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A 1221

:2013

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

1

3

  用語及び定義  

1

3.1

  静的貫入抵抗  

1

3.2

  半回転  

1

3.3

  W

sw

  

1

3.4

  N

a

  

1

3.5

  N

sw

  

1

4

  試験装置及び器具  

2

4.1

  スウェーデン式サウンディング試験装置  

2

4.2

  スクリューポイント  

2

4.3

  ロッド  

2

4.4

  載荷装置  

2

4.5

  回転装置  

2

4.6

  引抜き装置  

4

4.7

  記録用具又は記録装置  

4

5

  試験方法  

4

6

  記録及び整理  

5

7

  報告 

5


A 1221

:2013

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,公益社団法人地盤

工学会(JGS)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調

査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS A 1221:2002 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 A

1221

:2013

スウェーデン式サウンディング試験方法

Method for Swedish weight sounding test

序文 

この規格は,JIS A 1221:2002 の技術的内容の一部を改正した日本工業規格である。試験器具の寸法・呼

び名,荷重の載荷方法並びに回転・記録装置の改正に基づく表記,用語の変更などについて改正を行って

いる。

適用範囲 

この規格は,スウェーデン式サウンディング試験装置を用いて,原位置における土の硬軟,締まり具合

及び土層の構成を判定するための静的貫入抵抗を求める試験方法について規定する。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用

規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS G 4051

  機械構造用炭素鋼鋼材

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

3.1 

静的貫入抵抗 

W

sw

N

a

及び N

sw

の総称。

3.2 

半回転 

土の相対的抵抗値を半回転数で表したもの。

3.3 

W

sw

50 N

,150 N,250 N,500 N,750 N,1 000 N それぞれの載荷において貫入に用いた荷重で表したもの。

3.4 

N

a

W

sw

=1 000 N の荷重で貫入が止まった後,回転によって 0.25 m まで貫入させたときの半回転数。

3.5 

N

sw

N

a

を貫入量 1 m 当たりの半回転数で表したもの。


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A 1221

:2013

試験装置及び器具 

4.1 

スウェーデン式サウンディング試験装置 

スウェーデン式サウンディング試験装置は,スクリューポイント,ロッド,載荷・回転・引抜き装置か

ら成り,スクリューポイントにロッドを介して荷重を載荷したときの荷重と貫入量との関係,及び 1 000 N

の荷重で貫入停止後ロッドを回転させたときの,回転数と貫入量との関係が求められるものとする。

4.2 

スクリューポイント 

スクリューポイントは,JIS G 4051 に規定する S50C 及びこれと同等以上の性能をもつ材料で,

図 

示す形状のものとする。

図 に示す寸法及び角度は,全て±1 %の許容差を含む。

単位  mm

図 1−スクリューポイントの例

4.3 

ロッド 

ロッドは,JIS G 4051 に規定する S50C 及びこれと同等以上の性能をもつ材料で次のとおりとし,いず

れもロッド連結端から 250±0.5 mm ごとに目盛があるものとする。

a)

スクリューポイント連結ロッド  径 19±0.2 mm,長さ 800±0.8 mm,スクリュー連結部から 50 mm の

位置に目盛があるものとする。

b)

継足しロッド  径 19±0.2 mm,長さ 750±0.8 mm 又は 1 000±0.8 mm

4.4 

載荷装置 

載荷装置は,ロッドに 150 N,250 N,500 N,750 N 及び 1 000 N の荷重を載荷できるもので,載荷用ク

ランプにおもりを載荷する。

図 に載荷用クランプの例を示す。載荷用クランプはロッドの任意の位置に

固定し,所要の載荷ができるもので,50 N に相当する質量をもつものとする。

図 に示すおもりの例は鋳

鉄製のもので,100 N に相当する質量のものを 2 個,250 N に相当する質量のものを 3 個とする。また,ロ

ッド頭部にハンドルを取り付けることができるものとする。手動による試験装置の例を

図 に示す。

なお,この規格の中で規定される荷重は,全て±2 %の許容差を含む。

4.5 

回転装置 

回転装置は,1 000 N の荷重による貫入が停止した後,荷重を保持したまま右回りで回転させるもので,

回転速度は 1 分間に 60 半回転数程度以下で制御できるものとする。

なお,機械化されたものについては,規定荷重又は回転機能が検定された装置を使用する。

注記  載荷装置及び回転装置は,手動(全ての作業が手動で行われるもの),半自動(回転だけが機械

式に自動で行われるもの)及び全自動(回転・載荷・試験記録全てが機械式に自動で行われる


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A 1221

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もの)の中から選択する。半自動及び全自動の載荷装置はおもりを用いるもの,おもりと本体

フレーム自重を合わせたもの,本体フレーム自重と反力を合わせたもの及び荷重制御が自動化

されたものに分けられる。回転はモーターによって駆動し,回転数は附属するカウンターによ

って記録される。

単位  mm

単位  mm

図 2−クランプの例 

図 3−おもりの例 

単位  mm

①  ハンドル

②  おもり 
③  載荷用クランプ 
④  底板

⑤  継足しロッド 
⑥  スクリューポイント

連結ロッド

⑦  スクリューポイント

図 4−手動による試験装置の例 


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4.6 

引抜き装置 

引抜き装置は,

試験が終了した後,スクリューポイント付きのロッドを引き抜く能力をもつものとする。

4.7 

記録用具又は記録装置 

記録用具又は記録装置は,使用する試験装置に応じて,自動記録装置又は記録用紙による。自動記録装

置は,次の機能をもつものとする。

a)

各荷重段階での荷重及び貫入量を記録できる。

b)

半回転数及びそれに伴う貫入量を記録できる。

試験方法 

試験方法は,次による。

a)

試験前に,スクリューポイント,載荷装置及び回転装置が損傷していないこと並びにロッド,ねじ部

の変形及び損傷がないことを点検する。使用するスクリューポイントは,最大径が 3 mm 以上摩耗し

たものを用いない。また,自動記録装置を使用する場合には,試験前に機能チェックを行う。

b)

スクリューポイント連結ロッドの先端にスクリューポイントを取り付け,ロッドに載荷用クランプを

固定し,ハンドルを取り付けて,調査地点上に鉛直に立てて支える。

貫入時に載荷装置が地盤にめり込むおそれのある場合には,あらかじめ底板などを設置し,めり込

みを防止する。

c)

最初に 100 N の荷重をクランプへ載荷する。試験の目的に応じて,最初に 500 N の荷重を載荷しても

よい。

d)

荷重でロッドが地中に貫入するかどうかを確かめ,貫入する場合は強制的に停止せずに貫入が止まっ

たときの貫入量を測定し,その荷重の貫入量とする。また,このときの貫入状況を観察する。

e)

段階的に荷重を増加して d)の操作を繰り返す。荷重の段階は,50 N,150 N,250 N,500 N,750 N 及

び 1 000 N とする。試験の目的に応じて荷重段階を 500 N,750 N 及び 1 000 N としてもよい。

f)

載荷装置下端が地表面付近に達したら,荷重を除荷し,ハンドルを取り外し,鉛直性を確認しながら

ロッドを継ぎ足し,載荷用クランプを引き上げて固定し,ハンドルを取り付け,c)e)の操作を行う。

g)  1 000 N

でロッドの貫入が止まった場合は,その貫入量を測定した後,鉛直方向に力を加えないように

ロッドを右回りに回転させ,次の目盛線まで貫入させるのに要する半回転数を測定する。その際,回

転速度を 1 分間に 60 半回転数程度以下とする。

なお,これ以後の測定は,0.25 m(目盛線)ごとに行う。

h)

回転貫入の途中で,貫入速さが急激に増大した場合は,回転を停止して,1 000 N の荷重だけで貫入す

るかどうかを確かめる。貫入する場合は d)に,貫入しない場合は g)に従って以後の操作を行う。

i)

測定において,e)の作業の途中で急激な貫入又は h)の作業の途中で回転を与えなくても急激に貫入が

生じた場合は,いったん貫入が止まるまでおもりを速やかにおろし,その間の作業内容を記録し,e)

の作業から始める。

j)

次の状態が確認された場合は測定の終了について検討する。

1)

スクリューポイントが硬い層に達し,貫入量 0.05 m 当たりの半回転数が 50 回以上となる場合

2)

ロッド回転時の抵抗が著しく大きくなる場合

3)

地中障害物に当たり貫入不可となった場合

記録には測定終了事由及び終了深度を記録する。

k)

試験終了後,載荷装置を外し,引抜き装置によってロッドを引き抜き,その本数を点検し,スクリュ


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ーポイントの異常の有無を調べる。

記録及び整理 

試験結果の記録及び整理は,次による。

a)

荷重だけによって貫入が進む場合は,荷重の大きさ W

sw

とスクリューポイント先端の地表面からの貫

入量を求める。

b)

荷重 1 000 N で,回転によって貫入が進む場合は,半回転数 N

a

に対応する貫入後のスクリューポイン

ト先端の地表面からの貫入深さを記録し,そのときの貫入量 を計算する。

c)

貫入量 1 m 当たりの値は,次の式で計算し,小数点第一位を四捨五入し表示する。

a

sw

100

N

L

N

=

ここに,

N

sw

半回転数

N

a

を貫入量

1 m

当たりに換算した半回転数

N

a

貫入量

L

に要した半回転数

L

貫入量(

m

d)

貫入速さが急激に増大したり減少する場合は,貫入の状況を記録する。

e)

試験結果は,荷重,半回転数,貫入量

1 m

当たりの半回転数を記録する。

注記

試験中の貫入音,貫入状況及び試験状況に関する記事も記録する。

報告 

試験結果については,次の事項を報告する。

なお,

*

が付いているものについては,必須の記録事項である。その他のものについては,必要に応じて

記録を行えばよい。

a)

  *

調査件名

b)

  *

試験年月日

c)

*

地点番号

d)

  *

地盤高

e)

*

試験者

f)

*

載荷装置及び回転装置の種類

g)

  *

調査実施日の気象情報

h)

  *

測定記録,計算表,試験位置並びに試験状況に関する記録

i)

*

静的貫入抵抗[

W

sw

N

sw

]の深さ分布図

j)

その他特記すべき事項