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A 1509-5

:2014

(1)

目  次

ページ

序文

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義

1

4

  試験・測定の原理

2

5

  装置及び器具

2

6

  試料

3

6.1

  試料の調整

3

6.2

  試料の数

3

7

  装置の調整

3

8

  手順

3

9

  結果の表示

3

10

  試験記録

4

附属書 JA(参考)JIS と対応国際規格との対比表

5

附属書 JB(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表

7


A 1509-5

:2014

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,全国タイル工業組

合(JCTMA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査

会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS A 1509-5:2008 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS A 1509

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS A 1509-1

  第 1 部:抜取検査

JIS A 1509-2

  第 2 部:寸法・形状の測定方法

JIS A 1509-3

  第 3 部:吸水率,見掛け気孔率及びかさ密度の測定方法

JIS A 1509-4

  第 4 部:曲げ破壊荷重及び曲げ強度の測定方法

JIS A 1509-5

  第 5 部:床タイルの耐素地摩耗性試験方法

JIS A 1509-6

  第 6 部:床タイルの耐表面摩耗性試験方法

JIS A 1509-7

  第 7 部:耐熱衝撃性試験方法

JIS A 1509-8

  第 8 部:施ゆうタイルの耐貫入性試験方法

JIS A 1509-9

  第 9 部:耐凍害性試験方法

JIS A 1509-10

  第 10 部:耐薬品性試験方法

JIS A 1509-11

  第 11 部:施ゆうタイルから溶出する鉛及びカドミウムの定量方法

JIS A 1509-12

  第 12 部:耐滑り性試験方法

JIS A 1509-13

  第 13 部:ユニットタイルの品質試験方法


日本工業規格

JIS

 A

1509-5

:2014

セラミックタイル試験方法−

第 5 部:床タイルの耐素地摩耗性試験方法

Test methods for ceramic tiles-

Part 5: Determination of resistance to body abrasion for floor tiles

序文

この規格は,2010 年に第 2 版として発行された ISO 10545-6 を基とし,国内の実状を反映させるため,

技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一

覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。また,技術上重要な改正に関する旧 JIS との対比を附属書

JB

に示す。

1

適用範囲

この規格は,セラミックタイル(以下,タイルという。

)のうち,屋外床及び屋内床に使用するタイルの

耐素地摩耗性試験方法について規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 10545-6:2010

,Ceramic tiles−Part 6: Determination of resistance to deep abrasion for unglazed

tiles

(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS A 1509-1

  セラミックタイル試験方法−第 1 部:抜取検査

JIS A 5209

  セラミックタイル

JIS G 3106

  溶接構造用圧延鋼材

注記  対応国際規格:ISO 630:1995,Structural steels−Plates, wide flats, bars, sections and profiles

(MOD)

JIS R 6111

  人造研削材

3

用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 5209 による。


2

A 1509-5

:2014

4

試験・測定の原理

研削材料を使用して,回転ディスクで削り取った部分のタイルの体積を測定し,タイルの耐摩耗性を評

価する。

5

装置及び器具

5.1

摩耗装置  回転ディスク,研削材料の供給装置をもつ貯蔵ホッパー,試料支持具及び釣合いおもり

からなり,回転ディスクの回転速度が 75 rpm のもの(

図 参照)。

a)

回転ディスク  JIS G 3106 に規定する鋼材 SM490A を使用した直径(

0.2

1.2

200


mm

で,エッジの厚さ

(10

±

0.1) mm

のもの。

b

)

研削材料  JIS R 6111 に規定する白色アルミナ研削材の

F80

なお,研削材料は,未使用のものを用いる。

c

)

標準板  回転ディスクの圧力の校正に用いる標準板で,次のもの。

1

)

第一標準板  透明溶融石英ガラス板

2

)

第二標準板  フロート板ガラス

5.2

寸法測定器具  最小目盛

0.5 mm

の直尺又は同等の他の適切な測定器具。

図 1−摩耗装置の概略図


3

A 1509-5

:2014

6

試料

6.1

試料の調整

タイルは,摩耗装置に設置ができる大きさに調整する。タイルが小さい場合,複数のタイルを隙間のな

いように設置し,合板などに接着剤で張り付ける。このとき,タイルの面状に方向性がある場合は,同じ

方向に合わせる。

なお,試料の大きさは,試験によって削り取るのに十分な大きさとする。

6.2

試料の数

試料数は,JIS A 1509-1 に規定する数とする。

7

装置の調整

第一標準板を用いて箇条 8 a

)

の操作を行ったとき,第一標準板の削り取られた溝の弦の長さが

(24

±

0.5)

mm

になるように,釣合いおもりによって回転ディスクの圧力を調整する。

なお,調整は,一方向についてだけ行う。また,第二標準板を用いる場合,削り取られた溝の弦の長さ

については,事前に第一標準板との相関を確認する。

8

手順

手順は,次による。

a

)

回転ディスクに対し垂直に接するように,試料を摩耗装置に設置する。次に,研削材料を毎分

(75

±

8)

g

の割合で摩耗ゾーンに均等に供給しながら回転ディスクを

150

回転させた後,試料を取り出す。

b

)

試験は,試料の縦及び横の二方向

1)

について行い,削り取られた二つの溝の弦の長さ(L

1

及び L

2

)を

0.5 mm

の単位まで測定する。このとき,測定値が目盛と目盛との間にあるときは,大きい方の目盛の

値を読み取る。

なお,表面に凹凸のある試料の場合は,溝の端部が直線状になりにくいため,溝の最長部と最短部

との長さの平均値を

0.5 mm

の単位に丸めた値

2)

を溝の弦の長さとする。

1)

試験は,二つの溝が交わらないように位置を調整して行う。

2)

切り上げて丸める。

9

結果の表示

二つの溝の弦の長さ(L

1

及び L

2

)のそれぞれに対する摩耗体積(V

1

及び V

2

)を

表 から読み取り,その

平均値を求め,四捨五入して整数に丸める。

なお,表にない弦の長さの場合は次の式によって摩耗体積(V)を算出する。

図 に弦の定義を示す。

8

sin

180

2

d

h

V

×

×

=

α

πα

なお,

α

は,次の式によって求める。

(

)

d

L

=

α

5

.

0

sin

ここに,

α

弦に対する回転ディスクの中心角

h

回転ディスクの厚さ(

mm

d

回転ディスクの直径(

mm

L

溝の弦の長さ(

mm


4

A 1509-5

:2014

図 2−弦の定義

表 1L換算表

L

mm

V

mm

3

L

mm

V

mm

3

L

mm

V

mm

3

L

mm

V

mm

3

L

mm

V

mm

3

20.0

20.5

21.0

21.5

22.0

22.5

23.0

23.5

24.0

24.5

25.0

25.5

26.0

26.5

27.0

27.5

28.0

28.5

29.0

29.5

67

72

77

83

89

95

102

109

116

123

131

139

147

156

165

174

184

194

205

215

30.0

30.5

31.0

31.5

32.0

32.5

33.0

33.5

34.0

34.5

35.0

35.5

36.0

36.5

37.0

37.5

38.0

38.5

39.0

39.5

227

238

250

262

275

288

302

316

330

345

361

376

393

409

427

444

462

481

500

520

40.0

40.5

41.0

41.5

42.0

42.5

43.0

43.5

44.0

44.5

45.0

45.5

46.0

46.5

47.0

47.5

48.0

48.5

49.0

49.5

540

561

582

603

626

649

672

696

720

746

771

798

824

852

880

909

938

968

999

1 030

50.0

50.5

51.0

51.5

52.0

52.5

53.0

53.5

54.0

54.5

55.0

55.5

56.0

56.5

57.0

57.5

58.0

58.5

59.0

59.5

1 062

1 094

1 128

1 162

1 196

1 232

1 268

1 305

1 342

1 380

1 419

1 459

1 499

1 541

1 583

1 625

1 689

1 713

1 758

1 804

60.0

60.5

61.0

61.5

62.0

62.5

63.0

63.5

64.0

64.5

65.0

65.5

66.0

66.5

67.0

67.5

68.0

68.5

69.0

69.5

1 851

1 899

1 947

1 996

2 046

2 096

2 149

2 202

2 256

2 310

2 365

2 422

2 479

2 537

2 596

2 656

2 717

2 779

2 842

2 906

10

試験記録

試験記録には,次の事項のうち,必要な事項を記載する。

a

)

試験材料の概要(種類,形状・寸法,品名など)

b

)

試料の数

c

)

各試料の摩耗体積

d

)

その他必要な事項


5

A 1509-5

:2014

附属書 JA

参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS A 1509-5:2014

  セラミックタイル試験方法−第 5 部:床タイルの耐素地摩耗

性試験方法 

ISO 10545-6:2010

  Ceramic tiles−Part 6: Determination of resistance to deep abrasion

for unglazed tiles 

(I)JIS の規定

(II) 
国際

規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごとの評価
及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

箇条番号

及び題名

内容

箇条

番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

1

適用範囲

床タイルの耐素地耐摩耗

性試験について規定

 1

JIS

とほぼ同じ

変更

施ゆう,無ゆうの区別なく,全ての床タイル

を適用とした。

施ゆうも無ゆうも同じ評価方法

で評価すべきであるとしたため。

2

引用規格

3

用語及び

定義

追加

ISO

規格には用語の定義がないが,本文中に

出てくる用語は関連規格である JIS A 5209

(セラミックタイル)によることとした。

実質的な差異はない。

4

試験・測

定の原理

試験・測定の原理につい

て規定

 3

JIS

に同じ

一致

5

装置及び

器具

5.1 a)

回転ディスクにつ

いて規定

 4

4.1

JIS

とほぼ同じ

変更

引用規格を対応する JIS に変更した。 
鋼材の摩耗に対する許容差の単位を変更し,

摩耗量を許容差に加えた。

JIS G 3106

に 規 定 す る 鋼 材

SM490A

を採用した。

実情に合わせた。

 5.1

b)

研磨材料について

規定

 4.3

JIS

とほぼ同じ

変更

引用規格を対応する JIS に変更した。

 5.2

寸法測定器具につい

て規定

 4.2

JIS

とほぼ同じ

変更

寸法測定器具の最小目盛を 0.5 mm とした。

ISO

規格では 0.1 mm と規定している。

最小目盛 0.1 mm の測定器具で,
削り取られた円弧状の弦の長さ

を適切に測定できる器具はない。

6

試料 6.2

試料の数について規

 5

JIS

とほぼ同じ

一致

7

装置の調

第一標準板以外の標準板
使用時の処理について規

追加

第一標準板以外の標準板を用いるときは,第
一標準板との相関を確認しておく旨を追加。

ISO

規格には,規定がないため追

加した。

5

A

 1

509

-5


20
14


6

A 1509-5

:2014

(I)JIS の規定

(II) 
国際

規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごとの評価
及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

箇条番号

及び題名

内容

箇条

番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

8

手順

試料の摩耗方法について

規定

 6

JIS

とほぼ同じ

変更

研削材料の供給量(g)を,毎分当たりに変

更した。

管理しやすいため。

摩耗の方向について規定

JIS

とほぼ同じ

変更

二つの溝が交わらないようにすることを明
記した。

誤って解釈されるおそれがある
ため。

測定値の読取方法につい

て規定

追加

測定値が目盛の間にあるとき,JIS では大き

い方の目盛を読み取ることとした。

判断に迷う場合は,より厳しい測

定となるようにした。

表面に凹凸のある試料の

場合について規定

JIS

とほぼ同じ

変更

溝の最長部と最短部との長さの平均値で評

価することを明記した。

ISO

規格には規定がないため,追

加した。

9

結果の表

摩耗体積の表記方法につ
いて規定

 7

8

JIS

とほぼ同じ

変更

換算表から読み取るだけに変更した。

換算表から求めることによって,
試験の簡便化を図った。

数値の丸め方について規

追加

数値の丸め方を追加した。

ユーザが分かりやすくするため

表示桁数を統一した。

10

試 験 記

試験記録について規定

8  JIS

とほぼ同じ

変更

規定項目のうち,必要な項目を選択できるよ

うにした。

規定項目以外にも製造業者ごと

に規定しているため。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 10545-6:2010,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

−  一致  技術的差異がない。

−  追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

−  変更  国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

−  MOD  国際規格を修正している。

6

A

 1

509

-5


20
14


7

A 1509-5

:2014

附属書 JB

参考)

技術上重要な改正に関する新旧対照表

現行規格(JIS A 1509-5:2014)

旧規格(JIS A 1509-5:2008)

改正理由

箇条番号

及び題名

内容

箇条番号

及び題名

内容

1

適 用 範

この規格は,セラミックタイル(以下,タイルという。

のうち,屋外床及び屋内床に使用するタイルの耐素地摩

耗性試験方法について規定する。

1.

適用 範

この規格は,屋外床及び屋内床に使用する陶磁器質無
ゆうタイル(以下,タイルという。)の耐摩耗性試験

方法について規定する。

試験を施ゆうと無ゆうと
で区分せず,全ての床タ

イルに適用することで,

同一の評価方法で比較が
できるようにした。

6.1

試 料

の調整

タイルは,摩耗装置に設置ができる大きさに調整する。

タイルが小さい場合,複数のタイルを隙間のないように

設置し,合板などに接着剤で張り付ける。このとき,タ
イルの面状に方向性がある場合は,同じ方向に合わせる。

なお,試料の大きさは,試験によって削り取るのに十分

な大きさとする。

5.1

試 料

の調整

タイルの短辺が 45∼150 mm,長辺が 90∼150 mm とな

るように調整する。ただし,この寸法に満たない場合,

複数のタイルを裏あしの方向が同じになるように設
置し,合板などに継ぎ目のないように接着剤で張り付

ける。

試験結果に影響がないた

め,試験に適したサイズ

に切断すればよいことと
した。

10

試 験

記録

試験記録には,次の事項のうち,必要な事項を記載する。
(詳細省略)

9.

試験 報

試験報告書には,次の事項を記載する。 
(詳細省略)

検査記録として必要な項
目を選択できる自由度を

もたせた。

7

A

 1

509

-5


20
14