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A 1135

:0000

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本コン

クリート工学協会(JCI)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業

標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS A 1135:1999 は改正され,この規格に置き換えられる。


A 1135

:0000

(2)

目  次

ページ

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  器具

1

3.1

  はかり

1

3.2

  金網かご 

1

3.3

  吸水性の布 

1

3.4

  乾燥機

1

4.

  試料

1

5.

  試験方法

2

6.

  計算

2

7.

  精度

3

8.

  報告

3

 


日本工業規格(案)

JIS

 A

1135

:0000

構造用軽量粗骨材の密度及び吸水率試験方法

Methods of test for particle density and water absorption of lightweight

coarse aggregates for structural concrete

1. 

適用範囲  この規格は,  構造用軽量粗骨材(以下,  粗骨材という。)の密度及び吸水率の試験方法につい

て規定する(

1

)(

2

)

(

1

)

この規格は,  構造用軽量粗骨材自体の品質を試験するため,  絶対乾燥状態から 24 時間吸水させ

た構造用軽量粗骨材を試料として密度及び吸水率の試験を行う方法を規定するものである。

(

2

)

ピクノメー夕を用いて構造用軽量粗骨材の密度及び吸水率を試験する場合は,  この規格の 4.

除き, JIS A 1109 によることができる。

2. 

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS Z 8801

  試験用ふるい−第 1 部:金属製網ふるい

JIS A 1109

  細骨材の密度及び吸水率試験方法

3. 

器具

試験に用いる器具は,  次による。

3.1 

はかり  はかりは,  試料質量の 0.02%以下の目量をもつものとする。はかりは,  皿の中心から,  直径

3mm

以下の金属線でかごをつるし,  これを水中に浸すことができる構造とする。

3.2 

金網かご  粗骨材を入れるかごは,  目開き 3 mm 以下の金網でこれを作り,  直径約 200 mm, 高さ約

200 mm

とし,  必要がある場合はふたを付ける。

3.3 

吸水性の布  粗骨材の粒子の表面の水膜をぬぐうのに用いる吸水性の布は,  乾燥した柔らかいもの

とする。

3.4 

乾燥機  乾燥機は,  排気口のあるもので 105 土 5  ℃に保持できるものとする。

4. 

試料  試料の採取及び調整方法は,  次による。

a)

試料は,  代表的なものを気乾状態で採取し, JIS Z 8801-1 に規定する公称目開き 4.75 mm の金属製網ふ

るいにとどまる粗骨材を,  四分法又は試料分取器によって,  ほぼ所定量となるまで縮分する。

b)  1

回の試験に使用する試料の最小質量は,  おおよそ次の式によって定める。

25

max

min

e

D

d

m

×

=

ここに,

min

試料の最小質量(kg)

max

粗骨村の最大寸法(mm)

粗骨材の推定密度(g/cm

)

c)

公称目開き 4.75 mm の網ふるいの上で,  試料を水で十分に洗い,  粒の表面についているごみ,  その他

を取り除く。


2

A 1135

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d)

洗浄した試料を, 105±5  ℃で一定質量となるまで乾燥し,  室温まで冷却する。

e)

d)

で乾燥した試料を 20±5  ℃の水中で 24 時間吸水させる。

f)

試料を水中から取り出し,  水切り後,  吸水性の布の上にあける。試料を吸水性の布の上で転がして,  目

で見える水膜をぬぐい去り,  表面乾燥状態とする(

3

)

(

3

)

表面乾燥状態では表面はなお湿っているように見えるものである。粒を一つずつぬぐう場合に

は,  一部で極端に乾燥するおそれがあるので注意を要する。

5. 

試験方法  試験手順は,  次による。なお,  それぞれの質量は,  試料質量の 0.02%まではかる。

a)  4.f)

の試料の質量(

)

をはかる。

b)

試料を金網かごの中に入れ,  水中(

4

)

で振動を与え,  粒子表面と粒子間の付着空気を排除する。水に浮く

粒子がある場合には金網かごにふたをする。

(

4

)

水は上水道水など清浄な水とする。

c) 20

±5℃の水中で試料と金網かごの見掛けの質量(

)

をはかり,  また水温をはかる。

このとき金網かご

の上端から水面までの距離は,  少なくとも 50mm とする(

5

)

d)

金網かごの水中における見掛けの質量(

)

をはかる。

(

5

)

金網かごが水中に没している高さは,  金網かごのみの場合と金網かごと試料の場合において,

一定になるように調整する。

e)

水中から取り出した試料を 105±5  ℃で一定質量となるまで乾燥し,  室温まで冷やし,  その乾燥質量

(

)

をはかる。

f)

密度及び吸水率の試験は, 4.及び 5.の手順に従って 2 回行う。

6. 

計算  計算は,  次による。

a)

粗骨材の表面乾燥状態における密度,  絶乾密度は,  次の式によって算出し,  四捨五入によって小数点

以下 2 けたに丸める。

3

2

1

1

m

m

m

m

D

w

S

+

×

=

ρ

ここに,

表面乾燥状態における密度(g/cm

)

表面乾燥状態における試料の質量(g)

試料と金網かごの水中の見掛けの質量(g)

金網かごの水中の見掛けの質量(g)

ρ

試験温度における水の密度(

6

)(g/cm

)

(

6

)

水の密度は試験温度に応じて次の値を用いる。

温度 
(℃)

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

25

密度

(g/cm

)

0.9991  0.9989  0.9988  0.9986  0.9984  0.9982  0.9980  0.9978  0.9975  0.9973  0.9970

3

2

1

4

m

m

m

m

D

w

d

+

×

=

ρ

ここに,

絶乾密度(g/cm

)

絶対乾燥状態における試料の質量(g)

b)

粗骨材の吸水率は,次の式によって算出し,  四捨五入によって小数点以下 1 けたに丸める。


3

A 1135

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100

4

4

1

×

=

m

m

m

Q

ここに,

Q:

吸水率(質量百分率)(%)

表面乾燥状態における試料の質量(g)

絶対乾燥状態における試料の質量(g)

c)

2

回の試験の平均値を,  密度及び吸水率の値とする。密度は,  四捨五入によって小数点以下 2 けたに丸

める。吸水率は,  四捨五入によって小数点 1 桁に丸める。

7. 

精度  試験値は,  平均値からの差が,  密度の場合は 0.02 g/cm

以下,  吸水率の場合は 0.1%以下でなけ

ればならない。

8. 

報告  報告は,  次の事項のうち必要なものを記載する。

a)

構造用軽量粗骨材の種類,  大きさ,  外観及び名称(例  人工軽量骨材,  褐色−非造粒形,商品名)

b)

試料を採取した位置及び日

c)

試験時の試料の質量

d)

試験に用いたピクノメータの大きさと形状

e)

試験に用いた水の温度

f)

表面乾燥状態における密度及び絶乾密度

g)

吸水率

h)

吸水時間が 24 時間以外の場合、試験時における構造用軽量細骨材の吸水時間