>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

A 1228

:2009

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義 

1

4

  試験装置及び器具

1

4.1

  コーンペネトロメーター 

1

4.2

  10 cm モールド,カラー及び 2.5 kg ランマー 

2

4.3

  その他の器具 

2

5

  試料

2

6

  試験方法

2

7

  計算

3

8

  報告

4


A 1228

:2009

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人地盤工学

会(JGS)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会

の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS A 1228:2000 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。


   

日本工業規格

JIS

 A

1228

:2009

締固めた土のコーン指数試験方法

Test method for cone index of compacted soils

序文 

この規格は,2000 年に制定され,その後 JIS Z 8801-1 の改正,JIS Z 8301 に基づく表記,用語の変更な

どに対応するために改正した。

なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

適用範囲 

この規格は,目開き 4.75 mm のふるいを通過した土をモールド内に突固めによって締固めた供試体につ

いて,コーンペネトロメーターを用いてコーン指数を求める貫入方法について規定する。この規格は,安

定処理した土にも適用できる。ただし,この規格が適用できる安定処理土のコーン指数は,1 MN/m

2

∼1.5

MN/m

2

程度以下とする。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS A 1201

  土質試験のための乱した土の試料調製方法

JIS A 1202

  土粒子の密度試験方法

JIS A 1203

  土の含水比試験方法

JIS A 1210

  突固めによる土の締固め試験方法

JIS Z 8801-1

  試験用ふるい−第 1 部:金属製網ふるい

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

3.1 

コーン指数 

コーンペネトロメーターを 1 cm/s の貫入速度で 5 cm,7.5 cm 及び 10 cm 連続的に押し込んだときに,コ

ーン底面に作用する貫入抵抗力の平均値を,貫入先端のコーンの底面積で除した値。

試験装置及び器具 

4.1 

コーンペネトロメーター 

コーンペネトロメーターは,単管構造とし,先端コーン,ロッド,押込み用ハンドル,荷重計などから

なるもので,次の条件を満たすものとする(

図 参照)。


2

A 1228

:2009

   

単位  mm

図 1−コーンペネトロメーターの例 

a)

先端コーン  先端コーンは,摩耗しにくく,かつ,さびにくい材料とし,先端部は,先端角 30°で底

面積 3.24 cm

2

とする。

b)

ロッド  ロッドは,鋼製の管からなり,上部からの最大貫入力の範囲で測定に支障をきたさないもの。

c)

押込み用ハンドル  押込み用ハンドルは,人力によって所定の貫入速度で先端コーンを貫入させるも

ので,所定の貫入後,引き抜く際にも用いる。

d)

荷重計  荷重計は,予想される土の硬軟に応じて 0.5 kN 又は 1 kN の容量をもち,かつ,最大貫入抵

抗力の±1  %程度の許容差で測定できるもの。

4.2 10 

cm

モールド,カラー及び 2.5 kg ランマー 

これらの器具は,JIS A 1210 に規定するもの。

4.3 

その他の器具 

a)

はかり  はかりは,5 g まではかることができるもの。

b)

ふるい  ふるいは,JIS Z 8801-1 に規定する金属製網ふるいで,目開き 4.75 mm のもの。

c)

含水比測定器具  含水比測定器具は,JIS A 1203 に規定するもの。

d)

試料押出し器及び直ナイフ  これらの器具は,JIS A 1210 に規定するもの。

試料 

試料は,次のとおり準備する。

a)

自然含水比状態の土を用いて,JIS A 1201 に規定する方法によって得られた目開き 4.75 mm のふるい

を通過したものを試料とする。土が湿ってふるいを通過させることができない場合は,粗大な粒子を

手で取り除く程度でよい。

b)

試料の量は,約 3 kg ずつ必要組数用意する。

試験方法 

試験方法は,次のとおり行う。


3

A 1228

:2009

a)

モールド及び底板の質量 m

1

(g)をはかる。

b)

箇条 で準備した試料を用いて,JIS A 1210 の突固め方法の呼び名 A によって供試体を作製する。た

だし,突固め回数は,試験の目的に応じて変更してよい。

c)

モールド及び底板の外部に付いた土をよくふき取り,全体の質量 m

2

(g)をはかる。

d)

コーンペネトロメーターを鉛直につり下げ,荷重計のゼロ点を調整する。

e)

供試体上端面の中央にコーンペネトロメーターを鉛直に立て,1 cm/s の速度で貫入させ,コーンの先

端が供試体上端面から 5 cm,7.5 cm 及び 10 cm 貫入したときの荷重計の読みから,それぞれの貫入抵

抗力を求める。

なお,上記の条件を満たす場合は,自動貫入装置を用いてもよい。

f)

試料押出し器を用いて試料をモールドから取り出し,含水比 w(%)を求める。含水比測定用の試料

は,測定個数が 1 個の場合は突固めた土の中心部から,2 個の場合は上部及び下部から採取する。

計算 

計算は,次のとおり行う。

a)

貫入量 5 cm,7.5 cm 及び 10 cm に対する貫入抵抗力を平均して,平均貫入抵抗力 Q

c

(N)を求める。

b)

コーン指数を,次の式によって算出する。

10

×

=

c

c

A

Q

q

ここに,

q

c

コーン指数(

kN/m

2

Q

c

平均貫入抵抗力(

N

A

コーン先端の底面積(

cm

2

c)

供試体の湿潤密度を,次の式によって算出する。

V

m

m

1

2

t

=

ρ

ここに,

ρ

t

供試体の湿潤密度(

g/cm

3

m

2

締固め後の質量(

g

m

1

モールド及び底板の質量(

g

V

モールドの容量(

1 000 cm

3

d)

必要に応じて,供試体の飽和度及び空気間げき(隙)率を,次の式によって算出する。

s

w

d

w

r

ρ

ρ

ρ

ρ

=

w

S

100

100

1

s

w

w

d

a

×

⎟⎟

⎜⎜

+

=

w

v

ρ

ρ

ρ

ρ

ただし,

100

1

t

d

w

+

=

ρ

ρ

ここに,

S

r

供試体の飽和度(%)

v

a

供試体の空気間げき率(%)

w

供試体の含水比(%)


4

A 1228

:2009

   

ρ

w

水の密度(g/cm

3

ρ

s

JIS A 1202

によって求めた土粒子の密度(g/cm

3

ρ

d

供試体の乾燥密度(g/cm

3

ρ

t

供試体の湿潤密度(g/cm

3

報告 

試験結果には,次の事項を報告する。

a)

突固め回数及びコーン指数(kN/m

2

b)

供試体の含水比(%)及び湿潤密度(g/cm

3

c)

その他特記すべき事項

注記  必要に応じて,供試体の飽和度(%)及び空気間げき率(%)を報告してもよい。

関連規格:JIS Z 8301  規格票の様式及び作成方法