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A 1460

:2015

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

1

3

  試験の原理  

2

4

  一般条件  

3

4.1

  試験環境  

3

4.2

  共通の条件  

3

5

  装置及び器具  

3

6

  試薬の調製  

4

7

  試験片  

5

7.1

  試験片の切出し  

5

7.2

  試験片の寸法・枚数  

5

7.3

  養生  

5

8

  試験方法  

5

8.1

  試験装置の準備  

5

8.2

  測定試料の装着  

6

8.3

  試験条件の状態監視  

6

8.4

  試験時間  

6

8.5

  試験用溶液の採取  

6

8.6

  試験用溶液中のホルムアルデヒド濃度測定  

6

8.7

  検量線の作成  

6

8.8

  計算  

7

8.9

  試験結果の表示  

7

9

  報告 

7

附属書 A(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表  

8


A 1460

:2015

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本

工業規格である。

これによって,JIS A 1460:2001 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 A

1460

:2015

建築用ボード類のホルムアルデヒド放散量の

試験方法−デシケーター法

Determination of the emission of formaldehyde from building boards-

Desiccator method

序文 

この規格は,2001 年に制定され,その後 ISO 規格及び JIS において,この規格と関連する規格が制定さ

れた。今回は,主としてこれらの規格を反映させるために改正した。技術上重要な改正に関する新旧対照

表を

附属書 に示す。

なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

適用範囲 

この規格は,建築用ボード類から放散されるホルムアルデヒド量の試験方法について規定する。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS A 1902-1

  建築材料の揮発性有機化合物(VOC)

,ホルムアルデヒド及び他のカルボニル化合物放

散量測定におけるサンプル採取,試験片作製及び試験条件−第 1 部:ボード類,壁紙及び床材

JIS K 0050

  化学分析方法通則

JIS K 0557

  用水・排水の試験に用いる水

JIS K 8001

  試薬試験方法通則

JIS K 8005

  容量分析用標準物質

JIS K 8027

  アセチルアセトン(試薬)

JIS K 8180

  塩酸(試薬)

JIS K 8355

  酢酸(試薬)

JIS K 8359

  酢酸アンモニウム(試薬)

JIS K 8576

  水酸化ナトリウム(試薬)

JIS K 8625

  炭酸ナトリウム(試薬)

JIS K 8637

  チオ硫酸ナトリウム五水和物(試薬)

JIS K 8659

  でんぷん(溶性)

(試薬)

JIS K 8872

  ホルムアルデヒド液(試薬)

JIS K 8913

  よう化カリウム(試薬)

JIS K 8920

  よう素(試薬)


2

A 1460

:2015

JIS K 8951

  硫酸(試薬)

JIS R 3503

  化学分析用ガラス器具

JIS R 3505

  ガラス製体積計

JIS Z 8401

  数値の丸め方

JIS Z 8703

  試験場所の標準状態

試験の原理 

デシケーター法による建築用ボード類からのホルムアルデヒド放散量の試験は,

図 に示すガラス製デ

シケーターを用いて行う。ホルムアルデヒド放散量は,管理された温度において,デシケーター内に一定

の蒸留水又はイオン交換水を入れ,所定の表面積の試験片を設置し,24 時間後の蒸留水又はイオン交換水

に吸収されたホルムアルデヒド濃度から求める。

蒸留水又はイオン交換水に吸収されたホルムアルデヒド濃度測定の原理は,ホルムアルデヒドがアンモ

ニウムイオン及びアセチルアセトンによって反応し,ジアセチルジヒドロルチジン(DDL)が生成する

Hantzsch

(ハンチ)反応に基づいている。

図 1−デシケーター法(構成図) 


3

A 1460

:2015

a)

  見取図 

b)

  平面図 c)  側面図 

図 2−試験片支持金物(例) 

一般条件 

4.1 

試験環境 

試験場所は,JIS Z 8703 に規定する 20  ℃温度 0.5 級(20±0.5  ℃)の状態とする。

4.2 

共通の条件 

共通の条件は,次による。

a)

化学分析一般  化学分析に共通する一般事項は,JIS K 0050 による。

b)

水  この規格で用いる水は,JIS K 0557 に規定する A1∼A4 の水,又は JIS K 0557 の A1∼A4 と同等

の品質となるイオン交換水又は蒸留水とする。

装置及び器具 

装置及び器具には,次による。

a)

温湿度測定装置  温度計は,空気温度を 0.1  ℃の精度で測定できるものとする。また,湿度計は,相

対湿度 5 %の精度で測定できるものとする。

b)

分光光度計  分光光度計は,410∼415 nm の範囲での吸光波長が測定可能なものとする。

注記 50

mm

以上の光路長のセルを使用することが望ましい。

c)

恒温水槽  分析に使用する恒温水槽は,65±2  ℃に温度を維持することが可能なものとする。

d)

化学天びん  化学天びんは,100∼200 g までの質量が測定できるもので 0.1 mg の差を読み取れるもの

とする。

e)

デシケーター  デシケーターは,気密性をもつ JIS R 3503 に規定する呼び寸法 240 mm のものとする。


4

A 1460

:2015

f)

ガラス結晶皿  蒸留水又はイオン交換水を入れるガラス結晶皿は,外径 120 mm,内径 115±1 mm,

深さ 60±2 mm のものとする。

なお,こぼし口があるものが望ましい。

g)

全量フラスコ  全量フラスコは,JIS R 3505 に規定する呼び容量 100 mL 及び 1 000 mL のものとする。

h)

全量ピペット  全量ピペットは,JIS R 3505 に規定する呼び容量 5 mL,10 mL,15 mL,20 mL,25 mL,

50 mL

,100 mL の全量ピペット(20  ℃で調整された)又は同等の品質をもつ自動ピペットとする。

i)

ビュレット  ビュレットは,JIS R 3505 に規定するビュレット又は自動計量装置とする。

j)

共栓付きフラスコ  共栓付きフラスコは,JIS R 3503 に規定する呼び容量 100 mL の共通すり合わせ

三角フラスコとする。

k)

試験片支持金物  図 に示す,デシケーター内で試験片を固定する試験片支持金物は,ステンレス製

とする。

l)

ステンレス製金網  デシケーター内で試験片を取り付けた試験片支持金物を置く金網は,ステンレス

製ワイヤ部分の網目の間隔が 15 mm より大きく作られた直径 240 mm のものとする。

試薬の調製 

試薬の調製は,次による。

a)

よう素溶液(0.05 mol/L)  JIS K 8913 に規定するよう化カリウム 40 g を水 25 mL に溶かし,これに

JIS K 8920

に規定するよう素 13 g を溶かした後,

これを全量フラスコ 1 000 mL に移し入れ,

JIS K 8180

に規定する塩酸 3 滴を加えた後,水を標線まで加えて調製した溶液。

b)

チオ硫酸ナトリウム溶液(0.1 mol/L)  JIS K 8637 に規定するチオ硫酸ナトリウム五水和物 26 g 及び

JIS K 8625

に規定する炭酸ナトリウム 0.2 g を溶存酸素を含まない水 1 000 mL に溶かし,2 日間放置

した後,JIS K 8005 に規定するよう素酸カリウムを用いて,JIS K 8001 の JA.6.4 t) 2)  によって標定を

行った溶液。

c)

水酸化ナトリウム溶液(1 mol/L)  JIS K 8576 に規定する水酸化ナトリウム 40 g を水 200 mL に溶か

し,これを全量フラスコ 1 000 mL に移し入れ,水を標線まで加えて調製した溶液。

d)

硫酸溶液(1 mol/L)  JIS K 8951 に規定する硫酸 56 mL を水 200 mL に溶かし,これを全量フラスコ 1

000 mL

に移し入れ,水を標線まで加えて調製した溶液。

e)

でんぷん溶液  JIS K 8659 に規定するでんぷん(溶性)1 g を水 10 mL とよく混和し,熱水 200 mL 中

にかき混ぜながら加える。約 1 分間煮沸し,冷却した後,ろ過した溶液。

f)

ホルムアルデヒド標準原液  JIS K 8872 に規定するホルムアルデヒド液 1 mL を全量フラスコ 1 000

mL

に入れ,水を標線まで加えて調製した溶液。

この溶液のホルムアルデヒド濃度は,次の要領で求める。

上記,ホルムアルデヒド標準原液 20 mL を 100 mL の共通すり合わせ三角フラスコに分取し,JIS K 

8920

に規定するよう素を用いて調製した 0.05 mol/L のよう素溶液 25 ml 及び 1 mol/L の水酸化ナトリ

ウム溶液 10 mL を加え,遮光した状態で 15 分間室温に放置する。次いで,1 mol/L の硫酸溶液 15 mL

を加え,遊離したよう素を直ちに 0.1 mol/L のチオ硫酸ナトリウム溶液で滴定する。溶液が淡黄色にな

ってから,でんぷん溶液 1 mL を指示薬として加え,更に滴定する。別に水 20 mL を用いて空試験を

行い,次の式によってホルムアルデヒド濃度を求める。

C

=1.5×(V

0

Vf×1 000/20

ここに,

C

ホルムアルデヒド標準原液中のホルムアルデヒド濃度(mg/L)


5

A 1460

:2015

V

ホルムアルデヒド標準原液中の 0.1 mol/L のチオ硫酸ナトリウ
ム溶液の滴定量(mL)

V

0

空試験における 0.1 mol/L のチオ硫酸ナトリウム溶液の滴定量
(mL)

f

0.1 mol/L

のチオ硫酸ナトリウム溶液のファクター

1.5

0.1 mol/L

のチオ硫酸ナトリウム溶液 1 mL に相当するホルムア

ルデヒド量(mg)

g)

ホルムアルデヒド標準溶液  ホルムアルデヒド標準原液を水 1 000 mL 中に 3 mg のホルムアルデヒド

を含むように,全量フラスコ 1 000 mL に適量とり,水を標線まで加えて調製した溶液。

h)

アセチルアセトン−酢酸アンモニウム溶液  アセチルアセトン−酢酸アンモニウム溶液は,150 g の

JIS K 8359

に規定する酢酸アンモニウムを 800 mL の水に溶かし,これに 3 mL の JIS K 8355 に規定す

る氷酢酸及び 2 mL の JIS K 8027 に規定するアセチルアセトンを加え,溶液の中で十分混合させ,更

に水を加えて調製し,1 000 mL とした溶液。直ちに測定ができない場合は,0∼10  ℃の冷暗所に調製

後 3 日を超えない間保管することができる。

試験片 

7.1 

試験片の切出し 

試験片の切出しは,合理的な抜取検査方法によって選定されたボードについて,端部を避けるなど,建

築用ボード類の特性を検査するうえで必要な要件を考慮して行う。

なお,試験片の切出しについては JIS A 1902-1 の箇条 4(サンプルの採取,包装及び保管)及び箇条 5

(試験片の作製)による。

7.2 

試験片の寸法・枚数 

試験片の寸法・枚数は,次による。

a)

試験片は,長さ 150±1 mm,幅は 50±1 mm とする。

b)

試験片の枚数は,木口面及び表裏面の合計面積が,1 800 cm

2

に最も近い相当枚数とする。これを 2 組

作製する。

7.3 

養生 

養生は,次による。

a)

試験片は,JIS Z 8703 に規定する温度 20±2  ℃,相対湿度(65±5)%の標準状態で,恒量になるまで

養生する。この恒量とは,24 時間ごとに行う質量測定において,その前後の試験片の質量差が 0.1 %

以下に達したときとする。

なお,養生開始後 1 週間をもって恒量とみなすことができる。

b)

養生方法  各試験片は,a)に示す標準状態の下で全表面に空気が自由に接触できるように互いに 25

mm

以上離さなければならない。また,ホルムアルデヒドの放散量が低レベルの試験片は,周辺環境

のホルムアルデヒドを吸収するおそれがあるので,養生に注意する。

試験方法 

8.1 

試験装置の準備 

試験装置の準備は,次による。

a)

デシケーター及びガラス結晶皿を複数個(通常,3 個)用意し,各々を試験前に水で十分洗浄し乾燥

させる。


6

A 1460

:2015

b)

各ガラス結晶皿に 300±1 mL の水を入れ,当該デシケーターの底の中央部に設置する。

c)

図 のように,デシケーター内のガラス結晶皿の上に,ステンレス製金網を置き,その上に試験片支

持金物を

図 に示すように置く。

d)

複数のデシケーターは,その内部温度が 20±0.5  ℃となるように調節された試験場所に静置する。

8.2 

測定試料の装着 

測定試料の装着は,次による。

a)

養生した所定枚数の試験片を,試験片支持金物に装着する。

なお,1 個のデシケーターには,試験片を装着しない。

b)

デシケーターに蓋をして,放散試験を開始する。

8.3 

試験条件の状態監視 

8.3.1 

温度 

試験片を装着しないデシケーターを用いて,

デシケーター内部の温度を連続的に又は 15 分を超えない間

隔で測定し,その温度を試験期間中記録する。温度は,デシケーター付近の試験環境で,熱電対などを取

り付けて測定してもよい。

8.3.2 

バックグラウンドのホルムアルデヒド濃度測定(空試験) 

バックグラウンドのホルムアルデヒド濃度測定は,

試験片を装着しないデシケーターを用いて測定する。

バックグラウンドのホルムアルデヒド濃度は,0.05 mg/L を超えてはならない。

8.4 

試験時間 

1

回の放散試験に要する時間は,24 時間±5 分とする。

8.5 

試験用溶液の採取 

ガラス結晶皿のホルムアルデヒドを吸収した水を試験用溶液とする。24 時間が経過したら,まず,この

溶液を十分混合する。100 mL 共通すり合わせ三角フラスコをこの試験用溶液で洗浄した後,この溶液で満

たしガラス共栓を施す。試験用溶液のホルムアルデヒド濃度を直ちに測定できない場合は,当該試験用溶

液を測定するまで 0∼5  ℃で最大 30 時間保管できる。

8.6 

試験用溶液中のホルムアルデヒド濃度測定 

定量操作試験用溶液中のホルムアルデヒド濃度は,アセチルアセトン吸光光度法によって測定する。

8.5

に示す試験用溶液 25 mL を共通すり合わせ三角フラスコに入れ,次に,アセチルアセトン−酢酸ア

ンモニウム溶液 25 mL を加え,軽く栓をして混合する。この共通すり合わせ三角フラスコを,65±2  ℃の

水中で 10 分間加温した後,この溶液を室温になるまで遮光した状態で静置する。この溶液を吸収セルにと

り,水を対照として,波長 412 nm で分光光度計で吸光度を測定する。

なお,同様にバックグラウンドのホルムアルデヒドについても測定する。412 nm 以外の波長で最大吸収

が発生する場合は,検量線作成を含む全ての測定はこの波長で測定してもよい。

注記  試験用溶液中のホルムアルデヒド濃度が検量線の範囲を超えた場合には,適宜希釈した試験用

溶液を 8.6 に従って測定することによって希釈液中のホルムアルデヒド濃度を求めることがで

きる。

8.7 

検量線の作成 

検量線は,ホルムアルデヒド標準溶液を,ピペットで 0 mL,5 mL,10 mL,20 mL,50 mL 及び 100 mL

とり,別々の 100 mL の全量フラスコに入れた後,水を標線まで加え,検量線作成用ホルムアルデヒド溶

液とする。それぞれの検量線作成用溶液から 25 mL 分取し,8.6 の操作を行い,ホルムアルデヒド量(0∼

3 mg

)と吸光度との関係線を作成する。そのときの傾き(F)は,グラフ又は計算によって求める。


7

A 1460

:2015

なお,検量線の作成は少なくとも 1 か月に 1 回以上行うこととする。

8.8 

計算 

試験片についてデシケーター内のガラス結晶皿中の水に吸収されたホルムアルデヒドの濃度は,次の式

によって計算する。

G

F×(A

d

A

b

)

×1 800/A

ここに,

G

試験片を入れたデシケーター内の試験用溶液のホルムアルデ
ヒド濃度(mg/L)

A

d

試験片を入れたデシケーター内の試験用溶液の吸光度

A

b

バックグラウンド用デシケーター内の試験用溶液の吸光度

F

ホルムアルデヒド標準溶液についての検量線の傾き(mg/L)

A

試験片の表面積(cm

2

ホルムアルデヒド濃度は,2 組の試験片について各々算定し(mg/L)で表示し,小数点以下 1 桁に JIS Z 

8401

に従って丸める。ただし,この際,2 組の試験結果がその平均値に対して 20 %以上の差異があっては

ならない。

8.9 

試験結果の表示 

試験結果は,2 組の測定値の平均を求めて表示する。

報告 

試験報告は,次の内容を記載する。

a)

ボードのタイプ,その厚さ(mm)及び密度(kg/m

3

b)

試験片の切出し位置(例えば,ボードからの切出し位置の図示)

c)

試験片の数

d)

ホルムアルデヒド放散量(8.9 で求めたホルムアルデヒド濃度の平均値)

,各測定の個々の値,バック

グラウンドの値を含む。

e)

試験日

f)

試験場所の温度及び湿度

g)

試験機関名

h)

試験実施担当者名

次の事項は,通常,試験報告に記載するものとする。

i)

生産者の名前,製造場所,生産年月又は製造ロット番号。

j)

生産後検査までの材料の保存条件,

特にホルムアルデヒドの気中放散に大きく関わる事項,

すなわち,

温度,湿度,材料のシール状況,保存状況など。

k)

抜取検査方法及び抜取日

l)

工場又は建物から試験片の抜取り若しくは建物,家具などからの採取の場所

1)

及び状態

2)

m)

試験片の養生状態の温度,湿度及びその時間。

その他,この試験方法によらない場合は,試験に関する全ての事項(調製,温度など)

1)

例えば,工場など,又は施工されたボードの場合には,天井,床,壁など。

2)

例えば,含水率,表面塗装,仕上げなど。

参考文献  ISO 12460-4:2011,Wood-based panels−Determination of formaldehyde release−Part 4: Desiccator

method


8

A 1460

:2015

附属書 A

(参考)

技術上重要な改正に関する新旧対照表

現行規格(JIS A 1460:2015)

旧規格(JIS A 1460:2001)

改正理由

箇条番号

及び題名

内容

箇条番号

及び題名

内容

4.2

共 通

の条件

b)

この規格で用いる水は,JIS K 0557 に規定する A1

∼A4 の水,又は JIS K 0557 の A1∼A4 と同等の品質

となるイオン交換水又は蒸留水とする。

4.2

共 通

の条件

b)

この規格で用いる水は,JIS K 0557 に規定する A1

から A4 の水とする。

実態調査で,JIS K 0557 と同
等品の水も使用対象として

追加してほしいとの要望が

あり,委員会で審議の結果,
追加することとした。

5

装 置 及

び器具

b)

分光光

度計

分光光度計は,410∼415 nm の範囲での吸光波長が

測定可能なものとする。

注記 50 mm 以上の光路長のセルを使用すること

が望ましい。

5.

装 置 及

び器具

b)

分光光

度計

分光光度計は,410∼415 nm の範囲での吸光波長が

測定可能なものとする。

関連国際規格にセルの光路

長について言及があったの

で,試験機関の実態を鑑み,
注記として文言の追加を行

った。

5

装 置 及

び器具

f)

ガ ラ ス

結晶皿

蒸留水又はイオン交換水を入れるガラス結晶皿は,

外径 120 mm,内径 115±1 mm,深さ 60±2 mm のもの
とする。

なお,こぼし口があるものが望ましい。

5.

装 置 及

び器具

f)

ガ ラ ス

結晶皿

蒸留水又は脱イオン水を入れるガラス結晶皿は,外

径 120 mm,内径 115±1 mm,深さ 60∼65 mm のこぼ
し口付きのものとする。

ガラス結晶皿の深さ範囲を,

関連国際規格に統一した。 
“脱イオン水”という用語を

JIS K 0211

に従い“イオン交

換水”に変更した。 
こぼし口に関しては“なお,

∼望ましい。

”という記載と

し,こぼし口の有無にかかわ
らず試験に用いることが可

能なようにした。

7.1

試 験

片 の 切 出

試験片の切出しは,合理的な抜取検査方法によって

選定されたボードについて,端部を避けるなど,建築
用ボード類の特性を検査するうえで必要な要件を考慮

して行う。

なお,試験片の切出しについては JIS A 1902-1 の箇

条 4(サンプルの採取,包装及び保管)及び箇条 5(試

験片の作製)による。

7.1

試 験

片 の 切 出

試験片の切出しは,合理的な抜取検査方法によって

選定されたボードについて,端部を避けるなど,建築
用ボード類の特性を検査するうえで必要な要件を考慮

して行う。

試験片の切出しだけでなく,

採取時期,保管についても言
及 し て い る た め に JIS A 

1902-1

の箇条 4 及び箇条 5

を引用した。

8

A

 1

460


20
15


9

A 1460

:2015

現行規格(JIS A 1460:2015)

旧規格(JIS A 1460:2001)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

8.3

試 験

条 件 の 状

態監視

8.3.1

温度

試験片を装着しないデシケーターを用いて,デシケ

ーター内部の温度を連続的に又は 15 分を超えない間

隔で測定し,その温度を試験期間中記録する。温度は,
デシケーター付近の試験環境で,熱電対などを取り付

けて測定してもよい。

8.3

試 験

条 件 の 状

態監視

8.3.1

温度

試験片を装着しないデシケーターを用いて,デシケ

ーター内部の温度を連続的に又は 15 分を超えない間

隔で測定し,その温度を試験期間中記録する。

備考  温度は,デシケーター付近の試験環境で,

熱電対などを取り付けて測定してもよい。

JIS Z 8301

(規格票の様式及

び作成方法)に従い,"備考”

を本文へ盛り込んだ文章に
変更した。

8.3

試 験

条 件 の 状
態監視

8.3.2

バッ

ク グ ラ ウ
ン ド の ホ

ル ム ア ル

デ ヒ ド 濃
度測定(空

試験)

バックグラウンドのホルムアルデヒド濃度測定は,

試験片を装着しないデシケーターを用いて測定する。
バックグラウンドのホルムアルデヒド濃度は,0.05

mg/L

を超えてはならない。

8.3

試 験

条 件 の 状
態監視

8.3.2

バッ

ク グ ラ ウ
ン ド の ホ

ル ム ア ル

デ ヒ ド 濃
度測定(空

試験)

バックグラウンドのホルムアルデヒド濃度測定は,

試験片を装着しないデシケーターを用いて測定する。

関連国際規格には,バックグ

ラ ウ ン ド の 最 大 値 ( 0.05

mg/L

)について記載がある

ため,文言を追加した。

9

A

 1

460


20
15


10

A 1460

:2015

現行規格(JIS A 1460:2015)

旧規格(JIS A 1460:2001)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

8.6

試 験

用 溶 液 中

の ホ ル ム
ア ル デ ヒ

ド 濃 度 測

定量操作試験用溶液中のホルムアルデヒド濃度は,

アセチルアセトン吸光光度法によって測定する。

8.5

に示す試験用溶液 25 mL を共通すり合わせ三角

フラスコに入れ,次に,アセチルアセトン−酢酸アン

モニウム溶液 25 mL を加え,軽く栓をして混合する。

この共通すり合わせ三角フラスコを,65±2  ℃の水中
で 10 分間加温した後,この溶液を室温になるまで遮光

した状態で静置する。この溶液を吸収セルにとり,水

を対照として,波長 412 nm で分光光度計で吸光度を
測定する。

なお,同様にバックグラウンドのホルムアルデヒド

についても測定する。412 nm 以外の波長で最大吸収が
発生する場合は,検量線作成を含む全ての測定はこの

波長で測定してもよい。

注記  試験用溶液中のホルムアルデヒド濃度が検量線

の範囲を超えた場合には,適宜希釈した試験用

溶液を 8.6 に従って測定することによって希釈

液中のホルムアルデヒド濃度を求めることがで
きる。

8.6

定量操作試験用溶液中のホルムアルデヒド濃度は,

アセチルアセトン吸光光度法によって測定する。

8.5

試験溶液 25 ml を共通すり合わせ三角フラスコに

入れ,次に,アセチルアセトン−酢酸アンモニウム溶

液 25 ml を加え,軽く栓をして混合する。この共通す

り合わせ三角フラスコを,65±2  ℃の水中で 10 分間加
温した後,この溶液を室温になるまで遮光した状態で

静置する。この溶液を吸収セルにとり,水を対照とし

て,波長 412 nm で分光光度計で吸光度を測定する。

なお,同様にバックグラウンドのホルムアルデヒド

についても測定する。

備考 412 nm 以外の波長で最大吸収が発生する場合

は,検量線作成を含むすべての測定はこの波長

で測定してもよい。

8.6

には項目名がなかったた

めに追加した。

JIS Z 8301

(規格票の様式及

び作成方法)に従い,

“備考”

を本文へ盛り込んだ文章に
変更した。

注記に,試験用溶液中のホル
ムアルデヒド濃度が検量線

の範囲を超えた場合の対策

方法を示した。

8.7

検 量

線の作成

検量線は,ホルムアルデヒド標準溶液を,ピペット

で 0 mL,5 mL,10 mL,20 mL,50 mL 及び 100 mL と

り,別々の 100 mL の全量フラスコに入れた後,水を
標線まで加え,検量線作成用ホルムアルデヒド溶液と

する。

それぞれの検量線作成用溶液から 25 mL 分取し,

8.6

の操作を行い,ホルムアルデヒド量(0∼3 mg)と

吸光度との関係線を作成する。そのときの傾き(F

は,グラフ又は計算によって求める。

なお,検量線の作成は少なくとも 1 か月に 1 回以上

行うこととする。

8.7

検 量

線の作成

検量線は,ホルムアルデヒド標準溶液を,ピペット

で 0 ml,5 ml,10 ml,20 ml,50 ml 及び 100 ml とり,

別々の 100 ml の全量フラスコに入れた後,水を標線ま
で加え,検量線作成用ホルムアルデヒド溶液とする。

それぞれの検量線作成用溶液から 25 ml 分取し,8.6 の

操作を行い,ホルムアルデヒド量(0∼3 mg)と吸光
度との関係線を作成する。そのときの傾き(F)は,

グラフ又は計算によって求める。

関連国際規格に検量線の作

成頻度について言及があっ

たため,頻度に関する文章を
追加した。

10

A

 1

460


20
15


11

A 1460

:2015

現行規格(JIS A 1460:2015)

旧規格(JIS A 1460:2001)

改正理由

箇条番号
及び題名

内容

箇条番号
及び題名

内容

8.8

計算

<前略>

ホルムアルデヒド濃度は,2 組の試験片について各々

算定し(mg/L)で表示し,小数点以下 1 桁に JIS Z 8401
に従って丸める。ただし,この際,2 組の試験結果が

その平均値に対して 20 %以上の差異があってはなら

ない。

8.8

計算

<前略>

ホルムアルデヒド濃度は,2 組の試験片について各々

算定し

(mg/l)

で表示し,

小数点以下 1 けたを JIS Z 8401

に従って丸める。ただしこの際,2 組の試験結果がそ

の平均値に対して 20 %以上の差異があってはならな

い。

“小数点以下 1 けたを”→

“小数点以下 1 桁に”に文言

を修正した。

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A

 1

460


20
15