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A 1110

:2006

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本コン

クリート工学協会(JCI)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工

業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS A 1110:1999 は改正され,この規格に置き換えられる。

改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 6783:1982,Coarse aggregates for

concrete - Determination of particle density and water absorption - Hydrostatic balance method

を基礎として用い

た。

JIS A 1110

には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表


A 1110

:2006

(2) 

目  次

ページ

序文 

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  器具

1

3.1

  はかり

1

3.2

  金網かご 

1

3.3

  吸水性の布 

1

3.4

  乾燥機

1

4.

  試料

1

5.

  試験方法

2

6.

  計算

2

7.

  精度

3

8.

  報告

3

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

4


     

日本工業規格

JIS

 A

1110

:2006

粗骨材の密度及び吸水率試験方法

Methods of test for density and water absorption of coarse aggregates

序文  この規格は,1982 年に第 1 版として発行された ISO 6783:1982,Coarse aggregates for concrete -

Determination of particle density and water absorption - Hydrostatic balance method

を元に,対応する部分につ

いて翻訳し,一部の規定内容を除き,技術的内容を変更することなく改正を行った日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある部分は,国際規格と相違する部分である。変更の一覧表をそ

の説明を付けて,

附属書(参考)に示す。

1. 

適用範囲  この規格は,粗骨材(

1

)

の密度及び吸水率の試験方法について規定する(

2

)

(

1

)

構造用軽量粗骨材を絶対乾燥状態から 24 時間吸水させて試験する場合は,JIS A 1135 による。

(

2

ピクノメータを用いて粗骨材の密度及び吸水率を試験する場合は,JIS A 1109 によることがで

きる。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 6783:1982

, Coarse aggregates for concrete - Determination of particle density and water

absorption - Hydrostatic balance method (MOD)

2. 

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS A 1109

  細骨材の密度及び吸水率試験方法

JIS A 1135

  構造用軽量粗骨材の密度及び吸水率試験方法

JIS Z 8801-1

  試験用ふるい−第 1 部:金属製網ふるい

3. 

器具

3.1 

はかり  はかりは,試料質量の 0.02%以下の目量をもつものとする。

はかりは,皿の中心から,直径 3mm 以下の金属線でかごをつるし,これを水中に浸すことができる構

造とする。

3.2 

金網かご  粗骨材を入れるかごは,目開き 3 ㎜以下の金網でこれを作り,直径約 200 ㎜,高さ約

200

㎜とする。

3.3 

吸水性の布  粗骨材の粒子の表面の水膜をぬぐうのに用いる吸水性の布は,乾燥した柔らかいもの

とする。

3.4 

乾燥機  乾燥機は,排気口のあるもので,105±5℃に保持できるものとする。


2

A 1110

:2006

     

4. 

試料  試料の採取及び調整方法は,次による。

a) 

試料は,代表的なものを採取し,JIS Z 8801-1 に規定する公称目開き 4.75 ㎜の金属製網ふるいにとど

まる粗骨材を,四分法又は試料分取器によって,ほぼ所定量となるまで縮分する。

b) 

普通骨材の 1 回の試験に使用する試料の最小質量は,粗骨材の最大寸法(ミリメートル表示)の 0.1

倍をキログラム表示した量とする。軽量骨材については,次の式によって,おおよその試料質量を定

める。

25

max

min

e

D

d

m

×

=

ここに,

m

min

試料の最小質量(kg)

d

max

粗骨材の最大寸法(mm)

D

e

粗骨材の推定密度(g/cm

3

c) 

試料を水で十分に洗って,粒の表面についているごみ,その他を取り除き,20±5℃の水中で 24 時間

吸水させる。

d) 

試料を水中から取り出し,水切り後,吸水性の布の上にあける。試料を吸水性の布の上で転がして,

目で見える水膜をぬぐい去り,表面乾燥飽水状態とする(

3

)

(

3

表面乾燥飽水状態では表面はなお湿っているように見えるものである。粒を一つずつぬぐう場

合には,一部で極端に乾燥するおそれがあるので注意を要する。

e) d)

の試料を二分し,それぞれを 1 回の試験の試料とする。

5. 

試験方法  試験は次による。なお,それぞれの質量は試料質量の 0.02%まではかる。

a) 4.e

)の試料の質量(m

1

)をはかる。

b) 

試料を金網かごに入れ,水中(

4

)

で振動を与え,粒子表面と粒子間の付着空気を排除した後,20±5℃

の水中で試料の見掛けの質量(m

2

)をはかり,また水温をはかる。

(

4

水は上水道水など清浄な水とする。

c) 

金網かごの水中における見掛けの質量(m

3

)をはかる(

5

)

(

5

金網かごが水中に没している高さは,金網かごだけの場合と金網かごと試料の場合において一

定となるように調整する。

d) 

水中から取り出した試料を 105±5℃で一定質量となるまで乾燥し,室温まで冷やし,その乾燥質量

m

4

)をはかる。

e) 

密度及び吸水率の試験は,4. e)で二分した試料について 1 回ずつ行う。

6. 

計算  計算は,次による。

a) 

粗骨材の表乾密度,絶乾密度及び吸水率は,それぞれ次の式によって算出し,四捨五入によって小数

点以下 2 けたに丸める。

3

2

1

w

1

m

m

m

m

D

S

+

×

=

ρ

ここに,

D

S

表乾密度(g/cm

3

m

1

表面乾燥飽水状態における試料の質量(g)

m

2

試料と金網かごの水中の見掛けの質量(g)

m

3

金網かごの水中の見掛けの質量(g)


3

A 1110

:2006

     

ρ

w

試験温度における水の密度(

6

(g/cm

3

(

6

水の密度は試験温度に応じて次の値を用いる。

温度
(℃)

15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25

密度

(g/cm

3

)

0.9991 0.9989 0.9988 0.9986

0.9984

0.9982

0.9980

0.9978

0.9975 0.9973

0.9970

3

2

1

w

4

m

m

m

m

D

d

+

×

=

ρ

ここに,

D

d

絶乾密度(g/cm

3

m

4

絶対乾燥状態の試料の質量(g)

吸水率

100

4

4

1

×

=

m

m

m

Q

ここに,

Q:  吸水率(質量百分率)(%)

b)  2

回の試験の平均値を,四捨五入によって小数点以下 2 けたに丸め,密度及び吸水率の値とする。

7. 

精度  平均値からの差が,密度の場合は 0.01g/cm

3

以下,吸水率の場合は 0.03%以下でなければなら

ない。

8. 

報告  報告は,次の事項のうち必要なものを記載する。

a) 

骨材の種類,大きさ,外観及び産地

b) 

試料を採取した日

c) 

試験で用いた水の温度

d) 

表乾密度及び絶乾密度

e) 

吸水率


4

A 1110

:2006

     

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS A 1110:2006

  粗骨材の密度及び吸水率試験方法

ISO 6783

:1982  コンクリート用粗骨材-密度及び吸水率試験方法−水中質量法

(Ⅰ)JIS の規定

( Ⅱ ) 国
際 規 格 番

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異
の項目ごとの評価及びその内容 
表示箇所:本文 
表示方法:点線の下線

(Ⅴ)JIS と国際規格と
の技術的差異の理由及び
今後の対策

項目 
番号

内容

項目 
番号

内容

項目ごと
の評価

技術的差異の内容

1.

適用

範囲

この規格は,粗骨材(

1

)

の密度及

び吸水率の試験方法について規
定する(

2

)

注(

1

)

  構造用軽量粗骨材を絶対

乾燥状態から 24 時間吸水
させて試験する場合は,
JIS A 1135

による。

  (

2

)

  ピクノメーターを用いて

粗骨材の密度及び吸水率
を試験する場合は,JIS A 
1109

によることができ

る。

ISO 6783 

1

適用

範囲

 
 

公称寸法 4mm より大きい粗骨材の
密度及び吸水率の試験方法について
規定。 

IDT 
 
 

構造用軽量骨材について
JIS A 1135

に規定してい

る。 
ISO

規格は軽量,普通,

重量骨材の種類を問わず
規定している。 
ここでは,JIS は粗骨材の
寸法を規定していない。

粗骨材試料の最小寸法は
当面 5mm を維持する。 
試験結果に影響しないと
判断し規定しない。 

2.

引用

規格

JIS Z 8801-1

  試験用ふるい−第

1

部:金属製網ふるい

2

参考 I S O   5 6 5 I S O   3 3 0 1 / 1 I S O 

3301/2 

ISO 4847ISO 6274

MOD/

 

3

定義 3.1 Particle density

3.2 Water absorption

MOD/

ISO

は骨材の最小寸法を

規定している。

試験結果に影響しないと
判断し規定しない。 

4

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(Ⅰ)JIS の規定

( Ⅱ ) 国
際 規 格 番

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異
の項目ごとの評価及びその内容 
表示箇所:本文 
表示方法:点線の下線

(Ⅴ)JIS と国際規格と
の技術的差異の理由及び
今後の対策

項目 
番号

内容

項目 
番号

内容

項目ごと
の評価

技術的差異の内容

4.1

はかり

3

㎏又はそれ以上の能力をもち,計

量する材料の質量を0.1%まで正確
に測定可能なもの。

IDT 
 
 
 

はかりのひょう量,精度
にやや差はあるが許容範
囲内である。基本的には
類似の器具を使用してい
るが ISO 規格のほうが細
かく規定している。

 
 
 
 

4.2

金網かご

網目が約 1∼3 ㎜又は穴あきの容器
(直径 1∼3 ㎜の穴)で,クローム
めっきで磨きのかかったものが好ま
しい,はかりからつるすことのでき
る 1 ㎜より太くない針金。

IDT 
 
 
 
 

試験用金網かごは ISO 
格と同様である。 
 
 
 

 
 
 
 
 

4.3

水密タンク

網かごをつるすことのできるもの。

MOD/

除 

JIS

:規定なし

試験結果に影響しないと
判断し規定しない。 

4.4

乾燥した柔らかい吸水性の布 2

MOD/

JIS

:枚数についての規定

なし

同上 

4.5

閉鎖可能な容器

MOD/

JIS

:規定なし 

同上 

4.6

試験ふるい

(織金網又は穴あき板)

ISO 3310/1

又は ISO 3310/2 の要件

を満足する穴寸法 4.0mm,4.75mm
又は 5.0mm をもつもの。

MOD/

更 
 
 

JIS

:B シリーズのふるい

に限定

ISO

:A∼C シリーズを採

我が国では,B シリーズ
のふるいが普及してい
る。

3.

器具 3.1 はかり

はかりは,試料質量の 0.02%以
下の目量をもつものとする。は
かりは,皿の中心から,直径
3mm

以下の金属線でかごをつる

し,これを水中に浸すことがで
きる構造とする。 
3.2

金網かご

粗骨材を入れるかごは,目開き
3mm

以下の金網で作り,直径約

200mm

, 高 さ 約 200mm と す

る。 
3.3

吸水性の布

粗骨材の粒子の表面の水膜をぬ
ぐうのに用いる吸水性の布は,
乾燥した柔らかいものとする。 

 4

器具

と材料

4.7

水,試験に影響を与える不純物

(溶存空気など)を含まないもの。

MOD/

JIS

:規定なし

我が国では,清浄な水の
使用が一般的であるた
め,特に規定しない。

 3.4

乾燥機

乾燥機は,排気口のあるもの
で,槽内を 105±5℃に保持でき
るものとする。

− MOD/追

5

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(Ⅰ)JIS の規定

( Ⅱ ) 国
際 規 格 番

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の
項目ごとの評価及びその内容 
表示箇所:本文 
表示方法:点線の下線

(Ⅴ)JIS と国際規格
との技術的差異の理
由及び今後の対策

項目 
番号

内容

項目 
番号

内容

項目ごと
の評価

技術的差異の内容

4.

試料

試料の採取及び調整方法は,次による。
a)

試料は,代表的なものを採取し,JIS 

Z 8801-1

に 規 定 す る 公 称 目 開 き

4.75mm

の金属製網ふるいにとどまる

粗骨材を,四分法又は試料分取器によ
って,ほぼ所定量となるまで縮分す
る。

b)

普通骨材の 1 回の試験に使用する試

料の最小質量は,粗骨材の最大寸法
(ミリメートル表示)の 0.1 倍をキロ
グラム表示した量とする。軽量骨材に
ついては,次の式によって,おおよそ
の試料質量を定める。

m

min

d

max

×D

/25

ここに,

m

min

:試料の最小質量(kg)

d

max

:粗骨材の最大寸法(mm)

D

e

:粗骨材の推定密度(kg/m

3

c)

試料を水で十分に洗って,粒の表面

についているごみ,その他を取り除き
20±5

℃の水中で 24 時間吸水させる。

d)

試料を水中から取り出し,水切り

後,吸水性の布の上にあける。試料を
吸水性の布の上で転がして,目で見え
る水膜をぬぐい去り,表面乾燥飽水状
態とする(

3

)

注(

3

)

表面乾燥飽水状態では表面はなお

湿っているようにみえるものであ
る。粒を一粒ずつぬぐう場合に
は,一部で極端に乾燥する恐れが
あるので注意を要する。

e) d)

の試料を二分し,それぞれを 1 回の

試験の試料とする。

5.

試 料

の採取

ISO 4847

(普通骨材の試

料採取方法)による。 
試料の量 
普通骨材については試料
の最小質量はグラムで mm
表示の公称最大寸法の 100
倍とする。 
軽量骨材と重量骨材につ
いては,試料の最小質量
は グ ラ ム で 次 の 式 に よ
る。

m

min

d

max

×Q

/25

d

max

は骨材の公称最大寸

法:mm

Q

p

は推定粒子密度:kg/m

3

MOD/

更 
 
 
 

ふるい:ISO 規格は A,B,
C

シリーズ,JIS は B シリー

ズを採用している。JIS は当
面 B シリーズを継続する。
試料の採取方法,ふるいの網
目に留まるものに対し,ISO
規格は 4.0,4.75,5.0mm に
留まるものと規定している。
採取量は ISO 規格に整合さ
せた。 
 
ISO

規格は軽量及び重量骨材

についても規定しているが,
この JIS はこれらの骨材につ
いては触れていない。 

我が国では B シリー
ズのふるいだけを採
用している。 
また,ふるい目が若
干異なっても試験結
果に影響しない。 
 
 
 
構造用軽量骨材につ
いては,JIS A 1135 
規定している。

6

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(Ⅰ)JIS の規定

( Ⅱ ) 国
際 規 格 番

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の
項目ごとの評価及びその内容 
表示箇所:本文 
表示方法:点線の下線

(Ⅴ)JIS と国際規格
との技術的差異の理
由及び今後の対策

項目 
番号

内容

項目 
番号

内容

項目ごと
の評価

技術的差異の内容

試料を金網かごに入れ

15

∼25℃の恒温で十分な

量の水に 24 時間静置す
る。 

MOD/

更 
 

JIS

では骨材を吸水させる際

の容器を規定していない。 
 

試験結果に影響しな
いと判断し規定しな
い。 

20±5

℃の水中で試料の見

掛けの質量(m

2

)を量

る。

MOD/

更 

水中質量と表乾質量の測定手
順が異なる。 

金網かごと試料を水中か

ら取り出し,水切り後,
試料は吸水性の布の上に
あける。金網かごは水中
に戻し,その質量(m

3

を量る。

MOD/

更 
 
 
 
 

試料を吸水性の布の上で

転がして,目で見える水
膜 を ぬ ぐ い 去 り 質 量
m

1

)を量る。

IDT 

5.

試験

  方法

試験は次による。なお,それぞれの質量
は試料質量の 0.02%まではかる。 
a) 4. e)

の試料の質量(m

1

)をはかる。

b)

試料を金網かごに入れ,水中(

4

)

で振

動を与え,粒子表面と粒子間の付着空
気を排除した後,20±5℃の水中で試料
の見掛けの質量(m

2

)をはかり,また

水温をはかる。

注(

4

)

水は上水道水など清浄な水とす

る。

c)

金網かごの水中における見掛けの質

量(m

3

)をはかる(

5

)

注(

5

)

金網かごが水中に没している高さ

は,金網かごだけの場合と金網か
ごと試料の場合において一定とな
るように調整する。

d)

水中から取り出した試料を 105±5℃で

一定質量となるまで乾燥し,室温まで
冷やし,その乾燥質量(m

4

)をはか

る。

e)

密度及び吸水率の試験は,4. e)で二分

した試料について 1 回ずつ行う。

6.

試 験

方法

105±5

℃で一定質量が得

られるまで乾燥する。乾
燥試料の質量(m

4

)を量

る。

IDT

同上 

手順を変更しても試
験結果に影響しない
と判断し,より合理 
的な手順とした。

7

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(Ⅰ)JIS の規定

( Ⅱ ) 国
際 規 格 番

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の
項目ごとの評価及びその内容 
表示箇所:本文 
表示方法:点線の下線

(Ⅴ)JIS と国際規格
との技術的差異の理
由及び今後の対策

項目 
番号

内容

項目 
番号

内容

項目ごと
の評価

技術的差異の内容

7.1

絶対乾燥状態における

密度 
Q

P0

m

4

×Q

W

/ m

1

−(m

2

m

3

)

IDT 
 
 

7.2

表面乾燥飽水状態にお

ける密度 
Q

PS

m

1

×Q

W

/ m

1

−(m

2

m

3

)

IDT

7.3

吸水率

a = (m

1

m

4

)×100/ m

4

IDT 

6.

計算  計算は,次による。

a)

粗骨材の表乾密度,絶乾密度及び吸

水率は,それぞれ次の式によって算出
し,四捨五入によって小数点以下 2 け
たに丸める。

D

S

m

1

×ρ

W

 / ( m

1

m

2

m

3

)

ここに,D

:表乾密度 (g/cm

3

)

m

1

:表面乾燥飽水状態における試料の質

量 (g)

m

2

:試料と金網かごの水中の見掛けの質

量 (g)

m

3

:金網かごの水中の見掛けの質量 (g)

ρ

W

:試験温度における水の密度(

6

) (g/cm

3

)

注(

6

)

水の密度は試験温度に応じて次の

値を用いる(本文参照)

 
D

d

m

4

×ρ

W

 / (m

1

m

2

m

3

)

ここに,D

d

:絶乾密度(g/cm

3

)

m

4

:絶対乾燥状態の試料の質量(g)

 
吸水率 
Q = (m

1

m

4

)/ m

4

×100

ここに,:吸水率(質量百分率)

(%)

 
b) 2

回の試験の平均値を,四捨五入によ

って小数点以下 2 けたに丸め,密度及
び吸水率の値とする。

7

結果

の表示

7.4

記号

Q

P0

:絶対乾燥状態の密度

Q

PS

:表面乾燥飽水状態に

おける密度

m

1

:表面乾燥飽水状態に

おける試料の質量(g)

m

2

:試料とかごの水中の

見掛けの質量 (g)

m

3

:金網かごの質量 (g)

m

4

:絶対乾燥状態の質量

(g)

Q

W

:試験温度における水

の密度 (kg/l)

a:吸水率 (%)

IDT 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

計算式と用いる表示記号は異
なるが,計算式の意味は同じ
である。 
 
 
 
 
 

8

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9

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:2006

     

(Ⅰ)JIS の規定

(Ⅱ)国
際規格番

(Ⅲ)国際規格の規定

(Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の
項目ごとの評価及びその内容 
表示箇所:本文 
表示方法:点線の下線

(Ⅴ)JIS と国際規格
との技術的差異の理由
及び今後の対策

項目 
番号

内容

項目
番号

内容

項目ごと
の評価

技術的差異の内容

MOD/

更 
 
 

結果の表示について,JIS 
平均値との差を規定してい
るのに対し,ISO 規格は測
定値そのものの表示単位を
規定している。

試験は 2 回実施するた
め,精度に関する規定
は必要である。 
 

7.

精度  平均値からの差が,密度の場合は

0.01g/cm

3

以下,吸水率の場合は

0.03

%以下でなければならない。

 
 
 

7.5

密度の値は至近の 1kg/m

3

まで

kg

で報告する。吸水率の値は至近

の 0.2%(m/m)まで計算する

MOD/

吸水率の精度は ISO 規格に
は規定されていない。

吸水率についても精度
を規定すべきである。

8.

報告  報告は,次の事項のうち必要なもの

記載する。 
a)

  骨材の種類,大きさ,外観及び

産地

b)

  試料を採取した日

c)

  試験で用いた水の温度

d)

  表乾密度及び絶乾密度

e)

  吸水率

試験
報告

試験報告は,次の項目を含むもの
とする。 
a)

  この国際規格に関しての言及

b)

  試料の識別

c)

  骨材の種類と最大寸法

d)

  受領時の試料の水分状態

e)

  試料の質量

f)

  報告される容積当たりの粒子質

量すなわち密度が絶乾基準か表
乾基準か両方であるかの明確な
表示

g)

  浸せき時間が 24±4 時間以外

であった場合は,その時間

h)

  結果

MOD/

左記のとおり異なる。

他の JIS を考慮し,不
必要と考えられる事項
を一部変更・削除し
た。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:  MOD

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。 
          −  IDT  ・・・・・・  技術的差異がない。 
          −  MOD/削除  ・・・  国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
          −  MOD/追加  ・・・  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
          −  MOD/変更  ・・・  国際規格の規定内容を追加している。

2. JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

          −  MOD  ・・・・・・・・  国際規格を修正している。

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