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日本工業規格

JIS

 A

4802

-1994

カーテンレール(金属製)

Curtain rails (Metal)

1.  適用範囲  この規格は,建築物の窓・出入口などの開口部,間仕切及び室内装飾に用いられるカーテ

ンに使用する金属製カーテンレール及びその構成部品について規定する。ただし,劇場どんちょうなどに

用いる特殊用カーテンレールは除く。

備考1.  この規格の引用規格は,付表1に示す。

2.  この規格の中で  {  }  を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,

参考値である。

2.  種類 
2.1

構成部品による区分  構成部品による区分は,次による。

レール

ランナー

ブラケット

シングルブラケット,ダブルブラケット

セット製品

シングルレールセット,ダブルレールセット

レール,ランナー,ブラケット,ストッパーなどの構成部品を一組として組み立てたもの又は組み立て

るために集めたもの。

2.2

強さによる区分  レール及びブラケットの強さによる区分は,表 による。

表 1  強さの区分

レール

ブラケット

種類

荷重

スパン

たわみ量

種類

荷重

たわみ量

10-60 49N

{5kgf} 60cm  5mm 以下 10-60

シングルブラケット

ダブルブラケット

49N {5kgf} 
49N {5kgf}

2mm 以下 
3mm 以下

10-90 49N

{5kgf} 90cm  5mm 以下 10-90

シングルブラケット

ダブルブラケット

98N {10kgf} 
98N {10kgf}

2mm 以下 
3mm 以下

2.3

レールの材料による区分

S  鋼板のロール加工によるもの。

SUS  ステンレス鋼板のロール加工によるもの。

AP  アルミニウム板及びアルミニウム合金板のロール加工によるもの。

AS  アルミニウム及びアルミニウム合金の押出し成型によるもの。

3.  構成部品の名称  カーテンレールの構成部品の名称は,次による(参考図 参照)。 
(1)  レール

(2)  ランナー



A 4802-1994

(3)  ブラケット(シングルブラケット,ダブルブラケット)

(4)  その他構成部品

カーブレール

レールジョイント

交差ランナー

ストッパー(又はキャップ)

ソケット

フック

ひも引き用滑車

引きひも

つり棒

取付け用ねじ類

電動用モーター

電動用スイッチ


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A 4802-1994

参考図 1

4.  品質 
4.1

構成部品による区分に基づく種類別の品質  レール,ランナー,ブラケット及びセット製品のそれ

ぞれの品質は,

表 の○印の付いた項目について,7.に規定する試験を行い,4.24.6 の規定に適合しなけ

ればならない。



A 4802-1994

表 2  品質

品質項目

構成部品

4.2 外観

4.3 レールの

  たわみ

4.4 ランナー

  の強さ

4.5 ブラケッ

    トの強さ

4.6 繰返し走

  行性能

  レール

    ○(

1

)

  ランナー

    ○(

1

)

  ブラケット

    ○(

1

)

  セット製品

    ○

(

1

)  この試験を行う場合の他の部品については,所定の部品又は模擬部品を使用する。 

4.2

外観  外観は,レール,ブラケット,ランナー及びセット製品には,有害な変形,表面処理のむら,

きず及びばりがあってはならない。

4.3

レールのたわみ  7.2 のレールたわみ試験を行い,10-60,10-90 ともそれぞれレールのたわみが 5mm

以下でなければならない。

4.4

ランナーの強さ  7.3 のランナー強さ試験を行い,ランナーに変形があってはならない。

4.5

ブラケットの強さ  7.4 のブラケット強さ試験を行い,ブラケットの破壊がなく,かつブラケットの

たわみが 10-60,10-90 ともシングルブラケットの場合は 2mm 以下,ダブルブラケットの場合は 3mm 以下

でなければならない。

4.6

繰返し走行性能  7.5 の繰返し走行試験を行い,試験中支障がなく走行し,かつ 7.5(2)の測定値が

10-60 は 1kg 以下,10-90 は 2kg 以下でなければならない。

5.  寸法  カーテンレールの長さ及びその許容差は,表 のとおりとする。ただし,表 以外の寸法のも

のについては,当事者間の協議によって定める。

表 3  寸法

単位 mm

呼び寸法

長さ

許容差

    90cm

910

±3

     1m

1 000

±3

     1.2m

1 200

±3

     1.8m

1 820

±3

     2m

2 000

±3

     2.4m

2 400

±3

     2.7m

2 730

±3

     3m

3 000

±3

     3.6m

3 640

±3

     4m

4 000

±3

6.  材料 
6.1

レール  レールに使用する材料は,原則として次のとおりとする。

(1)  S によるものは,JIS K 6744JIS G 3302JIS G 3312 又は JIS G 3313 とする。

(2) SUS によるものは,JIS G 4304 又は JIS G 4305 とする。

(3) AP によるものは,JIS H 4000 又は JIS H 4000 を基材として JIS H 8601 の表面処理した板及び条とす

る。

(4) AS によるものは,JIS H 4100 又は JIS H 4100 を基材として JIS H 8601 の表面処理した形材とする。


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A 4802-1994

6.2

ランナー  ランナーに使用するプラスチック材料は,JIS K 6811 又は JIS K 6761 に規定する材質の

もの若しくは強さがこれと同等以上のものとする。

6.3

ブラケット  ブラケットに使用する材料は,JIS G 3141JIS G 4304JIS G 4305 に規定する鋼材又

は JIS H 4000JIS H 4100 に規定するアルミニウム材若しくは強さがこれと同等以上のものとする。

7.  試験方法 
7.1

試験条件  試験条件は,常温常湿[温度 20±15℃,湿度 (65±20) %]とする。

7.2

レールたわみ試験  10-60 については 60cm,10-90 については 90cm のスパンとし,両端自由支持で

中央に 49N{5kgf}の荷重をかけて,レールのたわみ量をダイヤルゲージで測定する。

7.3

ランナー強さ試験  所定のレール又は模擬レールにランナーを 1 個入れ,ランナーに荷重 49N {5kgf}

をかけて 30 分間静置した後荷重を取り外し,ランナーの変形の有無を調べる。

7.4

ブラケット強さ試験  ブラケット強さ試験は,次のとおりとする。

(1)  ブラケットを所定の状態に固定し,これに長さ約 10cm の所定のレールを取り付け,そのレールに所

定のランナー又は模擬ランナーを 1 個入れ,ブラケットの中心軸に置く。

(2)  ランナーに基準荷重 9.8N {1kgf}  を下げる。

(3)  さらに,追加荷重として,10-60 ブラケットについては 49N {5kgf},10-90 ブラケットについては 98N

{10kgf}  をつるす。

(4)  (2)(3)の荷重点におけるときのたわみ量の差を求める。

(5)  ダブルブラケットの場合には,内側レール,外側レールを取り付け,外側レールの中心に荷重を加え

る。

7.5

繰返し走行試験  繰り返し走行試験は,次のとおりとする。

(1)  長さ 2m のカーテンレールを所定の方法で固定し,14 個のランナーに試験用カーテン(

2

)をつるし,一

端をストッパーなどに取り付け,他端の先端ランナーを引きひもなどで 5 000 回往復させ繰り返し開

閉を行う。このときの走行速度は,約 0.5m/s とする。

先端ランナーの走行距離は,1.5m 以上でなければならない。

(

2

)  試験用カーテンとは,幅2m,高さ1.5m の布で,全体の質量が10-60は5kg,10-90は10kg となる

ように,そのすその部分に平均におもりなどをつけて調整したもの。

(2)  (1)の試験の前後にカーテンレールの中央部にカーテンをまとめ,先端ランナーをカーテン側に引っ張

りカーテン全体が動きだしたときの最大荷重をばねばかり(

3

)によって測定する。

(

3

)  ばねばかりは,国家検定のばね式懸垂指示はかり(直線目盛)とし,測定する最大荷重が,そ

の容量の15∼85%に当たるものを用いる。

8.  検査方法  カーテンレール及びその構成部品は,寸法及び品質について行い,4.24.6 及び 5.の規定

に適合しなければならない。ただし,検査は合理的な抜取り方法によって行ってもよい。

9.  表示  製品又は包装には,表 の○印の事項を表示しなければならない。



A 4802-1994

表 4  表示

構成部品による区分

表示項目

レール

ブラケット

ランナー

セット製品

製造業者名又はその略号

    レールの長さ

シングル又はダブルの別

    強さによる区分

レールの材料による区分

付表 1  引用規格

JIS G 3141  冷間圧延鋼板及び鋼帯

JIS G 3302  溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯

JIS G 3312  塗装溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯

JIS G 3313  電気亜鉛めっき鋼板及び鋼帯

JIS G 4304  熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯

JIS G 4305  冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯

JIS H 4000  アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条

JIS H 4100  アルミニウム及びアルミニウム合金押出形材

JIS H 8601  アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜

JIS K 6744  ポリ塩化ビニル被覆金属板

JIS K 6761  一般用ポリエチレン管

JIS K 6811  ポリアミド樹脂(ナイロン 6,66)板及び棒の寸法