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A 1202

:2009

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義 

1

4

  試験器具及び蒸留水

1

5

  試料

2

6

  試験方法

2

7

  計算

2

8

  報告

4


A 1202

:2009

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人地盤工学

会(JGS)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会

の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS A 1202:1999 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。


日本工業規格

JIS

 A

1202

:2009

土粒子の密度試験方法

Test method for density of soil particles

序文 

この規格は,1950 年に制定され,その後 5 回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は 1999 年に

行われたが,その後 JIS Z 8301 に基づく表記,用語の変更などに対応するために改正した。

なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

適用範囲 

この規格は,目開き 9.5 mm のふるいを通過した土粒子の密度を求める方法について規定する。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS A 1201

  土質試験のための乱した土の試料調製方法

JIS R 3503

  化学分析用ガラス器具

JIS R 3505

  ガラス製体積計

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

3.1 

土粒子の密度 

土の固体部分の単位体積当たりの質量。高有機質土では,土粒子と固体有機物とを合わせたものを土の

固体部分とする。

試験器具及び蒸留水 

試験器具及び蒸留水は,次のとおりとする。

a)

ピクノメーター  ピクノメーターは,JIS R 3503 に規定する呼び容量 50 mL 以上のゲーリュサック形

の比重瓶,若しくは JIS R 3505 に規定する呼び容量 100 mL 以上の全量フラスコ,又はこれらと同等

の機能をもつもの。

b)

はかり  はかりは,0.001 g まではかることができるもの。

c)

温度計  温度計は,最小目盛が 0.5  ℃又は 0.1  ℃のもの。

d)

恒温乾燥炉  恒温乾燥炉は,温度を(110±5)  ℃に保持できるもの。

e)

デシケータ  デシケータは,JIS R 3503 に規定するもの,又はこれと同等の機能をもつ容器で,シリ


2

A 1202

:2009

カゲル,塩化カルシウムなどの吸湿剤を入れたもの。

f)

土粒子の分離器具又は土の破砕器具  土粒子の分離器具は,試料中の土粒子を互いに分離できるもの。

また,土の破砕器具は,高有機質土の大きな植物繊維をすりつぶせるもの。

g)

湯せん器具  湯せん器具は,器具内に入れた水を煮沸できるもの。

h)

蒸留水  蒸留水は,煮沸又は減圧によって十分に脱気したもの。

5

  試料 

試料は,次のとおりとする。

a)

  JIS A 1201 に規定する方法によって得られた目開き 9.5 mm のふるいを通過した試料を用いる。

b)

  土粒子の分離器具又は土の破砕器具を用いて,土粒子を十分に分離しておく。大きな植物繊維は,す

りつぶしておく。

c)

  試料は,湿ったもの,空気乾燥したもの又は炉乾燥したものでもよいが,その量は,呼び容量 100 mL

以下のピクノメーターを用いる場合,炉乾燥質量 10 g 以上,呼び容量 100 mL より大きいピクノメー

ターを用いる場合,炉乾燥質量 25 g 以上とする。

注記  試料の最大量は,試料をピクノメーターに入れたとき,水中のかさ高さで,ピクノメーター

実質部分の下から 1/4 程度が望ましい。

試験方法 

試験方法は,次のとおりとする。

a)

  ピクノメーターの質量 m

f

(g)をはかる。

b) 

ピクノメーターに蒸留水を満たし,全質量 m

a

'

(g)とピクノメーター内の水温 T'(℃)をはかる。

c)

  試料をピクノメーターに入れ,更に蒸留水を加えてその全量がピクノメーター容量の 2/3 になるよう

にする。炉乾燥試料を用いる場合は,十分ときほぐした後炉乾燥し,試料の質量をはかったうえでピ

クノメーターに入れる。さらに,蒸留水を加えて 12 時間以上浸した後,d)を行う。

なお,質量をはかった後には,試料を少しも失ってはならない。

d) 

湯せん器具を用いて試料を加熱する。ときどきピクノメーターを振って気泡が抜け出すのを助ける。

気泡を十分に除いた後に,試料をほぼ室温になるまで放置する。煮沸時間は,一般の土で 10 分以上,

高有機質土では約 40 分,火山灰土では 2 時間以上必要である。

注記  試料を加熱するとき,試料が吹きこぼれないように注意する。

e)

  ピクノメーターに蒸留水を加えて満たし,全質量 m

b

(g)及び内容物の温度 T(℃)をはかる。全質

量を測定する場合は,ピクノメーターの外面を乾いた布で丁寧にふき取った後に全質量をはかる。

f)

  ピクノメーターの内容物の全量を取り出し,(110±5)  ℃で一定質量になるまで炉乾燥する。その後,

デシケータ内でほぼ室温になるまで冷まし,炉乾燥試料の質量 m

s

(g)をはかる。

なお,炉乾燥試料に対する試験では,この手順は既に c)で終了しているので,繰り返す必要はない。

計算 

計算は,次のとおり行う。

a)

  温度 T  ℃における蒸留水を満たしたピクノメーターの質量は,次の式によって算出する。


3

A 1202

:2009

( )

( )(

)

f

f

a

w

w

a

m

m

'

m

T

T

m

+

=

ρ

ρ

ここに,

m

a

温度 T  ℃における蒸留水を満たしたピクノメーターの質
量(g)

m

a

'

温度 T'  ℃における蒸留水を満たしたピクノメーターの質
量(g)

T'

m

a

'

をはかったときのピクノメーターの内容物の温度(℃)

m

f

ピクノメーターの質量(g)

( )

T

w

ρ

T

℃における蒸留水の密度で

表 に示す値(g/cm

3

( )

T

w

ρ

T'

℃における蒸留水の密度で

表 に示す値(g/cm

3

表 1−蒸留水の密度

単位  g/cm

3

蒸留水の密度

温度

(

℃)

0.0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30

31

32

33

34

35

36

37

38

39

0.999 97

0.999 96

0.999 94

0.999 90

0.999 85

0.999 78

0.999 70

0.999 61

0.999 49

0.999 38

0.999 24

0.999 10

0.998 94

0.998 77

0.998 60

0.998 41

0.998 20

0.997 99

0.997 77

0.997 54

0.997 30

0.997 04

0.996 78

0.996 51

0.996 23

0.995 94

0.995 65

0.995 34

0.995 03

0.994 70

0.994 37

0.994 03

0.993 68

0.993 33

0.992 96

0.992 59

0.999 97

0.999 96

0.999 94

0.999 90

0.999 84

0.999 77

0.999 69

0.999 59

0.999 48

0.999 36

0.999 23

0.999 08

0.998 92

0.998 76

0.998 57

0.998 38

0.998 18

0.997 97

0.997 75

0.997 51

0.997 27

0.997 02

0.996 76

0.996 48

0.996 20

0.995 91

0.995 62

0.995 31

0.994 99

0.994 67

0.994 34

0.994 00

0.993 65

0.993 29

0.992 93

0.992 55

0.999 97

0.999 96

0.999 93

0.999 89

0.999 84

0.999 76

0.999 68

0.999 58

0.999 47

0.999 36

0.999 21

0.999 07

0.998 91

0.998 74

0.998 56

0.998 36

0.998 16

0.997 95

0.997 72

0.997 49

0.997 24

0.996 99

0.996 73

0.996 46

0.996 17

0.995 88

0.995 58

0.995 28

0.994 96

0.994 64

0.994 30

0.993 96

0.993 61

0.993 25

0.992 89

0.992 52

0.999 97

0.999 96

0.999 93

0.999 89

0.999 83

0.999 76

0.999 67

0.999 57

0.999 46

0.999 34

0.999 20

0.999 05

0.998 89

0.998 72

0.998 54

0.998 34

0.998 14

0.997 92

0.997 70

0.997 46

0.997 22

0.996 97

0.996 70

0.996 43

0.996 15

0.995 85

0.995 55

0.995 25

0.994 93

0.994 60

0.994 27

0.993 93

0.993 58

0.993 22

0.992 85

0.992 48

0.999 97

0.999 96

0.999 93

0.999 88

0.999 82

0.999 75

0.999 66

0.999 56

0.999 46

0.999 32

0.999 19

0.999 04

0.998 88

0.998 70

0.998 52

0.998 32

0.998 12

0.997 90

0.997 68

0.997 44

0.997 19

0.996 94

0.996 67

0.996 40

0.996 12

0.995 83

0.995 52

0.995 21

0.994 90

0.994 57

0.994 23

0.993 89

0.993 54

0.993 18

0.992 82

0.992 44

0.999 97

0.999 95

0.999 92

0.999 88

0.999 82

0.999 74

0.999 65

0.999 55

0.999 44

0.999 31

0.999 17

0.999 02

0.998 86

0.998 68

0.998 50

0.998 30

0.998 10

0.997 88

0.997 65

0.997 42

0.997 17

0.996 91

0.996 65

0.996 37

0.996 09

0.995 80

0.995 49

0.995 18

0.994 86

0.994 54

0.994 20

0.993 86

0.993 51

0.993 15

0.992 78

0.992 40

0.999 97

0.999 95

0.999 92

0.999 87

0.999 81

0.999 73

0.999 64

0.999 54

0.999 43

0.999 30

0.999 16

0.999 01

0.998 84

0.998 67

0.998 48

0.998 28

0.998 08

0.997 86

0.997 63

0.997 39

0.997 14

0.996 89

0.996 62

0.996 34

0.996 06

0.995 77

0.995 46

0.995 15

0.994 83

0.994 50

0.994 17

0.993 82

0.993 47

0.993 11

0.992 74

0.992 37

0.999 97

0.999 95

0.999 91

0.999 87

0.999 80

0.999 72

0.999 63

0.999 53

0.999 41

0.999 28

0.999 14

0.998 99

0.998 82

0.998 65

0.998 46

0.998 26

0.998 05

0.997 84

0.997 61

0.997 37

0.997 12

0.996 86

0.996 59

0.996 32

0.996 03

0.995 74

0.995 43

0.995 12

0.994 80

0.994 47

0.994 13

0.993 79

0.993 43

0.993 07

0.992 70

0.992 33

0.999 97

0.999 95

0.999 91

0.999 86

0.999 79

0.999 72

0.999 62

0.999 52

0.999 40

0.999 27

0.999 13

0.998 97

0.998 81

0.998 63

0.998 44

0.998 24

0.998 03

0.997 81

0.997 58

0.997 34

0.997 09

0.996 83

0.996 57

0.996 29

0.996 00

0.995 71

0.995 40

0.995 09

0.994 77

0.994 44

0.994 10

0.993 75

0.993 40

0.993 04

0.992 67

0.992 29

0.999 97

0.999 94

0.999 91

0.999 85

0.999 79

0.999 71

0.999 61

0.999 51

0.999 39

0.999 26

0.999 11

0.998 96

0.998 79

0.998 61

0.998 42

0.998 22

0.998 01

0.997 79

0.997 56

0.997 32

0.997 07

0.996 81

0.996 54

0.996 26

0.995 97

0.995 68

0.995 37

0.995 06

0.994 73

0.994 40

0.994 06

0.993 72

0.993 36

0.993 00

0.992 63

0.992 25


4

A 1202

:2009

b)

  土粒子の密度は,次の式によって算出する。

(

) ( )

T

m

m

m

m

W

b

a

s

s

s

ρ

ρ

+

=

ここに,

s

ρ

土粒子の密度(g/cm

3

m

s

炉乾燥試料の質量(g)

m

b

温度 T  ℃の蒸留水及び試料を満たしたピクノメーターの
質量(g)

T

m

b

をはかったときのピクノメーターの内容物の温度(℃)

報告 

試験結果には,次の事項を報告する。ただし,9.5 mm 以上の粒子を取り除いた場合には,その全体に占

める質量百分率(%)の概略値を報告することが望ましい。

a)

土粒子の密度(g/cm

3

b)

その他報告事項

関連規格:JIS Z 8301  規格票の様式及び作成方法