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A 1115

:2014

(1)

追補 1 のまえがき

この JIS A 1115 の追補 1 は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣

が JIS A 1115:2005 を改正した内容だけを示すものである。

JIS A 1115:2005

は,この追補 1 の内容の改正がされ,JIS A 1115:2014 となる。


日本工業規格

JIS

 A

1115

:2014

フレッシュコンクリートの試料採取方法

(追補 1)

Method of sampling fresh concrete

(Amendment 1)

JIS A 1115:2005

を,次のように改正する。

序文の“1986 年に第 1 版として発行された ISO 2736-1:1986,Concrete tests−Test specimens−Part 1: Sampling

of fresh concrete

”を,

“2004 年に第 1 版として発行された ISO 1920-1:2004,Testing of concrete−Part 1:

Sampling of fresh concrete

”に置き換える。

1.

(適用範囲)の

備考の対応国際規格を,次に置き換える。

  ISO 1920-1:2004,Testing of concrete−Part 1: Sampling of fresh concrete(MOD)

5.

(分取試料の採取方法)の“分取試料の採取方法は,

附属書 1(参考)による。”を,“分取試料の採取

方法の一例を,

附属書 1(参考)に示す。”に置き換える。

附属書 2(参考)(JIS と対応する国際規格との対比表)を,次に置き換える。


2

A 1115

:2014

附属書 2(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS A 1115:2014

  フレッシュコンクリートの試料採取方法

ISO 1920-1:2004

  Testing of concrete−Part 1: Sampling of fresh concrete

(I)JIS

の規定内容

(II)

国 際

規 格 番

(III)

国際規格の規定内容

(IV)JIS

と国際規格との技術的差

異の項目ごとの評価及びその内容

  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線

(V)JIS

と国際規格と

の技術的差異の理由

及び今後の評価

項目 
番号

内容

項目
番号

内容

項 目 ご
と の 評

技術的差異の内容

1.

適 用

範囲

ミキサ,ホッパ,コンクリー

ト運搬装置,打ち込んだ箇所
などから,フレッシュコンク

リートの試料を採取する場

合について,規定する。

ISO 

1920-1 

1

まだ固まらないコンクリートの試料採取方法を規

定する。 
試料は,まだ固まらないコンクリートの物性試験

や,硬化コンクリートの物性試験のための供試体作

成に用いられる。

MOD/

追加

試 料 を 採 取 す る 具 体 的

な内容を示した。

2.

引 用

規格

JIS Z 8801-1 

 2

ISO 1920-2 : Properties of fresh concrete

ISO 1920-3 : Making and curing test specimens

ISO 1920-4 : Strength of hardened concrete

MOD/

追加

ミ キ サ か ら 試 料 を 採 取
す る 場 合 の 具 体 的 な 方

法を引用した。

3.

試料

分取試料:試験しようとする

コンクリートの各所から採
取した個々の試料

 3.1

3.2

・バッチ

・試料(composite sample)

:バッチ内又はコンクリ

ートのかたまりからまんべんなく採取された一

連の increment からなるコンクリートを完全に練

り混ぜたもの

MOD/

変更

ISO

規格ではバッチ,試

料,increment,分取四試
料 の 採 取 に つ い て も 規

定している。

用語・記号などの僅

かな相違。

 3.3

・分取試料(spot sample)

:バッチ内又はコンクリ

ートのかたまりの 1 か所から採取したコンクリ

ートの量

IDT

 3.4

・increment:スコップの 1 操作で採取したコンクリ

ートの量

 4.1

・試料の採取:コンクリート流又はかたまりから採

取された一連の分取試料は入念に練り混ぜる。

 4.2

・分取試料の採取:コンクリート流又はかたまりの

1

か所から採取された試料。

バッチの代表値ではないので強度試験供試体と

して用いてはならない。

1

A 1
1

1

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A 1115

:2014

(I)JIS

の規定内容

(II)

国 際

規 格 番

(III)

国際規格の規定内容

(IV)JIS

と国際規格との技術的差

異の項目ごとの評価及びその内容

  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線

(V)JIS

と国際規格と

の技術的差異の理由

及び今後の評価

項目 
番号

内容

項目
番号

内容

項 目 ご
と の 評

技術的差異の内容

3.

試料

(続き)

試料は試験が終わるまで,日

光,風などの影響を受けない
ように手早く取り扱い,必要

に応じて水を得失したり温

度変化が過度にならないよ
うに保護する。

 6.4

・試料の運搬,取扱い,養生方法

  試料採取,運搬,取扱いの全ての段階において,

不純物混入及び水の得失,過度の振動及び温度変

化に対して保護されなければならない。

IDT

用語の僅かな相違。

試料は練り混ぜ後,直ちに試

験に供する。

まだ固まらないコンクリートの物性値の経時変化

は,環境条件によって異なるため,これを考慮して

試験及び供試体作成の時期を決めなければならな
い。

容器からコンクリートを採る場合,容器にスラリー

が厚く付着したまま残っていないことを確認する。

IDT

JIS

で は 規 定 し て い な

い。

用語の僅かな相違。

試料を入れる容器 
  非吸水性材料でできた容

器に入れる。

 5.1

・スコップ:非吸収性材料でペーストの付着のない

適切なサイズのもの。

ISO

規格ではスコップ,

温度計,湿布についても

規定している。

用語の僅かな相違。

5.2

・容器:非吸収性材料でペーストの付着のないもの

で,コンクリートの受取,運搬,練り返しに使う

もの。

IDT

5.3

・温度計:まだ固まらないコンクリートの温度を精

度±1  ℃で測定できるもの。

5.4

・湿布

試料の種類によって,ふるい

で 50 mm 又は 40 mm を超え

る粗骨材粒を除去して試料
とすることができる。

ISO

規格では規定していない。 MOD/

追加

他の JIS との整合のため

追加している。

1

A 1
1

1

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A 1115

:2014

(I)JIS

の規定内容

(II)

国 際

規 格 番

(III)

国際規格の規定内容

(IV)JIS

と国際規格との技術的差

異の項目ごとの評価及びその内容

  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線

(V)JIS

と国際規格と

の技術的差異の理由

及び今後の評価

項目 
番号

内容

項目
番号

内容

項 目 ご
と の 評

技術的差異の内容

4.

試 料

の量

20 L

以上,必要量より 5 L 多

くしなければならない。 
分取試料をそのまま試料と

する場合は,20 L 未満でもよ

い。

 6.1

分取試料若しくは試料(composite sample)のいず

れを採取すべきか決める(試料の使用目的によ
る。

必要量の 1.5 倍以上。

サンプリング誤差の管理手法は附属書 A に記載。

MOD/

変更

JIS

で は 規 定 し て い な

い。

JIS

:必要量より 5 L 多く

ISO

:必要量の 1.5 倍以

JIS

で は 規 定 し て い な

い。

ISO

では 20 L 以上

と規定していない。

5.

分 取

試 料 の

採 取 方

・採取場所ごとに規定してい

る(ミキサ,トラックアジテ

ータ,コンクリートポンプ,

ホッパ又はバケット,ダンプ
トラック,手押車,打ち込み

箇所)

・3 か所以上から採取。

 6.2

・試料(composite sample)の採取方法

使用前に器具が清浄で湿布(ぬれた布ではない)

で湿らせてあることを確認する。

バッチの各所からまんべんなく必要量をスコッ
プで採る。

コンクリート流から採取する場合は,全断面の代
表値となるように採取しなければならない。

コンクリートがひとかたまりとなって排出され

た場合は,表面からだけでなく,可能な限り内部
からもまんべんなく採取しなければならない。

Increment

は少なくとも 3 か所から採取。

MOD/

追加

試 料 採 取 の 場 所 及 び 方

JIS

は採取場所ごとに規

定している。

ISO

規格は採取場所ごと

に規定していない。

規定は ISO 規格に整合
しているが,ISO 規格に

な い 細 か い 手 順 は 附 属

書(参考)とした。

材料が分離した試料の採取

可否について,採取場所ごと
に規定している。

連続ミキサ又はトラックアジテータから採取する

場合は,最初と最後の部分は,避けなければならな
い。

他の部分と明らかに異なる部分(砂及び砂利が過剰

な部分など)からは採取してはならない。 
容器に入れる。採取日時を記録する。

MOD/

追加

規定は ISO 規格に整合

しているが,ISO 規格に
な い 細 か い 手 順 は 附 属

書(参考)とした。

1

A 1
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A 1115

:2014

(I)JIS

の規定内容

(II)

国 際

規 格 番

(III)

国際規格の規定内容

(IV)JIS

と国際規格との技術的差

異の項目ごとの評価及びその内容

  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線

(V)JIS

と国際規格と

の技術的差異の理由

及び今後の評価

項目 
番号

内容

項目
番号

内容

項 目 ご
と の 評

技術的差異の内容

5.

分 取

試 料 の
採 取 方

(続き)

6.3

・分取試料(spot sample)の採取方法

使用前に器具が清浄で湿布(ぬれた布ではない)
で湿らせてあることを確認する。

バッチ又はコンクリートのかたまりの必要な部

分からスコップで採る。 
容器に入れる。採取日時を記録する。

JIS

は試料の種類ごとに

規定していない。

ISO

規格は試料の種類ご

とに規定している。

6.5

・試料の温度測定方法

必要に応じ,採取時に容器内のコンクリートの温

度を測定する。

JIS

で は 規 定 し て い な

い。

6.

報告

報告は,次の事項について行
う。

 7

・各試料には採取責任者が作成する報告書を添付

する。

我が国の実情に合わ 
せて JIS では規定。

・試験報告書の書式例は附属書 B に記載。

JIS

で は 規 定 し て い な

い。

・必ず報告する事項

日時,天候,気温, 
分取試料の数と分布及び

採取間隔

・各試料について,次の情報を記録する。

採取日時,気温,天候

MOD/

追加

ISO

規格では分取試料の

数 と 分 布 及 び 採 取 間 隔
に つ い て は 規 定 し て い

ない。

JIS

では具体的な内

容を追加している。

・採取方法

バッチ番号又は運搬車番

構造物における採取位置

試料の識別,試料の種類(composite or spot)

バッチ番号 
業務名,業務内での分類

標準採取方法との差異

技術責任者による証明(この規格に準拠した試料)

MOD/

変更

ISO

規格では試料の識

別,試料の種類,バッチ
番号,業務名,業務内で

の分類,標準採取方法と

の差異,及び技術責任者
に よ る 証 明 に つ い て 規

定している。

ISO

は具体的な内容

を追加している。

・必要に応じて報告する事項

  コンクリートの配合 
  コンクリートの温度

  採取者の氏名

排出前のコンクリート温度

採取責任者名,サイン

MOD/

追加

ISO

規格ではコンクリー

ト の 配 合 に つ い て は 規
定していない。

我が国の実情に合わ

せて JIS では規定。

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A 1115

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JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価: MOD

備考 1.  項目ごとの評価欄の用語の意味は,次のとおりである。

    −  IDT………………  技術的差異がない。

    −  MOD/追加………  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    −  MOD/変更………  国際規格の規定内容を変更している。

    2. JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。

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