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日本工業規格

JIS

 A

5102-

1995

天然スレート

Slates

1.

適用範囲  この規格は,粘板岩を加工はく離した屋根ぶき用天然スレート(以下,天然スレートとい

う。

)について規定する。

備考1.  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS R 5201

  セメントの物理試験方法

2.

この規格の中で{  }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるもので,参考値

である。

2.

種類  天然スレートはその形状によって,次の 2 種に区分する(図 参照)。

図 1

3.

品質  天然スレートは,表 の規定に適合しなければならない。

表 1

曲げ強さ

N/cm

2

 {kgf/cm

2

}

衝撃試験

吸水率

%

2 942.0 {300}

以上

合格

1

以下

4.

形状及び寸法  天然スレートの呼び方,長さ  (A),幅  (B),厚さ及び厚さの許容差は,表 のとおり

とする。ただし,長さ  (A)  及び幅  (B)  は,

図 のとおりとする。


2

A 5102-1995

表 2

呼び方

長さ A

cm

幅 B

cm

厚さ

mm

厚さの許容差

mm

12

の 6 36

18  4.5

±1

10

の 6 30

18  4.5

±1

8

の 5 24  15  4.5

±1

備考  厚さは,各辺の中央部付近で縁から 2 cm くらいの平らな部

分をマイクロメータで測り,それぞれの測定値が

表 に示

す厚さの許容差内になければならない。

図 2

5.

外観  天然スレートは色が一様であって,異種鉱物を含まず,割れなどがなく,かつ使用上障害とな

るひずみ,そり,でこぼこなどがあってはならない。

6.

試験方法

6.1

数値の換算  従来単位の試験機又は計測器を用いて試験する場合の国際単位系 (SI) による数値へ

の換算は,次による。

1kgf

=9.80N

6.2

曲げ試験  試験片は,気乾状態とし,天然スレート全板から長さ及び幅の両方向に大きさ 5×15cm

の試験片をそれぞれ 3 個ずつ切りとり,

図 に示す試験装置を用いて試験片の表面から徐々に荷重を加え,

その最大荷重を測り,次の式で試験片ごとに曲げ強さを算出し,これらの数値の縦・横各々の平均値のう

ちいずれか小さい値を製品の曲げ強さとする。

(

){

}

( ){ }

( )

( )

[

]

( )

cm

15

cm

cm

kgf

N

kgf/cm

N/cm

2

2

2

×

×

=

厚さ

最大荷重

曲げ強さ

図 3

6.3

衝撃試験  試験片は気乾状態として全形のままを砂箱内の砂(JIS R 5201 に規定するセメント試験

用標準砂とし深さ 10cm 以上)の上に軽く押しつけて平らに置き,その中央上から

図 に示す質量 0.5kg

のなす形おもりを

表 の高さから落として,き裂その他の異常を生じないものを合格とする。


3

A 5102-1995

表 3

天然スレートの種類

なす形おもりを落とす高さ

cm

12

の 6 30

10

の 6 30

8

の 5 20

図 4

6.4

吸水試験  試験片は全形のままを用い,これを空気乾燥器内に入れ,その温度を約 110℃に保ち,約

24

時間経過した後の質量を乾燥時の質量とする。次にこれを水中に浸し,約 24 時間経過した後取り出し

て,手早く各面をふき,直ちに計量したときの質量を吸水時の質量とする。吸水率は次の式で算出する。

( )

100

%

×

=

乾燥時の質量

乾燥時の質量

吸水時の質量

吸水率

7.

検査  検査は寸法・外観を検査するとともに曲げ試験,衝撃試験及び吸水試験の成績によって合否を

決定する。

8.

表示  天然スレートは 1 包装ごとにその生産地,製造業者名又はその略号,種類及び呼び方,寸法を

明記しなければならない。