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A 1116

:2014

(1)

追補 1 のまえがき

この JIS A 1116 の追補 1 は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣

が JIS A 1116:2005 を改正した内容だけを示すものである。

JIS A 1116:2005

は,この追補 1 の内容の改正がされ,JIS A 1116:2014 となる。


日本工業規格

JIS

 A

1116

:2014

フレッシュコンクリートの単位容積質量試験方法及び

空気量の質量による試験方法(質量方法)

(追補 1)

Method of test for unit mass and air content of fresh concrete by mass

method

(Amendment 1)

JIS A 1116: 2005

を,次のように改正する。

序文の“1982 年に第 1 版として発行された ISO 6276:1982,Concrete, compacted fresh−Determination of

density

”を,

“2005 年に第 1 版として発行された ISO 1920-2:2005,Testing of concrete−Part 2: Properties of

fresh concrete

”に置き換える。

1.

(適用範囲)の

備考の対応国際規格を,次に置き換える。

ISO 1920-2:2005

,Testing of concrete−Part 2: Properties of fresh concrete(MOD)

2.

(引用規格)の“JIS A 8610  コンクリートの棒形振動機”を,

JIS A 8610  建設用機械及び装置−コン

クリート内部振動機”に置き換える。

附属書(参考)(JIS と対応する国際規格との対比表)を,次に置き換える。


2

A 1116

:2014

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS A 1116:2014

  フレッシュコンクリートの単位容積質量試験方法及び空気量の質量に

よる試験方法(質量方法)

ISO 1920-2:2005

  Testing of concrete−Part 2: Properties of fresh concrete

(I) JIS

の規定内容 (II)

国際

規 格 番

(III)

国際規格の規定内容 (IV)

JIS

と国際規格との技術的差異の項目

ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:側線又は点線の下線

(V)  JIS

と国際規格との技術的

差異の理由及び今後の対策

項目

番号

内容

項目

番号

内容

項 目 ご と

の評価

技術的差異の内容

1.

適 用

範囲

フ レ ッ シ ュ コ ン ク リ ー ト
の 単 位 容 積 質 量 及 び 空 気

量 を 質 量 に よ っ て 求 め る

試験方法について規定。

1

5.1

6.1

フレッシュコンクリート
の密度を測定する方法に

ついて規定(軽量,普通,

重量コンクリートに適用。
ただし,多孔質の軽量骨材

を用いた軽量コンクリー

トに適用する場合は注意
を要する。

63 mm

ふるいを通るコン

クリート(空気量測定)

MOD/

削除

・適用範囲(試験)

JIS

:単位容積質量及び空気量

ISO

:密度(=単位容積質量)

・適用範囲(対象試料の種類)

JIS

:規定なし

ISO

:軽量,普通,重量(空気

量の測定の場合,粗骨材の最大
寸法は 63 mm 以下)

適用範囲(試験) 
・適用範囲(対象試料の種類)

ISO

規格は全てのコンクリー

トに適用できるという意味で
あり,JIS と同じ。

ISO

: 空 気 量 測 定 の と き は

“63 mm ふるいを通るもの”

2.

引 用

規格

JIS A 1115  フレッシュコ

ン ク リ ー ト の 試 料 採 取

方法

 2

ISO 1920-1 

IDT

JIS A 1115 に記載

JIS A 1128  フレッシュ

コ ン ク リ ー ト の 空 気 量

の 圧 力 に よ る 試 験 方 法

−空気室圧力方法

ISO 1920-2 

IDT

JIS A 1128 に記載

JIS A 1138  試験室にお

け る コ ン ク リ ー ト の 作

り方

MOD/

追加

JIS A 8610  建設用機械

及 び 装 置 − コ ン ク リ ー

ト内部振動機

MOD/

追加

2

A 1
1

1

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A 1116

:2014

(I) JIS

の規定内容 (II)

国際

規 格 番

(III)

国際規格の規定内容 (IV)

JIS

と国際規格との技術的差異の項目

ごとの評価及びその内容

  表示箇所:本体

  表示方法:側線又は点線の下線

(V)  JIS

と国際規格との技術的

差異の理由及び今後の対策

項目 
番号

内容

項目 
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

3.

試 験

用器具

3.1

  容器

・金属製の円筒状のもの。

水密で十分強固なもの。

・寸法: 
粗 骨 材 の 最 大 寸 法 に 応 じ

て異なる。

            内径  内高

10 mm

以下  14  × 13 cm

40 mm

以下  24  × 22 cm

・取っ手を付けておくの 
  がよい。

3.2

  はかり

粗 骨 材 の 最 大 寸 法 で 異 な

る。

10 mm

以下  目量  2 g

40 mm

以下       10 g

 5.2.1

Annex

A

5.2.4

容器

・剛性をもち水密である

こと

・容量及び質量 0.1 %以内

まで既知のこと

・寸法 
容器の最小寸法は,骨材の
最大寸法の少なくとも 4
倍で,かつ,150 mm より
小さくてはならない。内径

/内高の比が 1.25∼0.5 と

する。 
・0.01 m

3

・内径 200±1.5 mm

・内高 320±1.5 mm 
・厚さ 4 mm 以上

はかり 
精度 0.1 %

MOD/

選択

MOD/

選択

容器

・    材質    形状

JIS

:金属製  円筒状

ISO

:剛性    規定なし

・寸法

JIS

:細かく規定。

ISO

:Annex A で細かく規定。

・容器のキャリブレーション

JIS

:方法を規定。

ISO

:Annex B でキャリブレー

ション方法及び間隔について

細かく規定。

・はかり

JIS

:目量を規定。

ISO

:精度を規定。

・容器については,JIS に比較

し ISO 規格は選択幅が広い。

精度について,JIS は 0.039∼

0.062 %

ISO は 0.1 %

我が国では,

この試験方法は商

取引である生コンクリートの
容積検査に使用されており,

度の問題を無視することはで

きないので,

一部選択して採用

とする。

・精度は感量(最小目盛)とひ

ょう量

(そのはかりで安全かつ

正確にはかり得る最大質量)

比であり,JIS の規定が明確で

ある。また,相互理解を得る上

で異なって認識しない程度の
違い。

精度差は同じ感量でもひ

ょう量によって異なるので,

度差については比較できない。

3

A 1
1

1

6


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A 1116

:2014

(I) JIS

の規定内容 (II)

国際

規 格 番

(III)

国際規格の規定内容 (IV)

JIS

と国際規格との技術的差異の項目

ごとの評価及びその内容

  表示箇所:本体

  表示方法:側線又は点線の下線

(V)  JIS

と国際規格との技術的

差異の理由及び今後の対策

項目 
番号

内容

項目 
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

3.

試 験

用 器 具

(続き)

3.3

  突き棒

直径 16 mm 長さ 50∼60 cm

の 鋼 又 は 金 属 製 丸 棒 で 先
端を半球状としたもの。

5.2.3 c)

突き棒

直径 16 mm±1 mm,長さ

600 mm

±5 mm,金属性丸

鋼で先端を半球状。

IDT

 3.4

  振動機

JIS A 8610

に規定する公称

棒径が 28 mm のもの。

 5.2.3

a)

5.2.3 b)

内部振動機

振動数 120 Hz 以上,先端
がモールドの 1/4 以下。

振動台 
振動数 40 Hz 以上

IDT

MOD/

削除

振動機

JIS

:内部振動機

ISO

:内部振動機及び振動台を

規定。

4.

試料

JIS A 1115 によって採取

するか,又は JIS A 1138 

よって作る。

 5.3

・試料採取は ISO 1920-1

による。

IDT

JIS A 1115

が ISO 1920-1 に対応

している。

5.

試験

方法

・容器の容積は,水の質量
を正確に量って算出。

 5.4.1

・容器の質量を求め m

1

する。

MOD/

追加

・手順

JIS

:手順を細かく規定。

・我が国の実情に合わせて JIS

では規定。

 5.1

突き棒で締め固める場

合 
・試料を容器の約 1/3 まで

入れ,ならした後,突き棒

で 均 等 に 突 き ( 容 器 内 径

14 cm

のとき 10 回,24 cm

のとき 25 回)

,突き穴がな

くなり,コンクリートの表
面 に 大 き な 泡 が 見 え な く

な る よ う に す る た め 容 器

の外側を 10∼15 回木づち
(槌)などでたたく。

 5.4.2

5.4.3.1

5.4.3.3

・容器の高さ 10∼20 %残

し,少なくとも 2 層に分け
て試料を満たす。

・ただちに各層のコンクリ

ートを過度のレイタンス
及び分離が生じないよう

に締め固める。

突き棒で締め固める場合

・試料をならし,突き棒で

均等に各層を 25 回突く。

一層目を突くとき容器の
底を強く突かない。

ISO

:本体規定部分は JIS と技

術的に一致。

4

A 1
1

1

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A 1116

:2014

(I) JIS

の規定内容 (II)

国際

規 格 番

(III)

国際規格の規定内容 (IV)

JIS

と国際規格との技術的差異の項目

ごとの評価及びその内容

  表示箇所:本体

  表示方法:側線又は点線の下線

(V)  JIS

と国際規格との技術的

差異の理由及び今後の対策

項目 
番号

内容

項目 
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

5.

試 験

方法

(続き)

・次に容器の約 2/3 まで試

料を入れ,同操作を繰り返

す。

・最後に容器に少しあふれ

る程度に試料を入れ,同操
作を繰り返した後,定規で

余 分 の 試 料 を か き 取 っ て

ならす。 
・突き棒の突き入れの深さ

は,その前層にほぼ達する

程度とする。 
・容器の外側についたコン

クリートをぬぐい取って,

容器の試料の質量を量る。

5.2

  振動機で締め固める

場合 
・試料を容器の 1/2 まで入

れ , 振 動 機 で 締 固 め を す

る。 
・次に,容器からあふれる

まで試料を入れ,締固めを

する。 
・振動機の先端は,上層の

コ ン ク リ ー ト を 締 め 固 め

るとき,先端が下層に達す
る程度。

・ 振 動 時 間 は 必 要 最 小 時

間。

5.4.3.2.1

前層に著しく貫通させな

い。 
突き穴がなくなり,大きな

泡がなくなるように木づ

ちでたたく。

内部振動機で締め固める

場合

・振動時間は必要最小時間

とし,過振動は避ける。

・振動機は垂直を保ち容器

の内部の底面や側面に触

れないようにする。

4

A 1
1

1

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A 1116

:2014

(I) JIS

の規定内容 (II)

国際

規 格 番

(III)

国際規格の規定内容 (IV)

JIS

と国際規格との技術的差異の項目

ごとの評価及びその内容

  表示箇所:本体

  表示方法:側線又は点線の下線

(V)  JIS

と国際規格との技術的

差異の理由及び今後の対策

項目 
番号

内容

項目 
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

5.

試 験

方法

(続き)

・上層が終わったら,定規

で 余 分 の 試 料 を か き 取 っ

てならす。 

・容器の外側についたコン

クリートをぬぐい取って,

容 器 中 の 試 料 の 質 量 を 量
る。

5.4.3.2.2

5.4.4

振動台で締め固める場合

・コンクリートをならし,

容器の外側をきれいにし

た後,容器とコンクリート
の質量を測定する。

MOD/

削除

IDT

6.

結 果

の計算

6.1

  単位容積質量

容 器 中 の 試 料 の 質 量 / 容

器容積…(1)

6.2

  空気量(%)

(T

M)/T×100

T:空気が全くないものと
し て 計 算 し た コ ン ク リ ー

トの単位容積質量(kg/m

3

TM

1

/V

1

M

1

:1 m

3

当たりのコンクリ

ートの各材料の質量の

和(kg)

V

1

:1 m

3

当たりのコンクリ

ートの各材料の絶対容

積の和(m

3

M:(1)の単位容積質量

(kg/m

3

 5.4.5

5.5

単位容積質量

容器と試料の質量を量り

m

2

)とする。

Annex B

により求めた容

器の容積を(V)とする。

計算結果 
・結果の表示

密度(kg/m

3

(m

2

m

1

)/V

m

1

:容器の質量(kg)

m

2

: 容 器 と 試 料 の 質 量

(kg) 
V:容器の容量(m

3

結果を至近の 10 kg/m

3

で表す。

IDT

・試験結果の丸め方

JIS

:規定あり

ISO

:規定あり

・空気量

JIS

:規定あり

ISO

:規定あり

JIS は単位容積質量と同一方

法で,別の計算式を与えること

によって空気量も同時に算出
できるので規定している。

・単位容積質量(JIS)と密度

ISO)やそれぞれの記号が M

JIS)と ρ

fr

ISO)など,用

語・記号など違いは僅かであ

る。

 
 
 
 
 
 
 
 
 

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A 1
1

1

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A 1116

:2014

(I) JIS

の規定内容 (II)

国際

規 格 番

(III)

国際規格の規定内容 (IV)

JIS

と国際規格との技術的差異の項目

ごとの評価及びその内容

  表示箇所:本体

  表示方法:側線又は点線の下線

(V)  JIS

と国際規格との技術的

差異の理由及び今後の対策

項目 
番号

内容

項目 
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

6.

結 果

の計算

(続き)

のセメント及び骨材の

密度は,試験で求めた値を

用いる。

 6.6.1

(ρ

abs

ρ

fr

)/ρ

abs

×100

ρ

abs

:空気を含まない密度

ρ

fr

:5.5 で計算したコンク

リート密度

の各材料の絶対容積と

は,各材料の質量をそれぞ
れの密度の 1 000 倍の値で

除したもの。

7.

報告

a)

必ず報告する事項

1)

単位容積質量(kg/m

3

2)

空気量(%)

3)

コンクリートの配合

4)

スランプ又はスランプフ

ロー(cm)

5)

締固め方法

b)

必要に応じて報告する事

1)

混和剤の種類

2)

コ ン ク リ ー ト の 温 度

(℃)

 5.6

6.7

報告書には,JIS の 7.の項

目に加え,次の事項を記載
必ず報告する事項

a)

フレッシュコンクリー

トの単位容積質量

必要に応じて報告する事

b)

コンシステンシー

c)

コンクリート 1 バッチ

の計算上の容積

d)

単位セメント量

・試験方法

・空気量

・モルタルの空気量(必要

ならば)

MOD/

追加

JIS

では 5 項目に加え,必要に

応じて 2 項目を追加記載。

ISO

規格ではそれに加え,左記

の事項を記載。

・我が国の実情に合わせて JIS

では規定。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

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A 1
1

1

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A 1116

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備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    −  IDT………………  技術的差異がない。

    −  MOD/追加………  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    −  MOD/選択………  国際規格の規定内容と別の選択肢がある。

    −  MOD/削除………  国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。

    2.  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。

4

A 1
1

1

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