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A 1509-12

:2014

1 

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

1

3

  用語及び定義  

1

4

  試験・測定の原理  

1

5

  装置及び器具  

1

6

  試料 

3

6.1

  試料の調整  

3

6.2

  試料の数  

4

7

  手順 

4

7.1

  滑り片の調整  

4

7.2

  測定操作  

4

8

  結果の表示  

5

9

  試験記録  

5

附属書 A(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表  

6


A 1509-12

:2014

2 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,全国タイル工業組

合(JCTMA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査

会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS A 1509-12:2008 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS A 1509

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS

A

1509-1

  第 1 部:抜取検査

JIS

A

1509-2

  第 2 部:寸法・形状の測定方法

JIS

A

1509-3

  第 3 部:吸水率,見掛け気孔率及びかさ密度の測定方法

JIS

A

1509-4

  第 4 部:曲げ破壊荷重及び曲げ強度の測定方法

JIS

A

1509-5

  第 5 部:床タイルの耐素地摩耗性試験方法

JIS

A

1509-6

  第 6 部:床タイルの耐表面摩耗性試験方法

JIS

A

1509-7

  第 7 部:耐熱衝撃性試験方法

JIS

A

1509-8

  第 8 部:施ゆうタイルの耐貫入性試験方法

JIS

A

1509-9

  第 9 部:耐凍害性試験方法

JIS

A

1509-10

  第 10 部:耐薬品性試験方法

JIS

A

1509-11

  第 11 部:施ゆうタイルから溶出する鉛及びカドミウムの定量方法

JIS

A

1509-12

  第 12 部:耐滑り性試験方法

JIS

A

1509-13

  第 13 部:ユニットタイルの品質試験方法


日本工業規格

JIS

 A

1509-12

:2014

セラミックタイル試験方法−

第 12 部:耐滑り性試験方法

Test methods for ceramic tiles-Part 12: Determination of slip resistance

序文 

この規格は,2008 年に制定され,今日に至っている。その後の国内の実状に対応するために改正した。

また,技術上重要な改正に関する旧 JIS との対比を

附属書 に示す。

なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

適用範囲 

この規格は,水ぬれする床に用いるセラミックタイル(以下,タイルという。

)の,人が動作するときの

耐滑り性試験方法について規定する。

なお,履物で歩行する場所に使用するタイルには C.S.R,素足で歩行する場所に使用するタイルには

C.S.R

・B を適用する。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。

は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS A 1454:2010

  高分子系張り床材試験方法

JIS A 1509-1

  セラミックタイル試験方法−第 1 部:抜取検査

JIS A 5209

  セラミックタイル

JIS K 6253-1

  加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−硬さの求め方−第 1 部:通則

JIS R 6252

  研磨紙

JIS Z 8901

  試験用粉体及び試験用粒子

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 5209 による。

試験・測定の原理 

タイルの表面上で滑り片を滑らせたときの抵抗を測定して,タイルの耐滑り性を評価する。

装置及び器具 

5.1

滑り試験機  滑り試験機を図 に示す。


2

A 1509-12

:2014

単位  mm

図 1−滑り試験機 

5.2

滑り片及び試料の表面状態

C.S.R

又は C.S.R・B を求める場合に使用する滑り片と試料の表面状態との組合せは,滑り片を

表 1,試

料の表面状態を

表 からそれぞれ選択する。

注記  表 の滑り片 a)及び表 の試料の表面状態 b)は,JIS A 1454:2010 に規定されている。

(鋼製)

滑り片と 

試料との接触面 


3

A 1509-12

:2014

表 1−滑り片 

滑り抵抗係数

滑り片

C.S.R

a)

ゴムシート:

硬さ  A72∼80

a)

厚さ  3∼6 mm

b) EVAC

独立気泡発泡体シート:

硬さ  A45∼55

a)

厚さ  8∼11 mm 
密度  0.30∼0.40 g/cm

3

c)

その他 
受渡当事者間の協定による(実際に使用される靴底など)

C.S.R

・B

d)

ゴム製ノンスリップシート:

硬さ  A70∼80

 a)

突起部分の形状  φ7 mm 
厚さ  平たん(坦)部分  4.5 mm

突起部分  6∼7 mm

突起配列パターン(右図参照)

単位  mm

a)

  JIS K 6253-1

に規定するタイプ A デュロメータによる。

表 2−試料の表面状態 

滑り抵抗係数

表面状態(介在物及び散布量)

C.S.R

a)  JIS Z 8901

に規定する試験用粉体 1 の 1 種,7 種と水道水とを,9:1:2 000 の質量

比で混合した懸濁液を約 400 g/m

2

散布する。

b)  JIS Z 8901

に規定する試験用粉体 1 の 1 種,7 種と水道水とを,9:1:20 の質量比

で混合した懸濁液を約 400 g/m

2

散布する。

c)  JIS Z 8901

に規定する試験用粉体 1 の 7 種と水道水とを 1:4 の質量比で混合した

懸濁液を約 400 g/m

2

散布する。

d)

その他

受渡当事者間の協定による。

C.S.R

・B

e)  JIS Z 8901

に規定する試験用粉体 1 の 4 種と水道水とを 1:300 の質量比で混合し

た懸濁液を約 100 g/m

2

散布する。

f)

その他

受渡当事者間の協定による。

試料 

6.1 

試料の調整 

試料の大きさは,長さ 135 mm 以上,幅 90 mm 以上とする。

なお,タイルの大きさが,試験機の測定台に載らない場合は,切断して試料とする。また,タイルが所

定の大きさに満たない場合,複数のタイルを製造業者があらかじめ定めた目地幅をとって合板などに並べ

て張り付け,目地材

1)

を詰めたものを試料とする。


4

A 1509-12

:2014

1)

既製調合目地材でも,モルタル目地でもよい。

6.2 

試料の数 

試料数は,JIS A 1509-1 に規定する数とする。

手順 

7.1 

滑り片の調整 

新しい滑り片を使うとき及び最初の測定を行うときには,合板などに張り付けた JIS R 6252 に規定する

P60

程度の研磨紙で滑り片の面を,均一な力で,偏りがないよう数方向に削る。

7.2 

測定操作 

引張荷重の測定及び滑り抵抗係数の算出は,次による。

a)

試験は,室温(23±5)  ℃で行う。試料は,滑り片がはみ出さない位置に水平に設置する。

なお,タイルの形状及び面状に方向性がある場合は,実際の使用場面を考慮した方向になるように

設置する。

b)

試料表面に介在物を散布する。

c)

滑り片台座の底面に滑り片を取り付け,鉛直荷重を滑り片に載荷

2)

し,滑り片を試料表面に接触させ

た瞬間に 785 N/s の引張荷重速度で,18°の角度で斜め上方へ引っ張ったときに得られる最大引張荷

重(P

max

3)

を測定する。

なお,C.S.R・B を求める場合は,最大引張荷重(P

max

3)

と極小引張荷重(P

min

4)

とを測定する(

2

参照)

2)

鉛直荷重は,滑り片台座を含め 785 N とする。

3)

滑り片が動き出すときの引張荷重の最大値。

4)

滑り片が動き出した後の引張荷重の極小値。

C.S.R

を求める場合 C.S.Rを求める場合 

図 2−引張荷重と時間との関係,P

max

及び P

min

の測定値の例 

d) C.S.R

は式(1),C.S.R・B は式(2)を用いて求める。

W

P

max

C.S.R

=

   (1)

ここに, C.S.R:

滑り抵抗係数

P

max

最大引張荷重(N)

W

鉛直荷重(N)


5

A 1509-12

:2014

W

P

W

P

min

max

B

C.S.R

+

=

  (2)

ここに, C.S.R・B:

滑り抵抗係数

P

max

最大引張荷重(N)

P

min

極小引張荷重(N)

W

鉛直荷重(N)

e)

測定は,連続した 3 回の滑り抵抗係数の差が 0.05 以下になるまで行い,この 3 回の平均値をその試料

の滑り抵抗係数とする。

なお,測定の都度,滑り片及び試料に付着した介在物を除去し,再度同じように介在物を試料表面

に散布して測定を行う。

結果の表示 

C.S.R

及び C.S.R・B は四捨五入して小数第 2 位まで表示する。

試験記録 

試験記録には,次の事項のうち,必要な事項を記載する。

a)

試験材料の概要(種類,形状・寸法,品名など)

b)

試料の調整方法

c)

試料の数

d)

測定方法

5)

e)

滑り片の種類,試料の表面状態

f)

各試料の滑り抵抗係数(C.S.R 又は C.S.R・B)

g)

測定時の室温

h)

その他必要な事項

5)

タイルの形状及び面状に方向性がある場合。


6

A 1509-12

:2014

附属書 A

(参考)

技術上重要な改正に関する新旧対照表

現行規格(JIS A 1509-12:2014)

旧規格(JIS A 1509-12:2008)

改正理由

箇条番号

及び題名

内容

箇条番号

及び題名

内容

5.2

滑 り

片 及 び 試

料 の 表 面

状態

C.S.R

又は C.S.R・B を求める場合に使用する滑り片と試料の表面状態と

の組合せは,滑り片を

表 1,試料の表面状態を表 からそれぞれ選択す

る。 
注記  表 の滑り片 a)及び表 の試料の表面状態 b)は,JIS A 1454:2010

に規定されている。

表 1−滑り片

滑り抵抗係数

滑り片

C.S.R

a)

  ゴムシート:

硬さ  A72∼80

a)

厚さ  3∼6 mm

b)

  EVAC 独立気泡発泡体シート:

硬さ  A45∼55

a)

厚さ  8∼11 mm

密度  0.30∼0.40 g/cm

3

c)

  その他

受渡当事者間の協定による(実際に使用される
靴底など)

4.2 a)

C.S.R

値測

定の場合

C.S.R

値測定の場合の滑り片は,次による(

図 2

参照)

EVAC

独立気泡発泡体シート:

硬さ  A45∼55(

1

)

厚さ  8∼11 mm

密度  0.30∼0.40 g/cm

3

注(

1

)  JIS K 6253

に規定するタイプ A デュロメ

ータによる。

上記以外の滑り片(JIS A 1454 に規定する滑り

片など)の使用は,受渡当事者間の協定による。

JIS A 1454

に整

合を図るため滑

り片を追加した。

6

A

 1509

-12


2014


7

A 1509-12

:2014

現行規格(JIS A 1509-12:2014)

旧規格(JIS A 1509-12:2008)

改正理由

箇条番号 
及び題名

内容

箇条番号 
及び題名

内容

5.2

(続き)

表 1−滑り片(続き)

滑り抵抗係数

滑り片

C.S.R

・B

d)

ゴム製ノンスリップシー

ト:

硬さ  A70∼80

a)

突起部分の形状  φ7 mm

厚さ  平たん(坦)部分

4.5 mm

突起部分  6∼7 mm

突起配列パターン(右図参

照)

単位  mm

a)

  JIS K 6253-1

に規定するタイプ A デュロメータによる。

表 2−試料の表面状態

滑り抵抗係数

表面状態(介在物及び散布量)

C.S.R

a)  JIS Z 8901

に規定する試験用粉体 1 の 1 種,7 種と

水道水とを,9:1:2 000 の質量比で混合した懸濁

液を約 400 g/m

2

散布する。

b)  JIS Z 8901

に規定する試験用粉体 1 の 1 種,7 種と

水道水とを,9:1:20 の質量比で混合した懸濁液
を約 400 g/m

2

散布する。

c)  JIS Z 8901

に規定する試験用粉体 1 の 7 種と水道

水とを 1:4 の質量比で混合した懸濁液を約 400

g/m

2

散布する。

d)

その他 
受渡当事者間の協定による。

C.S.R

・B

e)  JIS Z 8901

に規定する試験用粉体 1 の 4 種と水道

水とを 1:300 の質量比で混合した懸濁液を約 100

g/m

2

散布する。

f)

その他 
受渡当事者間の協定による。

4.3 a)

C.S.R

測 定 の 場

4.3 b)

C.S.R

・ B

値 測 定 の
場合

JIS Z 8901

に規定する試験用粉体 1 の 7 種を,

その約 4 倍の質量の水道水と混合した懸濁液を

介在物とし,約 400 g/m

2

の割合で試料表面に散

布する。その他の表面状態(JIS A 1454 に規定
する表面状態など)での測定は,受渡当事者間

の協定による。

JIS Z 8901

に規定する試験用粉体 1 の 4 種を,

その約 300 倍の質量の水道水と混合した懸濁液

を介在物とし,約 100 g/m

2

の割合で試料表面に

散布する。その他の表面状態での測定は,受渡

当事者間の協定による。

現状の表面状態
に加え,実状に

近い表面状態を

追加した。

JIS A 1454

との

整 合 を 図 る た

め,その中の代
表的な表面状態

を追加。

7

A

 1509

-12


2014


8

A 1509-12

:2014

現行規格(JIS A 1509-12:2014)

旧規格(JIS A 1509-12:2008)

改正理由

箇条番号 
及び題名

内容

箇条番号 
及び題名

内容

9

試 験 記

試験記録には,次の事項のうち,必要な事項を記載する。

(詳細省略)

7.

試験報

試験報告書には,次の事項を記載する。

(詳細省略)

検査記録として必

要な項目を選択で

きる自由度をもた
せた。

8

A

 1509

-12


2014