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A 1104

:2006

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本コン

クリート工学協会(JCI)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業

標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS A 1104:1999 は改正され,この規格に置き換えられる。

改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 6782:1982,Aggregates for concrete

−Determination of bulk density を基礎として用いた。

JIS A 1104

には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表


A 1104

:2006

(2)

目  次

ページ

序文 

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  器具

1

3.1

  はかり

1

3.2

  容器

2

3.3

  突き棒

2

4.

  試料

2

5.

  試験方法

2

5.1

  単位容積質量の測定

2

5.2

  試料の密度,吸水率及び含水率の測定 

2

6.

  計算

2

7.

  精度

3

8.

  報告

3

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

4


日本工業規格

JIS

 A

1104

:2006

骨材の単位容積質量及び実積率試験方法

Methods of test for bulk density of aggregates and solid content in

aggregates

序文  この規格は,1982 年に第 1 版として発行された ISO 6782,Aggregates for concrete−Determination of

bulk density

を元に,対応する部分について翻訳し,一部の規定内容を除き,技術的内容を変更することな

く改正を行なった日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある部分は,国際規格と相違する部分である。変更の一覧表をそ

の説明を付けて,

附属書(参考)に示す。

1. 

適用範囲  この規格は,コンクリートに用いる骨材(

1

)

の単位容積質量及び実積率の試験方法について

規定する。

(

1

)

構造用軽量骨材を含む。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD(修

正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 6782:1982

,Aggregates for concrete−Determination of bulk density (MOD)

2. 

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS A 1109

  細骨材の密度及び吸水率試験方法

JIS A 1110

  粗骨材の密度及び吸水率試験方法

JIS A 1125

  骨材の含水率試験方法及び含水率に基づく表面水率の試験方法

JIS A 1134

  構造用軽量細骨材の密度及び吸水率試験方法

JIS A 1135

  構造用軽量粗骨材の密度及び吸水率試験方法

3. 

器具  試験用器具は,次のとおりとする。

3.1 

はかり  はかりは,試料質量の 0.2%以下の目量をもつものとする。

3.2 

容器  容器は,内面を機械仕上げとした金属製の円筒で,水密で十分強固なものとする。容器には,

取扱いに便利なように取っ手を付ける。

容器は,粗骨材の最大寸法に応じて

表 による。

また,容器の容積は,これを満たすのに必要な水の質量を正確に測定して算定する。

3.3 

突き棒  突き棒は,直径 16mm,長さ 500∼600mm の丸鋼とし,その先端を半球状にしたものとす

る。


2

A 1104

:2006

  1  容器と突き回数

粗骨材の最大寸法

mm

容積

L

内高/内径

1

層当たりの突き回数

5(

細骨材)  以下

1

∼2

20

10

以下

2

∼3

20

10

を超え 40 以下

10

30

40

を超え 80 以下

30

0.8

∼1.5

50

4. 

試料  試料は,代表的なものを採取し,四分法又は試料分取器によって,ほぼ所定量となるまで縮分

する。その量は,用いる容器の容積の 2 倍以上とする。試料は,絶乾状態とする。ただし,粗骨材の場合

は気乾状態でもよい。この試料を二分し,それぞれを 1 回の試験の試料とする。

5. 

試験方法

5.1 

単位容積質量の測定  単位容積質量の測定は,次のとおり試料を詰め,骨材の表面をならした後,

容器の中の試料の質量をはかる。

5.1.1 

試料の詰め方  試料の詰め方は,棒突きによることとする。ただし,粗骨材の寸法が大きく,棒突

きが困難な場合及び試料を損傷するおそれのある場合は,ジッギングによる。試料の詰め方は,次による。

a)

棒突きによる場合  試料を容器の 1/3 まで入れ,上面を指でならし,突き棒で均等に所要の回数を突

く。このとき,突き棒の先端が容器の底に強く当たらないように注意する。突く回数は骨材の最大寸

法に応じて

表 による。次に容器の 2/3 まで試料を入れ,前と同様の回数を突く。最後に容器からあ

ふれるまで試料を入れ前回と同様の回数を突く。

b)

ジッギングによる場合  容器をコンクリート床のような強固で水平な床の上に置き,試料をほぼ等し

い 3 層に分けて詰める。各層ごとに容器の片側を約 5cm 持ち上げて床をたたくように落下させる。次

に反対側を約 5cm 持ち上げ落下させ,各側を交互に 25 回,全体で 50 回落下させる。

5.1.2 

骨材の表面のならし方  細骨材の場合は,突き棒を定規として余分の試料をかきとり,容器の上面

に沿ってならす。

粗骨材の場合は,骨材の表面を指又は定規でならし,容器の上面からの粗骨材粒の突起が,上面からの

へこみと同じくらいになるようにする。

5.2 

試料の密度,吸水率及び含水率の測定  試料の密度,吸水率及び含水率  (

2

)

測定は,次のとおり行う。

a)

質量を測定した試料から,四分法又は試料分取器によって,密度,吸水率及び含水率を測定するため

の試料採取する。

b)

密度,吸水率及び含水率は,JIS A 1109JIS A 1110JIS A 1125JIS A 1134 及び JIS A 1135 によって

試験する。

(

2

)

絶乾状態の試料を用いる場合又は試料の含水率が 1.0 %以下の見込みの場合は,含水率の測定は

省略してもよい。

5.3 

試験の回数  試験は,同時に採取した試料について 2 回行う。

6. 

計算  計算は,次のとおりに行う。

a)

骨材の単位容積質量(T)は,次の式によって算出し,四捨五入によって有効数字 3 けたに丸める。

V

m

T

1

=

  (

3

)


3

A 1104

:2006

ここに,  T:骨材の単位容積質量  (㎏/L)

          V:容器の容積 (L)

          m

1

:容器中の試料の質量  (㎏)

(

3

)

気乾状態の試料を用いて試験を行い,含水率の測定を行った場合は,次の式による。

2

D

1

m

m

V

m

T

×

=

ここに,m

2

:含水率測定に用いた試料の乾燥前の質量  (㎏)

        m

D

:含水率測定に用いた試料の乾燥後の質量  (㎏)

b)

骨材の実積率(G)は,次の式によって算出し,四捨五入によって有効数字 3 けたに丸める。

100

D

×

=

d

T

G

    又は

(

)

Q

d

T

G

+

×

=

100

S

ここに,G:骨材の実積率  (%)

        T:a)  で求めた単位容積質量  (㎏/L)

        d

D

:骨材の絶乾密度 (g/cm

3

)

        Q:骨材の吸水率 (%)

        d

S

:骨材の表乾密度 (g/cm

3

)

c)

2

回の試験の平均値を試験結果とする。

7. 

精度  単位容積質量の平均値からの差は,0.01kg/L 以下(

4

)

でなければならない。

(

4

)

試験のばらつきと試料のばらつきの両者が含まれる。

8. 

報告  報告は,次の事項のうち必要なものを記載する。

a)

骨材の種類,大きさ,外観及び産地又は名称    (

5

)

b)

骨材の採取場所及び採取日

c)

容器の寸法

d)

試料の状態(絶乾状態又は気乾状態)

e)

試料の詰め方(棒突き又はジッギング)

f)

含水率測定の有無と含水率の測定値(気乾状態の場合)

g)

密度及び吸水率

h)

単位容積質量

i)

実積率及び試料の粒度

(

5

)

名称は,人工軽量骨材の場合だけとし,商品名でもよい。


4

A 1104

:2006

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS A 1104

:2006  骨材の単位容積質量及び実積率試験方法

ISO 6782

:1982  コンクリート用骨材  −  単位容積質量の試験方法

(Ⅰ)JISの規定   

(Ⅲ)国際規格の規定 

(Ⅳ)JIS  と国際規格との技術的差異の項目
ごとの評価及びその内容 

表示箇所:本文

表示方法:側線又は点線の下線 

(Ⅴ)JIS  と国際規格との技
術的差異の理由及び今後の
対策 

項目 
番号 

内      容 

(Ⅱ) 
国際規格番
 

項目
番号

内      容 

項目ごとの
評価 

技術的差異の内容 

1.

適用

範囲

この規格は,コンクリートに用
いる骨材(

1

)の単位容積質量及

び実積率の試験方法について
規定する。 
注(

1

)  構造用軽量骨材を含む。

ISO 6782


コンクリート用骨材(普通又
は軽量)の単位容積質量の試
験方法について規定する。 
 
 

MOD/

追加

 
 

JIS

は実積率の計算を規定し

ている。

JIS

は実積率の計算を追加

したが,その他の適用範囲
に差異はない。 
 

2.

引用

規格

JIS A 1109

JIS A 1110JIS A 

1125

JIS A 1134JIS A 1135  

 2

ISO 4847 

MOD/

変更

ISO 4847

は Draft のため JIS

を引用した。

試験結果に影響しないと判
断し,規定しない。

 3

単位容積質量:与えられた容
器の容積に対するその容器
を満たす骨材試料の質量の
比 

MOD/

削除

試験結果に影響しないと判
断し,規定しない。

3.

器具 3.1 はかり

はかりは,試料質量の 0.2%以
下の目量をもつものとする。 
 
 

 4

4.2

はかり

はかりは,試料質量の 0.2%
までの精度をもち,使用する
容器の大きさに応じて十分
な能力のあること 

IDT 
 
 
 
 

 
 
 
 
 

 
 
 
 
 

4

A 1
1

0

4

2

006


5

A 1104

:2006

(Ⅰ)JISの規定   

(Ⅲ)国際規格の規定 

(Ⅳ)JIS  と国際規格との技術的差異の項目
ごとの評価及びその内容 

表示箇所:本文

表示方法:側線又は点線の下線 

(Ⅴ)JIS  と国際規格との技
術的差異の理由及び今後の
対策 

項目 
番号 

内      容 

(Ⅱ) 
国際規格番
 

項目
番号

内      容 

項目ごとの
評価 

技術的差異の内容 

3.

器具

(

続き)

3.2

容器

容器は,内面を機械仕上げとし
た金属製の円筒で,水密で十分
強固なものとする。容器には,
取り扱いに便利なように取っ
手を付ける。

4.1

円筒形容器

容器は,平滑な内部をもち,
取っ手が付いている。水密で
手荒い扱いを受けても十分
強固であるものである。ま
た,上縁は平滑で 0.25mm ま
で平たんであり,底部は
0.5

°以内に平行であるもの

とする。 

MOD/

変更

 
 

JIS

では上縁部の平たん度及

び底部の平行度の規定がな
い。

上縁面の平面度及び底面の
平行度の規定がなくても,
試験精度に大きな影響を与
えないと判断し,規定しな
い。

容器の(内高/内径)は 0.8∼
1.5

とし,容器の容積は粗骨材

の最大寸法に応じ,以下のよう
に定める。 
  最大寸法(mm)      容積(L)

5(

細骨材)以下        1∼2

10

以下              2∼3

10

を超え 40 以下    10

40

を超え 80 以下    30

容器の容積は,これを満たすの

に必要な水の質量を正確に測
定して算定する。

 4

容器の(内高/内径)は 1∼
1.5

とし,容器の容積は,粗

骨材の最大寸法に応じ以下
のように定める。

最大寸法(mm)    容積(L)
5(

細骨材)以下        1

10

以下              3

 31.5

以下                    10

80

以下                      30

最小厚さは底を 5mm,壁を
2.5mm

とする。

IDT 
 
 
 
 
 
IDT 
 
 
 
 

容器の内高と内径の比(内高
/内径)は,ISO 規格では 1
∼1.5,JIS では 0.8∼1.5,区
分け寸法が ISO 規格では
31.5mm

JIS では 40mm とな

っている。 
 
 
ISO

規格には,最小厚さに関

し,底が 5mm,壁が 2.5mm
とあるが,JIS には規定はな
い。 

最大寸法の区分がISO規格
と JIS とで異なるが,試験
結果に大きな影響を与えな
いと判断し,技術的差異は
ないとした。 
 
 
最小厚さに関し,JIS には
規定はないが,容器は十分
強固と記載があるので技術
的差異はないとした。

5

A 1
1

0

4

2

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A 1104

:2006

(Ⅰ)JISの規定   

(Ⅲ)国際規格の規定 

(Ⅳ)JIS  と国際規格との技術的差異の項目
ごとの評価及びその内容 

表示箇所:本文

表示方法:側線又は点線の下線 

(Ⅴ)JIS  と国際規格との技
術的差異の理由及び今後の
対策 

項目 
番号 

内      容 

(Ⅱ) 
国際規格番
 

項目
番号

内      容 

項目ごとの
評価 

技術的差異の内容 

3.

器具

(

続き)

3.3

突き棒

突き棒は,直径 16mm,長さ 500

∼600mm の丸鋼とし,その先
端を半球状にしたものとする。

4.3

突き棒

突き棒は,金属製の棒状で,
直径 16mm,長さ約 600mm
で先端が丸められたものと
する。

IDT 
 
 
 

 
 
 

 
 
 
 

4.4

適切なシャベル又はス

コップ 

MOD/

削除

規定する必要がないとし,
削除した。

4.

試料  試料は,代表的なものを採取

し,四分法又は試料分取器によ
って,ほぼ所定量となるまで縮
分する。その量は,用いる容器
の容積の 2 倍以上とする。 
試料は,絶乾状態とする。ただ
し,粗骨材の場合は気乾状態で
もよい。 
この試料を二分し,それぞれを
1

回の試験の試料とする。

 5.

ISO 4847

(

普通骨材の試料採

取方法)による。 
乾燥した骨材を使用する場
合は,105±5℃で一定量に
なるまで試料を乾燥し十分
に混ぜる。 
湿潤した骨材を使用する場
合は,

水分を乾燥重量百分率

として測定し,

これを試験報

告に記載する。

MOD/

変更

JIS

は絶乾状態(粗骨材は気乾

状態も可)の試料を使用する
が,ISO 規格は絶乾状態及び
湿潤状態どちらの使用も認め
ている。

湿潤状態の試料では試験結
果が明らかに異なり,試験
結果を配合設計に使用する
我が国では問題となるので
採用しない。ISO 規格でも
基本は絶乾試料である。

6

A 1
1

0

4

2

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A 1104

:2006

(Ⅰ)JISの規定   

(Ⅲ)国際規格の規定 

(Ⅳ)JIS  と国際規格との技術的差異の項目
ごとの評価及びその内容 

表示箇所:本文

表示方法:側線又は点線の下線 

(Ⅴ)JIS  と国際規格との技
術的差異の理由及び今後の
対策 

項目 
番号 

内      容 

(Ⅱ) 
国際規格番
 

項目
番号

内      容 

項目ごとの
評価 

技術的差異の内容 

5.

試験

方法

 6

6.2

締固めをしない単位容積

質量 
①容器にシャベル又は小ス
コップにより均一に混合し
た試料を満たす。 
②骨材は容器の上端の上方
50cm

を超えない高さから落

とす。試料を構成する粒子の
分離をできるだけ防ぐよう
注意する。 
③容器からあふれるまで満
たし,余分な骨材は突き棒を
容器の上端に接しながら横
切って転がすことにより除
く。 
④ころがしをじゃまする骨
材は手で取り除き,明らかな
くぼみを埋めるために骨材
を足す。5mm 又はそれより
小さい場合,骨材の表面を突
き棒を使ってならしてもよ
い。 
⑤ 骨 材 と 容 器 の 質 量 を
0.2

%の精度で計る。

MOD/

削除

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ISO

規格では締固めしない手

法を規定しているが,JIS 
は規定していない。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

締固めを行わない方法と
突き棒による締め固めを
行う手法は明らかに試験
結果が異なる。我が国で
は,試験結果の整合性と無
用の混乱を避けるために,
JIS

では締固めを行わない

方法を削除した。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

7

A 1
1

0

4

2

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8

A 1104

:2006

(Ⅰ)JISの規定   

(Ⅲ)国際規格の規定 

(Ⅳ)JIS  と国際規格との技術的差異の項目
ごとの評価及びその内容 

表示箇所:本文

表示方法:側線又は点線の下線 

(Ⅴ)JIS  と国際規格との技
術的差異の理由及び今後の
対策 

項目 
番号 

内      容 

(Ⅱ) 
国際規格番
 

項目
番号

内      容 

項目ごとの
評価 

技術的差異の内容 

5.

試験

方法 
(

続き)

試料の詰め方は,棒突きによる
こととする。ただし,粗骨材の
寸法が大きく,棒突きが困難な
場合及び試料を損傷するおそ
れのある場合は,ジッギングに
よる。

a)

棒突きによる詰め方

試料を容器の 1/3 まで入れ,上
面を指でならし,突き棒で均等
に所要の回数を突く。このと
き,突き棒の先端が容器の底に
強く当たらないように注意す
る。突く回数は骨材の最大寸法
に応じて表  1 による。次に容器
の 2/3 まで試料を入れ,前と同
様の回数を突く。最後に容器か
らあふれるまで試料を入れ前
回と同様の回数を突く。 

 6

6.3

締固めをする単位容積質

量 
6.3.1

突き棒による締め固め

①6.1 と同様の方法で約 1/3
の試料を容器に移す。 
②手で表面をならし,試料の
表面を均等に突き棒で所要
の回数を突く。 
③第一層を突く場合,突き棒
の先端が容器の容器の底に
強くあたらないようにする。
第 2 層以降は,前層の上面に
突き棒が僅かに挿入するよ
うにする。試料の損傷には十
分注意を払う。 
④最後に試料表面を均し,試
料と容器の重量を 0.2%の精
度で計量する。 

IDT 
 
 
 
 
 

b)

ジッギングによる詰め方

容器をコンクリート床のよう
な強固で水平な床の上に置き,
試料をほぼ等しい3 層に分けて
詰める。各層ごとに容器の片側
を約 5cm 持ち上げて床をたた
くように落下させる。次に反対
側を約 5cm 持ち上げ落下させ,
各側を交互に 25 回,全体で 50
回落下させる。

6.3.2

その他の方法による締

固め 
その他の方法として,振動や
ジッギングなどの方法を用
いてもよい。用いた場合は,
その旨を試験報告に詳細に
記載する必要がある。

MOD/

追加

ISO

規格ではその他の手法と

して振動やジッギングによる
方法を紹介しているが,内容
を規定していない。 
JIS

では,ジッギングによる

方法を規定している。 
 

ジッギング方法は骨材の
種類によっては必要な方
法であり,やり方によって
は試験結果が異なるため,
JIS

では試験方法を規定し

た。 
 
 

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1

0

4

2

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A 1104

:2006

(Ⅰ)JISの規定   

(Ⅲ)国際規格の規定 

(Ⅳ)JIS  と国際規格との技術的差異の項目
ごとの評価及びその内容 

表示箇所:本文

表示方法:側線又は点線の下線 

(Ⅴ)JIS  と国際規格との技
術的差異の理由及び今後の
対策 

項目 
番号 

内      容 

(Ⅱ) 
国際規格番
 

項目
番号

内      容 

項目ごとの
評価 

技術的差異の内容 

5.

試験

方法 
(

続き)

5.1.2

  骨材の表面のならし方

細骨材の場合は,突き棒を定規
として余分の試料をかきとり,
容器の上面に沿ってならす。 
粗骨材の場合は,骨材の表面を
指又は定規でならし,容器の上
面からの粗骨材粒の突起が,上
面からのへこみと同じくらい
になるようにする。

 
 
 

5.2

  試料の密度,吸水率及び含

水率の測定 
試料の密度,吸水率及び含水率 
(

2

)

測定は,次のとおり行う。

a)

質量を測定した試料から,四

分法又は試料分取器によって,
密度,吸水率及び含水率を測定
するための試料を採取する。 
b)

密度,吸水率及び含水率は,

JIS A 1109

JIS A 1110JIS A 

1125

JIS A 1134

及び JIS A 1135

によって試験する。 
注(

2

)

  絶乾状態の試料を用い

る場合又は試料の含水率が
1.0 %

以下の見込みの場合は,

水率の測定は省略してもよい。
 
5.3

  試験は,同時に採取した試

料について 2 回行う。

− MOD/追加

JIS

には密度,吸水率及び含

水率の測定の規定があるが,
対応するISO 規格には規定が
ない。

密度,吸水率及び含水率は
実積率を算出するのに必
要なため,規定した。

9

A 1
1

0

4

2

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A 1104

:2006

(Ⅰ)JISの規定   

(Ⅲ)国際規格の規定 

(Ⅳ)JIS  と国際規格との技術的差異の項目
ごとの評価及びその内容 

表示箇所:本文

表示方法:側線又は点線の下線 

(Ⅴ)JIS  と国際規格との技
術的差異の理由及び今後の
対策 

項目 
番号 

内      容 

(Ⅱ) 
国際規格番
 

項目
番号

内      容 

項目ごとの
評価 

技術的差異の内容 

骨材の単位容積質量(Q

b

)

次式によって求められる。

Q

b

=(m

2

m

1

)/V

ここに,

Q

b

:骨材の単位容積質量

(

㎏/m

3

)

:容器の容積 (m

3

)

m

1

:空の容器中の質量  (㎏)

m

1

:骨材で満たした容器中

の質量  (㎏)

IDT 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

計算式と用いる記号は異な
るが,計算式の意味は同じ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 

MOD/

追加

 
 
 
 

JIS

には含水率の補正の規定

があるが,ISO 規格には同様
の規定はない。 
 
 

正確な試験結果を算出す
るには含水率の補正が必
要であるため,JIS には含
水率の補正を規定した。 

6.

計算 a)  骨材の単位容積質量(T)は,

次の式によって算出し,四捨五
入によって有効数字3 けたに丸
める。

  T

V

m

1

    (

3

)

ここに, 

:骨材の単位容積質量  (㎏/L)

:容器の容積 (L)

m

1

:容器中の試料の質量  (㎏)

 
注(

3

)

気乾状態の試料を用いて

試験を行い,含水率の測定を行
った場合は,次の式による。

T

V

m

1

×

2

m

m

D

ここに,

2

m

:含水率測定に用いた試料の

乾燥前の質量  (㎏)

D

m

:含水率測定に用いた試料

の乾燥後の質量  (㎏)

 7

報告する計算値は単位容積
質量に応じ以下のとおりと
する。

単位容積質量    計算値

(kg/m

3

)

        (kg/m

3

)

1000

以上    10 まで

    500∼1000    5 まで 
    500  未満    1 まで

IDT 
 
 
 
 
 

有効数字について,ISO 規格
は単位容積質量に応じ 3 ラン
ク規定しており,JIS は有効
数字 3 けたに丸めるように規
定している。 
 
 
 
 
 
 

有効数字に関し,ISO 規格
及び JIS ともに精度に差異
はないと判断した。 
 

10

A 1
1

0

4

2

006


11

A 1104

:2006

(Ⅰ)JISの規定   

(Ⅲ)国際規格の規定 

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ごとの評価及びその内容 

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(Ⅴ)JIS  と国際規格との
技術的差異の理由及び今後
の対策 

項目 
番号 

内      容 

(Ⅱ) 
国際規格番
 

項目
番号

内      容 

項目ごとの
評価 

技術的差異の内容 

6.

計算

(

続き)

b)

  骨材の実積率(G)は,次の式

によって算出し,四捨五入によ
って有効数字 3 けたに丸める。

G

D

d

T

×100 又は

G

S

d

T

×(100+Q)

ここに, 
G

:骨材の実積率  (%)

T

:a)  で求めた単位容積質量

(

㎏/L)

D

d

:骨材の絶乾密度 (g/cm

3

)

:骨材の吸水率 (%)

S

d

:骨材の表乾密度 (g/cm

3

)

c) 2

回の試験の平均値を試験

結果とする。

MOD/

追加

 
 
 
 

JIS

には実積率の規定がある

が,ISO 規格には同様の規定
はない。

我が国では配合を計算で
実績率が必要となるため
規定を追加した。

7.

精度  単位容積質量の平均値からの

差は,

0.01g/L

以下でなければな

らない。

(記載なし) MOD/追加

 

JIS

は測定値のばらつきを考

慮している。

将来的には,ばらつき,は,
それを使用する製品側で
考慮し規定ていく。

11

A 1
1

0

4

2

006


12

A 1104

:2006

(Ⅰ)JISの規定   

(Ⅲ)国際規格の規定 

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ごとの評価及びその内容 

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項目 
番号 

内      容 

(Ⅱ) 
国際規格番
 

項目
番号

内      容 

項目ごとの
評価 

技術的差異の内容 

8.

報告  報告は次の事項のうち必要なも

のを記載する。 
a)

  骨材の種類,大きさ,外観

及び産地又は名称(

5

)

b)

  骨材の採取場所及び採取日

c)

  容器の寸法

d)

  試料の状態(絶乾状態又は

気乾状態)

e)

  試料の詰め方(棒突き又は

ジッギング)

f)

  含水率測定の有無と含水率

の測定値(気乾状態の場合)

g)

  密度及び吸水率

h)

  単位容積質量

i)

    実積率及び試料の粒度

注(

5

)

名称は,人工軽量骨材の

場合だけとし,商品名でもよ
い。

 8

試験報告は次の項目を含む
ものとする。 
a)

  試料の識別

b)

  骨材の種類と最大寸法

c)

  試験時の試料の水分

d)

  容器の寸法

e)

  締固めの方法(必要であ

れば)

f)

  結果

MOD/

追加

 
 
 
 

JIS

には,ISO 規格の項目の

他に含水率測定の有無,含水
率の測定値(気乾状態の場
合)

,密度,吸水率,実積率及

び試料の粒度の項目を追加し
ている。

実積率を規定することに
より,それに付随する項目
を追加する必要があるた
め,必要な項目を追加し
た。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:  MOD

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

          −  IDT  ・・・・・・  技術的差異がない。

          −  MOD/削除  ・・・  国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。

          −  MOD/追加  ・・・  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

          −  MOD/変更  ・・・  国際規格の規定内容を追加している。

2.

  JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

          −  MOD  ・・・・・    国際規格を修正している。

12

A 1
1

0

4

2

006