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日本工業規格

JIS

 A

1524

-1996

ドアセットの鉛直載荷試験方法

Doorsets

−Vertical load test

1.

適用範囲  この規格は,JIS A 1513 に規定する試験項目の面内,面外変形試験のうち,スイングドア

セットの鉛直載荷試験方法について規定する。

備考1.  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS A 1513

  建具の性能試験方法通則

2.

この規格の対応国際規格を,次に示す。

ISO 8275 : 1985

  Doorsets−Vertical load test

2.

用語の定義  この規格に用いる主な用語の定義は,次のとおりとする。

(1)

スイングドアセット  戸,枠,丁番,錠前などによって建物の部材として構成されるもののうち,主

に枠の面外に戸が移動する開閉形式のもの。

(2)

面内残留変位  荷重を取り去った後も残っている原位置からの鉛直方向の面内移動量。

(3)

残留変形  荷重を取り去った後も残っている変形

3.

試験装置  試験装置は,主として(1)(4)の機器,装置によって構成されるもので,図 に例示する。


2

A 1524-1996

図 1  試験装置(例図)

(1)

試験体取付装置  試験体取付装置は,試験体を通常の使用に準じた状態に取り付けられるものとし,

試験中に生じるあらゆる変形が試験の結果に影響を与えないように,十分に剛性のあるものとする。

(2)

載荷装置  載荷装置は,載荷点に集中荷重を鉛直に与えることができるものとする。

(3)

戸の保持ジグ  戸の保持ジグは,載荷したとき,鉛直方向の変位に制約を与えずに開き角度を保持で

きるものとする。

(4)

変位測定装置  変位測定装置は,変位測定点における戸の鉛直方向の変位を測定できるものとする。

4.

試験体及び試験体取付枠

4.1

試験体  試験体は,使用状態に組み立てられた完成品とする。

4.2

試験体取付枠  試験体を,試験体取付装置に取り付けにくい場合には,試験体取付枠を用いてもよ

い。この場合の試験体取付枠は,試験の目的に適した十分に剛性のあるものでなければならない。

4.3

試験体用ガラス  試験体にガラスを用いる場合は,実際に使用が予定されているガラスとする。

なお,ガラス厚さが特定されていない場合は,仕様に定められたもののうち,最小厚さのガラスとする。

5.

試験

5.1

試験体の取付け  試験体は,水平・垂直を正しく,かつ,ねじれや曲がりのないように試験体取付

装置に取り付ける。

5.2

試験環境  試験の環境は,JIS A 1513 の 3.3(試験環境)に規定する標準状態で,かつ,風の影響を

受けない環境で行う。ただし,受渡当事者間で協定のある場合は,それによる。


3

A 1524-1996

5.3

試験手順  試験は,図 に示す試験手順に従って行う(図 参照)。

(1)

開閉確認  戸が正常に作動することを確認する。

(2)

戸の保持  戸を約 45゜又は 90゜の角度に開き,鉛直方向の戸の動きを制約しないように戸先の上端を

保持する。

(3)

載荷装置の取付け  載荷装置を,戸先の上端のたて辺から 50mm の位置(載荷点)に,鉛直方向に載

荷されるように取り付ける。

(4)

変位測定装置の取付け  変位測定装置を,戸先の下端のたて辺から 50mm の位置(変位測定点)に,

戸の鉛直方向の動きが測定できるように取り付ける。

(5)

予備荷重の載荷  規定された荷重(

1

)

5

1

の予備荷重を 1 分以上載荷する。

(6)

変位測定装置の零点調整  予備荷重を取り除いた後,3 分経過後に変位測定装置の零点調整を行う。

(7)

載荷及び測定  規定された荷重(

1

)

を静かに載荷し,15 分経過後に面内変位を 0.1mm の単位で測定す

る。

(8)

面内残留変位の測定  載荷荷重を取り除いた後,3 分経過後に面内残留変位を 0.1mm の単位で測定す

る。

(9)

開閉確認  載荷装置,変位測定装置及び戸の保持ジグを取り除いた後,戸を開閉し,異常の有無を調

べる。

(10)

残留変形・損傷の確認  残留変形・損傷の有無を調べる。

(

1

)

荷重は製品規格による。

図 2  試験手順


4

A 1524-1996

図 3  載荷点及び変位測定点

6.

試験結果の記録  試験結果は,次の事項について記録する。

(1)

戸の開き角度  試験に用いた開き角度。

(2)

載荷荷重  試験に用いた荷重。

(3)

面内変位  載荷 15 分後の面内変位。

(4)

面内残留変位  除荷 3 分後の面内残留変位。

(5)

開閉支障の有無及び程度  試験体の開閉支障の有無及び程度。

(6)

残留変形・損傷  試験によって生じた試験体の残留変形・損傷の位置及び程度。

7.

報告書の記載事項  試験結果の報告書には,次の事項を記載する。

(1)

試験体の名称,形式,試験体に使用したガラス,試験体図及び必要な寸法

(2)

試験結果

(3)

試験機関名,担当者名及び日付

(4)

その他必要と認められる事項


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A 1524-1996

原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

坂  田  種  男

坂田研究室

富  田  育  男

通商産業省生活産業局

稗  田  祐  史

建設省住宅局

瀬  川  昌  弥

建設大臣官房官庁営繕部

高  木  譲  一

工業技術院標準部

天  野      徹

工業技術院標準部

勝  野  奉  幸

財団法人建材試験センター

奥      利  江

主婦連合会

中  村  和  夫

社団法人日本建築士事務所協会連合会(株式会社中村設計)

中  島  禎  男

株式会社フジタ

佐  川  英  明

株式会社ミサワホーム

佐  藤  太  郎

全国陶器瓦工業組合連合会

中  村  正  實

全国建具組合連合会(株式会社双葉商会)

滝  川      信

板硝子協会

古  谷  誠  吉

社団法人日本サッシ協会

広  岡  三五夫

三協アルミニウム工業株式会社

高  橋  利  博 YKK アーキテクチュラルプロダクツ株式会社

山  本  良  平

近畿工業株式会社

堀  角  秀  哉

トステム株式会社

(事務局)

市  川      淳

社団法人日本サッシ協会

小  沢  祥  浩

社団法人日本サッシ協会