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A 2105:2018  

(1) 

目 次 

ページ 

序文  1 

1 適用範囲 1 

2 引用規格 2 

3 用語及び定義  2 

4 記号及び添え字  3 

4.1 記号  3 

4.2 添え字  3 

5 計算対象 5 

5.1 基本構造  5 

5.2 室内側奥行き  7 

5.3 計算範囲  7 

5.4 計算対象の分割及び切断面  10 

6 熱貫流率の計算  11 

7 熱橋単一評価法  12 

7.1 入力データ  12 

7.2 熱貫流率の計算  18 

8 熱橋成分別評価法  19 

8.1 入力データ  19 

8.2 熱貫流率の計算  25 

9 報告書 26 

9.1 報告書の内容  26 

9.2 図面  26 

9.3 計算に使用した値  26 

9.4 結果の表示  26 

附属書A(規定)接合部の線熱貫流率  27 

附属書B(参考)換気のある空気層及び換気のない空気層  32 

附属書C(参考)参考文献  35 

附属書JA(規定)スパンドレル部がある場合の熱貫流率の計算方法  36 

附属書JB(参考)熱橋単一評価法の計算例  44 

附属書JC(参考)熱橋成分別評価法の計算例  47 

附属書JD(参考)JISと対応国際規格との対比表  53 

 

 


 

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(2) 

まえがき 

この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本

工業規格である。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

 

 


 

 

日本工業規格          JIS 

 

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カーテンウォールの熱性能−熱貫流率の計算 

Thermal performance of curtain walling-Calculation of thermal transmittance 

 

序文 

この規格は,2017年に第2版として発行されたISO 12631を基とし,国内の実情を反映させるため技術

的内容を変更して作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JDに示す。また,附属書JA,附属書JB及び附属書JCは対

応国際規格にはない事項である。 

 

適用範囲 

この規格は,カーテンウォールの熱貫流率の計算方法について規定する。カーテンウォールは,フレー

ムとフレームに取り付けられたグレージング,不透明なパネル,又はその両者で構成される。カーテンウ

ォールにはメタル(金属)製のカーテンウォール及びプレキャストコンクリート(PC)製のカーテンウォ

ールがあり,この規格はメタル(金属)製のカーテンウォールに適用できる。 

計算には,次の項目を含める。また,フレーム,グレージング及びパネルのうち,二つの間の接合にお

ける熱橋を含める。 

− 異なるタイプのグレージング[例えば,ガラス又はプラスチック,単板ガラス又は複層ガラス(低放

射率コーティングの有無,空気又は他の不活性ガスを封入した中空層がある。)など] 

− 熱遮断構造のあるフレーム,熱遮断構造のないフレーム 

− 金属,ガラス,セラミック又は他の材料で覆われる種々の不透明パネル 

 

なお,計算には,次の項目を含めない。 

− 日射の影響 

− 漏気による熱移動 

− 結露の計算 

− 日射遮蔽物(例えば,シャッター,ブラインドなど)の影響 

− カーテンウォールの出入隅及び端部における付加的な熱移動 

− 建築構造体への接合部,及び取付部品又は取付金具 

− 発熱機能を備えたカーテンウォール 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO 12631:2017,Thermal performance of curtain walling−Calculation of thermal transmittance

(MOD) 

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”


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ことを示す。 

 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS A 0202 断熱用語 

注記 対応国際規格:ISO 7345,Thermal insulation−Physical quantities and definitions(MOD) 

JIS A 2101 建築構成要素及び建築部位−熱抵抗及び熱貫流率−計算方法 

注記 対応国際規格:ISO 6946,Building components and building elements−Thermal resistance and 

thermal transmittance−Calculation methods(MOD) 

JIS A 2102-1 窓及びドアの熱性能−熱貫流率の計算−第1部:一般 

注記 対応国際規格:ISO 10077-1,Thermal performance of windows, doors and shutters−Calculation of 

thermal transmittance−Part 1: General(MOD) 

JIS A 2102-2 窓及びドアの熱性能−熱貫流率の計算−第2部:フレームの数値計算方法 

注記 対応国際規格:ISO 10077-2,Thermal performance of windows, doors and shutters−Calculation of 

thermal transmittance−Part 2: Numerical method for frames(MOD) 

JIS R 3107 板ガラス類の熱抵抗及び建築における熱貫流率の算定方法 

注記 対応国際規格:ISO 10292,Glass in building−Calculation of steady-state U values (thermal 

transmittance) of multiple glazing 

ISO 10291,Glass in building−Determination of steady-state U values (thermal transmittance) of multiple 

glazing−Guarded hot plate method 

ISO 10293,Glass in building−Determination of steady-state U values (thermal transmittance) of multiple 

glazing−Heat flow meter method 

 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 0202及びJIS A 2102-1によるほか,次による。 

3.1 

ビジョン部 

カーテンウォールの採光,通気,換気,人・物の出入りなどを目的とした部分。 

3.2 

スパンドレル部 

カーテンウォールのビジョン部の上段及び/又は下段にある,階間又は腰壁の部分。 

3.3 

スパンドレル部パネル 

グレージング又は金属パネル,耐火ボード及び中間空気層(グレージングと耐火ボードとに挟まれる空

気層)で構成される面材。 


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3.4 

方立 

フレームのうち,カーテンウォールの縦方向に通される主構成材。 

3.5 

無目 

フレームのうち,カーテンウォールの横方向に通される部材。 

3.6 

窓フレーム 

フレームのうち,方立及び無目に組み込む窓の固定枠及び/又はサッシ(可動)。 

3.7 

計算対象エレメント 

計算対象とするカーテンウォール全体の熱貫流率(Ucw,tot)を算出するために分割した範囲。 

 

記号及び添え字 

4.1 

記号 

この規格で用いる記号及び単位は,表1による。 

 

表1−記号及び単位 

記号 

量 

単位 

面積 

m2 

A* 

ΨTJ使用時の面材の面積 

m2 

幅a) 

絶対温度 

熱貫流率 

W/(m2・K) 

L2D 

2次元熱コンダクタンス 

W/(m・K) 

長さ 

奥行き又は厚さ 

Φ 

熱流量 

Ψ 

線熱貫流率 

W/(m・K) 

Δ 

差 

− 

Σ 

総和 

− 

ε 

放射率 

− 

λ 

熱伝導率 

W/(m・K) 

注a) 熱流方向に垂直 

 

4.2 

添え字 

この規格で用いる量記号の添え字は,表2による。 

 


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表2−添え字 

記号 

意味 

記号 

意味 

cw 

カーテンウォール 

m,pv 

方立・ビジョン部パネル間 

屋外 

垂直 

eq 

等価 

断熱パネル 

窓フレーム 

ps 

スパンドレル部パネル 

f,g 

窓フレーム・グレージング間 

pv 

ビジョン部パネル 

f,pv 

窓フレーム・ビジョン部パネル間 

無目 

FE 

面材 

t,f 

無目・窓フレーム間 

グレージング 

t,g 

無目・グレージング間 

室内 

t,pv 

無目・ビジョン部パネル間 

総和インデックス 

t,ps 

無目・スパンドレル部パネル間 

方立 

tot 

合計,総合 

m,f 

方立・窓フレーム間 

TJ 

二つの面材間の熱橋となる接合部 

m,g 

方立・グレージング間 

窓 

m,ps 

方立・スパンドレル部パネル間 

 

 

 


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計算対象 

5.1 

基本構造 

カーテンウォールの基本構造を図1及び図2に示す。 

 

 

1 建築構造体への取付部品 
A-A 垂直断面 
 

図1−カーテンウォールの構造:ユニット工法 

 


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1 建築構造体への取付部品 
A-A 垂直断面 
 

図2−カーテンウォールの構造:ノックダウン工法 

 


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5.2 

室内側奥行き 

ビジョン部及びスパンドレル部の方立又は無目の室内側奥行き(di)を,図3に示す。 

 

a) ビジョン部方立 

b) スパンドレル部方立 

 

c) ビジョン部無目 

d) スパンドレル部無目 

室内側 

屋外側 

di 方立又は無目の室内側奥行き 

図3−室内側奥行き 

 

5.3 

計算範囲 

5.3.1 

一般 

カーテンウォールの熱貫流率は,計算対象とするカーテンウォール全体を計算対象エレメントに分割し

て算出することができる。次の各項で,計算対象について定義する。 

di 

di 

d

i

 

 

 

 

 

 

 

 

 

d

i

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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5.3.2 

計算対象エレメントの境界 

計算対象とするカーテンウォール全体を計算対象エレメントに分割した例を,図4に示す。 

なお,等しい寸法及び断面のフレーム,グレージング及びパネルで構成され,繰り返される範囲は,最

小単位の範囲を選択して計算することができる。 

 

 

 1 

コンクリート(外壁) 

スパンドレル部パネル 

ビジョン部(組込み窓) 

ビジョン部(フィックス窓) 

- - - - - - - 計算対象エレメント 
 

注記 Fはフィックス窓を示す。 

図4−計算対象エレメント(例) 

 

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

F

GL 

3


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5.3.3 

カーテンウォールの各部位 

カーテンウォールは,図5に示すような異なる熱特性の部位(方立,無目,窓フレーム,グレージング

及びパネル)に分割される。 

 

 
1 方立 
2 無目 
3 窓フレーム 
4 ビジョン部グレージング

又はパネル 

5 スパンドレル部パネル 
注記 Fはフィックス窓を

示す。 

 

図5−熱特性の異なる各部位(例) 

 


10 

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5.4 

計算対象の分割及び切断面 

5.4.1 

モデル化の規則 

計算対象とするカーテンウォール全体の総合熱貫流率(Ucw,tot)は,全ての計算対象エレメントの熱貫流

率(Ucw)を面積加重平均することで算出できる。Ucwは,切断面を使用することによって幾つかの計算モ

デルに分割し,算出することができる。入力データに必要な部位別の熱特性は,測定値,JIS A 2102-2に

適合する2次元数値計算法(境界要素,有限要素,有限差分のソフトウェア計算など),表又は図によって

評価することができる。カーテンウォールの熱貫流率の評価法には,次の方法がある。 

− 熱橋単一評価法(箇条7参照) 

− 熱橋成分別評価法(箇条8参照) 

いずれの評価法も,計算対象とする全体の熱流量と分割したカーテンウォールを通る熱流量の合計との

間に顕著な差が生じないよう配慮する(例えば,部材の面積,数量など)。計算モデルの断面は,適切な切

断面を選択する。 

5.4.2 

計算モデルの切断面 

計算モデルは,面材(グレージング及び/又はパネル)及び二つの面材間の熱橋となる接合部(フレー

ム及びシーリング材)で構成し,切断面によって区切る。 

カーテンウォールには,熱伝導率の高い材料(例えば,ガラス,金属など)が含まれており,2次元的

な熱流が発生する。それらの影響が及ばない範囲までをモデル化するため,切断面は,面材を通る熱流が

カーテンウォールの面と垂直である,次のいずれかの面とし,これらは断熱境界とする。 

− 面材及びフレームの対称面(例えば,両側に同じ面材があり断面形状が左右対称であるフレームの中

心線,両端に同じ形状のフレームがある面材の中心線など) 

− 面材端部の影響が存在しない面[例えば,複層ガラスの見付け端部から190 mm以上離れた位置での

切断面,スパンドレル部パネルの見付け端部から1 000 mm以上かつスパンドレル部パネル厚さ(図

JA.1参照)の3倍以上離れた位置での切断面(ISO 10211参照[8])など] 

熱流がカーテンウォールの面と垂直であることが明確な断熱境界に限り,切断面を配置することができ

る。図6に,対称面及び熱流が面材と垂直になる(フレームから十分離れたガラス又はパネルの中央)断

熱境界の線を示す。 

フレームの中心が対称面であるとは限らず,フレームの中心が断熱境界でない場合がある。これは,フ

レームが非対称の断面形状であったり,材料の特性が非対称(例えば,フレームの両側で性能が異なる副

部材使用など)であったり,対称フレームにおいてパネルが非対称(例えば,スパンドレル部パネルとグ

レージング,又は熱特性が異なる二つのグレージングを接合するフレーム)に接合されていたりすること

による。 

 

 


11 

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     断熱境界 
注記 Fはフィックス窓を示す。 

図6−カーテンウォール面の断熱境界 

 

熱貫流率の計算 

カーテンウォールの熱貫流率を計算する方法として,熱橋単一評価法及び熱橋成分別評価法の二つを規

定する。二つの方法では,二つの面材(グレージング及び/又はパネル)間の熱橋となる接合部(フレー

ム及びシーリング材)をモデル化する。二つの断熱境界間の熱流量は,モデルを用いて,コンピュータに

よる2次元又は3次元数値計算法によって算出する。熱流量から算出した熱橋の指標(U値及び/又はΨ

値)及び面材のU値を面積加重平均することによって,カーテンウォールの熱貫流率(Ucw)を算出する

ことができる。 

熱橋単一評価法(箇条7参照)は,フレーム及びフレームと面材との接合部の熱橋を合わせた指標とし

て計算する方法である。熱橋単一評価法は,あらゆるカーテンウォールに適用できる。 

熱橋成分別評価法(箇条8参照)は,図5に示すような,異なる熱特性の部位におけるそれぞれの熱貫

流率を面積加重平均し,これらの部位間の相互作用を表す補正項(8.1.2.4参照)を加えて計算する方法で

ある。ただし,熱橋成分別評価法は,方立の屋外側にガラスを取り付ける方式(バックマリオン方式)及

びガラスの突合せシール部に適用できない。 

この規格の目的上,面材(グレージング,パネルなど)は,端部の影響がない状態(熱流方向に垂直で

ある平面)の1次元熱流とする。熱橋単一評価法及び熱橋成分別評価法によって,計算対象とするカーテ

ンウォール全体の総合熱貫流率を算定する手順の概要を表3に示す。 

 

 

 

 

 

 

 

 


12 

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表3−計算対象とするカーテンウォール全体の総合熱貫流率算定手順の概要 

算定項目 

熱橋単一評価法 

熱橋成分別評価法 

フレームa) 

7.1.1に従った面積又は長さの定義 

8.1.1.4に従った面積の定義 

 

7.1.2.3に従ったUTJ又はΨTJの算出 

8.1.2.3に従ったUm,Ut又はUfの算出 

 

 

8.1.2.4に従ったΨm,f又はΨt,fの算出 

グレージング
又はビジョン
部パネル 

7.1.1に従った面積の定義 

8.1.1.1及び8.1.1.2に従った面積及び長さの定
義 

7.1.2.2に従ったUg及びUpvの算出及び/又は測
定 

8.1.2.2に従ったUg及びUpvの算出及び/又は
測定 

 

8.1.2.4に従ったΨm,g,Ψt,g,Ψf,g,Ψm,pv,Ψt,pv及
びΨf,pvの算出 

スパンドレル
部パネル 

7.1.1に従った面積の定義 

8.1.1.1及び8.1.1.2に従った面積及び長さの定
義 

7.1.2.2に従ったUpsの算出 

8.1.2.2に従ったUpsの算出 

 

8.1.2.4に従ったΨm,ps及びΨt,psの算出 

計算対象エレ
メントの熱貫
流率 

7.2.1.1及び7.2.1.2に従ったUcwの算出 

8.2.1に従ったUcwの算出 

総合熱貫流率 

7.2.2に従ったUcw,totの算出 

8.2.2に従ったUcw,totの算出 

注a) 熱橋単一評価法においては,シールジョイントを含む。 

 

熱橋単一評価法 

7.1 

入力データ 

7.1.1 

形状特性 

7.1.1.1 

面材間の接合部の熱貫流率(UTJ)を使用する場合の面積 

UTJを使用する場合の面積の定義を図7に示す。二つの面材間の熱橋となる接合部の面積(ATJ)の求め

方は,8.1.1.4 c)のAm又はAt,及び8.1.1.4 f)のAfと同一の方法とする。グレージングの面積(Ag)及びパネ

ルの面積(Aps又はApv)の求め方は,8.1.1.1のAg,Aps又はApvと同一の方法とする。 

面積算出のときは,ガスケット類との重複部は除く。 

 


13 

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a) ビジョン部 

b) スパンドレル部 

図7−UTJを使用する場合の面積の定義(例 方立) 

 

7.1.1.2 

面材間の接合部の線熱貫流率(ΨTJ)を使用する場合の面積 

ΨTJを使用する場合の面積の定義を図8に示す。長さ(lTJ)は,面材を接合する熱橋の長さであり,方立,

無目又はシールジョイントの見付け中心線上とする。 

 


14 

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a) ビジョン部 

 

b) スパンドレル部 

 

c) ビジョン部(組込み窓) 

 

図8−ΨTJを使用する場合の面積の定義(例 方立) 


15 

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7.1.1.3 

様々な面積 

熱橋単一評価法の計算モデル及び面積の定義を示した例を図9〜図11に示す。 

 

 

 

 

 

 

 

Am 
Acw 
Apv 

方立面積 
カーテンウォール面積 
ビジョン部パネル面積 

Af 
Ag 

窓フレーム面積 
グレージング面積 

ATJ 

 
 

二つの面材間の熱橋となる接合部面積 

ATJ=Am+Af 

 

図9−窓を組み込んだカーテンウォール(例) 

 

 

 

 

 

Ag 

グレージング面積 

ATJ 二つの面材間の熱橋となる接合部面積 

図10−方立の屋外側にガラスを取り付ける方式(バックマリオン方式)(例) 

 


16 

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lTJ 

二つの面材間の熱橋となる接合部の長さ 

図11−ガラスの突合せシール部(例) 

 

7.1.2 

熱特性 

7.1.2.1 

一般 

熱橋単一評価法を使用してカーテンウォールの熱貫流率を算出するために必要な熱特性データは,表4

から得るものとする。 

 

表4−入力データの情報源 

項目 

記号 

情報源 

二つの面材間の熱橋となる接合部の熱貫流率 

UTJ 

JIS A 2102-2 

二つの面材間の熱橋となる接合部の線熱貫流率 

ΨTJ 

グレージングの熱貫流率 

Ug 

JIS R 3107,JIS A 2102-1,ISO 10291,ISO 10293 

ビジョン部パネルの熱貫流率 

Upv 

JIS A 2101,JIS A 2102-2 

スパンドレル部パネルの熱貫流率 

Ups 

 

全てのデータの情報源は,明確に示す。面積及び長さは,7.1.1に従う。 

異なるカーテンウォールの性能を比較する場合には,各指標の入力データの情報源は,同一でなければ

ならない。 

傾斜の影響を含める場合,実際の位置と境界条件とによってUgを算定することが望ましい。表面熱伝達

抵抗の値は,JIS A 2102-1の附属書A(室内側及び屋外側の表面熱伝達抵抗)から得られる。UTJ,ΨTJ,

Ups及びUpvは,水平熱流を対象に算出した値を用いる。表面熱伝達抵抗の値は,JIS A 2102-2の附属書B

(表面熱伝達抵抗)から得られる。 

7.1.2.2 

面材(グレージング及びパネル)の熱貫流率 

ビジョン部パネルの熱貫流率(Upv)は,JIS A 2101に従って算出する。スパンドレル部パネルの熱貫流

率(Ups)は,JIS A 2101及びJIS A 2102-2に従って算出する。グレージングの熱貫流率(Ug)は,表4に

記載された情報源に従って算出又は測定する。方立又は無目の各側面に異なる面材がある場合,二つの面

材の熱貫流率を算定する必要がある。 


17 

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7.1.2.3 

面材及び面材間の接合部を通る熱流 

7.1.2.3.1 

一般 

計算モデルの総熱流量(Φtot)は,JIS A 2102-2に従って算出する。 

Φtotは二つの断熱境界の間で算定するため,面材及び二つの面材間の熱橋となる接合部(方立,無目及

びシールジョイント並びにフレームと面材との接合部の相互作用)を通る熱流の合計を意味する。 

したがって,Φtotは,二つの面材間に熱橋を作ったことによって生じる総熱流量を表す。これには次が

含まれる。 

− 面材1及び面材2に垂直な方向の熱流量(1次元熱流) 

− 二つの面材間の熱橋となる接合部を通る熱流量 

− 二つの面材間の熱橋となる接合部と面材との間の相互作用及び二つの面材の端部構造(ガラススペー

サなど)による付加的熱流 

これらの熱流は,分離して個々の部材に割り当てることが困難であるため,熱流全体を次の三つの部分

に分割するのが適切である(図7及び図8参照)。 

a) 面材1を通る熱流量(ΦFE1)(面材1の1次元熱流) 

b) 面材2を通る熱流量(ΦFE2)(面材2の1次元熱流) 

c) 二つの面材間の熱橋となる接合部に生じる熱流量(ΦTJ)(面材を通る1次元熱流を除く全ての熱流を

含む) 

二つの面材間の熱橋となる接合部に生じる熱流量(ΦTJ)を評価する方法には,次の二通りがある。 

− 熱流量(ΦTJ)に対して面積当たりの熱貫流率(UTJ)を用いる方法 

− 熱流量(ΦTJ)に対して長さ当たりの線熱貫流率(ΨTJ)を用いる方法 

二つの面材間の熱橋となる接合部の熱貫流率(UTJ)又は線熱貫流率(ΨTJ)は,単一の指標であり,面

材間のあらゆる熱橋の影響を含む。この定義による熱貫流率を,JIS A 2102-2及びこの規格の箇条8に示

す熱橋成分別評価法で定義されたフレームの熱貫流率(Um,Ut及びUf)と比較しないほうがよい。後者は,

面材の端部構造の付加的熱流の影響及びフレームと面材との相互作用を含まず,単にフレームの熱貫流率

である。 

7.1.2.3.2 

面材間の接合部の熱貫流率(UTJ) 

二つの面材間の熱橋となる接合部に生じる熱流量(ΦTJ)は,式(1)によって算出する。 

 

T

U

A

U

A

Φ

Φ

(

2

FE

2

FE

1

FE

1

FE

tot

TJ

  (1) 

ここに, 

ΔT: 熱移動のシミュレーションに使用する室内と屋外との

温度差(K) 

 

二つの面材間の熱橋となる接合部の面積当たりの熱貫流率(UTJ)(図7参照)は,式(2)によって算出す

る。 

 

T

A

Φ

U

Δ

TJ

TJ

TJ

  (2) 

ここに, 

ATJ: 二つの面材間の熱橋となる接合部の投影面積(m2) 

 

注記 図7 a)のビジョン部の例では,面材の面積及びU値を次のように定義している。 

Ag=AFE1,Apv=AFE2,Ug=UFE1,Upv=UFE2 


18 

A 2105:2018  

 

7.1.2.3.3 

面材間の接合部の線熱貫流率(ΨTJ) 

面材の面積の定義は,図8に示す。ΦTJは式(3)によって算出する。 

 

T

U

A

U

A

Φ

Φ

(

FE2

*

FE2

FE1

*

FE1

tot

TJ

  (3) 

 

二つの面材間の熱橋となる接合部の長さ当たりの線熱貫流率(ΨTJ)は,式(4)によって算出する。 

 

T

l

Φ

Ψ

Δ

TJ

TJ

TJ

  (4) 

ここに, 

lTJ: 二つの面材間の熱橋となる接合部の長さ(m) 

 

注記 図8 a)のビジョン部の例では,面材の面積及びU値を次のように定義している。 

*

gA=

*

FE1

A

*

pv

A=

*

FE2

A

,Ug=UFE1,Upv=UFE2 

7.2 

熱貫流率の計算 

7.2.1 

計算対象エレメントの熱貫流率 

7.2.1.1 

面材間の接合部の熱貫流率を使用した場合 

計算対象エレメントの熱貫流率(Ucw)は,二つの面材間の熱橋となる接合部,グレージング及びパネル

の全ての熱貫流率の面積加重平均として式(5)によって算出する。Ucwの計算例を附属書JBに示す。 

 

cw

TJ

TJ

pv

pv

ps

ps

g

g

cw

Σ

Σ

Σ

Σ

A

U

A

U

A

U

A

U

A

U

  (5) 

ここに, Ug,Ups,Upv: グレージング及びパネルの熱貫流率[W/(m2・K)] 
 

UTJ: 二つの面材間の熱橋となる接合部の熱貫流率

[W/(m2・K)] 

 

計算対象エレメントの面積(Acw)は,式(6)によって算出する。 

 

TJ

pv

ps

g

cw

Σ

Σ

Σ

Σ

A

A

A

A

A

  (6) 

ここに, 

Ag: グレージング面積(m2)(図7,図9及び図10参照) 

 

Aps: スパンドレル部パネル面積(m2)(図7参照) 

 

Apv: ビジョン部パネル面積(m2)(図7及び図9参照) 

 

ATJ: 二つの面材間の熱橋となる接合部面積(m2)(図7,

図9及び図10参照) 

 

7.2.1.2 

面材間の接合部の線熱貫流率を使用した場合 

計算対象エレメントの熱貫流率(Ucw)は,グレージング及びパネルの全ての熱貫流率と,二つの面材間

の熱橋となる接合部の線熱貫流率(ΨTJ)の面積加重平均として式(7)によって算出する。 

 

cw

TJ

TJ

pv

*

pv

ps

*

ps

g

*

g

cw

Σ

Σ

Σ

Σ

A

Ψ

l

U

A

U

A

U

A

U

  (7) 

ここに, Ug,Ups,Upv: グレージング及びパネルの熱貫流率[W/(m2・K)] 
 

ΨTJ: 二つの面材間の熱橋となる接合部の線熱貫流率

[W/(m・K)] 

 

計算対象エレメントの面積(Acw)は,式(8)によって算出する。 


19 

A 2105:2018  

 

*

pv

*

ps

*

g

cw

Σ

Σ

Σ

A

A

A

A

  (8) 

ここに, 

*

gA: グレージング面積(m2)(図8及び図11参照) 

 

*

ps

A: スパンドレル部パネル面積(m2)(図8参照) 

 

*

pv

A: ビジョン部パネル面積(m2)(図8参照) 

 

7.2.2 

計算対象とするカーテンウォール全体の総合熱貫流率 

カーテンウォール全体の総合熱貫流率(Ucw,tot)は,全ての計算対象エレメントの面積加重平均として式

(9)によって算出する。 

 

j

j

j

j

j

A

U

A

U

,

cw

,

cw

cw,

tot

cw,

)

(

  (9) 

ここに, 

j

Ucw,: 計算対象エレメントの熱貫流率[W/(m2・K)] 

 

j

Acw,: 計算対象エレメントの熱貫流率に対応する面積(m2) 

 

熱橋成分別評価法 

8.1 

入力データ 

8.1.1 

形状特性 

8.1.1.1 

グレージングの面積及びパネルの面積 

グレージングの面積(Ag)及びパネルの面積(Aps及びApv)は,グレージング又はパネルの見付け周長

線で囲まれた面積とする(図12〜図14参照)。面積算出のときは,ガスケット類との重複部は除く。 

8.1.1.2 

グレージング及びパネルの見付け周囲長さ 

グレージングの見付け周囲長さ(lg)又はパネルの見付け周囲長さ(lps及びlpv)は,図12に従って求め

る。これらの見付け周囲長さがグレージング又はパネルの内外で異なる場合には,各断面において短い方

とする。 

8.1.1.3 

方立又は無目と窓フレームとの接合部の見付け境界線長さ 

方立又は無目と窓フレームとの接合部の見付け境界線長さ(lm,f及びlt,f)は,図13に従って求める。 

 


20 

A 2105:2018  

 

 

 

a) ビジョン部方立(室内側及び屋外側の見付け 

幅が等しい場合) 

 

b) ビジョン部方立(室内側及び屋外側の見 

付け幅が異なる場合) 

 

 

c) スパンドレル部方立 

d) 無目 

 

 

 

 

 



室内側 
屋外側 
ガラス 

Am 
At 
Ag 

方立面積 
無目面積 
グレージング面積 

Aps 
lg 
lps 

スパンドレル部パネル面積 
グレージングの見付け周囲長さ 
スパンドレル部パネルの見付け周囲長さ 

 

 

図12−グレージング又はスパンドレル部パネル面積及び周囲長さ(例) 

 

8.1.1.4 

方立,無目及び窓フレームの面積 

方立,無目及び窓フレームの面積は,次による(図13及び図14参照)。 

a) Am,i,At,i:方立又は無目の室内側投影面積 

方立又は無目の室内側投影面積は,次の周長線及び/又は境界線に囲まれた方立又は無目の面材に

平行な平面への投影面積とする。 

1) 面材の室内側見付け周長線 


21 

A 2105:2018  

 

2) 方立又は無目と窓フレームとの室内側見付け境界線 

b) Am,e,At,e:方立又は無目の屋外側投影面積 

方立又は無目の屋外側投影面積は,次の周長線及び/又は境界線に囲まれた方立又は無目の面材に

平行な平面への投影面積とする。 

1) 面材の屋外側見付け周長線 

2) 方立又は無目と窓フレームとの屋外側見付け境界線 

c) Am,At:方立又は無目の面積 

方立又は無目の面積は,室内側又は屋外側から見える二つの投影面積のうち,大きい方の面積とす

る[式(10)及び式(11)参照]。 

d) Af,i:窓フレームの室内側投影面積 

窓フレームの室内側投影面積は,面材の室内側見付け周長線,及びc)で定めた方立又は無目の面積

の境界線に囲まれた室内側窓フレームの面材に平行な平面への投影面積とする。 

e) Af,e:窓フレームの屋外側投影面積 

窓フレームの屋外側投影面積は,面材の屋外側見付け周長線,及びc)で定めた方立又は無目の面積

の境界線に囲まれた屋外側窓フレームの面材に平行な平面への投影面積とする。 

f) Af:窓フレームの面積 

窓フレームの面積は,室内側又は屋外側から見える二つの投影面積のうち,大きい方の面積とする

[式(12)参照]。 

g) AW:窓の面積 

窓の面積は,グレージングの面積(Ag)又はパネルの面積(Apv),及び窓フレームの面積(Af)の総

和とする[式(13)参照]。 

 

e

m,

i

m,

m

max

A

A

A

  (10) 

e

t,

it,

t

max

A

A

A

 (11) 

e

f,

i

f,

f

max

A

A

A

  (12) 

pv

g

f

W

Σ

Σ

Σ

A

A

A

A

  (13) 

 

方立面積,無目面積及び見付け周囲長さの例を,図13に示す。この原理は無目にも適用できる。 

 


22 

A 2105:2018  

 

 

 

 

Am=max(Am,i;Am,e) 
Af=max(Af,i;Af,e) 

At=max(At,i;At,e) 
Af=max(Af,i;Af,e) 

a) 方立 

b) 無目 

 

室内側 

AW 

窓面積 

Af,i 

窓フレームの室内側投影面積 

屋外側 

Ag 

グレージング面積 

Af,e 

窓フレームの屋外側投影面積 

サッシ(可動) 

Apv 

ビジョン部パネル面積 

lf,g 

グレージングの見付け周囲長さ 

固定枠 

Am,i 

方立の室内側投影面積 

lm,f 

方立と窓フレームとの接合部の見
付け境界線長さ 

方立/無目 

Am,e 方立の屋外側投影面積 

Acw カーテンウォール面積 

At,i 

無目の室内側投影面積 

lt,f 

無目と窓フレームとの接合部の見
付け境界線長さ 

 

At,e 

無目の屋外側投影面積 

 

 

 

図13−方立面積,無目面積及び見付け周囲長さ(例) 

 

 

 
 
 
 

室内側 

屋外側 

サッシ(可動) 

固定枠 

AW 窓面積 
Af,i 窓フレームの室内側投影面積 
Af,e 窓フレームの屋外側投影面積 
Ag グレージング面積 

 

 

図14−窓の面積[図13 a)の例の場合] 


23 

A 2105:2018  

 

8.1.1.5 

計算対象エレメントの面積 

窓を組み込んだカーテンウォールの場合,窓フレームの面積(Af)は図14に従って算定し,方立の面積

(Am)及び無目の面積(At)は8.1.1.4に従って算定する。計算対象エレメントの面積(Acw)は,方立の

面積(Am),無目の面積(At),窓フレームの面積(Af),グレージングの面積(Ag)及びパネルの面積(Aps

及びApv)の合計とする[図13及び式(17)参照]。 

8.1.2 

熱特性 

8.1.2.1 

一般 

熱橋成分別評価法を使用してカーテンウォールの熱貫流率を算出するために必要な熱特性データは,表

5から得るものとする。 

 

表5−入力データの情報源 

項目 

記号 

情報源 

方立の熱貫流率 

Um 

JIS A 2102-2,この規格の附属書JA 

無目の熱貫流率 

Ut 

窓フレームの熱貫流率 

Uf 

JIS A 2102-1,JIS A 2102-2 

グレージングの熱貫流率 

Ug 

JIS R 3107,JIS A 2102-1, 
ISO 10291,ISO 10293 

ビジョン部パネルの熱貫流率 

Upv 

JIS A 2101,JIS A 2102-2 

スパンドレル部パネルの熱貫流率 

Ups 

方立とグレージングとの接合部の線熱貫流率 

Ψm,g 

附属書A,この規格の附属書JA,JIS A 
2102-2 

無目とグレージングとの接合部の線熱貫流率 

Ψt,g 

窓フレームとグレージングとの接合部の線熱貫流率 

Ψf,g 

方立とビジョン部パネルとの接合部の線熱貫流率 

Ψm,pv 

無目とビジョン部パネルとの接合部の線熱貫流率 

Ψt,pv 

窓フレームとビジョン部パネルとの接合部の線熱貫流率 

Ψf,pv 

方立と窓フレームとの接合部の線熱貫流率 

Ψm,f 

無目と窓フレームとの接合部の線熱貫流率 

Ψt,f 

方立とスパンドレル部パネルとの接合部の線熱貫流率 

Ψm,ps 

附属書A,この規格の附属書JA 

無目とスパンドレル部パネルとの接合部の線熱貫流率 

Ψt,ps 

注記 Ψ<0 W/(m2・K)の場合,Ψ=0 W/(m2・K)とする。 

 

全てのデータの情報源は,明確に示す。面積及び長さは,8.1.1に従う。 

異なるカーテンウォールの性能を比較する場合には,各指標の入力データの情報源は,同一でなければ

ならない。 

傾斜の影響を含める場合,実際の位置と境界条件によってUgを算定することが望ましい。表面熱伝達抵

抗の値は,JIS A 2102-1の附属書Aから得られる。表5に示すUg以外の入力データは,水平熱流を対象に

算出した値を用いる。表面熱伝達抵抗の値は,JIS A 2102-2の附属書Bから得られる。 

8.1.2.2 

面材(グレージング及びパネル)の熱貫流率 

ビジョン部パネルの熱貫流率(Upv)は,JIS A 2101に従って算出する。スパンドレル部パネルの熱貫流

率(Ups)は,JIS A 2101及びJIS A 2102-2に従って算出する。グレージングの熱貫流率(Ug)は,表5に

記載された情報源に従って算出又は測定する。方立又は無目の各側面に異なる面材がある場合,二つの面

材の熱貫流率を算出する必要がある。 


24 

A 2105:2018  

 

8.1.2.3 

方立,無目及び窓フレームの熱貫流率 

カーテンウォールに組み込む窓フレームの熱貫流率(Uf)は,JIS A 2102-1又はJIS A 2102-2に従って算

出する。方立又は無目に接合する窓フレームの表面は,断熱境界とみなす(図15参照)。 

方立及び無目の熱貫流率(Um及びUt)は,JIS A 2102-2及びこの規格の附属書JAに従って算出する。 

 

図15−カーテンウォールに組み込んだ窓フレーム熱貫流率計算のための境界条件 

 

8.1.2.4 

線熱貫流率 

グレージングの線熱貫流率(Ψm,g,Ψt,g及びΨf,g)は,JIS A 2102-2に従って算出する。ただし,この規

格の附属書Aに合致する仕様の場合は,表A.1〜表A.4に示す値を使用してよい。単層グレージングの場

合,式(16)のΨgは,ごく僅かであるためゼロ(スペーサによる影響なし)とする。 

ビジョン部パネルの線熱貫流率(Ψt,pv,Ψm,pv及びΨf,pv)は,JIS A 2102-2に従って算出する。 

スパンドレル部パネルの線熱貫流率(Ψm,ps及びΨt,ps)は,この規格の附属書JAに従って算出する。た

だし,この規格の附属書Aに合致する仕様の場合は,表A.5に示す値を使用してよい。 

窓を方立又は無目に組み込んだこと(図16参照)によって生じる,窓フレームと方立又は無目との接合

部の相互作用による付加的な熱伝導を表す線熱貫流率(Ψm,f及びΨt,f)は,式(14)及び式(15)に従って算出

する。ただし,附属書Aに合致する仕様の場合は,表A.6に示す値を使用してよい。 

 

2

p

2

p

1p

1p

f

f

m

m

D

2

m,f

b

U

b

U

b

U

b

U

L

Ψ

Ψ

  (14) 

2

p

2

p

1p

1p

f

f

t

t

D

2

t,f

b

U

b

U

b

U

b

U

L

Ψ

Ψ

  (15) 

ここに, 

D

2

Ψ

L: 図13に示す部分の2次元熱コンダクタンス[W/(m・K)] 

(JIS A 2102-2に従って算出) 

 

Uf: 窓フレームの熱貫流率[W/(m2・K)] 

 

Um: 方立の熱貫流率[W/(m2・K)] 

 

Ut: 無目の熱貫流率[W/(m2・K)] 

 

Up1: 断熱パネル1の熱貫流率[W/(m2・K)] 

 

Up2: 断熱パネル2の熱貫流率[W/(m2・K)] 

 

bm,bt,bf,bp1,bp2: 方立,無目,窓フレーム,断熱パネル1及び断熱パネ

ル2の見付け幅(m)(図16参照) 

 

方立に組み込んだ窓の例を,図16に示す。この原理は無目にも適用できる。 

 

断熱境界 

 

 


25 

A 2105:2018  

 

 
 
 
 

方立 

固定枠 

サッシ(可動) 

断熱パネル1 

断熱パネル2 

bm 方立見付け幅 
bf 窓フレーム見付け幅 
bp1 断熱パネル1の見付け幅 
bp2 断熱パネル2の見付け幅 
Ψm,f 方立と窓フレームとの接

合部の線熱貫流率 

 

図16−方立に組み込んだ窓(例) 

 

8.2 

熱貫流率の計算 

8.2.1 

計算対象エレメントの熱貫流率 

計算対象エレメントの熱貫流率(Ucw)は,式(16)によって算出する。Ucwの計算例を附属書JCに示す。 

 

cw

f

t,

f

t,

f

m,

f

m,

pv

pv

ps

ps

g

g

cw

f

f

t

t

m

m

pv

pv

ps

ps

g

g

cw

Σ

Σ

Σ

Σ

Σ

Σ

Σ

Σ

Σ

Σ

Σ

A

Ψ

l

Ψ

l

Ψ

l

Ψ

l

Ψ

l

A

U

A

U

A

U

A

U

A

U

A

U

A

U

  (16) 

ここに, Ug,Ups,Upv: グレージング及びパネルの熱貫流率[W/(m2・K)] 
 

Um,Ut,Uf: 方立,無目及び窓フレームの熱貫流率[W/(m2・K)] 

 

Ψg: グレージングと方立,無目又は窓フレームとの接合部

の線熱貫流率の総称(Ψm,g,Ψt,g及びΨf,g)[W/(m・K)] 

 

Ψps: スパンドレル部パネルと方立又は無目との接合部の

線熱貫流率の総称(Ψm,ps及びΨt,ps)[W/(m・K)] 

 

Ψpv: ビジョン部パネルと方立,無目又は窓フレームとの

接合部の線熱貫流率の総称(Ψm,pv,Ψt,pv及びΨf,pv)
[W/(m・K)] 

 

Ψm,f,Ψt,f: 窓フレームと方立又は無目との接合部の線熱貫流率

[W/(m・K)] 

 

計算対象エレメントの面積(Acw)は,式(17)によって算出する。 

 

f

t

m

pv

ps

g

cw

Σ

Σ

Σ

Σ

Σ

Σ

A

A

A

A

A

A

A

  (17) 

ここに, 

Ag: グレージング面積(m2)(図12,図13及び図14参照) 

 

Aps: スパンドレル部パネル面積(m2)(図12参照) 

 

Apv: ビジョン部パネル面積(m2)(図13参照) 

 

Am: 方立面積(m2)(図12及び図13参照) 

 

At: 無目面積(m2)(図12参照) 

 

Af: 窓フレーム面積(m2)(図13参照) 

 

bp1 

bm 

bf 

bp2 

Ψm,f 


26 

A 2105:2018  

 

8.2.2 

計算対象とするカーテンウォール全体の総合熱貫流率 

計算対象とするカーテンウォール全体の総合熱貫流率(Ucw,tot)は,式(9)に従って全ての計算対象エレメ

ントの面積加重平均として算出する。 

 

報告書 

9.1 

報告書の内容 

報告書には,次の事項を記載しなければならない。 

− 規格番号 

例 JIS A 2105 

− 計算を行った機関名 

− 計算年月日 

− 使用した計算方法(熱橋単一評価法又は熱橋成分別評価法) 

− 9.2及び9.3の項目 

9.2 

図面 

9.2.1 

断面図 

全ての異なるフレームの断面について,次の詳細を証明できる技術図面を添付する。技術図面は,1:1

の縮尺比とすることが望ましい。 

− 熱遮断の厚さ,幅,位置,タイプ及び数 

− フレームの肉厚 

− 中空層の厚さ,空気又は他の不活性ガスの種類及びその割合 

− ガラスのタイプ,厚さ,熱的性質及び表面の放射率 

− フレームに囲まれた全てのパネルの厚さ及びその内容説明 

− グレージングスペーサの仕様及び/又はパネル補強の仕様 

9.2.2 

計算対象とするカーテンウォール全体の図面 

次の情報が記載されている全ての計算対象エレメントのカーテンウォール図面(外観図)を添付する。 

− グレージングの面積(Ag)及び/又はパネルの面積(Aps及びApv) 

− フレームの面積(ATJ,Am,At及びAf) 

− グレージングの周囲長さ(lg)及び/又はパネルの周囲長さ(lps及びlpv) 

9.3 

計算に使用した値 

附属書Aを用いた場合,その旨を明記しなければならない。 

測定値又は計算値を使用した場合,測定方法及び計算方法を正確に示し,得られた値がこの規格に示す

面積及び長さの定義に基づいていることを記載しなければならない。 

9.4 

結果の表示 

この規格に従って算出したカーテンウォールの熱貫流率は,四捨五入によって有効数字2桁に丸めて表

示する。 


27 

A 2105:2018  

 

附属書A 

(規定) 

接合部の線熱貫流率 

 

グレージングの熱貫流率(Ug)及びパネルの熱貫流率(Ups及びUpv)は,グレージング又はパネルの中

心部分に適用できるものであり,グレージング又はパネルの端部にあるスペーサの影響を含まない。一方

で,方立,無目及び窓フレームの熱貫流率(Um,Ut及びUf)は,グレージング及びパネルの影響を除外し

た,フレーム部分に適用できるものである。線熱貫流率(Ψ)は,フレームと面材との相互作用に起因す

る付加的な熱移動を表すものであり,これらの各構成要素の熱的特性の影響を受ける。線熱貫流率(Ψ)

は,主にスペーサ材料の熱伝導率と方立,無目及び窓フレームの断面形状とによって算定される。 

線熱貫流率を算出する上で望ましい方法は,JIS A 2102-2及びこの規格の附属書JAに従った数値計算法

である。 

表A.1及び表A.2に,方立又は無目に取り付けたグレージングに使用するスペーサのΨm,g及びΨt,gの値

を示す。表A.3及び表A.4に,窓フレームに取り付けたグレージングに使用するスペーサのΨf,gの値を示

す。表A.5に,スパンドレル部パネルに関するΨm,ps及びΨt,psの値を示す。表A.6に,方立又は無目と窓フ

レーム接合部のΨm,f及びΨt,fの値を示す。ただし,表A.1,表A.2,表A.5及び表A.6は,ノックダウン工

法のカーテンウォール(図2参照)に適用する。 

注記 単層グレージングの場合,Ψm,g,Ψt,g及びΨf,gはゼロとする。 

 

表A.1−方立又は無目に取り付けたグレージングに使用する金属スペーサ 

(アルミニウム製又はスチール製)の線熱貫流率 

単位 W/(m・K) 

フレーム(方立又は無目)のタイプ 

金属スペーサの線熱貫流率 

Ψm,g又はΨt,g 

低放射率コーティングがない二層 

又は三層グレージング 

(空気又はガスを封入したもの) 

低放射率コーティングがある二層a) 

又は三層b)グレージング 

(空気又はガスを封入したもの) 

熱遮断をもつ金属製のフレーム 

di≦100 mmの場合 0.13 

di≦100 mmの場合 0.17 

di≦200 mmの場合 0.15 

di≦200 mmの場合 0.19 

熱遮断のない金属製のフレーム 

0.04 

0.07 

di:方立又は無目の室内側奥行き(図3参照)。 

注a) 中空層に面する板ガラス表面のうち片面だけが低放射率コーティングのもの 

b) 中空層に面する第2面及び第5面が低放射率コーティングのもの 

 


28 

A 2105:2018  

 

表A.2−方立又は無目に取り付けたグレージングに使用する断熱スペーサの線熱貫流率 

単位 W/(m・K) 

フレーム(方立又は無目)のタイプ 

断熱スペーサの線熱貫流率 

Ψm,g又はΨt,g 

低放射率コーティングがない二層 

又は三層グレージング 

(空気又はガスを封入したもの) 

低放射率コーティングがある二層a) 

又は三層b)グレージング 

(空気又はガスを封入したもの) 

熱遮断をもつ金属製のフレーム 

di≦100 mmの場合 0.09 

di≦100 mmの場合 0.12 

di≦200 mmの場合 0.10 

di≦200 mmの場合 0.13 

di:方立又は無目の室内側奥行き(図3参照)。 

注a) 中空層に面する板ガラス表面のうち片面だけが低放射率コーティングのもの 

b) 中空層に面する第2面及び第5面が低放射率コーティングのもの 

 

表A.3−窓フレームに取り付けたグレージングに使用する金属スペーサ(アルミニウム製又はスチール製) 

の線熱貫流率 

単位 W/(m・K) 

フレームのタイプ 

金属スペーサの線熱貫流率 

Ψf,g 

低放射率コーティングがない二層 

又は三層グレージング 

(空気又はガスを封入したもの) 

低放射率コーティングがある二層a) 

又は三層b)グレージング 

(空気又はガスを封入したもの) 

熱遮断をもつ金属製のフレーム 

0.08 

0.11 

熱遮断のない金属製のフレーム 

0.02 

0.05 

注記 この表の線熱貫流率の値はJIS A 2102-1から引用した。 
注a) 中空層に面する板ガラス表面のうち片面だけが低放射率コーティングのもの 

b) 中空層に面する第2面及び第5面が低放射率コーティングのもの 

 

表A.4−窓フレームに取り付けたグレージングに使用する断熱スペーサの線熱貫流率 

単位 W/(m・K) 

フレームのタイプ 

断熱スペーサの線熱貫流率 

Ψf,g 

低放射率コーティングがない二層 

又は三層グレージング 

(空気又はガスを封入したもの) 

低放射率コーティングがある二層a) 

又は三層b)グレージング 

(空気又はガスを封入したもの) 

熱遮断をもつ金属製のフレーム 

0.06 

0.08 

熱遮断のない金属製のフレーム 

0.01 

0.04 

注記 この表の線熱貫流率の値はJIS A 2102-1から引用した。 
注a) 中空層に面する板ガラス表面のうち片面だけが低放射率コーティングのもの 

b) 中空層に面する第2面及び第5面が低放射率コーティングのもの 

 

表の対象でないスペーサの値は,JIS A 2102-2に従った数値計算によって算定することができる。 

断熱スペーサの定義は,JIS A 2102-1の附属書E(フレーム及びグレージングの接合部の線熱貫流率)

に示されている。 

 


29 

A 2105:2018  

 

表A.5−スパンドレル部の線熱貫流率 

単位 W/(m・K) 

フレームの

タイプ 

方立とスパンドレル部パネルとの線熱貫流率 

Ψm,ps 

無目とスパンドレル部パネルとの線熱貫流率 

Ψt,ps 

単板ガラスを用いたス
パンドレル部パネル 

複層ガラスを用いたス
パンドレル部パネル 

単板ガラスを用いたス
パンドレル部パネル 

複層ガラスを用いたス
パンドレル部パネル 

熱遮断をも
つ金属製の
フレーム 

di≦150 mmの場合 

0.08 

di≦150 mmの場合 

0.06 

di≦150 mmの場合 

0.25 

di≦150 mmの場合 

0.15 

di≦300 mmの場合 

0.13 

di≦300 mmの場合 

0.10 

di≦300 mmの場合 

0.50 

di≦300 mmの場合 

0.22 

熱遮断のな
い金属製の
フレーム 

0.02 

0.06 

di≦150 mmの場合 

0.06 

0.06 

di≦300 mmの場合 

0.20 

di:方立又は無目の室内側奥行き(図3参照)。 

 

スパンドレル部の断面の例を図A.1〜図A.4に示す。 

 

 

 
 
 
 
 
 

アルミニウム形材 λ=160 W/(m・K) 

ガラス λ=1.0 W/(m・K) 

耐火ボード λ=0.18 W/(m・K) 

アルミニウム λ=160 W/(m・K) 

シリコーンシール λ=0.35 W/(m・K) 

ガスケット(EPDM)λ=0.25 W/(m・K) 

図A.1−スパンドレル部無目(熱遮断なし)(例) 

 

 

 
 
 
 
 

アルミニウム形材 λ=160 W/(m・K) 

ガラス λ=1.0 W/(m・K) 

耐火ボード λ=0.18 W/(m・K) 

アルミニウム λ=160 W/(m・K) 

シリコーンシール λ=0.35 W/(m・K) 

ガスケット(EPDM)λ=0.25 W/(m・K) 

硬質ポリウレタン(PU)λ=0.25 W/(m・K) 

図A.2−スパンドレル部無目(熱遮断あり)(例) 

 


30 

A 2105:2018  

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

アルミニウム形材 λ=160 W/(m・K) 

ガラス λ=1.0 W/(m・K) 

耐火ボード λ=0.18 W/(m・K) 

シリコーンシール λ=0.35 W/(m・K) 

ガスケット(EPDM)λ=0.25 W/(m・K) 

図A.3−スパンドレル部方立(熱遮断なし)(例) 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

アルミニウム形材 λ=160 W/(m・K) 

ガラス λ=1.0 W/(m・K) 

耐火ボード λ=0.18 W/(m・K) 

シリコーンシール λ=0.35 W/(m・K) 

ガスケット(EPDM)λ=0.25 W/(m・K) 

硬質ポリウレタン(PU)λ=0.25 W/(m・K) 

図A.4−スパンドレル部方立(熱遮断あり)(例) 

 


31 

A 2105:2018  

 

表A.6−方立又は無目と窓フレームとの接合部の線熱貫流率 

単位 W/(m・K) 

フレームのタイプ 

図 

線熱貫流率 

Ψm,f又はΨt,f 

熱遮断をもつ 
金属製のフレーム 

 

0.18 

1 熱遮断 
 

熱遮断のない 
金属製のフレーム 

 

0.08 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


32 

A 2105:2018  

 

附属書B 

(参考) 

換気のある空気層及び換気のない空気層 

 

B.1 

一般 

この附属書は,換気のある空気層及び換気のない空気層をもつカーテンウォール1)の計算方法を参考と

して示すものである。 

この附属書が対象とする範囲は,次の条件を満たす空気層をもつカーテンウォールである。 

− 平行,かつ,熱流方向に垂直で,放射率が0.8以上の2面に挟まれている。 

− 熱流方向の厚さが,他の二つの方向の寸法のどちらに対しても0.1倍未満で,0.3 m以下。 

− 室内環境との間に空気のやりとりがない。 

なお,0.3 mを超える厚さの空気層を含む構成要素単独の熱貫流率は,計算しないほうがよい。上記の

適用範囲外の空気層をもつカーテンウォールの熱流量は熱平衡を解くことによって計算することが望まし

い(ISO 13789参照)。 

注1) 例えば,ダブルスキンカーテンウォール。 

 

B.2 

計算方法 

カーテンウォールの空気層(換気のある空気層及び換気のない空気層)については,ISO 6946に示す空

気層の規定による。ただし,外部換気口の大きさに応じて,次のいずれかの方法によって算出する。 

− 換気のない空気層[空気層の横幅1 m当たり500 mm2以下の外部換気口(Av)をもつ空気層]には,

等価熱抵抗を割り当てる(ISO 6946の6.9.2)。 

− 十分に換気のある空気層[空気層の横幅1 m当たり1 500 mm2を超える外部換気口(Av)をもつ空気

層]については,空気層の熱抵抗,及び空気層と外部環境間の他の全ての層は無視し,外部表面抵抗

は静止空気に対応する抵抗とする(ISO 6946の6.9.4)。 

− 僅かに換気のある空気層[空気層の横幅1 m当たり500 mm2<Av≦1 500 mm2の外部換気口(Av)をも

つ空気層]については,外部換気口の大きさに従って,カーテンウォールの熱抵抗を算出する(ISO 6946

の6.9.3)。 

 

B.3 

計算例 

ダブルスキンカーテンウォールの熱貫流率(Ucw)の計算例を示す(図B.1参照)。計算例に用いた計算

条件は,次のとおりである。 

− 内側のカーテンウォールの熱貫流率(Ucw,1):1.8 W/(m2・K) 

− 外側のカーテンウォールの熱貫流率(Ucw,2):6.0 W/(m2・K) 

− 空気層の厚さ:300 mm 

− 室内側の表面熱伝達抵抗(Rsi):0.13 m2・K/W 

− 屋外側の表面熱伝達抵抗(Rse):0.04 m2・K/W 

 


33 

A 2105:2018  

 

 

単位 mm 

室内側 

屋外側 

空気層 

外側のカーテンウォール 

 

Ucw,2=6.0 W/(m2・K) 

内側のカーテンウォール 

 

Ucw,1=1.8 W/(m2・K) 

 

図B.1−ダブルスキンカーテンウォールの断面(例) 

 

ダブルスキンカーテンウォールの熱貫流率の算出結果を,次に示す。 

換気のない空気層の場合を次に示す。ただし,換気のない空気層の熱抵抗は,Rs=0.18 m2・K/Wである。 

 

2,

cw

se

s

si

cw,1

u

cw,

1

1

U

R

R

R

U

R

  (B.1) 

0.6

1

04

.0

18

.0

13

.0

8.1

1

 

 

732

.0

 (m2・K)/W 

4.1

1

u

cw,

u

cw,

U

 W/(m2・K) 

 

十分に換気のある空気層の場合を次に示す。 

e

i

cw,1

v

cw,

1

R

R

U

R

  (B.2) 

04

.0

13

.0

8.1

1

 

 

646

.0

 (m2・K)/W 

5.1

1

v

cw,

v

cw,

U

 W/(m2・K) 

 

僅かに換気のある空気層の場合を次に示す。ただし,空気層の横幅1 m当たり1 200 mm2の外部換気口

で僅かに換気される。 

 


34 

A 2105:2018  

 

v

cw,

v

u

cw,

v

cw

000

1

500

000

1

500

1

R

A

R

A

R

  (B.3) 

646

.0

000

1

500

200

1

732

.0

000

1

200

1

500

1

 

 

672

.0

 (m2・K)/W 

5.1

1

cw

cw

U

 W/(m2・K) 

ここに, 

Av: 空気層の横幅1 m当たりの外部換気口面積(mm2) 

 


35 

A 2105:2018  

 

附属書C 
(参考) 
参考文献 

 

[1] ISO/TR 52022-2,Energy performance of buildings−Thermal, solar and daylight properties of building 

components and elements−Part 2: Explanation and justification 

[2] ift Guideline WA-01engl/2, Uf -values for thermal break metal profiles of window systems, ift Rosenheim, 

February 2005 

[3] ift Guideline WA-02engl/4, Uf -values for PVC profile sections of window systems, ift Rosenheim, February 

2015 

[4] ift Guideline WA-03engl/3, Uf -values for thermal break metal profile of facade systems, ift Guideline, ift 

Rosenheim, February 2005 

[5] ift Guideline WA-08engl/3, Thermally improved spacers−Part 1: Determination of representative Ψ-value 

for profile sections of windows, ift Rosenheim, February 2015 

[6] ift Guideline WA-22engl/2, Thermally improved spacers−Part 3: Determination of representative Ψ-value 

for profile sections of facades, ift Rosenheim, January 2016 

[7] ISO 6946,Building components and building elements−Thermal resistance and thermal transmittance−

Calculation methods 

[8] ISO 10211,Thermal bridges in building construction−Heat flows and surface temperatures−Detailed 

calculations 

[9] ISO 13789,Thermal performance of buildings−Transmission and ventilation heat transfer coefficients−

Calculation method 

 


36 

A 2105:2018  

 

附属書JA 

(規定) 

スパンドレル部がある場合の熱貫流率の計算方法 

 

JA.1 一般 

この附属書は,熱橋成分別評価法によるスパンドレル部がある場合の方立及び無目の熱貫流率(Um及び

Ut)並びに,方立又は無目とスパンドレル部パネルとの間の線熱貫流率(Ψm,ps及びΨt,ps)及び方立又は無

目とグレージングとの間の線熱貫流率(Ψm,g及びΨt,g)の算出方法を規定する。 

 

JA.2 計算モデルの範囲 

スパンドレル部の計算モデルの面材は,スパンドレル部パネルとし,内装材,膳板等を含めない。スパ

ンドレル部パネルの見付け幅(bps)は,箇条5に従う。グレージング,グレージング端部のスペーサ,断

熱境界等の扱いはJIS A 2102-2の附属書C(熱貫流率の算定)に従う。 

方立又は無目周辺部の耐火被覆などの納まりに関する詳細情報がない場合,図JA.1及び図JA.2に示す

納まりを用いることができる。 

図JA.1の無目は,スパンドレル部パネルの耐火ボードを無目の見付け幅(bt)の下端まで配置し,耐火

ボード取付材を介して無目に固定する納まりの例である。図JA.2の方立は,方立の見付け面を耐火ボード

で覆い,スパンドレル部パネルの耐火ボードに耐火ボード厚さ(da)と同じ長さを重ね合わせる納まりの

例である。 

 

無目 

グレージング 

耐火ボード(厚さ20 mm) 

中間空気層 

耐火ボード取付材 

dps スパンドレル部パネル厚さ 

 

図JA.1−無目の耐火被覆などの納まり(例) 

 

 

dps 

bps 

bt 

bg 

 

 

 

  

 

 

 

 


37 

A 2105:2018  

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

方立 

耐火ボード(厚さ20 mm) 

 

図JA.2−方立の耐火被覆等の納まり(例) 

 

JA.3 フレームの熱貫流率 

計算モデルでは,方立及び無目に取り付けたグレージング及びスパンドレル部パネルを,熱伝導率λ=

0.035 W/(m・K)の断熱パネルに置き換える。断熱パネルの厚さは,置き換えたスパンドレル部パネルの厚さ

と等しくなければならない[図JA.3 b),図JA.4 b)参照]。 

 

 

 

 

 

 

a) グレージング及びスパンドレル部パネルを取り付け

た無目断面 

 

 

b) グレージング及びスパンドレル部パネルを断熱

パネルに置き換えた無目断面 

耐火ボード 

断熱パネル λ=0.035 W/(m・K) 

 

図JA.3−熱貫流率算出のための納まり概念図(無目) 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

da 

da 

 

 

 

 

 

 

 

 


38 

A 2105:2018  

 

 

 

 

a) スパンドレル部パネルを取り付けた方立断面 

b) スパンドレル部パネルを断熱パネルに置き換えた 

方立断面 

耐火ボード 

断熱パネル λ=0.035 W/(m・K) 

 

図JA.4−熱貫流率算出のための納まり概念図(方立) 

 

 

 

 

 

a) スパンドレル部パネルを取り付けた無目断面 

b) スパンドレル部パネルを断熱パネルに置き換えた 

無目断面 

耐火ボード 

断熱パネル λ=0.035 W/(m・K) 

 

図JA.5−熱貫流率算出のための納まり概念図(スパンドレル部パネル内部に無目がある場合) 

 

方立又は無目と断熱パネルとから構成される断面[図JA.3 b),図JA.4 b)及び図JA.5 b)参照]の2次元

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


39 

A 2105:2018  

 

熱コンダクタンス(

2D
m

L及び

2D

tL)をJIS A 2102-2に従って算出する。スパンドレル部がある場合の方立又

は無目の熱貫流率(Um又はUt)は,式(JA.1)及び式(JA.2)によって算出する。 

 

t

p2

p2

p1

p1

D

2

t

t

b

b

U

b

U

L

U

  (JA.1) 

m

p2

p2

p2

p2

D

2

m

m

b

b

U

b

U

L

U

  (JA.2) 

ここに, 

Ut,Um: 方立又は無目の熱貫流率[W/(m2・K)] 

 

D

2

tL,

D

2

m

L: 図JA.3 b),図JA.4 b)及び図JA.5 b)に示す計算モデ

ルの2次元熱コンダクタンス[W/(m・K)] 

 

Up1: ビジョン部断熱パネルの熱貫流率[W/(m2・K)] 

 

bp1: ビジョン部断熱パネルの見付け幅[m] 

 

Up2: スパンドレル部断熱パネルの熱貫流率[W/(m2・K)] 

 

bp2: スパンドレル部断熱パネルの見付け幅(m) 

 

bt,bm: 方立又は無目の見付け幅(m) 

 

JA.4 スパンドレル部パネルの線熱貫流率 

JA.4.1 一般 

スパンドレル部パネルの配置と線熱貫流率算出のための箇条番号との対応を,表JA.1に示す。 

 

表JA.1−スパンドレル部パネルの配置と線熱貫流率算出のための箇条番号との対応表 

スパンドレル部パ

ネルの配置 

方立又は無目の片側
にスパンドレル部パ

ネルがある場合 

方立又は無目の両側
にスパンドレル部パ

ネルがある場合 

方立又は無目がスパ
ンドレル部パネルの

内部にある場合 

配置の例 

 

箇条番号 

JA.4.2 

JA.4.3 

JA.4.4 

 

JA.4.2 方立又は無目の片側にスパンドレル部パネルがある場合 

計算モデルでは,方立又は無目に取り付けたビジョン部グレージングを熱伝導率λ=0.035 W/(m・K)の断

熱パネルで置き換える。グレージングの断熱パネルの厚さは,置き換えられたグレージングの厚さと等し

くなければならない(図JA.6参照)。 

方立又は無目,スパンドレル部パネル及び断熱パネルから構成される計算モデル(図JA.6参照)の2

次元熱コンダクタンス(

D

2

Ψ

L)をJIS A 2102-2に従って算出する。方立又は無目とスパンドレル部パネル

との間の線熱貫流率(Ψm,ps及びΨt,ps)は,式(JA.3)及び式(JA.4)によって算出する。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


40 

A 2105:2018  

 

 

断熱パネル λ=0.035 W/(m・K) 

耐火ボード 

図JA.6−無目の片側にスパンドレル部パネルがある場合の納まり概念図 

 

ps

ps

p

p

m

m

D

2

ps

m,

b

U

b

U

b

U

L

Ψ

Ψ

  (JA.3) 

ここに, 

Ψm,ps: 方立とスパンドレル部パネルとの線熱貫流率[W/(m・K)] 

 

D

2

Ψ

L: 図JA.6に示す計算モデルの2次元熱コンダクタンス

[W/(m・K)] 

 

Um: 方立の熱貫流率[W/(m2・K)] 

 

Up: ビジョン部断熱パネルの熱貫流率[W/(m2・K)] 

 

Ups: スパンドレル部パネルの熱貫流率[W/(m2・K)] 

 

bm: 方立の見付け幅(m) 

 

bp: ビジョン部断熱パネルの見付け幅(m) 

 

bps: スパンドレル部パネルの見付け幅(m) 

 

ps

ps

p

p

t

t

D

2

ps

t,

b

U

b

U

b

U

L

Ψ

Ψ

  (JA.4) 

ここに, 

Ψt,ps: 無目とスパンドレル部パネルとの線熱貫流率[W/(m・K)] 

 

D

2

Ψ

L: 図JA.6に示す計算モデルの2次元熱コンダクタンス

[W/(m・K)] 

 

Ut: 無目の熱貫流率[W/(m2・K)] 

 

Up: ビジョン部断熱パネルの熱貫流率[W/(m2・K)] 

 

Ups: スパンドレル部パネルの熱貫流率[W/(m2・K)] 

 

bt: 無目の見付け幅(m) 

 

bp: ビジョン部断熱パネルの見付け幅(m) 

 

bps: スパンドレル部パネルの見付け幅(m) 

 

JA.4.3 方立又は無目の両側にスパンドレル部パネルがある場合 

方立又は無目,及びスパンドレル部パネルから構成される計算モデル(図JA.7参照)の2次元熱コンダ

     Ψt,ps 

 

 

 

  

 

 

 

 


41 

A 2105:2018  

 

クタンス(

D

2

Ψ

L)をJIS A 2102-2に従って算出する。方立又は無目とスパンドレル部パネルとの間の線熱

貫流率(Ψm,ps及びΨt,ps)は,式(JA.5)及び式(JA.6)によって算出する。 

 

 

耐火ボード 

図JA.7−方立の両側にスパンドレル部パネルがある場合の納まり概念図 

 

2

ps

ps

m

m

D

2

ps

m,

b

U

b

U

L

Ψ

Ψ

  (JA.5) 

ここに, 

Ψm,ps: 方立とスパンドレル部パネルとの線熱貫流率[W/(m・K)] 

 

D

2

Ψ

L: 図JA.7に示す計算モデルの2次元熱コンダクタンス

[W/(m・K)] 

 

Um: 方立の熱貫流率[W/(m2・K)] 

 

Ups: スパンドレル部パネルの熱貫流率[W/(m2・K)] 

 

bm: 方立の見付け幅(m) 

 

bps: スパンドレル部パネルの見付け幅(m) 

 

2

ps

ps

t

t

D

2

ps

t,

b

U

b

U

L

Ψ

Ψ

  (JA.6) 

ここに, 

Ψt,ps: 無目とスパンドレル部パネルとの線熱貫流率[W/(m・K)] 

 

D

2

Ψ

L: 図JA.7に示す計算モデルの2次元熱コンダクタンス

[W/(m・K)] 

 

Ut: 無目の熱貫流率[W/(m2・K)] 

 

Ups: スパンドレル部パネルの熱貫流率[W/(m2・K)] 

 

bt: 無目の見付け幅(m) 

 

bps: スパンドレル部パネルの見付け幅(m) 

 

JA.4.4 方立又は無目がスパンドレル部パネルの内部にある場合 

方立又は無目,及び断熱パネルから構成される計算モデル(図JA.8参照)の2次元熱コンダクタンス

D

2

Ψ

L)をJIS A 2102-2に従って算出する。方立又は無目とスパンドレル部パネル間との線熱貫流率(Ψm,ps

及びΨt,ps)は,式(JA.5)及び式(JA.6)によって算出する。 

 

 

Ψm,ps 

Ψm,ps 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


42 

A 2105:2018  

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

耐火ボード 

 

図JA.8−無目がスパンドレル部パネルの内部にある場合の納まり概念図 

 

JA.5 ビジョン部グレージング及びビジョン部パネルの線熱貫流率 

計算モデルでは,スパンドレル部パネルを熱伝導率λ=0.035 W/(m・K)の断熱パネルで置き換える。スパ

ンドレル部パネルの断熱パネルの厚さは,置き換えられたスパンドレル部パネルの厚さと等しくなければ

ならない(図JA.9参照)。 

無目,グレージング及び断熱パネルから構成される計算モデル(図JA.9参照)の2次元熱コンダクタン

ス(

D

2

Ψ

L)をJIS A 2102-2に従って算出する。無目とビジョン部グレージングとの接合部の線熱貫流率(Ψt,g)

及び無目とビジョン部パネルとの接合部の線熱貫流率(Ψt,pv)は,式(JA.7)及び式(JA.8)によって算出する。 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

グレージング又はパネル 

断熱パネル λ=0.035 W/(m・K) 

 

図JA.9−ビジョン部グレージング又はビジョン部パネルの納まり概念図 

 

p

p

g

g

t

t

D

2

t,g

b

U

b

U

b

U

L

Ψ

Ψ

  (JA.7) 

ここに, 

Ψt,g: 無目とグレージングとの接合部の線熱貫流率[W/(m・K)] 

 

 

 

  

 

 

 

 

 


43 

A 2105:2018  

 

 

D

2

Ψ

L: 図JA.9に示す計算モデルの2次元熱コンダクタンス

[W/(m・K)] 

 

Ut: 無目の熱貫流率[W/(m2・K)] 

 

Ug: グレージングの熱貫流率[W/(m2・K)] 

 

Up: スパンドレル部断熱パネルの熱貫流率[W/(m2・K)] 

 

bt: 無目の見付け幅(m) 

 

bg: グレージングの見付け幅(m) 

 

bp: スパンドレル部断熱パネルの見付け幅(m) 

 

p

p

pv

pv

t

t

D

2

pv

t,

b

U

b

U

b

U

L

Ψ

Ψ

  (JA.8) 

ここに, 

Ψt,pv: 無目とビジョン部パネルとの接合部の線熱貫流率

[W/(m・K)] 

 

D

2

Ψ

L: 図JA.9に示す計算モデルの2次元熱コンダクタンス

[W/(m・K)] 

 

Ut: 無目の熱貫流率[W/(m2・K)] 

 

Upv: ビジョン部パネルの熱貫流率[W/(m2・K)] 

 

Up: スパンドレル部断熱パネルの熱貫流率[W/(m2・K)] 

 

bt: 無目の見付け幅(m) 

 

bpv: ビジョン部パネルの見付け幅(m) 

 

bp: スパンドレル部断熱パネルの見付け幅(m) 

 


44 

A 2105:2018  

 

附属書JB 

(参考) 

熱橋単一評価法の計算例 

 

JB.1 概要 

この附属書は,箇条7に規定する熱橋単一評価法に従った計算対象エレメントの計算例を示す(図JB.1

及び表JB.1参照)。 

 

単位 mm 

 

 A-A 無目 

B-B スパンドレル部方立 
C-C ビジョン部方立 

計算対象エレメントの境界 

 

 

図JB.1−計算対象エレメントのカーテンウォールの外観図及び断面図 

 

表JB.1−カーテンウォールの寸法 

単位 mm 

部位 

寸法 

カーテンウォールの高さ 

3 500 

カーテンウォールの幅 

1 500 

スパンドレル部パネルの高さ 

1 200 

 


45 

A 2105:2018  

 

JB.2 ガラスの熱貫流率(Ug) 

この計算に使用した複層ガラスは,次のとおりである。 

− 屋外側:8 mm低放射率コーティングのガラス(ε=0.04) 

− 中空層部分:16 mm空気充塡 

− 室内側:5 mm透明ガラス 

ガラスの熱貫流率(Ug)は,JIS R 3107に従って算出する。ただし,表面熱伝達抵抗にはJIS A 2102-1

の附属書Aの値を用いる。Ugは,次の値とする。 

− Ug=1.4 W/(m2・K) 

 

JB.3 スパンドレル部パネルの熱貫流率(Ups) 

スパンドレル部パネルの熱貫流率(Ups)は,JIS A 2101及びJIS A 2102-2に従って算出する。Upsは,次

の値とする。 

− Ups=0.37 W/(m2・K) 

 

JB.4 面材間の熱橋となる接合部の熱貫流率(UTJ) 

面材間の熱橋は,JIS A 2102-2に従って算出する。材料特性は,JIS A 2102-2の附属書A(各種材料の熱

伝導率)から得るものとする。 

複層ガラスに使用するスペーサは,アルミニウム製とする。 

算出した面材間の熱橋となる接合部の熱貫流率(UTJ)は,面材間のあらゆる熱橋効果を含む。ガスケッ

ト類を除く(面材に垂直な)面材間の熱橋の面積は,二つの面材間とする(図7参照)。各モデルについ

て,UTJと面材間の熱橋となる接合部の面積(ATJ)を表JB.2に示す。 

 

表JB.2−面材間の熱橋となる接合部の熱貫流率及び面積 

フレーム断面 

上無目及び下無目 

ビジョン部方立 

スパンドレル部方立 

 

UTJ 

W/(m2・K) 

9.97 

9.71 

9.66 

ATJ 

m2 

0.13 

0.21 

0.11 

 

JB.5 計算対象エレメントの熱貫流率 

式(JB.1)及び表JB.3に従って,全てのフレーム,ガラス及びパネルの熱貫流率を面積加重平均し,計算

対象エレメントの熱貫流率(Ucw)を算出する。 

 


46 

A 2105:2018  

 

TJ

ps

g

TJ

TJ

ps

ps

g

g

cw

A

A

A

U

A

U

A

U

A

U

  (JB.1) 

 

表JB.3−計算対象エレメントの熱貫流率 

部位 

W/(m2・K) 

m2 

U・A 

W/K 

上無目 

9.97 

0.129 5 

1.29 

下無目 

9.97 

0.129 5 

1.29 

ビジョン部方立 

9.71 

0.211 6 

2.05 

スパンドレル部方立 

9.66 

0.110 4 

1.07 

スパンドレル部パネル 

0.37 

1.560 1 

0.58 

ビジョン部ガラス 

1.40 

3.108 9 

4.35 

合計 

5.250 0 

10.63 

計算対象エレメントの熱貫流率Ucw=2.0 W/(m2・K) 

 


47 

A 2105:2018  

 

附属書JC 

(参考) 

熱橋成分別評価法の計算例 

 

JC.1 概要 

この附属書は,箇条8に規定する熱橋成分別評価法に従った計算対象エレメントの計算例を示す。図JC.1

〜図JC.4に示す計算対象エレメントについての計算手順をJC.2〜JC.5に示す。 

 

単位 mm 

 

 1 

スパンドレル部 

ビジョン部(フィックス窓) 

ビジョン部(組込み窓) 

       計算対象エレメントの境界 
注記 Fはフィックス窓を示す。 

図JC.1−計算対象エレメントの外観図 

 


48 

A 2105:2018  

 

 

a) a-a スパンドレル部方立 

 

b) b-b ビジョン部上無目 

c) c-c ビジョン部方立 
  (フィックス窓) 

 

d) d-d ビジョン部中間無目 
  (フィックス窓・組込み窓) 

e) e-e ビジョン部方立 
  (組込み窓) 

f) f-f ビジョン部下無目 

図JC.2−計算対象エレメントの断面図 

 

単位 mm 

 

 

 

低放射率コーティングε=0.05 

ガラス λ=1.0 W/(m・K) 

アルゴン90 % 

アルミスペーサ 等価熱伝導率 λ=4.5 W/(m・K) 

ポリサルファイド λ=0.40 W/(m・K) 

ガラス λ=1.0 W/(m・K) 

空気 

けい酸カルシウム板 λ=0.18 W/(m・K) 

 

図JC.3−ビジョン部ガラス(複層ガラス)の詳細 

図JC.4−スパンドレル部パネルの詳細 

 

9

 

3

 


49 

A 2105:2018  

 

JC.2 フレーム 

JC.2.1 Am,At及びAfの定義 

方立の面積(Am),無目の面積(At)及び窓フレームの面積(Af)を図JC.5に示す。 

 

 

 1 

室内側 

屋外側 

アルミニウム λ=160 W/(m・K) 

EPDM λ=0.25 W/(m・K) 

シリコーン,充塡λ=0.40 W/(m・K) 

発泡ポリエチレン λ=0.042 W/(m・K) 

けい酸カルシウム板 λ=0.18 W/(m・K) 

 

 

図JC.5−面積の定義 

 

− スパンドレル部方立 

Am=0.06×1.3=0.078 0 m2 

− ビジョン部方立(フィックス窓) 

Am=0.06×1.3=0.078 0 m2 

− ビジョン部方立(組込み窓) 

Am=0.06×1.3=0.078 0 m2 

− ビジョン部上無目 

At=0.06×(1.2−0.06)=0.068 4 m2 

− ビジョン部中間無目(フィックス窓・組込み窓) 

At=0.06×(1.2−0.06)=0.068 4 m2 

− ビジョン部下無目 

At=0.06×(1.2−0.06)=0.068 4 m2 

− 窓フレーム(上部) 

Af=0.075×(1.2−0.06−0.08×2)=0.073 5 m2 

− 窓フレーム(下部) 

Af=0.075×(1.2−0.06−0.08×2)=0.073 5 m2 

− 窓フレーム(左右縦部) 

Af=0.08×(1.3−0.06)×2=0.198 4 m2 

JC.2.2 Um,Ut及びUfの算出 

フレームの熱貫流率(Um,Ut,及びUf)は,JIS A 2102-2に従って算出する。表面熱伝達抵抗にはJIS A 

2102-1の附属書Aの値を用いる。算出結果を次に示す。 

 

− スパンドレル部方立    

96

.4

06

.0

0.263

600

.0

20

/

11

.9

Σ

m

p

p

D

2

m

m

b

U

b

L

U

 W/(m2・K) 

ここに, 

D

2

m

L: スパンドレル部方立の両側を断熱パネルに置き換えた

計算モデルの2次元熱コンダクタンス[W/(m・K)] 

 

bp: スパンドレル部断熱パネルの見付け幅(m) 

 

Up: スパンドレル部断熱パネルの熱貫流率[W/(m2・K)] 

 

bm: 方立の投影見付け幅(m) 

a) 方立・窓フレーム 

b) 無目・窓フレーム 

 

 

A

g

 

A

f

 

A

t

 

A

p

s

 

 

 

Am 

Af 

Af 

Ag 

Ag 


50 

A 2105:2018  

 

2次元熱コンダクタンス   

0.456

20

1

11

.9

Δ

tot

D

2

m

T

l

Φ

L

 W/(m・K) 

ここに, 

tot

Φ: スパンドレル部方立の両側を断熱パネルに置き換えた

計算モデルの総熱流量(W) 

 

l: スパンドレル部方立の両側を断熱パネルに置き換えた

計算モデルの断面に対して奥行き方向の長さ(m) 

 

ΔT: 熱移動のシミュレーションに使用する室内と屋外との

温度差(K) 

 

スパンドレル部断熱パネル 

263

.0

035

.0/

127

.0

04

.0

13

.0

1

/

1

p

p

e

i

p

b

R

R

U

 W/(m2・K) 

ここに, 

Ri: 室内側の表面熱伝達抵抗 (m2・K/W) 

 

Re: 屋外側の表面熱伝達抵抗 (m2・K/W) 

 

λp: 断熱パネルの熱伝導率[W/(m・K)] 

 

− ビジョン部方立(フィックス窓) 

Um=12.94 W/(m2・K) 

− ビジョン部方立(組込み窓) 

Um=10.41 W/(m2・K) 

− ビジョン部上無目 

Ut=8.71 W/(m2・K) 

− ビジョン部中間無目(フィックス窓・組込み窓) 

Ut=9.80 W/(m2・K) 

− ビジョン部下無目 

Ut=9.25 W/(m2・K) 

− 窓フレーム(上部) 

Uf=4.50 W/(m2・K) 

− 窓フレーム(下部) 

Uf=5.42 W/(m2・K) 

− 窓フレーム(左右縦部) 

Uf=6.92 W/(m2・K) 

JC.2.3 lm,f及びlt,fの定義 

方立又は無目と窓フレームとの接合部の見付け境界線の長さ(lm,f及びlt,f)は,8.1.1.3に従って算出する。

算出結果を次に示す。 

− 方立・窓フレームの間 

lm,f=(1.3−0.06)×2=2.48 m 

− 無目・窓フレームの間 

lt,f=(1.2−0.06)×2=2.28 m 

JC.2.4 Ψm,f及びΨt,fの算出 

方立及び無目と窓フレームとの接合部の線熱貫流率(Ψm,f及びΨt,f)は,附属書Aに合致する仕様である

ため,表A.6に示す値を使用する。表A.6の値を次に示す。 

− 方立・窓フレームの間 

Ψm,f=0.08 W/(m・K) 

− 無目・窓フレームの間 

Ψt,f=0.08 W/(m・K) 

 

JC.3 ガラス 

JC.3.1 Agの定義 

ガラスの面積(Ag)は,8.1.1.1に従って算出する。算出結果を次に示す。 

− フィックス窓のガラス 

Ag=(1.3−0.06)×(1.2−0.06)=1.413 6 m2 

− 組込み窓のガラス 

Ag=(1.3−0.06−0.075−0.075)×(1.2−0.06−0.08−0.08)=1.068 2 m2 

JC.3.2 Ugの算出 

ガラスの熱貫流率(Ug)は,JIS R 3107に従って算出する。表面熱伝達抵抗には,JIS A 2102-1の附属

書Aの値を用いる。図JC.3に示すガラスでの算出結果を次に示す。 

− ガラス 

Ug=1.33 W/(m2・K) 


51 

A 2105:2018  

 

JC.3.3 lm,g,lt,g及びlf,gの定義 

ガラスの見付け周囲長さ(lm,g及びlt,g)は,8.1.1.2に従って算出する。算出結果を次に示す。 

− 方立・ガラスの間 

lm,g=(1.3−0.06)×2=2.48 m 

− 無目・ガラスの間 

lt,g=(1.2−0.06)×2=2.28 m 

− 窓フレーム・ガラスの間 

lf,g=(1.3−0.06−0.075−0.075)×2+(1.2−0.06−0.08−0.08)×2=4.14 m 

JC.3.4 Ψm,g,Ψt,g及びΨf,gの算出 

ガラスの線熱貫流率(Ψm,g,Ψt,g及びΨf,g)は,附属書Aに合致する仕様であるため,表A.1及び表A.3

に示す値を使用する。表A.1及び表A.3の値を次に示す。 

− 方立・ガラスの間 

Ψm,g=0.07 W/(m・K) 

− 無目・ガラスの間 

Ψt,g=0.07 W/(m・K) 

− 窓フレーム・ガラスの間 

Ψf,g=0.05 W/(m・K) 

 

JC.4 スパンドレル部パネル 

JC.4.1 Apsの定義 

スパンドレル部パネルの面積(Aps)は,8.1.1.1に従って算出する。算出結果を次に示す。 

− スパンドレル部パネル 

Aps=(1.3−0.06)×(1.2−0.06)=1.413 6 m2 

JC.4.2 Upsの算出 

スパンドレル部パネルの熱貫流率(Ups)は,JIS A 2101及びJIS A 2102-2に従って算出する。図JC.4

に示すパネルでの算出結果を次に示す。 

− スパンドレル部パネル 

Ups=1.75 W/(m2・K) 

JC.4.3 lm,ps及びlt,psの定義 

スパンドレル部パネルの見付け周囲長さ(lm,ps及びlt,ps)は,8.1.1.2に従って算出する。算出結果を次に

示す。 

− 方立・スパンドレル部パネルの間 lm,ps=(1.3−0.06)×2=2.48 m 

− 無目・スパンドレル部パネルの間 lt,ps=(1.2−0.06)×2=2.28 m 

JC.4.4 Ψm,ps及びΨt,psの算出 

スパンドレル部パネルの線熱貫流率は,附属書Aに合致する仕様であるため,表A.5に示す値を使用す

る。表A.5の値を次に示す。 

− 方立・スパンドレル部パネルの間   

Ψm,ps=0.02 W/(m・K) 

− 無目・スパンドレル部パネルの間 di≦150 mmから 

Ψt,ps=0.06 W/(m・K) 

 


52 

A 2105:2018  

 

JC.5 計算対象エレメントの計算 

全てのフレーム,ガラス及びパネルの熱貫流率及び線熱貫流率を面積加重平均し,計算対象エレメント

の熱貫流率(Ucw)を算出する(表JC.1参照)。 

 

表JC.1−計算例の値の一覧 

部位 

m2 

W/(m2・K) 

Ψ 

W/(m・K) 

A・U 

W/K 

l・Ψ 

W/K 

フレーム  スパンドレル部方立 

Am 

0.078 0 Um  4.96 

− 

− 

− 

− 

 0.387 

− 

ビジョン部方立(フィックス窓) 

Am 

0.078 0 Um 12.94 

− 

− 

− 

− 

 1.009 

− 

ビジョン部方立(組込み窓) 

Am 

0.078 0 Um 10.41 

− 

− 

− 

− 

 0.812 

− 

ビジョン部上無目(フィックス窓)  At 

0.068 4 Ut 

 8.71 

− 

− 

− 

− 

 0.596 

− 

ビジョン部中間無目(フィックス
窓・組込み窓) 

At 

0.068 4 Ut 

 9.80 

− 

− 

− 

− 

 0.671 

− 

ビジョン部下無目(組込み窓) 

At 

0.068 4 Ut 

 9.25 

− 

− 

− 

− 

 0.633 

− 

窓フレーム(上部) 

Af 

0.073 5 Uf 

 4.50 

− 

− 

− 

− 

 0.331 

− 

窓フレーム(下部) 

Af 

0.073 5 Uf 

 5.42 

− 

− 

− 

− 

 0.398 

− 

窓フレーム(縦部) 

Af 

0.198 4 Uf 

 6.92 

− 

− 

− 

− 

 1.373 

− 

方立・窓フレーム間 

− 

− 

− 

− 

lm,f 

2.48 

Ψm,f 

0.08 

− 

0.198 

無目・窓フレーム間 

− 

− 

− 

− 

lt,f 

2.28 

Ψt,f 

0.08 

− 

0.182 

ビジョン
部ガラス 

ビジョン部ガラス(フィックス窓) Ag 

1.413 6 Ug  1.33 

− 

− 

− 

− 

 1.876 

− 

ビジョン部ガラス(組込み窓) 

Ag 

1.068 2 Ug  1.33 

− 

− 

− 

− 

 1.418 

− 

方立・ガラス間 

− 

− 

− 

− 

lm,g 

2.48 Ψm,g 

0.07 

− 

0.174 

無目・ガラス間 

− 

− 

− 

− 

lt,g 

2.28 

Ψt,g 

0.07 

− 

0.160 

窓フレーム・ガラス間 

− 

− 

− 

− 

lf,g 

4.14 

Ψf,g 

0.05 

− 

0.207 

スパンド
レル部パ
ネル 

スパンドレル部パネル 

Aps 

1.413 6 Ups  1.75 

− 

− 

− 

− 

 2.474 

− 

方立・パネル間 

− 

− 

− 

− 

lm,ps 2.48 Ψm,ps  0.02 

− 

0.050 

無目・パネル間 

− 

− 

− 

− 

lt,ps 

2.28 

Ψt,ps 

0.06 

− 

0.137 

合計 

Acw 4.680 0 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

11.977 1.107 

 

計算対象エレメントの熱貫流率(Ucw)は,次のとおりである。 

68

.4

107

.1

977

.

11

Σ

Σ

cw

cw

A

Ψ

l

U

A

U

 

=2.8 W/(m2・K) 

 

 


53 

A 2105:2018  

 

附属書JD 

(参考) 

JISと対応国際規格との対比表 

 

JIS A 2105:2018 カーテンウォールの熱性能−熱貫流率の計算 

ISO 12631:2017,Thermal performance of curtain walling−Calculation of thermal 
transmittance 

 

(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

1 適用範囲 この規格はメタル(金

属)製のカーテンウォー
ルに適用できることを
規定。 

 

 

追加 

カーテンウォールにはメタル(金
属)製のカーテンウォール及びプレ
キャストコンクリート(PC)製のカ
ーテンウォールがあり,この規格は
プレキャストコンクリート(PC)製
のカーテンウォールには適用でき
ず,メタル(金属)製のカーテンウ
ォールに適用できることを追加し
た。 

規格の内容がメタル(金属)製の
カーテンウォールを対象にして
いるため明記した。実質的な差異
はない。 

この規格の計算に含め
ない項目として,日射遮
蔽物(例えば,シャッタ
ー,ブラインドなど)の
影響を記載。 

 

 

この規格の計算
に含めない項目
として,シャッタ
ーの影響を記載。 

変更 

計算に含まない項目において,JIS
では,“シャッターの影響”を“日
射遮蔽物の影響”に変更した。 

ブラインドなどの日射遮蔽物を
計算に含まない表現とするため。 

2 引用規格  

 

引用規格 

削除 

建具の試験方法に関する引用規格
を削除した。 

JISでは,計算モデルの総熱流量
(Φtot)の算出方法を計算だけと
したため。 

3 用語及び
定義 

この規格で用いられる
用語及び定義を規定。 

 

− 

追加 

JISでは,用語“ビジョン部”,“ス
パンドレル部”,“スパンドレル部パ
ネル”,“方立”,“無目”,“窓フレ
ーム”及び“計算対象エレメント”
を追加した。 

ISO規格では,スパンドレル部パ
ネル及び窓フレームを限定して
いないため,JISでは当該部分を
明確にした。 

 

2

7

 

A

 2

1

0

5

2

0

1

8

 

 

 

 

 


54 

A 2105:2018  

 

(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

4 記号及び
添え字 

4.1 この規格で用いる
記号及び単位を規定。 

 

4.1 

JISとほぼ同じ 

追加 

JISでは,表1(記号及び単位)にb,

L2D及びλを追加した。 

ISO規格及びJISで使用されてい
るため。 

4.2 この規格で用いる
量記号の添え字を規定。 

 

4.2 

JISとほぼ同じ 

変更 

JISでは,“フレーム”を箇条3で定
義した“窓フレーム”に変更した。
“パネル”を箇条3で定義した“ス
パンドレル部パネル”,“ビジョン
部パネル”,“断熱パネル”に明確に
区別した。 

− 

 

4.2 

添え字記号d(奥
行き) 

削除 

JISでは,dを削除した。 

ISO規格及びJISで使用されてい
ないため。 

 

j(総和インデックス) 

 

 

j(接合部) 

変更 

JISでは,jの意味を“接合部”から
“総和インデックス”に変更した。 

ISO規格及びJISにおいて,記号
jは,総和インデックスとして使
用されているため。 

 

− 

 

4.3 

上付き添え字 

削除 

JISでは,表1(記号及び単位)に組
み込んだため削除した。 

実質的な差異はない。 

5 計算対象 5.1 基本構造 

 
 

 

5.1 
 
5.2 

方法のアウトプ
ット 
概要説明 

変更 
 
変更 

ISO規格の5.1及び5.2をJISでは,
5.1の基本構造とした。 

EPB(Energy performance of 
building 建築物のエネルギー性
能)に基づく定型的な内容である
ため。 

 

5.2 室内側奥行き 

 

5.3.2 

JISとほぼ同じ 

変更 

JISでは,図3を日本の標準的な断
面に置き換えた。 

実質的な差異はない。 

 

 

 

 

 

追加 

JISでは,スパンドレル部の方立及
び無目のdiを図3に追加した。 

表A.5で使用するため。 

 

5.3.2 計算対象エレメン
トの境界 

 

5.3.3.2 

代表的な参照部
位の境界 

変更 

JISでは,図4を計算対象とするカ
ーテンウォール全体を計算対象エ
レメントに分割した例に変更した。 

計算対象エレメントの例を示す
ため。 

 

5.3.3 カーテンウォール
の各部位 

 

5.3.3.3 

JISとほぼ同じ 

変更 

JISでは,図5を日本の標準的な断
面・姿図に置き換えた。 

実質的な差異はない。 

 

 

2

7

 

A

 2

1

0

5

2

0

1

8

 

 

 

 

 


55 

A 2105:2018  

 

(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

5 計算対象
(続き) 

5.4.1 モデル化の規則 

 

5.3.4.1 

モデル化の規則 

変更 

JISでは,JIS A 2102-2に適合する2
次元数値計算法に変更した。 

日本で運用されているJIS対応の
計算ソフトウェアの使用を規定
するため。実質的な差異はない。 

5.4.2 計算モデルの切断
面 

 

5.3.4.2 

モデル化の規則 

追加 

JISでは,スパンドレル部パネルの
切断面の位置を追加した。 

JISでは,ビジョン部とスパンド
レル部の面材の切断面位置を区
別したため。 

 

 

変更 

JISでは,図6を日本の標準的な姿
図に置き換えた。 

実質的な差異はない。 

6 熱貫流率
の計算 

 

 

熱貫流率の計算 

変更 

表3の構成を変更した。 

実質的な差異はない。 

7 熱橋単一
評価法 

− 

 

7.1 
7.2 

出力データ 
時間間隔の計算 

削除 

JISでは,ISO規格の7.1及び7.2を
削除した。 

EPBに基づく定型的な内容であ
るため。 

 

7.1.1 形状特性 

 

7.3.1 

形状特性 

変更 

JISでは,図7〜図11を日本の標準
的な断面に置き換えた。 

実質的な差異はない。 

 

− 

 

 

熱貫流率又は線
熱貫流率に関す
る面積又は長さ
に使用する形状
特性の識別子 

削除 

EPBに基づく定型的な内容であるた
めISO規格の7.3.1のEPBに基づく
定型的な内容を削除した。 

実質的な差異はない。 

 

7.1.1.1 面材間の接合部
の熱貫流率(UTJ)を使
用する場合の面積の定
義 

 

7.3.1.1 

面積当たりの熱
貫流率(UTJ)を
使用する場合の
面積の定義 

追加 

熱橋の面積(ATJ)の説明を追加した。 実質的な差異はない。 

 

 

 

変更 

熱橋の面積及び面材の面積につい
ては,熱橋成分別評価法を参照する
こととした。 

遮熱計算するときの面積の取り
方と同一にするため。 

 

7.1.1.2 面材間の接合部
の線熱貫流率(ΨTJ)を
使用する場合の面積の
定義 

 

7.3.2.2 

長さ当たりの線
熱貫流率(ΨTJ)
を使用する場合
の面積の定義 

追加 

JISでは,lTJの位置を定義した。 

lTJの位置によってΨTJが異なるた

め。 

 

 

 

2

7

 

A

 2

1

0

5

2

0

1

8

 

 

 

 

 


56 

A 2105:2018  

 

(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

7 熱橋単一
評価法(続
き) 

7.1.1.3 様々な面積の定
義 

 

7.3.1.3 

他の組合せの面
積の定義 

削除 

ATJ及びlTJの記載を削除した。 

7.1.1.1又は7.1.1.2に記載したた
め。 

 

 

 

 

削除 

ISO規格の図9のAWを削除した。 

実質的な差異はない。 

 

 

 

 

追加 

JISでは,図9にATJを追加した。 

方立又は無目に窓フレームを組
み込む場合のATJを示すため。 

 

 

 

 

削除 

JISでは,ISO規格の図12レインス
クリーンの例を削除した。 

JISでは,レインスクリーンを評
価対象としないため。 

7.1.2 熱特性 

 

7.3.2 

熱特性 

削除 

JISでは,日本で運用されていない
EN規格を削除した。 

日本では,UTJの評価に,EN 
12412-2を運用していないため。 

7.1.2.1 一般 

 

 

 

変更 

JISの表4(入力データの情報源)の
項目を項目,記号及び情報源だけと
した。 

Ugの情報源を,規格番号だけとし

た。 

実質的な差異はない。 
 

 

 

 

 

 

追加 

JISの表4の下に,表5の下に記載
されている同内容を追加した。 

実質的な差異はない。 

 

7.1.2.3.1 一般 

 

7.3.2.2.1 

一般 

削除 

JISでは,結露に関する記載を削除
した。 

箇条1にて記載しているため。 

 

7.1.2.3.2 面材間の接合
部の熱貫流率(UTJ)の
算定 

 

7.3.2.2.2 

面積当たりの接
合部熱貫流率の
算定 

変更 

JISでは,式(1),式(2)及び式(4)のΔT
を室内と屋内との環境温度差から
温度差に変更した。 

放射と対流とを分けて計算して
いないため。 

7.1.2.3.3 面材間の接合
部の線熱貫流率(ΨTJ)
の算定 

 

7.3.2.2.3 

長さ当たりの接
合部線熱貫流率
の算定 

 

− 

 

7.4.1 

適用可能なタイ
ムステップ 

削除 

JISでは,ISO規格の7.4.1を削除し
た。 

EPBに基づく定型的な内容であ
るため。 

 

7.2.1 計算対象エレメン
トの熱貫流率の算出 

 

7.4.2.1 

シングルエレメ
ント 

追加 

JISでは,式(5)及び式(7)の分母をAcw
とし,Acwの算出式として式(6)及び
式(8)を追加した。 

Acwの算出式が定義されていない

ため。実質的な差異はない。 

 

2

7

 

A

 2

1

0

5

2

0

1

8

 

 

 

 

 


57 

A 2105:2018  

 

(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

8 熱橋成分
別評価法 

− 
− 

 

8.1 
8.2 

出力データ 
時間間隔の計算 

削除 

JISでは,ISO規格の8.1及び8.2を
削除した。 

EPBに基づく定型的な内容であ
るため。 

− 

 

8.3.1 

形状特性 

削除 

JISでは,ISO規格の表9を削除し
た。 

EPBに基づく定型的な内容であ
るため。 

8.1.1 形状特性 

 

8.3.1 

JISとほぼ同じ 

変更 
 

JISでは,図12〜図14を日本の標準
的な断面に置き換えた。 

実質的な差異はない。 

 

 

 

 

変更 

JISでは,図13のAm及びAfを数式
で示した。 

実質的な差異はない。 

8.1.1.2 グレージング及
びパネルの見付け周囲
長さ 

 

8.3.1.2 

グレージングの
合計見付け周囲
長さ 

変更 

JISでは,面材の見付け周囲長さが
内外で異なる場合には,各断面にお
いて短い方とした。 

遮熱計算するときの面積の取り
方と同一にするため。 

 

8.1.1.3 方立又は無目と
窓フレームとの接合部
の見付け境界線長さ 

 

− 

− 

追加 

JISでは,方立又は無目と窓フレー
ムとの接合部の見付け境界線長さ
の定義を追加した。 

定義されていなかったため。実質
的な差異はない。 

 

8.1.1.4 方立,無目及び
窓フレームの面積 

 

8.3.1.3 

フレーム,方立及
び無目の面積 

追加 

JISでは,窓面積の定義を追加した。 実質的な差異はない。 

 

 

 

追加 

JISでは,AW算出式にΣを追加した。 各部位の面積の積算としたため。

実質的な差異はない。 

 

 

 

 

 

削除 

JISでは,Acwを削除した。 

式(17)と重複するため。 

 

8.1.2 熱特性 
8.1.2.1 一般 

 

8.3.2 

熱特性 

削除 

JISでは,日本で運用されていない
EN規格を表5の情報源から削除し
た。 

日本では,Um,Ut及びUfの評価
に,EN 12412-2を運用していない
ため。 

 

 

 

 

 

変更 

JISの表5(入力データの情報源)の
項目を項目,記号及び情報源だけと
した。 

Ugの情報源を,規格番号だけとした。 

実質的な差異はない。 

 

 

 

 

 

追加 

JISの表5のUm,Ut及びΨの情報源
として附属書JAを追加した。 

このJISで追加した附属書JAを
引用するため。 

 

 

 

 

 

削除 

製品の比較を目的とする場合は,水
平熱流を対象に計算又は測定する
旨をJISでは削除した。 

製品の比較を目的とする場合に
限らないため。 

 

2

7

 

A

 2

1

0

5

2

0

1

8

 

 

 

 

 


58 

A 2105:2018  

 

(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

8 熱橋成分
別評価法 
(続き) 

8.1.2 熱特性 
8.1.2.1 一般 

 

8.3.2 

 

追加 

JISでは,表5に示すUg以外の入力
データを算出するときの表面熱伝
達抵抗を追加した。 

定義されていなかったため。実質
的な差異はない。 

 

8.1.2.3 方立,無目及び
窓フレームの熱貫流率 

 

8.3.2.2 

フレーム,方立及
び無目の熱貫流
率 

削除 

JISでは,ねじの熱橋部に関連する
部分を削除した。 

日本では,プレッシャープレート
方式のカーテンウォールが一般
的でないため。 

 

 

 

 

 

追加 

JISでは,Um及びUtの計算方法に附
属書JAを追加した。 

スパンドレル部がある場合,附属
書JAに従って算出するため。 

 

 

 

 

 

追加 

JISでは,ISO規格の図D.4を図15
へ移動した。 

実質的な差異はない。 

 

8.1.2.4 線熱貫流率 

 

8.3.2.2 

 

変更 

JISでは,線熱貫流率の内容を新し
い細分箇条に分けた。 

実質的な差異はない。 

 

 

 

 

 

変更 

JISでは,線熱貫流率は計算によっ
て算出することとし,附属書Aの仕
様に合致する場合は附属書Aの表に
示す値を使用してよいこととした。 

実質的な差異はない。 
 

 

 

 

 

 

追加 

JISでは,スパンドレル部パネルの
線熱貫流率の算出は附属書JAに従
うこととした。 

ISO規格ではスパンドレル部パネ
ルの線熱貫流率の計算方法がな
いため。 

 

 

 

 

 

変更 

JISでは,式(14)及び式(15)のAをb
に置き換えた。 

単位を合わせるため。 

 

 

 

 

 

変更 

JISでは,図16のAをbに置き換え
た。 

式(14)及び式(15)に合わせるため。 

 

− 

 

8.4.1 

適用可能なタイ
ムステップ 

削除 

JISでは,ISO規格の8.4.1を削除し
た。 

EPBに基づく定型的な内容であ
るため。 

9 報告書 

9.1 報告書の内容 

 

9.1 

報告書の内容 

追加 

JISでは,熱橋単一評価法又は熱橋
成分別評価法のいずれを使用した
か記載することとした。 

実質的な差異はない。 

 

9.2.1 断面図 

 

9.2.1 

断面図 

削除 

JISでは,プラスチック製フレーム
に関する項目を削除した。 

技術的な知見が不足しているた
め。 

 

2

7

 

A

 2

1

0

5

2

0

1

8

 

 

 

 

 


59 

A 2105:2018  

 

(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

9 報告書
(続き) 

9.4 結果の表示 

 

9.4 

結果の表示 

追加 

JISでは,四捨五入によって有効数
字2桁に丸めることとした。 

数字の丸め方が定義されていな
かったため。 

− 

− 

 

附属書A 
(規定) 

選択するデータ
シートの入力及
び方法−テンプ
レート 

削除 

JISでは,ISO規格の附属書Aを削
除した。 

EPBに基づく定型的な内容であ
るため。 

− 

− 

 

附属書B 
(規定) 

選択するデータ
シートの入力及
び方法−既定の
選択 

削除 

JISでは,ISO規格の附属書Bを削
除した。 

EPBに基づく定型的な内容であ
るため。 

− 

− 

 

附属書C 
(規定) 

ISO全体に関連
する指針に従っ
た地域的な参照
規格 

削除 

JISでは,ISO規格の附属書Cを削
除した。 

日本では,ISO規格に対応する
JISがある場合は,JISを運用す
る。したがって,併用規格とはな
らないため削除した。 

附属書A 
(規定) 

接合部の線熱貫流率 

 

附属書D 
(規定) 

接合部の線熱貫
流率 

削除 

JISでは,ISO規格の表D.1及び表D.2
のアルミニウム木複合フレームの
方立又は無目,並びにISO規格の表
D.3及び表D.4の木製又はPVCの窓
フレームに関する記載を削除した。 

技術的な知見が不足しているた
め。 

 

 

 

 

 

追加 

JISでは,表A.1に熱遮断のない金
属製の方立又は無目に関する記載
を追加した。 

日本ではフレームの材質として
主流のため。 

 

 

 

 

 

追加 

JISでは,表A.1〜表A.4に注a),b)
を追加した。 

実質的な差異はない。 

 

 

 

 

 

変更 

JISでは,表A.5のスパンドレル部
の線熱貫流率Ψm,ps及びΨt,psの値を
方立及び無目のタイプとスパンド
レル部に使用するガラス種によっ
て選択する一覧表に変更した。 

日本と欧州のカーテンウォール
では納まりが異なるため,日本の
標準的なスパンドレル部の納ま
りに対応した一覧表とした。 
 

 
 

2

7

 

A

 2

1

0

5

2

0

1

8

 

 

 

 

 


60 

A 2105:2018  

 

(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

附属書A 
(規定) 
(続き) 

接合部の線熱貫流率 

 

附属書D 
(規定) 

接合部の線熱貫
流率 

変更 

JISでは,ISO規格の図D.1を削除
し断熱スペーサの定義は,JIS A 
2102-1の附属書Eを参照する記載に
変更した。 

断熱スペーサの定義は,JIS A 
2102-1の附属書E(フレーム及び
グレージングの接合部の線熱貫
流率)に示されているため。 

 

 

 

 

 

変更 

JISでは,ISO規格の図D.2及び図
D.3を日本の標準的なカーテンウォ
ールの断面に置き換え,図A.1〜図
A.4に示した。 

日本と欧州のカーテンウォール
では納まりが異なるため。 

 

 

 

 

 

変更 

JISでは,表A.6を日本の標準的なカ
ーテンウォールの断面に置き換えた。 

日本と欧州のカーテンウォール
では納まりが異なるため。 

 

 

 

 

 

削除 

JISでは,ISO規格の表D.7を削除
した。 

技術的な知見が不足しているた
め。 

附属書B 
(参考) 

換気のある空気層及び
換気のない空気層 

 

附属書F 
(規定) 

換気のある空気
層及び換気のな
い空気層 

変更 

JISでは,この附属書を参考とした。 日本のダブルスキンカーテンウ

ォールに対し,適用範囲が小さい
ため。 

 

 

追加 

B.1にこの附属書が対象とする範囲
を定義した。 

実質的な差異はない。 

 

 

 

 

 

追加 

B.2に換気のない空気層,十分に換
気のある空気層及び僅かに換気の
ある空気層の外部換気口の大きさ
の定義を追加した。 

実質的な差異はない。 

 

 

 

 

 

追加 

B.3に室内側及び屋外側の表面熱伝
達抵抗,及び空気層の熱抵抗を追記
した。 

実質的な差異はない。 

− 

− 

 

附属書E 
(規定) 

2次元数値計算
及びISO 10077-2
の手順によるネ
ジの熱橋部の計
算法 

削除 

JISでは,ISO規格の附属書Eを削
除した。 

日本では,ねじを使用するプレッ
シャープレート方式のカーテン
ウォールが一般的でないため,ね
じの熱橋部に関連する部分を削
除した。 

 

2

7

 

A

 2

1

0

5

2

0

1

8

 

 

 

 

 


61 

A 2105:2018  

 

(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

附属書JA 
(規定) 

スパンドレル部がある
場合の熱貫流率の計算
方法 

 

− 

− 

追加 

JISでは,スパンドレル部の方立及
び無目の熱貫流率(Um及びUt),及
びスパンドレル部がある場合の線
熱貫流率(Ψm,ps,Ψt,ps,Ψt,g,Ψm,g,

Ψt,pv及びΨm,pv)の計算方法を定義し

た。 

日本と欧州のスパンドレル部パ
ネルでは納まりが異なるため。 

附属書JB 
(参考) 

熱橋単一評価法の計算
例 

 

− 

− 

追加 

JISでは,ISO/TR 52022-2の附属書
Dから引用した。 

熱橋単一評価法の計算例を示す
ため。 

附属書JC 
(参考) 

熱橋成分別評価法の計
算例 

 

− 

− 

追加 

JISでは,日本の標準的なカーテン
ウォールのフレームにおける計算
例を示した。 

熱橋成分別評価法の計算例を示
すため。 

 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 12631:2017,MOD 

注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

− 削除  国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
− 追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
− 変更  国際規格の規定内容を変更している。 

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

− MOD  国際規格を修正している。 

 

 

2

7

 

A

 2

1

0

5

2

0

1

8