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A 1142

:2007

(1)

目  次

ページ

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  試験用器具

1

3.1

  はかり

1

3.2

  練混ぜ機

1

3.3

  型枠

1

3.4

  突き棒

1

4

  試験に用いる材料

2

5

    試料

2

6

  試験方法

2

6.1

  モルタルの配合の定め方

2

6.2

  モルタルのフロー値及び空気量の測定

2

6.3

  供試体の作製

2

6.4

  供試体の精度

3

6.5

  圧縮強度試験

3

7

  計算

3

8

  報告

3


A 1142

:2007

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本コン

クリート工学協会(JCI)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業

標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS A 1142:2001 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。


  

日本工業規格

JIS

 A

1142

:2007

有機不純物を含む細骨材の

モルタルの圧縮強度による試験方法

Method of test for fine aggregate containing organic impurities

by compressive strength of mortar

1

適用範囲

この規格は,JIS A 1105 において試験溶液の色が標準色液又は色見本の色より濃くなった細骨材の有機

不純物の影響を,モルタルの圧縮強度によって試験する方法について規定する。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS A 1105

  細骨材の有機不純物試験方法

JIS A 1108

  コンクリートの圧縮強度試験方法

JIS A 1109

  細骨材の密度及び吸水率試験方法

JIS A 1116

  フレッシュコンクリートの単位容積質量試験方法及び空気量の質量による試験方法(質量

方法)

JIS A 1132

  コンクリート強度試験用供試体の作り方

JIS A 5002

  構造用軽量コンクリート骨材

JIS K 8576

  水酸化ナトリウム(試薬)

JIS R 5201

  セメントの物理試験方法

JIS R 5210

  ポルトランドセメント

JIS Z 8801-1

  試験用ふるい―第 1 部:金属製網ふるい

3

試験用器具

3.1

はかり

はかりは,ひょう量が 2 kg 以上で,かつ,目量が 0.5 g 又はこれより小さいものとする。

3.2

練混ぜ機

練混ぜ機は,JIS R 5201 の 8.1 (2)(機械練り用練混ぜ機)による。

3.3

型枠

型枠は,内径 50±0.25 mm,高さ 100±1 mm の金属製円筒とする。

3.4

突き棒

突き棒は,直径 9 mm,長さ 280∼340 mm の鋼又は金属製の丸棒とし,その先端を半球状とする。


2

A 1142

:2007

  

4

試験に用いる材料

試験に用いる材料は,次による。

a)

セメントは,JIS R 5210 に適合する普通ポルトランドセメントとする。

b)

水は,上水道水とする。

5

試料

試料の採取及び調整は,次による。

a)

試験を行う細骨材は,代表的なものを採取し,四分法又は試料分取器によって約 25 kg となるまで縮

分する。そのうち 1/3 を,JIS K 8576 に規定する水酸化ナトリウムで調整した

3

%溶液で洗う。残り

の 2/3 は,水酸化ナトリウムによる洗浄が終わるまで,吸水させる。この両者を試料とする。

b)

細骨材を水酸化ナトリウム溶液で洗浄する場合は,容器に入れた細骨材を覆うのに十分な量の水酸化

ナトリウム溶液を加え,十分にかくはんし,そのまま約 1 時間静置する。水酸化ナトリウム溶液で洗

った試料は,水酸化ナトリウムの残留によるアルカリ性が認められなくなるまで十分に流水で洗う。

なお,試料を水洗いする場合は,洗い水を JIS Z 8801-1 に規定する公称目開き 75 µm の金属製網ふ

るいの上にあけて,試料中の微粒分が失われないようにする。

c)

水酸化ナトリウム溶液で洗った試料及び洗わない試料は,表面乾燥飽水状態として用いる。試料を表

面乾燥飽水状態にする方法は JIS A 1109 の 4. c)  による。

6

試験方法

6.1

モルタルの配合の定め方

試験に用いるモルタルの配合は,水酸化ナトリウム溶液で洗っていない試料を用いて,次のようにして

定める。

練混ぜ機に練り鉢及びパドルをセットし,練り鉢に水 400 g を入れ,セメント 800 g を加えて低速で 30

秒間練り混ぜる。練混ぜを続けながら次の 30 秒間で,表面乾燥飽水状態とした試料を徐々に投入する。引

き続いて 30 秒間練り混ぜた後 90 秒間休止し,休止の最初の 15 秒間に,さじで練り鉢及びパドルに付着し

たモルタルをかき落とす。休止が終わったら再び高速で始動させ 60 秒間練り混ぜたとき,モルタルのフロ

ー値が 190±5 になるような試料の質量を定める。水酸化ナトリウム溶液で洗った試料の場合も,この質量

を用いる。

注記  通常の川砂の場合は,試料の質量は 2.0∼2.5 kg 程度である。

6.2

モルタルのフロー値及び空気量の測定

モルタルのフロー試験及び空気量試験は,次による。

a)

フロー試験  フロー試験は,JIS R 5201 の 11.(フロー試験)による。

b)

空気量試験  空気量は,JIS A 5002 の 5.12  b)(試験用器具)に示されている容器を用い,JIS A 1116

の 5.(試験方法)に準拠してモルタルの単位容積質量を求め,JIS A 1116 の 6.(結果の計算)によっ

て算出する。

なお,フロー値及び空気量の測定は各試料について行い,これに用いたモルタルは,供試体の成形

には使用しない。

注記  空気量の測定値は,試験に用いる試料が洗剤,油脂,フミン酸などで汚染されているかどうか

を判断する指標となる。

6.3

供試体の作製


3

A 1142

:2007

供試体の作製は,次による。

a)

モルタルの練混ぜは,6.1 による。それぞれの試料について 2 バッチ練り混ぜ,各バッチから供試体 4

個を作る。

b)

モルタルは,2 層に分けて型枠に詰める。その各層は突き棒で 25 回突く。突き棒で突いた後,型枠を

軽くたたくなどして突き穴がなくなるようにする。

c)

キャッピング及び養生は,JIS A 1132 の 4.4(供試体の上面仕上げ)及び 7.(型枠の取外し及び養生)

による。

6.4

供試体の精度

供試体の精度は,次による。

なお,精度が検定された型枠を用いて供試体を作る場合には,次の a)  及び b)  の各項の測定は省略して

もよい。

a)

供試体の精度は,直径で 0.5  %,高さで 5  %以内とする。

b)

供試体の載荷面の平面度は供試体直径の 0.05  %以内とする。

なお,平面度は,平面部分の最も高い所と最も低い所を通る二つの平行な平面を考え,この平面間

の距離をもって表す。

6.5

圧縮強度試験

圧縮強度試験は,JIS A 1108 による。供試体数は,各材齢とも 4 個とし,試験材齢は 7 日及び 28 日とす

る。

7

計算

圧縮強度分率(K)は,次の式によって計算し,四捨五入によって整数に丸める。

100

1

2

×

=

C

C

K

ここに,

K

圧縮強度分率(%)

1

C

各材齢における水酸化ナトリウム溶液で洗った試料を用いた
モルタルの圧縮強度(N/mm

2

2

C

各材齢における水酸化ナトリウム溶液で洗わない試料を用い
たモルタルの圧縮強度(N/mm

2

8

報告

報告は,次の事項のうち必要なものを記載する。

a

)

試料の種類,最大寸法及び産地

b

)

試料の採取場所及び採取日

c

)

モルタルの配合

d

)

フロー値(mm)

e

)

単位容積質量(kg/m

3

f

)

空気量(%)

g

)

各材齢における水酸化ナトリウム溶液で洗った試料を用いたモルタルの圧縮強度(N/mm

2

h

)

各材齢における水酸化ナトリウム溶液で洗わない試料を用いたモルタルの圧縮強度(N/mm

2

i

)

圧縮強度分率(%)

j

)

試験日