とする。ただし,

“タイル”の文言は省略してもよい。

8.

製品 の

呼び名

タイルの呼び方は,4.  に規定する区分による。

なお,順序は,うわぐすりの有無・主な用途・成形方法・

吸水率による区分の順による。ただし,

“タイル”の文

言,成形方法及び吸水率による区分は省略してもよい。

箇条 4  種類の変更に伴

い変更した。

8.2 b) 2)

ユ ニ ッ ト

タ イ ル の
寸法表示

例 2  役物ユニットタイルの場合

M300

  (95+45)×45×7

を追加。

9.2 b) 2)

ユ ニ ッ ト

タ イ ル の
寸法表示

役物ユニットタイルもモ

デュール呼び寸法及び製

作寸法の表記をすること
とし,ユーザに分かりや

すくした。

8.3.1

使

用部位

製造業者が定めた使用部位に従って,次の使用部位の適

否を表示する。

適否の記号

記号の意味

◎:使用可能  (材質,性能及び機能面からみて使用可

能を意味する。

×:使用不可  (材質,性能及び機能面からみて使用不

適を意味する。

9.3

使 用

部 位 の 表

タイルは,使用部位の区分に対する適否を,カタログ,

説明書などによって,明確に表示する。 
なお,凍害を受けるおそれのある場所に使用することが

可能な場合,適性表示をすることが望ましい。

適否の記号

記号の意味

◎:

最適

(材質,性能,機能面からみて使用に

適しており推奨を意味する。

○:  使用可能

(材質,性能,機能面からみて使用可

能を意味する。

×:  使用不可

(材質,性能,機能面からみて使用不

適を意味する。

製造業者間で“◎”と“○”

の使い分けが曖昧になり
やすいため,使用の適否

を明確にした。

8.3.2

の他

参考例を削除した。 9.4

主 要

な 品 質 の

表示

主要な品質の表示の参考例を記載。

製 品 仕 様 が 多 種 に わ た

り,参考例を挙げること

によって,表示事項が固
定化されるのを避けるた

め削除した。

− 9.5

使 用

上 の 注 意

事 項 の 表

使用上の注意事項の参考例を記載。

− 9.6

施 工

上 の 注 意

事 項 の 表

施工上の注意事項の参考例を記載。

30

A

 5

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20
14